JPH0714329B2 - レトルト耐性を有する混合粉 - Google Patents

レトルト耐性を有する混合粉

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JPH0714329B2
JPH0714329B2 JP2410832A JP41083290A JPH0714329B2 JP H0714329 B2 JPH0714329 B2 JP H0714329B2 JP 2410832 A JP2410832 A JP 2410832A JP 41083290 A JP41083290 A JP 41083290A JP H0714329 B2 JPH0714329 B2 JP H0714329B2
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JP
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retort
powder
mixed powder
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phosphoric acid
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JP2410832A
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隆広 川名
康宏 山根
隆博 稲熊
幸雄 石黒
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Kagome Co Ltd
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Kagome Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレトルト耐性を有する混
合粉に関する。
【0002】食品素材に衣を付けて油揚げした天ぷら類
やカツ類をそのまま或いは調味液と共に容器へ封入し、
レトルトで加圧加熱して、レトルト食品を製造すること
が行なわれている。また麺類を調味液と共に容器へ封入
し、レトルトで加圧加熱して、レトルト食品を製造する
ことも行なわれている。これらのレトルト食品の製造に
おいては、衣や麺類の原料粉として、小麦粉に卵白粉等
が混合された混合粉が使用されている。本発明はかかる
混合粉の改良に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、天ぷら類やカツ類のレトルト食品
の製造において、バッターとして小麦粉に熱凝固性又は
熱ゲル性を有する可食性成分を混合した混合粉を使用す
る例(特開昭62−91152)、バッターとして小麦
粉に加工澱粉を混合した混合粉を使用する例(特開昭6
2−138165)が提案されている。これらの従来例
は、該可食性成分として魚肉すりみ、卵白、こんにゃく
粉、大豆蛋白等を使用するものであり、また該加工澱粉
として化学修飾澱粉(具体的にはCOL−FLOやTH
ERM−FLO、共に王子ナショナル社製、商品名)を
使用するものである。
【0004】ところが、上記従来例には、該可食性成分
や該加工澱粉を使用しない場合に比べれば好ましい結果
が得られるものの、天ぷら類やカツ類をレトルトで加圧
加熱すると、依然として、衣の脱落による形態崩れ、食
感の軟弱化、調味液の濁り等を生じたり、或いはこれら
をバランス良く防止して高品質のレトルト食品を得るこ
とが難しいという問題がある。
【0005】また従来、レトルト食品へも応用可能な麺
類の製造において、原料粉として小麦粉にエピクロルヒ
ドリン架橋澱粉を混合した混合粉を使用する例(特公昭
61−42546)が提案されている。この従来例は、
エポキシ樹脂の分野で多用されているところの化学反応
性に富むエピクロルヒドリンで澱粉相互を架橋したエピ
クロルヒドリン架橋澱粉を使用するものである。
【0006】ところが、上記従来例には、食品分野にお
いて化学反応性に富むエピクロルヒドリンを使用するこ
と自体に問題があり、また食感との兼ね合いにおいて形
態崩れや調味液の濁り等を防止することが難しいという
問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の混合粉では、該混合粉を原料粉とし
て使用した天ぷら類やカツ類更には麺類等をレトルトで
加圧加熱すると、形態崩れ、食感の軟弱化、調味液の濁
り等をバランス良く防止して高品質のレトルト食品を製
造することが難しいという点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
上記観点で鋭意研究した結果、小麦粉に、膨潤度10〜
100のリン酸架橋澱粉及び卵白粉をそれぞれ所定割合
で混合した混合粉が正しく好適であることを見出した。
【0009】すなわち本発明は、小麦粉、リン酸架橋澱
粉及び卵白粉を含有する混合粉であって、膨潤度10〜
100の該リン酸架橋澱粉を10〜40重量%、該卵白
粉を5〜30重量%含有してなることを特徴とするレト
ルト耐性を有する混合粉に係わる。
【0010】本発明において、小麦粉は市販品である主
として強力小麦粉を使用することができるが、該強力小
麦粉の代替として蛋白質を少量含有する澱粉を使用する
こともできる。
【0011】また本発明において、リン酸架橋澱粉はリ
ン酸剤で澱粉相互を架橋したものである。例えば、コー
ン、バレイショ、タピオカ等に由来する澱粉の水分散液
をアルカリ領域で加熱撹拌しつつ、これに5〜10重量
%程度のトリメタリン酸を徐加し、40℃で12時間程
度をかけて緩慢に反応させたものである。
【0012】該リン酸架橋澱粉は膨潤度10〜100の
もの、好ましくは40〜60のものを使用する。膨潤度
が10〜100を外れると、所望する高品質のレトルト
食品を得難い。該膨潤度は、リン酸架橋澱粉の6重量%
水分散液を97.5℃で10分間加熱して冷却し、更に
静置して沈降部と上澄部とが完全分離したときの該沈降
部の割合をA、または原料澱粉について加熱することな
くその他は同様に操作したときの沈降部の割合をBとし
て、{(A−B)/B}×100で求められる値であ
る。
【0013】更に本発明において、卵白粉は市販品を使
用することができるが、該卵白粉の50重量%を代替限
度として乳蛋白粉、魚肉蛋白粉及び穀物蛋白粉から選ば
れる1種又は2種以上を使用することもできる。
【0014】本発明の混合粉は小麦粉、リン酸架橋澱粉
及び卵白粉を含有するものであるが、更に加えてカルシ
ウム剤、好ましくはリン酸カルシウム、脂肪酸エステ
ル、好ましくはHLB7〜15の脂肪酸エステル等を含
有することもできる。該カルシウム剤はレトルト食品の
形態保持に有効であり、また該脂肪酸エステルはレトル
ト食品に食感の良いやわらかさを与える。
【0015】本発明において、リン酸架橋澱粉は全体の
10〜40重量%、卵白粉は全体の5〜30重量%、使
用する場合のカルシウム剤は全体の0.5〜5重量%で
あり、残部が小麦粉等である。混合割合が上記範囲を外
れると、所望する高品質のレトルト食品を得難い。
【0016】好ましい混合割合は、リン酸架橋澱粉及び
卵白粉の合計量が全体の20重量%以上の場合であり、
特に好ましい混合割合は、リン酸架橋澱粉20〜25重
量%、卵白粉10〜15重量%、カルシウム剤2〜3重
量%であって、残部が小麦粉の場合である。
【0017】本発明の混合粉は、レトルト食品である天
ぷら類やカツ類を製造する際に食品素材に付ける衣の原
料粉として、またレトルト食品である麺類、例えばうど
ん、日本そば、中華麺、パスタ類等を製造する際の原料
粉として、レトルト食品であれば特にその用途に制限な
く、広く適用することができる。
【0018】以下、本発明の構成及び効果をより具体的
にするため実施例を挙げるが、本発明が該実施例に限定
されるというものではない。
【0019】
【実施例】実施例1 膨潤度53のリン酸架橋澱粉21重量%、卵白粉11重
量%、リン酸カルシウム3重量%及び残部が強力小麦粉
から成る混合粉を調製した。
【0020】エビの刺身に打粉及びバッター粉を付け、
更に上記混合粉の50重量%水分散液を、該混合粉が打
粉及びバッター粉の合計量のほぼ3倍量となるように付
けた。次に、ゴマ油/大豆油=3/7(重量比)から成
る食用油を用い、170〜180℃で油揚げした。別
に、醤油/みりん/砂糖/鰹節だし液/ゼラチン=27
/9/1/58/5(重量比)から成る調味液を調製
し、油揚げした天ぷらとその2倍量の調味液とをレトル
トパウチに充填して、ヒートシールした。そしてヒート
シールしたものをレトルト中に静置し、121℃で30
分間、加圧加熱した後、30℃に冷却した。
【0021】冷却したエビ天ぷらのレトルト食品は、衣
の脱落による形態崩れ、食感の軟弱化、調味液の濁り等
が所望通りにバランス良く防止された高品質のものであ
った。
【0022】実施例2 膨潤度51のリン酸架橋澱粉20重量%、卵白粉5重量
%、乳蛋白粉5重量%、リン酸カルシウム2重量%及び
残部が強力小麦粉から成る混合粉を調製した。
【0023】上記混合粉の45重量%加水物を製麺機に
かけてうどんを製麺し、該うどんを95〜100℃で3
分間、茹で揚げた。別に、醤油/みりん/砂糖/鰹節/
ゼラチン/水=6.5/0.2/0.1/5.4/0.
5/87.3(重量比)から成る調味液を調製し、茹で
揚げたうどんとその7.5倍量の調味液とをレトルトパ
ウチに充填して、ヒートシールした。そしてヒートシー
ルしたものをレトルト中に静置し、121℃で40分
間、加圧加熱した後、30℃に冷却した。
【0024】冷却したうどんのレトルト食品は、形態崩
れ、食感の軟弱化、調味液の濁り等が所望通りにバラン
ス良く防止された高品質のものであった。
【0025】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、形態崩れ、食感の軟弱化、調味液の濁り等をバ
ランス良く防止して、高品質のレトルト食品を製造する
ことができるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 幸雄 栃木県那須郡西那須野町東三島5丁目96番 地19 (56)参考文献 特公 昭61−42546(JP,B2)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉、リン酸架橋澱粉及び卵白粉を含有
    する混合粉であって、膨潤度10〜100の該リン酸架
    橋澱粉を10〜40重量%、該卵白粉を5〜30重量%
    含有してなることを特徴とするレトルト耐性を有する混
    合粉。
  2. 【請求項2】リン酸架橋澱粉及び卵白粉を合計量で20
    重量%以上含有する請求項1記載のレトルト耐性を有す
    る混合粉。
  3. 【請求項3】更にカルシウム剤を含有する混合粉であっ
    て、該カルシウム剤を0.5〜5重量%含有する請求項
    1又は2記載のレトルト耐性を有する混合粉。
  4. 【請求項4】膨潤度40〜60のリン酸架橋澱粉を含有
    する請求項1、2又は3記載のレトルト耐性を有する混
    合粉。
  5. 【請求項5】卵白粉の一部が乳蛋白粉、魚肉蛋白粉及び
    穀物蛋白粉から選ばれる1種又は2種以上で代替された
    請求項1、2、3又は4記載のレトルト耐性を有する混
    合粉。
  6. 【請求項6】カルシウム剤がリン酸カルシウムである請
    求項3、4又は5記載のレトルト耐性を有する混合粉。
JP2410832A 1990-12-14 1990-12-14 レトルト耐性を有する混合粉 Expired - Lifetime JPH0714329B2 (ja)

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JP5518692B2 (ja) * 2010-12-13 2014-06-11 日清製粉株式会社 レトルトうどんの製造方法

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JP6142546B2 (ja) 2013-01-25 2017-06-07 日清オイリオグループ株式会社 非乳化系油脂組成物

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