JPH0714180U - 液体散布車の油圧ポンプ制御装置 - Google Patents
液体散布車の油圧ポンプ制御装置Info
- Publication number
- JPH0714180U JPH0714180U JP4377893U JP4377893U JPH0714180U JP H0714180 U JPH0714180 U JP H0714180U JP 4377893 U JP4377893 U JP 4377893U JP 4377893 U JP4377893 U JP 4377893U JP H0714180 U JPH0714180 U JP H0714180U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体散布車の散液ポンプの回転数を制御する
ための車速信号を、スピードメータ用の車速取出系以外
の場所から得る。 【構成】 動力取出装置9に接続された油圧ポンプPo
により駆動される油圧モータMoで散液ポンプPfを駆
動し、液体タンクT内の液体を散液ノズル13から散布
する。散液量を均一にするために散液ポンプPfの回転
数は車速に応じて制御され、その車速はブレーキ油圧を
制御するためのアンチロックブレーキシステムの車輪速
センサSW の出力から演算される。
ための車速信号を、スピードメータ用の車速取出系以外
の場所から得る。 【構成】 動力取出装置9に接続された油圧ポンプPo
により駆動される油圧モータMoで散液ポンプPfを駆
動し、液体タンクT内の液体を散液ノズル13から散布
する。散液量を均一にするために散液ポンプPfの回転
数は車速に応じて制御され、その車速はブレーキ油圧を
制御するためのアンチロックブレーキシステムの車輪速
センサSW の出力から演算される。
Description
【0001】
本考案は、道路に水や凍結防止液等の液体を散布するための液体散布車の油圧 ポンプ制御装置に関するものである。
【0002】
前記液体散布車において、その散液量を車両の走行速度に同調するように自動 的に制御して、車両の走行速度に関係なく、単位面積当たりの散液量を略一定に するようにしたものは従来より良く知られている(実公平2−2726号公報、 実公平4−47217号公報参照)。
【0003】
この種の液体散布車は、散液ポンプの回転数と車速とを検出し、それらの検出 値に基づいて可変容量型油圧ポンプの吐出量を無段階に増減制御し、これにより 定容量型油圧モータを介して散液ポンプの散液量を車速に同調するように制御し ている。
【0004】 ところで、液体散布車の車速を検出するのに従来のものでは、スピードメータ 用の回転ケーブルを含む車速取出系に別の車速センサを設けるようにしているの で、車両の既設の車速取出系に構造上の変更を加えることになり、安全確保上特 別の注意を払う必要があるばかりでなく、部品点数も多くなってコスト高を招く という問題もある。
【0005】 本考案はかかる実情にかんがみてなされたもので、車両の既設の車速取出系に は何らの構造上の変更を加えることなく、安全、確実に車速を検出できるように した、新規な液体散布車の油圧ポンプ制御装置を提供することを目的とするもの である。
【0006】
前記目的達成のため、本考案は、車台に支持される走行用エンジンにより動力 取出装置を介して駆動される可変容量型油圧ポンプと、該可変容量型油圧ポンプ により回転駆動される油圧モータと、該油圧モータにより回転駆動されて散液ノ ズルに液体を供給する散液ポンプと、前記可変容量型油圧ポンプに連結されて該 可変容量型油圧ポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段と、車速に応じて前記 吐出量制御手段を制御する制御装置とを備え、該制御装置が前記吐出量制御手段 を介して前記油圧ポンプの吐出量を制御することにより、前記散液ポンプの吐出 量を車速に同調させるようにした液体散布車の油圧ポンプ制御装置において、車 輪の回転数を検出する車輪速センサと、該車輪速センサの出力に基づいて車速を 演算する車速演算手段と、該車速演算手段の出力及び前記車輪速センサの出力に 基づいて車輪のスリップ率を演算するスリップ率演算手段と、該スリップ率演算 手段の出力に基づいて車輪のスリップ率を制御するスリップ率制御手段とを備え 、前記制御装置が前記車速演算手段の出力に基づいて前記吐出量制御手段を制御 することを特徴とする。
【0007】
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、図1は本考案装置を備えた液体 散布車の全体概略側面図、図2は本考案装置の全体概略構成図、図3は車輪速セ ンサの構造を示す図、図4は制御系のブロック図である。
【0009】 図1に示すように、道路に水や凍結防止剤等の薬液を散布するための液体散布 車Vは、その車台F上に液体タンクTが搭載され、また車台Fの前部に運転室C が設けられる。運転室C下の車台Fには走行用エンジン1が懸架されており、こ のエンジン1の後端のトランスミッション2から後方に延びるプロペラ軸6に連 結され、このプロペラ軸6の後端は差動装置7を介して駆動輪である左右の後輪 WRL,WRRに連結される。
【0010】 図2を併せて参照すると明らかなように、前記走行用エンジン1の一側には動 力取出装置(フライホイールPTO)9が接続されており、この動力取出装置9 の出力端には油圧駆動手段Doの入力端が接続される。前記油圧駆動手段Doは 、可変容量型の油圧ポンプPoと、この可変容量型の油圧ポンプPoによって駆 動される定容量型の油圧モータMoとから構成される。前記油圧ポンプPoは可 変容量型斜板式アキシャルプランジャポンプであり、また前記油圧モータMoは 定容量型斜板式アキシャルプランジャモータであって、後述する制御装置Uに接 続されたアクチュエータAで油圧ポンプPoの斜板10の傾斜角度を制御するこ とにより油吐出量が無段階に増減制御され、これにより油圧モータMoの回転数 が無段に連続制御されるようになっている。而して、前記油圧ポンプPo及び油 圧モータMoよりなる油圧駆動手段Doは従来公知のものであるので、その詳細 な説明を省略する。
【0011】 前記油圧モータMoの吐出油によって回転駆動される散液ポンプPfは、その 吸込側が吸込管路11を介して前記液体タンクTの出口に接続され、またその吐 出側が散液管路12に接続される。散液管路12は車台Fの前後方向に沿って延 びており、そこに適宜の散液ノズル13が接続される。そして前記散液ポンプP fを駆動することにより、液体タンクT内の貯留液を散液ノズル13より道路に 散布することができる。前記散液ポンプPfには、タコジェネレータよりなる散 液ポンプ回転数センサSP が設けられており、この散液ポンプ回転数センサSP からの信号は運転室Cに設けた制御装置Uに送信される。
【0012】 後述するように、前記散液ポンプPfの回転数は液体散布車Vの走行速度に応 じて自動的に増減制御され、液体散布車Vの散布量を走行速度に同調させて単位 面積当たりの散液量を略一定に制御できるようになっている。
【0013】 次に、図2及び図3に基づいて、液体散布車Vに設けられたアンチロックブレ ーキシステムの構造を説明する。
【0014】 運転室Cに設けられたブレーキペダル14に接続されてブレーキ油圧を発生す るマスタシリンダMcは、このマスタシリンダMcで発生したブレーキ油圧を制 御するモジュレータMdを介して、左右の前輪WFL,WFR及び左右の後輪WRL, WRRにそれぞれ設けられたブレーキシリンダBcに接続される。前記モジュレー タMdは本考案のスリップ率制御手段を構成する。
【0015】 左右の前輪WFL,WFR及び左右の後輪WRL,WRRには、それらの車輪速を検出 する車輪速センサSW がそれぞれ設けられる。車輪速センサSW は、外周に多数 の突起201 を備えて車輪と共に回転するロータ20と、電極21、コイル22 及び永久磁石23を備えてロータ20の近傍に設けられたピックアップ24とか ら構成されている。車輪の回転に伴ってロータ20の突起201 がピックアップ 24の電極21の近傍を通過すると、磁束の変化によってコイル22から車輪速 に応じた周波数の交番電圧が取り出され、これにより当該車輪の車輪速が検出さ れる。
【0016】 前記4個の車輪速センサSW と前記モジュレータMdとは、制御装置Uに接続 される。
【0017】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用について説明する。
【0018】 液体散布車Vを制動すべくブレーキペダル14が踏まれると、マスタシリンダ Mcにおいて発生したブレーキ油圧が左右の前輪WFL,WFR及び左右の後輪WRL ,WRRのブレーキシリンダBcに伝達され、ブレーキペダル14の踏力に応じた 制動力が発揮される。
【0019】 このとき、左右の前輪WFL,WFR及び左右の後輪WRL,WRRにそれぞれ設けら れた車輪速センサSW の出力は、図4に示す制御装置Uの車速検出手段31にお いて演算処理され、液体散布車Vの車速が求められる。車速検出手段31におけ る車速の演算には、4個の車輪速センサSW の出力値の最小のものを車速として 選択する方法、最大のものを車速として選択する方法、平均値を車速として選択 する方法等があり、何れかの方法を適宜採用することができる。続いて、スリッ プ率演算手段32において、車速検出手段31において求めた車速と各車輪速セ ンサSW において求めた車輪速とから、各々の車輪のスリップ率が演算される。 前記スリップ率は、車速をVとし、車輪速をVW とすると、(V−VW )/Vで 定義される。
【0020】 ブレーキペダル14を操作して制動を行うと、各車輪の回転数が低下して該車 輪がロックする傾向(すなわち、車輪が路面に対してスリップする傾向)が現れ 、上式における車輪速VW が減少することにより車輪のスリップ率が増加する。 スリップ率が所定値を越えて増加すると制御装置Uからの指令によってモジュレ ータMdが作動することにより、ブレーキシリンダBcに伝達されるブレーキ油 圧の大きさが、ブレーキ油圧減圧量演算手段33において演算された所定のブレ ーキ油圧の大きさにホールドされる。その後、依然としてスリップ率が増加する ようであれば、前記ブレーキ油圧減圧量演算手段33の出力に応じてモジュレー タMdがブレーキシリンダBcに伝達するブレーキ油圧を更に減圧し、車輪のロ ックを回避する。その結果スリップ率が減少に転じるようであれば、ブレーキシ リンダBcに伝達されるブレーキ油圧をホールド或いは増圧して制動力を増加さ せる。このようにして、車輪のスリップ率が所定の範囲に収まるようにモジュレ ータMdでブレーキ油圧を減圧、ホールド及び増圧制御することにより、制動力 を最大限に確保しながら車輪のロックを回避することができる。
【0021】 さて、液体散布車Vを走行させながら道路上に凍結防止剤を散液するとき、制 御装置Uの散液ポンプ目標回転数演算手段34において、車速演算手段31が出 力する車速に基づいて散液ポンプPfの目標回転数が演算される。この散液ポン プPfの目標回転数は、車速の増減に比例して増減するように設定される。続い て、油圧ポンプ吐出量演算手段35において、散液ポンプ回転数センサSP で検 出した実回転数を散液ポンプ目標回転数演算手段34で演算した目標回転数に一 致させるための油圧ポンプPoの吐出量が演算される。そして前記油圧ポンプ吐 出量演算手段35の出力に基づいてアクチュエータAが油圧ポンプPoの斜板1 0の傾斜角を変更制御することにより、油圧モータMoの回転数が無段階に増減 して散液ポンプPfの回転数が増減制御される。具体的には、液体散布車Vの車 速が増加して単位面積当たりの凍結防止剤の散布量が減少傾向となれば、油圧ポ ンプPoの吐出流量が増量され、これにより油圧モータMoの回転数を増加させ 、散液ポンプPfの散布流量を自動的に増加させることができ、また液体散布車 Vの車速が減少して単位面積当たりの凍結防止剤の散布量が増加傾向となれば、 油圧ポンプPoの吐出流量が減量され、これにより油圧モータMoの回転数を減 少させ、散液ポンプPfの散布流量を自動的に減少させることができる。このよ うに、車速に応じて油圧ポンプPoの吐出流量をフィードバック制御することに より、散液ポンプPfの回転数を車速に応じて増減させて単位面積当たりの凍結 防止剤の散布量を均一にすることができる。
【0022】 尚、散液ポンプPfで液体タンクT内の水を道路に散水する場合には、単位面 積当たりの散水量を厳密に均一に保持する必要がないため、散液ポンプPfの回 転数は、車速に応じて増減せずに一定に保持される。すなわち、散液ポンプ回転 数センサSP によって検出された散液ポンプPfの実回転数が予め設定された一 定の目標回転数に一致するように、アクチュエータAで油圧ポンプPoの斜板1 0の傾斜角をフィードバック制御することにより、散液ポンプPfの回転数が一 定に保持される。
【0023】 上述のように、散液ポンプPfの回転数を制御するための車速信号を、アンチ ロックブレーキシステムの車輪速センサSW の出力から取っているので、液体散 布車Vに設けられたスピードメータ用の車速取出系に構造上の変更を加える必要 がなくなり、制御装置Uの回路構成の変更のみで対応することが可能となる。
【0024】 以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案はその実施例に限定され ることなく、本考案の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0025】 例えば、実施例ではアンチロックブレーキシステムの車輪速センサを利用して いるが、車輪速センサの出力に基づいて駆動輪のスリップ率を演算し、このスリ ップ率が所定範囲に収まるようにエンジンの出力を減少させるトラクションコン トロールシステムを備えた車両においては、そのトラクションコントロールシス テムの車輪速センサを利用することも可能である。この場合、スリップ率制御手 段は制動力を減少させる手段に限定されず、エンジンの出力を減少させる手段( スロットルバルブ開度制御手段、燃料噴射量制御手段、点火時期制御手段等)で あっても良い。
【0026】
以上のように本考案によれば、アンチロックブレーキシステムやトラクション コントロールシステムに備えられた車輪速センサの出力を利用して散液ポンプの 回転数を制御するための車速信号を得ているので、車速信号を得るためにスピー ドメータ用の車速取出系に構造上の変更を加える必要がなくなり、これにより前 記車速取出系に対する悪影響と部品点数の増加とを併せて回避することが可能と なる。
【図1】本考案装置を備えた液体散布車の全体概略側面
図
図
【図2】本考案装置の全体概略構成図
【図3】車輪速センサの構造を示す図
【図4】制御系のブロック図
1 走行用エンジン 9 動力取出装置 13 散液ノズル 31 車速演算手段 32 スリップ率演算手段 A アクチュエータ(吐出量制御手段) F 車台 Md モジュレータ(スリップ率制御手段) Mo 油圧モータ Po 可変容量型油圧ポンプ Pf 散液ポンプ SW 車輪速センサ U 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 車台(F)に支持される走行用エンジン
(1)により動力取出装置(9)を介して駆動される可
変容量型油圧ポンプ(Po)と、該可変容量型油圧ポン
プ(Po)により回転駆動される油圧モータ(Mo)
と、該油圧モータ(Mo)により回転駆動されて散液ノ
ズル(13)に液体を供給する散液ポンプ(Pf)と、
前記可変容量型油圧ポンプ(Po)に連結されて該可変
容量型油圧ポンプ(Po)の吐出量を制御する吐出量制
御手段(A)と、車速に応じて前記吐出量制御手段
(A)を制御する制御装置(U)とを備え、該制御装置
(U)が前記吐出量制御手段(A)を介して前記油圧ポ
ンプ(Po)の吐出量を制御することにより、前記散液
ポンプ(Pf)の吐出量を車速に同調させるようにした
液体散布車の油圧ポンプ制御装置において、 車輪の回転数を検出する車輪速センサ(SW )と、該車
輪速センサ(SW )の出力に基づいて車速を演算する車
速演算手段(31)と、該車速演算手段(31)の出力
及び前記車輪速センサ(SW )の出力に基づいて車輪の
スリップ率を演算するスリップ率演算手段(32)と、
該スリップ率演算手段(32)の出力に基づいて車輪の
スリップ率を制御するスリップ率制御手段(Md)とを
備え、前記制御装置(U)が前記車速演算手段(31)
の出力に基づいて前記吐出量制御手段(A)を制御する
ことを特徴とする、液体散布車の油圧ポンプ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4377893U JPH0714180U (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 液体散布車の油圧ポンプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4377893U JPH0714180U (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 液体散布車の油圧ポンプ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0714180U true JPH0714180U (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=12673222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4377893U Pending JPH0714180U (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 液体散布車の油圧ポンプ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714180U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002119899A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Iseki & Co Ltd | 薬液散布車の噴霧装置 |
| JP2012067505A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Junichi Hamada | 自走式グラウンドローラー |
| WO2022075032A1 (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-14 | 日立Astemo株式会社 | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP4377893U patent/JPH0714180U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002119899A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Iseki & Co Ltd | 薬液散布車の噴霧装置 |
| JP2012067505A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Junichi Hamada | 自走式グラウンドローラー |
| WO2022075032A1 (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-14 | 日立Astemo株式会社 | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
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