JPH07136845A - ホブ盤の群管理システムにおける歯車用位置決め治具の位置出し方法 - Google Patents

ホブ盤の群管理システムにおける歯車用位置決め治具の位置出し方法

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JPH07136845A
JPH07136845A JP29343393A JP29343393A JPH07136845A JP H07136845 A JPH07136845 A JP H07136845A JP 29343393 A JP29343393 A JP 29343393A JP 29343393 A JP29343393 A JP 29343393A JP H07136845 A JPH07136845 A JP H07136845A
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gear
positioning jig
hobbing machine
hob cutter
positioning
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Masahiro Fukazawa
雅弘 深沢
Masahiro Yamauchi
正洋 山内
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ホブ盤の群管理システムにおける
歯車用位置決め治具の位置出し方法に関し、歯車用位置
決め治具の位置出しを1回の段取りで簡単に行なうこと
を目的とする。 【構成】 ホブカッターの半径を測定し、この測定され
たホブカッターの半径寸法と歯車の図面上の半径寸法を
加算することにより、ホブカッターの中心位置から歯車
の中心位置までの中心間距離を演算し、サドル上の所定
の基準点からホブカッターの中心位置までの基準寸法か
ら前記中心間距離を減算することにより、加工される歯
車の位置を演算し、さらに、この歯車の位置を、各ホブ
盤の性質に応じて設定される補正量を加算することによ
り補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホブ盤の群管理システ
ムにおける歯車用位置決め治具の位置出し方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、歯車の歯切り加工工具であるホ
ブ盤のホブカッターは、歯車を加工することにより摩耗
する。ホブカッターが所定量摩耗すると、例えば、ホブ
盤からホブカッターを取り外して研磨し、その研磨され
たホブカッターをホブ盤に再び装着し、使用に供する。
この操作を所定回数繰り返して1本のホブカッターを使
い終わると、新しいホブカッターに交換する。
【0003】別のホブカッターに交換する際やホブカッ
ターの再研磨後の取付する際に、新しいホブカッター
を、ホブ盤に取り付けて歯車を切削加工する必要があ
る。かかるホブ盤のホブカッターは、図10ないし図1
3に示される。
【0004】図に示すように、ホブカッター101は、
切削歯102からなる突起部を胴体部103上に複数個
配置して構成され、各切削歯102は軸心104を通る
軸線方向に沿って螺旋状に配列され、切削歯102の頂
点105を含む仮想円筒面106(一点鎖線で示す)で
仮想円筒体を形成してなる。
【0005】各切削歯102の歯先部分に形成される曲
線107は、該切削歯102の頂点105を含む仮想円
筒面106に対して傾斜しており、頂点105から該仮
想円筒面106から徐々に内側方向(軸心104の方
向)へ変位するようになっている。
【0006】そして、図10に示すように、ホブカッタ
ー101を、削り量(イ)だけ研磨する毎に、切削歯1
02の頂点105の部分が削り取られることから、削り
取られて新しく位置が変位した頂点105の仮想円筒面
106の半径が変化する。
【0007】この再研磨毎に変化するホブカッター10
1の仮想半径を測定し、歯車をセットしたホブ盤の歯車
用位置決め治具を位置決めすることは、ホブカッター1
01の仮想半径の測定作業が熟練を要して面倒であるこ
と等から、歯車を歯車用位置決め治具にセットした状態
で現物合わせで行なわれていた。
【0008】また、上述のホブカッターの仮想半径寸法
が研磨毎に変化するということと、歯車用素材を位置決
めする歯車用位置決め治具が同じでもホブ盤毎に固有に
それぞれ切削寸法が生じることから、上記の歯車用位置
決め治具の加工位置出しの座標をホブカッターの測定結
果及び図面上の寸法から追い掛けることが困難で、歯車
用素材をセットした位置決め装置の加工位置出しをいわ
ゆる現物合わせで決めていた。かかるホブ盤の歯車用位
置決め治具の加工位置出しは、ホブカッターの上述の如
き再研磨の必要性及びホブ盤の固有の特性から数値で行
なうよりも現物合わせ作業が、正確で且つ簡単であっ
た。
【0009】次に、図14,図15により現物合わせに
よる歯車の加工手順について説明する。先ず、最初に円
筒状の鍛造素材の外皮を旋盤で研磨して図14に示すホ
ブ盤用の中間素材W1を生成した後、この中間素材W1
をセットしたホブ盤201の歯車用位置決め治具202
を、ホブカッター101の方向に移動し、当たり付けを
行ない、中間素材W1の表面に0.1mm程度の深さの
当たりを付ける。これにより、中間素材W1とホブカッ
ター101の接触状態を確認する。
【0010】続いて、ホブカッター101を中間素材W
1より下方にシフトした状態にし、歯車用位置決め治具
202をホブカッター101の方向に第1次追込寸法だ
けシフトする。この状態で、中間素材W1の第1次加工
を行なう。
【0011】中間素材W1の第1次加工を完了して形成
された第1次加工品の5枚〜7枚程度の切削歯102の
マタギ歯厚を測定する。このマタギ歯厚の測定寸法を、
対応する図面寸法と比較し、その差異から、横軸に差異
を縦軸に第2次追込寸法をとってそれらの対応を表にし
たマップから第2次追込寸法を読み取り、その読み取っ
た第2次追込寸法だけ2次加工する。第1次加工品を2
次加工して、第2次加工品が作られ、再び第2次加工品
の5枚〜7枚程度の切削歯のマタギ歯厚を測定する。こ
のマタギ歯厚の測定寸法を、対応する図面寸法と比較し
て一致すれば、第2次加工品は図面寸法を満足する歯車
となる。一致しない場合は、第2次加工を繰り返し、図
面寸法を満足する歯車に歯切り加工する。
【0012】このようにして段取り時に寸法出しされた
ホブ盤201の歯車用位置決め治具202の位置出し寸
法は、機械的に記憶され、その記憶された寸法を量産時
に再設定して歯切り加工される。
【0013】そして、鍛造素材から種々の仕様の歯車を
造るために、複数のホブ盤201が設置されており、こ
のホブ盤201により中間素材W1が歯切り加工されて
歯車が造られるが、かかる歯車用の中間素材W1をセッ
トした歯車用位置決め治具202の位置出しは、各ホブ
盤201毎になされている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の歯切
り方法では、歯車用位置決め治具202の位置出しが不
明のため、第1次加工品を歯切り加工して少なくとも1
回以上の第2次加工を行なって歯車用位置決め治具20
2の位置出し寸法を確定するので、2回以上の測定,加
工工程が必要となり、歯車用位置決め治具202の位置
決め寸法の段取り作業が面倒であった。
【0015】また、上記の歯車用位置決め治具202の
位置出し作業には熟練を必要としており、また、その段
取り作業時間が長いという問題があった。本発明は、上
述の問題点を解決するためになされたもので、その目的
は、歯車用位置決め治具の位置出しを1回の段取りで簡
単に行なうことができるホブ盤の群管理システムにおけ
る歯車用位置決め治具の位置出し方法を提供することで
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サドル上で往復・停止自在の歯車用位置決め治具と、こ
の歯車用位置決め治具に位置決めされた歯車用素材を歯
切り加工して歯車を造るホブカッターとを有するホブ盤
を複数台配置し、各ホブ盤で、ホブカッターに対してサ
ドル上で歯車用位置決め治具をそれぞれ位置出しするホ
ブ盤の群管理システムにおける歯車用位置決め治具の位
置出し方法において、ホブカッターの半径を測定し、こ
の測定されたホブカッターの半径寸法と歯車の図面上の
半径寸法を加算することにより、ホブカッターの中心位
置から歯車の中心位置までの中心間距離を演算し、サド
ル上の所定の基準点からホブカッターの中心位置までの
基準寸法から前記中心間距離を減算することにより、加
工される歯車の位置を演算し、さらに、この歯車がセッ
トされた歯車用位置決め治具の位置を、各ホブ盤の固有
の性質に応じて設定される補正量を加算することにより
補正することを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ホブカッターと歯車の接触する基準線は、
ホブカッターの切削歯の頂点を含む仮想円筒面と、歯車
の歯底を含む歯底円とが接する接線であることを特徴と
する。
【0018】請求項3記載の発明は、特定のホブ盤にお
いて演算で求めた歯車用位置決め治具にセットされた歯
車用素材を歯切り加工することにより造られた歯車の加
工寸法と、歯車の図面寸法との差異を基礎として、該ホ
ブ盤の固有の補正量を求めることを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明においては、サドル上で往復・停止自在
の歯車用位置決め治具と、この歯車用位置決め治具に位
置決めされた歯車用素材を歯切り加工して歯車を造るホ
ブカッターとを有するホブ盤を複数台配置し、各ホブ盤
で、ホブカッターに対してサドル上で歯車用位置決め治
具をそれぞれ位置出しするホブ盤の群管理システムにお
ける歯車用位置決め治具の位置出し方法において、ホブ
カッターの半径を測定し、この測定されたホブカッター
の半径寸法と歯車の図面上の半径寸法を加算することに
より、ホブカッターの中心位置から歯車の中心位置まで
の中心間距離を演算し、サドル上の所定の基準点からホ
ブカッターの中心位置までの基準寸法から前記中心間距
離を減算することにより、歯車の位置を演算し、さら
に、この歯車の位置を、各ホブ盤の性質に応じて設定さ
れる補正量を加算することにより補正する。
【0020】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明す。図1,図2は本発明の実施例に係わるホブ盤の群
管理システム、図3,図4はホブ盤の群管理システムに
使用されるホブ盤を示す。
【0021】図1,図2に示すように、円筒状の鍛造素
材Wから、切削工程A,歯切り工程B,バリ取り工程
C,シェービング工程Dの1連の工程を経て歯車G(図
3に図示)が生成される。歯車Gの仕様は多枝にわた
り、図2には仕様の異なる歯車G1,G2,G3を造る
3つの歯車ラインL1,L2,L3が示されている。
【0022】切削工程Aは円筒状の鍛造素材Wの外皮を
旋盤で切削加工するようになっている。切削加工された
中間素材は、歯切り工程Bでホブ盤1,2,3,4,5
により歯切り加工され、種々の仕様の歯車G1,G2,
G3が造られる。これらの歯車G1,G2,G3はバリ
取り工程C,シェービング工程Dにより仕上げられる。
歯切り工程Bにおけるホブ盤1,2,3,4,5は、
総括制御装置6により集中管理されるようになってい
る。
【0023】図3,図4によりホブ盤1,2,3,4,
5のうちの1つであるホブ盤1を例に挙げて説明する。
図において、ベッド7には、コラム8が設置され、コラ
ム8に昇降自在に配置されたホブサドル9にホブシフト
装置10が設けられている。ホブシフト装置10は、水
平なホブ軸11に支持されたホブカッター101(従来
例と同じ構造で同符号)を有している。
【0024】ベッド7にサドル12が設けられ、このサ
ドル12上に、歯車用位置決め治具13のテーブル14
が図の左右方向に往復移動自在に装着されている。テー
ブル14の上面にはサポートアーバ15が固定して取り
付けられている。このサポートアーバ15の上端にワー
クとして中間素材(鍛造素材Wの外皮を切削加工で削り
取ったもの)がセットされ、この中間素材はサポート1
6に上下移動自在に支持されたサポートアーム17の先
端部17Aにより位置決め・保持されるようになってい
る。歯車用位置決め治具13の移動量を表示するため、
サポート16には表示板16Aが装着されている。各ホ
ブ盤1,2,3,4,5の表示板16Aは総括制御装置
6のパーソナルコンピュータ18に接続されている。
【0025】図5は図1,図2の総括制御装置6におけ
るパーソナルコンピュータ18のブロック図で、パーソ
ナルコンピュータ18は各ホブ盤1,2,3,4,5の
歯車用位置決め治具13の移動量を演算するようになっ
ている。
【0026】図5において、パーソナルコンピュータ1
8は記憶手段19と、CPU20とを備えている。記憶
手段19には、歯車Gの諸元及びこの諸元に対応するデ
ータを格納したワークデータ21,この歯車Gに対応し
て諸元及び諸元に対応するデータを格納したホブカッタ
ー101のカッターデータ22,ホブ盤1,2,3,
4,5に固有の補正量がそれぞれ格納されている補正量
データ23とが記憶されている。
【0027】上記のワークデータ21は、歯車Gの歯底
円を演算するために必要であり、ワークNO.,歯直角
モジュール,歯直角圧力角,歯数,捩れ角,外径,使用
カッターNO.の各項目に対応して歯車Gの仕様を表す
数値を記入してなる。
【0028】上記のカッターデータ22は、ワークデー
タ21の各緒元とともに歯車Gの歯底円を演算するため
に必要であり、カッターNO.,歯直角モジュール,歯
直角圧力角,図面上アテンダム,歯厚,進み角,条数の
各項目に対応してホブカッター101の仕様を表す数値
を記入してなる。
【0029】これらのデータは図8のSUB1によりデ
ータベースに予め入力され、図7に示すメインプログラ
ムをパーソナルコンピュータ18上に走らすことによ
り、パーソナルコンピュータ18の記憶手段19に駐在
される。
【0030】CPU20には歯車用位置決め治具13の
位置出し演算手段24と、歯車Gの歯底円半径演算手段
25が格納されている。歯車Gの歯底円半径演算手段2
5の入力側には、歯車Gを特定する歯車選択手段26が
接続されるともに、記憶手段19のワークデータ21,
カッターデータ22が入力されるようになっている。
【0031】位置出し演算手段24の入力側には、ホブ
盤1,2,3,4,5のいずれかのNO.を特定するホ
ブ盤選択手段27と、ホブカッター半径測定値入力手段
28と、歯底円半径演算手段25とが接続されるととも
に、補正量データ23が入力されるようになっている。
補正量データ23には歯車用位置決め治具13の位置出
しを補正するための各ホブ盤1,2,3,4,5に固有
の補正量が書き込まれている。
【0032】位置出し演算手段24の出力側には、移動
量表示手段29が接続されている。移動量表示手段29
から表示板16Aに信号が送られ、この表示板16A上
に出力された内容をオペレータが見ながらホブ盤1,
2,3,4,5を操作するようになっている。
【0033】しかして、本実施例においては、中間素材
は、歯車用位置決め治具13のサポートアーバ15にセ
ットされ、サポートアーム17の先端部17Aにより位
置決め・保持される。
【0034】ホブ盤1においては、歯車用位置決め治具
13にセットされた中間素材は、ホブカッター101か
ら離れた位置にあり、歯車用位置決め治具13を、ホブ
カッター101の方向に近づけて停止させる。このと
き、ホブカッター101は下降状態にあり、その中間素
材側の外周部分は、中間素材の真下に位置している。中
間素材を水平面で回転させると同時に、ホブカッター1
01をホブ軸11を軸として回転させながら上昇させ、
ホブカッター101が最上点に達した後,ホブカッター
101を下降させることにより、中間素材は歯切り加工
される。
【0035】中間素材から造られる歯車Gの仕様は、ホ
ブカッター101の仕様のみならず、歯車用位置決め治
具13の位置により決定される。例えば、歯車用位置決
め治具13の位置をホブカッター101に近くすれば、
歯車Gの深さが深くなる。
【0036】かかる歯車用位置決め治具13の加工位置
出しを、図3,図6ないし図9により説明する。図7は
図1,図2の総括制御装置6におけるパーソナルコンピ
ュータ18のメインプログラムを示す。このメインプロ
グラムにより、歯車Gを連続的に加工するためのホブ盤
1,2,3,4,5の歯車用位置決め治具13の加工位
置出しがホブ盤の群管理システムにおいて総括制御され
る。歯車Gは同一仕様のものが歯車ラインL1,L2,
L3で歯車G1,G2,G3として連続的に流れたり、
異種の仕様の歯車Gが流れたりする。
【0037】このメインプログラムのステップS1で初
期設定がされた後、ステップS2に進み、ステップS2
では、メニューが画面上に表示される。次いで、ステッ
プS3に進み、パーソナルコンピュータ18から実行す
るか否かが質問される。YESを選択するとSUB1に
進み、図8に示す手順が実行される。NOを選択すると
終了する(ステップS4)。
【0038】そして、ステップS5において、予め、ワ
ークデータ21がパーソナルコンピュータ18のデータ
ベースに入力され、ステップS6において、予め、カッ
ターデータ22がパーソナルコンピュータ18のデータ
ベースに入力される。
【0039】ステップS7のSUB5では、予め、補正
量データがパーソナルコンピュータ18のデータベース
に入力される。次に、ステップS3のSUB1を図8に
より詳しく説明する。
【0040】SUB1のステップS21では、図1の5
つのホブ盤1,2,3,4,5のうちの1つを選択す
る。ここでは、ホブ盤1を選択した場合について述べ
る。ステップS22では、ホブ盤1に設定された該ホブ
盤1に固有の補正量データ23がホブ盤選択手段27に
よりパーソナルコンピュータ18の位置出し演算手段2
4に読み込まれる。前回に使用されたホブ盤がホブ盤1
の場合には、前回に歯切り加工された歯車Gのワークデ
ータ21,カッターデータ22,補正量データ23がそ
れぞれ読み込まれている。
【0041】ステップS23では、ステップS22のワ
ークデータ21,カッターデータ22,カッター半径が
画面上に表示される。ステップS24において、加工さ
れる歯車G,ホブカッター101の半径に変更があるか
否かが質問される。即ち、ワークデータ21及びカッタ
ーデータ22の仕様が前回のものと同じか否かが質問さ
れる。NOと答えると、前回のワークデータ21,カッ
ター半径を使用できるので、ステップS29に進む。
【0042】YESと答えると、ステップS25に進
み、歯車選択手段26により今回加工される対象となる
歯車GのワークNO.が入力される。さらに、ステップ
S26で、このワークNO.の歯車Gの仕様に対応する
ホブカッター101のカッターデータ22が読み込まれ
る。
【0043】ステップS27において、カッター半径に
変更があるか否かが判断される。カッター半径に変更が
ある場合には、ステップS28に進み、ホブカッター半
径測定値入力手段28により新しく測定されたカッター
半径が入力され、ステップS29に進む。ステップS2
7においてカッター半径に変更がない場合(NOの場
合)は、ステップS29に進む。カッター半径に変更が
ある場合(YESの場合)、カッター径が入力され(ス
テップS28)、ステップS29に進む。
【0044】ステップS29において、位置出し演算手
段24により、サドル12の基準点12Aから歯車用素
材をセットした歯車用位置決め治具13までの水平距離
Yが、サドル12の基準点12Aからホブカッター10
1の中心位置(ホブ軸11)までの基準寸法Lからホブ
カッター101と歯車Gの中心間距離Xを減算すること
により与えられる。
【0045】ここで、中心間距離Xは、測定されたホブ
カッター101の半径寸法RH と加工されるべき歯車G
の図面上の半径寸法RG を加算することにより演算して
求められる。
【0046】図3,図6に示すように、このホブカッタ
ー101と歯車Gの接触する基準線Pは、ホブカッター
101の切削歯102の頂点105を含む仮想円筒面1
06と、歯車Gの歯底GB を含む歯底円Cとが接する接
線である。
【0047】そして、この歯車Gをセットした歯車用位
置決め治具13の位置は、補正量データ23において各
ホブ盤1,2,3,4,5の固有の性質に応じて設定さ
れている補正量を加算することにより補正される。
【0048】ここで、補正量は次のように求められる。
即ち、特定のホブ盤1,2,3,4,5において演算で
求めた歯車用位置決め治具13にセットされた歯車用素
材を歯切り加工することにより歯車Gが造られ、この歯
車Gの加工寸法の仕様がマタギ歯厚測定法等により測定
される。この歯車Gの加工寸法の仕様と歯車Gの図面寸
法との差異を基礎として、該ホブ盤1,2,3,4,5
の固有の補正量が決定される。
【0049】例えば、ホブ盤1,2,3,4,5のうち
の1つにおいて、図面寸法位置に加工位置出しされた歯
車用位置決め治具13に歯車用素材をセットして歯切り
加工された歯車Gが図面寸法より深く削られる(マタギ
歯厚)場合には、このホブ盤では図面寸法位置上の歯車
用位置決め治具13は、ホブカッター101の方向に近
づくという固有の特性を有することになり、従って、こ
のホブ盤においては、歯車用位置決め治具13は図面寸
法位置(正規の寸法)よりホブカッター101から所定
の補正量だけ遠ざける方向に加工位置出しする必要があ
る。このように補正された位置に歯車用位置決め治具1
3を加工位置出しすることにより、歯車用素材は設定さ
れた仕様の図面寸法に切削される。
【0050】ステップS30において、上記の演算に基
づいて、移動量表示手段29により歯車用位置決め治具
13の移動量が表示板16Aに表示される。歯車用位置
決め治具13が基準点7Aから移動している位置にある
場合には、歯車用位置決め治具13の位置がマグネスケ
ールにより読み取られ、その位置から歯車用位置決め治
具の加工位置出しされるべき位置までの移動量が表示板
16Aに表示される。
【0051】ステップS31において、パーソナルコン
ピュータ18のCRT上に各データが表示される。これ
により、異常があるか否かが確認される。ステップS3
2において、データ変更のメニューが表示され、NOの
選択するとステップS31に戻る。YESを選択すると
「実行」となる(ステップS33)。これにより、ホブ
盤1が駆動し、上述のように演算されて加工位置出しさ
れた歯車用位置決め治具13により歯車用用素材が歯切
り加工される。
【0052】なお、上記の補正量について、ステップS
7のSUB5(図9)に示されており、図において、ス
テップS41で各ホブ盤1,2,3,4,5のうちの使
用されているホブ盤の固有の補正量が表示される。ステ
ップS42において、ホブ盤の変更があるか否かが質問
される。
【0053】ホブ盤の変更がない場合(NOの場合)に
は、ステップSS44に進み、「実行」となる。即ち、
同じホブ盤の補正量が選択される。ホブ盤の変更がある
場合(YESの場合)には、S43に進み、変更のあっ
たホブ盤の固有の補正量が入力され、「実行」となる
(ステップS44)。
【0054】以上の如き構成によれば、ホブカッター1
01の半径RH の測定及び歯車Gの図面上の半径寸法R
G の加算を基礎にして歯車用位置決め治具13の加工位
置を演算し、さらに、この歯車用位置決め治具13の加
工位置を、各ホブ盤1,2,3,4,5の性質に応じて
設定される補正量を加算することにより補正しているの
で、歯車Gの仕様を決め、ホブカッター101の半径R
H を測定さえすれば、自動的にコンピュータ等で各ホブ
盤1,2,3,4,5の歯車用位置決め治具13の加工
位置出しを演算によって行なうことができる。
【0055】このように、歯車用位置決め治具13の加
工位置出しが行なわれ、歯車用位置決め治具13にセッ
トされている歯車用素材をホブカッター101により歯
切り加工して、1回の段取りで歯車Gを自動的に造るこ
とができる。
【0056】要するに、熟練作業無くして、各ホブ盤
1,2,3,4,5の歯車用位置決め治具13の加工位
置出しを演算で簡単に割り出すことができ、しかも、そ
の段取り時間を短くすることができる効果を奏する。
【0057】なお、本実施例においては、図3,図6に
示すように、このホブカッター101と歯車Gの接触す
る基準線Pは、ホブカッター101の切削歯102の頂
点105を含む仮想円筒面106と、歯車Gの歯底GB
を含む歯底円Cとが接する接線となっており、従って、
ホブカッター101の半径は外径(切削歯の頂点を含む
仮想円筒面)の1/2となるとともに歯車Gの半径は歯
底半径となるが、基準線として前記の接線に限定される
ことはなく、別のものにすることができ、この場合にお
けるホブカッター101の半径は、外径の1/2とはな
らず、また、歯車Gの半径も歯底半径とはならない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホブカッターの半径の測定及び歯車の図面上の半径寸法
の加算を基礎にして歯車をセットする歯車用位置決め治
具を演算し、さらに、この歯車用位置決め治具の加工位
置を、各ホブ盤の性質に応じて設定される補正量を加算
することにより補正しているので、歯車の仕様を決め、
ホブカッターの半径を測定さえすれば、自動的にコンピ
ュータ等で各ホブ盤の歯車用位置決め治具の加工位置出
しを演算によって行なうことができる。
【0059】従って、熟練作業無くして、各ホブ盤の歯
車用位置決め治具の加工位置出しを演算で簡単に割り出
すことができ、しかも、その段取り時間を短くすること
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るホブ盤の群管理システム
の構成図である。
【図2】本発明の実施例における加工される歯車の生産
流れ図である。
【図3】ホブ盤の位置決め装置の側面図である。
【図4】ホブ盤の側面図である。
【図5】ホブ盤のテーブルの位置の演算方法を示すブロ
ック図である。
【図6】ホブ盤のテーブルの位置の演算の際のホブカッ
ターと歯車の基準線を示す平面説明図である。
【図7】同演算方法のメインプログラムのフローチャー
ト図である。
【図8】メインプログラムの第1サブルーチンのフロー
チャート図である。
【図9】メインプログラムの第5サブルーチンのフロー
チャート図である。
【図10】ホブカッターの正面図である。
【図11】同ホブカッターの側面図である。
【図12】同ホブカッターの斜視図である。
【図13】同ホブカッターの切削歯の拡大断面図であ
る。
【図14】従来における歯車の加工方法の説明図であ
る。
【図15】従来における歯車の加工方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ホブ盤 2 ホブ盤 3 ホブ盤 4 ホブ盤 5 ホブ盤 6 総括制御装置 12 サドル 12A 基準点 13 歯車用位置決め治具 101 ホブカッター L 基準寸法 X 中心間距離 G 歯車 RH ホブカッターの半径 RG 歯車図面上の半径寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドル上で往復・停止自在の歯車用位置
    決め治具と、この歯車用位置決め治具に位置決めされた
    歯車用素材を歯切り加工して歯車を造るホブカッターと
    を有するホブ盤を複数台配置し、 各ホブ盤で、ホブカッターに対してサドル上で歯車用位
    置決め治具をそれぞれ位置出しするホブ盤の群管理シス
    テムにおける歯車用位置決め治具の位置出し方法におい
    て、 ホブカッターの半径を測定し、 この測定されたホブカッターの半径寸法と歯車の図面上
    の半径寸法を加算することにより、ホブカッターの中心
    位置から歯車の中心位置までの中心間距離を演算し、 サドル上の所定の基準点からホブカッターの中心位置ま
    での基準寸法から前記中心間距離を減算することによ
    り、加工される歯車の位置を演算し、 さらに、この歯車がセットされた歯車用位置決め治具の
    位置を、各ホブ盤の固有の性質に応じて設定される補正
    量を加算することにより補正することを特徴とするホブ
    盤の群管理システムにおける歯車用位置決め治具の位置
    出し方法。
  2. 【請求項2】 ホブカッターと歯車の接触する基準線
    は、ホブカッターの切削歯の頂点を含む仮想円筒面と、
    歯車の歯底を含む歯底円とが接する接線であることを特
    徴とする請求項1記載のホブ盤の群管理システムにおけ
    る歯車用位置決め治具の位置出し方法。
  3. 【請求項3】 特定のホブ盤において演算で求めた歯車
    用位置決め治具にセットされた歯車用素材を歯切り加工
    することにより造られた歯車の加工寸法と、歯車の図面
    寸法との差異を基礎として、該ホブ盤の固有の補正量を
    求めることを特徴とする請求項1記載のホブ盤の群管理
    システムにおける歯車用位置決め治具の位置出し方法。
JP29343393A 1993-11-24 1993-11-24 ホブ盤の群管理システムにおける歯車用位置決め治具の位置出し方法 Pending JPH07136845A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001047313A (ja) * 1999-08-10 2001-02-20 Kashifuji:Kk ホブ盤
JP2005262354A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Fuso Engineering Corp ワーク切削用治具およびワーク切削用加工ライン
JP2017205865A (ja) * 2016-04-08 2017-11-24 クリンゲルンベルク・アクチェンゲゼルシャフトKlingelnberg AG ギヤ切削機械の機械ジオメトリを測定する方法並びにギヤ切削機械、測定デバイスおよびソフトウェアモジュールを備えた装置
CN107584537A (zh) * 2016-12-30 2018-01-16 合肥瑞虎机电设备有限公司 一种数控机床的滚刀磨切机

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