JPH07138937A - ソイルセメント体の造成工法及びこれに用いるアースオーガー - Google Patents

ソイルセメント体の造成工法及びこれに用いるアースオーガー

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JPH07138937A
JPH07138937A JP15854894A JP15854894A JPH07138937A JP H07138937 A JPH07138937 A JP H07138937A JP 15854894 A JP15854894 A JP 15854894A JP 15854894 A JP15854894 A JP 15854894A JP H07138937 A JPH07138937 A JP H07138937A
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auger
shaft
soil
earth
cement body
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JP15854894A
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Kingo Asayama
金吾 浅山
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Geotop Corp
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  • Earth Drilling (AREA)
  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 深度方向全長に渡って均質でかつ安定強固な
ソイルセメント体を効率よく確実に造成できる造成工法
と、この工法を実施する装置として好適なアースオーガ
ーを提供する。 【構成】 アースオーガーAによる地盤掘孔時に、アー
スオーガーAよりセメントミルク等の硬化液を注入し
て、地盤土砂と撹拌、ミキシングすることによりソイル
セメント体を造成する工法において、オーガー軸と連結
された減速モーターMの回転伝達軸11もしくはオーガ
ー軸1に、1もしくは複数のトルクセンサー6を設けて
おき、所定地盤掘孔時に、該トルクセンサー6で掘削抵
抗および/または撹拌ミキシング抵抗を計測しながらソ
イルセメント体を造成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤内に、掘削土砂と
セメントミルク等の硬化液とを撹拌、ミキシングしてな
るソイルセメント体を造成する工法、詳しくは、アース
オーガーで地盤を掘孔する際に、オーガー先端部よりセ
メントミルク等の硬化液を吐出し、掘削土砂と撹拌、ミ
キシングしてソイルセメント柱体を造成する工法、或
は、複数のオーガーを並列に連接した3連オーガーまた
は6連オーガー等の連軸オーガーを用いて、ソイルセメ
ント状の壁体(連壁)を造成する工法の改良と、その工
法に用いるアースオーガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術と解決しようとする課題】一般に、従来の
アースオーガーは、オーガー軸の内孔をセメントミルク
等の硬化液の供給孔とし、オーガー軸の先端部に吐出口
を設けたものであるが、これを用いて地盤を掘孔し、注
入液と地盤土砂とを撹拌、ミキシングしてソイルセメン
ト柱体等を地盤に造成する場合、下記の欠点がある。
【0003】 セメントミルク等の注入がオーガーヘ
ッドの先端部のみで行うものであるから、掘削土砂と注
入したセメントミルク等の硬化液との撹拌、ミキシング
が掘孔内全長について充分に行うことができない(例え
ば、オーガーヘッドより上部の注入個所以外の掘孔内土
砂は充分にミキシングされない)。
【0004】それがために、均質で、安定強固なソイル
セメント柱体や壁体等を造成できない。
【0005】 また、造成されるソイルセメント柱体
或は壁体は、所定の強度に造成しなければならないが、
セメントソイル体の強度そのものは、主には撹拌される
掘削土砂の土質により左右される。従って、深度方向に
地層が変わる地盤では、土質に応じたセメントミルク等
の硬化液を注入しなければならないが、上記のように従
来方法では、セメントミルク等の注入がオーガーヘッド
の先端部のみで行うものであるから、所定深度の地盤に
適切量の注入を行うことができず、強度的に不確実なセ
メントソイル体しか造成し得ない。
【0006】 また、上記のミキシング効果を良くす
るために、オーガー引き上げ時に硬化液を注入しながら
撹拌、ミキシングしたり、オーガーの上下動で撹拌、ミ
キシングするのは、時間と手間がかかる上、尚充分にミ
キシングできない欠点があり、さらに深度方向のセメン
トミルク等の硬化液の注入量の分布状況が不明となり、
安全で強固なセメントソイル体を造成できない。
【0007】 なお、上記ソイルセメント体の強度
は、上記硬化液の注入量、強度及び撹拌される土砂の土
質以外に、主には注入硬化液と地盤土砂の混練度合によ
り定まるが、従来技術では、造成されるソイルセメント
体の撹拌、ミキシング度合を、施工時に計測、確認、管
理することが全く行われておらず、従って、強度的に不
確かで不均一なソイルセメント体しか造り得なかった。
【0008】上記に鑑み、本発明は、特にソイルセメン
ト体を造成する工法において、オーガー軸方向所要間隔
に電磁弁等の自動弁により開閉する吐出口を設けたアー
スオーガーを用いることにより、上記の問題点の解決を
図ろうとするものである。すなわち、深度方向全長に渡
って均質でかつ安定強固なソイルセメント体を効率よく
確実に造成できる造成工法と、この工法を実施する装置
として好適なアースオーガーを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のソイルセメント体の造成工法において
は、オーガー軸方向所要間隔に電磁弁等の制御自在な自
動弁により開閉する複数の吐出口を設けたアースオーガ
ーを用い、所定地盤掘孔時に、掘孔内における任意位置
の吐出口よりセメントミルク等の硬化液を注入して、地
盤土砂と撹拌、ミキシングすることにより、ソイルセメ
ントによる柱体あるいは壁体等のソイルセメント体を造
成することを特徴とする。
【0010】前記のアースオーガーが、複数のオーガー
軸を並列に連接した連軸オーガーの場合は、少なくとも
一つのオーガー軸に上記のごとく複数の吐出口を設けて
おくものとする。
【0011】また本発明の第2は、アースオーガーによ
る地盤掘孔時に、アースオーガーよりセメントミルク等
の硬化液を注入して、地盤土砂と撹拌、ミキシングする
ことによりソイルセメント体を造成する工法において、
アースオーガーのオーガー軸に連結された減速モーター
の回転伝達軸もしくはオーガー軸に、1もしくは複数の
トルクセンサーを設け、所定地盤掘孔時に、該トルクセ
ンサーで掘削抵抗および/または撹拌、ミキシング抵抗
を計測しながらソイルセメント体を造成することを特徴
とする。
【0012】そして、上記の工法に使用する装置に係る
本発明のアースオーガーにおいては、オーガー軸方向所
要間隔に電磁弁等の制御自在な自動弁により開閉する複
数の吐出口を設けてなることを特徴とする。
【0013】前記のアースオーガーには、オーガー軸と
連結された減速モーターの回転伝達軸もしくはオーガー
軸に、掘削抵抗および/または撹拌、ミキシング抵抗を
計測する1もしくは複数のトルクセンサーを設けておく
ことができる。
【0014】また前記のアースオーガーにおいて、減速
モーターの回転伝達軸を含むオーガー軸の上部にスリッ
プリングを設け、オーガー軸が回転している状態で、前
記吐出口を開閉するよう設けた電磁弁、または該電磁弁
と前記トルクセンサーとに電気送信できるようになし
て、地上の制御装置により適宜開閉制御できるように構
成することができる。
【0015】また前記のアースオーガーにおいて、減速
モーターの回転伝達軸を含むオーガー軸の上部に、2重
スイベル装置を設け、オーガーが回転している状態で、
前記吐出口を開閉するよう設けた液圧もしくは空気圧シ
リンダーに、油等の液もしくはエアー等を供給できるよ
うに形成しておくことができる。
【0016】
【作用】上記した本発明の工法においては、オーガー軸
方向所要間隔に電磁弁等の制御自在な自動弁により開閉
する複数の吐出口を設けたアースオーガーを用いるの
で、地盤掘孔時に、掘孔内における任意の位置の複数の
吐出口よりセメントミルク等の硬化液を同時に注入して
撹拌することができ、オーガーヘッドより上方部を含む
掘孔内全体において効率よくミキシングできる。
【0017】しかも、電磁弁等の制御自在な自動弁によ
り前記の複数の吐出口の開閉を制御することにより、掘
孔深度方向に任意の位置において硬化液を注入すること
ができ、土質に応じて適切な量の硬化液を注入して撹
拌、ミキシングすることができる。
【0018】さらに、減速モーターの回転伝達軸もしく
はオーガー軸に、1〜複数のトルクセンサーを設けたア
ースオーガーを用いて、該トルクセンサーで掘削抵抗お
よび/または撹拌、ミキシング抵抗を計測することとし
た場合、前記の計測値を分析することにより、深度方向
の地盤の状態あるいはソイルセメント体の混練およびミ
キシング度合を、施工しながら判定、確認、管理するこ
とができる。またこれに基いて、前記の吐出口を適宜開
閉制御することも容易になる。
【0019】殊に、減速モーターの回転伝達軸を含むオ
ーガー軸の上部にスリップリングを設けて、オーガーが
回転している状態で、前記吐出口を開閉するよう設けた
電磁弁およびトルクセンサーに電気送信できるように構
成した場合には、オーガーによる回転掘削および回転撹
拌作用と同時に、前記のようにアースオーガーに負荷す
る撹拌ミキシング抵抗を計測することができる。
【0020】また、減速モーターの回転伝達軸を含むオ
ーガー軸の上部に2重スイベル装置を設けて、オーガー
が回転している状態で、前記吐出口を開閉するよう設け
た液圧もしくは空気圧シリンダーに油、液もしくはエア
ー等を供給できるようにした場合には、吐出口の開閉を
前記シリンダーの作動により行なうことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施態様を使用装置とともに
図面に基いて説明する。
【0022】まず、本発明のソイルセメント体の造成工
法に用いる装置について説明する。図1は単体のアース
オーガー(A) を示し、オーガー軸(1) の先端には周知の
掘削ヘッド(H)が設けられている。オーガー軸(1) の軸
方向には、複数のスクリュー羽根(3) 、撹拌刃(2) 等が
適当な間隔位置に配設されている。スクリュー羽根(3)
は掘削用のものであって、オーガー軸(1) の一部分を数
巻程度して付設されている。
【0023】前記のオーガー軸(1) には軸方向所要間隔
に複数のセメントミルク等の硬化液や水等の吐出口(4a)
が設けられている。オーガーヘッド先端部にも吐出口(4
b)が設けられている。通常、前記オーガー軸(1) の内孔
をセメントミルク等の硬化液、水等の供給流路として利
用するが、このほか、別にオーガー軸(1) の内部もしく
は外部に供給パイプ(8) を並設して、セメントミルク等
の硬化液を給送するようにしてもよい。
【0024】セメントミルク等の硬化液は地上に設置し
た供給プラントよりアースオーガー(A) に供給され、そ
の供給量は流量計等(図示せず)で計測される。
【0025】また、オーガー軸(1) の各吐出口(4a)ある
いは吐出口(4a)への供給流路、例えばオーガー軸(1) の
内孔には、図3(a) に示すように、地上からの送信で電
気的に開閉制御できる電磁弁等の自動弁(5a)が吐出口そ
れぞれについて設けられており、それぞれの自動弁(5a)
が開いたときのみ、オーガー軸(1) の内孔(供給流路)
を下方に流れるセメントミルク等の硬化液が、それぞれ
の位置の吐出口(4a)より吐出するように構成されてい
る。
【0026】前記自動弁(5a)は、例えば図3(b) のよう
に、流通孔(52)を有する本体(51)の内部に、ソレノイド
(53)により前記流通孔(52)に対し直交方向に変位可能な
スプール(54)を備え、このスプール(54)には、一方側に
変位しているとき(図の状態)前記流通孔(52)と合致
し、他方に変位すると流通孔(52)から離脱する通孔(55)
を有しており、地上からの電気送信により作動するソレ
ノイド(53)の働きで、前記スプール(54)が変位して前記
流通孔(52)すなわち吐出口(4a)を開閉制御できるように
なっている。
【0027】また、図3(a) に図示するように、各吐出
口毎に、オーガー軸(1) の内孔を閉塞するように前記自
動弁(4a)を配して、オーガー軸(1) 内のセメントミルク
の流れを電磁弁等の自動弁(5a)内を通るように構成すれ
ば、セメントミルク等の硬化液を下方に流したり、吐出
口(4a)に流したり、あるいは両者に流したり、閉止した
りすることが地上からの電気信号で自在に操作できる。
【0028】また、図4に示すように、オーガー先端の
掘削ヘッド(H) にも、吐出口(4b)及びこれを開閉する前
記同様の自動弁(5b)が設けられ、吐出口(4b)が開いてい
る時には、ヘッド先端部よりセメントミルク等が吐出さ
れるように構成される。
【0029】尚、それぞれの電磁弁等の自動弁(5a)(5b)
は、地上に設置した制御装置(L) により開閉操作を制御
できるように、オーガー軸(1) の上部に設けたスリップ
リング(S) を介して制御装置(L) と電気的に接続され
る。
【0030】このスリップリング(S) は、例えば図6及
び図7に示すように、減速モーター(M) の下方に吊設し
た支柱(12)と、該支柱より突出した固定アーム(13)によ
り支持されて、減速モーター(M) からの回転伝達軸(11)
を含むオーガー軸(1) の上部(1a)に設けられ、オーガー
軸(1) が回転している状態で、電磁弁等の自動弁(5a)(5
b)に電気送信できるようになっている。
【0031】すなわち、スリップリング(S) は、固定ア
ーム(13)により支持された外リング(14)が前記上部(1a)
の外周所定位置に遊嵌し、この外リング(14)の内周に制
御装置(L) からの送信線(15)が各々接続された接点用リ
ング(16)が複数配設され、他方、これに対応する軸部の
外周には電磁弁等の自動弁(4a)にそれぞれ接続された接
点用のブラシ(17)が配設されて、このブラシ(17)に前記
リング(16)が外接せしめられて、オーガー軸(1) の回転
時も常に接続状態を維持するように構成される。前記と
は逆に接点用リングを軸部に、ブラシを外リングに設け
ておくこともできる。
【0032】また、図5に示すように、吐出口(4a)(4b)
の自動弁(5a)(5b)としては、油圧等の液圧や空気圧で作
動するシリンダー(20)等で開閉制御するように構成する
こともできる。この場合、例えば、吐出口(4a)(4b)を閉
塞し得る開閉蓋(21)がシリンダー(20)の出力軸に接続さ
れ、このシリンダー(20)による進退作用により開閉蓋(2
1)が上下方向にスライドして吐出口(4a)(4b)を開閉でき
るように構成する。
【0033】また(22)はオーガー軸(1) に並設した油等
の液体もしくはエアー等の送圧パイプであり、この送圧
パイプ(22)が前記シリンダー(20)と電磁弁(23)を介して
連通され、地上よりの電気信号で電磁弁(23)を開閉して
シリンダー(20)を作動させるようになっている。(24)は
シリンダー(20)および電磁弁(23)部分のカバー、(25)は
電磁弁(23)への送信線である。
【0034】この実施例の場合には、オーガー軸(1) の
上部(1a)には、上記したスリップリング(S) と、後述す
る2重スイベル装置(B) の両者を設けることとなる。
【0035】すなわち、電磁弁(23)への送信は、上記と
同様にスリップリング(S) を介して行なわれる。また送
圧パイプ(22)への油、エアー等の送圧は、地上もくしは
施工機上に設置した油圧ポンプ(Y)より油圧ホース(9)
、2重スイベル装置(B) を介して行なわれる。
【0036】2重スイベル装置(B) は、減速モーター
(M) の下方に吊設した支柱(12)、固定アーム(13)により
支持されて、回転伝達軸(11)を含むオーガー軸(1) の上
部(1a)に設けられ、オーガー軸(1)が回転している状態
で、油圧ポンプ(Y) 、油圧ホース(9) より送圧パイプ(2
2)へ油等を送ることができるようになっている。すなわ
ち、図8に示すように内周側が中空をなす主部(B1)が、
2重管よりなる前記上部(1a)の管外周に対して、Oリン
グ等のシール手段(B2)を介して前記中空部をシール状態
に維持しかつ上部の回転を許容するように嵌合し、この
主部(B1)に前記ホース(9) が接続され、一方、前記上部
の外管には前記中空部(B3)に相当する部分に1もしくは
複数の流通孔(B4)が設けられて、この管内を通じて送圧
パイプ(22)に接続されている。
【0037】この場合をオーガー軸(1) を回転させたま
まで、ホース(9) より送圧パイプ(24)に油等の液体ある
いはエアーを送給することができる。
【0038】セメントミルク等の硬化液の供給パイプ
(8) を並設して実施する場合には、図9に示すような2
重スイベル装置(B) にして、上部(1a)において供給パイ
プ(8)により外部に引き出せばよい。
【0039】また、地盤を掘削するアースオーガーが、
図2に示すように、減速モーター(M) からの回転伝達軸
(11)と接続された複数のオーガー(A1)を並列に設けた連
軸オーガー(R) である場合には、それぞれのオーガー(A
1)について、基本的に上記した単体のオーガー(A) の場
合と同様であるが、特にオーガー軸(1) に付設する撹拌
刃(2) 、スクリュー羽根(3) 等は、それぞれの軸が回転
するときに互いに接当せず、且つ効率よくミキシング出
来るように、上下軸方向に位置をずらせて適宜設けるも
のとする。
【0040】また、この連軸オーガー(R) の場合、各オ
ーガー(A1)の少なくとも1つについて、すなわち〜複数
のいずれかのオーガー、もしくは全てのオーガーについ
て、軸方向所要間隔に複数の水、セメントミルク等の硬
化液の吐出口(4a)(4b)を設け、それぞれの吐出口(4a)(4
b)には、電磁弁等の自動弁(5a)(5b)、もしくは液圧もし
くは空気圧シリンダー(20)およびこれを作動制御する電
磁弁(23)を設けておくものとする。
【0041】尚、隣接するオーガー軸(1) に設ける吐出
口(4a)(4b)の位置は、上下方向に互いに位置をずらせて
おく方が、撹拌、ミキシングにより効果がある。
【0042】電磁弁等の自動弁(5a)(5b)、およびシリン
ダー(20)とこれを作動する電磁弁(23)等を設けるオーガ
ー軸(1) の上部(1a)には、上記したスリップリング(S)
と2重スイベル装置(B) を設けることとなる。
【0043】そして本発明の工法を実施する場合には、
上記したようなアースオーガー(A)におけるオーガー軸
(1) の軸方向所要間隔に、1もしくは複数個のトルクセ
ンサー(6) を設けておく。このトルクセンサー(6) はオ
ーガー軸に負荷されるトルクを計測することにより、各
深度におけるオーガー軸の回転抵抗、すなわち地盤の撹
拌ミキシング抵抗を計測するものである。このトルクセ
ンサー(6) は歪、応力測定型、捩れ角測定型等からな
り、防水密閉型とする。
【0044】前記のトルクセンサー(6) は、直接オーガ
ー軸(1) に設けても良いが、図のように該センサー(6)
を埋め込んだトルクリング(7) をオーガー軸(1) の外周
に固設しておくこともできる。オーガー軸(1) の軸方向
に設ける複数のトルクセンサー(6) は、掘削ヘッド(H)
部分の軸に設けたトルクセンサー(6) をはじめとして、
上方に一定間隔で設けるのが好ましい。
【0045】それぞれのトルクセンサー(6) は、オーガ
ー軸(1) の上部に設けたスリップリング(S) を介してト
ルク分析装置(T) と電気的に接続される。この場合のス
リップリング(S) は、電磁弁等の自動弁(5a)(5b)あるい
は前記シリンダー(20)の電磁弁(23)に送信するためのス
リップリング(S)等と一体的に設けることも、また別個
に設けることもできる。
【0046】尚、上記トルクセンサー(6) で計測された
トルク等計測値は、電気的にスリップリング(S) を介し
てアナログ量としてトルク分析装置(T) に送信され、計
測値を分析してセメントソイル体の深度毎の混練度合を
判定、確認、管理することとなる。
【0047】図2の連軸オーガー(R) の場合には、並列
に連接したオーガー軸(1) のいずれか1〜数本、もしく
は全てにそれぞれ軸方向に複数のトルクセンサー(6) を
設けるものとし、トルクセンサー(6) を設けたオーガー
軸の上部には、スリップリング(S) をそれぞれ設ける。
【0048】例えば、トルクセンサー(6) を中央の1本
のオーガー軸(1) もしくは両側の2本のオーガー軸(1)
(1)に設けておけば、造成されるソイルセメント壁体の
全体の撹拌、ミキシング等による混練度合を、その計測
値により確認し判定することが出来る。また、連軸オー
ガー(R) のオーガー軸(1) の全てに設ける場合には、壁
体全体の混練度合を一層精度よく判定、確認、管理でき
ることとなる。
【0049】上記の装置を用いて本発明の造成工法を実
施する場合について次に説明する。図10(a) に示すよ
うに、オーガー軸(1) の軸方向に複数の吐出口(4a)(4
b)、トルクセンサー(6) を設けたアースオーガー(A) を
施工機に吊り下げた減速モーター(M) に連結し、所定地
盤を回転掘孔する。
【0050】この場合、オーガー先端部の掘削ヘッド
(H) の吐出口(4b)より水或は薄いセメントミルク等(強
度的に弱い)を吐出し、地盤土砂と硬化液等を撹拌、ミ
キシングしながら掘孔することもある。
【0051】そして所定深度に達したら、掘削ヘッド
(H) の先端部の自動弁(5b)を電気信号で開いて、吐出口
(4b)よりセメントミルク等の硬化液を吐出し、更に、オ
ーガー軸方向の適宜深度の位置の自動弁(5a)を開き、或
は軸方向所要間隔に存する自動弁(5a)の複数もしくは全
数を開いて、吐出口(4a)よりセメントミルク等の硬化液
を吐出し、掘削土砂と硬化液等を撹拌、ミキシングする
〔同図(b) 〕。
【0052】この場合、土質の差により、セメントミル
ク等の硬化液とミキシングされた後の硬化後の強度が他
より低い地層にあっては、セメントミルク等の注入量を
多くして強度を上げる必要から、その地層部分に位置す
る自動弁(5a)は、他に比べて長い時間開くこととし、こ
の部分の強度を高める。
【0053】また、上記撹拌、ミキシング時には、オー
ガー軸(1) の深度方向に設けた複数のトルクセンサー
(6) で、オーガー軸(1) に負荷される回転抵抗、すなわ
ち施工時の各深度、各地層における地盤の撹拌ミキシン
グ抵抗をトルクとして計測する。
【0054】上記計測値は、スリップリング(S) を介し
てトルク分析装置(T) に送信され、分析される。負荷抵
抗のバラツキ等、それぞれの位置でのトルク分析の結
果、混練度合、或はセメントミルク等の注入量が不足す
る部分等が、深度方向で分析判定される。
【0055】例えば、掘削ヘッド(H) 部分のトルクセン
サー(6) で計測したトルク値は、その計測位置より下方
の回転撹拌抵抗を示し、同様にオーガー軸(1) 上部側の
トルクセンサー(6) で計測したトルク値はそれより下方
の回転撹拌抵抗を示し、両者の差よりトルクセンサー
(6)(6)間の撹拌抵抗が判明する。
【0056】したがって、この判定結果に基づいて、所
定深度の自動弁(5a)を任意に開閉制御して注入を行った
り、止めたりして、調整を行ないながらミキシングを続
ける。
【0057】尚、上記において、アースオーガー(A) を
僅かに上下動させて撹拌、ミキシングしてもよい。
【0058】所定の硬化液の注入、ミキシングが終われ
ば、更にミキシングを続けながら、アースオーガー(A)
を地上に引き上げるが、引き上げ途中においても注入、
ミキシングを行えば、より一層均質で強度の高いソイル
セメント柱体(60)が造成される。
【0059】通常、上記ソイルセメント柱体(60)が未硬
化のうちに、鉄筋籠、鋼管杭、コンクリート杭等(いず
れも図示せず)を柱体(60)内に挿入設置して基礎杭を造
成する。
【0060】また、ソイルセメント壁体を造成する場合
には、上記の単体のアースオーガー(A) に替わり、図2
に例示するような3連もしくは6連等の連軸オーガー
(R) を用い、この連軸オーガー(R)で壁方向1ブロック
毎に地盤を掘孔して、上記同様に注入、撹拌、ミキシン
グすればよく、こうして造成されたソイルセメント壁体
内に、芯材鉄筋籠、あるいはH鋼等の鋼材を挿入設置し
て壁体を完成する。
【0061】
【発明の効果】上記したように、本発明の工法によれ
ば、自動弁により開閉する複数の吐出口を設けたアース
オーガーを用いることにより、地盤掘孔時に、掘孔内に
おける任意の位置の複数の吐出口よりセメントミルク等
の硬化液を同時に注入して撹拌することができ、オーガ
ーヘッドより上方部を含む掘孔内全体において効率よく
ミキシングでき、しかも、電磁弁等の制御自在な自動弁
により前記の複数の吐出口の開閉を制御することによ
り、掘孔深度方向に任意の位置で硬化液を注入すること
ができるとともに、土質に応じて適切な量の硬化液を注
入して撹拌、ミキシングすることができるので、均質で
安定強固なソイルセメント体を効率よく造成することが
できる。
【0062】また、減速モーターの回転伝達軸もしくは
オーガー軸に、1もしくは複数のトルクセンサーを設け
たアースオーガーを用いて、該トルクセンサーで掘削抵
抗および/または撹拌、ミキシング抵抗を計測すること
とした場合、前記の計測値を分析することにより、深度
方向の地盤の状態あるいはソイルセメント体の混練およ
びミキシング度合を、施工しながら判定、確認、管理す
ることができ、延いてはこれに基いて、前記の吐出口を
適宜開閉制御することが容易であるから、強度的に均質
なソイルセメント体を容易にして確実に造成することが
できる。
【0063】殊に、減速モーターの回転伝達軸を含むオ
ーガー軸の上部にスリップリングを設けて、オーガーが
回転している状態で、前記吐出口を開閉するよう設けた
電磁弁およびトルクセンサーに電気送信できるように構
成した場合には、オーガーによる回転掘削および回転撹
拌作用と同時に、前記のようにアースオーガーに負荷す
る撹拌ミキシング抵抗を計測することができるので、こ
れによって吐出口よりセメントミルク等の硬化液をスム
ーズに地盤に注入し得て、上記の本発明工法を良好に実
施でき、またその施工時間を短縮できる効果もある。
【0064】さらに、減速モーターの回転伝達軸を含む
オーガー軸の上部に2重スイベル装置を設けて、オーガ
ーが回転している状態で、前記吐出口を開閉するよう設
けた液圧もしくは空気圧シリンダーに油、液もしくはエ
アー等を供給できるようにした場合には、吐出口の開閉
を前記シリンダーの作動により行なうことができるの
で、上記工法を好適に実施できるとともに、簡易で堅牢
な装置となり、耐久性にも優れる。
【0065】従って、本発明によれば、深度方向の略全
長に渡って均質で安定強固なソイルセメント体を確実に
かつ効率よく造成でき、従来工法の欠点を悉く解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法に用いる装置である単体のアース
オーガーを例示する正面図。
【図2】同連軸オーガーを例示する正面図。
【図3】(a)および(b)はそれぞれ吐出口構造を例
示する部分拡大断面図と、電磁弁からなる自動弁を例示
する略示断面図。
【図4】掘削ヘッド部分の正面図。
【図5】(a)および(b)はそれぞれ他の自動弁構造
を例示する一部の断面図と一部の正面図。
【図6】オーガー上部の拡大正面図。
【図7】スリップリング構造の断面図。
【図8】2重スイベル装置の構造を示す断面図。
【図9】前図の一部変更例を示す断面図。
【図10】(a)(b)(c)は本発明の施工状態の説
明図である。
【符号の説明】
(A) ……アースオーガー (R) ……連軸オーガー (A1)……オーガー (H) ……掘削ヘッド (1) ……オーガー軸 (11)……回転伝達軸 (1a)……上部 (2)……撹拌刃 (3) ……スクリュー羽根 (4a)(4b)…吐出口 (5a)(5b)…電磁弁等の自動弁 (6) ……トルクセンサー (7) ……トルクリング (8) ……供給パイプ (9) ……油圧ホース (20)……液圧もしくは空気圧シリンダー (60)……ソイルセメント柱体 (B) ……2重スイベル装置 (L) ……制御装置 (M) ……減速モーター (S) ……スリップリング (T) ……トルク分析装置 (Y) ……油圧ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーガー軸方向所要間隔に電磁弁等の制御
    自在な自動弁により開閉する複数の吐出口を設けたアー
    スオーガーを用い、所定地盤掘孔時に、掘孔内における
    任意位置の吐出口よりセメントミルク等の硬化液を注入
    して、地盤土砂と撹拌、ミキシングすることにより、ソ
    イルセメント体を造成することを特徴とするソイルセメ
    ント体の造成工法。
  2. 【請求項2】ソイルセメント体の造成工法において、オ
    ーガー軸と連結された減速モーターの回転伝達軸もしく
    はオーガー軸に、1もしくは複数のトルクセンサーを設
    け、所定地盤掘孔時に、該トルクセンサーで掘削抵抗お
    よび/または撹拌ミキシング抵抗を計測しながらソイル
    セメント体を造成することを特徴とするソイルセメント
    体の造成工法。
  3. 【請求項3】オーガー軸方向所要間隔に電磁弁等の制御
    自在な自動弁により開閉する複数の吐出口を設けてなる
    ことを特徴とするアースオーガー。
  4. 【請求項4】オーガー軸と連結された減速モーターの回
    転伝達軸もしくはオーガー軸に、掘削抵抗および/また
    は撹拌、ミキシング抵抗を計測する1もしくは複数のト
    ルクセンサーを設けてなるアースオーガー。
  5. 【請求項5】減速モーターの回転伝達軸を含むオーガー
    軸の上部にスリップリングを設け、オーガーが回転して
    いる状態で、前記吐出口を開閉するよう設けた電磁弁、
    または該電磁弁と前記トルクセンサーとに電気送信でき
    るようになした請求項3または4に記載のアースオーガ
    ー。
  6. 【請求項6】減速モーターの回転伝達軸を含むオーガー
    軸の上部に2重スイベル装置を設け、オーガーが回転し
    ている状態で、前記吐出口を開閉するように設けた液圧
    もしくは空気圧シリンダーに、油等の液体もしくはエア
    ー等を供給できるようになした請求項3に記載のアース
    オーガー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017128976A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 株式会社不動テトラ 地盤改良施工機
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KR20200072071A (ko) * 2018-12-12 2020-06-22 인천대학교 산학협력단 급속 냉동을 이용한 강관압입굴착공법
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CN117266161A (zh) * 2023-09-25 2023-12-22 浙江大学 一种自钻进式加气轻质水泥土mjs装置及其施工方法

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