JPH07133380A - 結晶性ポリオレフィン組成物 - Google Patents

結晶性ポリオレフィン組成物

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JPH07133380A
JPH07133380A JP5303345A JP30334593A JPH07133380A JP H07133380 A JPH07133380 A JP H07133380A JP 5303345 A JP5303345 A JP 5303345A JP 30334593 A JP30334593 A JP 30334593A JP H07133380 A JPH07133380 A JP H07133380A
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JP
Japan
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acid
group
compound
magnesium
crystalline polyolefin
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JP5303345A
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English (en)
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Yoichi Nakajima
洋一 中島
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品としたときに剛性、耐熱剛性および耐
衝撃性に優れた成形品が得られる結晶性ポリオレフィン
組成物を提供する。 【構成】 触媒残分としてハロゲン化マグネシウム化合
物を含有する結晶性ポリオレフィン100重量部に対し
て、特定の二塩基酸系ジアミドおよび/またはアミノ酸
ジアミドおよび下記〜から選ばれた1種または2種
以上の化合物をそれぞれ0.001〜1重量部配合してなる
結晶性ポリオレフィン組成物。 脂肪酸金属塩(ただし、金属はマグネシウム、カルシ
ウムもしくは亜鉛を示す。) アルカノイル乳酸金属塩(ただし、金属はマグネシウ
ム、カルシウムもしくは亜鉛を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剛性、耐熱剛性および
耐衝撃性に優れた成形品が得られる結晶性ポリオレフィ
ン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、結晶性ポリオレフィンは比較的
安価でかつ優れた機械的性質を有するので、射出成形
品、中空成形品、フィルム、シート、繊維など各種の成
形品の製造に用いられている。しかしながら各種の具体
的用途によっては、機械的性質が充分とはいえない場合
があり、その具体的用途の拡大に制限を受けるという問
題がある。とりわけ耐衝撃性、耐熱剛性および剛性に関
しては充分とはいえず、結晶性ポリオレフィンの使用
上、具体的用途に制限を受ける場合があるという欠点が
ある。このため、結晶性ポリプロピレン系樹脂の耐衝撃
性および剛性を向上させる目的で、脂肪族、脂環族もし
くは芳香族の二塩基酸系ジアミドおよび/またはアミノ
酸系ジアミドを、β型結晶構造を多量に生成し得るβ晶
造核剤として含有した結晶性ポリプロピレン系樹脂組成
物が特開平5−262936号公報に提案されており、該公報
には必要に応じて中和剤、滑剤(脂肪族炭化水素、高級
脂肪酸及びそのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属
塩、脂肪酸エステル、高級脂肪酸アマイド、ロジン誘導
体等)を併用し得ることが記載されている。また、該公
報には結晶性ポリプロピレン系樹脂として遷移金属化合
物(例えば、三塩化チタン、四塩化チタン等のチタンの
ハロゲン化物)を塩化マグネシウム等のハロゲン化マグ
ネシウムを主成分とする担体に担持してなる触媒とアル
キルアルミニウム化合物(トリエチルアルミニウム、ジ
エチルアルミニウムクロリド等)とを組み合わせてなる
触媒系を用いて調製されるポリプロピレン系樹脂も使用
できるとの記載がある。
【0003】一方、結晶性ポリオレフィンの重合におい
て、ハロゲン含有マグネシウム化合物を触媒担体とする
と、触媒の主成分である遷移金属(たとえば、チタン)
当たりのポリマー収量が無担体の触媒(たとえば、四塩
化チタンを金属アルミニウムで還元し、さらに粉砕によ
り活性化した三塩化チタン−塩化アルミニウム混合物と
ジエチルアルミニウムモノクロライドとを組み合わせた
系)を使用した場合にくらべて数百倍から数千倍も高
く、しかも生成ポリマーの結晶性も高いため、触媒の除
去(脱灰処理)や無定形ポリマーの抽出(脱APO)工
程の不要な、新しい世代の触媒として脚光を浴びつつあ
る。このような新しい型の触媒の代表的な例としては、
特開昭47−9342号公報および特開昭50−126590号公報な
どに記載されている。しかしながら、このような担持型
触媒は、触媒の主成分である遷移金属当たりのポリマー
収量は高いものの遷移金属担持濃度が低いために触媒担
体当たりのポリマー収量が低く、従って該触媒を除去し
ていない結晶性ポリオレフィンすなわち無脱灰の結晶性
ポリオレフィンには残留触媒担体による悪影響が出る。
すなわち、触媒担体に担持された遷移金属成分の量は固
体触媒成分当たり1%以下から高々10%(重量)である
ため、触媒担体(マグネシウム化合物)当たりのポリマ
ー収量は数千〜数万程度にしかならず、そのため触媒除
去処理すなわち無脱灰処理を行わない場合には残存マグ
ネシウム化合物(通常はハロゲン化マグネシウム化合
物)によって製品ポリマーの品質低下を招くおそれがあ
る。とりわけ、結晶性ポリオレフィン中に触媒残分とし
てハロゲン化マグネシウム化合物が残存すると、結晶性
ポリオレフィンを溶融加工する際、ハロゲン化マグネシ
ウム化合物(たとえば、塩化マグネシウム)が熱分解し
ハロゲン化水素などの酸性物質を発生し、製品ポリマー
の熱安定性、臭気、色相、腐食性、耐候性などが悪くな
る傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
触媒残分としてハロゲン化マグネシウム化合物が残存す
る結晶性ポリオレフィンに前記特開平5−262936号公報
に提案された脂肪族、脂環族もしくは芳香族の二塩基酸
系ジアミドおよび/またはアミノ酸系ジアミドからなる
β晶造核剤を配合すると耐衝撃性および耐熱剛性は改善
されるものの、剛性はほとんど改善されないという欠点
がある。また、特開平5−262936号公報には結晶性ポリ
オレフィンに脂肪族、脂環族もしくは芳香族の二塩基酸
系ジアミドおよび/またはアミノ酸系ジアミドを含有し
た組成物に滑剤として脂肪酸マグネシウム、脂肪酸カル
シウムもしくは脂肪酸亜鉛または中和剤としてアルカノ
イル乳酸マグネシウム、アルカノイル乳酸カルシウムも
しくはアルカノイル乳酸亜鉛を併用すると、該組成物か
ら得られる成形品の剛性が改善されることは、なんら記
載も示唆もない。
【0005】本発明者は、触媒残分としてハロゲン化マ
グネシウム化合物が残存する結晶性ポリオレフィンすな
わち無脱灰の結晶性ポリオレフィンに特開平5−262936
号公報に提案された脂肪族、脂環族もしくは芳香族の二
塩基酸系ジアミドおよび/またはアミノ酸系ジアミドか
らなるβ晶造核剤を配合した組成物に関する上述の問題
点を解決した組成物すなわち剛性の改善された結晶性ポ
リオレフィン組成物を得るべく鋭意研究した。その結
果、本発明者は無脱灰の結晶性ポリオレフィンに脂肪
族、脂環族もしくは芳香族の二塩基酸系ジアミドおよび
/またはアミノ酸系ジアミドならびに特定の脂肪酸金属
塩もしくはアルカノイル乳酸金属塩をそれぞれ特定量配
合してなる組成物が、耐衝撃性および耐熱剛性を損なう
ことなく剛性を改善した成形品を与える組成物であるこ
とを見い出し、この知見に基づき本発明を完成した。以
上の記述から明らかなように、本発明の目的は、無脱灰
の結晶性ポリオレフィンを用いた組成物を成形品とした
ときに剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の改善された成形
品が得られる結晶性ポリオレフィン組成物を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
する。 (1)触媒残分としてハロゲン化マグネシウム化合物を含
有する結晶性ポリオレフィン100重量部に対して、下記
〜から選ばれた1種または2種以上のアミド系化合
物(以下、化合物Aという。)および下記〜から選
ばれた1種または2種以上の化合物(以下、化合物Bと
いう。)をそれぞれ0.001〜1重量部配合してなる結晶
性ポリオレフィン組成物。 R2−NHCO−R1−CONH−R35−CONH−R4−CONH−R6 (式中、R1は炭素数1〜28の飽和もしくは不飽和の脂
肪族、脂環族または芳香族のジカルボン酸残基を、R2
およびR3は同一または異なって、炭素数3〜18のシク
ロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、炭素数7〜
18のアルキルフェニル基、アルケニルフェニル基、シク
ロアルキルフェニル基、ビフェニル基、アルキルシクロ
ヘキシル基、アルケニルシクロヘキシル基、シクロアル
キルシクロヘキシル基もしくはフェニルシクロヘキシル
基または炭素数7〜10のフェニルアルキル基もしくはシ
クロヘキシルアルキル基を、R4は炭素数1〜28の飽和
もしくは不飽和の脂肪族、脂環族または芳香族のアミノ
酸残基を、R5およびR6は同一または異なって、炭素数
3〜18のシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル
基、フェニル基、炭素数7〜18のアルキルフェニル基、
アルケニルフェニル基、シクロアルキルフェニル基、ビ
フェニル基、アルキルシクロヘキシル基、アルケニルシ
クロヘキシル基、シクロアルキルシクロヘキシル基もし
くはフェニルシクロヘキシル基または炭素数7〜10のフ
ェニルアルキル基もしくはシクロヘキシルアルキル基を
それぞれ示す。) 脂肪酸金属塩(ただし、金属はマグネシウム、カルシ
ウムもしくは亜鉛を示す。) アルカノイル乳酸金属塩(ただし、金属はマグネシウ
ム、カルシウムもしくは亜鉛を示す。) (2)触媒残分としてハロゲン化マグネシウム化合物を含
有する結晶性ポリオレフィン100重量部に対して、ハイ
ドロタルサイト類(以下、化合物Cという。)0.001〜
1重量部をさらに配合してなる前記第1項記載の結晶性
ポリオレフィン組成物。
【0007】本発明の結晶性ポリオレフィンは、触媒残
分のハロゲン化マグネシウム化合物を含有するものであ
り、たとえばハロゲン含有マグネシウム化合物を触媒担
体とするチーグラー型コンプレックス触媒の存在下で重
合して得られる結晶性ポリオレフィンであって、未だ触
媒残留物除去工程を経ていないかまたは不完全な触媒残
留物除去工程を経て得られる結晶性ポリオレフィンであ
る。以下、具体的に説明する。ハロゲン含有マグネシウ
ム化合物を触媒担体とするチーグラー型コンプレックス
触媒とは、チーグラー型コンプレックス触媒、すなわち
周期律表第4〜第8族遷移金属化合物と周期律表第1〜
第3族金属の有機金属化合物との組み合わせにより生成
するコンプレックス触媒において、前者の遷移金属化合
物がハロゲン含有マグネシウム化合物上に担持されてい
るものである。ここで「触媒担体とする」もしくは「担
持する」ということは、遷移金属化合物がハロゲン含有
マグネシウム化合物上に単に物理的に載っている場合だ
けでなく両者が物理的、物理化学的もしくは化学的な相
互作用または結合をなしている場合をも包含するもので
あり、またハロゲン含有マグネシウム化合物がなんらか
の触媒作用をしている場合を排除するものではない。
【0008】チーグラー型コンプレックス触媒に用いら
れる遷移金属の代表的なものとしては、チタンおよびバ
ナジウムなどを例示することができる。これらは最高原
子価または還元された状態で使用され、ハロゲン化物、
オキシハロゲン化物、アルコキシド、アルコキシハロゲ
ン化物など、個々の金属にとって触媒性能上最も好まし
い化合物の形として使用することができる。これらの遷
移金属化合物としては、四塩化チタン、三塩化チタン、
二塩化チタン、テトラブトキシチタン、トリブトキシチ
タンモノクロライド、ジブトキシチタンジクロライド、
四塩化バナジウム、バナジウムオキシモノクロライド、
三塩化バナジウムなどを例示でき、これらの単独使用は
もちろんのこと2種以上を組み合わせて使用することも
できる。有機金属化合物の代表的なものとしては、アル
キルアルミニウム化合物、特にトリアルキルアルミニウ
ム、ジアルキルアルミニウムモノハライド、アルキルア
ルミニウムジハライド、アルキルアルミニウムセスキハ
ライド、ジアルキルアルミニウムモノハイドライド、ア
ルキルアルミニウムジハイドライド(これらの化合物に
おいてアルキル基はC1〜C8程度、ハロゲンは塩素、臭
素、ヨウ素が好ましい)などを例示することができる。
具体的には、たとえばトリメチルアルミニウム、トリエ
チルアルミニウム、トリ-n-プロピルアルミニウム、ト
リ-i-プロピルアルミニウム、トリ-n-ブチルアルミニウ
ム、トリ-i-ブチルアルミニウム、トリ-n-ヘキシルアル
ミニウム、トリ-n-オクチルアルミニウム、トリ-2-エチ
ルヘキシルアルミニウム、ジエチルアルミニウムモノク
ロライド、ジエチルアルミニウムモノアイオダイド、エ
チルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムセ
スキクロライド、ジエチルアルミニウムモノハイドライ
ドなどを例示することができる。
【0009】触媒担体として好ましいハロゲン含有マグ
ネシウム化合物としては、ジハロゲン化マグネシウム、
オキシマグネシウムハロゲニド、オキシマグネシウムハ
ロゲニドをアルキルアルミニウムジハロゲニド(たとえ
ばエチルアルミニウムジクロライド)で処理してその一
部がジハロゲン化マグネシウムに変質したもの、ジハロ
ゲン化マグネシウムを各種の電子供与体化合物で処理し
て錯体化したものなどを例示することができる。他方、
触媒担体としてハロゲンを含有しないマグネシウム化合
物(たとえば水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム)
を使用し、有機金属化合物としてハロゲンを含有するも
のを使用して得られる結晶性ポリオレフィンにおいて、
触媒残査としてハロゲン化マグネシウム化合物を含有す
るものも本発明の結晶性ポリオレフィンに包含され、上
述の本発明の効果が得られる。遷移金属触媒成分をハロ
ゲン含有マグネシウム化合物担体上に担持するには、両
者をボールミルなどの粉砕装置により共粉砕する方法、
前者が液状の状態のとき(それ自身が液状、もしくは溶
媒たとえば炭化水素、ハロゲン化炭化水素などによる溶
液として)に後者を分散させる方法、もしくは両者を適
当な共通溶媒に溶解する方法、その他既知ないし利用可
能な任意の方法で実施することができる。触媒性能向上
の目的で、各種の電子供与性化合物を触媒製造の任意の
段階で任意の触媒成分と任意の方法で組み合わせること
もできる。代表的な例としては、(1)特開昭48−16986号
公報に示されるように、N,N,N',N'-テトラメチルエ
チレンジアミンを四塩化チタンと反応させて1:1の分
子化合物を予め調製して、これを無水塩化マグネシウム
と共にミル中で粉砕したもの(A)とトリエチルアルミニ
ウムと安息香酸エチルとを予め反応させて得られる生成
物(B)とを組み合わせてプロピレン重合用触媒を得る方
法、(2)特開昭50−126590号公報に示されるように、無
水塩化マグネシウムと安息香酸エチルをボールミル中で
共粉砕し、次いでこの粉砕生成物を四塩化チタン中に懸
濁させて四塩化チタンを塩化マグネシウム上に担持さ
せ、これをヘキサンで処理して非担持四塩化チタンを洗
い去って固体触媒成分を調製し、これをトリエチルアル
ミニウムと組み合わせてプロピレン重合用触媒を得る方
法、その他がある。
【0010】本発明で用いる結晶性ポリオレフィンの重
合方法は、任意であって溶剤中での懸濁重合、液化モノ
マー中での懸濁重合、モノマーがガス状で存在する条件
下で希釈剤を使用しないで行う気相重合法、その他があ
る。本発明でいう「触媒残留物除去工程」とは、重合に
より得られた結晶性ポリオレフィン中に含まれる触媒残
渣を積極的に除去するために、アルコール類や水のよう
に触媒と反応してこれを不活性化もしくは可溶化する化
合物でこの結晶性ポリオレフィンを処理し、次いで濾
過、乾燥、遠心分離などの物理的手段によって不活性化
ないし可溶化触媒を除去する工程を意味する。従って、
懸濁重合の際の分散媒(溶剤または液化モノマー)から
生成ポリマーを分離する段階は、分散媒溶存触媒の除去
が行われるかも知れないとしても本発明でいう触媒残留
物除去工程には該当しない。また、重合後に触媒を不活
性化するために生成ポリマーにエーテル、アルコール、
ケトン、エステル、水などの触媒毒を少量添加したり、
分散媒を除去するため生成ポリマー懸濁液を水蒸気やチ
ッ素などのガスで処理する工程も本発明でいう触媒残留
物除去工程には該当しない。
【0011】本発明で用いる結晶性ポリオレフィンとし
ては、触媒残分のハロゲン化マグネシウム化合物を含有
する結晶性ポリオレフィンすなわち無脱灰の結晶性ポリ
オレフィンであって、エチレン、プロピレン、ブテン-
1、ペンテン-1、4-メチル-ペンテン-1、ヘキセン-1、オ
クテン-1などのα-オレフィンの結晶性単独重合体、こ
れら2種以上のα-オレフィンの結晶性もしくは低結晶
性ランダム共重合体または結晶性ブロック共重合体、上
述のα-オレフィンと酢酸ビニルもしくはアクリル酸エ
ステルとの共重合体、該共重合体のケン化物、これらα
-オレフィンと不飽和シラン化合物との共重合体、これ
らα-オレフィンと不飽和カルボン酸もしくはその無水
物との共重合体、該共重合体と金属イオン化合物との反
応生成物、上述のα-オレフィンの結晶性単独重合体、
結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体または結晶性
ブロック共重合体を不飽和カルボン酸もしくはその誘導
体で変性した変性ポリオレフィン、上述のα-オレフィ
ンの結晶性単独重合体、結晶性もしくは低結晶性ランダ
ム共重合体または結晶性ブロック共重合体を不飽和シラ
ン化合物で変性したシラン変性ポリオレフィンなどを例
示することができ、これら結晶性ポリオレフィンの単独
使用はもちろんのこと、2種以上の結晶性ポリオレフィ
ンを併用することもできる。
【0012】また、上述の結晶性ポリオレフィンに各種
合成ゴム(たとえば非晶性エチレン-プロピレンランダ
ム共重合体、非晶性エチレン-プロピレン-非共役ジエン
3元共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ
クロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン、フッ素ゴム、スチレン-ブタジエン系ゴム、アク
リロニトリル-ブタジエン系ゴム、スチレン-ブタジエン
-スチレンブロック共重合体、スチレン-イソプレン-ス
チレンブロック共重合体、スチレン-エチレン-ブチレン
-スチレンブロック共重合体、スチレン-プロピレン-ブ
チレン-スチレンブロック共重合体など)または熱可塑
性合成樹脂(たとえばポリスチレン、スチレン-アクリ
ロニトリル共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン-ス
チレン共重合体、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、フッ素樹脂、石油
樹脂(たとえばC5系石油樹脂、水添C5系石油樹脂、C
9系石油樹脂、水添C9系石油樹脂、C5-C9共重合石油
樹脂、水添C5-C9共重合石油樹脂、酸変性C9系石油樹
脂など)、DCPD樹脂(たとえばシクロペンタジエン
系石油樹脂、水添シクロペンタジエン系石油樹脂、シク
ロペンタジエン-C5共重合石油樹脂、水添シクロペンタ
ジエン-C5共重合石油樹脂、シクロペンタジエン-C9
重合石油樹脂、水添シクロペンタジエン-C9共重合石油
樹脂、シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂、水
添シクロペンタジエン-C5-C9共重合石油樹脂などの軟
化点80〜200℃のDCPD樹脂)などを混合して用いる
こともできる。結晶性プロピレン単独重合体、プロピレ
ン成分を70重量%以上含有する結晶性プロピレン共重合
体であって、結晶性エチレン-プロピレンランダム共重
合体、結晶性プロピレン-ブテン-1ランダム共重合体、
結晶性エチレン-プロピレン-ブテン-1 3元共重合体、
結晶性プロピレン-ヘキセン-ブテン-1 3元共重合体お
よびこれらの2種以上の混合物などの結晶性ポリオレフ
ィンであって無脱灰のものを用いるのが特に好ましい。
【0013】本発明で用いられる化合物Aとして前記
で示されるアミド系化合物は、所定の脂肪族、脂環族ま
たは芳香族のジカルボン酸と所定の脂環族または芳香族
のモノアミンとをアミド化することにより容易に調製す
ることができる。当該脂肪族ジカルボン酸として、より
具体的には、マロン酸、ジフェニルマロン酸、コハク
酸、フェニルコハク酸、ジフェニルコハク酸、グルタル
酸、3,3-ジメチルグルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,12-ド
デカン二酸、1,14-テトラデカン二酸、1,18-オクタデカ
ン二酸などが例示される。脂環族ジカルボン酸として、
より具体的には、1,2-シクロへキサンジカルボン酸、1,
4-シクロへキサンジカルボン酸、1,4-シクロへキサンジ
酢酸などが例示される。芳香族ジカルボン酸として、よ
り具体的には、p-フェニレンジ酢酸、p-フェニレンジエ
タン酸、フタル酸、4-t-ブチルフタル酸、イソフタル
酸、5-t-ブチルイソフタル酸、テレフタル酸、1,8-ナフ
タル酸、1,4-ナフタレンジカルボン酸、2,6-ナフタレン
ジカルボン酸、2,7-ナフタレンジカルボン酸、ジフェン
酸、3,3'-ビフェニルジカルボン酸、4,4'-ビフェニルジ
カルボン酸、4,4'-ビナフチルジカルボン酸、ビス(3-
カルボキシフェニル)メタン、ビス(4-カルボキシフェ
ニル)メタン、2,2-ビス(3-カルボキシフェニル)プロ
パン、2,2-ビス(4-カルボキシフェニル)プロパン、3,
3'-スルホニルジ安息香酸、4,4'-スルホニルジ安息香
酸、3,3'-オキシジ安息香酸、4,4'-オキシジ安息香酸、
3,3'-カルボニルジ安息香酸、4,4'-カルボニルジ安息香
酸、3,3'-チオジ安息香酸、4,4'-チオジ安息香酸、4,4'
-(p-フェニレンジオキシ)ジ安息香酸、4,4'-イソフタ
ロイルジ安息香酸、4,4'-テレフタロイルジ安息香酸、
ジチオサリチル酸などが例示される。
【0014】脂環族モノアミンとして、より具体的に
は、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミン、シク
ロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、2-メチルシ
クロヘキシルアミン、3-メチルシクロヘキシルアミン、
4-メチルシクロヘキシルアミン、2-エチルシクロヘキシ
ルアミン、4-エチルシクロヘキシルアミン、2-プロピル
シクロヘキシルアミン、2-イソプロピルシクロヘキシル
アミン、4-プロピルシクロヘキシルアミン、4-イソプロ
ピルシクロヘキシルアミン、2-t-ブチルシクロヘキシル
アミン、4-n-ブチルシクロヘキシルアミン、4-i-ブチル
シクロヘキシルアミン、4-s-ブチルシクロヘキシルアミ
ン、4-t-ブチルシクロヘキシルアミン、4-n-アミルシク
ロヘキシルアミン、4-i-アミルシクロヘキシルアミン、
4-s-アミルシクロヘキシルアミン、4-t-アミルシクロヘ
キシルアミン、4-ヘキシルシクロヘキシルアミン、4-オ
クチルシクロヘキシルアミン、4-ノニルシクロヘキシル
アミン、4-デシルシクロヘキシルアミン、4-ウンデシル
シクロヘキシルアミン、4-ドデシルシクロヘキシルアミ
ン、4-シクロヘキシルシクロヘキシルアミン、4-フェニ
ルシクロヘキシルアミン、シクロヘプチルアミン、シク
ロドデシルアミン、シクロヘキシルメチルアミン、α-
シクロヘキシルエチルアミン、β-シクロヘキシルエチ
ルアミン、α-シクロヘキシルプロピルアミン、β-シク
ロヘキシルプロピルアミン、γ-シクロヘキシルプロピ
ルアミンなどが例示される。芳香族モノアミンとして、
より具体的には、アニリン、o-トルイジン、m-トルイジ
ン、p-トルイジン、o-エチルアニリン、m-エチルアニリ
ン、p-エチルアニリン、o-プロピルアニリン、m-プロピ
ルアニリン、p-プロピルアニリン、o-クミジン、m-クミ
ジン、p-クミジン、o-t-ブチルアニリン、p-n-ブチルア
ニリン、p-i-ブチルアニリン、p-s-ブチルアニリン、p-
t-ブチルアニリン、p-n-アミルアニリン、p-i-アミルア
ニリン、p-s-アミルアニリン、p-t-アミルアニリン、p-
ヘキシルアニリン、p-ヘプチルアニリン、p-オクチルア
ニリン、p-ノニルアニリン、p-デシルアニリン、p-ウン
デシルアニリン、p-ドデシルアニリン、p-シクロヘキシ
ルアニリン、o-アミノジフェニル、m-アミノジフェニ
ル、p-アミノジフェニル、p-アミノスチレン、ベンジル
アミン、α-フェニルエチルアミン、β-フェニルエチル
アミン、α-フェニルプロピルアミン、β-フェニルプロ
ピルアミン、γ-フェニルプロピルアミンなどが例示さ
れる。
【0015】また、本発明で用いられる化合物Aとして
前記で示されるアミド系化合物は、所定の脂肪族、脂
環族または芳香族のアミノ酸と所定のモノカルボン酸お
よびモノアミンとをアミド化することにより容易に調製
することができる。脂肪族アミノ酸として、より具体的
には、アミノ酢酸、α-アミノプロピオン酸、β-アミノ
プロピオン酸、α-アミノアクリル酸、α-アミノ酪酸、
β-アミノ酪酸、γ-アミノ酪酸、α-アミノ-α-メチル
酪酸、γ-アミノ-α-メチル酪酸、α-アミノ-i-酪酸、
β-アミノ-i-酪酸、α-アミノ-n-吉草酸、δ-アミノ-n-
吉草酸、β-アミノクロトン酸、α-アミノ-β-メチル吉
草酸、α-アミノ-i-吉草酸、2-アミノ-4-ペンテノイッ
ク酸、α-アミノ-n-カプロン酸、6-アミノカプロン酸、
α-アミノ-i-カプロン酸、7-アミノヘプタン酸、α-ア
ミノ-n-カプリル酸、8-アミノカプリル酸、9-アミノノ
ナン酸、11-アミノウンデカン酸、12-アミノドデカン酸
などが例示される。脂環族アミノ酸として、より具体的
には、1-アミノシクロヘキサンカルボン酸、2-アミノシ
クロヘキサンカルボン酸、3-アミノシクロヘキサンカル
ボン酸、4-アミノシクロヘキサンカルボン酸、p-アミノ
メチルシクロヘキサンカルボン酸、2-アミノ-2-ノルボ
ルナンカルボン酸などが例示される。芳香族アミノ酸と
して、より具体的には、α-アミノフェニル酢酸、α-ア
ミノ-β-フェニルプロピオン酸、2-アミノ-2-フェニル
プロピオン酸、3-アミノ-3-フェニルプロピオン酸、α-
アミノ桂皮酸、2-アミノ-4-フェニル酪酸、4-アミノ-3-
フェニル酪酸、アントラニル酸、m-アミノ安息香酸、p-
アミノ安息香酸、2-アミノ-4-メチル安息香酸、2-アミ
ノ-6-メチル安息香酸、3-アミノ-4-メチル安息香酸、2-
アミノ-3-メチル安息香酸、2-アミノ-5-メチル安息香
酸、4-アミノ-2-メチル安息香酸、4-アミノ-3-メチル安
息香酸、2-アミノ-3-メトキシ安息香酸、3-アミノ-4-メ
トキシ安息香酸、4-アミノ-2-メトキシ安息香酸、4-ア
ミノ-3-メトキシ安息香酸、2-アミノ-4,5-ジメトキシ安
息香酸、o-アミノフェニル酢酸、m-アミノフェニル酢
酸、p-アミノフェニル酢酸、4-(4-アミノフェニル)酪
酸、4-アミノメチル安息香酸、4-アミノメチルフェニル
酢酸、o-アミノ桂皮酸、m-アミノ桂皮酸、p-アミノ桂皮
酸、p-アミノ馬尿酸、2-アミノ-1-ナフトエ酸、3-アミ
ノ-1-ナフトエ酸、4-アミノ-1-ナフトエ酸、5-アミノ-1
-ナフトエ酸、6-アミノ-1-ナフトエ酸、7-アミノ-1-ナ
フトエ酸、8-アミノ-1-ナフトエ酸、1-アミノ-2-ナフト
エ酸、3-アミノ-2-ナフトエ酸、4-アミノ-2-ナフトエ
酸、5-アミノ-2-ナフトエ酸、6-アミノ-2-ナフトエ酸、
7-アミノ-2-ナフトエ酸、8-アミノ-2-ナフトエ酸などが
例示される。
【0016】脂環族モノカルボン酸として、より具体的
には、シクロプロパンカルボン酸、シクロブタンカルボ
ン酸、シクロペンタンカルボン酸、1-メチルシクロペン
タンカルボン酸、2-メチルシクロペンタンカルボン酸、
3-メチルシクロペンタンカルボン酸、1-フェニルシクロ
ペンタンカルボン酸、シクロペンテンカルボン酸、シク
ロヘキサンカルボン酸、1-メチルシクロヘキサンカルボ
ン酸、2-メチルシクロヘキサンカルボン酸、3-メチルシ
クロヘキサンカルボン酸、4-メチルシクロヘキサンカル
ボン酸、4-プロピルシクロヘキサンカルボン酸、4-ブチ
ルシクロヘキサンカルボン酸、4-ペンチルシクロヘキサ
ンカルボン酸、4-ヘキシルシクロヘキサンカルボン酸、
4-フェニルシクロヘキサンカルボン酸、1-フェニルシク
ロヘキサンカルボン酸、シクロヘキセンカルボン酸、4-
ブチルシクロヘキセンカルボン酸、シクロヘプタンカル
ボン酸、1-シクロヘプテンカルボン酸、1-メチルシクロ
ヘプタンカルボン酸、4-メチルシクロヘプタンカルボン
酸、シクロヘキシル酢酸などが例示される。芳香族モノ
カルボン酸として、より具体的には、安息香酸、o-メチ
ル安息香酸、m-メチル安息香酸、p-メチル安息香酸、p-
エチル安息香酸、p-プロピル安息香酸、p-n-ブチル安息
香酸、p-i-ブチル安息香酸、p-s-ブチル安息香酸、p-t-
ブチル安息香酸、p-n-アミル安息香酸、p-i-アミル安息
香酸、p-s-アミル安息香酸、p-t-アミル安息香酸、p-ヘ
キシル安息香酸、o-フェニル安息香酸、p-フェニル安息
香酸、p-シクロヘキシル安息香酸、フェニル酢酸、フェ
ニルプロピオン酸、フェニル酪酸などが例示される。前
記で示されるアミド系化合物の原料であるモノアミン
は前記で示されるアミド系化合物の原料であるモノア
ミンと同一である。これら化合物Aの単独使用はもちろ
んのこと、2種の化合物Aを併用することもできる。該
化合物Aの配合割合は、結晶性ポリオレフィン100重量
部に対して0.001〜1重量部、好ましくは0.01〜0.5重量
部である。0.001重量部未満の配合割合では剛性、耐熱
剛性および耐衝撃性の改善効果が充分に発揮されず、ま
た1重量部を超えても構わないが、それ以上の剛性、耐
熱剛性および耐衝撃性の改善効果が期待できず実際的で
ないばかりでなくまた不経済である。
【0017】本発明で用いられる化合物Bとしては、ヘ
キサン酸マグネシウム、ヘキサン酸カルシウム、ヘキサ
ン酸亜鉛、ソルビン酸マグネシウム、ソルビン酸カルシ
ウム、ソルビン酸亜鉛、n-オクタン酸マグネシウム、n-
オクタン酸カルシウム、n-オクタン酸亜鉛、2-エチルヘ
キサン酸マグネシウム、2-エチルヘキサン酸カルシウ
ム、2-エチルヘキサン酸亜鉛、ノナン酸マグネシウム、
ノナン酸カルシウム、ノナン酸亜鉛、デカン酸マグネシ
ウム、デカン酸カルシウム、デカン酸亜鉛、ラウリン酸
マグネシウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸亜
鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ミリスチン酸カルシウ
ム、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸マグネシウム、パ
ルミチン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、パルミトレ
イン酸マグネシウム、パルミトレイン酸カルシウム、パ
ルミトレイン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステ
アリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸マ
グネシウム、オレイン酸カルシウム、オレイン酸亜鉛、
リノール酸マグネシウム、リノール酸カルシウム、リノ
ール酸亜鉛、リノレン酸マグネシウム、リノレン酸カル
シウム、リノレン酸亜鉛、ベヘン酸マグネシウム、ベヘ
ン酸カルシウム、ベヘン酸亜鉛、エルカ酸マグネシウ
ム、エルカ酸カルシウム、エルカ酸亜鉛、リグノセリン
酸マグネシウム、リグノセリン酸カルシウム、リグノセ
リン酸亜鉛、セロチン酸マグネシウム、セロチン酸カル
シウム、セロチン酸亜鉛、モンタン酸マグネシウム、モ
ンタン酸カルシウム、モンタン酸亜鉛、
【0018】2-ヒドロキシテトラデカン酸マグネシウ
ム、2-ヒドロキシテトラデカン酸カルシウム、2-ヒドロ
キシテトラデカン酸亜鉛、イプロール酸マグネシウム、
イプロール酸カルシウム、イプロール酸亜鉛、2-ヒドロ
キシヘキサデカン酸マグネシウム、2-ヒドロキシヘキサ
デカン酸カルシウム、2-ヒドロキシヘキサデカン酸亜
鉛、ヤラピノール酸マグネシウム、ヤラピノール酸カル
シウム、ヤラピノール酸亜鉛、ユニペリン酸マグネシウ
ム、ユニペリン酸カルシウム、ユニペリン酸亜鉛、アン
ブレットール酸マグネシウム、アンブレットール酸カル
シウム、アンブレットール酸亜鉛、アリューリット酸マ
グネシウム、アリューリット酸カルシウム、アリューリ
ット酸亜鉛、2-ヒドロキシオクタデカン酸マグネシウ
ム、2-ヒドロキシオクタデカン酸カルシウム、2-ヒドロ
キシオクタデカン酸亜鉛、12-ヒドロキシオクタデカン
酸マグネシウム、12-ヒドロキシオクタデカン酸カルシ
ウム、12-ヒドロキシオクタデカン酸亜鉛、18-ヒドロキ
シオクタデカン酸マグネシウム、18-ヒドロキシオクタ
デカン酸カルシウム、18-ヒドロキシオクタデカン酸亜
鉛、9,10-ジヒドロキシオクタデカン酸マグネシウム、
9,10-ジヒドロキシオクタデカン酸カルシウム、9,10-ジ
ヒドロキシオクタデカン酸亜鉛、リシノール酸マグネシ
ウム、リシノール酸カルシウム、リシノール酸亜鉛、カ
ムロレン酸マグネシウム、カムロレン酸カルシウム、カ
ムロレン酸亜鉛、リカン酸マグネシウム、リカン酸カル
シウム、リカン酸亜鉛、フェロン酸マグネシウム、フェ
ロン酸カルシウム、フェロン酸亜鉛、セレブロン酸マグ
ネシウム、セレブロン酸カルシウム、セレブロン酸亜
鉛、ドデカノイル乳酸マグネシウム、ドデカノイル乳酸
カルシウム、ドデカノイル乳酸亜鉛、テトラデカノイル
乳酸マグネシウム、テトラデカノイル乳酸カルシウム、
テトラデカノイル乳酸亜鉛、オクタデカノイル乳酸マグ
ネシウム、オクタデカノイル乳酸カルシウムおよびオク
タデカノイル乳酸亜鉛などを例示でき、特にステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸亜鉛、12-ヒドロキシオクタデカン酸マグネシウム、1
2-ヒドロキシオクタデカン酸カルシウムおよびオクタデ
カノイル乳酸カルシウムが好ましい。これら化合物Bの
単独使用はもちろんのこと、2種以上の化合物Bを併用
することもできる。該化合物Bの配合割合は、結晶性ポ
リオレフィン100重量部に対して0.001〜1重量部、好ま
しくは0.01〜0.5重量部である。0.001重量部未満の配合
割合では剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の改善効果が充
分に発揮されず、また1重量部を超えても構わないが、
それ以上の剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の改善効果が
期待できず実際的でないばかりでなくまた不経済であ
る。
【0019】本発明の結晶性ポリオレフィン組成物にあ
っては、化合物Cを併用することによって相乗的に剛
性、耐熱剛性および耐衝撃性の改善効果が発揮されるの
で併用することが好ましい。化合物Cとしては、 MxAly(OH)2x+3y-2z(A)z・aH2O (MはMg、CaまたはZn、AはCO3またはHPO4
x、y、zは正数、aは零または正数)で示される複化
合物などを例示できる。これら化合物Cの単独使用はも
ちろんのこと、2種以上の化合物Cを併用することもで
きる。該化合物Cの配合割合は、結晶性ポリオレフィン
100重量部に対して0.001〜1重量部、好ましくは0.01〜
0.5重量部である。
【0020】本発明の組成物にあっては、通常結晶性ポ
リオレフィンに添加される各種の添加剤たとえばフェノ
ール系、チオエーテル系、リン系などの酸化防止剤、光
安定剤、重金属不活性化剤(銅害防止剤)、透明化剤、
造核剤(ただし、化合物Aを除く)、滑剤(ただし、化
合物Bを除く)、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキ
ング剤、無滴剤、過酸化物の如きラジカル発生剤、難燃
剤、難燃助剤、顔料、ハロゲン捕捉剤(ただし、化合物
Bおよび化合物Cを除く)、金属石ケン類などの分散剤
もしくは中和剤(ただし、化合物Bを除く)、有機系や
無機系の抗菌剤、無機充填剤(たとえばタルク、マイ
カ、クレ−、ウォラストナイト、ゼオライト、カオリ
ン、ベントナイト、パーライト、ケイソウ土、アスベス
ト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウム、二酸化ケイ素、二酸化チ
タン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
硫化亜鉛、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸ア
ルミニウム、ガラス繊維、チタン酸カリウム、炭素繊
維、カーボンブラック、グラファイトおよび金属繊維な
ど)、カップリング剤(たとえばシラン系、チタネート
系、ボロン系、アルミネート系、ジルコアルミネート系
など)の如き表面処理剤で表面処理された前記無機充填
剤または有機充填剤(たとえば木粉、パルプ、故紙、合
成繊維、天然繊維など)を本発明の目的を損なわない範
囲で併用することができる。
【0021】本発明の組成物は、たとえば無脱灰の結晶
性ポリオレフィンに前記の化合物Aおよび化合物Bなら
びに通常結晶性ポリオレフィンに添加される前述の各種
添加剤のそれぞれ所定量を通常の混合装置たとえばヘン
シェルミキサー(商品名)、スーパーミキサー、リボン
ブレンダー、バンバリミキサーなどを用いて混合し、通
常の単軸押出機、2軸押出機、ブラベンダーまたはロー
ルなどで、溶融混練温度150℃〜300℃、好ましくは180
℃〜270℃で溶融混練ペレタイズすることにより得るこ
とができる。得られた組成物は射出成形法、押出成形
法、ブロー成形法などの各種成形法により目的とする成
形品の製造に供される。
【0022】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれによって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例で用いた評価
方法は次の方法によった。 1)剛性:曲げ試験により評価した。すなわち得られた
ペレットを用いて長さ100mm、巾10mm、厚み4mmの試験
片を射出成形法により作成し、該試験片を用いて曲げ弾
性率を測定(JIS K 7203に準拠)することにより剛
性を評価した。高剛性の材料とは曲げ弾性率の大きなも
のをいう。 2)耐熱剛性:荷重たわみ温度試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ130mm、巾13mm、
厚み6.5mmの試験片を射出成形法により作成し、該試験
片を用いて熱変形温度を測定(JIS K 7207に準拠;
4.6kgf/cm2荷重)することにより耐熱剛性を評価し
た。高耐熱剛性の材料とは熱変形温度の高いものをい
う。 3)耐衝撃性:アイゾット衝撃試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ63.5mm、巾13mm、
厚み3.5mmの試験片(ノッチ有り)を射出成形法により
作成し、該試験片を用いて23℃におけるアイゾット衝撃
強度を測定(JIS K 7110に準拠)することにより耐
衝撃性を評価した。耐衝撃性の優れた材料とはアイゾッ
ト衝撃強度の大きいものをいう。
【0023】実施例1〜7、比較例1〜8 結晶性ポリオレフィンとしてMFR(230℃における荷
重2.16kgを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)6.
0g/10分の安定化されていない粉末状の無脱灰の結晶性
プロピレン単独重合体(塩化マグネシウム含有量40pp
m)100重量部に、化合物AとしてN,N'-ジシクロヘキ
シルテレフタルアミド、N,N'-ジシクロヘキシル-1,4-
シクロヘキサンジカルボキシアミドまたはN,N'-ジシ
クロヘキシル-2,6-ナフタレンジカルボキシアミド、化
合物Bとしてヘキサン酸マグネシウム、ヘキサン酸カル
シウム、2-エチルヘキサン酸亜鉛もしくはオクタデカノ
イル乳酸マグネシウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定
量を後述の表1に記載した配合割合でヘンシェルミキサ
ー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30
mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット
化した。また比較例1〜8としてMFRが6.0g/10分の
安定化されていない粉末状の無脱灰の結晶性プロピレン
単独重合体(塩化マグネシウム含有量40ppm)100重量部
に後述の表1に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合
し、実施例1〜7に準拠して溶融混練処理してペレット
を得た。剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる
試験片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温
度50℃で射出成形により調製した。得られた試験片を用
いて前記の試験方法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃
性の評価を行った。これらの結果を表1に示した。
【0024】実施例8〜14、比較例9〜16 結晶性ポリオレフィンとしてMFR4.0g/10分の安定化
されていない粉末状の無脱灰の結晶性エチレン-プロピ
レンブロック共重合体(エチレン含有量8.5重量%、塩
化マグネシウム含有量54ppm)100重量部に、化合物Aと
してN,N'-ジシクロヘキシル-4,4'-ビフェニルジカル
ボキシアミド、N,N'-ビス(p-メチルフェニル)ヘキ
サンジアミドまたはN,N'-ビス(p-エチルフェニル)
ヘキサンジアミド、化合物Bとしてステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛も
しくはオクタデカノイル乳酸カルシウムおよび他の添加
剤のそれぞれ所定量を後述の表2に記載した配合割合で
ヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合
したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練
処理してペレット化した。また比較例9〜16としてM
FRが4.0g/10分の安定化されていない粉末状の無脱灰
の結晶性エチレン-プロピレンブロック共重合体(エチ
レン含有量8.5重量%、塩化マグネシウム含有量54ppm)
100重量部に後述の表2に記載の添加剤のそれぞれ所定
量を配合し、実施例8〜14に準拠して溶融混練処理し
てペレットを得た。剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評
価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度250
℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。得られた
試験片を用いて前記の試験方法により剛性、耐熱剛性お
よび耐衝撃性の評価を行った。これらの結果を表2に示
した。
【0025】実施例15〜21、比較例17〜24 結晶性ポリオレフィンとしてMFR7.0g/10分の安定化
されていない粉末状の無脱灰の結晶性エチレン-プロピ
レンランダム共重合体(エチレン含有量2.5重量%、塩
化マグネシウム含有量95ppm)90重量%およびMI(190
℃における荷重2.16kgを加えた場合の10分間の溶融樹脂
の吐出量)15.0g/10分の安定化されていない粉末状チ
ーグラー・ナッタ系高密度エチレン単独重合体(塩化マ
グネシウム含有量20ppm)10重量%とからなる合計100重
量部に、化合物AとしてN,N'-ビス(4-シクロヘキシ
ルフェニル)ヘキサンジアミド、p-(N-シクロヘキサ
ンカルボニルアミノ)安息香酸シクロヘキシルアミドま
たはδ-(N-ベンゾイルアミノ)-n-吉草酸アニリド、
化合物Bとしてモンタン酸カルシウム、塩基性12-ヒド
ロキシオクタデカン酸マグネシウム、12-ヒドロキシオ
クタデカン酸カルシウムもしくはオクタデカノイル乳酸
亜鉛および他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の表3に
記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入
れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で
200℃にて溶融混練処理してペレット化した。また比較
例17〜24としてMFRが7.0g/10分の安定化されて
いない粉末状の無脱灰の結晶性エチレン-プロピレンラ
ンダム共重合体(エチレン含有量2.5重量%、塩化マグ
ネシウム含有量95ppm)90重量%およびMIが15.0g/10
分の安定化されていない粉末状チーグラー・ナッタ系高
密度エチレン単独重合体(塩化マグネシウム含有量20pp
m)10重量%とからなる合計100重量部に後述の表3に記
載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例15〜2
1に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片は、得ら
れたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成
形により調製した。得られた試験片を用いて前記の試験
方法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行っ
た。これらの結果を表3に示した。
【0026】表1〜表3に示される本発明にかかわる化
合物および添加剤は下記の通りである。 化合物A[1]:N,N'-ジシクロヘキシルテレフタル
アミド 化合物A[2]:N,N'-ジシクロヘキシル-1,4-シクロ
ヘキサンジカルボキシアミド 化合物A[3]:N,N'-ジシクロヘキシル-2,6-ナフタ
レンジカルボキシアミド 化合物A[4]:N,N'-ジシクロヘキシル-4,4'-ビフ
ェニルジカルボキシアミド 化合物A[5]:N,N'-ビス(p-メチルフェニル)ヘ
キサンジアミド 化合物A[6]:N,N'-ビス(p-エチルフェニル)ヘ
キサンジアミド 化合物A[7]:N,N'-ビス(4-シクロヘキシルフェ
ニル)ヘキサンジアミド 化合物A[8]:p-(N-シクロヘキサンカルボニルア
ミノ)安息香酸シクロヘキシルアミド 化合物A[9]:δ-(N-ベンゾイルアミノ)-n-吉草
酸アニリド 化合物B[1]:ヘキサン酸マグネシウム 化合物B[2]:ヘキサン酸カルシウム 化合物B[3]:2-エチルヘキサン酸亜鉛 化合物B[4]:ステアリン酸マグネシウム 化合物B[5]:ステアリン酸カルシウム 化合物B[6]:ステアリン酸亜鉛 化合物B[7]:モンタン酸カルシウム 化合物B[8]:塩基性12-ヒドロキシオクタデカン酸
マグネシウム 化合物B[9]:12-ヒドロキシオクタデカン酸カルシ
ウム 化合物B[10]:オクタデカノイル乳酸マグネシウム 化合物B[11]:オクタデカノイル乳酸カルシウム 化合物B[12]:オクタデカノイル乳酸亜鉛 化合物C:ハイドロタルサイト(Mg4.5Al2(OH)13
3・3.5H2O[協和化学工業(株)製 DHT−4
A]) フェノール系酸化防止剤1:2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾ
ール フェノール系酸化防止剤2:テトラキス[メチレン-3-
(3',5'-ジ-t-ブチル-4'-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン フェノール系酸化防止剤3:1,3,5-トリメチル-2,4,6-
トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベン
ゼン リン系酸化防止剤1:ビス(2,4-ジ-t-ブチルフェニ
ル)-ペンタエリスリトール-ジフォスファイト リン系酸化防止剤2:ビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチル
フェニル)-ペンタエリスリトール-ジフォスファイト 金属塩化合物1:ステアリン酸リチウム 金属塩化合物2:ステアリン酸ナトリウム 金属塩化合物3:ステアリン酸ストロンチウム 金属塩化合物4:ステアリン酸バリウム 金属塩化合物5:ステアロイル乳酸ナトリウム
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】表1に記載の実施例および比較例は、無脱
灰の結晶性ポリオレフィンとして塩化マグネシウム含有
量40ppmの結晶性プロピレン単独重合体を用いた場合で
ある。表1からわかるように、実施例1〜7は本発明に
かかわる化合物Aおよび化合物Bを配合したものであ
り、実施例1〜7と比較例1(化合物Aおよび化合物B
を配合しないもの)とをくらべてみると、実施例1〜7
は剛性、耐熱剛性および耐衝撃性が著しく優れているこ
とがわかる。化合物Bのみを配合した比較例2と実施例
1〜7をくらべてみると、比較例2の剛性、耐熱剛性お
よび耐衝撃性は比較例1と同程度でありほとんど改善さ
れないことがわかる。また、化合物Aのみを配合した比
較例3と実施例1〜7をくらべてみると、両者の耐熱剛
性および耐衝撃性は同程度であるものの比較例3の剛性
は比較例1からも明らかなようにほとんど改善されない
ことがわかる。さらに、実施例1〜7の化合物Bの替わ
りに化合物B以外のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土
類金属塩すなわち金属塩化合物1〜5をそれぞれ配合し
た比較例4〜8と実施例1〜7をくらべてみると、比較
例4〜8は比較例3と同様の結果であり化合物Aに金属
塩化合物1〜5をそれぞれ併用しても剛性の改善効果は
ほとんど認められないことがわかる。従って、本発明に
かかわる化合物Aおよび化合物Bの2成分の配合を同時
に満たさない比較各例は、本発明の効果を奏さないこと
が明らかである。すなわち、本発明で得られる剛性、耐
熱剛性および耐衝撃性は、触媒残分としてハロゲン化マ
グネシウム化合物を含有する結晶性ポリオレフィンに化
合物Aおよび化合物Bを配合したときにはじめてみられ
る特有の効果であるといえる。また、実施例1〜5の組
成物において、化合物Cを併用した実施例6〜7は実施
例1〜5にくらべて化合物Aおよび化合物Bの優れた剛
性、耐熱剛性および耐衝撃性の改善効果が阻害されるこ
となく、化合物C併用による顕著な相乗効果が認められ
ることがわかる。
【0031】表2〜表3は、無脱灰の結晶性ポリオレフ
ィンとして、それぞれ触媒残分としてハロゲン化マグネ
シウム化合物を含有する結晶性エチレン-プロピレンブ
ロック共重合体、結晶性エチレン-プロピレンランダム
共重合体および高密度エチレン単独重合体の混合物を用
いたものであり、これらについても上述と同様の効果が
確認された。
【0032】
【発明の効果】本発明の組成物は、触媒残分としてのハ
ロゲン化マグネシウム化合物を含有している結晶性ポリ
オレフィンを用いた組成物であるにもかかわらず、成形
品としたときに剛性、耐熱剛性および耐衝撃性に著しく
優れた成形品が得られる結晶性ポリオレフィン組成物で
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明の組成物にあっては、通常結晶性プ
ロピレン重合体に添加される各種の添加剤たとえばフェ
ノール系、チオエーテル系、リン系などの酸化防止剤、
光安定剤、重金属不活性化剤(銅害防止剤)、透明化
剤、造核剤(ただし、化合物Aを除く)、滑剤、帯電防
止剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、無滴剤、有機過
酸化物の如きラジカル発生剤、難燃剤、難燃助剤、顔
料、ハロゲン捕捉剤、金属石ケン類などの分散剤もしく
は中和剤、有機系や無機系の抗菌剤、無機充填剤(たと
えばタルク、マイカ、クレー、ウォラストナイト、ゼオ
ライト、カオリン、ベントナイト、パーライト、ケイソ
ウ土、アスベスト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性
アルミニウム・リチウム・ヒドロヰシ・カーボネート・
ハイドレート、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、硫化亜鉛、硫
酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、
ガラス繊維、チタン酸カリウム、マグネシウムオキシサ
ルフェート、炭素繊維、カーボンブラック、グラファイ
トおよび金属繊維など)、カップリング剤(たとえばシ
ラン系、チタネート系、ボロン系、アルミネート系、ジ
ルコアルミネート系など)の如き表面処理剤で表面処理
された前記無機充填剤または有機充填剤(たとえば木
粉、パルプ、故紙、合成繊維、天然繊維など)を本発明
の目的を損なわない範囲で併用することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒残分としてハロゲン化マグネシウム化
    合物を含有する結晶性ポリオレフィン100重量部に対し
    て、下記〜から選ばれた1種または2種以上のアミ
    ド系化合物および下記〜から選ばれた1種または2
    種以上の化合物をそれぞれ0.001〜1重量部配合してな
    る結晶性ポリオレフィン組成物。 R2−NHCO−R1−CONH−R35−CONH−R4−CONH−R6 (式中、R1は炭素数1〜28の飽和もしくは不飽和の脂
    肪族、脂環族または芳香族のジカルボン酸残基を、R2
    およびR3は同一または異なって、炭素数3〜18のシク
    ロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、炭素数7〜
    18のアルキルフェニル基、アルケニルフェニル基、シク
    ロアルキルフェニル基、ビフェニル基、アルキルシクロ
    ヘキシル基、アルケニルシクロヘキシル基、シクロアル
    キルシクロヘキシル基もしくはフェニルシクロヘキシル
    基または炭素数7〜10のフェニルアルキル基もしくはシ
    クロヘキシルアルキル基を、R4は炭素数1〜28の飽和
    もしくは不飽和の脂肪族、脂環族または芳香族のアミノ
    酸残基を、R5およびR6は同一または異なって、炭素数
    3〜18のシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル
    基、フェニル基、炭素数7〜18のアルキルフェニル基、
    アルケニルフェニル基、シクロアルキルフェニル基、ビ
    フェニル基、アルキルシクロヘキシル基、アルケニルシ
    クロヘキシル基、シクロアルキルシクロヘキシル基もし
    くはフェニルシクロヘキシル基または炭素数7〜10のフ
    ェニルアルキル基もしくはシクロヘキシルアルキル基を
    それぞれ示す。) 脂肪酸金属塩(ただし、金属はマグネシウム、カルシ
    ウムもしくは亜鉛を示す。) アルカノイル乳酸金属塩(ただし、金属はマグネシウ
    ム、カルシウムもしくは亜鉛を示す。)
  2. 【請求項2】 触媒残分としてハロゲン化マグネシウム
    化合物を含有する結晶性ポリオレフィン100重量部に対
    して、ハイドロタルサイト類0.001〜1重量部をさらに
    配合してなる請求項1記載の結晶性ポリオレフィン組成
    物。
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