JPH07141696A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

Info

Publication number
JPH07141696A
JPH07141696A JP5285350A JP28535093A JPH07141696A JP H07141696 A JPH07141696 A JP H07141696A JP 5285350 A JP5285350 A JP 5285350A JP 28535093 A JP28535093 A JP 28535093A JP H07141696 A JPH07141696 A JP H07141696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
moisture
recording medium
optical recording
sio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5285350A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuji
大志 辻
Shingo Iwasaki
新吾 岩崎
Takashi Chuma
隆 中馬
Satoru Tanaka
覚 田中
Shuichi Yanagisawa
秀一 柳沢
Fumio Matsui
文雄 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP5285350A priority Critical patent/JPH07141696A/ja
Publication of JPH07141696A publication Critical patent/JPH07141696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温高湿の環境下においても充分な耐久性を
有する光記録媒体を提供する。 【構成】 SiO2 防湿層6を有する光記録媒体1にお
いて、前記SiO2 防湿層6を光透過性の樹脂からなる
被膜7で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録媒体に関し、特に
SiO2 防湿層を有する光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、一般に記憶容量が大き
く、しかも書込みまたは読み出しが非接触で行われる
等、優れた特徴を有することから広く普及するに至って
いる。
【0003】ここで、光記録媒体の記録層を水分あるい
は酸素から保護するため、SiO2、AlO2 、Si3
4 等の透明な膜を記録層の両面に設けることは一般に
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光記録媒体においては、高温高湿の環境下にお
ける耐久性が不充分であるという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、高温高湿の環境下においても充分な耐久
性を有する光記録媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、次の知見をまず得
た。
【0007】すなわち、本発明者らは、図6に示すよう
なポリカーボネート基板2aの片面に記録層3、反射膜
層4および保護膜層5を順次積層して形成してなる光記
録媒体1について水分の侵入経路の特定を行ったとこ
ろ、基板読取り面側であるポリカーボネート基板2a側
から水分が侵入し、記録層3あるいは記録層3の記録部
分が劣化することが判明した。
【0008】このことに基づき、図1に示すように、基
板読取り面側であるポリカーボネート基板2a上にSi
2 等からなる防湿層6を設けることにより、高温高湿
の環境下における光記録媒体1の耐久性が向上すること
を第一に見出した。
【0009】さらに、本発明者らは、上述した基板読取
り面側であるポリカーボネート基板上にSiO2 等から
なる防湿層を設けた光記録媒体について、高温高湿の環
境下における耐久性をさらに向上させるべく鋭意検討を
重ねた結果、次の知見を得た。
【0010】すなわち、SiO2 等からなる防湿層を設
けた光記録媒体においては、高温高湿の環境下において
SiO2 防湿層自体の劣化が生じてしまう。具体的に
は、高温高湿の環境下においてSiO2 防湿層上に結露
が生じ、この結露の生じた部分のSiO2 防湿層に局所
的なひび割れあるいは微小な穴あきが発生する。これに
伴い、局所的に記録層あるいは記録層の記録部分が水分
により劣化し、再生した信号にも局所的なうねりが生じ
てしまう。
【0011】本発明者らは、かかる知見に基づきさらに
研究を重ねた結果、SiO2 防湿層を光透過性の樹脂か
らなる被膜で被覆すると、SiO2 防湿層上に直接結露
が生じることがなくなり、防湿層自体の劣化を防止で
き、したがって高温高湿の環境下においても充分な耐久
性を有する光記録媒体を提供しうることを第二に見出し
本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本第一発明に係る光記録媒体
は、記録層を形成した面と反対側の光透過性基板面上に
SiO2 防湿層を形成してなる構成としてある。また、
本第二発明に係る光記録媒体は、SiO2 防湿層を有す
る光記録媒体において、前記SiO2 防湿層を光透過性
の樹脂からなる被膜で被覆した構成としてある。
【0013】さらに、本第二発明に係る光記録媒体は、
記録層を形成した面と反対側の光透過性基板面上にSi
2 防湿層を形成してなる光記録媒体において、少なく
ともSiO2 防湿層の表面上に光透過性の樹脂からなる
被膜を形成した構成としてある。
【0014】さらにまた、本第二発明に係る光記録媒体
は、上記光記録媒体において、上記光透過性の樹脂が紫
外線硬化樹脂である構成としてある。
【0015】
【作用】本第一発明の光記録媒体は、記録層を形成した
面と反対側の光透過性基板面上にSiO2 防湿層を形成
してあるので、基板読取り面側である光透過性基板側か
らの水分の侵入を防止でき、したがって、記録層あるい
は記録層の記録部分の劣化を防止できる。
【0016】また、本第二発明の光記録媒体は、光記録
媒体におけるSiO2 防湿層を光透過性の樹脂からなる
被膜で被覆してあるので、SiO2 防湿層上に直接結露
が生じることがなく、SiO2 防湿層自体の劣化を防止
できる。したがって、光記録媒体の信頼性を確保するこ
とができ、安定した再生信号を得ることができる。
【0017】以下、本発明の光記録媒体について詳細に
説明する。まず、本第一発明の光記録媒体について説明
する。本第一発明の光記録媒体の構造については、光透
過性基板面上に記録層を有し、記録層を形成した面と反
対側の光透過性基板面上にSiO2 防湿層を形成した光
記録媒体であれば特に制限されず、片面タイプおよび両
面タイプのいずれであっても良い。
【0018】また、本第一発明の光記録媒体の構造(層
構成)も特に制限されないが、例えば、図1に示すよう
に、光透過性の基板2の片面に記録層3、反射膜層4お
よび保護膜層5を順次積層して形成し、光透過性の基板
2の他面にSiO2 防湿層6を形成してなる構造の光記
録媒体1が例示される。
【0019】本第一発明に係る光記録媒体においては、
少なくとも、記録層を形成した面と反対側の光透過性基
板面上にSiO2 防湿層を形成してあればよい。これ
は、記録層を形成した面と反対側の光透過性基板面側か
ら水分が侵入するからである。したがって、本第一発明
に係る光記録媒体においては、記録層を形成した面と反
対側の光透過性基板面上にSiO2 防湿層を形成したも
のであれば、それ以外の部分にSiO2 防湿層を形成し
たものであってもよい。
【0020】上記SiO2 防湿層は、通常、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等で形
成される。その場合、蒸着源あるいはターゲット材とし
て、SiO2 を主成分とするガラス板等が使用される。
また、SiO2 防湿層の膜厚は、通常、50〜500n
mとされる。
【0021】上述したように、本第一発明の光記録媒体
の他の構造については、特に制限されないが、例えば光
透過性の基板上に記録膜が形成されたいわゆる単層膜構
造であってもよいし、あるいは記録層上にさらに反射膜
層、保護膜層が設けられた構造であってもよい。
【0022】ここで、光透過性の基板は、ディスク形状
をなし、基板の片側平面には、通常、トラッキング用の
プリピットまたはプリグルーブが、同心円状にまたはス
パイラル状に形成されている。このようなプリピットま
たはプリグルーブを有する基板としては、例えばポリカ
ーボネート樹脂(PC)、ポリメタクリル酸メチル樹脂
(PMMA)、アモルファスポリオレフィン樹脂(AP
O)、エポキシ樹脂等の透明樹脂材料により一体的に形
成された射出成形樹脂基板や、ガラス基板等が挙げられ
る。また、一体的に形成された射出成形樹脂基板に限ら
ず、いわゆる2P(photo-polymer )法で形成した基板
であってもよい。このような基板の厚さは、通常、1.
0〜1.5mm程度である。
【0023】上記光透過性の基板上に形成される記録層
(記録膜)の材料は、光記録媒体の記録再生方式(再生
専用型、追記型、書換型等)によって異なる。例えば、
追記型光ディスクの記録膜の材料としては、Te−C,
Pb−Te−Se,TeOxなどの金属系薄膜や、フタ
ロシアニン系,シアニン系,メチン系などの有機染料薄
膜等が挙げられる。
【0024】また、書換型光ディスクの記録膜の材料と
しては、希土類−遷移金属合金等を使用する光磁気記録
材料、アモルファス/結晶間の相変化を利用する相変化
型記録材料、光照射による変色を利用するフォトクロミ
ック材料、波長多重記録方式を利用するフォトケミカル
ホールバーニング材料等が挙げられる。
【0025】これらの記録膜の形成方法や膜厚は、記録
膜材料に応じ適宜選択される。なお、上述した各種記録
膜材料のうち好ましいものとして、例えば、次の一般式
(1)で表わされる有機色素である金属フタロシアニン
が挙げられる。
【0026】
【化1】 [ただし、式(1)において、mは0〜2の整数、R1
〜R4 は水素原子、炭素数12〜21の直鎖アルキル
基、SO2 NH−(CH2 3 −N−(C2 5 2
SO2 NH−(CH2 )3 −N−(CH3 2 およびO
−(CH2 19−OHのいずれかを表す。]上記式
(1)で表わされる金属フタロシアニンは、光の照射に
より会合状態を生じるものであり、会合状態の記録部と
非会合状態の非記録部との光の反射率あるいは透過率の
差を利用して記録、再生を行うものである。
【0027】光の照射によって会合状態を生じる色素材
料を含有する記録膜は、例えば、色素材料を含有する溶
媒を用い、スピンコート法等の常用手段により基板上に
塗設される。
【0028】記録膜の厚さは、通常、10〜1000n
m程度である。なお、塗布に用いられる溶媒としては、
公知の種々のものが用いられ、例えばテトラフルオロプ
ロパノール、メタノール、イソホロン、エチルセルソル
ブ、メチルセルソルブ、ジアセトンアルコール、シクロ
ヘキサノン、1,2−ジクロロエタン等が挙げられる。
【0029】記録膜の上に設けられることのある光反射
膜は、例えば、Au、Al、Ag、Cu等の金属から構
成され、このものは真空蒸着法、スパッタリング法、イ
オンプレーティング法等で成膜される。
【0030】この光反射膜の上に設けられることのある
保護膜は、一般に、紫外線硬化性樹脂をスピンコート法
により塗設した後、紫外線を照射し、塗膜を硬化させて
形成されるものである。その他、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等も保護膜の形
成材料に用いられる。
【0031】次に、本第二発明の光記録媒体について説
明する。本第二発明の光記録媒体は、SiO2 防湿層を
有する光記録媒体において、前記SiO2 防湿層を光透
過性の樹脂からなる被膜で被覆したことを特徴とする。
【0032】ここで、SiO2 防湿層の形成箇所は、本
発明の目的がSiO2 防湿層自体の劣化を防止すること
であるため、特に制限されない。SiO2 防湿層の形成
箇所としては、光記録媒体における最外層(光記録媒体
の片面あるいは両面および/または側面)等が挙げられ
る。なお、上述した本第一発明を考慮すると、少なくと
も記録層を形成した面と反対側の光透過性基板面上にS
iO2 防湿層を形成することが好ましい。
【0033】上記SiO2 防湿層は、通常、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等で形
成される。その場合、蒸着源あるいはターゲット材とし
て、SiO2 を主成分とするガラス板等が使用される。
また、SiO2 防湿層の膜厚は、通常、50〜500n
mとされる。
【0034】本発明の光記録媒体は、上記SiO2 防湿
層を光透過性の樹脂からなる被膜(光透過性樹脂層)で
さらに被覆したことを特徴とする。ここで、SiO2
湿層上に被覆される光透過性の樹脂としては、光記録媒
体における書込みおよび読出しに用いられる光を透過す
る性質を有する樹脂であって、耐候性(特に耐湿性)を
有する樹脂であれば特に制限されない。
【0035】SiO2 防湿層上に被覆される光透過性の
樹脂としては、例えば、フォトポリマー等が挙げられ
る。ここで、フォトポリマーは、微粒子や不純物を含ま
ず純度が高く、光透過性に対する信頼性が高く、また取
扱いも容易であることから好適に使用される。
【0036】フォトポリマーとしては、具体的には、紫
外線硬化樹脂、遠紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂、X
線硬化樹脂、その他各種フォトレジストや感光性樹脂等
が挙げられる。
【0037】光透過性樹脂層の形成箇所は、SiO2
湿層上であるが、すべてのSiO2防湿層上の全面を被
覆する場合に限られない。上述したように、SiO2
湿層の形成箇所は一様ではなく、例えば光記録媒体の片
面あるいは両面および/または側面に形成される。した
がって、これらのSiO2 防湿層の全部または一部に光
透過性樹脂層を形成してもよい。
【0038】この場合、上述したように、上述した本第
一発明を考慮すると、少なくとも記録層を形成した面と
反対側の光透過性基板面上にSiO2 防湿層を形成し、
このSiO2 防湿膜の表面上に光透過性の樹脂からなる
光透過性樹脂層を形成することが好ましい。これは、水
分は主として記録層を形成した面と反対側のポリカーボ
ネート基板面上に形成したSiO2 防湿層の表面から侵
入しているからであり、また、かかる部分のSiO2
湿層上に直接結露が生じSiO2 防湿層自体が劣化して
この部分から水分が侵入するのを防止できるからであ
る。
【0039】SiO2 防湿層上に被覆される光透過性樹
脂層の形成方法としては、例えば、スピンコート法、ロ
ールコート法、スプレイコート法等が挙げられる。ま
た、上記光透過性樹脂層の膜厚は、通常、1μm〜10
0μmとされる。
【0040】本第二発明の光記録媒体の構造について
は、SiO2 防湿層を有する光記録媒体であれば特に制
限されず、片面タイプおよび両面タイプのいずれであっ
ても良い。また、例えば光透過性の基板上に記録膜が形
成されたいわゆる単層膜構造であってもよいし、あるい
は記録層上にさらに反射膜層、保護膜層が設けられた構
造であってもよい。
【0041】本発明の光記録媒体の構造(層構成)とし
ては、例えば、図2に示すように、光透過性の基板2の
片面に記録層3、反射膜層4および保護膜層5を順次積
層して形成し、光透過性の基板2の他面にSiO2 防湿
層6および光透過性の樹脂からなる被膜(光透過性樹脂
層)7を順次形成してなる構造の光記録媒体1が例示さ
れる。
【0042】なお、上記光透過性の基板2、記録層(記
録膜)3、光反射膜4、保護膜5等の形成材料、形成方
法等は、上述した第一発明と同様である。
【0043】
【実施例】以下、実施例にもとづき本発明をさらに具体
的に説明する。水分侵入経路の確認 水分侵入経路の確認は、図6に示すような光透過性の基
板2の片面に記録層3、反射膜層4および保護膜層5を
順次積層してなる光記録媒体1を使用し、アルミ箔8お
よびパラフィン9を用いて行った。
【0044】すなわち、まず、(1)図3(a)に示す
ように、記録層を形成した面と反対側の光透過性基板2
表面上をアルミ箔8で被覆し、光透過性基板2の端面2
bをパラフィン9で被覆して、記録層に対して保護膜層
5側を露出させてなる光記録媒体、(2)図3(b)に
示すように、保護膜層5表面上をアルミ箔8で被覆し、
光透過性基板2の端面2bをパラフィン9で被覆して、
記録層に対して光透過性基板2側を露出させてなる光記
録媒体、(3)図3(c)に示すように、記録層を形成
した面と反対側の光透過性基板2表面上をアルミ箔8で
被覆するとともに、保護膜層5表面上をアルミ箔8で被
覆し、アルミ箔8の端部8aをパラフィン9で被覆し
て、記録層に対して光透過性基板2の端面2bを露出さ
せてなる光記録媒体、および(4)アルミ箔およびパラ
フィンを使用しない、図3(d)および図6に示すよう
な光記録媒体(従来の光記録媒体)、をそれぞれ作成し
た。
【0045】次いで、上記各光記録媒体に、記録周波数
9.3MHz(単一周波数)、線速度11.0m/se
cの条件で記録を行った後、45℃、90%RHの環境
下に各光記録媒体を50時間放置し、その後、RF振幅
の初期値に対する変化割合およびキャリアレベルの減少
について調べることにより、水分侵入経路の確認を行っ
た。この結果を表1に示す。
【0046】
【表1】 表1から明らかなように、水分は記録層を形成した面と
反対側の光透過性基板表面側から侵入していることがわ
かる。したがって、SiO2 防湿層を形成する場合、少
なくとも記録層を形成した面と反対側の光透過性基板表
面側にSiO2防湿層を形成するとよいことがわかる。光記録媒体の作成 下記の式(2)で表わされるSi−フタロシアニンをジ
アセトンアルコール溶媒中に溶解し、スピンコート法に
より直径200mmのポリカーボネート(PC)射出成
形基板(厚さ1.2mm、単純スパイラルグルーブ付き、
トラックピッチ(TP)=1.6μm、半値幅0.4〜
0.6μm、グルーブ深さ600〜800Å)上に約1
000Åの厚さに塗布し、記録膜を形成した。
【0047】
【化2】 次いで、上記のようにして基板上に設けた記録膜上に、
さらに厚さ1000ÅのAu膜からなる光反射膜(純度
99.99%)および厚さ10μmの紫外線硬化性樹脂
(ダイキュアクリア:大日本インキ化学工業(株)社
製)からなる保護膜を、基板側からこの順に形成した。
さらに、記録膜/光反射膜/保護膜を形成した面と反対
側のポリカーボネート基板面上に、ガラス板(705
9:コーニング社製)を被蒸着材として真空蒸着法によ
り厚さ500ÅのSiO2 防湿膜を形成して、光記録媒
体を作製し一供試材料とした。
【0048】さらに、上記光記録媒体のSiO2 防湿膜
上に、厚さ10μmの紫外線硬化性樹脂(ダイキュアク
リア:大日本インキ化学工業(株)製)からなる光透過
性樹脂層を形成してなる光記録媒体を作製し、他の供試
材料とした。環境加速試験(RFエンベロープの変化) SiO2 防湿膜上に形成する光透過性の樹脂からなる被
膜の有無による記録層の劣化を調べるため、上記で作製
した二つの供試材料を用い、環境加速試験を行い、R
top (RFエンベロープの一番明るい部分、GNDから
の電位)、RF振幅(RFエンベロープの幅)の初期値
に対する変化割合およびキャリアレベルの減少(初期値
を0とした場合)の測定を行った。なお、測定はディス
クの半径方向に沿って内側(半径55mm),中間(半
径75mm),外側(半径90mm)の位置のスパイラ
ルグルーブ上で行った。
【0049】なお、記録・再生条件は、波長784n
m、レンズ開口数(NA)0.5のピックアップを用
い、記録・再生線速度11.0m/sec、記録時レー
ザ出力10mW(レンズ出射)、記録周波数9.3MH
z(単一周波数)および再生時読出しパワー0.5mW
の条件で各光記録媒体について記録・再生を行なった。
【0050】この結果を図4、図5および表2に示す。
なお、これらの図中、縦軸の単位はmV、横軸は時間軸
を示し、図示AはRFエンベロープの一周期を表わす。
【0051】
【表2】 図4、図5および表2から明らかなように、水分はSi
2 防湿膜の表面から侵入していることがわかる。Si
2 防湿膜上に光透過性の樹脂からなる保護膜を形成し
ない光記録媒体は、RF振幅の減少が大きく(表2)、
再生した信号にも局所的なうねりが生ずる(図5)こと
がわかる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光記録媒
体によれば、記録層を形成した面と反対側の光透過性基
板面上にSiO2 防湿層を形成してあるので、基板読取
り面側である光透過性基板側からの水分の侵入を防止で
き、したがって、記録層あるいは記録層の記録部分の劣
化を防止できる。
【0053】また、本発明の光記録媒体によれば、光記
録媒体におけるSiO2 防湿層を光透過性の樹脂からな
る被膜で被覆してあるので、SiO2 防湿層上に直接結
露が生じることがなく、防湿層自体の劣化を防止でき、
したがって、光記録媒体の信頼性を確保することがで
き、安定した再生信号を得ることができる。すなわち、
高温高湿の環境下においても充分な耐久性を有する光記
録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の一構成例を示す部分断面
図である。
【図2】本発明の光記録媒体の他の構成例を示す部分断
面図である。
【図3】水分侵入経路の確認に使用した光記録媒体をそ
れぞれ示す部分断面図である。
【図4】本発明の光記録媒体における環境加速試験前後
のRFエンベロープの変化を表す図である。
【図5】従来の光記録媒体における環境加速試験前後の
RFエンベロープの変化を表す図である。
【図6】従来の光記録媒体の一構成例を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
1…光記録媒体 2…光透過性の基板 2a…ポリカーボネート基板 3…記録層 4…反射膜層 5…保護膜層 6…SiO2 防湿層 7…光透過性樹脂からなる被膜 8…アルミ箔 9…パラフィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09B 47/22 (72)発明者 田中 覚 埼玉県鶴ケ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 柳沢 秀一 埼玉県鶴ケ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 松井 文雄 埼玉県鶴ケ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録層を形成した面と反対側の光透過性
    基板面上にSiO2防湿層を形成してなることを特徴と
    する光記録媒体。
  2. 【請求項2】 SiO2 防湿層を有する光記録媒体にお
    いて、前記SiO2防湿層を光透過性の樹脂からなる被
    膜で被覆したことを特徴とする光記録媒体。
  3. 【請求項3】 記録層を形成した面と反対側の光透過性
    基板面上にSiO2防湿層を形成してなる光記録媒体に
    おいて、少なくともSiO2 防湿層の表面上に光透過性
    の樹脂からなる被膜を形成したことを特徴とする光記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 前記光透過性の樹脂が紫外線硬化樹脂で
    ある請求項2または3記載の光記録媒体。
JP5285350A 1993-11-15 1993-11-15 光記録媒体 Pending JPH07141696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5285350A JPH07141696A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 光記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5285350A JPH07141696A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 光記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07141696A true JPH07141696A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17690428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5285350A Pending JPH07141696A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 光記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07141696A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000013106A (ko) * 1998-08-04 2000-03-06 구자홍 광 기록 매체
WO2000070606A1 (de) * 1999-05-14 2000-11-23 Unaxis Balzers Aktiengesellschaft Verfahren zum herstellen von hybrid-disks und hybrid-disk
EP1318512A1 (en) * 2001-12-07 2003-06-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical information recording medium, method for manufacturing the same, and method for recording and/or reproducing optical information
JP2012103958A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Kitagawa Ind Co Ltd 透明導電フィルム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000013106A (ko) * 1998-08-04 2000-03-06 구자홍 광 기록 매체
WO2000070606A1 (de) * 1999-05-14 2000-11-23 Unaxis Balzers Aktiengesellschaft Verfahren zum herstellen von hybrid-disks und hybrid-disk
EP1318512A1 (en) * 2001-12-07 2003-06-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical information recording medium, method for manufacturing the same, and method for recording and/or reproducing optical information
US6863946B2 (en) 2001-12-07 2005-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical information recording medium, method for manufacturing the same, and method for recording and/or reproducing optical information
JP2012103958A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Kitagawa Ind Co Ltd 透明導電フィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3026358B2 (ja) 光記録媒体
JP2000057627A (ja) 光反射膜及びそれを用いた光記録媒体
JPH0626028B2 (ja) 光情報記録媒体
US5252372A (en) Optical information recording medium
US5391413A (en) Optical recording medium
JP2686841B2 (ja) 情報記録媒体及び光情報記録方法
JP2763263B2 (ja) 光記録媒体
JP3026356B2 (ja) 光記録媒体
JPH07141696A (ja) 光記録媒体
JPH04142982A (ja) 光記録媒体
JPH06199045A (ja) 光記録媒体
JPH0554432A (ja) 光記録媒体
JPH074982B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH06150371A (ja) 光記録媒体の製造方法
JPH07137448A (ja) 光記録媒体およびその製造方法
US5431977A (en) Optical recording medium
US5274624A (en) Optical recording medium
JPH074981B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH06150381A (ja) 光記録媒体
JPH0765413A (ja) 情報記録媒体
JPH06223374A (ja) 光記録媒体の記録方法
JPH06150379A (ja) 光記録媒体
JPH11321098A (ja) 光記録媒体
JPH05274715A (ja) 追記型光記録媒体
JPH0585057A (ja) 情報記録媒体