JPH07137232A - インキ壺装置 - Google Patents

インキ壺装置

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JPH07137232A
JPH07137232A JP5307571A JP30757193A JPH07137232A JP H07137232 A JPH07137232 A JP H07137232A JP 5307571 A JP5307571 A JP 5307571A JP 30757193 A JP30757193 A JP 30757193A JP H07137232 A JPH07137232 A JP H07137232A
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ink
stopper
rotation
ink discharge
screw mechanism
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Yuji Obara
雄次 小原
Tadashi Hachitani
征 蜂谷
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/04Ducts, containers, supply or metering devices with duct-blades or like metering devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インキ壺装置におけるインキ送出し口開度調
節の上限・下限設定を正確に且つ簡単にする。 【構成】 インキ壺装置におけるインキ溜め空間6のイ
ンキ送出し口の開度を調節するようにインキ出し調節部
材8をインキ出しローラー1に対し接離方向に進退駆動
する送りねじ機構の回転駆動側部材13が、固定側部3
に対する回転範囲がストッパー手段により規定され、該
ストッパー手段は、固定側部、送りねじ機構の回転駆動
側部材及び回転駆動側部材と同軸線関係に回転自在に並
設された中間自由回転部材17の夫々に備えられ、側面
部が互に回転方向に係合するストッパー部であり、回転
駆動側部材のストッパー部が中間自由回転部材の二つの
うちの一方のストッパー部に係合し得ると共に、中間自
由回転部材の他方のストッパー部が固定側部のストッパ
ー部に係合し、回転駆動側部材は約2回転し得るように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷機のインキ壺装
置、特にインキ出しローラーに遠近変位するインキ出し
調節板の移動調節を螺合するねじの回転変位を利用して
行うようにしたインキ送出し口開度調節機構を具備する
インキ壺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術におけるインキ出しローラー
に遠近変位するインキ出し調節板の移動調節を螺合する
ねじの回転変位を利用して行うようにしたインキ送出し
口開度調節機構を具備するインキ壺装置としては、例え
ば実公平4−25329号公報及び特開平2−8433
9号公報に示されているものがある。
【0003】実公平4−25329号公報に示されてい
るものは、インキ出し調節板への駆動伝達の歯車が両端
を固定されたスクリューボルトに螺合し、歯車の回転方
向に対向する抗力を歯車に与えるようにストツパー突起
が設けられ、その突起に歯車の側面に設けられたストッ
パー突起が当接するようになっており、その当接によっ
て停止されたインキ出し調整板の位置がインキ送出し口
開度の上限又は下限となっている。
【0004】又、特開平2−84339号公報に示され
ているものは、インキ出し調節板への駆動伝達の歯車と
連動するポテンショメーターが設けられ、ポテンショメ
ーターが所定値に達したときに駆動モーターが停止され
ることにより、インキ出し調節板が停止され、そのイン
キ調節板の位置がインキ送出し口開度の上限又は下限と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
けるインキ壺装置は、夫々に下記のような欠点がある。
実公平4−25329号公報に示されているものにおい
ては、インキ送出し口開度調節の上限用及び下限用のス
トツパー突起と駆動伝達の歯車の側面のストッパー突起
との当接は、各ストッパー突起の側面の、歯車の1回転
による変位量、即ち多くとも螺合するスクリューボルト
のねじの1ピッチ分の寸法部分のみで行われる。
【0006】従って、スクリューボルトのねじのバック
ラッシュによっては、ストッパーによる停止が歯車1回
転分、即ち1ピッチの寸法の範囲でずれたり、両ストッ
パーの先端面が突き当った状態で停止する等の不具合が
生じ、正確さを欠くと共に、先端面が突き当った状態で
停止したときには、歯車の雌ねじ部とスクリューボルト
の螺合が喰い込んだ状態となり、両者間の動きが固くな
る。
【0007】更に、上記の不具合を避けるための各スト
ッパー突起の取付け位置の調整は、微妙で難かしく、組
立作業に熟練度が必要となり、作業者の負担が増加す
る。特開平2−84339号公報に示されているものに
おいては、インキ送出し口開度の上限及び下限を検出す
るポテンショメーターとそれに付随する電気回路とが必
要であるので、コスト高になると共に、ノイズ等によっ
て精度が低下する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のインキ壺装置
は、インキ出しローラーの外周面と共にインキ溜め空間
を形成し、底面部の先端縁がインキ送出し口となる間隔
をあけてインキ出しローラーの外周面に対向している貯
槽、先端縁によりインキ送出し口の開度を調節するよう
にインキ出しローラーに対し接離方向に前進後退自在に
設けられたインキ出し調節部材、インキ出し調節部材を
前進後退駆動する送りねじ機構及び固定側部に対する送
りねじ機構における回転駆動側部材の回転範囲を規定す
るストッパー手段を具備している。
【0009】ストッパー手段は、固定側部及び回転駆動
側部材の夫々に備えられ、側面部が互に回転方向に係合
するストッパー部である。そして、ストッパー手段にお
いて、固定側部に対する送りねじ機構の回転駆動部材の
回転範囲を拡大するために、固定側部及び送りねじ機構
の回転駆動側部材の夫々に備えられたストッパー部の他
に、該回転駆動側部材と同軸線関係で回転自在に設けら
れた適宜数の中間自由回転部材に備えられたストッパー
部が加えられる。
【0010】中間自由回転部材が1つの場合は、側面部
が互に回転方向に係合するストッパー部が固定側部、送
りねじ機構の回転駆動側部材及び中間自由回転部材の夫
々に備えられ、中間自由回転部材の二つのうちの一方の
ストッパー部が回転駆動側部材のストッパー部に係合し
得ると共に、他方のストッパー部が固定側部材のストッ
パー部に係合し得る。
【0011】中間自由回転部材が複数の場合は、側面部
が互に回転方向に係合するストッパー部が固定側部、送
りねじ機構の回転駆動側部材及び中間自由回転部材の夫
々に備えられ、回転駆動側部材のストッパー部が一つの
中間自由回転部材の二つのうちの一方のストッパー部に
係合し得、固定側部材のストッパー部が他の一つの中間
自由回転部材の二つのうちの一方のストッパー部に係合
し得、それらの中間自由回転部材の他のストッパー部は
直接、又は順次係合し得る残余の中間自由回転部材のス
トッパー部を介して間接的に係合し得る。
【0012】
【作用】上記のインキ壺装置においては、貯槽に溜めら
れたインキは、インキ溜め空間でのインキ出しローラー
の外周面に付着し、インキ出しローラーが回転すると、
インキ出し調節部材の先端縁により開度が規制されたイ
ンキ送出し口、即ちインキ出し調節部材の先端縁とイン
キ出しローラーの外周面との間隙に基づいて限定された
量だけのインキが膜状になってインキ出しローラーの外
周面に順次塗布されて引き出される。
【0013】そして、インキ送出し量の調節、即ち底面
部の先端縁とインキ出しローラーの外周面との間隙であ
るインキ送出し口の開度調節に際しては、送りねじ機構
の回転駆動側部材が正逆回転する。すると、送りねじ機
構によりインキ出し調節部材は、インキ出しローラーに
対し接離方向に滑動する。従って、インキ送出し口は、
インキ出し調節部材の先端縁により開閉調節される。例
えば回転駆動部材の正転では、インキ出し調節部材が前
進し、インキ送出し口の開度が減小し、逆転では、イン
キ出し調節部材が後退し、インキ送出し口の開度が増大
するようになっている。
【0014】そして、インキ送出し口の開度調節に際し
てのインキ出し調節部材の変位は、下記のようにして規
制される。固定側部のストッパー部に回転駆動側部材の
ストッパー部材が直接当接している場合、固定側部のス
トッパー部に中間自由回転部材の一方のストッパー部が
一側面側から当接していると共に、他方のストッパー部
に対し回転駆動側部材のストッパー部が他側面側から当
接している場合、及び固定側部のストッパー部に一つの
中間自由回転部材の一方のストッパー部が一側面側から
当接していると共に、他方のストッパー部が直接、又は
順次並ぶ残余の中間自由回転部材のストッパー部を介し
て回転駆動側部材のストッパー部に間接的に当接してい
る場合の各場合の送りねじ機構でインキ出し調節部材の
先端縁は、インキ送出し口の開度の下限位置になってい
る。例えばインキ出しローラーの外周面に当接し、イン
キ送出し口の開度は零になっている。
【0015】次に回転駆動部材が一方向に回転される
と、送りねじ機構によりインキ出し調節部材は後退し、
先端縁は、インキ出しローラーの外周面から離れ、イン
キ送出し口の開度は漸増する。それと同時に、回転駆動
部材のストッパー部材が同方向に旋回する。
【0016】そして、回転駆動部材のストッパー部材
は、約1回転して固定側部材のストッパー部材に当接
し、旋回が抑止され、ストッパー部材同士が当接してい
る回転駆動側部材の回転は約1回転して停止する。又
は、回転駆動部材のストッパー部は、中間自由回転部材
のストッパー部の他側面に当接し、更に押圧して一体と
なって旋回して、中間自由回転部材を回転させ、更に約
1回転して、同方向に旋回する中間自由回転部材の他方
のストッパー部を固定側部のストッパー部に当接させ
る。すると中間自由回転部材の回転が抑止されるので、
ストッパー部同士が当接している回転駆動側部材の回転
は約2回転して停止する。
【0017】更に又は、回転駆動部材のストッパー部
は、一つの中間自由回転部材の一方のストッパー部の一
側面に当接し、更に押圧して一体となって旋回して、そ
の中間自由回転部材を回転させ、更に約1回転して、残
余の中間自由回転部材の一方のストッパー部に当接して
回転を続け、順次、残余の中間自由回転部材を介する回
転をし、終には最後の中間自由回転部材のストッパー部
が固定側部のストッパー部材に当接し、回転駆動側部材
の回転は停止する。かくして複数の中間自由回転部材が
ある場合、回転駆動側部材は、約中間自由回転部材の個
数回転+1回転が回転範囲となる。上記の各場合に、送
りねじ機構でインキ出し調節部材の先端縁は、インキ送
出し口の開度の上限位置になり、インキ送出し口の開度
は全開になる。
【0018】
【実施例】この発明の実施例におけるインキ壺装置を図
面に従って説明する。第1実施例のインキ壺装置におい
ては、図1に示すように、インキ出しローラー1に対向
して、インキ出しローラー1に向って前下り勾配の傾斜
面2aが形成された基台2が設けられ、基台2の後端部
には調節部ハウジング3が設けられていると共に、傾斜
面2aと適宜の間隔をあけて平行な底面プレート4が設
けられ、底面プレート4の傾斜最下端縁は、微小間隙を
あけてインキ出しローラー1の外周面に対向している。
そして、底面プレート4の両側縁には、夫々前端縁がイ
ンキ出しローラー1の外周面に接する円弧状となってい
る側板5,5が立設されている。
【0019】底面プレート4と側板5,5とインキ出し
ローラー1の外周面とで形成される溝状空間6には、イ
ンキが溜められ、底面プレート4の傾斜最下端縁とイン
キ出しローラー1の外周面との間隙は、インキ送出し口
7となっている。基台2の傾斜面2aと底面プレート4
との間には、インキ出し調節板8がインキ出しローラー
1に対する接離方向に滑動自在に嵌挿されており、イン
キ出し調節板8は、上面の前端縁が底面プレート4の傾
斜最下端縁から突出し、インキ出しローラー1の外周面
に対し接離するように下記の調節部Aにより位置調節さ
れ、底面プレート4の傾斜最下端縁とインキ出しローラ
ー1の外周面との間隙であるインキ送出し口7の開度が
インキ出し調節板8の上面先端縁により調節されるよう
になっている。即ち、インキ出し調節板8の上面先端縁
とインキ出しローラー1の外周面との間隙によりインキ
引出し量が規制される。
【0020】図1、図2及び図3に示すように調節部A
は、滑動孔31が貫通した前壁部32及び後壁部33が
形成された調節部ハウジング3を具備し、インキ出し調
節板8の後端面から後方に伸出した連結棒9は、滑りキ
ー10を介して回転が拘束され、軸線方向に滑動自在に
滑動孔31に嵌合している。前壁部32の内面には、フ
ランジ部11aと管状部11bとから形成されたブラケ
ット11が取り付けられている。即ち、フランジ部11
aが前壁部32の内面に取り付けられ、管状部11bに
連結棒9の突出端が滑動自在に嵌合している。
【0021】調節部ハウジング3内において、前端部が
ブラケット11の管状部11bに嵌合し、後端部が後壁
部33を貫通して回転自在であり、連結棒9と同軸線関
係にある歯車軸12には、歯車13が取り付けられ、歯
車軸12の前端に軸線方向に穿設されたねじ穴14に
は、連結棒9の後端から突出した雄ねじ部15が螺合し
ている。後壁部33から外方に突出した歯車軸12の突
出端には、操作つまみ16が取り付けられている。
【0022】ブラケット11の管状部11bには、歯車
13とブラケット11のフランジ部11aとの中間位置
において鍔状の中間リング17が回転自在に取り付けら
れている。そして、後壁部33には、図示しない駆動制
御装置により制御されて正逆回転駆動する電動機18が
装着され、調節部ハウジング3内に突出したモータ軸に
は駆動歯車19が取り付けられ、駆動歯車19と歯車1
3との間には、適宜数(図1では2個)の中間歯車20
a,20bが介在して歯車列が構成されている。
【0023】第1実施例のインキ壺装置においては、図
2及び図3に示すように、中間リング17の適宜の半径
方向の位置には管状部11bの軸線と平行に両面に突出
し、歯車13に対向する第1突出部21a及びフランジ
部11aに対向する第2突出部21bとなる突出ピン2
1が植設されており、更に中間リング17に対向する歯
車13の側面に軸線方向の回転ストッパーピン22が植
設されていると共に、ブラケット11のフランジ部11
aに軸線方向の固定ストッパーピン23が植設されてい
る。そして、突出ピン21及び回転ストッパーピン22
の旋回半径は、互に同一であると共に、固定ストッパー
ピン23の、管状部11bの軸線からの距離と同一であ
る。
【0024】第1突出部21a及び第2突出部21b、
回転ストッパーピン22並び固定ストッパーピン23の
突出量は、第1突出部21aが歯車13に、第2突出部
21bがフランジ部11aに、回転ストッパーピン22
及び固定ストッパーピン23が中間リング17に、夫々
僅かの間隙をもって接触しないで、且つ第1突出部21
a及び第2突出部21bが夫々対向する回転ストッパー
ピン22及び固定ストッパーピン23に旋回軌跡におい
て互に十分係合し得る突出量である。
【0025】上記の第1実施例の変形例として図6
(a),(b)に示すようなものがある。 図6(a)
に図示するものは、固定ストッパーピン23が調節部ハ
ウジング3の後壁部33に軸線方向に植設されており、
図6(b)に図示するものは、固定ストッパーピン23
がブラケット11の管状部11bの先端に取り付けられ
た固定リング26に軸線方向に植設されている。そし
て、中間リング17の突出ピン21は、平行な2部分と
なり同方向に突出した第1突出部21aと第2突出部2
1bとから構成されている。
【0026】第2実施例のインキ壺装置は、第1実施例
のインキ壺装置において中間リング17に第1突出部2
1a及び第2突出部21bとなる突出ピン21が植設さ
れている代わりに、図5に示すように中間リング17に
2本の第1円弧溝孔24及び第2円弧溝孔25が形成さ
れている。中間リング17に形成された2本の第1円弧
溝孔24及び第2円弧溝孔25は、異なる半径(図示の
例では、第1円弧溝孔24は小径で第2円弧溝孔25は
大径)の同心円弧で、中間リング17の両面に貫通開口
している。そして、両者共、両端が突出ピン21の直径
に略等しく、互に同一位相にある溝欠部を間に挟んだ中
心角の大きい円弧溝である。
【0027】中間リング17に対向する歯車13の側面
に植設された軸線方向の回転ストッパーピン22は、第
1円弧溝孔24に、ブラケット11のフランジ部11a
に植設された軸線方向の固定ストッパーピン23は、第
2円弧溝孔25に、夫々係合し得る半径方向位置及び十
分な突出量をもっている。第1円弧溝孔24及び第2円
弧溝孔25は、中間リング17を貫通する必要はなく、
夫々回転ストッパーピン22及び固定ストッパーピン2
3に係合する方の面のみに開口していてもよい。
【0028】上記の第1実施例及び第2実施例における
中間リングは単一であるが、複数の中間リングを夫々回
転自由に並設し、隣接の中間リング間において上記と同
様の突出ピンの突出部同士の係合を構成することにより
歯車軸12の回転範囲、即ちインキ出し調節板8の調節
移動範囲を広げることができる。例えば、図3に示す第
1実施例及び図6(a)に示す第1実施例の変形例にお
いて複数(図示の例では2個)の中間リング17
(A),(B)が設けられた例が図6(c),(d)に
示されている。
【0029】中間リング17(A),17(B)は、夫
々同一軸線の第1突出部21a(A),21a(B)及
び第2突出部21b(A),21b(B)を具備してい
る。そして、図6(c)に示す実施例では、図3に示す
実施例から理解できるように固定ストッパーピン23・
中間リング17(B)の第2突出部21b(B)、中間
リング17(B)の第1突出部21a(B)・中間リン
グ17(A)の第2突出部21b(A)、中間リング1
7(A)の第1突出部21a(A)・回転ストッパーピ
ン22が互いに当接し得るようになっている。
【0030】図6(d)の場合にも同様に考られ、又、
ピン同士の係合形式とピン・円弧溝係合形式の混合でも
よい。又、逆にインキ出し調節板8の調節移動範囲が狭
くてもよい場合には、中間リング17を省略して回転ス
トッパーピン22を固定ストッパーピン23に当接する
ようにしてもよい。
【0031】上記のインキ壺装置の作用について説明す
る。上記のインキ壺装置においては、溝状空間6に溜め
られたインキは、溝状空間6でのインキ出しローラー1
の外周面に付着し、インキ出しローラー1が図1で反時
計回りに回転すると、インキ出し調節板8の上面先端縁
により開度が規制されたインキ送出し口7、即ちインキ
出し調節板8の上面先端縁とインキ出しローラー1の外
周面との間隙に基づいて限定された量だけのインキが膜
状になってインキ出しローラー1の外周面に順次塗布さ
れて引き出される。
【0032】そして、インキ送出し量の調節、即ち底面
プレート4の傾斜最下端縁とインキ出しローラー1の外
周面との間隙であるインキ送出し口7の開度調節に際し
ては、電動機18が図示しない駆動制御装置により制御
されて正逆回転駆動する。すると、駆動歯車19、中間
歯車20a,20b及び歯車13を介して歯車軸12、
即ちねじ穴14が回転するので、滑りキー10により回
転が拘束された連結棒9は、ねじ穴14に螺合した雄ね
じ部15により軸線方向に進退する。即ちインキ出し調
節板8は、基台2の傾斜面2aと底面プレート4との間
においてインキ出しローラー1に対し接離方向に滑動す
る。従って、底面プレート4の傾斜最下端縁とインキ出
しローラー1の外周面との間隙であるインキ送出し口7
は、インキ出し調節板8の上面先端縁により開閉調節さ
れる。
【0033】例えば電動機18の正転では、インキ出し
調節板8が前進し、インキ送出し口7の開度が減小し、
電動機18の逆転では、インキ出し調節板8が後退し、
インキ送出し口7の開度が増大するようになっている。
上記の開度調節における歯車軸12の回転、即ちインキ
出し調節板8の前進・後退を操作つまみ16の手動回転
で行ってもよい。
【0034】そして、インキ送出し口7の開度調節に際
してのインキ出し調節板8の変位は、次のようにして規
制される。第1実施例について述べると、歯車13側か
ら中間リング17に向って視た突出ピン21(第1突出
部21a,第2突出部21b)、回転ストッパーピン2
2及び固定ストッパーピン23の状態を示す図4におい
て、(a)に示すように、固定ストッパーピン23に第
2突出部21bが右側から当接している突出ピン21の
第1突出部21aに対し回転ストッパーピン22が右側
から当接している場合のねじ穴14に対する雄ねじ部1
5の螺合位置においては、連結棒9を介するインキ出し
調節板8の上面先端縁は、インキ送出し口7の開度の下
限位置になっている。例えばインキ出しローラー1の外
周面に当接し、インキ送出し口7の開度は零になってい
る。
【0035】次に(b)に示すように、歯車13、即ち
歯車軸12のねじ穴14が時計回りに回転されると、雄
ねじ部15、即ち連結棒9を介してインキ出し調節板8
は後退(左行)し、上面先端縁は、インキ出しローラー
1の外周面から離れ、インキ送出し口7の開度は漸増す
る。それと同時に、歯車13の時計回りの回転により回
転ストッパーピン22が時計回りに旋回する。
【0036】そして、回転ストッパーピン22は、約1
回転後、突出ピン21の第1突出部21aに左側から当
接し((c)参照)、更に第1突出部21aを押圧して
一体となって旋回するので、中間リング17はブラケッ
ト11の管状部11bの周面で回転する。即ち、突出ピ
ン21の第2突出部21bも時計回りに旋回する
((d)参照)。そして、更に1回転後、突出ピン21
の第2突出部21bが固定ストッパーピン23に左側か
ら当接し、旋回が抑止され、即ち第1突出部21aの回
転が抑止されるので、回転ストッパーピン22の旋回、
即ち歯車軸12の回転は約2回転して停止する((e)
参照)。
【0037】その場合のねじ穴14に対する雄ねじ部1
5の螺合位置においては、連結棒9を介してのインキ出
し調節板8の上面先端縁は、インキ送出し口7の開度の
上限位置になっている。例えば底面プレート4の傾斜最
下端縁から引込み、インキ送出し口7の開度は全開にな
る。
【0038】上記の作用が図6(a)(b)に示す第1
実施例の変形例の場合にも同様に行なわれることは容易
に理解されよう。又、図6(c)(d)に示す第1実施
例の変形例においては、回転ストッパーピン22が逆回
転方向で中間リング17(A)の第1突出部21a
(A)に当接し、中間リング17(A)の第2突出部2
1b(A)が逆回転方向で第2中間リング17(B)の
第1突出部21a(B)に当接し、中間リング17
(B)の第2突出部21b(B)が逆回転方向で固定ス
トッパーピン23に当接している状態にある場合のねじ
穴14に対する雄ねじ部15の螺合位置においては、連
結棒.9を介するインキ出し調節板8の上面先端縁は、
インキ送出し口7の開度の下限位置になっている。例え
ばインキ出しローラー1の外周面に当接し、インキ送出
し口7の開度は零になっている。
【0039】次に歯車13が所定方向(例えば時計回
り)に回転されると、ねじ機構により連結棒9を介して
インキ出し調節板8は後退(左行)し、上面先端縁は、
インキ出しローラー1の外周面から離れ、インキ送出し
口7の開度は漸増する。それと同時に、歯車13と共に
回転ストッパーピン22が旋回する。
【0040】そして、回転ストッパーピン22は、約1
回転後、中間リング17(A)の第1突出部21a
(A)に当接してそれを押圧して一体となって旋回する
ので、中間リング17(A)はブラケット11の管状部
11bの周面で回転する。即ち、第2突出部21b
(A)も同一方向に旋回する。やがて、更に約1回転の
後、中間リング17(A)の第2突出部21b(A)
は、中間リング17(B)の第1突出部21a(B)に
当接して、それを押圧して一体となって旋回するので、
中間リング17(B)もブラケット11の管状部11b
の周面で回転する。即ち、第2突出部21b(B)も同
一方向に旋回する。そして、更に約1回転後、第2突出
部21b(B)が固定ストッパーピン23に当接し、旋
回が抑止されるので、回転ストッパーピン22の旋回、
即ち歯車軸12の回転は停止する。
【0041】その場合のねじ穴14に対する雄ねじ部1
5の螺合位置においては、連結棒9を介してのインキ出
し調節板8の上面先端縁は、インキ送出し口7の開度の
上限位置になる。例えば底面プレート4の傾斜最下端縁
から引込み、インキ送出し口7の開度は全開になってい
る。結局、インキ送出し口7の開度が上限位置と下限位
置との間を開閉するのに、歯車軸12の回転は、略3回
転することになる。
【0042】第2実施例について述べると、歯車13側
から中間リング17に向って視た第1円弧溝孔24、第
2円弧溝孔25、回転ストッパーピン22及び固定スト
ッパーピン23の状態を示す図5において、固定ストッ
パーピン23に第2円弧溝孔25の一端部が右側から当
接している中間リング17の第1円弧溝孔24の一端部
に対し回転ストッパーピン22が右側から当接している
場合のねじ穴14に対する雄ねじ部15の螺合位置にお
いては、連結棒9を介するインキ出し調節板8の上面先
端縁は、インキ送出し口7の開度の下限位置になってい
る。例えばインキ出しローラー1の外周面に当接し、イ
ンキ送出し口7の開度は零になっている。
【0043】次に、歯車13、即ち歯車軸12のねじ穴
14が時計回りに回転されると、雄ねじ部15、即ち連
結棒9を介してインキ出し調節板8は後退(左行)し、
上面先端縁は、インキ出しローラー1の外周面から離
れ、インキ送出し口7の開度は漸増する。それと同時
に、歯車13の時計回りの回転により回転ストッパーピ
ン22が第1円弧溝孔24中を時計回りに旋回する。そ
して、回転ストッパーピン22は、第1円弧溝孔24の
他端部に左側から当接し、更に第1円弧溝孔24の他端
部を押圧して旋回するので、中間リング17はブラケッ
ト11の管状部11bの周面で回転する。即ち、第2円
弧溝孔24も時計回りに旋回する。
【0044】やがて、第2円弧溝孔24の他端部が固定
ストッパーピン23に左側から当接し、旋回が抑止さ
れ、即ち中間リング17の回転が抑止されるので、回転
ストッパーピン22の旋回、即ち歯車軸12の回転は停
止する。その場合のねじ穴14に対する雄ねじ部15の
螺合位置においては、第1実施例と同様に連結棒9を介
してのインキ出し調節板8の上面先端縁は、インキ送出
し口7の開度の上限位置になっている。例えば底面プレ
ート4の傾斜最下端縁から引込み、インキ送出し口7の
開度は全開になっている。
【0045】
【発明の効果】従来の技術においては、突起と駆動伝達
の歯車の側面のストッパー突起との当接は、各ストッパ
ー突起の側面の、歯車の1回転による変位量、即ち多く
とも螺合するスクリューボルトのねじの1ピッチ分の寸
法部分のみで行われるので、スクリューボルトのねじの
バックラッシュによっては、ストッパーによる停止が歯
車1回転分、即ち1ピッチの寸法の範囲でずれたり、両
ストッパーの先端面が突き当った状態で停止する等の不
具合が生じ、正確さを欠くと共に、先端面が突き当った
状態で停止したときには、歯車の雌ねじ部とスクリュー
ボルトの螺合が喰い込んだ状態となり、両者間の動きが
固くなるという不具合も生じる。
【0046】しかし、この発明のインキ壺装置は、イン
キ送出し口開度調節の上限用及び下限用のストツパーの
機能が、植設されたストッパーピンの十分な長さの側面
をもって果されているので、上記のような不具合が生じ
ない。そして、上記の不具合を避けるための各ストッパ
ー突起の取付け位置の調整の面倒もなく、作業者の負担
が軽減する。又、インキ送出し口開度の上限及び下限を
検出するポテンショメーターとそれに付随する電気回路
のような検知装置も必要としないので、コストも低減
し、ノイズ発生による狂いもなく、高精度にインキ送出
し口開度調節の上限及び下限を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例におけるインキ壺装置の
部分断面図である。
【図2】この発明の第1実施例におけるインキ壺装置の
インキ送出し口開度調節部の斜視図である。
【図3】この発明の第1実施例におけるインキ壺装置の
インキ送出し口開度調節部の断面図である。
【図4】この発明の第1実施例におけるインキ壺装置の
インキ送出し口開度調節部の作用説明図である。
【図5】この発明の第2実施例におけるインキ壺装置の
インキ送出し口開度調節部の斜視図である。
【図6】この発明の第1実施例におけるインキ壺装置の
インキ送出し口開度調節部の変形例の構成図である。
【符号の説明】
1 インキ出しローラー 2 基台 2a 傾斜面 3 調節部ハウジング 31 滑動孔 32 前壁部 33 後壁部 4 底面プレート 5 側板 6 溝状空間 7 インキ送出し口 8 インキ出し調節板 A 調節部 9 連結棒 10 滑りキー 11 ブラケット 11a フランジ部 11b 管状部 12 歯車軸 13 歯車 14 ねじ穴 15 雄ねじ部 16 操作つまみ 17,17(A),17(B) 中間リング 18 電動機 19 駆動歯車 20a,20b 中間歯車 21 突出ピン 21a,21a(A),21a(B) 第1突出部 21b,21b(B),21b(B) 第2突出部 22 回転ストッパーピン 23 固定ストッパーピン 24 第1円弧溝孔 25 第2円弧溝孔 26 固定リング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ出しローラーの外周面と共にイン
    キ溜め空間を形成し、底面部の先端縁がインキ送出し口
    となる間隔をあけてインキ出しローラーの外周面に対向
    している貯槽、先端縁によりインキ送出し口の開度を調
    節するようにインキ出しローラーに対し接離方向に前進
    後退自在に設けられたインキ出し調節部材、インキ出し
    調節部材を前進後退駆動する送りねじ機構及び送りねじ
    機構における回転駆動側部材の回転範囲を規定するスト
    ッパー手段を具備し、ストッパー手段は、貯槽に取り付
    けられた固定側部及び回転駆動側部材の夫々に備えら
    れ、側面部が互に回転方向に係合するストッパー部であ
    ることを特徴とするインキ壺装置。
  2. 【請求項2】 インキ出しローラーの外周面と共にイン
    キ溜め空間を形成し、底面部の先端縁がインキ送出し口
    となる間隔をあけてインキ出しローラーの外周面に対向
    している貯槽、先端縁によりインキ送出し口の開度を調
    節するようにインキ出しローラーに対し接離方向に前進
    後退自在に設けられたインキ出し調節部材、インキ出し
    調節部材を前進後退駆動する送りねじ機構及び送りねじ
    機構の回転駆動側部材の回転範囲を規定するストッパー
    手段を具備し、ストッパー手段は、貯槽に取り付けられ
    た固定側部、送りねじ機構の回転駆動側部材及び回転駆
    動側部材と同軸線関係に回転自在に並設された中間自由
    回転部材の夫々に備えられ、側面部が互に回転方向に係
    合するストッパー部であり、回転駆動側部材のストッパ
    ー部が中間自由回転部材の二つのうちの一方のストッパ
    ー部に係合し得ると共に、中間自由回転部材の他方のス
    トッパー部が固定側部材のストッパー部に係合し得るこ
    とを特徴とするインキ壺装置。
  3. 【請求項3】 インキ出しローラーの外周面と共にイン
    キ溜め空間を形成し、底面部の先端縁がインキ送出し口
    となる間隔をあけてインキ出しローラーの外周面に対向
    している貯槽、先端縁によりインキ送出し口の開度を調
    節するようにインキ出しローラーに対し接離方向に前進
    後退自在に設けられたインキ出し調節部材、インキ出し
    調節部材を前進後退駆動する送りねじ機構及び送りねじ
    機構の回転駆動側部材の回転範囲を規定するストッパー
    手段を具備し、ストッパー手段は、貯槽に取り付けられ
    た固定側部、送りねじ機構の回転駆動側部材及び回転駆
    動側部材と同軸線関係に回転自在に並設された複数の中
    間自由回転部材の夫々に備えられ、側面部が互に回転方
    向に係合するストッパー部であり、回転駆動側部材のス
    トッパー部が一つの中間自由回転部材の二つのうちの一
    方のストッパー部に係合し得、固定側部材のストッパー
    部が他の一つの中間自由回転部材の二つのうちの一方の
    ストッパー部に係合し得、それらの中間自由回転部材の
    他のストッパー部は直接、又は順次係合し得る残余の中
    間自由回転部材のストッパー部を介して間接的に係合し
    得ることを特徴とするインキ壺装置。
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