JPH0714149A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法

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JPH0714149A
JPH0714149A JP14953393A JP14953393A JPH0714149A JP H0714149 A JPH0714149 A JP H0714149A JP 14953393 A JP14953393 A JP 14953393A JP 14953393 A JP14953393 A JP 14953393A JP H0714149 A JPH0714149 A JP H0714149A
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coated
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metal powder
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JP14953393A
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Manabu Hosoya
学 細矢
Toshio Yamazaki
登志夫 山崎
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性粉の発火を防ぐと共に、混練や分散工程
への安定した磁性塗料の供給を達成し、又、分散性を向
上させ、電磁変換特性や走行耐久性が改善された磁気記
録媒体を提供することを目的とする。 【構成】 樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金属粉
末を塗膜中に含有する磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオテープ、ビ
デオテープ、磁気カード、磁気ディスク等の磁気記録媒
体に関するものである。
【0002】
【発明の背景】例えば、磁気テープ等の塗布型の磁気記
録媒体は、一般に、磁性粉末、バインダ、その他各種の
添加剤及び溶剤を混練して得た磁性塗料を、ポリエステ
ルフィルム等のベースフィルム(非磁性支持体)上に塗
布、そして配向処理が行われることにより製造されてい
る。このような塗布型の磁気記録媒体にあって、近年、
磁性粉や添加剤の微粉化が押し進められている。
【0003】ところで、磁性粉や添加剤の微粉化に伴
い、分散性が低下している問題があり、分散剤の研究が
鋭意押し進められているものの、充分に満足できるには
至っていない。このような観点から、研磨剤やカーボン
ブラックといった添加剤を樹脂で表面コーティングする
ことが提案(特開昭62−8330号公報)されてい
る。
【0004】しかしながら、この提案になる磁気記録媒
体にあっても満足できるものではなかった。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、金属磁性粉を用いた高
性能な磁気記録媒体を提供することである。特に、金属
磁性粉を樹脂で予め被覆しておくことにより、磁性粉の
発火を防ぐと共に、混練や分散工程への安定した磁性塗
料の供給を達成し、又、分散性を向上させ、電磁変換特
性や走行耐久性が改善された磁気記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】この本発明の目的は、樹脂で予め表面被覆
されてなる強磁性金属粉末を塗膜中に含有することを特
徴とする磁気記録媒体によって達成される。又、樹脂で
予め表面被覆されてなる強磁性金属粉末、及び樹脂で予
め表面被覆されてなる研磨剤を塗膜中に含有することを
特徴とする磁気記録媒体によって達成される。
【0007】又、樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性
金属粉末、樹脂で予め表面被覆されてなる研磨剤、及び
樹脂で予め表面被覆されてなる粉末状帯電防止剤を塗膜
中に含有することを特徴とする磁気記録媒体によって達
成される。又、樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金
属粉末を作製する工程と、前記樹脂で予め表面被覆され
てなる強磁性金属粉末を用いて塗料を作製する工程と、
前記塗料を非磁性の支持体上に塗布する工程とを具備す
ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によって達
成される。
【0008】又、樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性
金属粉末を作製する工程と、樹脂で予め表面被覆されて
なる研磨剤を作製する工程と、前記樹脂で予め表面被覆
されてなる強磁性金属粉末及び樹脂で予め表面被覆され
てなる研磨剤を用いて塗料を作製する工程と、前記塗料
を非磁性の支持体上に塗布する工程とを具備することを
特徴とする磁気記録媒体の製造方法によって達成され
る。
【0009】又、樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性
金属粉末を作製する工程と、樹脂で予め表面被覆されて
なる研磨剤を作製する工程と、樹脂で予め表面被覆され
てなる粉末状帯電防止剤を作製する工程と、前記樹脂で
予め表面被覆されてなる強磁性金属粉末、樹脂で予め表
面被覆されてなる研磨剤、及び樹脂で予め表面被覆され
てなる粉末状帯電防止剤を用いて塗料を作製する工程
と、前記塗料を非磁性の支持体上に塗布する工程とを具
備することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によっ
て達成される。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。磁
気記録媒体に使用される磁性粉末としては、強磁性金属
(合金も含まれる)粉末が使用される。強磁性金属粉末
は金属分が75重量%以上であり、金属分の80重量%
又はそれ以上が少なくとも一種の強磁性金属(例えば、
Fe,Co,Ni,Fe−Co,Fe−Ni,Co−N
i,Fe−Co−Ni) であり、金属分の20重量%又
はそれ以下、好ましくは0.5〜5重量%がAl,S
i,S,Sc,Ti,V,Cr,Mn,Cu,Zn,
Y,Mo,Rh,Pd,Ag,Sn,Sb,Te,B
a,Ta,W,Re,Au,Hy,Pb,Bi,La,
Ce,Pr,Nd,B,Pなどの組成を有するものであ
っても良い。尚、この強磁性金属粉末は長径が0.5μ
m以下の粒子であり、針状比が約7〜11で、保磁力が
約1400〜1700Oeのものであることが好まし
い。
【0011】磁気記録媒体の磁性塗膜中には、上記磁性
金属粉の他に研磨剤が含まれる。研磨剤としては溶融ア
ルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム(Cr23)、コラン
ダム、人造コランダム、ダイアモンド、人造ダイアモン
ド、ザクロ石、エメリー( 主成分:コンラダムと磁鉄
鉱)等が挙げられる。勿論、これらにのみ限られるもの
ではない。これらの研磨剤は、モース硬度が5以上であ
り、平均粒子径が0.05〜5μmの大きさのものが使
用され、特に好ましくは0.1〜2μmである。そし
て、これらの研磨剤は、磁性粉100重量部に対し0.
5〜15重量部の範囲で添加される。
【0012】磁気記録媒体の磁性塗膜中には上記の成分
の他、この分野で通常使用される添加剤として帯電防止
剤、潤滑剤、分散剤等が含有される。帯電防止剤として
はカーボンブラックや一酸化チタン等の導電性微粉末、
サポニンなどの天然界面活性剤、アルキレンオキサイド
系、グリセリン系、グリシドール系などのノニオン界面
活性剤、高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩
類、ピリジンその他の複素環類、ホスホニウム又はスル
ホニウム等のカチオン界面活性剤、カルボン酸、スルホ
ン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基等の酸性
基を含むアニオン界面活性剤、アミノ酸類、アミノスル
ホン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エステル
類等の両性活性剤などが挙げられる。このような導電性
微粉末は磁性粉100重量部に対して0.01〜10重
量部の範囲で添加される。上記の界面活性剤は単独また
は混合して添加してもよい。これらは帯電防止剤として
用いられるものがあるが、時としてその他の目的、例え
ば分散、磁気特性の改良、潤滑性の改良、塗布助剤とし
て適用される場合もある。
【0013】潤滑剤としては、例えばジアルキルポリシ
ロキサン(アルキル基は炭素数1〜5個)、ジアルコキ
シポリシロキサン(アルコシ基は炭素数1〜4個)、モ
ノアルキルモノアルコキシポリシロキサン(アルキル基
は炭素数1〜5個、アルコキシ基は炭素数1〜4個)、
フェニルポリシロキサン、フロロアルキルポリシロキサ
ン(アルキル基は炭素数1〜5個)等のシリコーンオイ
ル、グラファイト等の導電性微粉末、二硫化モリブデ
ン、二硫化タングステン等の無機微粉末、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン−塩化ビニル共重合
体、ポリテトラフルオロエチレン等のプラスチック微粉
末、α−オレフィン重合物、常温で液状の不飽和脂肪族
炭化水素、炭素数12〜20個の一塩基性脂肪族と炭素
数3〜12個の一価のアルコールから成る脂肪酸エステ
ル類、フルオロカーボン類などが挙げられる。尚、下記
の分散剤の中にも潤滑剤としての機能を発揮するものも
有り、これらを用いても良い。これらの潤滑剤は、磁性
粉100重量部に対して0.1〜15重量部の範囲で添
加される。
【0014】分散剤としては、炭素数12〜18個の脂
肪酸(R1 COOH、R1 は炭素数11〜17個のアル
キルまたはアルケニル基)、前記の脂肪酸のアルカリ金
属(Li,Na,K等)又はアルカリ土類金属(Mg,
Ca,Ba等)からなる金属石鹸、前記の脂肪酸エステ
ルのフッ素を含有した化合物、前記の脂肪酸のアミド、
ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸エステル、レ
シチン、トリアルキルポリオレフィンオキシ第四アンモ
ニウム塩(アルキルは炭素数1〜5個、オレフィンはエ
チレン、プロピレン等)等が挙げられる。この他に炭素
数12以上の高級アルコール、硫酸エステル等もある。
これらの分散剤は磁性粉100重量部に対して10重量
部以下の範囲で添加され得る。
【0015】又、上記の各成分の他に防錆剤や防黴剤が
添加されていても良い。防黴剤としては、例えばリン
酸、スルファミド、グアニジン、ピリジン、アミン、尿
素、ジンククロメート、カルシウムクロメート、ストロ
ンチウムクロメート等が使用できるが、特にジシクロヘ
キシルアミンナイトライト、シクロヘキシルアミンクロ
メート、ジイソプロピルアミンナイトライト、ジエタノ
ールアミンホスフェート、シクロヘキシルアンモニウム
カーボネート、ヘキサメチレンジアミンカーボネート、
プロピレンジアミンステアレート、グアニジンカーボネ
ート、トリエタノールアミンナイトライト、モルフォリ
ンステアレート等の気化性防錆剤(アミン、アミド又は
イミドの無機酸塩または有機酸塩)を使用すると防錆効
果が向上する。
【0016】防黴剤としては、例えばサルチルアニライ
ド、酸化ビス(トリブチルスズ)、フェニルオレイン酸
水銀、ナフテン酸銅、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸水
銀、ペンタクロロフェノール、トリクロロフェノール、
p−ジニトロフェノール、ソルビン酸、p−オキシ安息
香酸ブチル、ジヒドロアセト酸などが挙げられる。本発
明にあっては、上記強磁性金属粉末の表面は樹脂で予め
被覆される。更に、好ましくは強磁性金属粉末だけでは
なく、研磨剤の表面も樹脂で被覆される。もっと好まし
くは、強磁性金属粉末や研磨剤だけではなく、その他の
無機系粉末、例えばカーボンブラックのような帯電防止
剤といった無機系粉末の表面も樹脂で被覆される。すな
わち、磁気記録媒体の磁性塗膜中に含まれる全ての無機
系の粉末を予め樹脂粉末で被覆しておき、この被覆され
た形態のものを用いて磁性塗料を作成し、これを非磁性
の支持体上に塗布するようにするのが一番良い。
【0017】強磁性金属粉末などの表面被覆に用いられ
る樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または反
応型樹脂やこれらの混合物を併用することができる。例
えば、熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデ
ン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、
アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アク
リル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸
エステル−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−
アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸エステル−塩
化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−スチレ
ン共重合体、ウレタンエラストマー、ポリ弗化ビニル、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリ
ビニルブチラール、セルース誘導体( セルロースアセテ
ートブチレート、セルロースジアセテート、セルロース
トリアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセ
ルロース等) 、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリエ
ステル樹脂、各種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂( ポリブ
タジエン、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、スチレ
ン−ブタジエン共重合体等) 及びこれらの混合物が挙げ
られる。熱硬化性樹脂または反応性樹脂としては、フェ
ノール・ホルマリン−ノボラツック樹脂、フェノール・
ホルマリン−レゾール樹脂、フェノール・フルフラール
樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、乾性油変性アルキッド樹脂、石炭酸樹脂変
性アルキッド樹脂、マレイン酸樹脂変性アルキッド樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂と硬化剤
(ポリアミン、酸無水物、ポリアミド樹脂、その他)、
末端イソシアネートポリエステル湿気硬化型樹脂、末端
イソシアネートポリエーテル湿気硬化型樹脂、ポリイソ
シアネートプレポリマー(ジイソシアネートと低分子量
トリオールとを反応させて得た1分子内に3個以上のイ
ソシアネート基を有する化合物、ジイソシアネートのト
リマーおよびテトラマー)、ポリイソシアネートプレポ
リマーと活性水素を有する樹脂(ポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルポリオール、アクリル酸共重合体、マ
レイン酸共重合体、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト共重合体、パラヒドロキシスチレン共重合体など)、
及びこれらの混合物等が挙げられる。
【0018】強磁性金属粉末などの表面被覆は次のよう
にして行われる。先ず、強磁性金属粉末を、高速回転で
きる羽根を有する粉体混合機、例えばヘンシェルミキサ
ーに入れ、好ましくは周速30m/sec以上の高速回
転で数分程度処理する。これにより強磁性金属粉末は解
砕され、より微粉化される。この後、表面被覆に必要な
量の樹脂粉末をヘンシェルミキサーに入れ、好ましくは
周速5〜15m/sec程度の低速ないしは中速回転で
数分(例えば、約1〜10分、好ましくは約1〜5分)
程度処理する。尚、強磁性金属粉末の他にも、例えば研
磨剤も予め表面被覆しておきたい場合には、樹脂粉末と
共に研磨剤もヘンシェルミキサーに入れ、好ましくは周
速5〜15m/sec程度の低速ないしは中速回転で数
分(例えば、約1〜10分、好ましくは約1〜5分)程
度処理する。その他の無機系粉末についても予め表面被
覆しておきたい場合には、研磨剤や樹脂粉末と共にこれ
らの無機系粉末もヘンシェルミキサーに入れ、好ましく
は周速5〜15m/sec程度の低速ないしは中速回転
で数分(例えば、約1〜10分、好ましくは約1〜5
分)程度処理する。あるいは、別々にヘンシェルミキサ
ーで処理しても良いが、上記のようにする方が作業性良
く行え、又、均一な表面被覆が行われることから好まし
い。
【0019】このような処理により強磁性金属粉末、研
磨剤、その他の無機粉末はヘンシェルミキサー内で激し
い作用を受け、これらの粉末の表面には樹脂コーティン
グがなされるようになる。上記の樹脂は磁気記録媒体の
磁性塗膜を構成するバインダ(結合剤)樹脂としても用
いられる。これらバインダ樹脂成分は、磁性粉末100
重量部に対して約10〜100重量部、好ましくは5〜
30重量部の範囲で使用される。
【0020】磁気記録媒体に用いられる非磁性の支持体
の素材としてはポリエレチンテフタレート、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレート等のポリエステル類、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロ
ーストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロ
ースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロ
ピオネート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリイミド、ポリアミドイミド等のプラスチック
類、紙、バライタまたはポリエチレン、ポレプロピレ
ン、エチレン−ブテン共重合体などの炭素数2〜10の
α−ポリオレフィン類を塗布またはラミネートした紙な
どの紙類も使用できる。これらの非磁性支持体は使用目
的に応じて透明あるいは不透明であっても良い。
【0021】磁性塗料の製造に用いられる溶剤としては
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系の溶剤、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコ
ールモノエチルエーテル等のエステル系の溶剤、エーテ
ル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチ
ルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系の溶
剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香
族炭化水素系)の溶剤、メチレンクロライド、エチレン
クロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロ
ルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素系の
溶剤を適宜選択して使用できる。
【0022】前記のようにして予め表面被覆されてなる
磁性粉、結合剤等が混練されて磁性塗料とされる訳であ
るが、混練に際しては、磁性粉末及び上述の各成分が全
て同時に、あるいは個々順次に混練機に投入される。こ
の磁性塗料の混練分散にあたっては各種の混練機、例え
ば二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブ
ルミル、トロンミル、サンドグライダー、Szegva
riアトライター、高速インペラー分散機、高速ストー
ンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、ニーダー、高速
ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機などで行われ
る。
【0023】非磁性の支持体上に磁性塗料を塗布する方
法としては如何なる方法であっても良い。例えば、グラ
ビア方式、リバース方式、エクストルージョン方式など
が挙げられるが、その他の方法も可能である。塗布に用
いられる塗布ヘッドも如何なるものでも良い。そして、
上記のような表面被覆された磁性粉末、結合剤、各種の
添加剤を溶剤に混練分散した磁性塗料を、非磁性の支持
体上に塗布し、配向、そして硬化させることによって塗
布型の磁気記録媒体が得られる。磁性塗膜の硬化は、例
えば40〜100℃に加熱された熱風の供給によって行
われる。磁性塗膜の硬化具合の制御は、温度の制御、供
給量の制御によって行われる。
【0024】又、必要により表面平滑化処理を施した
り、所望の形状にカッティングされて磁気記録媒体が得
られる。磁性塗膜のカレンダリング処理は、メタルロー
ルとコットンロール、又は合成樹脂(例えばナイロン、
ポリウレタン等)ロール、メタルロールとメタルロール
等の2本のロールの間を通すスーパーカレンダー法等が
用いられる。
【0025】以下、実施例を挙げて具体的に説明する。
【0026】
【実施例】
〔実施例1〕三井三池化工機(株)製のFM20C/I
X三井ヘンシェルミキサーにFe系の金属磁性粉100
重量部を入れ、これを攪拌羽根先端部における速度が3
0m/secで2分間混合した。
【0027】この後、アルミナ10重量部、カーボンブ
ラック1重量部、及び塩化ビニル系共重合体樹脂10重
量部を上記ヘンシェルミキサーに入れ、攪拌羽根先端部
における速度が10m/secで3分間混合した。尚、
この後、一部の試料を取り出して観察した処、金属磁性
粉、アルミナ、カーボンブラックといった粉末の表面は
塩化ビニル系共重合体樹脂で薄く覆われているものであ
った。
【0028】この後、5重量部のウレタン系樹脂と、混
合物が固形分80%となる量のメチルエチルケトンとト
ルエンとシクロヘキサノンの等量混合物からなる溶剤と
を上記ヘンシェルミキサーに入れ、攪拌羽根先端部にお
ける速度が10m/secで3分間混合した。そして、
上記のように処理されてなるものを2軸エクストルーダ
ーにより固練りを行い、次いでサンドミルを用いて分散
し、この後3重量部の潤滑剤を添加し、濾過した後イソ
シアネート系の硬化剤5重量部を添加し、磁性塗料とし
た。
【0029】この磁性塗料をグラビア塗布方式により厚
さ3μmでPETフィルム面上に塗布し、カレンダー処
理した。又、バックコート面にも所定の塗料を塗布し、
その後所定の幅にスリットして、磁気テープを作成し
た。 〔実施例2〕(株)森山製作所製のS5−2双腕型オー
プンニーダーにFe系の金属磁性粉100重量部とアル
ミナ10重量部とカーボンブラック1重量部と塩化ビニ
ル系共重合体樹脂10重量部を入れ、10分間混合(ロ
ーター回転数;前側50rpm、後側30rpm)し
た。
【0030】尚、この後、一部の試料を取り出して観察
した処、金属磁性粉、アルミナ、カーボンブラックとい
った粉末の表面は塩化ビニル系共重合体樹脂で薄く覆わ
れているものであった。この後、5重量部のウレタン系
樹脂と、混合物が固形分80%となる量のメチルエチル
ケトンとトルエンとシクロヘキサノンの等量混合物から
なる溶剤とを上記オープンニーダーに入れ、50分間混
合(ローター回転数;前側50rpm、後側30rp
m)した。
【0031】そして、上記のように処理されてなるもの
を2軸エクストルーダーにより固練りを行い、次いでサ
ンドミルを用いて分散し、そして3重量部の潤滑剤を添
加し、濾過した後イソシアネート系の硬化剤5重量部を
添加し、磁性塗料とした。この磁性塗料をグラビア塗布
方式により厚さ3μmでPETフィルム面上に塗布し、
カレンダー処理した。又、バックコート面にも所定の塗
料を塗布し、その後所定の幅にスリットして、磁気テー
プを作成した。
【0032】〔実施例3〕実施例2におけるオープンニ
ーダーの代わりに井上製作所(株)製のプラネタリーミ
キサーを用いて同様に行い、磁気テープを作成した。 〔比較例1〕Fe系の金属磁性粉100重量部、アルミ
ナ10重量部、カーボンブラック1重量部、塩化ビニル
系共重合体樹脂10重量部、ウレタン系樹脂5重量部、
及び混合物が固形分80%となる量のメチルエチルケト
ンとトルエンとシクロヘキサノンの等量混合物からなる
溶剤を2軸エクストルーダーにより固練りを行い、次い
でサンドミルを用いて分散し、そして3重量部の潤滑剤
を添加し、濾過した後イソシアネート系の硬化剤5重量
部を添加し、磁性塗料とした。
【0033】この磁性塗料をグラビア塗布方式により厚
さ3μmでPETフィルム面上に塗布し、カレンダー処
理した。又、バックコート面にも所定の塗料を塗布し、
その後所定の幅にスリットして、磁気テープを作成し
た。 〔比較例2〕Fe系の金属磁性粉100重量部、潤滑剤
3重量部、及びウレタン系樹脂5重量部を二軸エクスト
ルーダーで30分混練した後、混合物が固形分80%と
なる量のメチルエチルケトンとトルエンとシクロヘキサ
ノンの等量混合物からなる溶剤を加え、サンドミルで1
時間分散した。
【0034】尚、この後、一部の試料を取り出して観察
した処、実施例1による場合とは異なり、金属磁性粉の
表面はウレタン系樹脂で覆われているとは言えないもの
であった。又、アルミナ10重量部、カーボンブラック
1重量部、及び塩化ビニル系共重合体樹脂10重量部を
ヘンシェルミキサーに入れ、攪拌羽根先端部における速
度が10m/secで3分間混合した。
【0035】この後、上記アトライタで1時間分散した
塗料を上記ヘンシェルミキサーに入れ、攪拌羽根先端部
における速度が10m/secで3分間混合した。そし
て、上記のように処理されてなるものを2軸エクストル
ーダーにより固練りを行い、次いでサンドミルを用いて
分散し、そして濾過した後イソシアネート系の硬化剤5
重量部を添加し、磁性塗料とした。
【0036】この磁性塗料をグラビア塗布方式により厚
さ3μmでPETフィルム面上に塗布し、カレンダー処
理した。又、バックコート面にも所定の塗料を塗布し、
その後所定の幅にスリットして、磁気テープを作成し
た。 〔特性〕上記各例で得られた磁気テープについて、サン
ドミルで分散前における表面光沢度、表面粗さ、耐久
性、及び7MHzにおける再生出力、発火の危険性(エ
クストルーダーへの粉体供給部でサンプリング)を調べ
たので、その結果を下記の表−1に示す。
【0037】 表−1 光沢度 表面粗さ 耐久性 再生出力 発火の危険性 実施例1 130 7nm 異常無 3.0dB 温度上昇なく、危険性無 実施例2 100 7nm 異常無 3.0dB 温度上昇やや有り、危険性無 実施例3 100 7nm 異常無 3.0dB 温度上昇やや有り、危険性無 比較例1 70 10nm 異常有 1.5dB 温度上昇あり、発火の恐れ 比較例2 70 12nm 異常有 1.0dB 温度上昇あり、発火の恐れ *耐久性については、500回繰り返して再生した場合
において、ドロップアウトの増加が顕著なものを異常
有、そうでないものを異常無として評価 *発火の危険性は、サンドミル分散直後の空気中におい
てのものである。
【0038】
【効果】発火の危険性が少なく、分散性も優れており、
又、耐久性にも富むもので有り、さらには電磁変換特性
に優れたものが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 1/06 41/16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金
    属粉末を塗膜中に含有することを特徴とする磁気記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金
    属粉末、及び樹脂で予め表面被覆されてなる研磨剤を塗
    膜中に含有することを特徴とする磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金
    属粉末、樹脂で予め表面被覆されてなる研磨剤、及び樹
    脂で予め表面被覆されてなる粉末状帯電防止剤を塗膜中
    に含有することを特徴とする磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金
    属粉末を作製する工程と、前記樹脂で予め表面被覆され
    てなる強磁性金属粉末を用いて塗料を作製する工程と、
    前記塗料を非磁性の支持体上に塗布する工程とを具備す
    ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金
    属粉末を作製する工程と、樹脂で予め表面被覆されてな
    る研磨剤を作製する工程と、前記樹脂で予め表面被覆さ
    れてなる強磁性金属粉末及び樹脂で予め表面被覆されて
    なる研磨剤を用いて塗料を作製する工程と、前記塗料を
    非磁性の支持体上に塗布する工程とを具備することを特
    徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂で予め表面被覆されてなる強磁性金
    属粉末を作製する工程と、樹脂で予め表面被覆されてな
    る研磨剤を作製する工程と、樹脂で予め表面被覆されて
    なる粉末状帯電防止剤を作製する工程と、前記樹脂で予
    め表面被覆されてなる強磁性金属粉末、樹脂で予め表面
    被覆されてなる研磨剤、及び樹脂で予め表面被覆されて
    なる粉末状帯電防止剤を用いて塗料を作製する工程と、
    前記塗料を非磁性の支持体上に塗布する工程とを具備す
    ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
JP14953393A 1993-06-21 1993-06-21 磁気記録媒体及びその製造方法 Pending JPH0714149A (ja)

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