JPH07134083A - 粉体分取装置、粉体収容槽内清掃装置および粉体吐出用管体清掃装置 - Google Patents

粉体分取装置、粉体収容槽内清掃装置および粉体吐出用管体清掃装置

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JPH07134083A
JPH07134083A JP5282264A JP28226493A JPH07134083A JP H07134083 A JPH07134083 A JP H07134083A JP 5282264 A JP5282264 A JP 5282264A JP 28226493 A JP28226493 A JP 28226493A JP H07134083 A JPH07134083 A JP H07134083A
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suction
outer tube
hopper
opening
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Yuji Nogami
雄司 野上
Takashi Chino
貴史 千野
Kenzo Kaminaga
賢三 神永
Atsushi Tsutsumi
淳 堤
Masaaki Suzuki
正明 鈴木
Keisuke Kato
敬介 加藤
Masanori Niiyama
正徳 新山
Yoshihisa Hirakuri
喜久 平栗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の容量を有する粉体に自動分取する装置
構成の簡単な粉体分取装置、粉体を貯留する粉体収容槽
内を自動清掃する粉体収容槽内清掃装置、粉体を吐出す
る管体の外周面に付着する粉体を自動清掃する粉体吐出
用管体清掃装置を提供すること。 【構成】 異なる容積の複数の粉体採取ホッパーと余分
の粉体を排出する粉体排出手段とを底面に設けてなる粉
体収容槽と、前記粉体収容槽の底面を移動することによ
り前記粉体採取ホッパーに収容された粉体の内余剰の粉
体を前記粉体排出手段から除去する擦り切り手段と、前
記各粉体採取ホッパーの底に設けられた粉体取り出し口
を開閉する開閉手段とを備えてなることを特徴とする粉
体分取装置。 【効果】 複数の容積の粉体に自動分取することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は粉体分取装置、粉体収
容槽内清掃装置、粉体吐出用管体清掃装置に関し、更に
詳しくは複数種の容量に粉体を区分して自動分取するこ
とのできる粉体分取装置、複数種の容量に粉体を区分し
て自動分取することができ、しかも粉体収容槽内を自動
清掃することのできる粉体分取装置、および複数種の容
量に粉体を区分して自動分取することができ、しかも粉
体収容槽および分取した粉体を吐出する粉体吐出用管体
を自動清掃することのできる粉体分取装置、ならびに、
粉体収容槽内を自動清掃することのできる粉体収容槽内
清掃装置および粉体を吐出する粉体吐出用管体の外周表
面を自動清掃することのできる粉体吐出用管体清掃装置
に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、各
種の粉状の生成物たとえば重合プロセスで製造された粉
状の生成重合体、トナー製造プロセスで製造された粉状
のトナーなどの品質を検査するために、粉状の一定量の
生成物を計り取り、これをサンプルとして試験や分析に
供することがあった。
【0003】粉状の生成物の一定量を計り取るのに、従
来では手作業で行っていた。たとえば、粉体を収容した
ホッパーの下部開口部の直下に定容積の容器の口をあて
がい、あるいは前記ホッパーの下部開口部の直下に大き
な口径の、しかも定容積の容器を位置させ、前記下部開
口部を開口して前記容器内に粉体を落下させる。容器か
ら溢れる程粉体を落下させ、収容した後に、前記下部開
口部を閉鎖する。次いで容器の開口部に山盛りになって
いる粉体を適宜の手段たとえば擦り切り棒などで山盛り
の粉体を擦り切り、粉体の上端面が容器の開口部に一致
するようにしている。
【0004】また、多くの場合、前述のようにして粉体
を容器に採取してこれを分析用のサンプルとする外に、
保存用として、別の容器に粉体を前記と同様の操作によ
り採取している。
【0005】また、ある種の粉体製造プロセスにおいて
は、複数種のグレードの粉体を製造することがある。複
数の粉体製造プロセスから粉体試料を採取し、また保存
用試料を採取することがある。その場合、従来において
は、たとえば、第1グレードの粉体を製造する第1粉体
製造プロセスにおける第1粉体流通管からその第1グレ
ードの粉体をホッパーに導入し、そのホッパーから分析
用の粉体試料および保存用の粉体試料を手作業で採取す
る。第2グレードの粉体を製造する第2粉体製造プロセ
スから第2グレードの粉体を採取するときには、第1グ
レードの粉体を採取するために利用した前記ホッパーが
空になっているときにこれを利用し、第2粉体製造プロ
セスにおける第2粉体流通管からその第2グレードの粉
体をホッパーに導入する。このように1基のホッパーを
利用して各種グレードの粉体を貯留し、採取するのが常
である。1基のホッパーを利用して異種グレードの粉体
を貯留するのは、各グレードごとに粉体貯留ホッパーを
使用するとすれば、複数のホッパーを設置するスペース
が必要になり、種々の付帯設備を設けなければならなく
なるという工業的問題を解決するためである。
【0006】しかしながら、上述のように設備を簡略に
し、設備スペースを節約するなどの合理化を図ることが
できたとしても、同一のホッパーに異種グレードの粉体
を貯留するのであるから、前回貯留した粉体による汚染
を防止するために貯留しようとする粉体の種類が変わる
ごとに、ホッパー内やホッパーに設けられた排出口周辺
のを清掃しなければならないという面倒でやっかいな問
題がある。
【0007】この発明は前記事情に基づいて完成され
た。すなわち、この発明の目的は、複数種の容量に粉体
を区分して自動分取することのできる粉体分取装置、複
数種の容量に粉体を区分して自動分取することができ、
しかも粉体収容槽内を自動清掃することのできる粉体分
取装置、および複数種の容量に粉体を区分して自動分取
することができ、しかも粉体収容槽および分取した粉体
を吐出する粉体吐出用管体を自動清掃することのできる
粉体分取装置、ならびに、粉体収容槽内を自動清掃する
ことのできる粉体収容槽内清掃装置および粉体を吐出す
る粉体吐出用管体清掃装置をそれぞれ提供することにあ
る。
【0008】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための前記請求項1に記載の発明は、異なる容積の複数
の粉体採取ホッパーと余分の粉体を排出する粉体排出手
段とを底面に設けてなる粉体収容槽と、前記粉体収容槽
の底面を移動することにより前記粉体採取ホッパーに収
容された粉体の内余剰の粉体を前記粉体排出手段から除
去する擦り切り手段と、前記各粉体採取ホッパーの底に
設けられた粉体取り出し口を開閉する開閉手段とを備え
てなることを特徴とする粉体分取装置であり、請求項2
に記載の発明は、異なる容積の複数の粉体採取ホッパー
と余分の粉体を排出する粉体排出手段とを底面に設けて
なる粉体収容槽と、前記粉体収容槽の底面を移動するこ
とにより前記粉体採取ホッパーに収容された粉体の内余
剰の粉体を前記粉体排出手段から除去する擦り切り手段
と、前記各粉体採取ホッパーの底に設けられた粉体取り
出し口を開閉する開閉手段と、前記粉体収容槽および粉
体採取ホッパーの内壁に付着する粉体を吸引除去する粉
体吸引除去手段とを備えてなることを特徴とする粉体分
取装置であり、請求項3に記載の発明は、前記粉体吸引
除去手段は、前記粉体収容槽内の前記擦り切り手段を除
く空間内に挿入および取り出し可能に形成された吸引筐
体と前記吸引筐体内を排気する排気装置とを備え、前記
吸引筐体は、前記粉体収容槽内に挿入されたときに、粉
体収容槽内の内壁よりわずかに離隔した外壁と、粉体収
容槽の底面からわずかに離隔した底面と、粉体収容槽の
底面に設けられた粉体採取ホッパー内に挿入され、粉体
採取ホッパーの内壁から離隔した壁面を有し、前記粉体
取り出し口に対応して開口する吸引口を有するホッパー
内収容部とを備えてなる前記請求項2に記載の粉体分取
装置であり、請求項4に記載の発明は、前記粉体採取ホ
ッパーは、粉体採取ホッパーの底部から下方に延在し、
下端で開口する管体を有してなる前記請求項1〜3のい
ずれかに記載の粉体分取装置であり、請求項5に記載の
発明は、前記管体の外周を囲繞して設けられ、上端部が
閉塞し、前記管体の粉体取り出し口を囲繞して開口する
開口部を下端部に有する外套管と、前記外套管内の気体
を吸引する吸引手段と、前記外套管の直径よりも大きな
直径を有する円筒管部および底部を有する外装管とを備
え、前記外装管は、前記外套管を前記円筒管部内に対し
て挿脱可能に形成され、外装管における底部は、円筒管
部内に外套管を挿入したときに、円筒管部の内周と外套
管の外周との間隙と外套管の内周と管体の外周との間隙
とを連通可能に形成されてなることを特徴とする前記請
求項4に記載の粉体分取装置であり、請求項6に記載の
発明は、粉体収容槽の内面に対して所定の間隙を形成す
る外部面を有する外部形状を有し、かつ吸引口を備えた
吸引筐体と、前記吸引筐体内の気体を排気する吸引排気
手段とを備えてなることを特徴とする粉体収容槽内清掃
装置であり、請求項7に記載の発明は、粉体取り出し口
から粉体を排出する管体の外周を囲繞して設けられ、上
端部が閉塞し、前記管体の下端開口部を囲繞して開口す
る開口部を下端部に有する外套管と、前記外套管内の気
体を吸引する吸引手段と、前記外套管の直径よりも大き
な直径を有する円筒管部および底部を有する外装管と、
前記粉体取り出し口を開閉する開閉手段とを備え、前記
外装管は、前記外套管を前記円筒管部内に対して挿脱可
能に形成され、外装管における底部は、円筒管部内に外
套管を挿入したときに、円筒管部の内周と外套管の外周
との間隙と外套管の内周と管体の外周との間隙とを連通
可能に形成されてなることを特徴とする粉体吐出用管体
清掃装置である。
【0009】
【作用】請求項1に記載の粉体分取装置においては、先
ず、粉体取り出し口を開閉手段により閉鎖しておく。次
いで、粉体製造プロセスからたとえば配管等を介して、
粉体収容槽内に粉体を収容する。収容された粉体は複数
の粉体採取ホッパー内に収容されると共に余分の粉体が
粉体収容槽の底面にあふれている。すり切り手段によ
り、粉体収容槽の底面に開口する粉体収容ホッパの開口
部に山盛りになっている粉体の余分の粉体を擦り切り、
粉体排出手段から余分の粉体を排出する。その結果、粉
体採取ホッパー内には、その中に収容された粉体の擦り
切り面が、粉体収容槽の底面に開口する開口部と面一に
なっている。この粉体収容槽に設けられた複数の粉体採
取ホッパーの各内容積があらかじめ設定されているの
で、前記擦り切り手段による擦り切り処理によって、採
取しようとする所定の容積の粉体が各粉体採取ホッパー
内に貯留されることになる。粉体採取ホッパーの底に設
けられた粉体取り出し口を開閉手段により開放状態にす
ると、粉体採取ホッパー内の粉体を外部に取り出すこと
ができる。
【0010】以上のようにして、所定容積の粉体を自動
的に採取することができる。
【0011】請求項2に記載の粉体分取装置において
は、前記請求項1に記載の粉体分取装置と同様にして複
数の所定容積の粉体を自動的に採取した後、次に、同様
の操作により粉体を自動的に採取する前に、粉体収容槽
内を次のようにして清掃する。
【0012】すなわち、粉体採取ホッパー内の粉体を粉
体取り出し口から外部の採取容器内に採取した後に、粉
体吸引手段により粉体収容槽の内壁および粉体採取ホッ
パーの内面に付着する残留粉体を吸引除去する。粉体吸
引手段としては、粉体収容槽の内壁および粉体採取ホッ
パーの内面に付着する残留粉体を吸引除去することので
きる構成であれば特にその具体的構成について制限がな
いのであるが、請求項3に記載の構成を採用するのが良
い。
【0013】この粉体吸引除去装置が請求項3に記載の
構成を有するときには、粉体収容槽内に吸引筐体を収容
する。このとき、この吸引筐体は粉体収容槽内の内部形
状に倣う形状を有している。したがって、粉体収容槽内
に収容された吸引筐体は、粉体収容槽内の内壁よりわず
かに離隔した外壁と、粉体収容槽の底面からわずかに離
隔した底面と、粉体収容槽の底面に設けられた粉体採取
ホッパー内に挿入され、粉体採取ホッパーの内壁からわ
ずかに離隔した壁面を有する。排気装置によりこの吸引
筐体内を排気する。たとえば粉体収容槽の内壁と吸引筐
体の外壁との間隙、粉体収容槽の底面と吸引筐体の外部
底面との間隙、および粉体採取ホッパーの内壁と粉体採
取ホッパー内に装入されている吸引筐体の外壁面との間
隙、および粉体取り出し口を通じて、粉体収容槽外に存
在する気体が高速気流となって流通し、吸引筐体におけ
る吸引口から吸引筐体内へと流通する。このとき粉体収
容槽の内壁、底面および粉体採取ホッパーの内壁、およ
び粉体取り出し口の内壁に残留する粉体を高速気流と同
伴させて吸引筐体内に吸引する。その後、開閉手段によ
り粉体取り出し口を閉鎖状態にする。そして、排気装置
による吸引筐体内を排気し続ける。その結果、たとえば
粉体収容槽の内壁と吸引筐体の外壁との間隙、粉体収容
槽の底面と吸引筐体の外部底面との間隙、および粉体採
取ホッパーの内壁と粉体採取ホッパー内に装入されてい
る吸引筐体の外壁面との間隙を通じて粉体収容槽外に存
在する気体が高速気流となって流通し、吸引筐体におけ
る吸引口から吸引筐体内へと流通する。このとき粉体収
容槽の内壁、底面および粉体採取ホッパーの内壁に残留
する粉体を高速気流に導伴させて吸引筐体内に吸引す
る。所定の時間吸引筐体内を吸引することにより粉体収
容槽の内壁等に付着する粉体が全て吸引除去される。な
お、排気装置によりこの吸引筐体内の排気を開始する時
点から、開閉手段により粉体取り出し口を閉鎖状態にし
ておいても良い。
【0014】粉体収容槽の内壁、底面、粉体採取ホッパ
ーの内壁から前回採取時の粉体残渣が除去されると、前
記請求項1に記載された粉体分取装置におけるのと同様
の操作によって、次の粉体分取操作を行う。
【0015】請求項2に記載の粉体分取装置によると、
所定の容積の粉体、要すれば異なる所定の容積の粉体を
自動的に採取することができ、繰り返して粉体を自動採
取する際に、粉体収容槽内を自動清掃するので、採取す
る粉体に前回採取の粉体による汚染を防止することがで
きる。
【0016】請求項4に記載の粉体分取装置において
は、前記粉体採取ホッパー内の粉体を取り出す口が、粉
体採取ホッパーの底部から延在する管体の下端部で開口
してなる構造を有するので、粉体採取ホッパー内の粉体
の取り出しが容易になる。
【0017】請求項5に記載の粉体分取装置は、前記請
求項1に記載の粉体分取装置における粉体分取操作と同
様にして粉体を分取した後、また請求項2に記載の粉体
分取装置における粉体収容槽内の自動清掃操作を行って
から、もしくはその自動清掃操作を行う前、もしくはそ
の自動清掃操作中に、以下のようにして管体の自動清掃
操作を行う。
【0018】すなわち、管体から粉体を採取した後に、
開閉手段により粉体取り出し口を閉鎖する。次いで、外
装管を外套管に装着する。つまり、円筒管部内に外套管
が挿入され、外套管の開口部が外装管の底部に到達する
ように、外装管を外套管に装着する。この状態で、円筒
管部の内周と外套管の外周との間隙と、外套管の内周と
管体の外周との間隙とが、連通状態になっている。吸引
手段により外套管内を吸引排気する。外界からの空気
が、円筒管部の内周と外套管の外周との間隙に高速で流
入し、流入した気流は、外套管の内周と管体の外周との
間隙に高速で流入し、吸引手段により排気されて行く。
この流通する高速気流によって、管体の外周に付着する
粉体が吸引除去される。
【0019】吸引手段により発生する高速気流に導伴さ
れて管体の外周に付着される粉体の除去が終了すると、
吸引手段による排気を停止する。外装管を外套管から取
り外し、次の粉体採取の動作に戻る。
【0020】この請求項5に記載された粉体分取装置に
よると、所定容積の粉体、要すれば複数の異なる所定容
積の粉体を自動的に採取することができ、場合によりさ
らに、繰り返して粉体を自動採取する際に、粉体収容槽
内を自動清掃するので、採取する粉体に前回採取の粉体
による汚染を防止することができることのほかに、特に
管体の外周面に付着する粉体残渣を自動的に除去するこ
とができる。
【0021】請求項6に記載された粉体収容槽内清掃装
置は、次のようにして粉体収容槽内を清掃する。
【0022】すなわち、吸引筐体を粉体収容槽内に挿入
する。粉体収容槽の内部形状に倣う外部形状を有するの
吸引筐体を粉体収容槽内に挿入することによって、吸引
筐体の外周面と粉体収容槽の内壁とで間隙が生じる。そ
こで、吸引排気手段により吸引筐体内を排気すると、吸
引筐体の外周面と粉体収容槽の内壁とで形成された間隙
を通って外部から吸引筐体内へとエアーが高速の気流と
なって流入する。この高速気流に導伴されて、粉体収容
槽の内壁に付着する粉体残渣も吸引筐体内へと吸引され
る。所定時間この吸引動作を継続すると、粉体収容槽の
内壁に付着する粉体残渣が除去されてしまう。
【0023】その後吸引排気手段の駆動を停止し、吸引
筐体を粉体収容槽外に取り出す。
【0024】この粉体収容槽内清掃装置は、粉体を一旦
収容し、その後排出する機能を有する粉体収容槽であれ
ばどのような粉体収容槽の内壁の清掃にも適用すること
ができる。この粉体収容槽清掃装置は、この発明の粉体
分取装置に特に好適に適用される。
【0025】この粉体収容槽清掃装置をこの発明の粉体
分取装置に適用する場合、この発明の粉体分取装置は異
なる容積の複数の粉体採取ホッパーを備え、その粉体採
取ホッパーは粉体取り出し口を備えているので、この粉
体収容槽清掃装置は前記粉体取り出し口を開閉する開閉
手段を備えているのが良い。
【0026】粉体採取ホッパーを備える粉体分取装置に
おける粉体収容槽内を清掃する場合については、前述し
た通りである。なお、詳述すると、吸引筐体を粉体収容
槽内に挿入してから、粉体取り出し口を開放した状態に
したまま吸引排気手段により吸引筐体内を強制的に排気
し、所定時間が経過してから前記開閉手段により粉体取
り出し口を閉鎖し、しかも吸引排気手段による吸引筐体
内の強制的排気を所定時間継続するようにしても良い
し、また、粉体収容槽内に挿入した吸引筐体を吸引排気
手段により強制的に吸引排気する前に前記開閉手段によ
り粉体取り出し口を閉鎖し、その後に吸引筐体内の吸引
排気を開始するようにしても良い。
【0027】この粉体収容槽清掃装置は、粉体収容槽内
を自動的に清掃することができるので、手動操作により
粉体収容槽内を清掃することによる一切の煩雑さが解消
される。
【0028】請求項7に記載された粉体吐出用管体清掃
装置は、次のようにして粉体吐出用管体の清掃をする。
【0029】すなわち、外装管における円筒管部内に外
装管を、その円筒管部における底部が管体の粉体取り出
し口に到達するまで挿入する。このとき、管体における
粉体取り出し口を閉鎖手段により閉鎖状態にしておく。
次いで吸引手段により外套管内の気体を強制的に吸引排
気する。円筒管部の内周と外套管の外周とには間隙が形
成され、その間隙と外套管の内周と管体の外周との間隙
とが連通状態になっているので、前記強制的吸引排気に
より、外部から前記間隙を通って気体が高速気流となっ
て流通する。この高速流通気体によって、管体の外周に
付着する粉体残渣が導伴除去される。
【0030】
【実施例】この発明の一実施例を図面を参照しながら説
明する。なお、この発明は以下の実施例に限定されるも
のではなく、この発明の要旨の範囲内で適宜に設計変形
をすることができることは言うまでもない。
【0031】図1はこの発明の一実施例である粉体分取
装置の簡略化された正面を示す説明図である。図1にお
いては、粉体分取装置の各部を支持するたとえばフレー
ム、支持部材等は省略されていてこの発明の説明に必要
な部分が略図として示されている。したがって、この発
明は図面に記載された内容にのみ限定されて把握される
べきでない。
【0032】この粉体分取装置は、ポリマーたとえばポ
リ塩化ビニル等を製造する重合プロセスにおいて製造さ
れたポリマー粉体を4種類のサンプルとして自動採取す
ることのできる装置である。この4種のサンプルとして
は、たとえば製造されたポリマー粉体中に残留している
モノマーの量等を測定するのに供される残留モノマー測
定用サンプル、製造されたポリマー粉体の粒度分布を測
定するのに供される粉体粒度測定用サンプル、製造され
たポリマー粉体中に存在する異物を検出し、要すればこ
れを定量する異物測定用サンプル、および製造されたポ
リマーを保存するために採取される保存用サンプルがあ
る。場合によるが、この実施例においては、この粉体分
取装置により、約25ccの残留モノマー測定用サンプ
ル、約25ccの粉体粒度測定用サンプル、約600c
cの異物測定用サンプル、および約600ccの保存用
サンプルが採取される。
【0033】図1に示すように、この発明の粉体分取装
置1は、粉体供給ライン2と、粉体収容槽3と、この発
明における擦り切り手段の一例でもある擦り切り装置4
(図2参照)と、この発明における開閉手段の一例でも
ある開閉装置5(図4参照)と、粉体収容槽内清掃装置
6と、粉体吐出用管体清掃装置7(図4参照)とを備え
る。
【0034】粉体供給ライン2は、3系統の供給ライン
を備える。各供給ラインは、たとえばポリマー重合プロ
セスで製造された粉末状ポリマーを輸送する母管から採
取された粉末状ポリマーを輸送する配管(図示せ
ず。)、前記配管により輸送された粉末状ポリマーを一
時貯留しておくサンプリングホッパー9、サンプリング
ホッパー9の下部開口部に連続するように設けられ、サ
ンプリングホッパー9内の粉末状ポリマーを受け入れて
これを沈降させ、捕集するサイクロン10、サイクロン
10の下部開口部に、ボール弁11を介して連結された
ところの、捕集した粉末状ポリマーを粉体収容槽3内に
投入する投入管12とを有する。
【0035】粉体収容槽3は、図2および図3に示すよ
うに、上面を開口してなる略直方体の内面形状を有す
る。粉体収容槽3の底面には、一方の端近くに後述する
擦り切り装置4における擦り切り板13およびその擦り
切り板13を支持する支持体14を収容するスペースを
設け、残るスペースに、残留モノマー測定用サンプルを
採取する残留モノマー測定用粉体採取ホッパー15の開
口部16、粒度分布測定用サンプルを採取する粒度分布
測定用粉体採取ホッパー17の開口部18、異物測定用
サンプルを採取する異物測定用粉体採取ホッパー19の
開口部20、保存用サンプルを採取する保存用粉体採取
ホッパー21の開口部22、および余剰粉体排出管23
の開口部24が一列に所定間隔ごとに開口している。
【0036】粉体収容槽3の底部下面には、管体である
残留モノマー測定用粉体採取ホッパー15が、管体であ
る粒度分布測定用粉体採取ホッパー17が、逆円錐形状
もしくは漏斗状をなす異物測定用粉体採取ホッパー19
が、および逆円錐形状もしくは漏斗状をなす保存用粉体
採取ホッパー21が、それぞれ設けられている。また、
粉体収容槽3の底面に設けられている余剰粉体排出管2
3は、粉体収容槽3の底面から延在する。この余剰粉体
排出管23はこの発明における余剰粉体排出手段の一例
であり、また一構成要素でもある。
【0037】この粉体収容槽3内であって、前記各種開
口部の設けられていない底面には、上方から見た形状が
略「く」の字状である擦り切り板13およびこの擦り切
り板13を支持する支持体14が収容されている。この
擦り切り板13の、粉体収容槽3の長手方向側面内壁に
向かう両端辺は、前記長手方向側面内壁に接触し、この
擦り切り板13の、粉体収容槽3の底面に向かう下端辺
は、その底面に接触するように、この擦り切り板13の
形状および寸法が設計されている。前記支持体14は、
その上端面が、粉体収容槽3の開口部よりも上側に位置
する支持板25の下端面に結合されている。この支持体
14は前記支持板25の下端面で懸垂されている。この
支持板15の一端は、粉体収容槽3の開口部よりも高
く、しかも粉体収容槽3の外側に、粉体収容槽3の長手
方向に沿って平行に配置されたレール26に、摺動可能
に結合されている。この支持板15は、図示しない駆動
手段により前記水平レール26上を移動し、支持板15
が水平レール26上を移動することにより、擦り切り板
13が粉体収容槽3内の一方から余剰粉体排出管23の
開口部が開口する他方へと移動することができるように
なっている。
【0038】この発明における開閉手段の一例でもある
開閉装置5は、図4に示されるように、残留モノマー測
定用粉体採取ホッパー15、粒度分布測定用粉体採取ホ
ッパー17、異物測定用粉体採取ホッパー19、および
保存用粉体採取ホッパー21それぞれの下部開口部27
を開閉するシャッター板28とこのシャッター板28を
駆動して前記下部開口部27を開閉させるシャッター板
駆動装置29例えばエアーシリンダーとを備える。
【0039】粉体収容槽内清掃装置は、本願請求項2に
記載の粉体吸引除去手段の一例に相当する。換言する
と、図5および図6は、本願請求項5に記載の粉体収容
槽内清掃装置の一実施例を本願請求項2に記載の粉体吸
引除去手段の一例に適用した装置を示す。もっとも、図
5および図6は粉体吸引除去手段ないし粉体収容槽内清
掃装置の要部を示すのであって、機械的構成として通常
に使用される各種の結合手段等たとえばボルトとナッ
ト、フレーム等あるいは電気的配線等は省略されてい
る。
【0040】図5および図6に示されるように、粉体収
容槽内清掃装置6は、吸引筐体30と、この吸引筐体3
0を前記粉体収容槽3内に挿入しかつ取り出す吸引筐体
移動装置31と、吸引筐体30内を排気する排気装置3
2とを有する。
【0041】前記吸引筐体30は、擦り切り板13およ
び支持体14を前記粉体収容槽3内の一端側に収容した
場合に粉体収容槽3内に設けられる空間内に前記吸引筐
体30を収容したときに、前記吸引筐体30の外周面と
の間に間隙が生じるように、粉体収容槽3の内壁面に倣
う外周面形状を有する。具体的には、粉体収容槽3の長
手方向内壁面33(図2参照)とほぼ同じ形状の長手方
向外壁面34を備え、前記擦り切り板13に向かう外壁
面35は擦り切り板13と同様に「く」の字状の壁面形
状を有する。
【0042】前記吸引筐体30の底面には、この吸引筐
体30を粉体収容槽3内に収容した場合に、前記残留モ
ノマー測定用粉体採取ホッパー15に収容され、その残
留モノマー測定用粉体採取ホッパー15の内周面に倣
い、その内周面に対してわずかの間隙を形成する外周面
を有し、下端部に吸引開口を開口する第1ホッパー内収
容部と、前記粒度分布測定用粉体採取ホッパー17に収
容され、その粒度分布測定用粉体採取ホッパー17の内
周面に倣い、その内周面に対してわずかの間隙を形成す
る外周面を有し、下端部に吸引開口を開口する第2ホッ
パー内収容部37と、前記異物測定用粉体採取ホッパー
19に収容され、その異物測定用粉体採取ホッパー19
の内周面に倣い、その内周面に対してわずかの間隙を形
成する外周面を有し、したがって逆円錐状ないし漏斗状
の外面を有し、下端部に吸引開口を開口する第3ホッパ
ー内収容部38と、前記保存用粉体採取ホッパー21に
収容され、その保存用粉体採取ホッパー21の内周面に
倣い、その内周面に対してわずかの間隙を形成する外周
面を有し、したがって逆円錐状ないし漏斗状の外面を有
し、下端部に吸引開口を開口する第4ホッパー内収容部
39とを有する。この吸引筐体30の底面には、粉体収
容槽3内に吸引筐体30を収容したときに、粉体収容槽
3の底面に吸引筐体30の底部外面が密着しないよう
に、複数のストッパ40が適宜の位置に設けられてい
る。
【0043】吸引筐体30内には、前記第1〜4ホッパ
ー内収容部36,37,38,40の開口部全体を覆蓋
する小筐体41が配置される。その小筐体41には吸引
管42が取りつけられる。この吸引管42は吸引筐体3
0の外部に引き出されて図示しない排気ポンプに接続さ
れている。
【0044】吸引筐体移動装置31は、吸引筐体30お
よび粉体収容槽3の長手方向の端部よりも更に外側に垂
直に立設された一対の垂直レール43と、その垂直レー
ル43状を移動する移動体44と、その移動体44に吸
引筐体30を結合する結合支持部材45と、前記移動体
44を上下に駆動する図示しない駆動手段とを有する。
吸引筐体30は、その長手方向における上端部において
前記結合支持部材45を結合している。
【0045】図4は、本願請求項6に記載の粉体吐出管
体清掃装置の一例を示し、その粉体吐出用管体清掃装置
をこの発明の一実施例である本願粉体分取装置に適用し
た例を示す。
【0046】この実施例における粉体吐出用管体清掃装
置7は、残留モノマー測定用粉体採取ホッパー15、粒
度分布測定用粉体採取ホッパー17、異物測定用粉体採
取ホッパー19、および保存用粉体採取ホッパー21そ
れぞれの下部開口部27に設けられる。
【0047】図4に示すように、前記粉体吐出用管体清
掃装置7は、下部に粉体取り出し口を備えた管体46の
外周から所定の間隙を隔てた内周面を有する外套管47
と、図7にも示すように、外装管48とを備える。
【0048】前記管体46は、前記各種の粉体採取ホッ
パー15,17,19,21の下部に開口する開口部か
ら下方に延在し、前記各種の粉体採取ホッパー15,1
7,19,21の下部近傍においては開閉装置5を介在
させている。
【0049】前記外套管47は、管体46の外周を囲繞
して設けられ、上端部が閉塞され、前記管体46の粉体
取り出し口49を囲繞して開口する開口部50を下端部
に有する。この外套管47における前記閉塞上端部の近
傍には、図示しない吸引装置に接続される吸引パイプ5
1が取りつけられている。
【0050】前記外装管48は、前記外套管47の直径
よりも大きな直径を有する円筒管部52および底部53
を有し、かつ、前記外套管47を前記円筒管部52内に
対して挿脱可能に形成され、しかもこの外套管47内に
前記円筒管部52を挿入しないときには、粉体取り出し
口49の直下から退避した位置に配置されることがで
き、また、外装管48における底部53には、底部平面
上を横切る1本のリブが54設けられている。
【0051】なお、前記残留モノマー測定用粉体採取ホ
ッパー15、粒度分布測定用粉体採取ホッパー17、異
物測定用粉体採取ホッパー19、および保存用粉体採取
ホッパー21それぞれの下部開口部27に設けられた各
管体46の粉体取り出し口49の下方には、サンプル容
器55を載置することのできる容器載置台56が配置さ
れ、この容器載置台56の下方には、こぼれた粉体を受
け止め、さらに下方に配置された粉体受け容器57に案
内する案内ホッパ58が設けられている。
【0052】以上構成の実施例の作用について以下に説
明する。
【0053】まず初期状態は次のようである。3系統の
粉体供給ライン2の内の一種のサンプリングホッパー9
内に貯留された粉体がサイクロン10に供給されている
ものとする。他の2系統の粉体供給ライン2にも互いに
相違する他のグレードの粉体が貯留されている。吸引筐
体30は、粉体収容槽3の上部に引き出されている。擦
り切り板13は粉体収容槽3の一端側に引き寄せられて
いる。容器載置台56の上面には4個のサンプル容器5
5が配置されている。開閉装置5により粉体採取ホッパ
ー15,17,19,21それぞれの下部開口部27が
シャッター板28で閉鎖されている。
【0054】前記初期状態が完成した後に、サイクロン
10から投入管12を介して粉体収容槽3内に所定量の
粉体を投入する。この粉体収容槽3内における粉体投入
位置は、粉体収容槽3内の一端側に引き寄せられている
擦り切り板13の直前であるのが好ましい。また、投入
される粉体の所定量は、通常、粉体採取ホッパー15,
17,19,21の内容積の合計を越える量である。
【0055】粉体収容槽3内に粉体が投入されると、図
示しない駆動装置によって水平レール26上を支持板1
5が前進し、これによって擦り切り板13が粉体収容槽
3内を前進する。擦り切り板13が前進することによ
り、擦り切り板13は粉体収容槽3の底面上で粉体を押
し進めていく。押し進められる粉体は、先ず残留モノマ
ー測定用粉体採取ホッパー15内に落下し、擦り切り板
13がなおも前進すると、残留モノマー測定用粉体採取
ホッパー15内に満たされた粉体の上面が擦り切られ
る。この擦り切りによって残留モノマー測定用粉体採取
ホッパー15内にその容積に相当する容積の粉体が貯留
される。擦り切り板13が更に前進すると、次に、粒度
分布測定用粉体採取ホッパー内に粉体を落下させ、更に
擦り切り板13が前進することにより、粒度分布測定用
粉体採取ホッパー17内に満たされた粉体を擦り切る。
この擦り切りによって粒度分布測定用粉体採取ホッパー
17内にその容積に相当する容積の粉体が貯留される。
このように擦り切り板13が前進することにより、擦り
切り板13で押し進められる粉体が異物測定用粉体採取
ホッパー19内に落下、充填され、擦り切られて異物測
定用粉体採取ホッパー19内に貯留され、同様にして保
存用粉体採取ホッパー21内に粉体が貯留される。保存
用粉体採取ホッパー21の開口部上を通過した擦り切り
板13が更に前進すると、余剰の粉体が余剰粉体排出管
23から排出されていく。余剰粉体排出管23から余剰
粉体が排出された後、擦り切り板13が後進して元の位
置に戻る。
【0056】次いで、開閉装置5が駆動して、シャッタ
ー板28が後退することにより下部開口部27が開放さ
れる。下部開口部27の開放により、各粉体採取ホッパ
ー15,17,19,21内に貯留されている粉体がサ
ンプル容器55内に落下し、採取される。
【0057】以上のようにして、一定容積の粉体が自動
的にサンプル容器55内に採取される。
【0058】上記のようなサンプル採取操作が行われた
後、粉体収容槽3内の底面、内周壁面、4基の粉体採取
ホッパー15,17,19,21の内面、および管体4
6の外周面等に、粉体が付着している。
【0059】これらの残留付着粉体を除去するために、
粉体収容槽内清掃装置6および粉体吐出用管体清掃装置
7が次のように動作する。
【0060】すなわち、開閉装置5を駆動して粉体採取
ホッパー15,17,19,21の下部開口部をシャッ
ター板28で閉鎖する。粉体収容槽3の上方に退避して
いた吸引筐体30が、図示しない駆動装置により移動体
44が垂直レール43上を下降することで、下降し、粉
体収容槽3内に挿入される。この吸引筐体30の下降は
そのストッパ40が粉体収容槽3の底面に到達するとこ
ろで停止する。吸引筐体30が粉体収容槽3内に挿入、
収容された状態では、第1ホッパー内収容部36が残留
モノマー測定用粉体採取ホッパー15内に収容され、第
2ホッパー内収容部37が粒度分布測定用粉体採取ホッ
パー17内に収容され、第3ホッパー内収容部38が異
物測定用粉体採取ホッパー19内に収容され、そして第
4ホッパー内収容部39が保存用粉体採取採取ホッパー
21内に収容されている。そして、吸引筐体30の外周
側面と粉体収容槽3の内周側面との間、吸引筐体30の
底部外表面と粉体収容槽3の底面との間、前記各ホッパ
ー内収容部36,37,38,39の外表面と各粉体採
取ホッパー15,17,19,21の内面との間にそれ
ぞれ間隙が形成されている。次いで、図示しない排気ポ
ンプを駆動して吸引管42を介して小筐体内41を排気
する。その結果、粉体収容槽3外の空気が、前記間隙、
各ホッパー内収容部36,37,38,39の下方の開
口部、および小筐体内41内を通って排気されていく。
このとき、前記間隙を通過する空気は高速気流になって
流通して行くので、粉体収容槽3の内壁面、その底面、
および各粉体採取ホッパー15,17,19,21のそ
れぞれの内面に付着する残留付着粉体が強制的に剥離
し、高速気流に導伴されて吸引管42から排出されてい
く。この排気ポンプの駆動を一定時間継続することによ
り、粉体収容槽3の内面および各粉体採取ホッパー1
5,17,19,21の内面に付着残留する粉体を除去
することができる。
【0061】一方、前記粉体収容槽内清掃装置6を駆動
している最中に、あるいは前記粉体収容槽内清掃装置6
による粉体除去が終了してから、粉体吐出用管体清掃装
置7を次のように動作させる。
【0062】すなわち、開閉装置5を駆動して粉体取り
出し口27をシャッター板28で閉鎖しておく。次い
で、粉体取り出し口27の直下から退避していた外装管
47を粉体取り出し口27の直下に移動させ、その後、
この外装管48を図示しない駆動装置により上昇させ
る。外装管48の上昇は、外装管48の底部に設けられ
たリブ54が管体46の粉体取り出し口27に当接する
ところで停止させる。この状態では、円筒管部52の内
周面と外套管47の外周面との間に間隙が形成されてい
る。しかも外装管48の底部53に設けられたリブ54
と粉体取り出し口27とが接していることにより、粉体
取り出し口27と外装管48の底部53とにも間隙が生
じている。したがって、円筒管部52の内周面と外套管
47の外周面とで形成される空間と、管体の外周面と外
套管47の内周面とで形成される空間とは連通状態にな
っている。そこで、図示しない吸引装置を駆動して吸引
パイプ42を介して管体46の外周面と外套管47の内
周面とで形成される空間内の空気を強制的に吸引排気す
る。すると、外装管48の外部の空気が、外装管48の
内周面と外套管47の外周面とで形成される間隙、外装
管48の底部および管体の外周面と外套管47の内周面
とで形成される間隙を通って高速で流通する。高速気流
となった空気が前記間隙を通過するので、この高速気流
と共に管体46の外周面に付着する残留粉体が除去され
る。一定時間前記吸引装置を駆動することにより管体4
6の外周面に付着する残留粉体が高速気流により完全に
除去される。
【0063】管体46の外周面に付着する残留粉体が除
去されると、吸引装置の駆動を停止し、外装管48を下
降させ、元の位置に退避させる。
【0064】以上の操作により、粉体収容槽3の内面お
よび管体46の外周面が清掃されると、上記の初期状態
に戻り、第2番目のサイクロン10から粉体収容槽3内
に所定量の粉体を投入し、粉体を分取する前記操作が行
われる。
【0065】このようにこの発明の分取装置を使用する
と、粉体をいくつかの容量に分取することができ、しか
も分取した後には粉体収容槽3内および管体46の外周
面に付着する粉体を除去するので、次に分取する粉体に
は以前の粉体分取操作で残留する粉体により汚染される
ことがない。
【0066】以上、この発明の一実施例について説明し
たが、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨の範囲内で様々の設計変更を行うこ
とができる。
【0067】この発明における粉体吸引除去手段は、粉
体収容槽内に付着する残留粉体を気体の吸引と共に除去
することのできる機構を採用する限りその構成には種々
の設計変更が認められる。
【0068】たとえば、この発明における粉体吸引除去
手段の他の例として、粉体収容槽の内壁面を掃引しつつ
粉体収容槽の内壁面近傍のエアーを吸引する吸引掃引手
段を設けてなる構成を採用することもできる。吸引掃引
手段を備えてなる構成の粉体吸引除去手段の一具体例と
して、たとえば図8に示される粉体吸引除去手段を挙げ
ることができる。
【0069】図8に示されるように、この粉体吸引除去
手段60は、掃引筐体61と、この掃引筐体61を駆動
する駆動手段(図示せず。)と、吸引排気手段(手段全
体を図示せず。)とを有する構成を有する。
【0070】前記掃引筐体61は、これを粉体収容槽3
内に収容したときに粉体収容槽3の長手方向内壁面33
にわずかの間隙を有して向かい合う側面と、粉体収容槽
3の底表面33aにわずかの間隙を有して向かい合う底
部外表面と、前記長手方向内壁面33および底部外表面
に設けられた、幅の狭い吸引スリット62とを備えてな
る。
【0071】前記駆動手段は、前記掃引筐体61を粉体
収容槽3の上部開口部より上方であって、前記上部開口
部より退避した位置から、粉体収容槽3の上部開口部
の、その一端側上方の位置に前後進させ(図8において
矢印Aで示す方向での移動運動)、粉体収容槽3の上部
開口部の、その一端側内部の上方の位置から掃引筐体6
1を下降させ、粉体収容槽3の一端側内部からその上方
へ上昇させ(図8において矢印Bで示す方向での移動運
動)、粉体収容槽3の一端側内部から他端側へと、また
他端側から前記一端側へと掃引筐体61を水平移動(図
8において矢印Cで示す方向での移動運動)させる機能
を有する。この機能を実現する具体的手段としては、公
知の各種の部材を応用して構成することができ、また当
業者であればそのような構成を容易に想定することがで
きる。したがって、その詳細な説明を省略する。
【0072】前記吸引掃引手段は、前記掃引筐体61に
おける吸引スリット62により外部気体を掃引筐体61
内に強制的に吸引することができる構成を有し、たとえ
ば、掃引筐体61内と連通する吸引パイプ63、吸引パ
イプ63を通じて吸引スリット62から外部気体を強制
的に吸引する吸引ポンプ(図示せず。)などを有する構
成を挙げることができる。
【0073】図8に示される粉体吸引除去手段60は次
のように動作する。
【0074】すなわち、初期においては掃引筐体61は
粉体収容槽3外に退避している。粉体収容槽3内を清掃
する必要が生じると、それまで退避していた位置から掃
引筐体61を駆動手段により粉体収容槽3内の一端側に
移動し、配置する。次いで吸引ポンプを駆動することに
より吸引パイプ63を通じて、掃引筐体61内を強制的
に吸引排気する。これによって、吸引スリット62によ
り高速で外気が掃引筐体61内に吸い込まれる。駆動手
段を更に駆動して、粉体収容槽3内で掃引筐体61を水
平移動させる。吸引スリット62から掃引筐体61内に
高速で気流が流入している状態で掃引筐体61を水平移
動させると、粉体収容槽3の内周側面および底面に付着
する残留粉体が高速気流と共に掃引筐体61内に吸い込
まれて行く。吸引スリット62から外気を高速で吸引し
つつ掃引筐体61を粉体収容槽3内で長手方向に往復移
動させると、粉体収容槽3の内周側面および底面に付着
擦る残留粉体が除去される。
【0075】この発明においては、粉体吸引除去手段と
擦り切り手段とを一体の装置構成にしても良い。たとえ
ば、粉体吸引除去手段と擦り切り手段とを一体の装置構
成とした例として、図9に示すように、掃引筐体71
と、この掃引筐体71を駆動する駆動手段(図示せ
ず。)と、吸引排気手段(その全体を図示せず。)とを
有する吸引掃引手段とを備えた構成を挙げることができ
る。
【0076】この構成の場合、掃引筐体71は、これを
粉体収容槽3内に収容したときに粉体収容槽3の長手方
向内壁面33にわずかの間隙を有して向かい合う側面
と、掃引筐体71を水平移動させたときに粉体収容槽3
の底表面に接触する底部外表面と、この掃引筐体71を
粉体収容槽3内で水平移動させたときに粉体収容槽3内
の粉体を押し進め、粉体収容槽3の底面に開口する粉体
採取ホッパ内に粉体を落下させ、粉体採取ホッパ内に満
たされた粉体を擦り切ることのできる正面板72と、前
記長手方向内壁面33および底部外表面に設けられた、
幅の狭い吸引スリット73とを備えてなる。この掃引筐
体71においては、その正面板がこの発明における擦り
切り手段としての機能を有する。したがって、たとえば
図1に示すような粉体分取装置とは異なり、図9に示す
ような粉体吸引除去手段を採用する粉体分取装置は図1
に示すような擦り切り手段が不要になり、装置の簡素化
が達成される。
【0077】前記駆動手段は、掃引筐体71を粉体収容
槽3内でその長手方向に沿って水平前後進させる機能を
有する限りその構成に特に制限がなく、前記機能を達成
する具体的構成は、当業者であれば容易に把握すること
ができる。
【0078】吸引排気手段は前記図8に示す吸引排気手
段と同様の構成にすることができる。
【0079】図9に示す粉体吸引除去装置の作用につい
てはこれまでの説明から明らかである。
【0080】
【発明の効果】この発明似よると、複数種の容量に粉体
を区分して自動分取することができ、したがって操作者
の手を汚すこともなく、装置構成の簡素化を図ることの
できる自動化された粉体分取装置、複数種の容量に粉体
を区分して自動分取することができ、しかも粉体収容槽
内を自動清掃することができ、したがって操作者の手を
汚すこともなく、装置構成の簡素化を図ることのできる
自動化された粉体分取装置、および複数種の容量に粉体
を区分して自動分取することができ、しかも粉体収容槽
および分取した粉体を吐出する粉体吐出用管体を自動清
掃することができ、したがって操作者の手を汚すことも
なく、装置構成の簡素化を図ることのできる自動化され
た粉体分取装置、ならびに、粉体収容槽内を自動清掃す
ることのできる装置構成の簡単な粉体収容槽内清掃装置
および粉体を吐出する粉体吐出用管体を自動清掃するこ
とのできる、装置構成の簡単な粉体吐出用管体清掃装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例である粉体分取装置
の簡略化された正面を示す説明図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例である粉体分取装
置において、粉体収容槽内の一端側に、支持体に支持さ
れた擦り切り板を収容し、粉体収容槽の長手方向に配置
された水平レール上を支持板が移動することにより支持
板に懸垂支持された支持体に設けられた擦り切り板を粉
体収容槽の長手方向に移動させるようにしてなる擦り切
り装置を示す概略平面図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例である粉体分取装
置において、粉体収容槽内の一端側に、支持体に支持さ
れた擦り切り板を収容し、粉体収容槽の長手方向に配置
された水平レール上を支持板が移動することにより支持
板に懸垂支持された支持体に設けられた擦り切り板を粉
体収容槽の長手方向に移動させるようにしてなる擦り切
り装置を示す概略側面図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例である粉体吐出用
管体清掃装置を示すと共に、その粉体吐出用管体清掃装
置をこの発明の一実施例である本願粉体分取装置に適用
した例を示す一部切欠側面図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例である粉体分取装
置における粉体収容槽内清掃装置を示す概略側面図であ
る。
【図6】図6は、この発明の一実施例である粉体分取装
置における粉体収容槽内清掃装置中の吸引筐体を示す概
略平面図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例である粉体分取装
置における粉体吐出用管体清掃装置に使用される外装管
を示す一部切欠斜視図である。
【図8】図8は、この発明の他の実施例である粉体分取
装置における粉体吸引除去装置を示す一部切欠斜視図で
ある。
【図9】図9は、この発明の他の実施例である粉体分取
装置における粉体吸引除去装置を示す一部切欠斜視図で
ある。
【符号の説明】
1・・・粉体分取装置、2・・粉体供給ライン、3・・
粉体収容槽、4・・・擦り切り装置、5・・・開閉装
置、6・・・粉体収容槽内清掃装置、7・・・粉体吐出
用管体清掃装置、9・・・サンプリングホッパー、10
・・・サイクロン、11・・・ボール弁、12・・・投
入管、13・・・擦り切り板、14・・・支持体、15
・・・残留モノマー測定用粉体採取ホッパー、16・・
・開口部、17・・・粒度分布測定用粉体採取ホッパ
ー、18・・・開口部、19・・・異物測定用粉体採取
ホッパー、20・・・開口部、21・・・保存用粉体採
取ホッパー、22・・・開口部、23・・・余剰粉体排
出管、24・・・開口部、25・・・支持板、26・・
・水平レール、27・・・下部開口部、28・・・シャ
ッター板、29・・・シャッター板駆動装置、30・・
・吸引筐体、31・・・吸引筐体移動装置、32・・・
排気装置、33・・・長手方向内壁面、34・・・長手
方向外壁面、36・・・第1ホッパー内収容部、37・
・・第2ホッパー内収容部、38・・・第3ホッパー内
収容部、39・・・第4ホッパー内収容部、40・・・
ストッパ、41・・・小筐体、42・・・吸引管、43
・・・垂直レール、44・・・移動体、45・・・結合
支持部材、46・・・管体、47・・・外套管、48・
・・外装管、49・・・粉体取り出し口、50・・・開
口部、51・・・吸引パイプ、52・・・円筒管部、5
3・・・底部、54・・・リブ、55・・・サンプル容
器、56・・・容器載置台、57・・・粉体受け容器、
58・・・案内ホッパ、60・・・粉体吸引除去手段、
61・・・吸引筐体、62・・・吸引スリット、63・
・・吸引パイプ、71・・・掃引筐体、72・・・正面
板、73・・・吸引スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堤 淳 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 鈴木 正明 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 加藤 敬介 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 新山 正徳 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 平栗 喜久 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる容積の複数の粉体採取ホッパーと
    余分の粉体を排出する粉体排出手段とを底面に設けてな
    る粉体収容槽と、前記粉体収容槽の底面を移動すること
    により前記粉体採取ホッパーに収容された粉体の内余剰
    の粉体を前記粉体排出手段から除去する擦り切り手段
    と、前記各粉体採取ホッパーの底に設けられた粉体取り
    出し口を開閉する開閉手段とを備えてなることを特徴と
    する粉体分取装置。
  2. 【請求項2】 異なる容積の複数の粉体採取ホッパーと
    余分の粉体を排出する粉体排出手段とを底面に設けてな
    る粉体収容槽と、前記粉体収容槽の底面を移動すること
    により前記粉体採取ホッパーに収容された粉体の内余剰
    の粉体を前記粉体排出手段から除去する擦り切り手段
    と、前記各粉体採取ホッパーの底に設けられた粉体取り
    出し口を開閉する開閉手段と、前記粉体収容槽および粉
    体採取ホッパーの内壁に付着する粉体を吸引除去する粉
    体吸引除去手段とを備えてなることを特徴とする粉体分
    取装置。
  3. 【請求項3】 前記粉体吸引除去手段は、前記粉体収容
    槽内の前記擦り切り手段を除く空間内に挿入および取り
    出し可能に形成された吸引筐体と前記吸引筐体内を排気
    する排気装置とを備え、前記吸引筐体は、前記粉体収容
    槽内に挿入されたときに、粉体収容槽内の内壁よりわず
    かに離隔した外壁と、粉体収容槽の底面からわずかに離
    隔した底面と、粉体収容槽の底面に設けられた粉体採取
    ホッパー内に挿入され、粉体採取ホッパーの内壁から離
    隔した壁面を有し、前記粉体取り出し口に対応して開口
    する吸引口を有するホッパー内収容部とを備えてなる前
    記請求項2に記載の粉体分取装置。
  4. 【請求項4】 前記粉体採取ホッパーは、粉体採取ホッ
    パーの底部から下方に延在し、下端で開口する管体を有
    してなる前記請求項1〜3のいずれかに記載の粉体分取
    装置。
  5. 【請求項5】 前記管体の外周を囲繞して設けられ、上
    端部が閉塞し、前記管体の粉体取り出し口を囲繞して開
    口する開口部を下端部に有する外套管と、前記外套管内
    の気体を吸引する吸引手段と、前記外套管の直径よりも
    大きな直径を有する円筒管部および底部を有する外装管
    とを備え、前記外装管は、前記外套管を前記円筒管部内
    に対して挿脱可能に形成され、外装管における底部は、
    円筒管部内に外套管を挿入したときに、円筒管部の内周
    と外套管の外周との間隙と外套管の内周と管体の外周と
    の間隙とを連通可能に形成されてなることを特徴とする
    前記請求項4に記載の粉体分取装置。
  6. 【請求項6】 粉体収容槽の内面に対して所定の間隙を
    形成する外部面を有する外部形状を有し、かつ吸引口を
    備えた吸引筐体と、前記吸引筐体内の気体を排気する吸
    引排気手段とを備えてなることを特徴とする粉体収容槽
    内清掃装置。
  7. 【請求項7】 粉体取り出し口から粉体を排出する管体
    の外周を囲繞して設けられ、上端部が閉塞し、前記管体
    の下端開口部を囲繞して開口する開口部を下端部に有す
    る外套管と、前記外套管内の気体を吸引する吸引手段
    と、前記外套管の直径よりも大きな直径を有する円筒管
    部および底部を有する外装管と、前記粉体取り出し口を
    開閉する開閉手段とを備え、前記外装管は、前記外套管
    を前記円筒管部内に対して挿脱可能に形成され、外装管
    における底部は、円筒管部内に外套管を挿入したとき
    に、円筒管部の内周と外套管の外周との間隙と外套管の
    内周と管体の外周との間隙とを連通可能に形成されてな
    ることを特徴とする粉体吐出用管体清掃装置。
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JP2013088320A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Medica Tekku Kk 粉体特性測定装置
CN118417105A (zh) * 2024-07-01 2024-08-02 洛阳佰工工业密封有限公司 一种复合垫片的双密封面加工设备及加工工艺

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