JPH0714251U - ベルト式無段変速機 - Google Patents
ベルト式無段変速機Info
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- JPH0714251U JPH0714251U JP4521693U JP4521693U JPH0714251U JP H0714251 U JPH0714251 U JP H0714251U JP 4521693 U JP4521693 U JP 4521693U JP 4521693 U JP4521693 U JP 4521693U JP H0714251 U JPH0714251 U JP H0714251U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルトの潤滑を小型のオイルポンプで効率よ
く行う。 【構成】 この考案のベルト式無段変速機1は、それぞ
れの固定フランジ13,51と可動フランジ15,53
間のV溝21,59に装着されたベルト7により連結さ
れた変速プーリ3,5と、可動フランジ53を押圧して
ベルト7に張力を与えるばね73と、このベルト張力に
抗して可動フランジ15を移動操作し変速比を調節する
変速操作手段43と、オイルポンプ75のオイルを静止
側に固定されたノズル83,85から固定フランジ1
3,51のV溝面95,97とほぼ平行にベルト7に対
して噴射するオイル供給手段105とを備えている。
く行う。 【構成】 この考案のベルト式無段変速機1は、それぞ
れの固定フランジ13,51と可動フランジ15,53
間のV溝21,59に装着されたベルト7により連結さ
れた変速プーリ3,5と、可動フランジ53を押圧して
ベルト7に張力を与えるばね73と、このベルト張力に
抗して可動フランジ15を移動操作し変速比を調節する
変速操作手段43と、オイルポンプ75のオイルを静止
側に固定されたノズル83,85から固定フランジ1
3,51のV溝面95,97とほぼ平行にベルト7に対
して噴射するオイル供給手段105とを備えている。
Description
【0001】
この考案は、ベルト式無段変速機に関する。
【0002】
特開平2−150549号公報に図4のような「連続可変変速機の潤滑装置」 が記載され、実開平4−95155号公報に図5のような「無段変速機の潤滑装 置」が記載されている。これらはいずれもベルト式無段変速機のベルトにオイル を噴射して、潤滑し冷却する装置である。
【0003】 図4のベルト式無段変速機201では、潤滑油用パイプ203はケース205 ,207に両端を支持されており、矢印209のようにパイプ203に設けられ たノズル211からベルト213に対してオイルを径方向に噴射する。
【0004】 図5のベルト式無段変速機215では、ノズル217が形成された回動部材2 19は潤滑油パイプ221に回動自在で軸方向移動不能に取付けられ、この回動 部材219のねじれ溝223には移動部材225の凸部が係合しており、移動部 材225の他の凸部227は変速プーリ229の可動フランジ231に設けられ た周方向溝233に係合している。従って、変速に伴って回動部材219は移動 部材225の軸方向移動により回動し、ノズル217からベルト235に対して 径方向にオイルを噴射する。
【0005】
ところが、例えば図4に示したように、変速に伴いベルト213は固定フラン ジ237のV溝面239に沿って移動し、これに伴ってベルト213の両端は破 線241,243の間を軸方向に移動する。図4と図5の各従来例共にノズル2 11,217は軸方向に固定されていると共にこれらはオイルを径方向に噴射す るから、ベルト213,235を充分に潤滑するにはオイルをベルト幅より広い 範囲(例えば破線241,243の間)にわたって噴射する必要がある。
【0006】 近距離の噴射ではオイルはほとんど広がらないからノズルを多数配置しなけれ ばならず、ノズルを増せばそれだけオイルポンプを大容量にする必要があるばか りでなく、ベルト213,235が大きく移動すると反対側のノズルからの噴射 オイルがベルト213,235を外れて無駄になる。又、図5の従来例ではオイ ルの圧力が潤滑油パイプ221と回動部材219との摺動部に掛るからそのシー ルが難しい。
【0007】 そこで、この考案は、ベルトの潤滑と冷却とを小型のオイルポンプで効率よく 行うことができこのオイル系のシールが容易なベルト式無段変速機の提供を目的 とする。
【0008】
この考案のベルト式無段変速機は、固定フランジと可動フランジ間のV溝に装 着されたベルトを介して連結されフランジ間隔変化により変速比を変える一対の 変速プーリと、可動フランジを固定フランジ側に押圧してベルトに張力を与える ばねと、一方の変速プーリの可動フランジをベルト張力に抗して固定フランジ側 へ移動操作して変速比を調節する変速操作手段と、オイルポンプのオイルを静止 側に固定されたノズルから固定フランジのV溝面とほぼ平行にベルトに対して噴 射するオイル供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
オイルはベルトに対し固定フランジのV溝面とほぼ平行に噴射されるから、変 速に伴ってベルトが軸方向に移動してもノズルに対しては移動しないから噴射オ イルがベルトから外れることがなく、オイルの無駄が防止される。従って、従来 例と異り、ノズルの数を減らしてオイルポンプの容量を小さくできるか、又はノ ズルをより狭い間隔に配置してベルトの潤滑効果を高めることができる。又、図 5の従来例と異ってオイル系に摺動部がないからシールが容易である。
【0010】
図1ないし図3により一実施例の説明をする。図1は実施例のベルト式無段変 速機1を示す。以下、左右の方向は図1と図3での左右の方向であり、符号を附 していない部材等は図示されていない。
【0011】 このベルト式無段変速機1は車両のエンジンと補機との間に配置されており、 図1のように一対の変速プーリ3,5とこれらを連結するベルト7とを備え、ケ ーシング9に収納されている。
【0012】 入力側の変速プーリ3は、駆動軸11と一体の固定フランジ13と、可動フラ ンジ15とを備えている。駆動軸11の外周にはハブ17がスプライン連結され ており、可動フランジ15はハブ17との間に形成されたトルクカム19により 駆動軸11に対して相対回転しながら軸方向移動可能に連結されている。フラン ジ13,15間に形成されたV溝21にはベルト7が装着されている。駆動軸1 1はベアリング23,25によりケーシング9に支承されている。
【0013】 エンジンの駆動力は増速歯車組27を介して増速されて駆動軸を回転させる。 この増速歯車組27は互いに噛合った大小の歯車29,31からなり、大歯車2 9はケーシング9に両端を支持された軸33にベアリング35,35を介して支 承されており、小歯車31は駆動軸11に固定されている。駆動軸11とケーシ ング9との間にはシール37が配置されている。
【0014】 ハブ17には可動フランジ15との間にOリング39を配置した隔壁41が一 体に形成され、この隔壁41と可動フランジ15との間には油圧室43(変速操 作手段)が形成されている。この油圧室43にはケーシング9と駆動軸11とを 通して形成された油路45と、オイルプラグ47とを介して油圧が供給され、可 動フランジ15を固定フランジ13側へ移動操作する。
【0015】 出力側の変速プーリ5は、従動軸49と一体の固定フランジ51と、可動フラ ンジ53とを備えている。従動軸49の外周にはハブ55がスプライン連結され ており、可動フランジ53はハブ55との間に形成されたトルクカム57により 従動軸49に対して相対回転しながら軸方向移動可能に連結されている。各フラ ンジ51,53間に形成されたV溝59にはベルト7が装着されている。
【0016】 従動軸49はベアリング61,63を介してケーシング9に支承され、ケーシ ング9を貫通した左端部にはプーリ65が固定されている。このプーリ65は各 溝67,69に装着されたベルトを介して補機側のプーリに連結されている。従 動軸49とケーシング9との間にはシール71が配置されている。
【0017】 変速プーリ5の可動フランジ53とハブ55との間には皿ばね73(ばね)が 配置され可動フランジ53を固定フランジ51側へ押圧し、ベルト7に張力を与 えている。
【0018】 油圧室43に油圧が供給されていない状態では、図2に示すように変速プーリ 5のプーリピッチ径R2 は皿ばね73の付勢力によって最大になると共に、変速 プーリ3のプーリピッチ径R1 はベルト張力を受けて最小になり、プーリ3,5 間の増速比は最小になる。又、油圧室43に油圧を与えると皿ばね73に抗して 各可動フランジ15,53が移動操作されてプーリピッチ径R1 は大きくR2 は 小さくなり、増速比が上昇する。この増速比はエンジン回転数の変動と補機の必 要な出力などに応じて制御される。
【0019】 変速プーリ3の左側には駆動軸11と連動して回転するオイルポンプ75が配 置され、ケーシング9と従動軸49とに形成された油路77を介してオイルライ ン78からオイルを送り、可動フランジ53の摺動部やトルクカム57などを潤 滑する。なお、トルクカム19,57はトルク伝動によりベルト張力が急増した ときに各可動フランジ15,53を固定フランジ13,51側へ押圧し、摩擦力 を大きくしてベルト7の滑りを防ぐように働く。
【0020】 ケーシング9にはオイルパイプ79と、オイルライン78のオイルをオイルパ イプ79に送るオイルプラグ81とが固定されている。図2のように、オイルパ イプ79はベルト7の内側で変速に伴って移動するベルト7と干渉しない箇所に 配置されており、このオイルパイプ79には図1のように2箇のノズル83,8 5が形成されている。これらのノズル83,85はベルト7に向けて図1の一点 鎖線87,89及び図3の噴射オイル91,93が示すように固定フランジ13 ,51のV溝面95,97と平行にオイルを噴射する。又、ベルト7は図2の矢 印99の方向に回転し、ノズル83,85のオイルは一点鎖線101,103の 方向つまりベルト7と各プーリ3,5との噛合い開始箇所に向けて噴射され、ベ ルト7の負荷が最も高いこの噛合い開始箇所を効果的に潤滑し冷却する。ノズル 83,85、オイルパイプ79、オイルポンプ75などによりオイル供給手段1 05が構成されている。
【0021】 又、一点鎖線101,103の方向はベルト7の回転を追う方向であるからベ ルト7に対するオイルの噴射速度が小さくなりベルト7との衝突によるオイルの 飛散が低く抑えられると共に、ノズル83,85がベルト7の内側にあるからオ イルの外部への飛出しが防止され、それだけオイルの利用効率が高くベルト7の 潤滑冷却効果が高い。
【0022】 これに加えて、図3(変速プーリ5を例として示している)のように、ノズル 83,85からの噴射オイル91,93は方向線107,109が示すように固 定フランジ51のV溝面97と平行であり、このV溝面97に沿って移動するベ ルト7に対しその移動方向に噴射される。従って、可動フランジ53が矢印11 1の位置にある増速比最大の状態から、可動フランジ53が矢印113の位置に ある増速比最小の状態まで変速のいずれの段階でも噴射オイル91,93がベル ト7を外れることがなく、オイルの無駄がない。従って、従来例と異り多数のノ ズルを幅広く配置する必要がなく、オイルポンプ79の容量を小さくして小型に できる。
【0023】 又、図5の従来例と異って、ベルト潤滑用のオイル系に摺動部がないからシー ルが容易である。
【0024】
この考案のベルト式無段変速機は、ベルトに潤滑オイルを噴射するノズルを静 止側に固定すると共に変速に伴って移動するベルトの移動方向とほぼ平行にオイ ルを噴射するように構成したから、変速の全段階で噴射オイルがベルトから外れ ることがない。従って、ベルトの潤滑冷却効果が高い上に、ノズルの数を減らし オイルポンプを小容量にできる。又、潤滑オイル系に摺動部がないからシールが 容易である。
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】オイル供給手段を示す部分断面概略図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】他の従来例の断面図である。
1 ベルト式無段変速機 3,5 変速プーリ 13,51 固定フランジ 15,53 可動フランジ 21,59 V溝 43 油圧室(変速操作手段) 73 皿ばね(ばね) 75 オイルポンプ 83,85 ノズル 95,97 V溝面 105 オイル供給手段
Claims (1)
- 【請求項1】 固定フランジと可動フランジ間のV溝に
装着されたベルトを介して連結されフランジ間隔変化に
より変速比を変える一対の変速プーリと、可動フランジ
を固定フランジ側に押圧してベルトに張力を与えるばね
と、一方の変速プーリの可動フランジをベルト張力に抗
して固定フランジ側へ移動操作して変速比を調節する変
速操作手段と、オイルポンプのオイルを静止側に固定さ
れたノズルから固定フランジのV溝面とほぼ平行にベル
トに対して噴射するオイル供給手段とを備えたことを特
徴とするベルト式無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4521693U JPH0714251U (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ベルト式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4521693U JPH0714251U (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ベルト式無段変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0714251U true JPH0714251U (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=12713081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4521693U Pending JPH0714251U (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714251U (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0521743U (ja) * | 1991-09-11 | 1993-03-23 | 株式会社山口安製作所 | 受金具 |
| WO2006046706A1 (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Jtekt Corporation | 転がり軸受装置およびスピンドル |
| WO2009038009A1 (ja) * | 2007-09-18 | 2009-03-26 | Honda Motor Co., Ltd. | ベルト式無段変速機の潤滑装置 |
| CN104675970A (zh) * | 2013-11-27 | 2015-06-03 | 本田技研工业株式会社 | 带式无级变速器的润滑装置 |
| JP2016061324A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 本田技研工業株式会社 | 自動変速機及び自動変速機の異常検出装置 |
| JP2018080800A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | トヨタ自動車株式会社 | 無段変速機 |
| JP2019019889A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | ジヤトコ株式会社 | 無段変速機 |
| JP2021139372A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-16 | ダイハツ工業株式会社 | 無段変速機 |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP4521693U patent/JPH0714251U/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN104675970B (zh) * | 2013-11-27 | 2017-06-23 | 本田技研工业株式会社 | 带式无级变速器的润滑装置 |
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