JPH07139988A - 液レベル検出装置 - Google Patents

液レベル検出装置

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Publication number
JPH07139988A
JPH07139988A JP28707493A JP28707493A JPH07139988A JP H07139988 A JPH07139988 A JP H07139988A JP 28707493 A JP28707493 A JP 28707493A JP 28707493 A JP28707493 A JP 28707493A JP H07139988 A JPH07139988 A JP H07139988A
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JP
Japan
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thermistor
oil
liquid level
reed switch
warning lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP28707493A
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English (en)
Inventor
Yasuharu Terada
康晴 寺田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両等のオイルパン等における液レベルの不
足を検出し、運転者等に警告灯(ランプ)により教える
ものであって、運転中の車両の傾斜等による液面の変動
に起因するリードスイッチのチャタリングによって通電
されたサーミスタが、その雰囲気温度によって熱暴走す
るのを防ぐ装置に関し、液不足の誤検出を防止する。こ
れにより、従来、複雑な遅延回路を誤検出防止のために
設けていたが、このような複雑な遅延回路を必要としな
い誤検出のない装置が提供される。 【構成】 オイルパン40等の液溜め内における基準液
レベルよりも下方に、サーミスタ22の少なくとも一部
を設置するようにしたので、通電によりサーミスタが発
熱して熱暴走しようとしても、液がサーミスタからその
熱を吸熱(サーミスタの発熱を液中に放熱)するため、
車両等の走行時における液レベルの検出ミス(誤検出)
を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内燃機関のオイ
ルパン等において、その液レベルの変化を検出するため
に使用される液レベル検出装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の技術として、例えば「トヨ
タ・クラウンマジェスタ・新型車解説書(1991年1
0月発行)」に紹介されたエンジンオイルレベルセンサ
とそれを使用したオイルレベルウォーニングシステムが
知られている。
【0003】ここで紹介されたオイルレベルセンサは、
オイルパンに取りつけられており、フロートの上下によ
りオン・オフするサーモスイッチとから構成されてい
る。そして、ウォーニングシステムとしては、オイルレ
ベルが所定の基準液レベルよりも減少したときに、オイ
ルレベルセンサがそれを検知する。また、その検知信号
をうけて専用の電子制御回路(ECU回路)がコンビネ
ーションメータ内のディスプレイを表示駆動させる。こ
れにより、オイルパン内のオイル不足が運転者に警告さ
れるようになっている。
【0004】一般にオイルパンでは、オイル温度が所定
値以下の場合に、オイル粘度が高いことからエンジンへ
のオイル上がりが生じ、エンジンオイル量が充分である
にもかかわらずオイルレベルが低下することが知られて
いる。そこで、上記のオイルレベルセンサでは、オイル
温度が所定値以下の低い場合にサーモスイッチがオフと
なり、ECU回路がそれを受けてリードスイッチのオン
・オフに関係なくディスプレイにオイル不足の表示を行
わせないようになっている。一方、オイル温度が所定値
以上でオイル量が規定レベルよりも減少した場合には、
サーモスイッチおよびリードスイッチがともにオンとな
り、ECU回路がそれを受けてディスプレイにオイル不
足の表示を行わせるようになっている。また、走行車両
のコーナリング時、傾斜面の走行時等には、オイル液面
の変動・挙動に起因してオイルレベルセンサで誤検出の
おそれが考えられる。そこで、このオイルレベルウォー
ニングシステムでは、リードスイッチからのオン・オフ
信号の切り換わりを所定時間(約40秒間)だけ遅延さ
せるための遅延回路が設けられている。そして、その遅
延回路によりECU回路で実行されるディスプレイでの
オイル不足の表示を遅らせるようになっている。
【0005】一方、同出願人により先に出願した液レベ
ル検出装置(特願平05−110741)においては、
上記オイルレベルウォーニングシステムにおける遅延回
路が複雑かつ高価であることから、エンジン始動時のオ
イル温度が所定値以下の低い温度の場合には通電を行わ
ず、オイル温度が所定値以上となったときの雰囲気温度
(約60℃以上)の場合に通電を行うような特性を有す
るNTCサーミスタ(以下、サーミスタと称す)をサー
モスイッチに用いたものが開示されている。これによ
り、エンジン始動時のオイル上がりによって生じるオイ
ルパン内の液面レベルの誤検出を、遅延回路を設けるこ
となく防止することができる。よって、エンジン始動後
オイル温度が所定値以上となったときに上述のオイル上
がりが解消され、リードスイッチが通常の規定の液レベ
ルによりオン・オフ作動をする状態にあるときに、上記
サーミスタは通電可能な状態となっており、適切なオイ
ル不足の表示ができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、そのサーミスタの特性として、所定の雰
囲気温度以上において電圧が付加された場合、通電によ
ってサーミスタがその抵抗のために発熱し、高温とな
る。そしてこのサーミスタは、それ自体が高温となるに
したがってその抵抗値が小さくなるNTCサーミスタを
用いているため、通電により発熱し高温となれば、その
分抵抗値が小さくなり、回路へより多くの通電が許容さ
れるようになる。このような通電特性(以下、熱暴走と
いう)をもつサーミスタは、その発熱を抑える手段がな
いと、通常のオイル基準液レベルを検知するオイル温度
での雰囲気温度(所定値、約60°C)以上において
は、このサーミスタに電圧が付加されると熱暴走し、短
時間で多くの通電を許容するようになる。
【0007】よって、オイルが基準液レベル付近にある
とき、車の傾斜等により液面が変動し、リードスイッチ
がオンとなってサーミスタに電圧が付加されると、短時
間でサーミスタが回路へ大きな通電量を許容し、オイル
不足をディスプレイに表示する。従って、エンジン始動
時のオイル温度でのサーミスタ周りの雰囲気温度が所定
値以下(60℃以下)では、サーミスタの特性により運
転者へのオイル不足の表示が誤って表示されることはな
いが、通常の運転時でのオイル温度による、サーミスタ
周りの雰囲気温度が所定値以上(60℃以上)になって
いる場合には、オイル液面の変動、挙動に起因したオイ
ル不足の誤検出表示が頻繁に行われるという、いわゆる
チャタリング現象が生じる恐れがあった。
【0008】そこで本発明では、上記問題点に鑑み、上
記サーミスタの熱を吸熱してサーミスタの熱暴走を抑え
ることで、特別な遅延回路を設けることなく液レベルの
変動・挙動に起因した誤検出を常時防止することの可能
な液レベル検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の要旨とするところは、請求項1記載の発明に
係る液レベル検出装置にあっては、液溜め内において液
レベルが所定の基準液レベル以下になったときにオンと
なるスイッチと、前記液溜め内に配置され、電圧が付加
されてから雰囲気温度に応じた所定時間を経過した後に
抵抗値が低くなるサーミスタとを備え、該サーミスタの
少なくとも一部を前記液溜め内の前記基準液レベルより
も下方に設置する。また、請求項2記載の発明に係る液
レベル検出装置にあっては、液溜め内に配置され、電圧
が付加されてから雰囲気温度に応じた所定時間を経過し
た後に抵抗値が低くなるサーミスタを備えてなる液レベ
ル検出装置において、前記サーミスタの少なくとも一部
を、液溜め内の感知する基準液レベルよりも下方に設置
する。
【0010】
【作用】上記の請求項1記載の発明に係る液レベル検出
装置によれば、液溜め内において、上記の請求項1記載
の液レベル検出装置における基準液レベルよりも下方に
サーミスタの少なくとも一部を設置し、液レベルが所定
の基準液レベル以下になったときにオンとなるスイッチ
をこの基準液レベルに用いて設定するので、液レベルが
所定の基準液レベル付近にあって、液レベルに変動・挙
動を生じて一時的にスイッチがオンとなってサーミスタ
に通電があっても、雰囲気温度が低い場合にはサーミス
タが回路へ通電することはなく、また、液レベルに変動
・挙動を生じて一時的にスイッチがオンとなってサーミ
スタに通電があって、サーミスタに対する雰囲気温度が
所定値以上(約60℃以上)の状態においてサーミスタ
が熱暴走すべく高温となっても、少なくともその一部を
液中に浸しているために、その熱を液が吸収し、サーミ
スタは熱暴走するほどの高温にはならない。すなわち、
熱をある程度液中に放熱するために、サーミスタの熱暴
走は抑えられる。
【0011】また、請求項2記載の発明に係る液レベル
検出装置によれば、液溜め内において、上記の請求項1
記載の液レベル検出装置における基準液レベルよりも下
方にサーミスタの少なくとも一部を設置したので、サー
ミスタには常時電圧が付加され、液レベルが所定の基準
液レベル付近にある場合には、液温度が高くなり常時通
電されているサーミスタに対する雰囲気温度が所定値以
上(約60℃以上)の状態となって、サーミスタが熱暴
走すべく高温となっても、少なくともその一部を液中に
浸しているために、その熱を液が吸収し、サーミスタは
熱暴走するほどの高温にはならない。すなわち、サーミ
スタの発熱をある程度液中に放熱するために、サーミス
タの熱暴走は抑えられる。
【0012】
【実施例1】以下、本発明の第1実施例における液レベ
ル検出装置を自動車用オイルレベル検出装置として具体
化した例を図1〜図12に基づいて詳細に説明する。
【0013】図2はこの実施例における液レベル検出装
置の構成を示す電気回路図である。この液レベル検出装
置は、リードスイッチ21と、NTCサーミスタ22
と、警告手段を構成するウォーニングランプ23とを互
いに直列に接続してなる直列回路の構成となっている。
そして、その直列回路の一端側はバッテリのプラス端子
(B+)に接続され、他端側が接地(GND)されてい
る。
【0014】リードスイッチ21は後述するフロート3
5の上下動により作動するものであり、オンされること
により通電可能な状態となる。また、サーミスタ22は
電圧が付加されてから雰囲気温度に応じた所定時間を経
過した後に抵抗値が低くなり、それによって通電が許容
される。すなわち、スイッチング動作に至る。
【0015】ここで、図3乃至図5に本実施例にて使用
するリードスイッチ21の特性について説明する。これ
はオイル液面の変動に起因してリードスイッチ21がオ
ン・オフを繰り返さないようにしたもので、即ち、リー
ドスイッチ21がオフ状態からオン状態へ切り換わる際
のマグネット37から受ける磁界の強さを感動値Piと
し、その逆にオン状態からオフ状態へと切り換わる際の
磁界の強さを開放値Doとする。この実施例では、その
開放値Doと感動値Piとの比(Do/Pi)が「0.
2〜0.6」の範囲に設定されている。また、リードス
イッチ21に対するマグネット37の移動範囲と移動方
向の違いにより、リードスイッチ21のオン・オフの切
り換えはある程度のヒステリシスをもって行われる。こ
の実施例では、そのヒステリシスを「ホールド領域」と
して、その「ホールド領域」が「0.5〜4.0mm」
の範囲に設定されている。即ち、開放値Doと感動値P
iとの比(Do/Pi)に対する「ホールド領域」の関
係が、図3のグラフに斜線で示す範囲になるように設定
されている。
【0016】詳しく説明すると、図4(a),(b)に
おいて、リードスイッチ21はその周囲にて上下動可能
なマグネット37の磁界の影響をうけてオン・オフされ
る。即ち、図4(a)に示されるように、マグネット3
7がリードスイッチ21の接点21cからある程度離れ
た状態では、接点21cが開放されてリードスイッチ2
1がオフ状態となる。また、図4(b)に示すように、
マグネット37がリードスイッチ21の接点21cにあ
る程度近づいた状態では、接点21cが閉じてリードス
イッチ21がオン状態となる。そして、リードスイッチ
21は一旦オン状態になると、その接点21cが閉じる
力を保持することから、接点21cが開放されにくくな
る。そのため、図5に示されるように、リードスイッチ
21はマグネット37がある程度移動しても、その磁界
の影響を受ける範囲内でオン状態が保持される。また、
図5に示すように、リードスイッチ21のオン状態が保
持されるマグネット37の移動範囲は、その移動方向の
違い(実線の矢印方向と破線の矢印方向)により若干異
なり、その移動範囲のズレ分が「ホールド領域」とな
る。この「ホールド領域」は開放値Doや感動値Pi等
に依存して決定される。この実施例では、リードスイッ
チ21における接点21cの材質及び剛性を適宜かえる
ことにより、開放値Doと感動値Piが決定されてい
る。また、これら開放値Doと感動値Piとの比(Do
/Pi)及びマグネット37の着磁状態等により、「ホ
ールド領域」が決定されている。さらに、この実施例で
は、マグネット37の移動範囲、即ち、最上位置と最下
位置との間で「ホールド領域」の位置が図5に示すよう
な関係に設定されている。
【0017】次に、サーミスタ22の特性について詳し
く説明する。図6のグラフは、ある一定の雰囲気温度下
で実験的に確かめられたサーミスタ22の通電電流に対
する端子間電圧の関係を示している。このグラフからも
わかるように、端子間電圧は通電電流の増加に伴い増加
するが、ある電流値I1で増加が頭打ちとなり、さらに
電流値I2からは徐々に減少している。これは、通電電
流の増加が電流値I1以上になると、サーミスタ22そ
れ自体が発熱して熱暴走を起こし、その抵抗値が徐々に
低下することに起因している。
【0018】図7のグラフは、ある一定の電流値
(「0.1mA」,「100mA」)の下で実験的に確
かめられたサーミスタ22の雰囲気温度に対する抵抗値
の関係を示している。このグラフからも分かるように、
「0.1mA」だけ電流を流した場合(すなわち、略非
通電状態)には、雰囲気温度が「350°C」付近まで
上昇するに伴い、抵抗値は徐々に低下し温度測定に供さ
れるのに適した特性を示している。これに対し、「10
0mA」の電流を流した場合(略通常の通電状態)に
は、抵抗値は約「60°C」の雰囲気温度で急激に低下
している。これは、雰囲気温度の上昇がほぼ「60°
C」に達すると、サーミスタ22それ自体が急激に発熱
して熱暴走を起こすことに起因している。
【0019】図8のグラフは、ある一定の電圧(「12
V」,「15V」)の下で実験的に確かめられたサーミ
スタ22の雰囲気温度に対するスイッチング動作の遅延
時間の関係を示している。このグラフからもわかるよう
に、遅延時間は雰囲気温度の上昇に伴い短くなってい
る。ここで、例えば「100°C」での雰囲気温度で
は、「12V」,「15V」の電圧に対してほぼ「55
秒」,「40秒」の遅延時間が得られる。
【0020】このように本実施例では、上記のような特
性を有するサーミスタ22とリードスイッチ21とによ
り前述のセンサ回路24が構成されているものである。
【0021】一方、ウォーニングランプ23は、図示し
ない運転席のコンビネーションメータ内に配置されてい
る。そしてウォーニングランプ23は、リードスイッチ
21とサーミスタ22を通じて所定値以上の電流が供給
されたときに点灯し、それによって運転者にオイル不足
が警告されるようになっている。
【0022】次に、図1により本実施例の構成を示す。
図1は本発明におけるオイルレベルセンサ25の構造を
示す断面図である。このオイルレベルセンサ25は導電
性の金属よりなるターミナルハウジング26を備え、同
ハウジング26の上側には、絶縁材料よりなるコネクタ
27が組み付けられている。コネクタ27の内部にはタ
ーミナル27aが設けられ、そのターミナル27aが前
述したウォーニングランプ23を介して図示しないバッ
テリに接続されている。ターミナルハウジング26の下
側には、導電性の金属よりなるブラケット28が取り付
けられている。このブラケット28は断面L字状をなす
ものであり、その先端側が水平に伸びるアーム29とな
っている。アーム29の上面には、絶縁材料よりなるカ
バー30が取り付けられている。また、そのカバー30
の上面に刃二つのターミナル31,32が取り付けられ
ている。
【0023】一方、カバー30の下面側には、下方に伸
びる保護パイプ33が一体に設けられている。この保護
パイプ33はアーム29を貫通して配置されており、下
方へ向けて開口されている。また、保護パイプ33の基
部には、空気抜き用の複数の孔33aが形成されてい
る。この保護パイプ33の内部には、前述したサーミス
タ22がカバー30に固定されて配置されている。ま
た、そのサーミスタ22から延びる一対のリード線22
a,22bが、各ターミナル31,32にそれぞれ接続
されている。
【0024】同じく、カバー30の下面側には、下方へ
延びる別の保護パイプ34が取り付けられている。この
保護パイプ34は導電性の金属よりなり、アーム29を
貫通してその下方に配置されている。そして、その保護
パイプ34の内部には、リードスイッチ21が配置され
ている。即ち、保護パイプ34は同一水平面内において
保護パイプ33と並列に配置されており、その内部のリ
ードスイッチ21もサーミスタ22とほぼ同一の水平面
内において並列に配置されている。保護パイプ34の外
周には、リング状のフロート35が上下動可能に組み付
けられている。また、保護パイプの下側には、同パイプ
34よりも大径で導電性の金属よりなるストッパ36が
固着されている。このストッパ36によりフロート35
の抜け止めが施されている。フロート35の内部には、
リードスイッチ21を動作させるためのマグネット37
が組み込まれている。また、リードスイッチ21の一方
のリード線21aはカバー30を貫通してターミナル3
2に接続され、、他方のリード線21bはストッパ36
に接続されて接地が施されている。
【0025】そして、コネクタ27のターミナル27a
とカバー30の上のターミナル31とがリード線38に
より接続されている。このようにして、ターミナル27
aとブラケット28との間で、リードスイッチ21とサ
ーミスタ22とが電気的に直列に接続されている。この
ように構成されたオイルレベルセンサ25は、そのター
ミナルハウジング26にてエンジンブロック39に取り
付けられている。そして、その二つの保護パイプ33,
34が、オイル溜めとしてのオイルパン40のエンジン
オイル中に漬け込まれている。
【0026】この実施例において、リードスイッチ21
とサーミスタ22の位置関係は、以下のように設定され
ている。即ち、図9及び図1に示すように、上述したフ
ロート35によってリードスイッチ21がオンされる位
置を基準液レベルBLとすると、サーミスタ22はこの
基準液レベルBLよりその一部が下方に配設されてい
る。具体的には、その基準液レベルBLとサーミスタ2
2との相対高さHが、「−2mm」に設定されている。
【0027】次に、上述のように構成したオイルレベル
OLおよびリードスイッチ21と、サーミスタ22によ
る本実施例での液レベル検出装置の作用を説明する。図
1において、エンジンオイル量が充分に有る場合には、
エンジンオイル中に位置するフロート35が浮き上がろ
うとしてアーム29に当たり、保護パイプ34の上部に
位置することになる。これにより、リードスイッチ21
がオフされて回路への通電はなされない。
【0028】今、図10及び図1においてエンジンオイ
ル量が充分でオイルレベルOLが充分に高い場合には、
エンジンオイル中に位置するフロート35が保護パイプ
34の上部に位置することになるから、リードスイッチ
21は常にオフとなる。従って、サーミスタ22及びウ
ォーニングランプ23にはバッテリ(図示しない)から
電流が流れることはない。そして、サーミスタ22では
非通電状態であることから、その抵抗値が雰囲気温度の
上昇に伴い僅かに低くなる程度の変化を示すだけであ
る。勿論、回路に通電がないため、ウォーニングランプ
23は消灯のままとなる。
【0029】これに対し、エンジンオイル量が減少して
そのオイルレベルOLが所定の基準液レベルBLよりも
低下した場合には、そのレベル低下に伴い、エンジンオ
イル中に位置するフロート35が保護パイプ34の下部
に位置することになる。これにより、リードスイッチ2
1がマグネット37の磁力によってオンされて通電状態
となる。従って、リードスイッチ21がオンされると同
時に、サーミスタ22にはバッテリから電圧が付加され
る。
【0030】図11に、この時のサーミスタ22の許容
通電量をウォーニングランプの点灯態様として、その抵
抗値と共に模式的に表した。この時のサーミスタ22
は、その時の雰囲気温度に応じた抵抗値により電圧の付
加後、発熱する。しかし、サーミスタ22はリードスイ
ッチ21がオンされる時点では、上述のようにその一部
がそのオイルレベルOL以下にあり、すなわち液に浸液
しているためにその熱をオイル液中に放熱する。従っ
て、サーミスタ22のもつ熱量はその浸液の割合に応じ
て発熱と放熱の関係から調整され、結局サーミスタ22
はその時持ち得る熱に応じた抵抗値によって回路に通電
する。すなわち図11において、雰囲気温度が上昇して
60°Cを越えた時点から、サーミスタ22は発熱し、
その抵抗値を下げて通電するが、この時点でのサーミス
タ22の熱をオイルが吸熱するために、サーミスタ22
の持ち得る熱量が一定量に定まる。よって、この時点で
の熱量における抵抗値をサーミスタ22は示すこととな
る。このような状態でのサーミスタ22の抵抗値(図面
において10Ω)に対し、回路へ通電される電流は、ウ
ォーニングランプ23を暗く点灯させる程度の電流であ
る。
【0031】以後はオイルパン内のオイルレベルOLが
減少していくに連れてサーミスタ22の放熱の割合が減
少する(すなわちサーミスタ22の熱を吸熱するオイル
の割合が減少する)ので、サーミスタ22の持ち得る熱
量が増加する。したがってそれに対応して抵抗値は低く
なり、上述のサーミスタ22が許容した通電量からさら
に大きな通電がなされるようになる。すなわち、図12
に示すように、オイルレベルOLが減少し、サーミスタ
22の全体がそのオイルレベルOLより上方に位置し、
その発熱がもはや放熱できなくなると(吸熱されなくな
ると)、このサーミスタ22は雰囲気温度による発熱
で、その抵抗値は極端に低くなり熱暴走することとな
る。よって、この時点でのサーミスタ22の抵抗値(図
面において1Ω)に対し回路へ通電される電流はウォー
ニングランプ23を明るく点灯させる程度の電流とな
る。
【0032】このように、サーミスタ22を基準液レベ
ルBL以下にその一部を配置してサーミスタ22をオイ
ル中に浸液させているために、その発熱はオイルによっ
て吸熱され、サーミスタ22が熱暴走することはない。
【実施例2】次に、本発明の第2実施例における液レベ
ル検出装置について説明する。
【0033】この第2の実施例における液レベル検出装
置の構成は、第1の実施例に示すものと基本的に同じも
のである。そして、この実施例においは、第1実施例に
おいて設定したサーミスタ22と基準液レベルBLとの
相対高さHを図13に示す如く「−2mm」から「−5
mm」として、その基準液レベルBLに対するウォーニ
ングランプ23の点灯量を調整したものである。
【0034】したがって、この第2実施例における作用
を、ウォーニングランプ23の点灯態様により第1実施
例のものと比較して述べる。図13に示すようにサーミ
スタ22と基準液レベルBLとの相対高さHが「−5m
m」で設定された本実施例では、オイルレベルOLが基
準液レベルBL以下となっても、サーミスタ22はその
全部がオイル中に浸液している状態にある。したがって
サーミスタ22はその状態でリードスイッチ21のオン
状態による通電を受け、そのときのサーミスタ22周り
の雰囲気温度に応じた発熱をする。しかしながら、サー
ミスタ22はその全体がオイル中に浸液しているため
に、発熱して持ち得る熱量がオイルによって殆ど吸熱さ
れる場合には、その抵抗値は熱暴走しないために大きく
低くはならない。したがって、回路へ通電してもウォー
ニングランプ23を点灯させる程の通電量ではない。
【0035】このように、サーミスタ22を基準液レベ
ルBL以下にその全部を配置してサーミスタ22をオイ
ル中に浸液させているために、その発熱はオイルによっ
て吸熱され、サーミスタ22が熱暴走することはない。
【0036】これら第1および第2実施例のように、サ
ーミスタ22の抵抗値およびその回路への通電量(すな
わちウォーニングランプの点灯量)は、サーミスタ22
のオイルレベルOLとの相対高さ、そしてサーミスタ2
2への電圧付加のタイミングに左右されるものである。
【0037】そこで、図14にこの基準液レベルBLと
サーミスタ22による下端との相対高さH、サーミスタ
22を流れる平均電流、サーミスタ22による平均遅延
時間の関係を示した。そして、このグラフは雰囲気温度
が約60°C以上に於けるサーミスタ22の通電態様を
示すものである。
【0038】このグラフにおいて、実線で示す曲線A,
aは、オイル液面の振動波高を「1mm以下」とした条
件下の実験結果を示している。二点鎖線で示す曲線B,
bは、オイル液面の振動波高を「3mm」、その振動周
波数を「0.3Hz」とした条件下の実験結果を示して
いる。また、破線で示す曲線C,cは、オイル液面の振
動波高を「3mm」、その振動周波数を「0.1Hz」
とした条件下の実験結果を示している。更にこのグラフ
において、基準電流値Ibよりも上側の領域が、ウォー
ニングランプ23が点灯し得る「点灯領域」を示し、基
準時間Tbよりも上側の領域が、実用的な遅延時間を満
足する「実用領域」を示している。また、相対高さHが
「0」となる位置が基準液レベルBLとなっており、そ
の基準液レベルBLよりも下側が「液中」、上側が「気
中」となっている。
【0039】本発明における液レベル検出装置において
は、このサーミスタ22を、少なくともその一部を基準
液レベルBLよりも下方に設置しているので、図に示す
一点鎖線の基準液レベルBLの位置を図の相対高さのH
を負にとることになる。その領域において、サーミスタ
22が回路に許容することのできる通電量Ibが、ウォ
ーニングランプ23の消灯電流から点灯電流(暗)、そ
して点灯電流(明)へと変化している。
【0040】第1の実施例に示す、リードスイッチ21
とサーミスタ22との相対高さHが「−2mm」の場
合、2点鎖線で示すタイミングでリードスイッチ21は
サーミスタ22に通電する。このときのサーミスタ22
が回路に許容する電流Ibは、ウォーニングランプ23
が暗く点灯する程度の点灯電流(暗)である。以降は、
オイルの減少とともに、ウォーニングランプ23が明る
く点灯する点灯電流(明)へと回路へ通電していく。
【0041】また、第2の実施例に示す、リードスイッ
チ21とサーミスタ22との相対高さHが「−5mm」
の場合、1点鎖線で示すタイミングでリードスイッチ2
1はサーミスタ22に通電する。このときのサーミスタ
22が回路に許容する電流Ibは、ウォーニングランプ
23がまだ点灯しない程度の消灯電流である。したがっ
て以降は、オイルの減少とともに、ウォーニングランプ
23が暗く点灯する程度の点灯電流(暗)から、ウォー
ニングランプ23が明るく点灯する点灯電流(明)へと
回路へ通電していくのである。
【0042】また図中、曲線A,aによって示される条
件においても、ウォーニングランプ23が点灯するサー
ミスタの通電電流となるまでに充分な遅延時間が設定さ
れている。
【0043】図15に、以上のような第1または第2の
装置をもって構成された液レベル検出装置のオイルレベ
ルOLと、その時のサーミスタ22に流れる電流、及び
回路全体に流れる電流について、従来のサーミスタ22
の位置設定(H≧0)と本発明におけるサーミスタ22
の位置設定(H<0)との作用を比較したデータを示
す。この図15には、実際の自動車がその振動によって
そのオイルレベルOLが変動することを想定して模式的
に表されたものであり、基準液レベルBLに対して簡単
のためオイルレベルOLが3段階で基準レベルからそれ
以下に減少していく様子を表したものである。図15
(イ)には本発明でのサーミスタ22に流れる電流の態
様を、そして図15(ロ)には従来装置でのサーミスタ
22に流れる電流の態様を比較して示してある。
【0044】図15(ロ)に示すような、サーミスタ2
2を基準液レベルBLより上方に設定した従来の場合に
は、オイルレベルOLが基準液レベルBL付近で変動す
ると、リードスイッチ21がその度毎にオン・オフを繰
り返すことで、リードスイッチ21がオンとなり、その
時点でサーミスタ22に通電するとその時の雰囲気温度
によってサーミスタ22は熱暴走をおこし、一挙に点灯
電流(明)を回路へ通電する。すなわちディスプレイに
ウォーニングランプ23を点灯させるチャタリング現象
を生じさせる。そして、オイルレベルOLがその基準液
レベル以下となった場合には、リードスイッチ21が常
にオンとなることから、サーミスタ22は熱暴走により
常にほぼ一定の点灯電流(明)を通電してディスプレイ
にウォーニングランプ23を点灯させる。
【0045】ところが本発明の実施例においては、図1
5(イ)で示すように、オイルレベルOLが基準液レベ
ルBL付近で変動し、リードスイッチ21がその度毎に
オン・オフを繰り返し、リードスイッチ21がオンとな
った時点でサーミスタ22に通電されることで、これが
高温に発熱してもオイル中に少なくともその一部を浸し
てあるために、この発熱がオイルによって吸熱される。
したがって、このオイルレベルOLではサーミスタ22
にその遅延時間を越える時間、通電があっても、熱暴走
して点灯電流となるほどの通電を回路に許容しない。す
なわち、リードスイッチ21がオンとなってサーミスタ
22に通電しても、サーミスタ22が回路に通電する電
流はウォーニングランプ23の高々消灯電流の域であ
る。
【0046】次に、オイルレベルOLがその基準液レベ
ルBL以下となった場合には、リードスイッチ21が常
にオンとなるが、これによりサーミスタ22に通電があ
っても、サーミスタ22の例えば半分がオイル中に浸液
しているため、その発熱による熱量がオイルに吸熱され
て、熱暴走して点灯電流(明)となるほどの通電を回路
に許容しない。しかしながらサーミスタ22のオイル中
への浸液の割合が少なくなっているために、その分、サ
ーミスタ22のオイル中への放熱が少なくなる。これに
よってサーミスタ22が回路へ許容する電流量は幾分増
す。すなわちこの時の通電量は、ウォーニングランプ2
3が暗く点灯する域となる。
【0047】そして次の段階では、さらにオイルレベル
OLが減少してオイルの補充が必要となった場合を示し
ている。上記サーミスタ22がオイルレベルOLから露
出し、上方に位置するようになりその発熱を吸収される
ことがなくなった場合には、上述のようにサーミスタ2
2は熱暴走して、ウォーニングランプ23が明るく点灯
する域である点灯電流(明)を回路に通電するようにな
る。
【0048】以上の第1及び第2の実施例の効果とし
て、基準液レベルBLをサーミスタ22の最下点よりも
上の位置に設定してあるので、例えば、冷間時にエンジ
ンへのオイル上がりが激しく、リードスイッチ21が誤
ってオン状態になったとしても、図11に示すような状
態においてサーミスタ22周りの雰囲気温度が所定値
(約60℃)となるまでは、このサーミスタ22はウォ
ーニングランプ23を点灯させるような通電をしない。
そして、このサーミスタ22が液中への放熱を伴う通
電、すなわちウォーニングランプ23を点灯させるよう
な通電を行うようになるサーミスタ22周りの雰囲気温
度(すなわちオイル温度が上昇した時点)では、オイル
上がりはその温度によってもはや解消されているため、
サーミスタ22が回路へ(ウォーニングランプを暗く点
灯させる程度の)電流を通電するようになる前に、フロ
ート35は通常のオイル量による位置をとり、リードス
イッチ21が正常に作動してオフとなる。したがって如
何なるオイル上がりが生じようとも、ウォーニングラン
プ23を点灯させるようなことがない。
【0049】このように、オイル上がりによる誤検出
は、オイル上がりがそれが故に生じる温度領域にあって
は、サーミスタ22は大きな抵抗値(1000Ω)を示
すため、回路への通電は回避される。したがって、この
サーミスタ22が多量に通電するような場合にあって
は、オイルレベルOLは充分、基準液レベルBLよりも
減少している場合に限られるのである。
【0050】
【実施例3】以下、本発明の第3実施例における液レベ
ル検出装置を自動車用オイルレベル検出装置として具体
化した例を図16〜図18に基づいて詳細に説明する。
【0051】図16はこの実施例における液レベル検出
装置の構成を示す電気回路図である。この液レベル検出
装置は、リードスイッチ21と、NTCサーミスタ22
と、警告手段を構成するウォーニングランプ23とを互
いに直列に接続してなる直列回路の構成となっている。
そして、その直列回路の一端側はバッテリのプラス端子
(B+)に接続され、他端側が接地(GND)されてい
る。
【0052】一方、ウォーニングランプ23は、図示し
ない運転席のコンビネーションメータ内に配置されてい
る。そしてウォーニングランプ23は、サーミスタ22
を通じて供給される電流に応じて点灯し、それによって
運転者にオイル不足が警告されるようになっている。
【0053】次に、図17により本実施例の構成を示
す。図17は本発明におけるオイルレベルセンサ25の
構造を示す断面図である。このオイルレベルセンサ25
は導電性の金属よりなるターミナルハウジング26を備
え、同ハウジング26の上側には、絶縁材料よりなるコ
ネクタ27が組み付けられている。コネクタ27の内部
にはターミナル27aが設けられ、そのターミナル27
aが前述したウォーニングランプ23を介して図示しな
いバッテリに接続されている。ターミナルハウジング2
6の下側には、導電性の金属よりなるブラケット28が
取り付けられている。このブラケット28は断面L字状
をなすものであり、その先端側が水平に伸びるアーム2
9となっている。アーム29の上面には、絶縁材料より
なるカバー30が取り付けられている。また、そのカバ
ー30の上面に刃二つのターミナル31,32が取り付
けられている。
【0054】一方、カバー30の下面側には、下方に伸
びる保護パイプ33が一体に設けられている。この保護
パイプ33はアーム29を貫通して配置されており、下
方へ向けて開口されている。また、保護パイプ33の基
部には、空気抜き用の複数の孔33aが形成されてい
る。この保護パイプ33の内部には、前述したサーミス
タ22がカバー30に固定されて配置されている。ま
た、そのサーミスタ22から延びる一対のリード線22
a,22bが、各ターミナル31,32にそれぞれ接続
されている。
【0055】そして、コネクタ27のターミナル27a
とカバー30の上のターミナル31とがリード線38に
より接続されている。このようにして、ターミナル27
aとブラケット28との間で、サーミスタ22が電気的
に直列に接続されている。このように構成されたオイル
レベルセンサ25は、そのターミナルハウジング26に
てエンジンブロック39に取り付けられている。そし
て、その保護パイプ33が、オイル溜めとしてのオイル
パン40の略中央、エンジンオイル中に漬け込まれてい
る。
【0056】また、この保護パイプ33、すなわちサー
ミスタ22の設置される位置は、オイルパン形状によっ
てオイル液面変動の最も少ないと思われる位置を選択し
て配設されるものである。
【0057】この実施例におけるサーミスタ22の位置
関係は、以下のように設定されている。即ち、図18に
示すように、上述した如くオイル量が不足と判断される
位置を基準液レベルBLとすると、サーミスタ22はこ
の基準液レベルBLよりその一部が下方に配設されてい
る。具体的には、その基準液レベルBLとサーミスタ2
2との相対高さHが、「−3mm」に設定されている。
【0058】次に、上述のように構成したオイルレベル
OLと、サーミスタ22による本実施例での液レベル検
出装置の作用を説明する。本実施例を示す図17におい
て、エンジンオイル量が充分に有る場合にもサーミスタ
22には常に通電がなされている。
【0059】しかしながら、図14に第3実施例として
点線で示した如く、サーミスタ22の基準液レベルBL
との相対高さHが、「−3mm」の時点では、サーミス
タ22が回路に通電しても、それが許容し得る通電量は
上述のウォーニングランプ23を点灯させるものではな
く、消灯のままである。すなわちエンジン始動後、通電
によってサーミスタ22は回路へ常時通電をするが、こ
の段階での通電量は小さくウォーニングランプ23は点
灯しない。
【0060】そして、エンジンオイル量が徐々に減少
し、そのオイルレベルOLが所定の基準液レベルBLよ
りも低下した場合には、そのレベル低下に伴い、サーミ
スタ22がオイルレベルOLより上部に位置するように
なる。
【0061】以下は、前記第1及び第2実施例において
リイードスイッチ21がオンとなった場合以降のサーミ
スタ22の作動態様と同様である。すなわち、サーミス
タ22は、オイルレベルOLが所定の基準液レベルBL
よりも少しばかり低下しても、サーミスタ22の基準液
レベルBLとの相対高さHが、「−3mm」に設定され
た場合ではその一部がまだオイルに浸液(例えばサーミ
スタ22のオイルレベルOLとの相対高さHが、−2m
mの時点)しているため、その熱をオイル液中に放熱す
る。
【0062】この時点でのサーミスタ22の通電の態様
として、図11乃至図12を参照することができる。本
実施例ではリードスイッチは存在せず、常に通電状態で
あるが、これらの図11、図12においてはサーミスタ
22への通電状態を表すため、同様の作用がある。
【0063】すなわち図11において、雰囲気温度が上
昇して60°Cを越えた時点からサーミスタ22は発熱
し、その抵抗値を下げて回路へ通電するが、この時点で
のサーミスタ22の熱をオイルが幾分吸熱するために、
サーミスタ22の持ち得る熱量が一定量に定まってい
る。よって、この時点での熱量における抵抗値を、サー
ミスタ22は示すこととなる。
【0064】このような状態でのサーミスタ22の抵抗
値(図面において10Ω)に対し、回路へ通電される電
流は、ウォーニングランプ23を暗く点灯させる程度の
電流である。
【0065】以後はオイルパン内のオイルレベルOLが
さらに減少していくに連れて(例えばサーミスタ22の
オイルレベルOLとの相対高さHが、−1mm、0mm
の時点)、サーミスタ22の放熱の割合が減少する(す
なわちサーミスタ22の熱を吸熱するオイルの割合が減
少する)ので、サーミスタ22の持ち得る熱量が増加す
る。したがってそれに対応して抵抗値は低くなり、上述
のサーミスタ22が許容した通電量からさらに大きな通
電が回路へなされるようになる。
【0066】すなわち図12を参照すると、ここに示さ
れるようにオイルレベルOLが減少し、サーミスタ22
の全体がそのオイルレベルOLより上方に位置し、その
発熱がもはや放熱できなくなると(吸熱されなくなる
と)、このサーミスタ22は雰囲気温度による発熱で、
その抵抗値は極端に低くなり熱暴走することとなる。よ
って、この時点でのサーミスタ22の抵抗値(図面にお
いて1Ω)に対し回路へ通電される電流はウォーニング
ランプ23を明るく点灯させる程度の電流となる。
【0067】従って本実施例の効果として、サーミスタ
22を基準液レベルBL以下にその一部を配置してサー
ミスタ22をオイル中に浸液させているために、その発
熱はオイルによって吸熱され、サーミスタ22が熱暴走
することはない。
【実施例4】次に、本発明の第4実施例における液レベ
ル検出装置について図19〜図21に基づいて説明す
る。
【0068】この第4実施例における液レベル検出装置
の構成は、第3実施例に示すものと基本的に同じもので
ある。すなわち、図19はこの実施例における液レベル
検出装置の構成を示す電気回路図である。この液レベル
検出装置は、リードスイッチ21と、NTCサーミスタ
22と、警告手段を構成するウォーニングランプ23と
を互いに直列に接続してなる直列回路の構成となってい
る。そして、その直列回路の一端側はバッテリのプラス
端子(B+)に接続され、他端側が接地(GND)され
ている。
【0069】一方、ウォーニングランプ23は、図示し
ない運転席のコンビネーションメータ内に配置されてい
る。そしてウォーニングランプ23は、サーミスタ22
を通じて供給される電流に応じて点灯し、それによって
運転者にオイル不足が警告されるようになっている。
【0070】次に、図20に本実施例の構成を示す。図
20は本発明におけるオイルレベルセンサ25の構造を
示す断面図である。このオイルレベルセンサ25は導電
性の金属よりなるターミナルハウジング26を備え、同
ハウジング26の上側には、絶縁材料よりなるコネクタ
27が組み付けられている。コネクタ27の内部にはタ
ーミナル27aが設けられ、そのターミナル27aが前
述したウォーニングランプ23を介して図示しないバッ
テリに接続されている。ターミナルハウジング26の下
側には、導電性の金属よりなるブラケット28が取り付
けられている。このブラケット28は断面L字状をなす
ものであり、その先端側が水平に伸びるアーム29とな
っている。アーム29の上面には、絶縁材料よりなるカ
バー30が取り付けられている。また、そのカバー30
の上面に刃二つのターミナル31,32が取り付けられ
ている。
【0071】一方、カバー30の下面側には、下方に伸
びる保護パイプ33が一体に設けられている。この保護
パイプ33はアーム29を貫通して配置されており、下
方へ向けて開口されている。また、保護パイプ33の基
部には、空気抜き用の複数の孔33aが形成されてい
る。この保護パイプ33の内部には、前述したサーミス
タ22がカバー30に固定されて配置されている。ま
た、そのサーミスタ22から延びる一対のリード線22
a,22bが、各ターミナル31,32にそれぞれ接続
されている。
【0072】そして、コネクタ27のターミナル27a
とカバー30の上のターミナル31とがリード線38に
より接続されている。このようにして、ターミナル27
aとブラケット28との間で、サーミスタ22が電気的
に直列に接続されている。このように構成されたオイル
レベルセンサ25は、そのターミナルハウジング26に
てエンジンブロック39に取り付けられている。そし
て、その保護パイプ33が、オイル溜めとしてのオイル
パン40の略中央、エンジンオイル中に漬け込まれてい
る。
【0073】また、この保護パイプ33、すなわちサー
ミスタ22の設置される位置は、オイルパン形状によっ
てオイル液面変動の最も少ないと思われる位置を選択し
て配設されるものである。
【0074】この実施例におけるサーミスタ22の位置
関係は、以下のように設定されている。即ち、図21に
示すように、上述した如くオイル量が不足と判断される
位置を基準液レベルBLとすると、サーミスタ22はこ
の基準液レベルBLよりその全体を下方に配設されてい
る。具体的には、その基準液レベルBLとサーミスタ2
2との相対高さHが、「−5mm」に設定されている。
この実施例においは、第3実施例において設定したサー
ミスタ22と基準液レベルBLとの相対高さHを「−3
mm」から「−5mm」として、その基準液レベルBL
に対するウォーニングランプ23の点灯量とそのタイミ
ングを調整したものである。
【0075】次に、この第4実施例における作用をウォ
ーニングランプ23の点灯態様により第3実施例のもの
と比較して述べる。図21に示すようにサーミスタ22
と基準液レベルBLとの相対高さHが「−5mm」で設
定された本実施例では、オイルレベルOLが基準液レベ
ルBL以下となっても、サーミスタ22はその全部がオ
イル中に浸液している状態にある。
【0076】したがってサーミスタ22は、通電を受け
た状態でそのときのサーミスタ22周りの雰囲気温度に
応じた発熱をする。しかしながら、サーミスタ22はそ
の全体がオイル中に浸液しているために、発熱して持ち
得る熱量がオイルによって殆ど吸熱される場合には、そ
の抵抗値は熱暴走しないために大きく低くはならない。
したがって、回路へ通電してもウォーニングランプ23
を点灯させる程の通電量ではない。
【0077】このように、サーミスタ22を基準液レベ
ルBL以下にその全部を配置してサーミスタ22をオイ
ル中に浸液させているために、その発熱はオイルによっ
て吸熱され、サーミスタ22が熱暴走することはない。
【0078】以降は、オイルレベルOLがオイルの減少
に伴い低くなって、サーミスタ22との相対高さHが
「−3mm」となった時以降からは、上述の第3実施例
と同様であるので説明は省略する。
【0079】また、これら第3および第4実施例に開示
するごとくサーミスタ22のみからなる液レベル検出装
置においては、図示してきたようなサーミスタ22の形
状により液面位置の減少に対応したウォーニングランプ
23の点灯が可能である。しかしながら、第1および第
2実施例のように、オイルレベルOLによるサーミスタ
22への電圧付加のタイミングを、(すなわちウォーニ
ングランプ23の運転者への警告のタイミングを)リー
ドスイッチ等で設定したように明確にとりたい場合に
は、サーミスタ22の形状を、本発明の実施例に図示し
てきたようなサーミスタ22を横へ倒した形状とするも
のや、例えば図22(イ)に示すような横方向へ偏平な
チップ形状のもの、または、図22(ロ)に示すような
横に細長い円筒状のサーミスタとすること等によって
も、サーミスタ22への電圧付加のタイミングを明確に
とることができる。
【0080】すなわち、これらのような形状のサーミス
タとしたことで、液面の微小な変動によって、サーミス
タが液へ放熱する割合を大きく変えることが可能なため
に、ウォーニングランプ23を消灯から点灯(暗)、点
灯(明)へと速やかに変化させることができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明における請
求項1記載の発明によれば、液溜め内において液レベル
が所定の基準液レベル以下になったときに電圧が付加さ
れ、その電圧が付加されてから液溜め内の雰囲気温度に
応じた所定時間を経過した後に抵抗値が低くなるサーミ
スタを液溜め内の前記基準液レベルよりも下方に設置し
たので、液量がウォーニングランプを点灯させる必要の
ない程度にあって、基準液レベル近傍にある場合に、サ
ーミスタへ車両の走行時にリードスイッチによるチャタ
リング現象で通電が生じても、その時点の通電によるサ
ーミスタの発熱は液中に放熱(すなわち液によって吸
熱)されるため、このサーミスタの通電量はウォーニン
グランプを点灯させるような通電量とはならない。した
がって、車両の走行時にリードスイッチによるチャタリ
ング現象が起きても、ウォーニングランプはチャタリン
グを起こさない。
【0082】また、本発明における請求項2記載の発明
によれば、液溜め内において液溜め内の雰囲気温度に応
じて抵抗値が低くなるサーミスタを液溜め内の前記基準
液レベルよりも下方に設置したので、サーミスタに常時
通電がなされても、この時の通電によるサーミスタの発
熱が液溜め内の液に吸収されるので、サーミスタによる
通電量は微量となる。すなわち、ウォーニングランプを
点灯させる程の通電はない。したがって、車両の走行時
に液レベルの変動が生じても、少なくとも液レベルが基
準液レベル近傍にあれば、ウォーニングランプはチャタ
リングを起こすことはない。
【0083】また、このような構成とすることで、車両
のエンジン始動時に於けるオイルのエンジンへの「オイ
ル上がり」が激しい場合でも、サーミスタは液中から露
出する場合もあるが、そのサーミスタ周りの雰囲気温度
がエンジン始動時の「オイル上がり」が生じるような雰
囲気温度においては、サーミスタによる回路への通電量
は微量でありウォーニングランプを点灯させるようなこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する第1実施例の液レベル検出装置
の全体構造を表す断面図である。
【図2】本発明を具体化した第1実施例における液レベ
ル検出装置の構成を示す電気回路図である。
【図3】本発明の第1実施例において、開放値Doと感
動値Piとの比(Do/Pi)に対する「ホールド領
域」の関係を示すグラフである。
【図4】本発明の第1実施例において、リードスイッチ
の動作とマグネットの位置関係を説明する説明図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例において、マグネット移動
量に対するリードスイッチの動作と、その「ホールド領
域」の関係を説明する説明図である。
【図6】本発明の第1実施例において、一定の雰囲気温
度下で実験的に確かめられたサーミスタの通電電流に対
する端子間電圧の関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第1実施例において、一定の電流下で
実験的に確かめられたサーミスタの雰囲気温度に対する
抵抗値の関係を示すグラフである。
【図8】本発明に関する第1実施例において、一定の電
流下で実験的に確かめられたサーミスタの雰囲気温度に
対するスイッチング動作の遅延時間の関係を示すグラフ
である。
【図9】本発明の第1実施例における、リードスイッチ
の基準液レベルとサーミスタとの位置関係を示す図であ
る。
【図10】本発明に関する第1実施例において、オイル
レベルが高い場合における雰囲気温度に対するリードス
イッチのオン・オフ、サーミスタの抵抗値、及びウォー
ニングランプの点灯・消灯の関係を示すグラフである。
【図11】本発明に関する第1実施例において、オイル
レベルがある程度減少した場合における雰囲気温度に対
するリードスイッチのオン・オフ、サーミスタの抵抗
値、及びウォーニングランプの点灯・消灯の関係を示す
グラフである。
【図12】本発明に関する第1実施例において、オイル
レベルが充分に減少した場合における雰囲気温度に対す
るリードスイッチのオン・オフ、サーミスタの抵抗値、
及びウォーニングランプの点灯・消灯の関係を示すグラ
フである。
【図13】本発明の第2実施例における、リードスイッ
チの基準液レベルとサーミスタとの位置関係を示す図で
ある。
【図14】本発明の実施例において、基準液レベルとサ
ーミスタとの相対高さ、そのときのサーミスタを流れる
平均電流とウォーニングランプの点灯量、そしてサーミ
スタによる平均遅延時間の関係を示すグラフである。
【図15】本発明の実施例と従来の液レベル検出装置の
比較における作動態様を表す測定図である。
【図16】本発明を具体化した第3実施例における液レ
ベル検出装置の構成を示す電気回路図である。
【図17】本発明に関する第3実施例における液レベル
検出装置の全体構造を表す断面図である。
【図18】本発明の第3実施例における基準液レベルと
サーミスタとの位置関係を示す図である。
【図19】本発明を具体化した第4実施例における液レ
ベル検出装置の構成を示す電気回路図である。
【図20】本発明に関する第4実施例における液レベル
検出装置の全体構造を表す断面図である。
【図21】本発明の第4実施例における基準液レベルと
サーミスタとの位置関係を示す図である。
【図22】本発明の液レベル検出装置に係るサーミスタ
の変形例である。
【符号の説明】
OL・・・オイルレベル(液レベル) BL・・・基準液レベル 21・・・リードスイッチ(スイッチ) 22・・・サーミスタ 40・・・オイルパン(液溜め内)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液溜め内において液レベルが所定の基準
    液レベル以下になったときにオンとなるスイッチと、前
    記液溜め内に配置され、電圧が付加されてから雰囲気温
    度に応じた所定時間を経過した後に抵抗値が低くなるサ
    ーミスタとを備えてなる液レベル検出装置において、 前記サーミスタの少なくとも一部を前記液溜め内の前記
    基準液レベルよりも下方に設置したことを特徴とする液
    レベル検出装置。
  2. 【請求項2】 液溜め内に配置され、電圧が付加されて
    から雰囲気温度に応じた所定時間を経過した後に抵抗値
    が低くなるサーミスタを備えてなる液レベル検出装置に
    おいて、 前記サーミスタの少なくともその一部が、液溜め内の感
    知する基準液レベルよりもやや下方に設置したことを特
    徴とする液レベル検出装置。
JP28707493A 1993-11-16 1993-11-16 液レベル検出装置 Pending JPH07139988A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28707493A JPH07139988A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 液レベル検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001272266A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Ricoh Elemex Corp 超音波レベル計
JP2009014640A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Nissan Diesel Motor Co Ltd オイルレベル検出装置

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