JPH07144302A - 壁板開口装置 - Google Patents

壁板開口装置

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JPH07144302A
JPH07144302A JP31905593A JP31905593A JPH07144302A JP H07144302 A JPH07144302 A JP H07144302A JP 31905593 A JP31905593 A JP 31905593A JP 31905593 A JP31905593 A JP 31905593A JP H07144302 A JPH07144302 A JP H07144302A
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wall plate
cutting
cutting device
fixing
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Masayoshi Takeshita
雅好 竹下
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KIYUUDENKOU KK
TAKEI DENKI KOGYO KK
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KIYUUDENKOU KK
TAKEI DENKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 [目的]天井部の壁板などに開口部を設ける開口作業
が、切削時の切削手段の逃げや切削装置の振動などを生
じることなく、正確かつ迅速にできるようにする。 [構成]壁板開口装置Aは、キャスタ10を有する基台
1を有している。基台1にはジャッキ体11を有し、ジ
ャッキ体11の上部には切削装置2aと、切削装置2a
を壁板に固定するための螺子込固定具3を備えている。
切削装置2aは、台盤20を有している。台盤20には
ガイドロッド21とロッドレスシリンダS1が設けてあ
る。ガイドロッド21にはロッドレスシリンダS1によ
り移行する移行台23が移行可能に設けてある。移行台
23には、ガイドロッド25と二基のロッドレスシリン
ダが設けてある。ガイドロッド25には、このロッドレ
スシリンダにより移行する移行台27、27が設けてあ
る。移行台27、27にはそれぞれスピンドル28とル
ータピット29を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の天井部に照明器
具や空調機器を取り付ける際に設けられる開口部や側壁
部の各種開口部を容易に形成することができる壁板開口
装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】例えば、家屋の天井部に照明器具や空調機
器を取り付けるための開口部の形成は屋内配線時に行な
われる。この壁板の開口作業は、以前は作業者が脚立に
上り、切断工具を使用して不安定な姿勢で作業を行なっ
ていた。この作業は、高所作業のため大変危険であっ
た。そこで、特開昭61−111892号公報、特開平
1−257581号公報において、六軸多関節マニピュ
レーターを備えた天井作業用ロボットが提案されてい
る。このロボットは台車をその重量を利用しアウトリガ
ーを介して床面に固定する構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の天
井作業用ロボットには次のような課題があった。 (a)マニピュレーターの先端の作業工具による切削時
において、その反力によって機体が動いたり振動を起こ
しやすく、このため壁板の切削精度が不正確になりやす
かった。また、マニピュレーターの先端工具では、構造
上、切屑の吸引回収が困難で、切断時に発生するほこり
や切屑で作業者が目を痛めるおそれがあった。
【0004】(b)天井作業用ロボットは重量で安定さ
せる構造であるため、相当な重量を有している。このた
め、作業場での移動にも数人がかりで行う必要があり作
業効率が悪かった。また、ロボットを作業場に搬入する
際には、いちいち持ち運び可能な大きさに分解して持ち
込み、それを組み立てなければならないので、面倒であ
った。 (c)構造上、ロボット全体が大型となり、構造も複雑
であるので高価であり、小規模な事業所などでは導入が
難しかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の手段
は、壁板に開口部を設ける壁板開口装置であって、この
装置は、 移動手段を有する基台と、この基台に立設し
てある伸縮可能なジャッキ体と、このジャッキ体の上部
に設けられた切削装置と、この切削装置を壁板に固定す
るための固定手段と、を備え、上記切削装置は、移行手
段と、この移行手段により移行される移行台と、この移
行台に、上記移行台の移行方向と直交する同一直線上を
移行可能に配設してある二基の切削手段と、を備えた、
壁板開口装置。
【0006】第2の手段は、壁板に開口部を設ける壁板
開口装置であって、この装置は、移動手段を有する基台
と、この基台に立設してある伸縮可能なジャッキ体と、
このジャッキ体の上部に設けられた切削装置と、この切
削装置を壁板に固定するための固定手段と、を備え、上
記切削装置は、台盤と、この台盤に設けてある基ガイド
体と、この基ガイド体に移行手段を介して移行可能に設
けてある移行台と、上記移行台に上記基ガイド体と直交
して設けてあるガイド体と、このガイド体に移行手段を
介して移行可能に設けてある二基の切削手段と、を備え
た、壁板開口装置である。
【0007】第3の手段は、切削装置の基ガイド体とガ
イド体の移行手段には、移行台と切削手段を所要の位置
で停止させる停止手段が設けてある、第2の手段にかか
る壁板開口装置である。
【0008】第4の手段は、壁板に開口部を設ける壁板
開口装置であって、この装置は、移動手段を有する基台
と、この基台に立設してある伸縮可能なジャッキ体と、
このジャッキ体の上部に設けられた切削装置と、この切
削装置を壁板に固定するための固定手段と、を備え、上
記切削装置は、台盤と、この台盤に設けてあり伸縮手段
を有し先部には固定手段を有する回転中心体と、回転駆
動手段を介して上記回転中心体を中心に回転可能に設け
てある基体と、この基体に設けてあるガイド体と、この
ガイド体に上記回転中心体を挟んで調整手段を介して位
置調整可能に設けてある二基の切削手段と、を備えた、
壁板開口装置である。
【0009】第5の手段は、壁板に開口部を設ける壁板
開口装置であって、この装置は、移動手段を有する基台
と、この基台に立設してある伸縮可能なジャッキ体と、
このジャッキ体の上部に設けられた切削装置と、この切
削装置を壁板に固定するための固定手段と、を備え、上
記切削装置は、台盤と、この台盤に設けてあり伸縮手段
を有し先部には固定手段を有する回転中心体と、回転駆
動手段を介し上記回転中心体を中心に回転可能に設けて
ある基体と、この基体に回転中心体を挟んで二箇所に互
いに平行に設けてあるガイド体と、これらガイド体のそ
れぞれに移行手段を介して移行可能に設けてある二基の
切削手段と、を備えた、壁板開口装置である。
【0010】第6の手段は、切削装置の移行手段には、
切削手段を所要の位置で停止させる停止手段が設けてあ
る、第5の手段にかかる壁板開口装置である。
【0011】第7の手段は、切削装置の台盤は自由接続
部を介して一定の角度範囲内で所要の方向に傾斜でき
る、第2、第3、第4、第5または第6の手段にかかる
壁板開口装置である。
【0012】第8の手段は、切削時に生じる切屑を回収
する切屑回収手段を有する、第1、第2、第3、第4、
第5、第6または第7の手段にかかる壁板開口装置であ
る。
【0013】第9の手段は、レーザー光線を利用した位
置決め手段を有する、第1、第2、第3、第4、第5、
第6、第7または第8の手段にかかる壁板開口装置であ
る。
【0014】第10の手段は、壁板へ切削装置を固定す
る固定手段は、ねじ体を回転させてねじ込む構造を有し
ている、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、
第8または第9の手段にかかる壁板開口装置である。
【0015】第11の手段は、移行手段は、エアシリン
ダーを利用した構造である、第1、第2、第3、第4、
第5、第6、第7、第8、第9または第10の手段にか
かる壁板開口装置である。
【0016】
【作用】現場において、開口部下方に壁板開口装置を配
置し、正確な位置決めをする。切削装置の停止手段を調
整して移行台及び切削手段の移行範囲を設定する。切削
手段を作動させると共にジャッキ体を作動させて切削装
置を上昇させ、固定手段により切削装置を壁板に固定す
る。各移行手段により移行台と切削手段を基ガイド体と
ガイド体に沿って移行させ、開口部を所要形状にくり貫
く。固定手段で残板を固定したまま、ジャッキ体を作動
させて切削装置を下降させる。固定手段から残板を取り
外し、開口作業は終了する。
【0017】第4の手段にかかる切削装置を備えたもの
は、まず切削手段を調整手段によりガイド体の所要の位
置に固定する。回転中心体を伸長させて固定手段により
壁板に固定する。切削手段を作動させながら昇降手段に
より基体を上昇させ、切削手段を切削位置に設定する。
回転駆動手段により基体を所要角度回転させ、切削手段
で円形の開口部を設ける。固定手段で残板を固定したま
ま、ジャッキ体を作動させて切削装置を下降させ、固定
手段から残板を取り外す。
【0018】第5の手段にかかる切削装置を備えたもの
は、まず停止手段を調整して切削手段の移行範囲を設定
する。回転中心体を伸長させて固定手段により壁板に固
定する。切削手段を作動させながら昇降手段により基体
を上昇させ、切削手段を切削位置に設定する。そして、
移行手段により切削手段を移行させて開口部の二辺を切
削する。
【0019】切削手段を下降させ、回転駆動手段により
基体を所要角度回転させ、再び上昇させて切削手段を切
削位置に設定する。移行手段により切削手段を移行させ
て開口部の残りの二辺を切削し、開口する。固定手段で
残板を固定したまま、ジャッキ体を作動させて切削装置
を下降させ、固定手段から残板を取り外す。
【0020】第7の手段にかかる、切削装置の台盤を自
由接続部を介して一定の角度範囲内で所要の方向に傾斜
できるようにしたものは、切削装置の平行度が壁板の平
行度に合わないときにも、固定時には自由接続部により
壁板に平行度を合わせることができ、平行度のずれによ
る切削手段の進行不能などの不都合は生じない。
【0021】第8の手段にかかる、切削時に生じる切屑
を回収する切屑回収手段を有するものは、切屑が散った
り浮遊したりしないので作業環境が向上し、作業者が目
を痛めることもない。
【0022】第9の手段にかかる、レーザー光線を利用
した位置決め手段を有するものは、壁板と切削装置が離
れた状態で切削装置の位置決めがほぼ正確にでき、手間
も軽減される。
【0023】第10の手段にかかる、固定手段はねじ体
を回転させてねじ込む構造を有しているものは、壁板へ
の切削装置の固定が確実にできると共に離脱もねじ体を
逆転させるだけでよく、容易にできる。
【0024】第11の手段にかかる、移行手段がエアシ
リンダーを利用した構造であるものは、例えば油圧シリ
ンダーなどを使用した場合と比較して構造がシンプルに
なり、重量が軽くなる。
【0025】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明にかかる壁板開口装置の一
実施例を示す概略正面図、図2は切削装置の構造を示す
正面図、図3は切削装置の構造を示す平面図、図4は固
定装置の構造を示す説明図、図5は角度調整部の構造を
示す説明図である。
【0026】符号Aは壁板開口装置で、基台1を有して
いる。基台1は移動手段であるキャスタ10を有し、そ
の中心部にはジャッキ体11が立設してある。ジャッキ
体11は入子式の伸縮構造であり、空気圧により垂直方
向へ伸縮される。ジャッキ体11の上部には自由接続部
12を介して切削装置2aが取り付けてある。
【0027】図5を参照する。自由接続部12は、ジャ
ッキ体11の上部に取付けてある固定具13と後述する
切削装置2aの台盤20との間に介在させてある。固定
具13は固定レバー130を有し、これを操作すること
により、ジャッキ体11先端部に着脱できる。固定具1
3上部には挟盤131が設けてあり、台盤20の下部に
も挟盤201が設けてある。
【0028】各挟盤131、201には所要数のボルト
120が貫通してありナット121が螺着してある。ボ
ルト120のボルトヘッド側は挟盤131、201間に
突出してあり、両ボルトヘッド側はゴム製のクッション
材122に没入させてある。なお、両ボルトヘッド間は
やや離してある。これによると、クッション材122の
作用により台盤20の所要の方向に一定の角度範囲で自
由に傾斜できる。
【0029】図1、図2、図3を参照する。切削装置2
aは台盤20を有している。台盤20には移行手段を構
成する所要長さのロッドレスシリンダーS1が水平に取
付けてある。ロッドレスシリンダーS1の両側には基ガ
イド体であるガイドロッド21、21が所要の間隔をお
いて平行に設けてある。ロッドレスシリンダーS1の両
端部側には、後述する移行台23を停止させる停止手段
であるストッパー22、22が位置調整可能に取付けて
ある。そして、ロッドレスシリンダーS1のピストン
(図示省略)にはマグネットを介し移行台23が追従す
るように近接して設けてある。
【0030】移行台23は平面視長方形で、その下部に
はガイドロッド21、21に嵌入するスライダ24、2
4が設けてある。移行台23の中央には、長手方向に平
行に、かつガイドロッド21、21とは直交するように
ガイドロッド25が設けてある。ガイドロッド25の両
端部側には後述するスピンドル28を停止させる停止手
段であるストッパー26、26が位置調整可能に取付け
てある。
【0031】そして、ガイドロッド25の両側には移行
手段を構成するロッドレスシリンダーS2、S2が所要
の間隔をおいて平行に設けてある。ロッドレスシリンダ
ーS2、S2のピストン(図示省略)にはマグネットを
介し後述する移行体27、27が追従するように近接し
て設けてある。ガイドロッド25には切削手段であるス
ピンドル28が二基取付けてある。スピンドル28は、
スライダ(図示省略)を介しガイドロッド25に取付け
てある移行体27、27に固定してある。そして、各ス
ピンドル28にはルータピット29が取付けてある。ま
た、上記ロッドレスシリンダーS1と一方のガイドロッ
ド21との間には固定手段である螺子込固定具3が長手
方向に等間隔で三箇所に設けてある。
【0032】図4を参照する。各螺子込固定具3は垂直
方向に設けてあるエアシリンダーS3、S3を有してい
る。そのロッドヘッドには固定ヘッド30が取付けてあ
る。固定ヘッド30上面の両側にはスパイクピン31、
31が設けてある。固定ヘッド30上面の中央部にはス
クリュー32が設けてある。スクリュー32は下方に配
置してあるトルクリミッタ33の回転軸34に固着して
ある。トルクリミッタ33の下部にはモータ35が設け
てあり、スクリュー32を正逆方向に回転させる。
【0033】なお、固定ヘッド30が最下部にあるとき
は、上記移行台23の移行に邪魔にならないようにして
いる。また、上記ロッドレスシリンダーS1と他方のガ
イドロッド21との間にはレーザー光線を発光する発光
装置4が垂直方向へ発光できるように設けてある。発光
装置4は長手方向に等間隔で三箇所に設けてある。そし
て、これら発光装置4を結ぶ線が実質的な装置の中心線
となる。
【0034】なお、符号81は切屑回収手段を構成する
吸塵装置、82は吸引ホースである。吸引ホース82の
先端部は上記ルータピット29近傍に位置させてある。
また、83はエアコンプレッサ、84はエアパイプ、8
5はリモコン装置、86は電源コード、87は制御部、
88はエアバルブ部である。
【0035】図6は発光装置を使用して壁板開口部の位
置に対応する装置の位置決め方法を示す説明図、図7
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は切
削装置の作動ステップを示す説明図、図8は切削装置の
切削刃の動きを示す説明図である。なお、図6において
は説明の便宜上発光装置のみを図示し、他の部分は省略
している。
【0036】図1ないし図8を参照して本実施例の使用
方法及び作用を説明する。 現場の天井板5に開口部分を表わすマーキングを行
なう。マーキングは、開口部の外形線51とセンター5
2及びセンターを通る中心線53である。そして、壁板
開口装置Aを移動させ、マーキング下方の大体の位置に
据え置く。この時点で各ストッパー22、26を調整
し、移行台23及びスピンドル28の移行範囲を開口部
寸法に対応させて設定しておく。
【0037】 発光装置4からレーザー光線を発光さ
せ、中央部の発光装置4の光線ポイントをマーキングの
センター52に合わせる。また、両側の発光装置4の光
線ポイントを中心線53上に合わせる(図6参照)。
【0038】 ジャッキ体11を序々に伸ばし、切削
装置2aを上昇させる。ジャッキ体11が床部に対して
垂直でない場合は、切削装置2aが上昇するにつれて各
光線ポイントがセンター52と中心線53からずれるの
で、その場合は基台10を順次移動させてずれを修正す
る。ずれがない状態で切削装置2aを所定の高さまで上
昇させたら、停止させる。
【0039】 各螺子込固定具3を上昇させ、スクリ
ュー32を回転させて開口部の外形線51内に螺子込ん
で固定する。このとき、切削装置2aと天井板5の平行
度が多少ずれていても、自由接続部12の作用により切
削装置2aは天井板5の傾斜に合わせて傾斜する。な
お、このとき各スピンドル28のルータピット29先端
部は壁板に接触していない。そして、ジャッキ体11が
更に伸長され台盤20が若干上昇する。この上昇幅は上
記エアシリンダS3のシリンダ部が上方へ移動して吸収
される。また、これにより各スピンドル28のルータピ
ット29が壁板のマーキングの外形線51上に切込む。
【0040】 ルータピット29による開口部の切削
は次のように行なわれる。すなわち、初期状態では両ル
ータピット29は移行体27、27をストッパ26に当
接させガイドロッド25の両側に停止している。また、
移行台23はストッパ22に当接しガイドロッド21、
21の一端側に停止している。両ルータピット29の初
期停止位置つまり切削開始点は、マーキングの外形線5
1の一方の短辺512側の両端部に設定してある。
【0041】そして、図8に示すように、まず一方のル
ータピット29が外形線51に沿って移行し、中心線5
3を若干越えた所で折返し移行する。これと共に、他方
のルータピット29が外形線51に沿って移行し、中心
線53を若干越えた所で折返し移行する。これにより、
外形線51の一方の短辺512が切削される。なお、こ
のときのルータピット29の移行はロッドレスシリンダ
ーS2の作動により行なわれる。
【0042】初期位置にある両ルータピット29はロッ
ドレスシリンダーS1の作動により外形線51の長辺5
11に沿って移行し、両長辺511が切削される。次に
両ルータピット29は上記外形線51の一方の短辺51
2を切削した工程と同じ工程で他の短辺512を切削す
る。これによって、外形線51は全周にわたり切削され
開口部がくり貫かれる。
【0043】 上記の工程中、外形線51の長辺5
11を切削しているときには各螺子込固定具3は図7に
示すように移行台23の移行の邪魔にならないように順
に固定を解除して最下部まで下降し、移行台23が通過
したら直ちに上昇して天井板5に固定する。つまり、三
基の螺子込固定具3のうち常時少なくとも二基の螺子込
固定具3で固定するようにしてあり、固定力は十分であ
る。なお、固定の解除はスクリュー32を逆転させるこ
とにより容易にできる。
【0044】 ジャッキ体11を縮小し、切削装置2
aを下降させる。これと共に、開口部をくり貫いた残板
50は螺子込固定具3の固定ヘッド30に固定されたま
ま下降するので、落下する危険はない。そして、作業者
の手により残板50は固定ヘッド30から取り外され
る。これで一箇所の開口作業は終了し、上記工程〜
を繰り返して他の開口部の開口作業を行なうことができ
る。
【0045】図9は円形の開口部を設ける切削装置の平
面図、図10は円形の開口部を設ける切削装置の正面図
である。本実施例にかかる切削装置2bは開口部が円形
である場合の専用機である。切削装置2bの台盤20の
中心部に回転中心体6が設けてある。回転中心体6はエ
アシリンダーS4を有し、そのロッドヘッドには固定手
段である螺子込固定具60が取付けてある。螺子込固定
具60は上記螺子込固定具3とほぼ同様の構造で、上面
の中心部にはスクリュー61を備え、その外側の四箇所
にはスパイクピン62が設けてある。
【0046】台盤20には回転中心体6を中心にして回
転できるように基体20bが取付けてある。なお、本実
施例ではこの駆動機構はモータ63とギヤ64を利用し
たものであり、公知手段によっている。基体20bの長
手方向に沿う中心線上にはガイドロッド21bが取付け
てある。ガイドロッド21bの両端側には摺動体27b
が取付けてあり、これにはルータピット29を備えたス
ピンドル28が固定してある。また、摺動体27bには
ロックレバー270が設けてあり、ルータピット29の
位置を必要な位置に設定できる。
【0047】本実施例の作用は次のとおりである。な
お、ここでは上記切削装置2aを使用した場合との相違
点のみを説明する。 まず、摺動体27bの位置を開口部の口径に合わせ
て設定しておく。そして、切削装置2aの場合と同様に
して壁板開口装置Aの位置決めを行ない、ジャッキ体1
1を伸ばし切削装置2bを所要高さに停止させ、エアシ
リンダーS4を作動させてロッドを伸ばし、スクリュー
61により螺子込固定具60を天井板5の円形の外形線
51内に固定する。
【0048】 スピンドル28を作動させ、ジャッキ
体11を更に伸ばして、各ルータピット29を外形線5
1上に切込む。モータ63を作動させ、ギヤ64を介し
て基体20bを180°以上回転させて外形線51に沿
って円形に切削する。後は同様にジャッキ体11を縮小
し、切削装置2bを下降させ、残板を螺子込固定具60
から取り外す。
【0049】図11は正方形の開口部を設ける切削装置
の平面図、図12は正方形の開口部を設ける切削装置の
正面図である。本実施例にかかる切削装置2cは開口部
が正方形である場合の専用機である。切削装置2cの台
盤20の中心部に回転中心体6cが設けてある。回転中
心体6cは電動式の昇降装置65を有し、その上部には
固定手段である螺子込固定具60cが取付けてある。螺
子込固定具60cは上記螺子込固定具3とほぼ同様の構
造で、上面の中心部にはスクリュー61cを備え、その
外側の四箇所にはスパイクピン62cが設けてある。
【0050】台盤20には回転中心体6cを中心にして
回転できるように電動式の旋回装置66を介して基枠2
0cが取付けてある。基枠20cは外形が正方形に形成
してあり、一組の相対向する部材のやや内側にはロッド
レスシリンダーS5、S5が平行に設けてある。ロッド
レスシリンダーS5、S5はガイドロッド21cに沿っ
て移動調整可能にしてある。
【0051】各ロッドレスシリンダーS5の両端側には
停止手段であるストッパ67が位置調整可能に取付けて
ある。各ロッドレスシリンダーS5には移行体27cが
ピストン(図示省略)にマグネットを介し追随できるよ
うに取付けてある。そして、移行体27cにはルータピ
ット29を備えたスピンドル28が固定してある。
【0052】本実施例の作用は次のとおりである。な
お、ここでは上記切削装置2aを使用した場合との相違
点のみを説明する。 まず、ストッパ67の位置を開口部の寸法に合わせ
て設定しておく。そして、切削装置2aの場合と同様に
して壁板開口装置Aの位置決めを行ない、ジャッキ体1
1を伸ばし切削装置2cを所要高さに停止させ、昇降装
置65を作動させて螺子込固定具60c上昇させ、スク
リュー61cにより螺子込固定具60cを天井板5の正
方形の外形線51内に固定する。
【0053】 スピンドル28を作動させ、ジャッキ
体11を更に伸ばして、各ルータピット29を外形線5
1上に切込む。ロッドレスシリンダーS5により各ルー
タピット29を外形線51に沿って移行させ、正方形の
外形線51のうち対向する二辺を切削する。
【0054】 ジャッキ体11をやや縮小し、各ルー
タピット29を天井板5から抜き、旋回装置66により
基枠20cを90°回転させる。そして、再度ジャッキ
体11を伸ばし、各ルータピット29を外形線51上に
切込み、ロッドレスシリンダーS5により各ルータピッ
ト29を外形線51に沿って移行させ、正方形の外形線
51のうち対向する残りの二辺を切削する。
【0055】後は同様にジャッキ体11を縮小し、切削
装置2cを下降させ、残板を螺子込固定具60cから取
り外す。なお、ロッドレスシリンダーS5、S5をガイ
ドロッド21cに沿って移動調整し、ストッパ67の位
置を調整すれば、開口部の大きさを適宜設定できる。本
発明は図示の実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載した範囲内において、種々の変形が可能
である。
【0056】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明の壁板開口装置によれば、切削装置が固定
手段により壁板に確実に固定できるので、切削時の切削
手段の逃げや切削装置の振動などは生じにくく、正確な
開口作業ができる。 (b)開口部の切削は二基の切削手段により行うので、
作業効率がよく、迅速な施工が可能となる。
【0057】(c)開口部のくり貫き後も残板は固定手
段で固定したまま降ろして取り外せるので、落下などの
危険がなく、安全を図るうえで好ましいものである。 (d)第3の手段にかかる切削装置を備えたものは、円
形の開口部が迅速に施工できる。
【0058】(e)第5の手段にかかる切削装置を備え
たものは、正方形の開口部が迅速に施工できる。 (f)第7の手段にかかる、切削装置の台盤を自由接続
部を介して一定の角度範囲内で所要の方向に傾斜できる
ようにしたものは、切削装置の平行度が壁板の平行度に
合わないときにも、固定時には自由接続部により壁板に
平行度を合わせることができ、平行度のずれによる切削
手段の進行不能などの不都合は生じない。
【0059】(g)第8の手段にかかる、切削時に生じ
る切屑を回収する切屑回収手段を有するものは、切屑が
散ったり浮遊したりしないので作業環境が向上し、作業
者が目を痛めることもない。 (h)第9の手段にかかる、レーザー光線を利用した位
置決め手段を有するものは、壁板と切削装置が離れた状
態で切削装置の位置決めがほぼ正確にでき、手間も軽減
され、迅速な作業ができる。
【0060】(i)第10の手段にかかる、固定手段は
ねじ体を回転させてねじ込む構造を有しているものは、
壁板への切削装置の固定が確実にできると共に離脱もね
じ体を逆転させるだけでよく、容易にできる。 (j)第11の手段にかかる、移行手段がエアシリンダ
ーを利用した構造であるものは、例えば油圧シリンダー
などを使用した場合と比較して構造がシンプルになり、
重量が軽くなる。これにより、現場への搬送、搬入が容
易になる。また、価格が安価にできるため小規模な事業
所などでも導入しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる壁板開口装置の一実施例を示す
概略正面図。
【図2】切削装置の構造を示す正面図。
【図3】切削装置の構造を示す平面図。
【図4】固定装置の構造を示す説明図。
【図5】角度調整部の構造を示す説明図。
【図6】発光装置を使用して壁板開口部の位置に対応す
る装置の位置決め方法を示す説明図。
【図7】切削装置の作動ステップを示す説明図。
【図8】切削装置の切削刃の動きを示す説明図。
【図9】円形の開口部を設ける切削装置の平面図。
【図10】円形の開口部を設ける切削装置の正面図。
【図11】正方形の開口部を設ける切削装置の平面図。
【図12】正方形の開口部を設ける切削装置の正面図。
【符号の説明】
A 壁板開口装置 1 基台 10 キャスタ 11 ジャッキ体 12 自由接続部 13 固定具 2a 切削装置 20 台盤 S1、S2 ロッドレスシリンダー 21、25 ガイドロッド 22、26 ストッパー 23、27 移行台 24 スライダ 28 スピンドル 29 ルータピット 3 螺子込固定具 30 固定ヘッド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁板に開口部を設ける壁板開口装置であ
    って、この装置は、 移動手段を有する基台と、 この基台に立設してある伸縮可能なジャッキ体と、 このジャッキ体の上部に設けられた切削装置と、 この切削装置を壁板に固定するための固定手段と、を備
    え、 上記切削装置は、 移行手段と、 この移行手段により移行される移行台と、 この移行台に、上記移行台の移行方向と直交する同一直
    線上を移行可能に配設してある二基の切削手段と、を備
    えた、 壁板開口装置。
  2. 【請求項2】 壁板に開口部を設ける壁板開口装置であ
    って、この装置は、 移動手段を有する基台と、 この基台に立設してある伸縮可能なジャッキ体と、 このジャッキ体の上部に設けられた切削装置と、 この切削装置を壁板に固定するための固定手段と、を備
    え、 上記切削装置は、 台盤と、 この台盤に設けてある基ガイド体と、 この基ガイド体に移行手段を介して移行可能に設けてあ
    る移行台と、 この移行台に上記基ガイド体と直交して設けてあるガイ
    ド体と、 このガイド体に移行手段を介して移行可能に設けてある
    二基の切削手段と、を備えた、壁板開口装置。
  3. 【請求項3】 切削装置の基ガイド体とガイド体の移行
    手段には、移行台と切削手段を所要の位置で停止させる
    停止手段が設けてある、請求項2記載の壁板開口装置。
  4. 【請求項4】 壁板に開口部を設ける壁板開口装置であ
    って、この装置は、 移動手段を有する基台と、 この基台に立設してある伸縮可能なジャッキ体と、 このジャッキ体の上部に設けられた切削装置と、 この切削装置を壁板に固定するための固定手段と、を備
    え、 上記切削装置は、 台盤と、 この台盤に設けてあり伸縮手段を有し先部には固定手段
    を有する回転中心体と、 回転駆動手段を介して上記回転中心体を中心に回転可能
    に設けてある基体と、 この基体に設けてあるガイド体と、 このガイド体に上記回転中心体を挟んで調整手段を介し
    て位置調整可能に設けてある二基の切削手段と、 を備えた、壁板開口装置。
  5. 【請求項5】 壁板に開口部を設ける壁板開口装置であ
    って、この装置は、 移動手段を有する基台と、 この基台に立設してある伸縮可能なジャッキ体と、 このジャッキ体の上部に設けられた切削装置と、 この切削装置を壁板に固定するための固定手段と、を備
    え、 上記切削装置は、 台盤と、 この台盤に設けてあり伸縮手段を有し先部には固定手段
    を有する回転中心体と、 回転駆動手段を介し上記回転中心体を中心に回転可能に
    設けてある基体と、 この基体に回転中心体を挟んで二箇所に互いに平行に設
    けてあるガイド体と、 これらガイド体のそれぞれに移行手段を介して移行可能
    に設けてある二基の切削手段と、を備えた、壁板開口装
    置。
  6. 【請求項6】 切削装置の移行手段には、切削手段を所
    要の位置で停止させる停止手段が設けてある、請求項5
    記載の壁板開口装置。
  7. 【請求項7】 切削装置の台盤は自由接続部を介して一
    定の角度範囲内で所要の方向に傾斜できる、請求項2、
    3、4、5または6記載の壁板開口装置。
  8. 【請求項8】 切削時に生じる切屑を回収する切屑回収
    手段を有する、請求項1、2、3、4、5、6または7
    記載の壁板開口装置。
  9. 【請求項9】 レーザー光線を利用した位置決め手段を
    有する、請求項1、2、3、4、5、6、7または8記
    載の壁板開口装置。
  10. 【請求項10】 壁板へ切削装置を固定する固定手段
    は、ねじ体を回転させてねじ込む構造を有している、請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の壁
    板開口装置。
  11. 【請求項11】 移行手段は、エアシリンダーを利用し
    た構造である、請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の壁板開口装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100814038B1 (ko) * 2007-03-09 2008-03-18 대우조선해양 주식회사 엔진 및 터빈 설치용 3차원 이송장치

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51124698U (ja) * 1975-04-05 1976-10-08
JP3068711U (ja) * 1999-11-02 2000-05-16 真清 吉川 携帯電話用イヤホンマイク

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