JPH0712980B2 - 炭化珪素質焼結体及びその製法 - Google Patents

炭化珪素質焼結体及びその製法

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JPH0712980B2
JPH0712980B2 JP60068411A JP6841185A JPH0712980B2 JP H0712980 B2 JPH0712980 B2 JP H0712980B2 JP 60068411 A JP60068411 A JP 60068411A JP 6841185 A JP6841185 A JP 6841185A JP H0712980 B2 JPH0712980 B2 JP H0712980B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、機械的強度が高くそして靱性の向上した炭化
珪素質焼結体及びその製法に関するものである。
(従来の技術及び問題点) 炭化珪素質焼結体は耐酸化性、耐蝕性、耐熱性、耐熱衝
撃性、高温強度等の種々の優れた特性を有するため、高
温ガスタービン用部品、自動車エンジン用部品、耐蝕部
材などとして好適な材料である。
しかしながら、従来から提供されている炭化珪素質焼結
体には、機械的強度(曲げ強度)及び靱性(臨界応力拡
大係数K1c)が共に優れたものはない。例えばボロン
(B)及びカーボン(C)添加系では上記強度が40〜50
Kg/mm2(4点曲げ強度)と通常の値を有しているが、靱
性において約3MN/m3/2と劣っている。
(問題を解決するための手段) 本発明者は以上の点に鑑み研究の結果、機械的強度が高
くかつ靱性も向上した炭化珪素質焼結体を開発した。
すなわち本発明の炭化珪素質焼結体は、α−SiCを結晶
主体とし、その粒界相が少なくともアルミニウム(A
l)、イットリウム(Y)及び珪素(Si)を含む酸化物
からなる焼結体であって、前記結晶主体が、結晶長手方
向の平均粒径10μm以下、アスペクト比3以下の微細な
等軸晶から構成されていることを特徴とするものであ
り、かかる焼結体を製造する方法として、酸化アルミニ
ウムを1〜7重量%と、酸化イットリウムを0.1〜5重
量%と、二酸化珪素を1〜5重量%と、残部がα−SiC
とからなる混合粉体を平均粒径1.0μm以下に粉砕後成
形して得られた圧粉成形体を、非酸化性雰囲気中におい
て1800〜1950℃で常圧焼成することを特徴とするもので
ある。
本発明の炭化珪素質焼結体は機械的強度が高いものであ
って常温における3点曲げ強度は60kg/mm2以上である
が、その理由は、焼結体はα−SiCを結晶主体とし、そ
の結晶主体の結晶長手方向の平均粒径が10μm以下、ア
スペクト比3以下の微細な等軸晶で構成された均質な結
晶組織であるため、応力集中が起こらず、そのために曲
げ強度が高められているものと考えられる。
また本発明の焼結体は靱性の向上したものであって、臨
界応力拡大係数K1c(MN/m3/2)が5以上であるが、これ
は理由は明らかでないけれども、粒界には、焼結助剤の
添加によるアルミニウム、イットリウム及び珪素を含む
酸化物からなる液相が残存する。クラックはこの粒界を
選択的に伸展するため、分岐及びジグザグな経路をとる
ことによりエネルギーが消費される。即ち、本発明では
アスペクト比が3以下で、10μm以下の微細な結晶組織
であるため、クラックが伸びる経路はより複雑なジグザ
グ経路となり、エネルギーの消費がより多くなる。その
結果として靱性が向上したものと考えられる。
そしてまた、本発明では焼成温度が非加圧法としてはか
なり低いが、これは主に含有SiO2の液相形成能力による
ものと考えられ、混合粉体の平均粒径が1.0μm以下と
微細であり、また焼成温度が低くできるので焼成中にお
ける粒成長が抑制され、したがって焼結体中の結晶主体
が10μm以下の微細な等軸晶からなるα−SiCで構成さ
れるものと考えられる。
次に、本発明の製法で規定する成分及び範囲限定につい
て説明する。
本発明における出発原料における焼結助剤成分の重量比
を、Al2O3を1〜7重量%としたのは、1%より少ない
と焼結作用が不充分で緻密な焼結体が得られず、7重量
%を越えると焼成物の分解が激しく形状が保てなくなる
からであり、Y2O3を0.1〜5重量%としたのは0.1%より
少ないと、焼結が進まず充分な緻密体が得られなく、5
%より多いと緻密化は進むが分解が激しく焼結体内部に
ポアが発生して強度劣化の原因となるからである。
またSiO2を1〜5重量%としたのは、5%より多いと焼
成時の分解が激しくボアの発生が見られた高強度な焼結
体が得られないからであり、それを少なくとも1%の必
須成分としたのは前述したごとく、焼結体を無加圧でか
つ比較的低温焼成で得るようにするためである。
これらの焼結助剤は、焼結過程で融点の低い液相を生成
することにより、低温での焼成が可能となる。また、焼
成後、これらの液相は焼結体の粒界に少なくともアルミ
ニウム、イットリウム及び珪素を含むガラス質の酸化物
として残在するものである。
更に本発明の焼成法において配合成分を発明要旨のとお
りの数値範囲としたのは、そうした範囲のものを1800〜
1950℃で焼成することにより前記本発明の焼結体が得ら
れるためであり、焼成温度については、1800℃より低温
で行うと焼結が満足できる程に進まず、1950℃以上では
焼成物の分解が激しくなってボイドが発生するとともに
SiC結晶の粒成長が生じ前述したような微細な等軸晶の
結晶が生成されなくなる。
なお非酸化性雰囲気中で焼成するのは、酸化性雰囲気で
焼成するとSiCが酸化されて多量のSiC2を生成してしま
うからである。
そしてまた、成形前の混合粉末の平均粒径を1.0μm以
下にしたのは、1μmより大きいと低温での焼結が難し
くなり、焼結助剤量を増す必要があるが、それに伴い、
焼成時の分解が激しくなり、ポアの発生原因となり、本
発明の目的である高強度高緻密体が得られないためであ
る。なお、この平均粒径1.0μm以下の粉末は、各成分
の原料粉末として平均粒径1.0μm以下の粉末を用いれ
ば、粉砕後も当然1.0μm以下となるが、原料粉末が平
均粒径1.0μmを越える場合には、粉砕によって平均粒
径が1.0μm以下になるように粉砕時間などを適宜調整
すればよい。
(実施例) 例1: 炭化珪素(α−SiC、平均粒径0.4μm)粉末にアルミナ
(平均粒径0.6μm)粉末及び酸化イットリウム(0.6μ
m)粉末、二酸化珪素(平均粒径0.1μm)粉末を表1
に示すとおり配合した。なお、二酸化珪素については、
炭化珪素粉末中に一般に不可避的に存在する不純物酸素
に基づく二酸化珪素を含め、表1の組成となるように二
酸化珪素を外添した。
この配合粉末をポットミルにて24時間、エタノール溶媒
を用いて湿式混合粉料を行った後、得られた混合粉末に
ポリビニルアルコール等の成形用バインダーを加えて乾
燥造粒し、それを原料として金型に入れ成形圧1t/cm2
プレス成形して成形体を得た。成形体は脱バインダー処
理後、アルゴンガス雰囲気中で第1表に示す焼成温度下
で無加圧焼成し、試料1〜19を得た。
得られた試料に対して電子顕微鏡写真により結晶組織を
観察し、α−SiCの結晶の平均的形態で等軸晶(アスペ
クト比3以下)又は柱状晶(アスペクト比3を越える)
の区別を行うとともに、結晶長手方向の平均粒径を算出
した。さらに、常温強度(4点曲げ強度)、圧痕法で求
めた靱性値(K1c)及びアルキメデス法で求めた焼結体
の比重を測定した結果を表1に示す。
表1に記載のデータは本発明範囲のものと、範囲外のも
のを表しており、No1〜6,10〜12本発明範囲外のもので
ある。
該データから明らかなように、本発明の試料番号7〜
9、13〜19は、強度(60Kg/mm2以上)及び靱性(MN/m
3/2=5以上)に優れている。しかし表1のデータから
判るように試料番号1〜6、10〜12のものは、成分組成
が本発明の範囲から逸脱するものであって、焼結体の強
度、靱性又は電気比抵抗が悪かつたり、焼結が不充分で
あるものや焼結体の分解が激しくボイドが生じていたり
している。
例2: なお、SiCは導電性に優れ、放電加工が可能なため、精
密な微細加工が要求される。例えば精密な微細孔を有す
る噴射ノズルなどの用途に適している材料で知られてい
るが、添加組成の重量比又は混合等の条件により導電率
(電気比抵抗)にかなりの差が生じる。したがって、前
記試料7〜9及び13〜19についてその電気比抵抗を測定
してみたところ各々多少のバラツキはあるものの、いず
れも10Ω・cm以下の値を示しており、放電加工が充分可
能であることが分かった。
(発明の効果) 以上本発明によれば、従来例に比して比較的低温の1800
〜1950℃の焼成温度で目的とする焼結体が得られ、得ら
れた焼結体は以下の優れた特性を有するものであって、
従来にないものである。
すなわち、機械的強度が常温のJIS4点曲げ強度で60Kg/m
m2以上であり、靱性は臨界応力拡大係数K1c(MN/m
m3/2)として5以上である。
なお、導電性については電気比抵抗が10Ω・cm以下であ
ることが理解されたが、因に、ボロン−炭素系焼結助剤
を用いた一般の炭化珪素質焼結体のそれが105〜6Ω・
cmであることと比較すると格段の差がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】α−SiCを結晶主体とし、その粒界相が少
    なくともアルミニウム(A1)、イットリウム(Y)及び
    珪素(Si)を含む酸化物からなる焼結体であって、前記
    結晶主体が、結晶長手方向の平均粒径10μm以下、アス
    ペクト比3以下の微細な等軸晶から構成されてなること
    を特徴とする炭化珪素質焼結体。
  2. 【請求項2】酸化アルミニウムを1〜7重量%と、酸化
    イットリウムを0.1〜5重量%と、二酸化珪素を1〜5
    重量%と、残部がα−SiCとからなる混合粉体を平均粒
    径1.0μm以下に粉砕後成形して得られた圧粉成形体
    を、非酸化性雰囲気中において1800〜1950℃で常圧焼成
    することを特徴とする炭化珪素質焼結体の製法。
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