JPH07130347A - バッテリセパレータ - Google Patents
バッテリセパレータInfo
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- JPH07130347A JPH07130347A JP5270974A JP27097493A JPH07130347A JP H07130347 A JPH07130347 A JP H07130347A JP 5270974 A JP5270974 A JP 5270974A JP 27097493 A JP27097493 A JP 27097493A JP H07130347 A JPH07130347 A JP H07130347A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電解液の吸収,放出速度が速く、電極絶縁性
も優れているセパレータの提供。 【構成】 バッテリセパレータは、ポリオレフィン系樹
脂からなる繊維本体と、前記ポレオレフィン系樹脂と溶
融下にパラフィンワックスを混合し、所定のドラフト率
で溶融紡糸して、延伸、熱処理後に前記パラフィンワッ
クスを除去して形成される微細孔とを有するポリオレフ
ィン系多孔質繊維を有する不織布から構成されている。
前記繊維本体の比表面積が20m2 /g以上であって、
前記繊維本体に対する前記微細孔の比率が20%以上
で、前記繊維本体の繊度を50デニール以下になってい
る。
も優れているセパレータの提供。 【構成】 バッテリセパレータは、ポリオレフィン系樹
脂からなる繊維本体と、前記ポレオレフィン系樹脂と溶
融下にパラフィンワックスを混合し、所定のドラフト率
で溶融紡糸して、延伸、熱処理後に前記パラフィンワッ
クスを除去して形成される微細孔とを有するポリオレフ
ィン系多孔質繊維を有する不織布から構成されている。
前記繊維本体の比表面積が20m2 /g以上であって、
前記繊維本体に対する前記微細孔の比率が20%以上
で、前記繊維本体の繊度を50デニール以下になってい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バッテリセパレータ
に関し、特に、多孔質繊維を用いた不織布製のバッテリ
セパレータに関するものである。
に関し、特に、多孔質繊維を用いた不織布製のバッテリ
セパレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルカリ蓄電池の正極と負極との間に介
在されるセパレータには、電解液保持能力,電極絶縁
性,耐アリカリ性などが要求されており、このような要
求に応えるものとして、ポリオレフィン繊維製不織布で
構成したバッテリセパレータが知られており、例えば、
特開昭60−170159号公報や特開昭61−151
965号公報に開示されている。
在されるセパレータには、電解液保持能力,電極絶縁
性,耐アリカリ性などが要求されており、このような要
求に応えるものとして、ポリオレフィン繊維製不織布で
構成したバッテリセパレータが知られており、例えば、
特開昭60−170159号公報や特開昭61−151
965号公報に開示されている。
【0003】前者の公報に開示されているバッテリセパ
レータは、第1および第2不織布から構成されていて、
第1不織布は、ポリプロピレン製の極細繊維(0.3〜
1.0デニール)が用いられ、第2不織布は、ポリプロ
ピレン製の繊維(2〜3デニール9が用いられている。
この公報に開示されているバッテリセパレータでは、電
解液保持能力が繊維の密度と太さとにより決定されるこ
とから、極細繊維の第1不織布を用いることにより、電
解液保持能力が向上し、2つの不織布を併用することに
より引っ張り強度の改善を図っている。
レータは、第1および第2不織布から構成されていて、
第1不織布は、ポリプロピレン製の極細繊維(0.3〜
1.0デニール)が用いられ、第2不織布は、ポリプロ
ピレン製の繊維(2〜3デニール9が用いられている。
この公報に開示されているバッテリセパレータでは、電
解液保持能力が繊維の密度と太さとにより決定されるこ
とから、極細繊維の第1不織布を用いることにより、電
解液保持能力が向上し、2つの不織布を併用することに
より引っ張り強度の改善を図っている。
【0004】一方、後者の公報に開示されているバッテ
リセパレータは、繊維断面の中央部に断面積の20〜3
0%に相当する空孔を有し、繊維表面から空孔に通じる
微細孔を有する多孔質繊維を用いた不織布製のものであ
って、繊維の見掛け比重が、ナイロンの場合には、0.
6〜0.7であり、ポリプロピレンの場合には、0.4
〜0.6の範囲が好適であるとされている。
リセパレータは、繊維断面の中央部に断面積の20〜3
0%に相当する空孔を有し、繊維表面から空孔に通じる
微細孔を有する多孔質繊維を用いた不織布製のものであ
って、繊維の見掛け比重が、ナイロンの場合には、0.
6〜0.7であり、ポリプロピレンの場合には、0.4
〜0.6の範囲が好適であるとされている。
【0005】この公報に開示されているバッテリセパレ
ータによれば、不織布繊維の表面に保持される電解液の
一部が繊維内部に移行保持されるため、繊維間に存在す
る電解液量を減らすことができ、これによりガス透過性
が向上される。しかしながら、このような従来のバッテ
リセパレータには、以下に説明する技術的課題があっ
た。
ータによれば、不織布繊維の表面に保持される電解液の
一部が繊維内部に移行保持されるため、繊維間に存在す
る電解液量を減らすことができ、これによりガス透過性
が向上される。しかしながら、このような従来のバッテ
リセパレータには、以下に説明する技術的課題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前者のバッ
テリセパレータでは、不織布を構成する繊維間を電解液
の保持空間として利用するので、電解液保持能力を向上
させようとすると、電極絶縁性が低下する恐れがあると
ともに、太さの異なる2種類の不織布を使用するので、
構造が複雑になるという問題もあった。また、後者のバ
ッテリセパレータでは、ガス透過性が改善されるにして
も、微細孔の表面開口率が不足しているため、電解液の
吸収および放出速度の点に改良すべき余地があった。
テリセパレータでは、不織布を構成する繊維間を電解液
の保持空間として利用するので、電解液保持能力を向上
させようとすると、電極絶縁性が低下する恐れがあると
ともに、太さの異なる2種類の不織布を使用するので、
構造が複雑になるという問題もあった。また、後者のバ
ッテリセパレータでは、ガス透過性が改善されるにして
も、微細孔の表面開口率が不足しているため、電解液の
吸収および放出速度の点に改良すべき余地があった。
【0007】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、電解液保
持能力が大きく、かつ、電解液の吸収,放出速度が速
く、しかも、電極絶縁性に優れたバッテリセパレータを
提供することにある。
れたものであって、その目的とするところは、電解液保
持能力が大きく、かつ、電解液の吸収,放出速度が速
く、しかも、電極絶縁性に優れたバッテリセパレータを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ポリオレフィン系樹脂からなる繊維本体
と、前記ポレオレフィン樹脂と溶融下にパラフィンワッ
クスを混合し、所定のドラフト率で溶融紡糸して、延
伸、熱処理後に前記パラフィンワックスを除去して形成
される微細孔とを有するポリオレフィ系多孔質繊維を有
する不織布製のバッテリセパレータであって、前記繊維
本体の比表面積が20m2 /g以上であって、前記繊維
本体に対する前記微細孔の比率が20%以上で、前記繊
維本体の繊度を50デニール以下にしたことを特徴とす
る。
め、本発明は、ポリオレフィン系樹脂からなる繊維本体
と、前記ポレオレフィン樹脂と溶融下にパラフィンワッ
クスを混合し、所定のドラフト率で溶融紡糸して、延
伸、熱処理後に前記パラフィンワックスを除去して形成
される微細孔とを有するポリオレフィ系多孔質繊維を有
する不織布製のバッテリセパレータであって、前記繊維
本体の比表面積が20m2 /g以上であって、前記繊維
本体に対する前記微細孔の比率が20%以上で、前記繊
維本体の繊度を50デニール以下にしたことを特徴とす
る。
【0009】本発明をより詳細に説明すると、本発明に
使用される多孔質繊維は、メルトフローレート(MF
R)が0.3〜20g/分の高密度ポリエチレンなどの
ポリオレフィン系樹脂と、パラフィンワックスとを溶融
混合し、例えば、ドラフト率200以下で押出機にて溶
融紡糸し、その後、延伸,熱処理を施して、しかる後
に、パラフィクワックスを除去することにより形成され
る。
使用される多孔質繊維は、メルトフローレート(MF
R)が0.3〜20g/分の高密度ポリエチレンなどの
ポリオレフィン系樹脂と、パラフィンワックスとを溶融
混合し、例えば、ドラフト率200以下で押出機にて溶
融紡糸し、その後、延伸,熱処理を施して、しかる後
に、パラフィクワックスを除去することにより形成され
る。
【0010】このとき、パラフィンワックスを除去する
ことにより形成される微細孔の繊維本体に対する比率を
20%以上にするために、ポリオレフィン系樹脂に対す
るパラフィンワックスの添加量を調整する。微細孔の比
率が20%以下になると、電解液保持能力が十分に確保
されないので、この比率は20%以上に保つ必要があ
る。本発明のバッテリセパレータでは、不織布の形態に
加工して使用されるが、不織布に加工する際には、多孔
質繊維は、例えば、鞘芯型複合繊維と融着して不織布と
される。
ことにより形成される微細孔の繊維本体に対する比率を
20%以上にするために、ポリオレフィン系樹脂に対す
るパラフィンワックスの添加量を調整する。微細孔の比
率が20%以下になると、電解液保持能力が十分に確保
されないので、この比率は20%以上に保つ必要があ
る。本発明のバッテリセパレータでは、不織布の形態に
加工して使用されるが、不織布に加工する際には、多孔
質繊維は、例えば、鞘芯型複合繊維と融着して不織布と
される。
【0011】この場合の鞘芯型複合繊維は、鞘部と芯部
とを備え、例えば、鞘部は、密度0.912g/cc以
下の短鎖分岐度の大きいエチレントとαーオレフィンと
の直鎖状共重合体から好適に構成されるとともに、芯部
は、ポリプロピレンで好適に構成することができる。こ
れらの2種類の繊維を不織布に加工する際には、湿式法
が望ましく、この場合には、多孔質繊維と鞘芯型複合繊
維は、均一分散性の点からそれぞれ短繊維とされるが、
抄紙法により湿ったウエブを形成する際には、繊度が5
0デニール以下で、繊維長が3〜15mm程度が好まし
い。
とを備え、例えば、鞘部は、密度0.912g/cc以
下の短鎖分岐度の大きいエチレントとαーオレフィンと
の直鎖状共重合体から好適に構成されるとともに、芯部
は、ポリプロピレンで好適に構成することができる。こ
れらの2種類の繊維を不織布に加工する際には、湿式法
が望ましく、この場合には、多孔質繊維と鞘芯型複合繊
維は、均一分散性の点からそれぞれ短繊維とされるが、
抄紙法により湿ったウエブを形成する際には、繊度が5
0デニール以下で、繊維長が3〜15mm程度が好まし
い。
【0012】また、多孔質繊維と鞘芯型複合繊維との混
合比率は、多孔質繊維/複合繊維=7/3〜3/7の範
囲が望ましい。その理由は、この範囲の下限値以下の混
合比率になると、湿ったウエブを作成する際の強度が低
下して、抄紙が困難になるとともに、上限値以上の混合
比率になると、電解液保持能力が低下するので、前述し
た範囲が望ましい。
合比率は、多孔質繊維/複合繊維=7/3〜3/7の範
囲が望ましい。その理由は、この範囲の下限値以下の混
合比率になると、湿ったウエブを作成する際の強度が低
下して、抄紙が困難になるとともに、上限値以上の混合
比率になると、電解液保持能力が低下するので、前述し
た範囲が望ましい。
【0013】
【作用】上記構成のバッテリセパレータによれば、繊維
本体の比表面積が20m2 /g以上であって、繊維本体
に対する微細孔の比率が20%以上で、繊維本体の繊度
を50デニール以下になっているので、繊維本体の内部
空孔率が大きくなり、不織布の繊維間に形成される空孔
率と合わせた全体の空孔率を一定としたとき、不織布の
繊維間に形成される細孔の径を小さくするすることがで
きる。
本体の比表面積が20m2 /g以上であって、繊維本体
に対する微細孔の比率が20%以上で、繊維本体の繊度
を50デニール以下になっているので、繊維本体の内部
空孔率が大きくなり、不織布の繊維間に形成される空孔
率と合わせた全体の空孔率を一定としたとき、不織布の
繊維間に形成される細孔の径を小さくするすることがで
きる。
【0014】このため、バッテリセパレータの電解液保
持量を増加させながら、電極絶縁性を向上させることが
可能になり、内部短絡を生じる恐れのないバッテリセパ
レータが得られる。また、本発明の不織布に用いる多孔
質繊維は、開口率が大きいため、繊維内部に延びる微細
孔に電解液を速く吸収させることができる。
持量を増加させながら、電極絶縁性を向上させることが
可能になり、内部短絡を生じる恐れのないバッテリセパ
レータが得られる。また、本発明の不織布に用いる多孔
質繊維は、開口率が大きいため、繊維内部に延びる微細
孔に電解液を速く吸収させることができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について詳細に説
明する。実施例 多孔質繊維の製造 MFR値が5.5g/分の高密度ポリエチレン(三井石
油化学株式会社製;商品名ハイゼックス2200J)1
00部と、パラフィンワックス(日本石油化学株式会社
製;商品名145°パラフィン)100部とを、機械的
な手段より混合して原料を作成した。作成した原料を、
スクリュウ径が25mm,0.3mmφ×160ホール
のノズルを取り付け、145〜180℃に設定された溶
融紡糸機に供給し、巻取速度が600m/分で未延伸糸
を作成した。
明する。実施例 多孔質繊維の製造 MFR値が5.5g/分の高密度ポリエチレン(三井石
油化学株式会社製;商品名ハイゼックス2200J)1
00部と、パラフィンワックス(日本石油化学株式会社
製;商品名145°パラフィン)100部とを、機械的
な手段より混合して原料を作成した。作成した原料を、
スクリュウ径が25mm,0.3mmφ×160ホール
のノズルを取り付け、145〜180℃に設定された溶
融紡糸機に供給し、巻取速度が600m/分で未延伸糸
を作成した。
【0016】得られた未延伸糸を36本集めて、ローラ
式延伸機を用いて、80℃の雰囲気温度で全延伸倍率が
3.0倍,歪み速度40%/分で延伸し、巻き取った。
引き続いて、同程度の2対のローラ間で、110℃,3
分間熱処理を施し、5mmにカットして、チョップドフ
ァイバーとした後に、これらを室温のヘキサン中に浸漬
して、パラフィンワックスを抽出した。得られた多孔質
短繊維は、空隙率(微細孔の比率)が30%、比表面積
が39m2 /g、繊度が1デニールであった。繊維表面
の微細孔径は、0.5μmであった。
式延伸機を用いて、80℃の雰囲気温度で全延伸倍率が
3.0倍,歪み速度40%/分で延伸し、巻き取った。
引き続いて、同程度の2対のローラ間で、110℃,3
分間熱処理を施し、5mmにカットして、チョップドフ
ァイバーとした後に、これらを室温のヘキサン中に浸漬
して、パラフィンワックスを抽出した。得られた多孔質
短繊維は、空隙率(微細孔の比率)が30%、比表面積
が39m2 /g、繊度が1デニールであった。繊維表面
の微細孔径は、0.5μmであった。
【0017】鞘芯型複合繊維の製造 鞘成分として、MFR値が12g/10分、密度が0.
912g/ccの直鎖状ポリエチレン(住友化学株式会
社製;商品名スミカセンα CS5005)を用い、芯
成分として、MFR値が30g/10分のポリプロピレ
ン(宇部興産株式会社製;商品名S130MV)を用い
て、両成分の比率が1/1の複合繊維を250℃の紡糸
温度で溶融紡糸して未延伸糸とした。
912g/ccの直鎖状ポリエチレン(住友化学株式会
社製;商品名スミカセンα CS5005)を用い、芯
成分として、MFR値が30g/10分のポリプロピレ
ン(宇部興産株式会社製;商品名S130MV)を用い
て、両成分の比率が1/1の複合繊維を250℃の紡糸
温度で溶融紡糸して未延伸糸とした。
【0018】得られた未延伸糸を3.5倍で延伸し、そ
の後5mmにカットして、短繊維とした。得られた複合
短繊維は、繊度が1.0デニールであった。
の後5mmにカットして、短繊維とした。得られた複合
短繊維は、繊度が1.0デニールであった。
【0019】湿式法による不織布の製造 上記多孔質短繊維2.4gと複合短繊維1.6gとを、
界面活性剤を加えた水15l中に均一に分散させ、寸法
250×200mmのメッシュ上に抄紙して、湿ったウ
エブを作成した。得られた湿ったウエブを2枚の加熱板
(ゴム製)間に挟持し、温度110℃で10分間プレス
して乾燥するとともに、複合短繊維の鞘部を溶融させ
て、ウエブ構成繊維間を接合し、不織布を作成した。
界面活性剤を加えた水15l中に均一に分散させ、寸法
250×200mmのメッシュ上に抄紙して、湿ったウ
エブを作成した。得られた湿ったウエブを2枚の加熱板
(ゴム製)間に挟持し、温度110℃で10分間プレス
して乾燥するとともに、複合短繊維の鞘部を溶融させ
て、ウエブ構成繊維間を接合し、不織布を作成した。
【0020】得られた不織布の厚みを調整するために、
試料を表面温度120℃に設定した上ロール(シリコン
ゴム表面)と下ロール(スチール表面)との間を加圧下
で5m/分の速度で通過させた。得られた不織布につい
て、目付(g/m2 )、厚み(mm)、嵩高さ(cc/
g)、空孔率(%)、引っ張り強度(破断強力(g/5
cm)、破断伸度(%))、透気度(sec/100c
c)、不織布の微細孔径(μm)をそれぞれ測定した。
得られた測定結果を表に示している。
試料を表面温度120℃に設定した上ロール(シリコン
ゴム表面)と下ロール(スチール表面)との間を加圧下
で5m/分の速度で通過させた。得られた不織布につい
て、目付(g/m2 )、厚み(mm)、嵩高さ(cc/
g)、空孔率(%)、引っ張り強度(破断強力(g/5
cm)、破断伸度(%))、透気度(sec/100c
c)、不織布の微細孔径(μm)をそれぞれ測定した。
得られた測定結果を表に示している。
【0021】(目付の測定方法)試料を面積寸法で10
0×100mmに裁断して、その重量(Wg)を測定
し、以下の式より目付を求めた。 目付w(g/m2 )=W/(0.1×0.1) (厚みの測定方法)ダイヤルゲージを用いて見掛け厚み
t(mm)を測定した。
0×100mmに裁断して、その重量(Wg)を測定
し、以下の式より目付を求めた。 目付w(g/m2 )=W/(0.1×0.1) (厚みの測定方法)ダイヤルゲージを用いて見掛け厚み
t(mm)を測定した。
【0022】(嵩高さの測定方法)次式により嵩高さv
(cc/g)を測定した。 v(cc/g)=(t/w)×103
(cc/g)を測定した。 v(cc/g)=(t/w)×103
【0023】(空孔率の算出)不織布を構成する材料の
密度ρ(g/cc)と嵩高さv(cc/g)とに基づい
て、次式により算出した。 空孔率(%)=〔{ρ−(1/v)}/ρ〕×100
密度ρ(g/cc)と嵩高さv(cc/g)とに基づい
て、次式により算出した。 空孔率(%)=〔{ρ−(1/v)}/ρ〕×100
【0024】(引っ張り強力の測定方法)ロードセル型
引っ張り試験機を用い、試験片の幅を5cm、チャツク
間間隔を10cm、クロスヘッド移動距離を100mm
/minとして測定した。 (透気度の測定方法)JISP8117に基づいて行っ
た。 (不織布の微細孔径の測定方法)ASTMF316に基
づいて行った。
引っ張り試験機を用い、試験片の幅を5cm、チャツク
間間隔を10cm、クロスヘッド移動距離を100mm
/minとして測定した。 (透気度の測定方法)JISP8117に基づいて行っ
た。 (不織布の微細孔径の測定方法)ASTMF316に基
づいて行った。
【0025】比較例 実施例の湿式法による不織布の製造方法において、多
孔質繊維の代わりに、繊度1デニール、カット長5mm
のポリプロピレン繊維を用いた以外は、実施例と同様に
して不織布を作製した。得られた不織布について実施例
と同様に物性を測定した。得られた測定結果を表に示し
ている。
孔質繊維の代わりに、繊度1デニール、カット長5mm
のポリプロピレン繊維を用いた以外は、実施例と同様に
して不織布を作製した。得られた不織布について実施例
と同様に物性を測定した。得られた測定結果を表に示し
ている。
【0026】参考例 ポリオレフィン系繊維を用いて乾式法により作製された
不織布であり、ニッケルー水素電池のバッテリセパレー
タとして使用されている現行品を得て、これについても
実施例と同様に物性を測定した。得られた測定結果を表
に示している。
不織布であり、ニッケルー水素電池のバッテリセパレー
タとして使用されている現行品を得て、これについても
実施例と同様に物性を測定した。得られた測定結果を表
に示している。
【0027】(ポリエチレン多孔質繊維の吸水速度につ
いて)実施例のポリエチレン多孔質繊維について界面活
性剤で処理することにより、微細孔内部まで水に濡れる
ように親水化処理をした後に乾燥したものを試料とし
て、この試料を3gティーパックに詰め、所定時間水中
に浸漬した後に引き上げて、3分間遠心脱水後の重量
(w1 g)を測定し、以下の式によって吸水率を算出し
た。
いて)実施例のポリエチレン多孔質繊維について界面活
性剤で処理することにより、微細孔内部まで水に濡れる
ように親水化処理をした後に乾燥したものを試料とし
て、この試料を3gティーパックに詰め、所定時間水中
に浸漬した後に引き上げて、3分間遠心脱水後の重量
(w1 g)を測定し、以下の式によって吸水率を算出し
た。
【0028】 吸水率(%)={(w1 −3)/3}×100 この算出によって求めた吸水率の経時変化を図1に示し
ている。この図から明らかなように、本実施例の多孔質
繊維では、10秒間の浸漬により微細孔内にほぼ浸水が
完了していることが判る。
ている。この図から明らかなように、本実施例の多孔質
繊維では、10秒間の浸漬により微細孔内にほぼ浸水が
完了していることが判る。
【表1】
【0029】上記表に示したように、不織布の目付、厚
みおよび空孔率がほぼ等しい実施例、比較例、参考例に
ついて、不織布の繊維間に形成される微細孔の径の大き
さを比較すると、最大径および平均細孔径のいずれにお
いても実施例のものが格段に優れていることが判る。こ
れは、電解液保持量がほぼ等しいバッテリセパレータに
おいて、内部短絡の危険が著しく低下することを意味し
ている。
みおよび空孔率がほぼ等しい実施例、比較例、参考例に
ついて、不織布の繊維間に形成される微細孔の径の大き
さを比較すると、最大径および平均細孔径のいずれにお
いても実施例のものが格段に優れていることが判る。こ
れは、電解液保持量がほぼ等しいバッテリセパレータに
おいて、内部短絡の危険が著しく低下することを意味し
ている。
【0030】
【発明の効果】以上実施例で詳細に説明したように、本
発明にかかるバッテリセパレータによれば、電解液の吸
収,放出速度が速く、しかも、電極絶縁性も優れてい
る。
発明にかかるバッテリセパレータによれば、電解液の吸
収,放出速度が速く、しかも、電極絶縁性も優れてい
る。
【図1】本発明にかかるバッテリセパレータで使用する
多孔質繊維の吸水率の経時変化を示すグラフである。
多孔質繊維の吸水率の経時変化を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂からなる繊維本体
と、前記ポレオレフィン系樹脂と溶融下にパラフィンワ
ックスを混合し、所定のドラフト率で溶融紡糸して、延
伸、熱処理後に前記パラフィンワックスを除去して形成
される微細孔とを有するポリオレフィ系多孔質繊維を有
する不織布製のバッテリセパレータであって、前記繊維
本体の比表面積が20m2 /g以上であって、前記繊維
本体に対する前記微細孔の比率が20%以上で、前記繊
維本体の繊度を50デニール以下にしたことを特徴とす
るバッテリセパレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5270974A JPH07130347A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | バッテリセパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5270974A JPH07130347A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | バッテリセパレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07130347A true JPH07130347A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17493630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5270974A Pending JPH07130347A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | バッテリセパレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07130347A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1050288A (ja) * | 1996-08-02 | 1998-02-20 | Tonen Chem Corp | 非水電池用セパレーター |
| JP2002166218A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-06-11 | Teijin Ltd | 両面同時塗工方法 |
| US6586912B1 (en) | 2002-01-09 | 2003-07-01 | Quallion Llc | Method and apparatus for amplitude limiting battery temperature spikes |
| US6891353B2 (en) | 2001-11-07 | 2005-05-10 | Quallion Llc | Safety method, device and system for an energy storage device |
| US7443136B2 (en) | 2002-01-09 | 2008-10-28 | Quallion Llc | Method and device employing heat absorber for limiting battery temperature spikes |
| US7592776B2 (en) | 2001-11-07 | 2009-09-22 | Quallion Llc | Energy storage device configured to discharge energy in response to unsafe conditions |
| CN110198666A (zh) * | 2017-01-25 | 2019-09-03 | 国立研究开发法人产业技术综合研究所 | 伸缩性起毛电极及其制造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1992015734A1 (fr) * | 1991-03-05 | 1992-09-17 | Ube-Nitto Kasei Co., Ltd. | Fibre composite a enveloppe poreuse |
| JPH05205720A (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-13 | Japan Vilene Co Ltd | 電池用セパレータ |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP5270974A patent/JPH07130347A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1992015734A1 (fr) * | 1991-03-05 | 1992-09-17 | Ube-Nitto Kasei Co., Ltd. | Fibre composite a enveloppe poreuse |
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| CN110198666A (zh) * | 2017-01-25 | 2019-09-03 | 国立研究开发法人产业技术综合研究所 | 伸缩性起毛电极及其制造方法 |
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