JPH0714449B2 - 換気装置用フィルター - Google Patents

換気装置用フィルター

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JPH0714449B2
JPH0714449B2 JP20431888A JP20431888A JPH0714449B2 JP H0714449 B2 JPH0714449 B2 JP H0714449B2 JP 20431888 A JP20431888 A JP 20431888A JP 20431888 A JP20431888 A JP 20431888A JP H0714449 B2 JPH0714449 B2 JP H0714449B2
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JP20431888A
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憲一 岸之上
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は調理時に発生する油煙などを室外に排出する換
気扇,レンジフードなどの換気装置に用いられるフィル
ターに関するものである。
従来の技術 一般に、台所において調理時に発生する油煙などを排出
し、室内空気の汚れを防止する換気扇,レンジフードな
どの換気装置は、油煙が付着することから汚れが激し
く、清掃をひんぱんに行なう必要があった。また、この
清掃の手間を省くために、換気装置の前面にフィルター
を取り付け、油煙を捕集することによって換気装置本体
部の汚れを防止し、フィルターのみ清掃する方法がとら
れている。従来、フィルターとしては慣性衝突を利用し
て油煙を捕集する構造の場合、第12図〜第14図に示すよ
うに、金属薄板101に多数の切り起こし102を設け、気流
の通過する開孔103を通風路とし、気流Yを曲折させて
油煙を捕集していた。この種のフィルターは、気流Yの
流れ方向が確実にかわり、切り起こし102に慣性作用で
油粒子(図中の破線矢印)が衝突して捕集されるので、
油煙の捕集効率は高いものであった。また、第15図〜第
16図に示すように、平らな金属薄板105に多数の細孔106
を設け、この細孔106を通風路とし、気流Zを曲折させ
て油煙を捕集していた(図中の破線矢印)。この種のフ
ィルターは、通風路が多数の細孔106からなり、開孔率
を大きく取ることができるので、フィルターの圧力損失
を低くおさえることができた。
発明が解決しようとする課題 前記従来のフィルターにおいて、金属薄板101に多数の
切り起こし102を設けたタイプでは、通風路となる開孔1
03が金属薄板101を切り起こしたものであるため、あま
り開孔103を大きく取ることができず、また強度上閉孔
部104が存在しており、開孔率は比較的小さいので、フ
ィルターの圧力損失が大きくなり、フィルター通過時の
風切り音や、換気装置のファンの負荷の増加に伴う騒音
の上昇を引き起こしていた。また、無理に開孔率を大き
くしようとして、切り起こしの高さhを高くしようとす
れば、製造時において基板のひずみを生じやすく、また
慣性衝突の作用が低下するので、油煙捕集効率が低下し
てしまう。また平らな金属薄膜105に多数の細孔106を設
けたタイプの場合、開孔率を50%強にまであげられ、圧
力損失を低くすることができ、同じ開孔率の孔径の大き
な場合に比べて油煙の捕集効率は高いが、金属薄板101
に切り起こし102を設けたタイプに比べると低く、ま
た、このタイプで細孔の数を減らし、開孔率を低下させ
た場合は油煙の捕集効率は向上するが、圧力損失が増加
してしまう。
本発明は、これら従来の課題に留意し、油煙の捕集効率
が高く、かつ低い圧力損失で騒音の低い換気装置用フィ
ルターを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の第1の手段は、平板
に所定間隔をおいて、両側にこの平板の面方向に開口を
形成してブリッジ状の切り起こし部を設け、前記ブリッ
ジ状の切り起こし部および平面部のいずれか一方あるい
は両方に多数の小孔を設け、前記切り起こし部の両側の
開口および前記小孔を通風路とし、前記切り起こし部の
開口部と前記小孔の外周との距離および前記小孔の外周
間の距離をともに0.2〜1.0mmとした換気装置用フィルタ
ーを構成したものである。
また、第2の手段は、ブリッジの切り起こし高さを0.5
〜2.0mmとした構成である。
作用 この第1の手段によって、調理時に発生した油煙を含む
空気はブリッジ状の切り起こし部および小孔によって形
成された開口を通風路として通過するが、この開口は平
板の面方向に形成されているものと小孔であるため、慣
性衝突作用により平板上に油煙は十分に捕集される。そ
して、ブリッジ状の切り起こし部と小孔の外周との距離
および小孔の外周間の距離をともに0.2〜1.0mmとしてい
るので、強度が確保された上で、フィルター全体の開口
面積が大きくとれ、圧力損失が低く、騒音は低くおさえ
られることとなる。
また、第2の手段によって、ブリッジ状の切り起こし部
の切り起こし高さを0.5〜2.0mmとしているので、油の捕
集効果が大きく、かつ強度が確保された上でフィルター
全体の開口面積を大きくでき、圧力損失が低くなり、騒
音を低くおさえることができることとなる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図にもとづき説
明する。図において1はフィルターで、板厚0.5mmのス
テンレスの平板に、孔径1.2mm,孔の間隔bを0.5mmとし
た孔2を5個設け、その両端の孔2の隣に孔径1.0mmの
孔3を各1個設け、これら孔2の両側0.5mmの位置に平
板の面方向に開口4を形成してブリッジ状の切り起こし
部5をピッチ17mmで多数設け、さらに開口4側に隣り合
う切り起こし部5間の平面部に孔径1.2mm,孔の間隔bを
0.5mmとした孔6を連続して多数形成した平面パンチン
グ部7を設けている。前記切り起こし部5と平面パンチ
ング部7とは、連続して交互に位置している。そして、
切り起こし部5は、せん断して切り起こしているため、
すなわち両側に平板の面方向に開口4を形成しているた
め、フィルター前面部正面から見た場合には開口4は見
えなくなっている。そして、前記切り起こし部5の開口
4と前記小孔2の外周との距離bおよび小孔2あるいは
小孔6の外周間の距離aはともに0.5mmとしているが、
これを大きくとるとそれだけ開口4の面積が小さくなっ
て圧力損失が増加して騒音が高くなる。また逆に距離a,
bを小さくする場合は、その部分の強度を考慮する必要
がある。この距離a,bを変化させた場合の実験結果を第
5図に示す。図において、距離a,bは1.0mmを超えると騒
音値は40ホンを超えるが、40ホンは騒音規制法における
住宅の許容騒音レベルの上限値であるので、距離a,bは
1.0mm以下にする必要がある。逆にa,bを小さくすると騒
音値は小さくなる傾向を示すが、0.2mm以下になるとフ
ィルタ強度が確保できなくなり、力が加えられたり、加
工上のばらつきがあったりすると、割れ,変形等の不都
合が生じる。したがって距離a,bは0.2〜1.0mmが適正値
となる。このフィルター1を換気扇に組み込んだ状態を
第6図に示すが、8は換気扇本体の枠体で、モータ9お
よびこのモータ9で回転される羽根10を装備している。
前記羽根10の前方にはフィルター枠11に保持されたフィ
ルター1が配設されている。なお、図中の12はモータ9
の支持部材である。
上記の構成において、モータ9によって羽根10を回転さ
せ、調理などにともなって発生する汚染物質を含む空気
をフィルター1を通過させ、室外に排出する。フィルタ
ー1においてはブリッジ状の切り起こし部5に侵入した
気流Xは、正面の切り起こし部5にまず衝突してから左
右に分かれ、開口4を通過して換気扇の内部に侵入す
る。このブリッジ状の切り起こし部5は、従来の一端を
切り起こしたものであれば正面から開口が見えるため、
その開口から油の粒子が換気扇の内部に入り込むが、本
実施例のブリッジ状の切り起こし部5は、せん断し切り
起こしているために、油の粒子はかならず正面の切り起
こし部5に慣性衝突して捕集される。また、孔2,孔3,孔
6を通る空気に含まれを油の粒子は、孔の径が1.0.1.2m
mと小さいために慣性衝突効果により捕集される。さら
に切り起こし部5の開口4は左右両側であるために片側
のみの切り起こしよりも開口は大きくとれ、圧力損失は
少なくなる。また小さな油の粒子は捕集されずに気流に
のって換気扇の内部に入ってくるが、羽根10などとの衝
突も少なく大部分は室外に排出され、換気扇本体部の汚
れは非常に少なくなり、清掃の手間が省ける。
そして、通風路が切り起こし部5と孔2,3,6の両方によ
って形成されているので、圧力損失は低くなり、換気扇
の騒音は低くなる。また、孔2,3,6による開孔率はあま
り大きくないから、油煙の捕集効率は、孔のない場合と
比較しても、大きな差はない。
次に、本発明の他の実施例を第7図〜第10図にもとづき
説明する。図において21はフィルターで、板厚0.8mmの
アルミニウムの平板に、孔径1.2mmの孔22を5個設け、
その両端の孔2の隣に孔径1.0mmの孔23を各1個設け、
これら孔22,23の両側に平板の面方向に開口24を形成し
てブリッジ状に1mm切り起こした切り起こし部25をピッ
チ17mmで多数設け、さらに開口24側に隣り合う切り起こ
し部25間の平面部に孔径1.2mmの孔26を連続して多数形
成した平面パンチング部27を設けている。前記切り起こ
し部25と平面パンチング部27とは、連続して交互に位置
している。そして、前記切り起こし部25の切り起こし高
さhを1mmとしているが、これを低くすると開口24の面
積がそれだけ小さくなって油の捕集効率は向上するが、
圧力損失が増加して騒音が高くなる。逆に切り起こし高
さhを高くすると、開口24の面積が大きくなり圧力損失
は低下して騒音が低くなるが、油の捕集効率は低下し、
またこの切り起こし部25の強度を考慮する必要がある。
この切り起こし高さhを変化させた場合の実験結果を第
11図に示すが、切り起こし高さhが0.5mm未満になる
と、騒音値は40ホンを超えるので、第1の実施例で述べ
たように40ホン以下におさえる必要から切り起こし高さ
hは0.5mm以上にしなければならない。逆にhを大きく
すると騒音値は小さくなる傾向を示すが、2.0mmを超え
ると加工時にブリッジ状の切り起こし部に割れが発生し
始め、加工できなくなる。したがって切り起こし高さh
は0.5〜2.0mmが適正値となる。
なお、本実施例では換気装置として換気扇の場合を示し
たが、レンジフードであっても、その効果は同様に得ら
れる。
発明の効果 以上の実施例の説明で明らかなように、本発明によれば
調理などにともなって発生する油煙などを室外に排出す
る換気装置に組み込むフィルターを、平板に所定間隔を
おいて、両側に平板の面方向に開口を形成してブリッジ
状の切り起こし部を設け、このブリッジ部および平面部
のいずれか一方、あるいは両方に多数の小孔を設けて、
切り起こし部の開口部と小孔の外周との距離および小孔
の外周間の距離をともに0.2〜1.0mmとすることによって
強度を確保した上でフィルター全体の開口面積が大きく
とれるので圧力損失が低く、騒音が低くなるという効果
が得られる。
また、ブリッジ状の切り起こし部の切り起こし高さを0.
5〜2.0mmとすることによっも、強度を確保した上で、適
切な開口が形成されているので、圧力損失が低く、騒音
が低くなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の換気装置用フィルターを示
す平面図、第2図は第1図のA−A′断面図、第3図は
第1図のB−B′断面図、第4図は第1図のC−C′断
面図、第5図は同換気装置用フィルターの距離−騒音値
特性図、第6図は同換気装置用フィルターを組込んだ換
気扇の断面図、第7図は本発明の他の実施例の換気装置
用フィルターの平面図、第8図は第7図のA−A′断面
図、第9図は第7図のB−B′断面図、第10図は第7図
のC−C′断面図、第11図は同換気装置用フィルターの
切り起こし部の切り起こし高さ−騒音値特性図、第12図
は従来の換気装置用フィルターの平面図、第13図は第12
図のC−C′断面図、第14図は第12図のD−D′断面
図、第15図は従来の他の換気装置用フィルターの平面
図、第16図は第15図のE−E′断面図である。 1,21……フィルター、2,3,6,22,23,26……小孔、4,24…
…開口、5,25……切り起こし部、7,27……平面パンチン
グ部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板に所定間隔をおいて、両側にこの平板
    の面方向に開口を形成してブリッジ状の切り起こし部を
    設け、前記ブリッジ状の切り起こし部および平面部のい
    ずれか一方あるいは両方に多数の小孔を設け、前記切り
    起こし部の両側の開口および前記小孔を通風路とし、前
    記切り起こし部の開口部と前記小孔の外周との距離およ
    び前記小孔の外周間の距離をともに0.2〜1.0mmとした換
    気装置用フィルター。
  2. 【請求項2】平板に所定間隔をおいて、両側にこの平板
    の面方向に開口を形成してブリッジ状の切り起こし部を
    設け、前記ブリッジ状の切り起こし部および平面部のい
    ずれか一方あるいは両方に多数の小孔を設け、前記切り
    起こし部の両側の開口および前記小孔を通風路とし、前
    記切り起こし部の切り起こし高さを0.5〜2.0mmとした換
    気装置用フィルター。
JP20431888A 1988-08-17 1988-08-17 換気装置用フィルター Expired - Lifetime JPH0714449B2 (ja)

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JP2012061787A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Seiko Epson Corp 流路部材、液体噴射ヘッド、液体噴射装置及びフィルター

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