JPH0713549B2 - 蓄熱式暖房装置 - Google Patents
蓄熱式暖房装置Info
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- JPH0713549B2 JPH0713549B2 JP61173298A JP17329886A JPH0713549B2 JP H0713549 B2 JPH0713549 B2 JP H0713549B2 JP 61173298 A JP61173298 A JP 61173298A JP 17329886 A JP17329886 A JP 17329886A JP H0713549 B2 JPH0713549 B2 JP H0713549B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
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- Central Heating Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は凝固性蓄熱材を用いた蓄熱式暖房装置の改良に
関するものであり、凝固性蓄熱材の過冷却を防止し温度
特性に優れた暖房装置を提供するものである。
関するものであり、凝固性蓄熱材の過冷却を防止し温度
特性に優れた暖房装置を提供するものである。
蓄熱式暖房装置は発熱体と熱容量の大きな蓄熱材とを組
み合わせ、熱容量の大きな蓄熱材に一時的に蓄熱するこ
とにより暖房装置の発熱面の温度の均一化、暖房運転停
止後の急激な室温低下の防止、深夜電力を使用すること
による維持費の低減等を目的に現在開発商品化されてお
り蓄熱材としてコンクリート、レンガ等の顕熱型蓄熱材
を用いた装置のものと凝固性蓄熱材を用いた装置のもの
とがある。凝固性蓄熱材を用いた蓄熱式暖房装置として
は、例えば、特開昭59−89935号公報等が提案されてい
る。凝固性蓄熱材は物質が融解時に蓄熱し、凝固時に放
熱する性質を利用した蓄熱材であり体積当りの蓄熱量が
大きく、蓄放熱時の温度変化が小さい等の特性を有する
ため凝固性蓄熱材を用いた装置は顕熱型蓄熱材を用いた
装置に比較して装置が小型化でき、又特定温度領域の熱
が利用できる等の特徴を有する。
み合わせ、熱容量の大きな蓄熱材に一時的に蓄熱するこ
とにより暖房装置の発熱面の温度の均一化、暖房運転停
止後の急激な室温低下の防止、深夜電力を使用すること
による維持費の低減等を目的に現在開発商品化されてお
り蓄熱材としてコンクリート、レンガ等の顕熱型蓄熱材
を用いた装置のものと凝固性蓄熱材を用いた装置のもの
とがある。凝固性蓄熱材を用いた蓄熱式暖房装置として
は、例えば、特開昭59−89935号公報等が提案されてい
る。凝固性蓄熱材は物質が融解時に蓄熱し、凝固時に放
熱する性質を利用した蓄熱材であり体積当りの蓄熱量が
大きく、蓄放熱時の温度変化が小さい等の特性を有する
ため凝固性蓄熱材を用いた装置は顕熱型蓄熱材を用いた
装置に比較して装置が小型化でき、又特定温度領域の熱
が利用できる等の特徴を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、凝固性蓄熱材は加熱して完全融解させた
後、温度を徐々に下げてくると一旦凝固温度以下まで温
度を低下させないと凝固しないという過冷却現象がしば
しば認められる。著しい過冷却の発生は蓄熱式暖房装置
を使用時に、一時的に設定温度より低い温度の時間帯を
生じさせることになり、その解決が望まれている。凝固
性蓄熱材の過冷防止方法としては、従来から種々の方法
が提案されている。例えば、凝固性蓄熱材に過冷却防止
剤を混合する方法、凝固性蓄熱材と連なる特定箇所に過
冷却防止剤を置く方法がある。こうした方法は各凝固性
蓄熱材に適した過冷却防止剤の選択により効果的な方法
であり凝固性蓄熱材の製造の際には良く用いられる方法
である。しかしながらこの方法では過冷却を小さくする
事は出来るが、完全に無くすことはできない。
後、温度を徐々に下げてくると一旦凝固温度以下まで温
度を低下させないと凝固しないという過冷却現象がしば
しば認められる。著しい過冷却の発生は蓄熱式暖房装置
を使用時に、一時的に設定温度より低い温度の時間帯を
生じさせることになり、その解決が望まれている。凝固
性蓄熱材の過冷防止方法としては、従来から種々の方法
が提案されている。例えば、凝固性蓄熱材に過冷却防止
剤を混合する方法、凝固性蓄熱材と連なる特定箇所に過
冷却防止剤を置く方法がある。こうした方法は各凝固性
蓄熱材に適した過冷却防止剤の選択により効果的な方法
であり凝固性蓄熱材の製造の際には良く用いられる方法
である。しかしながらこの方法では過冷却を小さくする
事は出来るが、完全に無くすことはできない。
また、過冷却防止の他の方法としては、凝固性蓄熱材を
完全に融解せず未融解部分を凝固性蓄熱材の少なくとも
一部に残しておく方法がある。凝固性蓄熱材の内部に未
融解部分があると凝固する時に未融解部分を核にして凝
固するため過冷却を生じない。しかしこの方法は過冷却
防止効果の点では効果があるが未融解部分を作ることは
それだけ蓄熱量を減少させることになる。この方法を実
用的に用いるためには凝固性蓄熱材の蓄熱量を大きくす
るため未融解部分は出来るだけ微少にして他の融解部分
は実用に耐える範囲内で出来るだけ高温にすることが必
要であり、こうしたことを実用的に可能にする方法を見
いだす事である。
完全に融解せず未融解部分を凝固性蓄熱材の少なくとも
一部に残しておく方法がある。凝固性蓄熱材の内部に未
融解部分があると凝固する時に未融解部分を核にして凝
固するため過冷却を生じない。しかしこの方法は過冷却
防止効果の点では効果があるが未融解部分を作ることは
それだけ蓄熱量を減少させることになる。この方法を実
用的に用いるためには凝固性蓄熱材の蓄熱量を大きくす
るため未融解部分は出来るだけ微少にして他の融解部分
は実用に耐える範囲内で出来るだけ高温にすることが必
要であり、こうしたことを実用的に可能にする方法を見
いだす事である。
本発明者等は発熱体と凝固性蓄熱材とを組み合わせた蓄
熱式暖房装置において凝固性蓄熱材の過冷却を防止して
温度特性の優れた暖房装置を提供せんと鋭意検討を重ね
た結果、発熱体と熱伝導率及び透湿性の小さな容器に密
封充填された凝固性蓄熱材との間の少なくとも一部に熱
伝導率の小さな材料を挿入することにより実用的に凝固
性蓄熱材の過冷却を防止しうることを見いだした。凝固
性蓄熱材は体積当りの蓄熱量が大きく、熱伝導性が比較
的小さい。このことは凝固性蓄熱材を加熱溶解させる
際、発熱部の周辺から徐々に凝固性蓄熱材が融解してゆ
き時間の経過とともに融解部が徐々に周囲に拡大してゆ
くことを示している。凝固性蓄熱材を熱伝導率の小さな
容器に密封充填し発熱体との間に熱伝導率の小さな材料
を挿入し該凝固性蓄熱材の表面に温度むらを設けると、
それが顕著に凝固性蓄熱材の融解状態の差として現れ
る。こうした方法を用いる事により該凝固性蓄熱材の連
続層の少なくとも一部に微少の未融解部分を意図的に作
り出すことが容易に可能なことを見いだしたものであ
る。即ち本発明は、発熱体と密封容器に充填された凝固
性蓄熱材とを組み合わせた暖房装置において、発熱体に
よって凝固性蓄熱材を一定時間加熱後、凝固性蓄熱材の
任意の一部又は複数部に未融解部分を生じさせるよう
に、発熱体と熱伝導率及び透湿性の小さな容器に密封充
填された凝固性蓄熱材との間に熱伝導率の小な材料を挿
入することにより、該凝固性蓄熱材の過冷却を防止した
蓄熱式暖房装置である。
熱式暖房装置において凝固性蓄熱材の過冷却を防止して
温度特性の優れた暖房装置を提供せんと鋭意検討を重ね
た結果、発熱体と熱伝導率及び透湿性の小さな容器に密
封充填された凝固性蓄熱材との間の少なくとも一部に熱
伝導率の小さな材料を挿入することにより実用的に凝固
性蓄熱材の過冷却を防止しうることを見いだした。凝固
性蓄熱材は体積当りの蓄熱量が大きく、熱伝導性が比較
的小さい。このことは凝固性蓄熱材を加熱溶解させる
際、発熱部の周辺から徐々に凝固性蓄熱材が融解してゆ
き時間の経過とともに融解部が徐々に周囲に拡大してゆ
くことを示している。凝固性蓄熱材を熱伝導率の小さな
容器に密封充填し発熱体との間に熱伝導率の小さな材料
を挿入し該凝固性蓄熱材の表面に温度むらを設けると、
それが顕著に凝固性蓄熱材の融解状態の差として現れ
る。こうした方法を用いる事により該凝固性蓄熱材の連
続層の少なくとも一部に微少の未融解部分を意図的に作
り出すことが容易に可能なことを見いだしたものであ
る。即ち本発明は、発熱体と密封容器に充填された凝固
性蓄熱材とを組み合わせた暖房装置において、発熱体に
よって凝固性蓄熱材を一定時間加熱後、凝固性蓄熱材の
任意の一部又は複数部に未融解部分を生じさせるよう
に、発熱体と熱伝導率及び透湿性の小さな容器に密封充
填された凝固性蓄熱材との間に熱伝導率の小な材料を挿
入することにより、該凝固性蓄熱材の過冷却を防止した
蓄熱式暖房装置である。
本発明に使用することが出来る発熱体としては、例えば
電気式の線状発熱体、棒状発熱体、面状発熱体等を使用
することができる。また線状、棒状または面状の導体内
に所定温度の熱媒を流して加熱する発熱体、所定温度の
熱媒を所定形状の槽状容器内に導入して加熱する発熱体
等、あるいは又ヒートパイプのような伝熱性の良い材料
を利用した発熱体等を使用することができる。電気式の
線状、棒状発熱体としては、例えば発熱体素線を所定形
状に配線したもの、発熱体素線と他の材料とを複合して
所定形状に配線したもの等がある。電気式の面状発熱体
としては、例えば導電性物質を合成樹脂と複合あるいは
導電性塗料を基布に塗布し面状発熱体としたもの、アル
ミ箔をエッチングして回路を作り合成樹脂と複合して面
状発熱体としたもの等がある。線状、棒状または面状の
導体内に所定温度の熱媒を流して加熱する発熱体として
は、例えば種々の熱源で加熱した所定温度の温水、油、
蒸気、温風等の熱媒を金属又は合成樹脂製の平板状、パ
イプ状等の導体内に導入して加熱する発熱体等である。
電気式の線状発熱体、棒状発熱体、面状発熱体等を使用
することができる。また線状、棒状または面状の導体内
に所定温度の熱媒を流して加熱する発熱体、所定温度の
熱媒を所定形状の槽状容器内に導入して加熱する発熱体
等、あるいは又ヒートパイプのような伝熱性の良い材料
を利用した発熱体等を使用することができる。電気式の
線状、棒状発熱体としては、例えば発熱体素線を所定形
状に配線したもの、発熱体素線と他の材料とを複合して
所定形状に配線したもの等がある。電気式の面状発熱体
としては、例えば導電性物質を合成樹脂と複合あるいは
導電性塗料を基布に塗布し面状発熱体としたもの、アル
ミ箔をエッチングして回路を作り合成樹脂と複合して面
状発熱体としたもの等がある。線状、棒状または面状の
導体内に所定温度の熱媒を流して加熱する発熱体として
は、例えば種々の熱源で加熱した所定温度の温水、油、
蒸気、温風等の熱媒を金属又は合成樹脂製の平板状、パ
イプ状等の導体内に導入して加熱する発熱体等である。
本発明に使用することが出来る凝固性蓄熱材としては、
例えば無機塩水和物などであり具体的にはNa2SO4・10H2
OまたはこれにNaCl、KCl等を混合したもの、CaCl2・6H2
OまたはこれにMgCl2・6H2OまたはMgBr2・6H2O等を混合
したもの、Na2S2O3・5H2O、CH3COONa・3H2O等が挙げら
れる。これらは通常過冷却防止材、濃化材等が配合され
ている。
例えば無機塩水和物などであり具体的にはNa2SO4・10H2
OまたはこれにNaCl、KCl等を混合したもの、CaCl2・6H2
OまたはこれにMgCl2・6H2OまたはMgBr2・6H2O等を混合
したもの、Na2S2O3・5H2O、CH3COONa・3H2O等が挙げら
れる。これらは通常過冷却防止材、濃化材等が配合され
ている。
凝固性蓄熱材は熱伝導率及び透湿性が少なく腐食性の無
い合成樹脂あるいは合成ゴム等の材料で出来た容器に密
封充填される。容器の熱伝導率が大きいと熱伝導率の小
さい材料を挿入して加熱時容器表面に温度むらを意図的
に設けようとしても容器の熱伝導性が良いため凝固性蓄
熱材に未融解部分をつくることが困難である。また容器
の透湿性が大きいと凝固性蓄熱材の水分が蒸発して凝固
性蓄熱材が変質する可能性がある。該容器の形状として
は筒状、箱状、袋状等で内部が空洞のもの、複数個のリ
ブ構造を有しているもの、あるいは複数個の隔壁を有す
るものなどが挙げられる。凝固性蓄熱材及び容器の種類
はその使用目的により選択される。本発明において発熱
体は密封容器に充填された凝固性蓄熱材の片面あるいは
両面に発熱体が接触するように組み合わされ、発熱体と
該凝固性蓄熱材容器との間には熱伝導率の小さな材料が
少なくとも一ケ所以上挿入されている。熱伝導率の小さ
な材料としては例えば有機質のボード、発泡体等であり
木質板、パーチクルボード、合成樹脂または合成ゴムの
発泡体等が使用可能である。また無機繊維質の断熱材等
が使用可能である。該材料の熱伝導率は0.1Kcal/mh℃以
下であることが望ましい。0.1Kcal/mh℃以上だと挿入す
る材料の厚み、形状を大きくする必要があり凝固性蓄熱
材内に微少の未融解部を作ることが難しく望ましくな
い。密封容器内で凝固性蓄熱材が連続層を有すると、そ
の連続層の任意の少なくとも一部に凝固性蓄熱材の未融
解部分を生じさせると他の部分が完全融解していてもこ
の未融解部分が凝固時に結晶発生の核となり過冷却現象
を生じることなく凝固する。また該容器が複数個の隔壁
を有する構造であり、該容器内で凝固性蓄熱材が一部又
は複数部で不連続層になる場合、容器内の連続層毎にそ
の連続層の任意の少なくとも一部に凝固性蓄熱材の未融
解部分を生じさせるように発熱体と該容器との間に熱伝
導率の小さな材料を挿入する必要がある。
い合成樹脂あるいは合成ゴム等の材料で出来た容器に密
封充填される。容器の熱伝導率が大きいと熱伝導率の小
さい材料を挿入して加熱時容器表面に温度むらを意図的
に設けようとしても容器の熱伝導性が良いため凝固性蓄
熱材に未融解部分をつくることが困難である。また容器
の透湿性が大きいと凝固性蓄熱材の水分が蒸発して凝固
性蓄熱材が変質する可能性がある。該容器の形状として
は筒状、箱状、袋状等で内部が空洞のもの、複数個のリ
ブ構造を有しているもの、あるいは複数個の隔壁を有す
るものなどが挙げられる。凝固性蓄熱材及び容器の種類
はその使用目的により選択される。本発明において発熱
体は密封容器に充填された凝固性蓄熱材の片面あるいは
両面に発熱体が接触するように組み合わされ、発熱体と
該凝固性蓄熱材容器との間には熱伝導率の小さな材料が
少なくとも一ケ所以上挿入されている。熱伝導率の小さ
な材料としては例えば有機質のボード、発泡体等であり
木質板、パーチクルボード、合成樹脂または合成ゴムの
発泡体等が使用可能である。また無機繊維質の断熱材等
が使用可能である。該材料の熱伝導率は0.1Kcal/mh℃以
下であることが望ましい。0.1Kcal/mh℃以上だと挿入す
る材料の厚み、形状を大きくする必要があり凝固性蓄熱
材内に微少の未融解部を作ることが難しく望ましくな
い。密封容器内で凝固性蓄熱材が連続層を有すると、そ
の連続層の任意の少なくとも一部に凝固性蓄熱材の未融
解部分を生じさせると他の部分が完全融解していてもこ
の未融解部分が凝固時に結晶発生の核となり過冷却現象
を生じることなく凝固する。また該容器が複数個の隔壁
を有する構造であり、該容器内で凝固性蓄熱材が一部又
は複数部で不連続層になる場合、容器内の連続層毎にそ
の連続層の任意の少なくとも一部に凝固性蓄熱材の未融
解部分を生じさせるように発熱体と該容器との間に熱伝
導率の小さな材料を挿入する必要がある。
本発明で発熱体と該容器との間に熱伝導率の小さな材料
を挿入して凝固性蓄熱材の連続層内の任意の一部に未融
解部分を生じさせる条件は、例えば挿入材料の熱伝導
率、形状、発熱体の発熱部の温度、発熱部と発熱部との
間隔、加熱時間、凝固性蓄熱材の融解温度、熱伝導率、
蓄熱量、容器の形状、材質等また周辺の環境条件等によ
り異なるため各条件毎により決められる。本発明の特徴
は発熱体と熱伝導率及び透湿性の小さな容器に密封充填
された凝固性蓄熱材との間に熱伝導率の小さな材料を挿
入することにより凝固性蓄熱材の連続層の任意の一部に
未融解部分を生じさせて凝固性蓄熱材の過冷却を防止す
るため、凝固性蓄熱材の未融解部分を微少にすることが
可能で他の完全融解部分の温度は凝固性蓄熱材の融解温
度より高温にして凝固性蓄熱材の顕熱も利用できるため
凝固性蓄熱材を有効に利用でき蓄熱量を大きくしてしか
も凝固性蓄熱材の過冷却を防止できる点にある。また凝
固性蓄熱材の過冷却を防止することによりこれを蓄熱式
暖房装置として使用したとき過冷却による一時的な室温
等の低下を生じさせない温度特性の優れた暖房装置を提
供出来ることである。
を挿入して凝固性蓄熱材の連続層内の任意の一部に未融
解部分を生じさせる条件は、例えば挿入材料の熱伝導
率、形状、発熱体の発熱部の温度、発熱部と発熱部との
間隔、加熱時間、凝固性蓄熱材の融解温度、熱伝導率、
蓄熱量、容器の形状、材質等また周辺の環境条件等によ
り異なるため各条件毎により決められる。本発明の特徴
は発熱体と熱伝導率及び透湿性の小さな容器に密封充填
された凝固性蓄熱材との間に熱伝導率の小さな材料を挿
入することにより凝固性蓄熱材の連続層の任意の一部に
未融解部分を生じさせて凝固性蓄熱材の過冷却を防止す
るため、凝固性蓄熱材の未融解部分を微少にすることが
可能で他の完全融解部分の温度は凝固性蓄熱材の融解温
度より高温にして凝固性蓄熱材の顕熱も利用できるため
凝固性蓄熱材を有効に利用でき蓄熱量を大きくしてしか
も凝固性蓄熱材の過冷却を防止できる点にある。また凝
固性蓄熱材の過冷却を防止することによりこれを蓄熱式
暖房装置として使用したとき過冷却による一時的な室温
等の低下を生じさせない温度特性の優れた暖房装置を提
供出来ることである。
本発明の凝固性蓄熱材の過冷却を防止した蓄熱式暖房装
置としては、例えば発熱体として電気、温水あるいは他
の触媒、ヒートポンプ等を利用して床、壁、天井等に設
置されるふく射暖房装置、あるいは発熱体として電気、
温水あるいは他の触媒、ヒートポンプ等を利用した対流
式暖房装置等であり、凝固性蓄熱材を利用して蓄熱する
ことにより暖房装置の発熱面の温度の均一化、暖房運転
停止後の急激な室温低下の防止、深夜電力を使用するこ
とにより維持費の低減等を図ることができる。
置としては、例えば発熱体として電気、温水あるいは他
の触媒、ヒートポンプ等を利用して床、壁、天井等に設
置されるふく射暖房装置、あるいは発熱体として電気、
温水あるいは他の触媒、ヒートポンプ等を利用した対流
式暖房装置等であり、凝固性蓄熱材を利用して蓄熱する
ことにより暖房装置の発熱面の温度の均一化、暖房運転
停止後の急激な室温低下の防止、深夜電力を使用するこ
とにより維持費の低減等を図ることができる。
次に図によって本発明を更に詳しく説明するが本発明は
これらに限定されるものではない。第1図は面状発熱体
と凝固性蓄熱材とを組み合わせた時の模式的斜視図を示
す。第1図で1は面状発熱体であり電気式面状発熱体で
も良いし、面状の導体内に温水、温風等の熱媒を流して
加熱する発熱体であっても良い。2は密封容器に充填さ
れた凝固性蓄熱材であり面状発熱体1と接触する形で上
面に置かれている。3は面状発熱体1と凝固性蓄熱材2
との間に挿入されている熱伝導率の小さな材料である。
熱伝導率の小さな材料3は凝固性蓄熱材容器2に凹部が
設けられておりそこに挿入されている。第2図は線状発
熱体と凝固性蓄熱材とを組み合わせた時の模式的斜視図
を示す。第2図で1は線状発熱体であり電気式線状発熱
体でも良いし、線状の導体内に温水、油、フレオン等の
熱媒を流して加熱する発熱体であっても良い。またヒー
トパイプのように伝熱性の良い材料を利用して加熱する
発熱体であっても良い。2は密封容器に充填された凝固
性蓄熱材である。3は線状発熱体1と凝固性蓄熱材2と
の間に挿入されている熱伝導率の小さな材料である。第
3図は槽状容器内に熱媒を導入して加熱する発熱体と凝
固性蓄熱材とを組み合わせた時の模式的斜視図を示す。
1は槽状容器でありこの中には温水、油、温風等の熱媒
2が循環出来るようになっている。3は密封容器に充填
されている凝固性蓄熱材であり熱媒2と凝固性蓄熱材3
との間には熱伝導率の小さな材料4が挿入されている。
第1図から第3図において発熱体を所定温度で一定時間
加熱すると熱伝導率の小さな材料を挿入した箇所は温度
が余り上がらずこの箇所と接触する箇所の凝固性蓄熱材
に未融解部が生じ凝固性蓄熱材の過冷却を防止するもの
である。
これらに限定されるものではない。第1図は面状発熱体
と凝固性蓄熱材とを組み合わせた時の模式的斜視図を示
す。第1図で1は面状発熱体であり電気式面状発熱体で
も良いし、面状の導体内に温水、温風等の熱媒を流して
加熱する発熱体であっても良い。2は密封容器に充填さ
れた凝固性蓄熱材であり面状発熱体1と接触する形で上
面に置かれている。3は面状発熱体1と凝固性蓄熱材2
との間に挿入されている熱伝導率の小さな材料である。
熱伝導率の小さな材料3は凝固性蓄熱材容器2に凹部が
設けられておりそこに挿入されている。第2図は線状発
熱体と凝固性蓄熱材とを組み合わせた時の模式的斜視図
を示す。第2図で1は線状発熱体であり電気式線状発熱
体でも良いし、線状の導体内に温水、油、フレオン等の
熱媒を流して加熱する発熱体であっても良い。またヒー
トパイプのように伝熱性の良い材料を利用して加熱する
発熱体であっても良い。2は密封容器に充填された凝固
性蓄熱材である。3は線状発熱体1と凝固性蓄熱材2と
の間に挿入されている熱伝導率の小さな材料である。第
3図は槽状容器内に熱媒を導入して加熱する発熱体と凝
固性蓄熱材とを組み合わせた時の模式的斜視図を示す。
1は槽状容器でありこの中には温水、油、温風等の熱媒
2が循環出来るようになっている。3は密封容器に充填
されている凝固性蓄熱材であり熱媒2と凝固性蓄熱材3
との間には熱伝導率の小さな材料4が挿入されている。
第1図から第3図において発熱体を所定温度で一定時間
加熱すると熱伝導率の小さな材料を挿入した箇所は温度
が余り上がらずこの箇所と接触する箇所の凝固性蓄熱材
に未融解部が生じ凝固性蓄熱材の過冷却を防止するもの
である。
次に実施例を挙げて更に詳しく本発明を説明するが本発
明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 第4図に発熱体として電気式線状発熱体を使用した蓄熱
式床暖房装置の構造の模式的斜視図を示す。コンクリー
トスラブ1上に厚み30mmのウレタンフォーム2が置かれ
ている。3は電気式線状発熱体であり線状発熱体素線
(抵抗値0.361Ω/m)が35mm間隔で配線されている。こ
の発熱体の電気容量は約250W/m2、電圧200Vで発熱体の
温度制御は50℃にしてある。4はポリプロピレン製の厚
み20mmの箱状容器に凝固性蓄熱材が密封充填されてい
る。凝固性蓄熱材としてはNa2SO4・10H2OにNaCl,過冷却
防止材、濃化剤等が混合されたもので融解温度28℃、凝
固温度25℃、蓄熱量38Kcal/Kg、熱伝導率0.55Kcal/mh℃
のものを使用してある。凝固性蓄熱材は箱状容器内で連
続層をなしている。5は電気式線状発熱体3と凝固性蓄
熱材4との間に挿入されたポリウレタン発泡体であり熱
伝導率0.032Kcal/mh℃のものを厚み5mm,幅15mmの短冊状
にして挿入してある。6は厚み30mmのモルタル床層であ
る。第4図の構造を有する蓄熱式床暖房装置の供試体1m
×1mを温度10℃の室内に置き発熱体によって凝固性蓄熱
材を8時間加熱後自然放冷した時の凝固性蓄熱材の温度
変化の状態を第5図に示す。凝固性蓄熱材の温度変化は
4の箱状容器表面のA点(配線35mmの中間)、B点(ポ
リウレタン発泡体の中間)にcc熱電対を貼合せて温度記
録計で測定したものである。凝固性蓄熱材を8時間加熱
後、A点の凝固性蓄熱材の温度は35℃まで上がり完全融
解をしていることを示している。B点の凝固性蓄熱材の
温度は28℃で未融解部分を残している。両者とも凝固性
蓄熱材の過冷却は認められない。
式床暖房装置の構造の模式的斜視図を示す。コンクリー
トスラブ1上に厚み30mmのウレタンフォーム2が置かれ
ている。3は電気式線状発熱体であり線状発熱体素線
(抵抗値0.361Ω/m)が35mm間隔で配線されている。こ
の発熱体の電気容量は約250W/m2、電圧200Vで発熱体の
温度制御は50℃にしてある。4はポリプロピレン製の厚
み20mmの箱状容器に凝固性蓄熱材が密封充填されてい
る。凝固性蓄熱材としてはNa2SO4・10H2OにNaCl,過冷却
防止材、濃化剤等が混合されたもので融解温度28℃、凝
固温度25℃、蓄熱量38Kcal/Kg、熱伝導率0.55Kcal/mh℃
のものを使用してある。凝固性蓄熱材は箱状容器内で連
続層をなしている。5は電気式線状発熱体3と凝固性蓄
熱材4との間に挿入されたポリウレタン発泡体であり熱
伝導率0.032Kcal/mh℃のものを厚み5mm,幅15mmの短冊状
にして挿入してある。6は厚み30mmのモルタル床層であ
る。第4図の構造を有する蓄熱式床暖房装置の供試体1m
×1mを温度10℃の室内に置き発熱体によって凝固性蓄熱
材を8時間加熱後自然放冷した時の凝固性蓄熱材の温度
変化の状態を第5図に示す。凝固性蓄熱材の温度変化は
4の箱状容器表面のA点(配線35mmの中間)、B点(ポ
リウレタン発泡体の中間)にcc熱電対を貼合せて温度記
録計で測定したものである。凝固性蓄熱材を8時間加熱
後、A点の凝固性蓄熱材の温度は35℃まで上がり完全融
解をしていることを示している。B点の凝固性蓄熱材の
温度は28℃で未融解部分を残している。両者とも凝固性
蓄熱材の過冷却は認められない。
比較例1 実施例1の蓄熱式床暖房装置でポリウレタン発泡体を除
いた装置を使用し実施例1と同様の供試体で実施例1と
同一条件で凝固性蓄熱材の温度変化を測定した。その結
果を第6図に示す。凝固性蓄熱材を8時間加熱後A点、
B点(配線35mmの中間)共に凝固性蓄熱材の温度は35℃
まで上昇し完全融解しており、両者とも自然冷却時約2
℃位の過冷却を示している。
いた装置を使用し実施例1と同様の供試体で実施例1と
同一条件で凝固性蓄熱材の温度変化を測定した。その結
果を第6図に示す。凝固性蓄熱材を8時間加熱後A点、
B点(配線35mmの中間)共に凝固性蓄熱材の温度は35℃
まで上昇し完全融解しており、両者とも自然冷却時約2
℃位の過冷却を示している。
実施例2 実施例1の発熱体3に換えて架橋ポリエチレンチユーブ
(8mmφ)を40mm間隔で配管した発熱体を使用した。配
管中には50℃の温水を8時間流して加熱しその後自然冷
却をした。その結果、実施例1と同様に8時間加熱後40
mm間隔で配管した箇所の凝固性蓄熱材は完全融解をして
おりポリウレタン発泡体を挿入した箇所の凝固性蓄熱材
は未融解状態で両者とも凝固性蓄熱材の過冷却は認めら
れなかった。
(8mmφ)を40mm間隔で配管した発熱体を使用した。配
管中には50℃の温水を8時間流して加熱しその後自然冷
却をした。その結果、実施例1と同様に8時間加熱後40
mm間隔で配管した箇所の凝固性蓄熱材は完全融解をして
おりポリウレタン発泡体を挿入した箇所の凝固性蓄熱材
は未融解状態で両者とも凝固性蓄熱材の過冷却は認めら
れなかった。
第1図は面状発熱体と凝固性蓄熱材とを組み合わせた構
造の模式的斜視図である。 1……面状発熱体、2……密封容器に充填された凝固性
蓄熱材、3……熱伝導率の小さい材料 第2図は線状発熱体と凝固性蓄熱材とを組み合わせた構
造の模式的斜視図である。 1……線状発熱体、2……密封容器に充填された凝固性
蓄熱材、3……熱伝導率の小さい材料 第3図は槽状容器内に熱媒を導入して加熱する発熱体と
凝固性蓄熱材とを組み合わせた構造の模式的斜視図であ
る。 1……槽状容器、2……熱媒、3……密封容器に充填さ
れた凝固性蓄熱材、4……熱伝導率の小さな材料 第4図は電気式線状発熱体を使用した蓄熱式床暖房装置
の構造の模式的斜視図である。 1……コンクリートスラブ、2……ウレタンフォーム、
3……電気式線状発熱体、4……箱状容器に充填された
凝固性蓄熱材、5……ポリウレタン発泡体、6……モル
タル床層である。 第5図、第6図は発熱体によって凝固性蓄熱材を8時間
加熱後自然放冷した時の凝固性蓄熱材の温度変化を表わ
している。
造の模式的斜視図である。 1……面状発熱体、2……密封容器に充填された凝固性
蓄熱材、3……熱伝導率の小さい材料 第2図は線状発熱体と凝固性蓄熱材とを組み合わせた構
造の模式的斜視図である。 1……線状発熱体、2……密封容器に充填された凝固性
蓄熱材、3……熱伝導率の小さい材料 第3図は槽状容器内に熱媒を導入して加熱する発熱体と
凝固性蓄熱材とを組み合わせた構造の模式的斜視図であ
る。 1……槽状容器、2……熱媒、3……密封容器に充填さ
れた凝固性蓄熱材、4……熱伝導率の小さな材料 第4図は電気式線状発熱体を使用した蓄熱式床暖房装置
の構造の模式的斜視図である。 1……コンクリートスラブ、2……ウレタンフォーム、
3……電気式線状発熱体、4……箱状容器に充填された
凝固性蓄熱材、5……ポリウレタン発泡体、6……モル
タル床層である。 第5図、第6図は発熱体によって凝固性蓄熱材を8時間
加熱後自然放冷した時の凝固性蓄熱材の温度変化を表わ
している。
Claims (1)
- 【請求項1】発熱体と密封容器に充填された凝固性蓄熱
材とを組み合わせた暖房装置において、発熱体によって
該凝固性蓄熱材を加熱する際に、該凝固性蓄熱材の連続
層の任意の少なくとも一部分に未融解部分を生じさせる
ように、発熱体と凝固性蓄熱材との間に熱伝導率の小さ
い材料を挿入することにより該凝固性蓄熱材の過冷却を
防止した蓄熱式暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61173298A JPH0713549B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 蓄熱式暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61173298A JPH0713549B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 蓄熱式暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6332247A JPS6332247A (ja) | 1988-02-10 |
| JPH0713549B2 true JPH0713549B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=15957849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61173298A Expired - Fee Related JPH0713549B2 (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 蓄熱式暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713549B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6588492B2 (ja) * | 2017-03-31 | 2019-10-09 | 東邦瓦斯株式会社 | 潜熱蓄熱材の過冷却防止方法、及び潜熱蓄熱槽 |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP61173298A patent/JPH0713549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6332247A (ja) | 1988-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |