JPH07135904A - 蘭茶およびその製造方法 - Google Patents

蘭茶およびその製造方法

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JPH07135904A
JPH07135904A JP31435093A JP31435093A JPH07135904A JP H07135904 A JPH07135904 A JP H07135904A JP 31435093 A JP31435093 A JP 31435093A JP 31435093 A JP31435093 A JP 31435093A JP H07135904 A JPH07135904 A JP H07135904A
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drying
heating
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Michio Kono
通郎 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蘭の葉を原料とし、飲料適性を有し、かつ通
常のお茶より薬理的作用が優れた茶を提供する。 【構成】 蘭の生葉を水または水蒸気の存在下で加熱
し、乾燥した後、焙煎することによって、蘭茶を製造す
る。上記蘭茶の製造においては、蘭の生葉を1〜3cm
角の大きさに切断し、加熱は上記生葉を熱湯で1〜15
分間ゆがくことによって行い、乾燥は真空乾燥によって
行なうのが好ましい。 【効果】 上記方法によって製造された蘭茶は、飲料適
性を有し、かつ利尿作用などが優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蘭の葉を原料とする蘭
茶およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】茶の葉を原料とする通常のお茶は、飲料
として適することを目的とするものであるため、薬理的
な有用性については重要視されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、通常のお茶同様の飲料適性を有し、かつ利尿作用
などが優れた新規な茶を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、蘭の葉を原料
として、通常のお茶同様の飲料適性を有し、かつ利尿作
用などが優れた蘭茶を提供したものである。
【0005】本発明の蘭茶は、蘭の生葉を水または水蒸
気の存在下で加熱し、乾燥後、焙煎することによって、
製造される。
【0006】上記加熱にあたって、蘭の生葉を1〜3c
m程度の適当な大きさにカットしておき、加熱処理が充
分に行なわれるようにしておくことが好ましい。
【0007】加熱は、水または水蒸気の存在下で行なわ
れるが、その水の存在下での加熱としては、たとえば、
蘭の生葉を熱温で1〜15分間ゆがくことによって行な
われる。そして、水蒸気の存在下での加熱としては、従
来同様に蒸気で加熱する方法を採用することができる。
この蒸気による加熱としては、たとえば、蘭の生葉を入
れた通常の製茶機の回転式ドラムの中に100℃以上の
無圧水蒸気を導入し、20秒〜10分間程度加熱するの
が好ましい。
【0008】乾燥は、通常の乾燥でもよいが、特に真空
乾燥によるのが好ましい。
【0009】この加熱−乾燥までの工程では、蘭の生葉
を熱湯でゆがき、その後、真空乾燥する工程を採用する
のが好ましい。
【0010】すなわち、蘭は通常のお茶より熱湯に抽出
される成分が多いので、熱湯でゆがくことによって、苦
み成分などの抽出を多くしておき、飲む際に蘭茶から適
度な成分が熱湯中に抽出され、まろやかな味になるよう
にしておくことが好ましい。また、真空乾燥は、乾燥に
要する時間が短縮できて乾燥効率がよく、かつ蘭の有す
る有益成分の損失が少なくなるので好ましい。そして、
このような熱湯でのゆがき−真空乾燥という、加熱−乾
燥工程は、通常のお茶の製造には採用されておらず、か
つ蘭茶の製造にあたって蘭の有する特性をより適切に発
揮させることができるので、特に適した方法であるとい
える。
【0011】乾燥後の焙煎は、たとえば、170〜23
0℃程度で0.5〜2時間加熱し、その後、270〜3
30℃程度で5〜15分間程度加熱すればよい。ただ
し、これにかぎらず、通常のお茶の製造にあたって採用
されている焙煎方法を採用することができる。そして、
得られた蘭茶は、チッ素を封入した真空パックをして保
存ならびに使用に供するのが好ましい。
【0012】蘭茶が利尿作用などを有する科学的根拠
は、現在のところ明らかではないが、次のような蘭の特
性がそれを生み出す要因になっているものと思われる。
【0013】すなわち、蘭は、他の植物に比べて、成長
期間が長く、また開花してからその花を美しい状態で保
つ期間が長い。この長期開花は蘭の生命エネルギーが旺
盛であることに基づくものであると考えられる。
【0014】そして、この蘭の特性として、間断なく、
極微な波動エネルギーを発生していて、その波動エネル
ギーは、たとえばMRA(共鳴磁場分析器)による分析
で高いプラス(+)の測定値が得られることによって、
確認することができる。
【0015】そして、このような波動エネルギーを持つ
ことが、蘭の葉を原料として蘭茶にした場合に、利尿作
用、ストレス解消作用などを発揮する要因になるものと
考えられる。
【0016】本発明において、原料となる蘭としては、
たとえばシンビジウム、カトレヤ、デンドロビウム、オ
ンシジウム、胡蝶蘭などをはじめ各種のものが使用可能
であるが、特にシンビジウムが味、利尿作用の両面から
好ましい。
【0017】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
られるものではない。
【0018】実施例1 シンビジウムの生葉50kgを約1.5cm角に切断
し、これを熱湯中に入れ、3分間ゆがいた後、真空乾燥
機に入れ、減圧下で乾燥した。
【0019】乾燥後の葉を焙煎機に入れ、200℃で1
時間加熱し、300℃で10分間加熱して、約10kg
の蘭茶を得た。
【0020】つぎに、上記の蘭葉の味、飲みやすさおよ
び利尿作用について調べた。
【0021】味および飲みやすさの官能検査について 比較対象品として番茶を用い、この番茶と上記のように
して得た蘭茶に熱湯をそそぎ、味および飲みやすさを比
較した。
【0022】パネラーには年齢35〜65才の男性10
人を選び、味については、苦み、甘み、渋みについて好
感度を5段階で数値評価させ、その結果を平均値で表1
に示した。また、味に関して全体としての好感度および
飲みやすさについても、5段階で数値評価させ、その結
果を表1に平均値で示した。評価基準は次の通りであ
り、評価にあたっては、番茶を比較の基準、すなわち、
普通で評価値3として数値評価させた。
【0023】評価基準 5 : 非常に良い 4 : 良い 3 : 普通 2 : 悪い 1 : 非常に悪い
【0024】
【表1】
【0025】表1に示す結果から明らかなように、蘭茶
の飲料適性は、番茶と同等ないしはそれ以上であり、飲
料として充分に適する特性を有していた。また、パネラ
ーからは、上記評価結果以外にも、蘭茶の場合は、何杯
でも飲め、体が暖まり、気分が落ち着くという高い評価
を得た。
【0026】利尿作用の官能検査について 上記蘭茶と番茶に熱湯をそそぎ、その茶液を年齢35〜
65才の男性10人に300ccずつ飲ませ、その利尿
作用を調べた。ただし、パネラーには上記茶液を飲ませ
る前に完全に排尿させておいた。
【0027】そして、上記茶液を飲んでから1時間以内
に何人のパネラーが尿意をもよおし、現実に排尿したか
を調べた。その結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2に示す結果から明らかなように、蘭茶
の方が尿意をもよおした人数が多く、利尿作用が優れて
いた。
【0030】実施例2 シンビジウムの生葉50kgを約1.5cm角に切断
し、これを製茶機の回転式ドラムの中に入れ、そこに1
00℃以上の無圧水蒸気を5分間導入した。
【0031】つぎに、上記葉を透気乾燥機の中を4時間
通過させ、最後に箱型透気乾燥機に入れて、葉を乾燥し
た。
【0032】乾燥後の葉を焙煎機に入れ、200℃で1
時間加熱し、ついで300℃で10分間加熱して、約1
0kgの蘭茶を得た。
【0033】得られた蘭茶について、実施例1と同様に
味、飲みやすさおよび利尿作用を調べたところ、利尿作
用は実施例1とほぼ同じ結果が得られた。
【0034】しかし、味に関しては、苦みおよび渋みが
実施例1の場合より若干評価値が低かった。ただし、全
体としての好感度や飲みやすさは、比較の対象とした番
茶と、ほぼ同等の評価値であった。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
飲料適性を有し、かつ利尿作用などが優れた蘭茶が提供
される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蘭の葉の焙煎物からなることを特徴とす
    る蘭茶。
  2. 【請求項2】 蘭の生葉を水または水蒸気の存在下で加
    熱し、乾燥後、焙煎することを特徴とする蘭茶の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 蘭の生葉を熱湯で1〜15分間ゆがき、
    真空乾燥した後、焙煎することを特徴とする蘭茶の製造
    方法。
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