JPH0713370B2 - 鋼管コンクリート造の柱脚部構造 - Google Patents
鋼管コンクリート造の柱脚部構造Info
- Publication number
- JPH0713370B2 JPH0713370B2 JP1204956A JP20495689A JPH0713370B2 JP H0713370 B2 JPH0713370 B2 JP H0713370B2 JP 1204956 A JP1204956 A JP 1204956A JP 20495689 A JP20495689 A JP 20495689A JP H0713370 B2 JPH0713370 B2 JP H0713370B2
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- steel pipe
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鋼管とコンクリートとからなる柱を基礎コン
クリートに固定した、鋼管コンクリート造の柱脚部構造
に関するものである。
クリートに固定した、鋼管コンクリート造の柱脚部構造
に関するものである。
鋼管コンクリート造の柱脚部は鋼管柱の柱脚部を応用し
て構成されるが、この鋼管柱の柱脚部は従来、第7図−
I〜IIIに示すように柱を基礎天端から露出させ、ベー
スプレートをアンカーボルトで基礎コンクリートに固定
する露出型、柱回りに引張力伝達用の主筋とせん断補強
筋を配置して所要の高さだけコンクリートで被覆する根
巻型、そして基礎内に埋め込んで定着する埋込型とに大
別される。
て構成されるが、この鋼管柱の柱脚部は従来、第7図−
I〜IIIに示すように柱を基礎天端から露出させ、ベー
スプレートをアンカーボルトで基礎コンクリートに固定
する露出型、柱回りに引張力伝達用の主筋とせん断補強
筋を配置して所要の高さだけコンクリートで被覆する根
巻型、そして基礎内に埋め込んで定着する埋込型とに大
別される。
この中で露出型はアンカーボルトのみで柱と基礎との接
合が行われるため施工が容易であるが、固定度が小さい
(ピン接合である)ため復元力特性は第8図−Iのよう
にスリップ型となり、エネルギー吸収能力が低く、特に
鋼管コンクリート柱のように曲げ強度、剛性共大きい材
料の場合、脚部に力が集中するためこれを固定するベー
スプレートとアンカーボルトが大型化し、不経済な結果
となる。
合が行われるため施工が容易であるが、固定度が小さい
(ピン接合である)ため復元力特性は第8図−Iのよう
にスリップ型となり、エネルギー吸収能力が低く、特に
鋼管コンクリート柱のように曲げ強度、剛性共大きい材
料の場合、脚部に力が集中するためこれを固定するベー
スプレートとアンカーボルトが大型化し、不経済な結果
となる。
一方、根巻型と埋込型は固定度が高いため第8図−II,I
IIに示すように復元力特性が改善され、エネルギー吸収
能力は高まるが、柱と基礎の鉄筋との取合いが悪いため
構造が複雑化し、施工性が低下する等それぞれに弱点を
抱えている。
IIに示すように復元力特性が改善され、エネルギー吸収
能力は高まるが、柱と基礎の鉄筋との取合いが悪いため
構造が複雑化し、施工性が低下する等それぞれに弱点を
抱えている。
この発明はこうした従来の鋼管柱の柱脚部構造の問題に
着目してなされたもので、露出型と根巻型、または埋込
型双方の利点を併せ持つ構造を新たに提案しようとする
ものである。
着目してなされたもので、露出型と根巻型、または埋込
型双方の利点を併せ持つ構造を新たに提案しようとする
ものである。
本発明の請求項(1)では基礎コンクリート内からその
天端より突出する高さまで柱からの力を基礎コンクリー
トに伝達するアンカー部材を組立て、このアンカー部材
の基礎コンクリートの天端の上方より下方位置に相当す
る外周にシアプレートを接合し、アンカー部材の基礎コ
ンクリートから突出する部分の回りに鋼管を建て込み、
その下端を基礎コンクリートに接合し、かつシアプレー
トに外接するようにベースプレートを配置し、ベースプ
レートをアンカーボルトで基礎コンクリートに固定する
とともに、鋼管内にコンクリートを充填したことを特徴
とする。本発明の請求項2では、基礎コンクリート内か
らその天端より突出する高さまで柱からの力を基礎コン
クリートに伝達するアンカー部材を組立て、このアンカ
ー部材の基礎コンクリートの天端より下方位置から基礎
コンクリートから突出する部分の回りに鋼管を建て込
み、基礎コンクリートの天端に配置し、かつ鋼管に接合
したベースプレートをアンカーボルトで基礎コンクリー
トに固定するとともに、鋼管内にコンクリートを充填し
たことを特徴とする。
天端より突出する高さまで柱からの力を基礎コンクリー
トに伝達するアンカー部材を組立て、このアンカー部材
の基礎コンクリートの天端の上方より下方位置に相当す
る外周にシアプレートを接合し、アンカー部材の基礎コ
ンクリートから突出する部分の回りに鋼管を建て込み、
その下端を基礎コンクリートに接合し、かつシアプレー
トに外接するようにベースプレートを配置し、ベースプ
レートをアンカーボルトで基礎コンクリートに固定する
とともに、鋼管内にコンクリートを充填したことを特徴
とする。本発明の請求項2では、基礎コンクリート内か
らその天端より突出する高さまで柱からの力を基礎コン
クリートに伝達するアンカー部材を組立て、このアンカ
ー部材の基礎コンクリートの天端より下方位置から基礎
コンクリートから突出する部分の回りに鋼管を建て込
み、基礎コンクリートの天端に配置し、かつ鋼管に接合
したベースプレートをアンカーボルトで基礎コンクリー
トに固定するとともに、鋼管内にコンクリートを充填し
たことを特徴とする。
以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
まず第1請求項記載の発明を説明する。
この発明は第1図に示すように鋼管(角形鋼管を含む)
1の柱脚部の内部にアンカー部材としてアンカーフレー
ム2を組み立て、このアンカーフレーム2を基礎コンク
リート3内に埋設して鋼管1を基礎コンクリート3の天
端にアンカーボルト4により固定し、鋼管1内にコンク
リート5を充填したものである。アンカーフレーム2は
鋼管1内に充填されるコンクリート5に埋設されること
により柱からの軸方向力、曲げモーメント及びせん断力
を基礎コンクリートに伝達するもので、図示するように
基礎コンクリート3の内部からその天端より突出する高
さまで、鋼管1の内側に納まる平面形状で組み立てられ
る。
1の柱脚部の内部にアンカー部材としてアンカーフレー
ム2を組み立て、このアンカーフレーム2を基礎コンク
リート3内に埋設して鋼管1を基礎コンクリート3の天
端にアンカーボルト4により固定し、鋼管1内にコンク
リート5を充填したものである。アンカーフレーム2は
鋼管1内に充填されるコンクリート5に埋設されること
により柱からの軸方向力、曲げモーメント及びせん断力
を基礎コンクリートに伝達するもので、図示するように
基礎コンクリート3の内部からその天端より突出する高
さまで、鋼管1の内側に納まる平面形状で組み立てられ
る。
アンカーフレーム2の、基礎コンクリート3の天端の上
方より下方位置に相当する位置には補強のため柱下端部
のせん断力を負担するシアプレート6が接合される。
方より下方位置に相当する位置には補強のため柱下端部
のせん断力を負担するシアプレート6が接合される。
鋼管1はこのアンカーフレーム2の回りに設置される。
施工は第2図−Iに示すように、捨てコンクリート8上
にアンカーフレーム2を組み立て、このアンカーフレー
ム2を利用してその回りにアンカーボルト4を配置し、
基礎コンクリート3を打設してアンカーフレーム2を固
定した後、IIに示すように下端にベースプレート7が接
合された鋼管1をアンカーフレーム2回りに建て込み、
ベースプレート7をアンカーボルト4に接合する、とい
う要領で行われる。
にアンカーフレーム2を組み立て、このアンカーフレー
ム2を利用してその回りにアンカーボルト4を配置し、
基礎コンクリート3を打設してアンカーフレーム2を固
定した後、IIに示すように下端にベースプレート7が接
合された鋼管1をアンカーフレーム2回りに建て込み、
ベースプレート7をアンカーボルト4に接合する、とい
う要領で行われる。
また、ベースプレート7はシアプレート6の外周に接合
するようにしてある。
するようにしてある。
その後、鋼管1内にコンクリート5を充填し、アンカー
フレーム2と鋼管1とを一体化して柱脚部が完成する。
フレーム2と鋼管1とを一体化して柱脚部が完成する。
ベースプレート7とアンカーボルト4は鋼管1の建て込
み時に施工上必要とされるもので、力の伝達は鋼管1、
コンクリート5とアンカーフレーム2とにより行われる
ためその規模は小型で足りる。
み時に施工上必要とされるもので、力の伝達は鋼管1、
コンクリート5とアンカーフレーム2とにより行われる
ためその規模は小型で足りる。
第3図の実施例はアンカー部材として鋼棒2′を使用
し、ベースプレート7の中央部に第1図の実施例と同様
のシアプレート6を接合し、このシアプレート6によっ
てせん断力を伝達させた場合である。
し、ベースプレート7の中央部に第1図の実施例と同様
のシアプレート6を接合し、このシアプレート6によっ
てせん断力を伝達させた場合である。
第4図は第2請求項発明の実施例を示したものである。
この発明は第1請求項発明のアンカーフレーム2に代え
て異形鉄筋、PC鋼棒等の複数本の鋼棒2′をアンカー部
材として使用したもので、その他の構成は前記発明と全
く同様であり、鋼棒2′は鋼管1の内部に柱の主筋状に
配置される。
て異形鉄筋、PC鋼棒等の複数本の鋼棒2′をアンカー部
材として使用したもので、その他の構成は前記発明と全
く同様であり、鋼棒2′は鋼管1の内部に柱の主筋状に
配置される。
この実施例ではせん断力を鋼管1に負担させることか
ら、外力作用時の、鋼管1の基礎コンクリート3からの
剥離や亀裂を防止し、せん断耐力を向上させるため、基
礎コンクリート3の天端の下方位置より基礎コンクリー
トから突出する鋼棒2′の回りに鋼管1の下端部を若干
基礎コンクリート3内に埋め込んで設置している。
ら、外力作用時の、鋼管1の基礎コンクリート3からの
剥離や亀裂を防止し、せん断耐力を向上させるため、基
礎コンクリート3の天端の下方位置より基礎コンクリー
トから突出する鋼棒2′の回りに鋼管1の下端部を若干
基礎コンクリート3内に埋め込んで設置している。
このためベースプレート7は鋼管1の下端より上方位置
に接合される。
に接合される。
ベースプレート7とアンカーボルト4が鋼管1の建て込
み時に施工上必要とされることは第1図の実施例と同じ
である。
み時に施工上必要とされることは第1図の実施例と同じ
である。
鋼棒2′は基礎コンクリート3に付着耐力、もしくは先
端に付けられるフック等による定着によって力を伝達す
る。
端に付けられるフック等による定着によって力を伝達す
る。
第3図、第4図の実施例の施工手順を第5図により簡単
に説明する。
に説明する。
まず第1図の実施例における形状のアンカーフレームを
用いて捨てコンクリート8上にアンカーボルト4を設置
し、鋼棒2′を組み立てる(I)。
用いて捨てコンクリート8上にアンカーボルト4を設置
し、鋼棒2′を組み立てる(I)。
鋼棒2′の基礎コンクリート3内部分には必要によりフ
ープ筋9を巻き付け、これを拘束する。鋼管1部分では
鋼管1自身がフープ筋9の役目をするため必要とされな
い。
ープ筋9を巻き付け、これを拘束する。鋼管1部分では
鋼管1自身がフープ筋9の役目をするため必要とされな
い。
続いて基礎コンクリート3の配筋をし、鋼管1、もしく
はシアプレート6の埋め込み位置を箱抜きしてコンクリ
ートを打設する。
はシアプレート6の埋め込み位置を箱抜きしてコンクリ
ートを打設する。
次に鋼管1を建て込み、ベースプレート7をアンカーボ
ルト4に接合する(II)。ベースプレート7は第4図の
実施例の場合、第6図−Iに示すように予めアンカーボ
ルト4に螺合されたナット10により、また第3図の実施
例の場合はIIに示すようにベースモルタル11によりそれ
ぞれレベル調整される。
ルト4に接合する(II)。ベースプレート7は第4図の
実施例の場合、第6図−Iに示すように予めアンカーボ
ルト4に螺合されたナット10により、また第3図の実施
例の場合はIIに示すようにベースモルタル11によりそれ
ぞれレベル調整される。
鋼管1建て込み時の、その下端と基礎コンクリート3天
端との隙間はモルタルで充填される。
端との隙間はモルタルで充填される。
鋼管1の接合後、その内部にコンクリート5を充填して
施工は終了する。
施工は終了する。
この発明は以上の通りであり、鋼管の内部に、基礎コン
クリート内まで柱の力を伝達するアンカーフレーム、ま
たは鋼棒を配置し、コンクリートに埋め込んだものであ
るため柱脚部の構造を簡素化しながらせん断耐力を向上
させることができる。
クリート内まで柱の力を伝達するアンカーフレーム、ま
たは鋼棒を配置し、コンクリートに埋め込んだものであ
るため柱脚部の構造を簡素化しながらせん断耐力を向上
させることができる。
第1図−I,IIは第1請求項記載発明の実施例を示したそ
れぞれ平面図、立面図、第2図−I,IIはその施工要領を
示した概略図、第3図、第4図は第2請求項発明の実施
例を示したもので、Iは平面図、IIは立面図、第5図−
I,IIはその施工手順を示した概略図、第6図−I,IIは鋼
管の設置方法を示した立面図、第7図−I〜IIIは従来
構造を示した立面図、第8図−I〜IIIは第7図の各復
元力特性図である。 1……鋼管、2……アンカーフレーム、2′……鋼棒、
3……基礎コンクリート、4……アンカーボルト、5…
…コンクリート、6……シアプレート、7……ベースプ
レート、8……捨てコンクリート、9……フープ筋、10
……ナット、11……ベースモルタル。
れぞれ平面図、立面図、第2図−I,IIはその施工要領を
示した概略図、第3図、第4図は第2請求項発明の実施
例を示したもので、Iは平面図、IIは立面図、第5図−
I,IIはその施工手順を示した概略図、第6図−I,IIは鋼
管の設置方法を示した立面図、第7図−I〜IIIは従来
構造を示した立面図、第8図−I〜IIIは第7図の各復
元力特性図である。 1……鋼管、2……アンカーフレーム、2′……鋼棒、
3……基礎コンクリート、4……アンカーボルト、5…
…コンクリート、6……シアプレート、7……ベースプ
レート、8……捨てコンクリート、9……フープ筋、10
……ナット、11……ベースモルタル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 昭夫 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 本間 完介 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−193151(JP,U) 実開 昭49−66205(JP,U) 実公 昭40−21856(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】基礎コンクリート内からその天端より突出
する高さまで柱からの力を基礎コンクリートに伝達する
アンカー部材を組立て、このアンカー部材の基礎コンク
リートの天端の上方より下方位置に相当する外周にシア
プレートを接合し、アンカー部材の基礎コンクリートか
ら突出する部分の回りに鋼管を建て込み、その下端を基
礎コンクリートに接合し、かつシアプレートに外接する
ようにベースプレートを配置し、ベースプレートをアン
カーボルトで基礎コンクリートに固定するとともに、鋼
管内にコンクリートを充填したことを特徴とする鋼管コ
ンクリート造の柱脚部構造。 - 【請求項2】基礎コンクリート内からその天端より突出
する高さまで柱からの力を基礎コンクリートに伝達する
アンカー部材を組立て、このアンカー部材の基礎コンク
リートの天端より下方位置から基礎コンクリートから突
出する部分の回りに鋼管を建て込み、基礎コンクリート
の天端に配置し、かつ鋼管に接合したベースプレートを
アンカーボルトで基礎コンクリートに固定するととも
に、鋼管内にコンクリートを充填したことを特徴とする
鋼管コンクリート造の柱脚部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1204956A JPH0713370B2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 鋼管コンクリート造の柱脚部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1204956A JPH0713370B2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 鋼管コンクリート造の柱脚部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0369722A JPH0369722A (ja) | 1991-03-26 |
| JPH0713370B2 true JPH0713370B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=16499097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1204956A Expired - Fee Related JPH0713370B2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 鋼管コンクリート造の柱脚部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713370B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4966205U (ja) * | 1972-09-19 | 1974-06-10 | ||
| JPS61193151U (ja) * | 1985-05-24 | 1986-12-01 | ||
| JPS62194805U (ja) * | 1986-06-02 | 1987-12-11 | ||
| JPS649852U (ja) * | 1987-07-08 | 1989-01-19 |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP1204956A patent/JPH0713370B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0369722A (ja) | 1991-03-26 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |