JPH07132370A - 金属製排気ガス浄化用触媒担体のろう付方法 - Google Patents

金属製排気ガス浄化用触媒担体のろう付方法

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JPH07132370A
JPH07132370A JP5281528A JP28152893A JPH07132370A JP H07132370 A JPH07132370 A JP H07132370A JP 5281528 A JP5281528 A JP 5281528A JP 28152893 A JP28152893 A JP 28152893A JP H07132370 A JPH07132370 A JP H07132370A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、金属製排気ガス浄化用触媒担体の
ハニカム体をろう付により製造する際において、溶食の
ない健全なろう付部を得るろう材量の決定方法を提供す
る。 【構成】 ろう付性を示す広がり率aから求めた接触角
θと、ろう材に対する母材の希釈率Aと、ハニカム体を
構成する平箔と波箔のなす角度φを用いて、計算により
単位ろう付長さ当たりのろう材量を求め、この値により
該ハニカム体をろう付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の排気ガス浄化
等に用いられる金属製排気ガス浄化用触媒担体の接合方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、金属製排気ガス浄化用触媒担体と
しては、例えば金属製の帯状の平箔と波の形状にコルゲ
ート加工した波箔を重ねてロール状に巻いて作製したハ
ニカム体を金属製の円筒状の外筒に挿入して作製したも
のが挙げられる。箔の材料としては例えば耐酸化性の優
れた20重量%Cr−5重量%Alの耐熱性フェライト
系ステンレス鋼等が挙げられる。
【0003】現在、このような金属製排気ガス浄化触媒
用担体のハニカム体の平箔と波箔の接合方法の1つに、
ろう付による接合がある。ろう付は該金属製排気ガス浄
化用触媒担体に要求される強度を確保することができ、
且つ一度に多くの接合点を接合できる特徴があり有効な
接合方法である。例えば、特開平2−27752号公報
に挙げられるような、Ni基の耐熱ろう材を用いた金属
製排気ガス浄化用触媒担体を製造する方法がある。特
に、この場合に用いられているNi基の耐熱ろう材は耐
熱性や高温での耐酸化性にも優れ、金属製排気ガス浄化
用触媒担体の接合には最も適したろう材の1つと言え
る。
【0004】これらの方法においては、粉末状のろう材
を適当なバインダーを用いて、平箔と波箔を重ねてロー
ル状に巻いて作製したハニカム体の該波箔と該平箔の接
点に付着させた後、用いるろう材の適正ろう付条件で熱
処理し接合する。母材に20重量%Cr−5重量%Al
の耐熱性フェライト系ステンレス鋼、ろう材にNi基の
ろう材BNi−5(19重量%Cr−10重量%Si、
残Niおよび不可避の不純物)を用いた場合、例えば1
180℃で20分間真空中での加熱する条件が挙げられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、特開平2−
27752号公報に示されるようなNi基の耐熱ろう材
はろう付中に母材を溶融する特徴がある。特に、箔のろ
う付においてはろう付面の裏側まで完全に溶かしてしま
う、いわゆる溶食を起こす問題がある。このために該金
属製排気ガス浄化用触媒担体のハニカム体をろう付によ
り接合しようとする場合、該ハニカム体のろう付部に付
着するろう材量が多すぎると溶食を起こし該ハニカム体
が目詰まりを起こす、あるいは該ハニカム体そのものの
形状が損なわれる等の問題が生じる。しかし、逆にろう
材量が少ないとろう付不良の原因となり必要な強度が得
られない。これらの観点から、ハニカム体に付着できる
溶食を起こすことのない最大ろう材量を決定すること
は、該ハニカム体をろう付により形成する上で重要な問
題となる。しかるに、現在適切な指針がなく試行錯誤に
より適正ろう材量を決定しているのが現状である。
【0006】本発明はかかる現状を鑑み、金属製の平箔
および波箔を重ねて該平箔と該波箔の接点をろう付によ
り接合して金属製排気ガス浄化用触媒担体のハニカム体
を製造する方法において、溶融したろう材が該平箔と該
波箔の何れかあるいは両方を溶かす溶食を防ぐことを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属製の平箔
および波箔を重ねてろう材により該平箔と該波箔の接点
をろう付により接合して金属製排気ガス浄化触媒用担体
のハニカム体を製造する方法において、該ハニカム体を
ろう付する条件における、該平箔に対するろう材の広が
り性を示す広がり率aと、該ハニカム体をろう付する条
件における溶融したろう材に対する該平箔の希釈率Aを
実測により求め、広がり率aに応じた該平箔に対するろ
う材の接触角θを計算し、該平箔と該波箔のなす角に応
じた、モデル化したろう付部の平箔と波箔のなす角をφ
としたとき、 φ<2θのとき、希釈率A、接触角θ、モデル化した
平箔と波箔のなす角φおよび該平箔の厚さの1/2の値
をもとに単位ろう付線長さ当たりのろう材重量を演算に
より求め、 φ=2θのとき、希釈率A、接触角θおよび該平箔の
厚さの1/2の値をもとに単位ろう付線長さ当たりのろ
う材重量を演算により求め、 φ>2θのとき、希釈率A、接触角θ、モデル化した
平箔と波箔のなす角φおよび該平箔の厚さの1/2の値
をもとに単位ろう付線長さ当たりのろう材重量を演算に
より求め、前記演算により求めた単位ろう付線長さ当た
りのろう材重量を用いてろう付することを特徴とする金
属製排気ガス浄化用触媒担体のろう付方法である。但し 広がり率a=(ろう付後のろう材の母材への広がり面
積)/(ろう付前のろう材の母材への投影面積) 希釈率 A=(溶融ろう材により溶かされた母材の溶け
込み部の断面積)/(溶融ろう材による溶け込み部を含
めた全ろう材の断面積)
【0008】
【作用】先ず、溶食を起こしたろう付部を詳細に観察し
た結果、図1(a)に示すように溶融したろう材が箔母
材を裏側まで溶解することにより、同図(b)に示すよ
うな溶食が発生することを発見した。図1(a),
(b)中、1はハニカム体の波箔、2はハニカム体の平
箔、3は溶融したろう材である。さらに、該金属排気ガ
ス浄化用触媒担体のハニカム体の平箔の両側の波箔の位
相により、図2のように、片側の波箔の山ともう一方の
波箔の谷が一致する場合がある。この場合、溶融ろう材
による平箔の溶解深さが図3(a)に示すように該平箔
の厚さの1/2に達した場合に溶食が発生することが判
明した。
【0009】そこで、図3(b)に示すような場合の溶
食が起こらないような最大のろう材量を決定し、このろ
う材量を用いてろう付することにより、該平箔と該波箔
をろう付して該金属製排気ガス浄化用触媒担体を製造す
る際に溶食を防げることに考えが至った。さらに、種々
のろう付現象の観察の結果以下の考え方で適正なろう材
量を決定できることが可能であることが判明した。以下
に図を用いて適正ろう材量の算出手順を説明する。
【0010】図4に本発明の適正ろう材量の算出手順の
流れを示す。先ず箔に対する溶融したろう材の広がり率
aおよび箔の溶融したろう材に対する希釈率Aを実験に
より求める。広がり率aとは図5に示すような溶融前の
ろう材球の母材への投影面積S1 に対する溶融後の該ろ
う材の母材への広がり面積S2 の比で表す。希釈率Aは
図6に示すように、ろう付部断面における溶融ろう材に
よる溶け込み部を含めた全溶融ろう材の断面積(A1
2 )に対する溶融ろう材により溶かされた母材の溶け
込み部の断面積A2 の比で表す。
【0011】次に、図7のモデルに示すように、半径
1 のろう材球4が溶融して円錐状のろう材5のように
広がると考える。図7中、R1 は円錐状のろう材5の底
面の半径、h11は円錐状のろう材5の高さ、h12は円錐
状のろう材5の最大溶け込み深さである。
【0012】ろう付の前後でろう材球4の体積と、ろう
材5の円錐状の部分の体積は同じであるから 4πr1 3 /3=πR1 2 11/3 よって 4r1 3 =R1 2 11 (1) となる。また、広がり率aから溶融前のろう材半径r1
と溶融後のろう材の半径R1 の関係 R2 =ar2 が得られ、これより r=R/a1/2 (2) となる。(2)を(1)に代入することにより接触角θ
が h11/R1 =4/a3/2 θ= tan-1(h11/R1 )= tan-1(4/a3/2 ) (3) により求められる。
【0013】次に、該金属製排気ガス浄化用触媒担体の
ハニカム体の該平箔と該波箔のろう付部を、図8に示す
モデルのようにモデル化する。即ち、ろう付時の加熱
により半径r2 のろう材球8が溶けて、モデル化した波
箔6と平箔7の接合線を長さ2r2 にわたりモデルに
示すような三角柱を重ねたような形状のモデル化したろ
う材9になり、該モデル化した波箔6と該モデル化した
平箔7の接触部を充填すると考える。金属製排気ガス浄
化用触媒担体のハニカム体においては、使用目的により
波箔の形状が異なり、波箔1と平箔2のなす角度が異な
る。
【0014】そこで該モデル化した波箔6と該モデル化
した平箔7のなす角度φと計算により求めたモデルの
接触角θの大小関係により用いるモデルA,B,
Cを選択する。図9,10および11に各モデル化した
ろう付部の断面を示す。ここでθはモデル、即ち
(3)式で求めた接触角を用いる。また、φは金属製排
気ガス浄化用触媒担体のハニカム体断面での実測による
値の平均値等を用いることが適当である。図9,10お
よび11中、h2i2 (i=A,B,C)は最大溶け込み
深さである。このとき、ろう材球8の半径r2 は各モデ
ルにおいて以下のように表すことができる。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、r2A,r2Bおよびr2Cは各モデル
A,BおよびCにおけるろう付前のろう材球の半
径である。今、希釈率Aおよびモデル化した平箔とモデ
ル化した波箔のなす角φは実測により得られる値、接触
角θはモデルより得られる値であるから、ろう材球半
径r2i(i=A,B,C)は最大溶け込み深さh
2i2(i=A,B,C)を決定することにより計算によ
り得られる。
【0017】ここで、溶食が起こる条件としてh
2i2 (i=A,B,C)=母材の厚さの1/2を用いる
ことにより、溶食が起こるときのろう材球の半径8r2i
(i=A,B,C)が得られ、この値とろう材密度ρ
(既知の値)からろう材球8の重量が得られる。これは
即ち、ろう付接合線長さ2r2i(i=A,B,C)当た
りのろう材量mとなる。 m=4πr2i 3 ρ/3 (i=A,B,C) (7)
【0018】即ちこのろう材重量がろう付接合線長さ2
2i(i=A,B,C)に付着し溶融すると溶食が発生
する。これから、溶食が起こり得る最小の単位ろう付線
長さ当たりのろう材量Mが得られる。 M=2πr2i 2 ρ/3 (i=A,B,C) (8)
【0019】このようにして得られた溶食が起こる最小
単位ろう付線長さ当たりのろう材量以下のろう材量でろ
う付することにより、溶食のない健全なハニカム体を形
成することができる。このようにしてろう材量の上限値
は決定される。
【0020】さらに、ろう材量の下限値であるが、これ
はろう付接合強度の観点から決定されるものである。こ
の値はろう付される箔の素材と用いるろう材の組み合わ
せによるが、例えば箔の素材として20重量%Cr−5
重量%Alの耐熱フェライト系ステンレス鋼、ろう材と
してNi基の耐熱ろう材であるBNi−5(19重量%
Cr−10重量%Si、残Niおよび不可避の不純物)
を用いた場合、ろう付不良を避け十分な強度を得る観点
から1×10-5g/mm以上が望ましい。
【0021】ここでモデル,およびの選択基準で
あるが、 (φ/2θ)<0.93の場合、 モデルA 0.93≦(φ/2θ)≦1.03の場合、モデルB 1.03<(φ/2θ)の場合、 モデルC を用いるのが適当と言える。それは、この範囲ならば、
最終的に計算により得られるろう材の体積の誤差が5%
以下になる。実際の製造時の使用ろう材量の誤差から、
この範囲内の誤差は許容範囲と言える。
【0022】
【実施例】
(実施例1)本発明を厚さ50μmの20重量%Cr−
5重量%Alフェライト系ステンレス鋼箔の波箔と平箔
を母材として19重量%Cr−10重量%SiのNi基
ろう材であるBNi−5でろう付する場合に適用する。
広がり率aは実験により、5.0の値が得られている。
また、希釈率Aも同じく実験により0.23の値が得ら
れている。これより、モデルにおけるθは(3)式よ
り tan -1(4/53/2 )=19.69度 になる。次にハニカム体の波箔と平箔の接触点の角度φ
は実測平均より38度となる。この値をモデルのφと
すると、 0.93×2θ≦φ≦1.03×2θ となる。このため、モデルBを用いる。溶食が発生す
る条件としてh2B2 に25μm(箔厚の1/2)を用い
ると、希釈率A(0.23)および接触角θ(19.6
9度)であるから(5)式により r2 =3/(πtan θ)×(1−A)2 /A2 ×h2B2 2 =18692.62μm2 r =136.7μm となる。即ち、半径136.7μmのろう材球1個を波
箔と平箔の接点に置いて溶かすと、溶食が発生すること
になる。
【0023】ここで、BNi−5の密度は7.5×10
-3g/mm3 (既知の値)であるから、この値よりろう材
球の体積をv、ろう材球の重量をm、単位ろう付長さ当
たりのろう材重量をMとすると(7),(8)式より v=4πr3 /3=0.0107mm3 m=7.5×10-3×v=0.0803×10-3g M=(0.0803×10-3)/(0.1367×2) =0.29×10-3g/mm となり、単位ろう付線長さ(1mm)当たり0.29×1
-3gのろう材が付着すると溶食が発生する。即ち、φ
が約38度の場合は0.29×10-3g/mm以下の量の
ろう材を付着することにより、溶食のない健全なハニカ
ム体を形成することができる。
【0024】図12に本結果をもとに、ろう付した金属
製触媒担体のハニカム体の溶食発生率を示す。溶食発生
率とは、全ろう付点数に対する溶食発生ろう付部点数の
比である。図12が示すように、単位長さ当たりのろう
材量が0.3×10-3g以下の場合溶食の発生率は数%
以下であるが、0.4×10-3g以上では急激に溶食の
発生率が増大している。これから、本発明により得られ
た適正ろう材量により溶食のない健全なハニカム体を形
成することができることがわかる。
【0025】(実施例2)次に、本発明でφ=30度の
場合の実施例を示す。母材およびろう材は実施例1と同
様である。この場合、2θ(=39.92度)×0.9
3>φであるからモデルAを用いる。溶食が発生する
条件も実施例1と同じくh2A2 に25μm(箔厚の1/
2)を代入して、希釈率A(0.23)および接触角θ
(19.69)であるから(4)式より r2 =6/π×(1−A)2 /A2 ×tan(φ/2)/tan θ{tan
θ+tan(φ/2)}×h2A2 2 =16007.16μm2 r =126.5μm となる。即ち、半径126.5μmのろう材球1個を波
箔と平箔の接点に置いて溶かすと、溶食が発生する。
【0026】ここで、BNi−5の密度は7.5×10
-3g/mm3 (既知の値)であるから、この値よりろう材
球の体積をv、ろう材球の重量をm、単位ろう付長さ当
たりのろう材重量をMとすると、(7),(8)式より v=4πr3 /3=0.0085mm3 m=7.5×10-3×v=0.0638×10-3g M=(0.0638×10-3)/(0.1265×2) =0.25×10-3g/mm となり、単位ろう付線長さ(1mm)当たり0.25×1
-3gのろう材が付着すると溶食が発生する。即ち、φ
が約30度と狭い場合は0.25×10-3g/mm以下の
ろう材を付着することにより、溶食のない健全なハニカ
ム体を形成することができる。
【0027】図13に本結果をもとに、ろう付したφが
約30度の金属製触媒担体のハニカム体の溶食発生率を
示す。図13が示すように、単位長さ当たりのろう材量
が0.25×10-3g以下の場合溶食の発生率は数%以
下であるが、0.3×10-3g以上では急激に溶食の発
生率が増大している。
【0028】このように、2θ>φの場合においてもモ
デルAを用いた本発明により得られる適正ろう材量に
より、溶食のない健全なハニカム体を形成することがで
きることがわかる。
【0029】(実施例3)次に、本発明でφ=50度の
場合の実施例を示す。母材およびろう材は実施例1と同
様である。この場合、2θ(=39.96度)×1.0
3<φであるからモデルCを用いる。溶食が発生する
条件も実施例1と同じくh2C2 に25μm(箔厚の1/
2)を代入して、希釈率a(1.5)および接触角θ
(19.69)であるから(6)式より
【数2】 即ち、半径146.3μmのろう材球1個を波箔と平箔
の接点に置いて溶かすと、溶食が発生する。
【0030】ここで、BNi−5の密度は7.5×10
-3g/mm3 (既知の値)であるから、この値よりろう材
球の体積をv、ろう材球の重量をm、単位ろう付長さ当
たりのろう材重量をMとすると、(7),(8)式より v=4πr3 /3=0.0131mm3 m=7.5×10-3×v=0.0983×10-3g M=(0.0983×10-3)/(0.1463×2) =0.34×10-3g/mm となり、単位ろう付線長さ(1mm)当たり0.34×1
-3gのろう材が付着すると溶食が発生する。即ち、φ
が約50度の場合は0.34×10-3g/mm以下のろう
材を付着することにより、溶食のない健全なハニカム体
を形成することができる。
【0031】図14に本結果をもとに、ろう付したφが
約50度の金属製触媒担体のハニカム体の溶食発生率を
示す。図14が示すように単位長さ当たりのろう材量が
0.35×10-3g以下の場合溶食の発生率は1%以下
であるが、0.40×10-3g以上では急激に溶食の発
生率が増大している。このように、2θ<φの場合にお
いてもモデルCを用いた本発明により得られる適正ろ
う材量により、溶食のない健全なハニカム体を形成する
ことができることがわかる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明により、金属製の
平箔および波箔を重ねて該平箔と該波箔の接点をろう付
により接合して金属製排気ガス浄化用触媒担体のハニカ
ム体を製造する場合に、溶融したろう材が該平箔と該波
箔の何れかあるいは両方を溶かす溶食を防ぐことができ
る。これにより、溶食のない健全な金属製排気ガス浄化
用触媒担体のハニカム体を容易にろう付でき、金属製排
気ガス浄化用触媒担体の製造性に寄与する点は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶食の模式図。
【図2】平箔の位相を示す図。
【図3】図2の場合における溶食の発生。
【図4】本発明の流れを示す図。
【図5】広がり率を説明する図。
【図6】希釈率を説明する図。
【図7】モデルの説明図。
【図8】モデルの説明図。
【図9】モデルAのろう付部の断面図。
【図10】モデルBのろう付部の断面図。
【図11】モデルCのろう付部の断面図。
【図12】モデルBを用いた本発明の実施例。
【図13】モデルAを用いた本発明の実施例。
【図14】モデルCを用いた本発明の実施例。
【符号の説明】
1 ハニカム体の波箔 2 ハニカム体の平箔 3 ろう材 4 ろう材球 5 円錐状ろう材 6 モデル化した波箔 7 モデル化した平箔 8 モデル化したろう材球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23K 101:02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の平箔および波箔を重ねてろう材
    により該平箔と該波箔の接点をろう付により接合して金
    属製排気ガス浄化触媒用担体のハニカム体を製造する方
    法において、該ハニカム体をろう付する条件における、
    該平箔に対するろう材の広がり性を示す広がり率aと、
    該ハニカム体をろう付する条件における溶融したろう材
    に対する該平箔の希釈率Aを実測により求め、広がり率
    aに応じた該平箔に対するろう材の接触角θを計算し、
    該平箔と該波箔のなす角に応じた、モデル化したろう付
    部の平箔と波箔のなす角をφとしたとき、 φ<2θのとき、希釈率A、接触角θ、モデル化した
    平箔と波箔のなす角φおよび該平箔の厚さの1/2の値
    をもとに単位ろう付線長さ当たりのろう材重量を演算に
    より求め、 φ=2θのとき、希釈率A、接触角θおよび該平箔の
    厚さの1/2の値をもとに単位ろう付線長さ当たりのろ
    う材重量を演算により求め、 φ>2θのとき、希釈率A、接触角θ、モデル化した
    平箔と波箔のなす角φおよび該平箔の厚さの1/2の値
    をもとに単位ろう付線長さ当たりのろう材重量を演算に
    より求め、 前記演算により求めた単位ろう付線長さ当たりのろう材
    重量を用いてろう付することを特徴とする金属製排気ガ
    ス浄化用触媒担体のろう付方法。但し 広がり率a=(ろう付後のろう材の母材への広がり面
    積)/(ろう付前のろう材の母材への投影面積) 希釈率 A=(溶融ろう材により溶かされた母材の溶け
    込み部の断面積)/(溶融ろう材による溶け込み部を含
    めた全ろう材の断面積)
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