JPH0713668U - 側部車体構造 - Google Patents

側部車体構造

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JPH0713668U
JPH0713668U JP4996093U JP4996093U JPH0713668U JP H0713668 U JPH0713668 U JP H0713668U JP 4996093 U JP4996093 U JP 4996093U JP 4996093 U JP4996093 U JP 4996093U JP H0713668 U JPH0713668 U JP H0713668U
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淳 渡辺
健二 松田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドシルからセンタピラーが立ち上がり、
その後方でフロアパネルにキックアップ部が設けられて
いる車体の側部構造において、上記サイドシルの側方荷
重に対する強度及び剛性を向上させる。 【構成】 センタピラー10内に配設されたピラーレイ
ンフォースメント70をサイドシル10内に入り込ませ
ると共に、その後方のフロアパネル30のキックアップ
部の下面に両端部が左右のサイドシル10に接合されて
フロアパネル10との間に閉断面dを形成するクロスメ
ンバ50を配設し、かつ、上記サイドシル10内に、上
部及び下部が該サイドシル10の上部フランジ及び下部
フランジにそれぞれ接合され、前部がサイドシル10内
に入り込んだ上記ピラーレインフォースメント70の後
部に接合され、かつ、後部が上記クロスメンバ50の接
合位置まで延びた補強部材80を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の側部車体構造、特に側方荷重に対する補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体は、各方向からの衝撃荷重に対して十分な強度を備え、この種の 荷重から車室内が保護されるように構成される。その一環として、例えば実公昭 62−177578号公報によれば、車体側部下方に前後方向に設けられるサイ ドシルの車室内側に、サイドシルインナパネルとフロアパネルとの間で閉断面を 構成するガゼットプレートを配設したものが開示されている。
【0003】 これによれば、側方荷重に対するサイドシルの強度が向上し、また、ドアへの 側方荷重の入力に対して、該サイドシルによりドアの車室内側への移動が阻止さ れることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は従来における上記のような技術をさらに発展させ、側方荷重に対する 車体側部の強度を一層向上させることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案に係る自動車の側部車体構造は次のように構 成したことを特徴とする。
【0006】 即ち、本願の請求項1に係る考案(以下、第1考案という)は、サイドシルか らセンタピラーが立ち上がり、かつ、その後方でフロアパネルにキックアップ部 が設けられている車体構造において、上記センタピラー内に配設されたピラーレ インフォースメントの下部をサイドシルの閉断面内に入り込ませて該サイドシル の下部フランジに接合すると共に、上記フロアパネルのキックアップ部の下面に は、該フロアパネルとの間に閉断面を形成するクロスメンバを配設して、その両 端部を左右のサイドシルインナパネルに接合し、かつ、上記サイドシル内に、上 部及び下部が該サイドシルの上部フランジ及び下部フランジにそれぞれ接合され 、前部がサイドシル内に入り込んだ上記ピラーレインフォースメントの後部に接 合され、さらに、後部が上記クロスメンバの接合位置まで延びた補強部材を配設 したことを特徴とする。
【0007】 また、請求項2に係る考案(以下、第2考案という)は、上記第1考案の構成 に加えて、サイドシル内に、その閉断面内を前後方向に延びるサイドシルレイン フォースメントを配設し、このサイドシルレインフォースメントに上記補強部材 を接合したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記の構成によれば、第1、第2考案のいづれにおいても、まず、センタピラ ー内に配設されたピラーレインフォースメントがサイドシルの閉断面内に入り込 んで、その下部が該サイドシルの下部フランジに接合されるので、サイドシルに おけるセンタピラーの立ち上がり部の強度及び剛性が高められることになる。
【0009】 また、このピラーの立ち上がり部の後方において、フロアパネルのキックアッ プ部の下面に配設されて、該フロアパネルとの間に車体幅方向に延びる閉断面を 形成するクロスメンバの両端部がサイドシルインナパネルに接合されるので、フ ロアパネルのキックアップ部自体が補強されると同時に、サイドシルにおける該 クロスメンバの接合位置周辺の強度及び剛性も高められることになる。
【0010】 そして、サイドシル内には、上部及び下部が該サイドシルの上部フランジ及び 下部フランジにそれぞれ接合され、かつ、前部がサイドシル内に入り込んだ上記 ピラーレインフォースメントの後部に接合され、さらに、後部が上記クロスメン バの接合位置まで延びた補強部材が配設されるので、この補強部材によって、該 サイドシルにおけるセンタピラーの立ち上がり部と、クロスメンバの接合位置の いずれも強固な部位が連結されることになり、該サイドシルにおけるセンタピラ ーの立ち上がり部より後方の部分の強度及び剛性が全体的に向上することになる 。
【0011】 さらに、第2考案によれば、サイドシル内に、その閉断面内を前後方向に延び るサイドシルレインフォースメントが配設されて、サイドシルの全体が補強され ると共に、上記補強部材がこのサイドシルレインフォースメントに接合されるこ とにより、該サイドシルの強度及び剛性がさらに効果的に向上することになる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。
【0013】 まず、図1及び図2により、基本的な構成を説明すると、車体1の側部下方に はサイドシル10が前後方向に配設されていると共に、このサイドシル10の所 定位置からはセンタピラー20が立ち上り、該センタピラー20の前方がフロン トドアの開口部2、後方がリヤドア3の開口部とされている。また、サイドシル 10の車内側にはフロアパネル30が敷設されて車室底面が構成されている。
【0014】 上記サイドシル10は、サイドシルアウタパネル11と、サイドシルインナパ ネル12とで車体前後方向に延びる閉断面aを形成した構成であるが、この実施 例では、サイドシルインナパネル12は、フロントサイドシルインナパネル13 と、その後端部に前端部が接合されたリヤサイドシルインナパネル14とで構成 されている。
【0015】 また、上記センタピラー20も、ピラーアウタパネル21と、ピラーインナパ ネル22とで上下方向に延びる閉断面bを形成した構成とされているが、この実 施例では、ピラーアウタパネル21は上記サイドシルアウタパネル11と同一の パネルであって、車体の側部外面を形成するパネルによって構成されている。
【0016】 さらに、フロアパネル30は、上記リヤドアの開口部3の下方で、後部がキッ クアップされている。つまり、このフロアパネル30は、前部の下面部31と、 後部の上面部32と、その間の斜面部33とで構成されている。そして、このフ ロアパネル30の側端部下面には、サイドフレーム40が車体前後方向に配設さ れて、フロアパネル30との間に同方向に延びる閉断面cが形成されている。こ のサイドフレーム40も、フロアパネル30のキックアップ形状に対応させて、 後部が上方に屈曲した形状とされている。また、このフロアパネル30のキック アップ部の下面には、車体幅方向に延びるクロスメンバ50が配設され、このク ロスメンバ50とフロアパネル30との間にも閉断面dが形成されている。
【0017】 ここで、上記サイドシルインナパネル12(13,14)、フロアパネル30 、サイドフレーム40及びクロスメンバ50の接合関係を説明する。
【0018】 まず、サイドフレーム40の車外側の側部に設けられた縦方向のフランジ41 がサイドシルインナパネル12に接合されている。また、このサイドフレーム4 0のキックアップ部において、上記フランジ41にクロスメンバ50の端部に設 けられた同じく縦方向のフランジ51が接合されていると共に、このクロスメン バ50の端部下面にサイドフレーム40の上記フランジ41に続く横方向のフラ ンジ42と車内側の側部に設けられた同じく横方向のフランジ43とが接合され 、さらに、該クロスメンバ50の上部及び下部にそれぞれ設けられたフランジ5 2,53がフロアパネル30のキックアップ部における上面部32と斜面部33 の下面にそれぞれ接合されている。
【0019】 そして、フロアパネル30の側端部は、縦方向のフランジ34(図2参照)に より、いずれも縦方向のサイドフレーム40のフランジ41及びクロスメンバ5 0のフランジ51に重ねてサイドシルインナパネル12に接合されていると共に 、該フロアパネル30の側部下面には、クロスメンバ50の配設部を除いて、上 記サイドフレーム40の横方向のフランジ42,43が接合されている。
【0020】 なお、この実施例では、フロアパネル30における上面部32のリヤドア開口 部3寄りの位置に、リヤドア(図示せず)が側方荷重を受けたときに車室内側へ 入り込むことを阻止するためのドアストッパ35が固設されている。
【0021】 次に、図3〜図6により、上記サイドシル10の補強構造について説明する。 ここで、図3は、サイドシルインナパネル12(フロントパネル13及びリヤパ ネル14)とピラーインナパネル22とを破断して、サイドシル10とセンタピ ラー20の内部を車内側から見た状態を示すものであり、図4は、さらにサイド シル10内に配設されたサイドシルレインフォースメント60を破断して、その 内部を車内側から見た状態を示すものであり、また、図5及び図6は、図4にお ける切断線B−B,C−Cでそれぞれ切断した拡大断面図である。
【0022】 まず、図3〜図5に示すように、センタピラー20の閉断面b内には、ピラー レインフォースメント70が配設されている。このピラーレインフォースメント 70は略逆T字状をしており、その縦辺部71の両側のフランジ72,73が、 ピラーアウタパネル21と同インナパネル22の両側部間に挟まれて接合されて いると共に、前後方向に延びた下方の横辺部74はサイドシル10の閉断面a内 に入り込み、下端部のフランジ75が、サイドシルアウタパネル11と同インナ パネル12の下部のフランジ15,16間に上記サイドシルレインフォースメン ト60の下部と共に挟まれて接合されている。
【0023】 また、図3に示すように、上記サイドシルレインフォースメント60は、サイ ドシル10の閉断面a内において、センタピラー20の立ち上がり部より前方部 分から後方に延びて、上記クロスメンバ50の接合位置の後方にまで達するよう に配設されている。このサイドシルレインフォースメント60は、図5及び図6 に示すように、サイドシルインナパネル12に沿って配設されていると共に、上 記のように、下部が上記サイドシルアウタパネル11と同インナパネル12の下 部のフランジ15,16間に、上記ピラーレインフォースメント70の下端部の フランジ75と共に挟まれて接合されている。
【0024】 上記の構成に加えて、図4に示すように、サイドシル10の閉断面a内におけ る上記ピラーレインフォースメント70の下辺部74の後端部から上記サイドシ ルレインフォースメント60の後端部近傍までの範囲には、補強部材80が配設 されている。
【0025】 そして、この補強部材80の前部は、上記ピラーレインフォースメント70の 下辺部74の後部に接合されていると共に、後部は図3,図4に鎖線で示すよう に、上記フロアパネル30のキックアップ部とその下面に配設されたクロスメン バ50とで形成された閉断面dとオーバーラップする位置まで延びている。また 、図5及び図6に示すように、上部はサイドシルアウタパネル11及び同インナ パネル12の上部フランジ17,18間に挟まれて接合されていると共に、下部 はサイドシルレインフォースメント60に接合され、一部で上記サイドシルアウ タパネル11及び同インナパネル12の下部フランジ15,16間に、上記サイ ドシルレインフォースメント60の下部とピラーレインフォースメント下辺部7 4の下部フランジ75と共に挟まれて接合されている。
【0026】 次に、上記のような側部構造を有する車体1の作用を説明する。
【0027】 まず、この車体1においては、サイドシル10の閉断面a内にその前後方向に 延びるサイドシルレインフォースメント60が配設されているから、該サイドシ ル10自体の強度及び剛性が高められており、また、センタピラー20の閉断面 b内にはピラーレインフォースメント70が配設されて、該センタピラー20の 補強が図られている。
【0028】 そして、このピラーレインフォースメント70は、略逆T字状とされて、その 下辺部74が上記サイドシル10の閉断面a内に入り込み、その下部のフランジ 75がサイドシルアウタパネル11及び同インナパネル12の下部フランジ15 ,16間にサイドシルレインフォースメント60と共に挟まれてに接合されてい る。したがって、サイドシル10及びセンタピラー20の強度及び剛性が個々に 向上するだけでなく、該サイドシル10におけるセンタピラー20の立ち上がり 部周辺が全体的に補強されることになる。
【0029】 一方、このセンタピラー20の立ち上がり部より後方においては、フロアパネ ル30に設けられたキックアップ部を構成する斜面部33と上面部32の下面に 、両端部がサイドシルインナパネル12に接合されたクロスメンバ50が車体幅 方向に配設されて、該フロアパネル30との間に閉断面dが形成されており、ま た、このフロアパネル30の側部の下方にはサイドフレーム40が配設されて前 後方向に延びる閉断面cが形成されている。したがって、このフロアパネル30 のキックアップ部(クロスメンバ50の配設部)周辺も、強度及び剛性が十分高 くされている。
【0030】 そして、サイドシル10における上記センタピラー20の立ち上がり部及びク ロスメンバ50の接合部の間には、該サイドシル10の閉断面a内に補強部材8 0が配設され、その上部及び下部がサイドシルアウタパネル11及び同インナパ ネル12の上下のフランジ17,18間及び15,16間に挟まれて接合されて いると共に、前部は上記ピラーレインフォースメント70の下辺部74の後部に 接合されており、また、該補強部材80の後部は上記フロアパネル30とクロス メンバ50とによって閉断面dが形成された部位にまで達しているので、この補 強部材80により、サイドシル10におけるいずれも強度及び剛性が高くされた 上記センタピラー20の立ち上がり部とクロスメンバ50の接合部とが連結され ることになる。
【0031】 これにより、サイドシル10のセンタピラー20の立ち上がり部より後方部分 が一体的に、かつ強固に補強されることになり、その結果、該サイドシル10に 対する直接もしくはリヤドアを介しての側方荷重に対する強度及び剛性が効果的 に向上することになる。
【0032】 また、この側方荷重は、上記のようにして一体的に補強されたサイドシル10 を介して上記フロアパネル30のキックアップ部とクロスメンバ50とにより形 成された閉断面d部によっても受け止められることになり、これによっても、上 記の如き側方荷重に対する強度及び剛性が向上することになる。
【0033】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る自動車の側部車体構造によれば、サイドシルから センタピラーが立ち上がり、かつ、その後方でフロアパネルにキックアップ部が 設けられている構造において、上記センタピラーを補強するピラーレインフォー スメントをサイドシルの閉断面内に入り込ませて、その下部を該サイドシルの下 部フランジに接合したので、サイドシルにおけるセンタピラーの立ち上がり部の 強度及び剛性が向上することになる。また、上記フロアパネルのキックアップ部 の下面には、該パネルとの間に車体幅方向に延びる閉断面を形成するクロスメン バを配設して、その両端部を左右のサイドシルインナパネルに接合したことによ り、該フロアパネルのキックアップ部自体が補強されると同時に、サイドシルに おけるクロスメンバの接合部周辺の強度及び剛性も向上する。
【0034】 そして、このサイドシル内に、前部が上記ピラーレインフォースメントの後部 に接合され、かつ、後部が上記クロスメンバの接合位置まで延びた補強部材を配 設して、前後の強度及び剛性が高くされた部位を連結するように構成したので、 サイドシルにおけるセンタピラーの立ち上がり部より後方の部分が一体的に、か つ強固に補強されることになり、また、このサイドシルが上記フロアパネルとク ロスメンバとの間に形成された車体幅方向の閉断面に連結されることになる。
【0035】 これにより、サイドシルに対する直接又はドアを介しての側方荷重に対する強 度が向上し、例えば側方荷重によルドアの車室内側への移動が確実に防止される ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係る車体の要部斜視図であ
る。
【図2】 図1のA−A線に沿って切断したサイドシル
の車内側からの側面図である。
【図3】 同サイドシルのインナパネルを破断した状態
の側面図である。
【図4】 同じくサイドシルレインフォースメントを破
断した状態の側面図である。
【図5】 図3のB−B線による拡大断面図である。
【図6】 図3のC−C線による拡大断面図である。
【符号の説明】
1 車体 10 サイドシル 20 センタピラー 30 フロアパネル 50 クロスメンバ 60 サイドシルレインフォースメント 70 ピラーレインフォースメント 80 補強部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドシルからセンタピラーが立ち上が
    り、かつ、その後方でフロアパネルにキックアップ部が
    設けられている車体の側部構造であって、上記センタピ
    ラー内に配設されたピラーレインフォースメントの下部
    がサイドシルの閉断面内に入り込んで、該サイドシルの
    下部フランジに接合されていると共に、上記フロアパネ
    ルのキックアップ部の下面には、該フロアパネルとの間
    に閉断面を形成するクロスメンバが配設されて、その両
    端部が左右のサイドシルインナパネルに接合されてお
    り、かつ、上記サイドシル内に、上部及び下部が該サイ
    ドシルの上部フランジ及び下部フランジにそれぞれ接合
    され、前部がサイドシルの閉断面内に入り込んだ上記ピ
    ラーレインフォースメントの後部に接合され、さらに、
    後部が上記クロスメンバの接合位置まで延びた補強部材
    が配設されていることを特徴とする側部車体構造。
  2. 【請求項2】 サイドシル内には、その閉断面内を前後
    方向に延びるサイドシルレインフォースメントが配設さ
    れており、このサイドシルレインフォースメントに補強
    部材が接合されていることを特徴とする請求項1に記載
    の側部車体構造。
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