JPH07130139A - ディスク記憶装置とそのデータ記録,再生方法 - Google Patents

ディスク記憶装置とそのデータ記録,再生方法

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JPH07130139A
JPH07130139A JP27288693A JP27288693A JPH07130139A JP H07130139 A JPH07130139 A JP H07130139A JP 27288693 A JP27288693 A JP 27288693A JP 27288693 A JP27288693 A JP 27288693A JP H07130139 A JPH07130139 A JP H07130139A
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data
track
heads
disk
tracks
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JP27288693A
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Inventor
Toshiyuki Nasu
敏幸 那須
Masahiro Mitsugi
正宏 三次
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスク面ごとに複数のヘッドを設ける場合の
ヘッド間の競合等の混乱を避けながらデータ記録再生動
作を効率化してディスク記憶装置のアクセスタイムを短
縮する。 【構成】ディスク1の各面ごとに例えばH1〜H3の3個の
ヘッド2を一定数のトラックピッチずつ径方向Rに相互
にずらせて設け、ヘッドの個数に相互ずれのトラックピ
ッチ数を乗じた個数のトラックTをゾーンZ1, Z2等とし
てそれを均等分割した範囲に対するデータの記録再生を
各ヘッドH1〜H3に分担させ、これらによりアドレス上関
連するデータを複数のトラックTに対する記録再生を並
行して進め得るようにすることにより、記録再生動作の
ヘッド間の重複やむだな競合を排除しながらディスク記
憶装置40のアクセスタイムを短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク記憶装置
等のディスク記憶装置が長い一連のデータを扱う場合に
とくに適する構成およびデータの記録再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク記憶装置は一般にホストの計算
機の内部メモリより記憶容量が大きい利点がある反面,
データアクセスに時間が掛かる欠点があるため、そのア
クセスタイムの短縮が要求されている現状であるが、周
知のようにこのアクセスタイムにはディスクの回転に要
する時間とヘッドの移動に要する時間が含まれており、
前者の回転時間はディスク記憶装置の原理から短縮が困
難なため従来から主には後者の移動時間の方の短縮が図
られて来た。
【0003】すなわち、ディスク記憶装置が最低2個
の,ふつうは4個以上のディスク面をもつ点を利用し
て、計算機からアクセスされるデータのいわゆる論理ア
ドレスが複数個のディスク面の同じ径方向位置のトラッ
クであるいわゆるシリンダの中で連続するようにデータ
の記録個所を配列する。これにより、かなり長いデータ
をヘッドを移動させる要なく単なるディスク面間のヘッ
ドの切り換えだけで続けて記録ないし再生することがで
きる。
【0004】さらに、最近では同じディスク面に対して
複数個のヘッドを設けることも試みられている。例え
ば、ヘッドを複数個の隣接トラックに対して並べて設け
ることにより、長いデータを同様にヘッドを移動させる
ことなくヘッドをディスク面間だけでなく同じディスク
面内でも順次切り換えることにより複数個のシリンダに
続けて記録ないし再生することができる。
【0005】なお、記録再生すべきデータが例えば1ト
ラック分以下と短い場合には上述のいずれの手段も効果
がないが、これに対してはキャッシュと通称されるRA
Mをデータの小出し用に組み込んでおき、短いデータの
記録はこのキャッシュに対し行なった後に非アクセス時
を利用してディスク内に記録し、再生時にはディスクか
ら再生したデータをキャッシュに記憶しておいて再度の
アクセス時にそこから計算機に転送することにより、デ
ータアクセス時に伴うヘッドの移動時間を省略ないし減
少させる手段が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
ヘッドをディスク面間や同一ディスク面内で切り換える
手段では、ヘッドの移動時間を減少させることができる
が、各トラックに対するデータの記録再生時に要するデ
ィスクの回転時間を減少させることはできない。また、
上述のキャッシュを利用すればディスクの回転時間の方
も省略ないし減少させることはできるが、例えば計算機
用のOSプログラムのような長いデータの場合は再度の
再生アクセスが発生しないから効果がなく、かつキャッ
シュの記憶容量が長いデータによって徒に消費されてし
まう問題がある。
【0007】かかる問題点の所在に鑑み、本発明の目的
はデータのアクセスに伴うヘッドの移動やディスクの回
転に要する時間を減少させて、ディスク記憶装置のアク
セスタイムを短縮することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク記憶装
置によれば、ディスク面内に通例のようにトラックを一
定の径方向ピッチで設定し、各ディスク面ごとに複数個
のヘッドを一定個数のトラックピッチずつ径方向に相互
にずらせて設け、ディスク内アドレス上互いに関連する
データをこれらヘッドを介し対応するトラックに対して
同時に並行して記録ないし再生し得るようにすることに
より上記の目的を達成する。
【0009】なお、上記の構成にいう複数のヘッドに対
応する複数のトラック内のデータのディスク内アドレス
上の関連付けは、例えば複数のトラックに順次記録ない
しはそれから再生されるデータが計算機から指定される
論理アドレスの上で連続するように、あるいはこのデー
タの記録単位としてのセクタの論理アドレスが複数のト
ラックの相互間に亘って連続するように設定するのがよ
い。
【0010】また、上記構成にいう複数のヘッドを相互
にずらせるトラックピッチの個数はふつうは複数とする
ことでよいが、場合によっては1個としても差し支えな
い。かかる複数のヘッドにより対応する複数のトラック
に対し同時並行してデータを記録ないし再生する際に
は、ヘッドごとに記録信号と再生信号用の信号処理手段
と,それらが取り扱うシリアルな信号とパラレルなデー
タとの間の変換を行なう変換手段とを設けるのがよく、
さらに後者の各変換手段が取り扱うデータ部分を連続し
た一連のデータに取りまとめ、あるいは逆に一連のデー
タをデータ部分に仕分けるデータ制御手段を設けるのが
よい。なお、かかるデータの同時並行的な記録や再生は
上述のように複数のヘッドに対応する複数のトラックに
対して順次連続した論理アドレスを付す場合には常に必
要ではなく、計算機からのアクセスデータの長さに応じ
て一部のヘッドを遊ばせてよい場合もある。
【0011】また、本発明のディスク記憶装置のデータ
記憶ないし再生方法では、ディスク面内に同様にトラッ
クを一定の径方向ピッチで設定し、ディスク面ごとに複
数のm個のヘッドを一定のn個のトラックピッチずつ径
方向に相互にずらせて設け、ディスク面内のmn個の連
続したトラックをデータの記録や再生上のゾーンとしそ
の中の1番ヘッドに対応するトラックを1番トラックと
したときi番ヘッドにn(i-1)+1番トラックからin番トラ
ックまでに対するデータの記録ないしは再生を分担さ
せ、m個のヘッドによりディスク内アドレス上で互いに
関連するデータを対応するm個のトラックに同時に並行
して記録ないしそれから再生し得るようにすることによ
って前述の目的を達成する。
【0012】なお、上記構成にいうゾーンはディスク面
に対し固定されたものでは必ずしもなく、特定のデータ
の記録ないし再生を開始する際にm個のヘッドを最初に
置く径方向位置により変化し得るデータの記録再生管理
用のいわば仮想的なゾーンである。かかるゾーンに応じ
上記方法によりデータを記録ないし再生する際には、m
個のヘッドに対応するトラックについてデータの記録や
再生を終了したつど、m番ヘッドがこのゾーン内のmn番
トラックにある場合にはn(m-1)+1個のトラック分だけ,
それ以外の場合には1個のトラック分だけm個のヘッド
を必要に応じて一斉にディスクの径方向に移動させた上
で、その次のデータの記録ないし再生を継続して行くの
がよい。
【0013】
【作用】前項の構成からわかるように、本発明は各ディ
スク面ごとに複数個のヘッドを設けるディスク記憶装置
に関するが、従来は複数ヘッドを設けても前述のように
ディスクの回転時間を必ずしも節約できず、しかもそれ
により却ってトラックに対するデータの記録再生の管理
が複雑化しやすく、この管理が適切でないと複数ヘッド
を順次移動させて行く内にあるヘッドによりデータを記
録ないし再生したトラックに対し別のヘッドによりデー
タを重ねて記録ないし再生しなければならなくなるよう
な不都合が発生し、ヘッドを複数個設けただけの効果を
充分に発揮できなくなる結果になることが多い。
【0014】本発明によるディスク記憶装置はかかる点
に着目して前項の構成にいうようにディスク面ごとに複
数のヘッドを一定個数のトラックピッチずつ径方向に相
互にずらせて設け、複数のヘッドに対応する複数のトラ
ックに対してデータを同時に並行して記録ないし再生で
きるようにすることによって、データの記録や再生の管
理を容易にしながらディスクの実効的な回転時間をヘッ
ドの個数分の1程度に減少させてディスク記憶装置のア
クセスタイムを短縮するものである。
【0015】また、本発明によるディスク記憶装置のデ
ータ記録ないし再生方法は、複数のm個のヘッドがディ
スク面ごとに一定個数nのトラックピッチずつその径方
向に相互にずらせて設けられたディスク記憶装置に対し
て、前項の構成にいうようにディスク内の連続したmn個
のトラックをゾーンとしてデータの記録ないし再生,あ
るいはその際のヘッド移動を管理することにより、各ヘ
ッドにゾーン内のそれぞれn個のトラックに対するデー
タの記録ないし再生を分担させ、従って複数のヘッドの
すべてをむだや重複なく利用しながら記録再生動作を円
滑かつ効率的に進め得るようにするものである。
【0016】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明によるディスク記憶装置の構成例とそ
のディスク面内のゾーンの配置例を,図2はディスク内
にデータ記録用のトラックおよびデータ記録単位として
のセクタを設定する若干の要領例を,図3はヘッドを移
動させる要領とそのためのソフトウエアの動作例をそれ
ぞれ示すものである。
【0017】図1(a) にディスク1の一部の展開図を図
ではH1〜H3の符号が付された3個のヘッド2を設ける場
合について示し、図1(b) に本発明のディスク記憶装置
40の概要構成を図の簡略化のためにヘッド2を各ディス
ク面ごとに2個設ける場合について示す。図1(a) のデ
ィスク1の面内には図では便宜上から1〜18の数字を付
けて示すように多数のトラックTが一定のふつう10〜20
μmのごく狭い径方向ピッチで設定されており、符号H1
〜H3で示す3個のデータ記録再生用ヘッド2はかかるト
ラックピッチの図示の例では3個分ずつディスク1の径
方向Rに相互にずらせて図では簡略に示すよう機械的に
結合され、従ってそれらの径方向位置が一斉に移動操作
されるようになっている。
【0018】図1(a) の左側には3個のヘッド2の図示
の位置に対応してデータを記録再生する際の管理に用い
る2個のゾーンZ1とZ2が示されており、ゾーンZ1は1〜
9,ゾーンZ2は10〜18の数字が付されたそれぞれ9個の
トラックTに対応する。このように本発明における記録
再生の管理用のゾーンZ1やZ2は、特定のデータの記録再
生の開始に際して複数のヘッド2が置かれるディスク1
内の径方向位置に依存するものとする。
【0019】次に、図1(b) のディスク記憶装置40の構
成の概要を説明する。図の左上部に示された2個のヘッ
ド2はいわゆるスライダ2aにより径方向Rに互いにずら
せて担持されており、通例のように薄い金属のばね板2b
を介して例えばアームであるキャリッジ2cにより支承さ
れ、ボイスコイルモータ等のアクチュエータ3によりデ
ィスク1上のその径方向位置が操作される。駆動回路4
は制御データCDをDA変換部4aに受けてそれに応じた駆
動電流を駆動出力部4bからアクチュエータ3に供給する
ものである。
【0020】データの記録信号および再生信号を扱う信
号処理回路5は図示の例では2個のヘッド2に応じて2
組設けられており、各組は通例のようにヘッド2と可撓
性のリード2dを介し接続されたリードライト回路6と,
再生信号用の復調回路7と,エンコーダ・デコーダ回路
8からなる。また、後述の参照情報用の読取回路9は2
個のリードライト回路6の一方から再生信号を受けて、
参照情報から照合情報読取部9aによりトラック番号Nt
を, サーボ情報読取部9bによりサーボデータSDをそれぞ
れ読み取るものである。
【0021】制御プロセッサ10はディスク記憶装置40の
内部制御用に組み込まれるもので、本発明に関連しては
上述の参照情報読取回路9からトラック番号Ntおよびサ
ーボデータSDを受けて、通例のようにヘッド2を前者を
参照しながら所望のトラックまで移動させ, かつ後者に
基づいてそのトラックの中央に常に置くように前述の制
御データCDをアクチュエータ3用の駆動回路4に与える
役目を果たす。以上がディスク記憶装置40のいわゆる機
構部分であるが、さらに図の下側に示すデータプロセッ
サ20がこれに組み合わされる。
【0022】データプロセッサ20はいわゆるコントロー
ラであり、図の例では前述の2組の信号処理回路5と記
録再生信号を交換する2個の変換手段21とRAM22がこ
れに含まれている。各変換手段21はRAM22からデータ
を読み込んでシリアルな記録信号に変換して信号処理回
路5に出力し、あるいはそれから逆にシリアルな再生信
号を受けてデータに変換してRAM22内に記憶させる役
目を果たす。この変換手段21と前述の信号処理回路5と
を2組ずつ設けることにより、この実施例では2個のヘ
ッド2を介して対応する2個のトラックTに対するデー
タの記憶または再生を同時に並行して進めることができ
る。さらに、この実施例では2個の変換手段21とRAM
22の間のデータの出し入れの制御用にデータ制御手段23
をデータプロセッサ20内に組み入れ、RAM22内のデー
タをデータ部分に仕分けて各変換手段22に分配し、ある
いは逆に2個の変換手段21内のデータ部分を取りまとめ
て一連のデータとしてRAM22に与える役目を担当させ
る。
【0023】さらに、このデータプロセッサ20は内部バ
ス31と,インタフェース回路32と,外部バス33とを介し
て図示しないホストの計算機と接続されており、前述の
制御プロセッサ10とも内部バス31を介して連系動作する
ようになっている。いわゆるコントローラとしてのデー
タプロセッサ20は通例のように計算機とのコマンドの交
換を担当するほか、計算機から転送されて来るデータを
RAM22内に一時記憶した上でディスク1に記録させ、
あるいは逆にディスク1からデータを再生してRAM22
から計算機に転送するデータ記録再生の動作を行なう
が、とくに本発明との関連ではこの記録再生動作に際し
てヘッド2を置くべき目標トラックを参照情報読取回路
9によるトラック番号Ntの現在値を参照しながら計算し
た上で制御プロセッサ10に順次指定して行く役目を果た
す。
【0024】以上説明した図1(b) のように構成される
本発明のディスク記憶装置40では、データの記録や再生
のため図1(a) のディスク1の各面ごとに複数個,一般
にはm個のヘッド2を設け、mが3以上の場合にはこれ
らのヘッド2の位置を一定のピッチ,一般にはn個のト
ラックピッチずつ径方向Rに相互にずらせる。なお、n
はふつう複数であるが場合によっては1としてもよい。
図1(a) に示す例ではm=3,n=3である。さらに、
本発明ではディスク1の各面内のmn個, 図の例では9個
のの連続したトラックTをゾーンZ1, Z2等としてデータ
の記録や再生をゾーン単位で管理するようにし、かつ各
ヘッド2にゾーン内の所定範囲に対するデータの記録や
再生を分担させる。
【0025】図1(a) の例ではヘッドH1は1〜3, ヘッ
ドH2は4〜6, ヘッドH3は7〜9の数字が付された各3
個のトラックT内のデータの記録や再生を分担する。図
にはかかる分担範囲が各ゾーンZ1やZ2内の3個のゾーン
部分z1〜z3で示されている。一般にはゾーン内の1番目
のヘッドH1に対応するトラックを1番目のトラックとす
るとi番目のヘッドHiにn(i-1)+1番目のトラックからin
番目のトラックまでの範囲であるゾーン部分ziに対する
データ記録を分担させる。このように、本発明ではデー
タの記録や再生を複数ヘッドに対してはゾーンを, 各ヘ
ッドに対してはゾーン部分をそれぞれ単位として合理的
に管理するので、複数個のヘッドを重複ないし競合のお
それなくすべてむだなく利用しながら、データの記録再
生動作を円滑かつ効率的に進めることができる。
【0026】また、本発明では例えば前述のように信号
処理回路5や変換手段21を各ヘッドごとに設けることに
より、一般にm個のヘッドによりディスク内のアドレス
上で互いに関連するデータをそれらに対応するm個のト
ラックに同時に並行して記録ないしそれらから再生でき
るようにする。図2はかかる同時並行によるデータの記
録や再生に際して複数ヘッドに対応する複数トラック内
に記録させるデータのアドレスの割り付け例を同図(a)
と(b) に示すものである。なお、周知のようにディスク
1内のデータの記録単位はセクタなので、これらの図で
はこのセクタをS1,S2,S3,S4 等で示すこととし、かつ図
を簡単化するためにヘッド2はH1とH2で示された2個で
あって、2個のトラックピッチだけディスク1の径方向
に相互にずらされているものとする。
【0027】図示のようにディスク1には通例のように
その周方向に分布して参照情報RIが記録されており、セ
クタS1〜S4等はそれらの相互間に設定される。参照情報
RIはふつうは前述のトラック番号Tn等の照合情報と, ヘ
ッド2の現在の径方向位置を正確に検出するためのサー
ボデータSDを含んでおり、実際にはこの参照情報RIの記
録によってディスク1にトラックが設定され、周知のよ
うにその後にいわゆるフォーマッティングを施すことに
よりセクタS1〜S4等が設定される。
【0028】図2(a) に示す例では、ヘッドH1とH2に対
応する1と3の数字を付した2個のトラックをアドレス
上, 正確には計算機から指定される論理アドレスの上で
連続するトラックT1とT2とし、これらにそれぞれセクタ
S1, S2等を順次に設定する。また、ヘッドH1とH2を1ト
ラックピッチずらせたときに対応する2と4の数字を付
した2個のトラックを上に続くアドレスをもつトラック
T3とT4とし、その中のセクタの配列は上述と同じとす
る。これでゾーンZ1が終わって、次のゾーンZ2について
も同様に数字 5,7,6,8を付したトラックをそれぞれアド
レス上で次に連続するトラック T5,T6,T7,T8とする。
【0029】図2(b) に示す例では、ヘッドH1とH2に対
応する1と3の数字を付した2個のトラックをアドレス
上では同じトラックT1とし、これら2個のトラックT1の
中にセクタS1〜S4等を図のように両者に交互に振り分け
て設定する。ゾーンZ1の中の2と4の数字を付した残る
2個のトラックをアドレス上の次のトラックT2とし、こ
れらの中に上と同じ交互の振り分け配列でセクタを設定
する。次のゾーンZ2についても同様に数字 5,7と 6,8を
付した各2個のトラックをそれぞれアドレスの上で次に
連続するトラックT3とT4とする。
【0030】容易にわかるように、以上の図2(a) と図
2(b) のいずれの設定例でも複数のヘッドを介して対応
する複数のトラックに同時に並行してデータを記録ない
しはそれから再生できる。この際、図1(b) に示したデ
ータプロセッサ20内のデータ制御手段23はもちろんかか
る設定の各態様に応じた動作を行なうが、その動作を容
易にする上では図2(b) の設定方式の方が若干有利であ
る。このように本発明では複数のヘッドを用いて対応す
る複数のトラックに対するデータの記録再生を並行して
進め得るので、ディスク1の実効的な回転時間をヘッド
2の個数分の1程度に減少させてアクセスタイムを短縮
することができる。
【0031】次に、図3を参照してデータの記録再生に
際してヘッド2を移動させる要領を説明する。図3(a)
はヘッド2が符号H1とH2で示された2個で両者が3トラ
ックピッチずれている場合, すなわちm=2でn=3で
ある場合について、これらをゾーンZ1内でおよびゾーン
Z1からZ2に移動させる要領を矢印で示すものである。デ
ータの記録再生の開始時には2個のヘッド2は図のよう
に1番目のヘッドH1がゾーンZ1の数字1が付された1番
目のトラックに対応するように置かれる。この状態で記
録再生を終えた後はヘッドH1とH2を矢印のように1トラ
ックピッチ移動させて数字2と5のトラックの上に置
く。この次はヘッドH1とH2を数字3と6のトラックの上
に置くよう同じく1トラックピッチ移動させる。
【0032】この状態ではヘッドH2がゾーンZ1内の数字
6の最後のトラックに到達しているので、次はヘッドH1
とH2を今のゾーンZ1から次のゾーンZ2まで一斉に移動さ
せる必要がある。このゾーン間移動は図示のようにヘッ
ドH1を数字3のトラックからゾーンZ1の先頭である数字
7のトラックまで4トラックピッチ移動させることによ
り行ない、もちろん同時にヘッドH2は数字6のトラック
から数字10のトラックまで移動する。ゾーンの切り換え
後にヘッドH1とH2を移動させる要領はもちろん上述と同
じである。
【0033】以上からわかるように、本発明におけるヘ
ッドの移動は一般にm個のヘッドによりあるゾーン内の
対応するトラックに対するデータの記録再生を終えたつ
ど、m番目のヘッドがそのゾーンの末尾のトラックであ
るmn番目のトラック上にある場合はn(m-1)+1個のトラッ
クピッチだけ, それ以外の場合には1トラックピッチだ
けそれぞれm個のヘッドを一斉に移動させればよいこと
になる。
【0034】図3(b) にかかる要領でヘッドを移動させ
るための具体的な動作例を流れ図により示す。図の流れ
は例えば図1(b) のデータプロセッサ20に装荷されたソ
フトウエアの動作ステップである。なお、この図3(b)
の流れ図ではトラック番号を変数j, あるゾーン内のヘ
ッドの1トラックピッチ分ずつの移動回数を初期値が1
である変数kでそれぞれ表すこととする。また、図1
(b) に示す参照情報読取回路9によりm個のヘッド中の
1番目のヘッドに対応するトラック番号Ntが読み取られ
るものとする。図示の流れは計算機からのコマンドに基
づくデータの記録再生の開始と同時に起動される。
【0035】最初のステップS1では、記録再生すべきデ
ータの計算機により指定された論理アドレスから1番目
のヘッドを置くべきトラック番号jsをまず計算し、トラ
ック番号の変数jにこのjsの値を入れ、かつそれに対応
する移動回数の変数kをksに初期化する。もちろん変数
kの初期値ksはふつうは前述の1であってよい。続くス
テップS2ではトラック番号jを制御プロセッサ10に出力
して先頭のヘッドH1をそれにより指定したトラック上に
置かせる。これ以降はデータの記録再生に入るので、ス
テップS3ではこの記録再生動作の終了を待ち、例えば前
述のデータ制御手段23からその終了報告を受け取ると同
時にステップS4に移る。このステップS4では参照情報読
取回路9からトラック番号Ntを確認のため変数jの現在
値として読み込み、次のステップS5ではこれで計算機か
ら指定されたデータの記録再生が完了したか否かを判定
する。
【0036】当初の内は記録再生が未完了であるから、
ステップS5の判定は否と出て流れはステップS6に移る。
このステップS6では、ヘッドが置かれているゾーンに対
するデータの記録再生が未終了か終了かを図示の例では
ヘッドの移動回数kがnより小か否かによって判定し、
然りである限りステップS7でjとkの値を歩進させた上
で、流れをステップS2に戻してヘッドを1トラックピッ
チずつ移動させながら同じ動作を繰り返す。あるゾーン
に対するデータの記録再生が終了して変数kの値がnに
達すると流れはステップS6からステップS8に移り、今度
は変数jの値にA=n(m-1)+1を加えることによって次の
ゾーンへのヘッドの移動を指定し、かつ変数kの値を初
期値1にした上で流れをステップS2に戻して次のゾーン
に対する記録再生動作に入る。かかる動作を順次進めて
計算機により指定されたデータの記録再生が完了したと
き、流れはステップS5から動作ループを抜けて図3(b)
の流れ図に示すステップ動作が完結する。
【0037】以上説明した実施例に限らず本発明は種々
な態様で実施をすることができる。図1(a) のディスク
記憶装置の構成はあくまでも例示であり、図2のトラッ
クやセクタの設定方式も基本的な例であり、図3(b) の
流れ図も一例にすぎず種々の変形が可能である。例え
ば、複数ヘッドに対応するトラック群を単位としてこの
単位群をディスクの周方向に順次ずらせて設定するいわ
ゆるスキュー方式を採用すればヘッドの移動に要する時
間を一層短縮できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明では、ディスク面ご
とに複数個のヘッドを一定のトラックピッチ数ずつ径方
向に相互にずらせて設け、ディスク内の連続したトラッ
ク群をデータの記録再生上のゾーンとして,各ヘッドに
このゾーン内のヘッド相互間のずれに相当する個数のト
ラックからなるゾーン部分に対するデータの記録再生を
分担させ、アドレス上で互いに関連するデータを複数の
ヘッドを介して対応する複数のトラックに対し同時に並
行して記録再生し得るようにすることによって、次の効
果を上げることができる。
【0039】(a) 複数のヘッドのそれぞれにゾーン内の
データの記録再生上の分担が均等に割り当てられ、記録
再生動作上の複数ヘッド間の重複や競合が発生し得なく
なるので、複数ヘッドのすべてをむだなく有効活用しな
がらデータの記録再生動作を円滑かつ効率的に進めるこ
とができる。 (b) 複数ヘッドに対応する複数トラックに対してデータ
を同時に並行して記録再生できるので、データの記録再
生時のディスクの実効回転時間をほぼヘッドの個数分の
1に減少させることができ、複数ヘッド間の競合等によ
るむだなヘッド移動時間を排除できる効果と併せてディ
スク記憶装置のアクセスタイムを大幅に短縮することが
できる。
【0040】このように本発明はデータの記録再生動作
の合理的な管理により複数ヘッドを設けた場合に生じや
すい混乱を排除して動作効率を高め、かつアクセスタイ
ムを短縮してディスク記憶装置の性能向上に貢献し得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク記憶装置の構成例とそのディ
スク内のゾーン配置例を示し、同図(a) はゾーン配置を
例示するディスク面の展開図、同図(b) はディスク記憶
装置の構成回路図である。
【図2】ディスクにトラックとその内部のセクタを設定
する要領例を示し、同図(a) と同図(b) はトラックおよ
びセクタのそれぞれ異なる設定要領を示すディスク面の
要部拡大展開図である。
【図3】ヘッドを移動させる要領とその具体動作例を示
し、同図(a) はヘッドの移動の様子を示すディスク面の
展開図、同図(b) はヘッド移動用のソフトウエアの動作
ステップの流れ図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ヘッドないしは複数個のヘッド 5 記録再生信号用の信号処理回路 9 参照情報読取回路 10 ヘッドの移動等を制御する制御プロセッサ 20 データの記録再生動作を制御するデータプロセ
ッサ 21 記録再生信号とデータの変換手段 22 記録再生データを一時記憶するRAM 23 データ制御手段 40 ディスク記憶装置 H1 複数ヘッド中の各ヘッド H2 複数ヘッド中の各ヘッド H3 複数ヘッド中の各ヘッド j トラック番号を示す変数 m ヘッドの個数 n ヘッドをずらせるトラックピッチ数 Nt トラック番号 R ディスクの径方向 RI トラック番号等の照合情報を含む参照情報 T トラック Z1 データの記録再生管理用のゾーン Z2 データの記録再生管理用のゾーン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク内に多数のトラックを一定の径方
    向ピッチで設定し、データの記録再生用に各ディスク面
    ごとに複数個のヘッドを一定個数のトラックピッチずつ
    径方向に相互にずらせて設け、ディスク内アドレス上互
    いに関連するデータをこれら複数個のヘッドを介し対応
    トラックに同時に並行して記録ないしそれから再生し得
    るようにしたことを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 【請求項2】ディスク内に多数のトラックを一定の径方
    向ピッチで設定し、データの記録用にディスク面ごとに
    複数のm個のヘッドを一定のn個のトラックピッチずつ
    ディスクの径方向に相互にずらせて設け、各ディスク面
    内のmn個の連続したトラックをデータ記録上のゾーン
    としてその中の1番目のヘッドに対応するトラックを1
    番目のトラックとしたときにi番目のヘッドにn(i-1)+1
    番目のトラックからin番目のトラックまでの範囲に対す
    るデータ記録を分担させ、かつm個のヘッドによりディ
    スク内アドレス上互いに関連するデータを対応するm個
    のトラックに同時並行して記録し得るようにしたことを
    特徴とするディスク記憶装置のデータ記録方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の方法において、m個のト
    ラックに対しデータ記録を終了したつどm番目のヘッド
    がゾーン内のmn番目のトラックにある場合はn(m-1)+1個
    のトラック分だけ, それ以外の場合は1個のトラック分
    だけそれぞれm個のヘッドをディスクの径方向に一斉に
    移動させた上でデータ記録を継続するようにしたことを
    特徴とするディスク記憶装置のデータ記録方法。
  4. 【請求項4】ディスク内に多数のトラックを一定の径方
    向ピッチで設定し、データの再生用にディスク面ごとに
    複数のm個のヘッドを一定のn個のトラックピッチずつ
    ディスクの径方向に相互にずらせて設け、各ディスク面
    内のmn個の連続したトラックをデータ再生上のゾーン
    としてその中の1番目のヘッドに対応するトラックを1
    番目のトラックとしたときにi番目のヘッドにn(i-1)+1
    番目のトラックからin番目のトラックまでの範囲に対す
    るデータ再生を分担させ、かつm個のヘッドによりディ
    スク内アドレス上互いに関連するデータを対応するm個
    のトラックから同時に並行して再生し得るようにしたこ
    とを特徴とするディスク記憶装置のデータ再生方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の方法において、m個のト
    ラックからのデータ再生を終了したつどm番目のヘッド
    がゾーン内のmn番目のトラックにある場合はn(m-1)+1個
    のトラック分だけ, それ以外の場合は1個のトラック分
    だけそれぞれm個のヘッドをディスクの径方向に一斉に
    移動させた上でデータ再生を継続するようにしたことを
    特徴とするディスク記憶装置のデータ再生方法。
JP27288693A 1993-11-01 1993-11-01 ディスク記憶装置とそのデータ記録,再生方法 Pending JPH07130139A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004075175A1 (ja) * 2003-02-19 2004-09-02 Fujitsu Limited 磁気ディスク装置、そのアクセス制御方法、記録媒体
US9043639B2 (en) 2004-11-05 2015-05-26 Drobo, Inc. Dynamically expandable and contractible fault-tolerant storage system with virtual hot spare

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