JPH07129920A - 磁気ヘッド及びその製造方法並びにそれを用いた磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法並びにそれを用いた磁気記録再生装置

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JPH07129920A
JPH07129920A JP5279534A JP27953493A JPH07129920A JP H07129920 A JPH07129920 A JP H07129920A JP 5279534 A JP5279534 A JP 5279534A JP 27953493 A JP27953493 A JP 27953493A JP H07129920 A JPH07129920 A JP H07129920A
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magnetic
winding groove
gap
head
soft magnetic
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Akihiro Ashida
晶弘 芦田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁変換特性に優れたMIGタイプの磁気ヘ
ッド及び製造方法並びにそれを用いた磁気記録再生装置
を提供する。 【構成】 巻線溝が形成されているコアのアペックス部
を構成する巻線溝斜面5における斜面に垂直な方向の膜
厚をT1、ギャップ面における膜厚をT2、前記巻線溝
斜面とギャップ面がなす角度をθ1としたときに、T1
を COS((3/4)×θ1)/COS((1/4)×θ1)×T2≦T1
≦COS(θ1)×T2 とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR等のシステムに用
いられる高保磁力の磁気記録媒体に高密度に情報を記録
再生するのに適した磁気ヘッド、及びその製造方法、及
びそれを用いた磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度磁気記録再生のために、記録媒体
はその保磁力を大きくすれば、また磁気ヘッドの方はそ
の飽和磁束密度(以下、Bs)を大きくすれば良いこと
が一般に知られている。従来、磁気ヘッド材料として主
流になっていたフェライト材料はBsが0.5T程度で
あり、1000Oe以上の高保磁力を示すメタルテ−プ
に使用すると磁気飽和が起こり、記録が十分に行われな
い。そこで現在ではフェライト材料よりもBsの大きい
材料、センダスト合金膜(Bs:約1.0T)やCo系
アモルファス膜(Bs:約0.8〜1.1T)、さらに
はBsが1.3T以上のCo系超構造窒化膜、Fe系超
構造窒化膜、Fe系窒化膜等の新材料を用いた磁気ヘッ
ド、その中でも特にMIGヘッドの研究が盛んに行われ
ている。
【0003】磁気ヘッドの構造としては図3に示すよう
に主コアがフェライト1、ギャップ近傍及びトラックの
側面が金属軟磁性材料(以下、軟磁性膜)2からなり、
フェライトのギャップ面に形成された軟磁性膜とフェラ
イトの境界面がギャップ面と平行なMIGヘッド(以
下、平行型MIGヘッド)がある。これらのヘッドは、
民生用のアナログVTR、たとえばVHS、S−VH
S、8mVTR等の商品に展開されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在の民生用アナログ
VTRでは、磁気テ−プに記録再生されている信号の周
波数は高々10MHzである。この場合フェライトの比
透磁率は400程度である。今後ディジタルVTR等を
考えると、記録再生信号の周波数は20MHz程度と、
現状のアナログVTRでの使用周波数に比べ2倍程度の
周波数を利用することになる。この場合、フェライトの
比透磁率もかなり低いものになり、300以下となるこ
とも有り得る。また更に周波数が高くなるとフェライト
の透磁率が更に低下する。この場合特にギャップ近傍の
フェライト部分ではコアの断面積が小さいため磁気抵抗
が大きくなり、ヘッド効率を低下させる要因となる。
【0005】また平行型MIGヘッドの場合、アペック
ス部を構成する巻線溝斜面にも金属軟磁性膜が形成され
ている。アペックス近傍部を、ヘッド側面に平行な断面
で観察すると(図4)、軟磁性膜のギャップ面での膜厚
T2に比べて巻線溝斜面に形成された膜の斜面に垂直方
向の膜厚T1(以下、巻線溝斜面の膜厚)は小さくなっ
ていることがわかる。この膜厚T1は、巻線溝斜面とギ
ャップ面のなす角度(以下、アペックス角度)をθ1と
して、おおよそ以下の式のようになっている。
【0006】T2×COS(θ1) 高周波になると、先に述べたようにフェライトの透磁率
が低下するため、透磁率の高い軟磁性膜の再生感度への
寄与が大きく、特にアペックス近傍の巻線溝斜面の軟磁
性膜の影響が大きい。従って巻線溝斜面の磁性膜を厚く
することによってヘッドの再生感度を高めることができ
る。しかしながらこの場合でも、単純に斜辺部の膜厚を
大きくすると、ギャップ面での膜厚も大きくなり、フェ
ライトに及ぼす応力が大きくなったり、膜剥離が発生す
るなどさまざまな悪影響が発生する。
【0007】また金属軟磁性材料の形成方法として酸化
物磁性材料のギャップ面に金属軟磁性膜をスパッタなど
の方法で形成する場合、酸化物磁性材料基板のギャップ
面をタ−ゲット面とほぼ平行にして成膜を行っているが
この場合、巻線溝斜面に形成された軟磁性膜は、斜め入
射の影響により膜質が悪くなり、ギャップ面に形成され
た金属軟磁性膜に比べて軟磁気特性が低下している。
【0008】これらのことにより高周波におけるヘッド
効率が低下し、記録再生特性が悪くなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】アペックス部を構成する
巻線溝斜面の膜厚T1を大きくしてギャップ近傍におけ
る磁気抵抗を小さくする。この場合、ギャップ面の膜厚
T2を大きくすることなく、T1を厚くする。またこの
際に、巻線溝斜面の金属軟磁性膜の軟磁気特性も改善し
て、この部分の高い比透磁率を利用してヘッド効率を上
げる。
【0010】巻線溝斜面の膜厚T1を厚くしたり、軟磁
性膜の軟磁気特性を改善する方法としては、金属軟磁性
膜を酸化物磁性基板上に成膜する場合に、従来の手法は
タ−ゲット面とギャップ面とがなす角度(T3)をほぼ
0度(この時巻線溝斜面とタ−ゲット面がなす角度(T
4)はアペックス角と等しくθ1となる)で設定してい
たが、これをT4が小さくなるように傾けて酸化物磁性
材料の基板を設置することにより可能となる。
【0011】また金属軟磁性薄膜を成膜する際に、対向
タ−ゲット式スパッタ法を用いて、酸化物磁性材料基板
の磁気テ−プ摺動面がタ−ゲット面とほぼ平行となるよ
うに基板を設置することにより、巻線溝の斜面が片側の
タ−ゲットとなす角度が小さくなり、膜質の優れた、ひ
いては軟磁気特性の優れた金属磁性薄膜を、巻線溝斜辺
に形成することが可能となる。
【0012】
【作用】この技術的手段の作用は次のようになる。
【0013】巻線溝斜面に形成される金属軟磁性膜に関
しては、従来と比べ巻線溝斜面とタ−ゲット面とがなす
角度T4が小さくなるので軟磁気特性の優れた膜が形成
できる。またT4が従来に比べて小さくなるので、巻線
溝斜面の膜厚T1とギャップ面の膜厚T2の比が小さく
なり、また角度によってはT1の方が大きくなり、ギャ
ップ面に同じ膜厚の軟磁性膜を形成しても巻線溝斜面の
膜厚を従来に比べ大きくすることができる。
【0014】T1を大きくしてヘッド効率がどの程度上
がるのかを理論的に求めたのが図5である。図5は磁気
抵抗法により、T1が大きくなったときにヘッド効率が
どの程度上がるのを示した図である。アペックス角度θ
1を60度、ギャップデプス15μm、使用周波数は2
0MHzを想定しているのでフェライトの比透磁率は3
00、軟磁性膜の比透磁率を1000とした。この結果
からT1を大きくすることで、軟磁性膜の高い比透磁率
を利用したヘッド効率の高い磁気ヘッドの実現が可能と
なる。また記録時においてもこの部分の膜厚が大きいの
で多くの磁束を流すことが可能となり、記録特性にも優
れた磁気ヘッドが得られる。
【0015】また斜め入射の効果を利用することによ
り、ギャップデプス方向及び巻線溝斜面の方向つまり磁
路方向を磁化困難軸方向とすることができ、特に10M
Hzを超えるような高周波領域においても磁路方向に高
い透磁率を持った金属軟磁性膜を形成することができ
る。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例の磁気ヘッドについて図
面を参照しながら説明する。
【0017】まず磁気ヘッドの構造に関しての実施例を
示す。図1及び図2に本発明の磁気ヘッドの一実施例を
示す。図1及び2は図3に示す磁気ヘッドをA−Bの線
で切断したときの断面図及びギャップ近傍の拡大図であ
る。主コアがフェライト1で構成され、フェライトのギ
ャップ面に軟磁性膜2が形成されている。巻線溝が片側
にだけ形成されているのが図1、両側に形成されている
のが図2である。軟磁性膜2に関して、ギャップ面の膜
厚T2が巻線溝斜面での膜厚T1とほぼ等しくなってい
る。T1とT2に関しては、図8で詳しく述べるが、ギ
ャップ面と巻線溝斜面がそれぞれタ−ゲット面となす角
度によってほぼ決まる。
【0018】図3にこのヘッドの外観図を示す。軟磁性
膜2とフェライト1の境界面がギャップ面と平行になっ
ている。トラックの両側がガラス3で補強されている。
【0019】図6に本発明の磁気ヘッドの製造方法の一
実施例を示す。この図は巻線溝を施した酸化物磁性材料
の基板に軟磁性膜を着膜するときの模式図である。2本
の酸化物磁性材料のコアを一組として少なくとも片側の
コアには巻線溝を形成し、所望のトラック幅が得られる
ようコアを加工する。このときアペックス角度をθ1と
する。このコアに軟磁性膜を着膜するときに、巻線溝を
有するコアに関しては、ギャップ面4とタ−ゲット面1
1とがなす角度をT3、巻線溝斜辺とタ−ゲット面がな
す角度をT4としたときに、 (1/4)×θ1≦T3≦θ1 となるようにコアを設置する。
【0020】図7にギャップ面とタ−ゲット面がなす角
度T3と巻線溝斜面での軟磁性膜の膜厚の関係を示す。
ここではギャップ面での膜厚を3μmにしている。
(a)は、アペックス角度が60度、(b)は45度で
ある。これらはヘッドチップ製造後にヘッド側面から研
磨を行い、図1及び図2に示すような状態にして、ギャ
ップ面と巻線溝斜面の膜厚を観察した結果である。
【0021】斜面上についた膜の膜厚に関しては、タ−
ゲットからの粒子の飛来方向20がタ−ゲット面からほ
ぼ垂直と考えると、図8に示した簡単なモデルで計算す
ることができる。タ−ゲット面23となす角度がθA、
θBの斜面21、22上についた膜厚(TH21、TH
22)の関係は、おおよそ次のようになる。
【0022】 TH22=(TH21)X(COSθB/COSθA) 図7に関してはほぼこの曲線上に乗っている。曲線から
外れる要因としては、軟磁性膜スパッタの場合に、基板
の設置位置が中央からずれると斜め入射等の影響で膜厚
が若干変わったり、タ−ゲットからの粒子の飛来方向が
必ずしも垂直ではない等があげられる。
【0023】図9に本発明の磁気ヘッドの製造方法の実
施例の一例を示す。これは巻線溝を加工したコアに、軟
磁性膜を着膜する方法であり、対向タ−ゲット式スパッ
タ法を用いたものである。この場合に、巻線溝斜面の膜
質を良くするために酸化物磁性材料基板を、この基板の
摺動面32がタ−ゲット33面とほぼ平行になるように
設置する。この際、2枚のタ−ゲット間の中央より右側
に設置したコア35は巻線溝斜面34が右側のタ−ゲッ
ト面の方を、中央より左側に設置したコア36は左側の
タ−ゲット面の方を向くようにする。この製造方法によ
り巻線溝斜面34に膜質の優れた軟磁性膜を厚く形成す
ることが可能となる。
【0024】上記対向タ−ゲット式スパッタ法を用いて
軟磁性膜を形成した磁気ヘッドの巻線溝斜面の膜厚を、
従来の方法(酸化物磁性材料基板のギャップ面をタ−ゲ
ット面とほぼ平行にして軟磁性膜を形成する手法)で形
成した物と比較すると、アペックス角度が60度のコア
の場合、従来の手法では1.5μmであり、対向タ−ゲ
ット式スパッタ法を用いた場合には、2.3μmとなっ
ており、本発明の手法を用いることにより巻線溝斜面の
膜厚を厚くすることが可能となった。
【0025】(表1)、(表2)、(表3)にギャップ
面の膜厚を3μmにした時の、巻線溝斜面の膜厚(T
1)及びタ−ゲット面とギャップ面とがなす角度(T
3)とヘッド特性の関係を示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】ここでは製造方法として図5に示したよう
に基板を傾けて設置するという手法で軟磁性膜を形成し
た。ここでは軟磁性膜にはFeを主成分とし、Taを添
加した窒化膜を用いた。
【0030】測定に用いたヘッドの一覧を(表4)に示
す。
【0031】
【表4】
【0032】ヘッド形状A、Bは巻線溝が片側のコア、
Cは両側のコアに設けられている。Aはアペックスの角
度(θ1)が60度、Bは45度、Cは片側45度ずつ
となっている。製造方法としてギャップ面がタ−ゲット
面とほぼ平行な時(T3=0)、つまりAでは膜厚が
1.5μm、B、Cでは2.1μmのときのヘッドの記
録再生特性を0dBとしている。ヘッドの測定条件は、
相対速度10m/s、記録再生周波数20MHz、市販
のMEテ−プを用いて行い、ヘッド特性は各10個の平
均値とした。
【0033】(表1)にヘッド形状Aの結果を示す。A
では巻線溝斜面の膜厚(T1)が2.2μmの時(この
時T3=15度(θ1/4))、+0.7dBとなり、
これより膜厚が大きくなると更にヘッド特性は向上す
る。T1が3〜4.1μm(T3が30度〜45度)の
間で+1dBを超えるような特性が得られた。T1が6
μm(T3=60度:この時巻線溝斜面とタ−ゲット面
が平行)でもT3=0度に比べてわずかに高い特性(+
0.5dB)が得られている。T3を45度以上にした
ときに巻線溝斜面の膜厚が大きくなるにも関わらずヘッ
ド特性が下がり始めるのは、ギャップ面の膜質が徐々に
悪くなること、膜による応力でフェライトの特性が悪く
なることなどが考えられる。この結果からT1を2.2
μm〜6μm(この時T3を15度(θ1/4)〜60
度(θ1))の範囲に設定することでで従来に比べて優
れた特性のヘッドが得られ、T1を3μm〜4.1μm
(この時T3を30度(θ1/2)〜45度(θ1×
(3/4)))の範囲に設定することで、従来に比べ+1
dBを超える特性のヘッドが得られる。
【0034】(表2)にヘッド形状Bの結果を示す。B
ではT1が2.5μm(この時T3=11度(ほぼθ1
/4))の時、+0.7dBであり、T1が大きくなる
とヘッド特性は向上する。T1が3.5μm(T3=3
4度)でほぼ最大値を示すような傾向を示し、またT1
が4.2μm(T3=θ1:45度:巻線溝斜面とタ−
ゲット面が平行)のときは、+0.7dBであるが、T
1が4.6μm(T3=50度)の時は+0.1dB
で、T3=0度とほぼ同じ特性であった。この結果か
ら、T1が2.5μm〜4.2μm(この時T3を1
1.3度(θ1/4)〜45度(θ1))のとき従来に
比べ優れた特性のヘッドが得られ、3μm〜3.5μm
(T3:22.5度(θ1/2)〜33.8度(θ1×
(3/4)))の時従来に比べて+1dBを超える特性の
ヘッドが得られる。
【0035】(表3)にヘッド形状Cの結果を示す。C
でもBとほぼ同じ傾向が得られ、T1が2.5μmの時
+0.8dB、T1が大きくなると更にヘッド特性は良
くなり、T1が4.6μm(T3=50度)で、T3=
0の時とほぼ同じであった。
【0036】(表5)と(表6)にヘッド形状Aでギャ
ップ面の膜厚をそれぞれ4μm、2μmとしたときのヘ
ッド特性の測定結果を示す。
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】この時に示す傾向は(表1)の結果とほぼ
同じであった。膜厚2μmの時に3μm、4μmに比べ
て出力アップが大きいのは、2μmの場合、従来方法で
はギャップ面での軟磁性膜の膜厚が薄いために記録が不
十分であり、巻線溝斜面の膜厚が大きくなることにより
記録特性がアップしたたことにより、出力アップが大き
くなっている。
【0040】以上の結果を(表7)にまとめる。
【0041】
【表7】
【0042】アペックス角度をθ1、ギャップ面の膜厚
をT2としたときに、巻線溝斜面の膜厚T1が、 COS(3/4×θ1)/COS(1/4×θ1)×T2≦T1≦T2/COS(θ1) (1) を満たす時に、従来に比べて特性の優れた磁気ヘッドが
得られ、 T2≦T1≦COS(1/4×θ1)/COS(3/4×θ1)×T2 (2) を満たすときに、従来の方法で製造した磁気ヘッドに比
べ+1.0dBを超える特性のヘッドが得られているこ
とが(表7)からわかる。(表1)、(表2)、(表
3)、(表5)及び(表6)の右覧にT1が(1)、
(2)式を満たす場合にO印を入れた。
【0043】この時の磁気ヘッドの製造方法としては、
軟磁性膜成膜時に、酸化物磁性材料基板のギャップ面と
タ−ゲット面とのなす角度T3が式(1)を満たすため
には、 1/4×θ1≦T3≦θ1 (3) 式(2)を満たすためには、 1/2×θ1≦T3≦3/4×θ1 (4) となるように、基板を設置してやればよい。
【0044】また図9に示した対向タ−ゲット式スパッ
タ法を用いて製造した磁気ヘッドの特性に関しても同じ
条件で測定を行った。結果を(表8)に示す。これより
従来の製造方法で作った磁気ヘッドに比べてA、B、C
の形状ともに+0.9〜1.5dBの特性のヘッドが得
られた。
【0045】
【表8】
【0046】なお本実施例は一例として軟磁性膜にFe
を主成分とし、Taを添加した窒化膜の例を示したが、
この材料だけにとらわれるものでないことは当然のこと
であり、ヘッドのコア材料に用いられるような高透磁
率、低保磁力の金属軟磁性膜であれば同様の効果を示す
のは言うまでもない。例を示すなら、ここで示したよう
なFeを主成分とした窒化膜、Feを主成分とした軟磁
性膜、厚み方向に窒素組成が変調された構造を有する超
構造窒化膜、Co系アモルファス膜、センダスト膜、パ
−マロイ膜等が上げられる。
【0047】図10に本発明の磁気ヘッドを搭載した磁
気記録再生装置の一例を示す。これは本発明の磁気ヘッ
ドが搭載されたシリンダ−とテ−プ走行部を示した図で
ある。この装置においても、本発明の磁気ヘッドの優れ
た記録再生特性が発揮され、従来のヘッドを用いた場合
に比べて高いヘッド特性が得られ、システム性能を向上
させることができた。
【0048】
【発明の効果】本発明に示したように、巻線溝斜面の膜
厚を厚くすることにより、高周波でのヘッド効率を改善
することが可能となる。またここに示したような製造方
法により、膜質の優れた軟磁性膜を巻線溝斜面に設ける
ことが可能となり、ヘッド効率及び記録再生特性が優れ
たMIGタイプの磁気ヘッドおよびその製造方法及びそ
れを用いた磁気記録再生装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は巻線溝が片側にだけ形成された本発明
の磁気ヘッドの実施例の断面図 (b)は(a)の磁気ギャップ近傍の拡大図
【図2】(a)は巻線溝が両側に形成された本発明の磁
気ヘッドの一実施例の断面図 (b)は(a)の磁気ギャップ近傍の拡大図
【図3】磁気ヘッドの外観図
【図4】従来の磁気ヘッドの一例の断面図
【図5】巻線溝斜面の膜厚とヘッド効率の計算結果を示
す図
【図6】本発明の磁気ヘッドの製造方法の一実施例を示
す図
【図7】ギャップ面とタ−ゲット面がなす角度と膜厚の
関係を示し、 (a)はアペックス角度が60度の場合の図 (b)はアペックス角度が45度の場合の図
【図8】斜面に形成された膜の膜厚の考え方の図
【図9】本発明の磁気ヘッドの製造方法の一実施例を示
す図
【図10】本発明の磁気記録再生装置の一実施例を示す
【符号の説明】
1 フェライト 2 軟磁性膜 3 ガラス 4 フェライトギャップ面 5 巻線溝斜面 11 タ−ゲット面 12 タ−ゲット 13 巻線溝を有するコア 20 粒子の飛来方向 21 タ−ゲット面となす角度がθAの斜面 22 タ−ゲット面となす角度がθBの斜面 23 タ−ゲット面 32 摺動面 33 タ−ゲット 34 巻線溝斜面 35 コア 36 コア 41 磁気ヘッド 43 回転シリンダ− 44 磁気テ−プ 45 傾斜ポスト 46 固定シリンダ−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも片側のコアが酸化物磁性材料と
    金属軟磁性薄膜から構成され、ギャップ対向面に形成さ
    れている金属軟磁性薄膜とフェライトとの境界面がギャ
    ップ面と略平行になっている磁気ヘッドにおいて、前記
    金属軟磁性薄膜に関して、巻線溝が形成されているコア
    のアペックス部を構成する巻線溝斜面における斜面に垂
    直な方向の膜厚をT1、ギャップ面における膜厚をT
    2、前記巻線溝斜面とギャップ面がなす角度をθ1とし
    たときに、T1が COS((3/4)×θ1)/COS((1/4)×θ1)×T2≦T1
    ≦COS(θ1)×T2 となることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】巻線溝が形成されているコアのアペックス
    部を構成する巻線溝の斜面における斜面に垂直な方向の
    膜厚をT1、ギャップ面における膜厚をT2、前記巻線
    溝斜面とギャップ面がなす角度をθ1としたときに、T
    1が T2≦T1≦COS((1/4)×θ1)/COS((3/4)×θ1)
    ×T2 となることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】少なくとも片側のコアが酸化物磁性材料と
    金属軟磁性薄膜から構成され、ギャップ対向面に形成さ
    れている金属軟磁性薄膜とフェライトとの境界面がギャ
    ップ面と略平行になっている磁気ヘッドの製造方法にお
    いて、前記金属軟磁性薄膜を形成する時、酸化物磁性材
    料のギャップ面とタ−ゲット面のなす角度をT3、巻線
    溝斜面とギャップ面がなす角度をθ1としたときに、T
    3が (1/4)×θ1≦T3≦θ1 となるように、前記巻線溝が形成された酸化物磁性材料
    の基板を設置することを特徴とする磁気ヘッドの製造方
    法。
  4. 【請求項4】酸化物磁性材料のギャップ面とタ−ゲット
    面のなす角度をT3、巻線溝斜面とギャップ面がなす角
    度をθ1としたときに、T3が (1/2)×θ1≦T3≦(3/4)×θ1 となることを特徴とする請求項3記載の磁気ヘッドの製
    造方法。
  5. 【請求項5】少なくとも片側のコアが酸化物磁性材料と
    金属軟磁性薄膜から構成され、ギャップ対向面に形成さ
    れている金属軟磁性薄膜とフェライトとの境界面がギャ
    ップ面とほぼ平行になっている磁気ヘッドの製造方法に
    おいて、前記金属軟磁性薄膜を形成する時、対向タ−ゲ
    ット式スパッタ法を用い、酸化物磁性材料の基板の巻線
    溝が形成されているコアに関しては、タ−ゲット面とコ
    アの磁気テ−プ摺動面が略平行になるように酸化物磁性
    材料基板を設置することを特徴とする磁気ヘッドの製造
    方法。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載の磁気ヘッドが搭載
    されていることを特徴とする磁気記録再生装置。
JP5279534A 1993-11-09 1993-11-09 磁気ヘッド及びその製造方法並びにそれを用いた磁気記録再生装置 Pending JPH07129920A (ja)

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JP5279534A Pending JPH07129920A (ja) 1993-11-09 1993-11-09 磁気ヘッド及びその製造方法並びにそれを用いた磁気記録再生装置

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JP (1) JPH07129920A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6588092B2 (en) 1999-07-27 2003-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for producing a magnetic head, the magnetic head including a pair of magnetic core halves

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6588092B2 (en) 1999-07-27 2003-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for producing a magnetic head, the magnetic head including a pair of magnetic core halves

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