JPH0714542B2 - 異形断面条の製造方法及び装置 - Google Patents

異形断面条の製造方法及び装置

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JPH0714542B2
JPH0714542B2 JP29536587A JP29536587A JPH0714542B2 JP H0714542 B2 JPH0714542 B2 JP H0714542B2 JP 29536587 A JP29536587 A JP 29536587A JP 29536587 A JP29536587 A JP 29536587A JP H0714542 B2 JPH0714542 B2 JP H0714542B2
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宏一 加藤
恭衛 仲村
信義 小林
邦生 土井
敏夫 戸崎
桂一郎 ▲吉▼田
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は幅方向に厚さに異なる部分を長手方向に連続し
て形成した異形断面条を幅出し圧延成形法により製造す
る装置及び方法に関するものである。
〔従来の技術〕
現在、第2図に示すように条体の断面中央部の一方の面
に凸部(10)を形成したような幅方向に厚さの異なる異
形断面条(8)を圧延成形する方法としては、圧延ロー
ルの軸線を被圧延条体の長手方向に向けて配置し、該条
体の幅方向に往復転動する圧延ロールの表面の軸方向
に、上記異形断面条(8)の凸部(10)に対応した凹溝
を形成し、固定下型と圧延ロールとの間隙のロール軸方
向に被圧延条体を間欠的に供給し、上記圧延ロールの凹
溝以外の圧延面と固定下型とで被圧延条体を幅方向に圧
延して第2図に示す異形断面条(8)を製造する方法が
ある。
実際に上記圧延を行なう装置には固定下型の形状によっ
て次のような2つのタイプがある。先ず第3図(イ)に
示すような平面平坦な固定下型(11a)を用い上記凹溝
(4)を有する圧延ロール(3)を被圧延条体(1a)の
供給方向と直角に少なくとも該条体(1a)の幅(X)以
上の距離(Y)を転動して異形断面条を製造するもの、
次いで第3図(ロ)に示すように中央部が平坦面(6a)
でその両側が円弧状の凹面(6b)を形成した固定下型
(11b)を用いることにより圧延ロール(3)を被圧延
条体(1b)の供給方向と直角に該条体(1b)の幅(X)
以下の距離(Z)を往復転動させ被圧延条体(1b)の幅
方向の両端部を圧延ロール(3)の圧延面(2)と固定
下型(11b)の円弧状凹面(6b)とで繰り返し挟圧して
圧延し異形断面条を製造するものがある。両者を比較し
た場合後者は転動距離が短いため圧延ロールの高速転動
が可能となり、より高能率な異形断面条の製造を行なう
ことができ工業的な利用価値が高い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年、電子・電気機器の発達に伴い、特に寸法精度の優
れた異形断面条が要求されるようになった。圧延加工に
おいて得られる厚さは、ロールギャップの幾何学的寸法
によるものでなく、圧延荷重によってロールギャップが
開くため、圧延機のいわゆるミル剛性と圧延荷重との関
係によって厚さが決るには周知のことである。上記方法
においても同様であり、材料の幅方向の厚さ分布は、転
動各位置での圧延荷重によるギャップの増大の和として
得られる。しかるに、寸法精度の優れた異形断面条を得
るためには、油圧制御によりミル剛性を無限大とする
か、圧延荷重によるロールギャップの増大を考慮した幾
何学的ギャップを与える必要がある。従来は、ギャップ
の変化量を調節するために圧延ロール又は固定下型の形
状を変化量だけ盛り上げたり、圧延ロールと固定下型の
円弧部の曲率の組合せを変えたりしていた。しかし、素
材の材質や寸法がかわると圧延荷重によるギャップの変
化量もかわるため、その度に新たな圧延ロール及び固定
下型を作製しなければならないという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記問題を解決するためになされたもので寸法
精度の優れた異形断面条を能率よく製造できる方法及び
装置を開発したものである。
即ち本発明の製造方法は中央部が平坦面でその両側が円
弧状の凹面を形成した固定下型と、該固定下型の上方を
往復転動する圧延ロールの間隙に、圧延ロールの転動方
向と直交する方向に条体を供給し、該条体を圧延ロール
の転動方向に圧延して幅方向に厚さの異なる異形断面条
を製造する方法において、固定下型の平坦面の圧延方向
の長さを変化させて圧延することを特徴とするものであ
り、本発明の製造装置は中央部が平坦面でその両側が円
弧状の凹面を形成した固定下型と該固定下型の上方に往
復転動する圧延ロールを設け、これら固定下型と圧延ロ
ールの間隙に圧延ロールの転動方向と直交する方向に条
体を供給し、該条体を圧延ロールの転動方向に圧延して
幅方向に厚さの異なる異形断面条を製造する装置におい
て、固定下型の中央部を圧延方向に2分割し、その間隙
に上面が平坦なスペーサーを設けたことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
このように固定下型の平坦な中央部の圧延方向の長さを
可変としたのは固定下型の円弧状凹面と圧延ロールの圧
延面とのギャップ量を任意に調整するためである。
このような構成にすることにより上記の如く、幅出し圧
延により成形される厚さ寸法は圧延ロールと固定する下
型の初期設定時のギャップ、即ち幾何学的に得られるギ
ャップに実際の加工時にかかる圧延荷重と圧延機のミル
剛性により決定されるギャップの変化分を加えたギャッ
プで得られるため、圧延荷重によるギャップの変化量を
把握しておけばその変化分を考慮に入れた幾何学的ギャ
ップを固定下型の円弧状凹面と圧延ロールの圧延面との
間隙に与えることができ、加工時に圧延ロールの各転動
位置でのギャップは絶えず一定に保たれるため圧延され
た異形断面条の両端部の厚さの寸法精度は優れたものと
することがである。
本加工法では圧延ロールの転動の中心位置から固定下型
の凹面を形成した両端部に向かって被圧延条体への圧延
荷重が増加していくので初期ギャップの設定は端部に向
って狭くなるように設定すべきでかる。
なお本装置では固定下型の平坦部の圧延方向の長さを長
くすると上記ギャップは広がり、短くすると狭くなる。
そしてこの傾向は被圧延条体の幅方向の両端部に向うに
つれて顕著になる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により説明する。
第2図に示ス異形断面条(8)を製造する際に該条
(8)の断面中央部の凸部(10)は圧延せず両端部のみ
を圧延するために第1図に示すように被圧延条体(1)
の供給方向に軸線(A)を有し、単純な円弧カーブの圧
延面(2)をもつ圧延ロール(3)の下面に上記異形断
面条の断面の凸部形状に対応する凹形状の凹溝(4)を
(軸線(A)方向に)形成し、この圧延ロール(3)の
下方に上面が平坦で破線で示す厚さl′のスペーサー
(5′)と該スペーサー(5′)の両側に連結し、上面
の連結部側が平坦面(6a)で外側が単純な円弧状の凹面
(6b)を形成した分割固定下型(7)(7)を設けた装
置により、銅条及び黄銅条を用いて圧延を行なった。こ
のときにこれら銅条及び黄銅条についてあらかじめ測定
した荷重分布により荷重/ミル剛性で計算される圧延ロ
ール(3)の圧延面(2)と分割固定下型(7)の凹面
(6b)のギャップの変化量を算出し、その変化量だけ当
初のギャップを変化させてこれら銅条及び黄銅条に見合
った初期ギャップ量(d)に圧延ロール(3)と分割固
定下型(7)の凹面(6b)との間隙を設定した。該間隙
のこのような調整は当初のスペーサー(5′)とは厚さ
の異なるスペーサー(5)を用い、即ちスペーサーの厚
さを変化(l′からlに変更)させて行なった。
このような条件で圧延ロール(3)の軸線方向に銅条及
び黄銅条の被圧延材を供給して幅出し圧延をし、第2図
に示す異形断面条(8)を連続製造したところ良好な寸
法精度のものが得られた。
なおスペーサーの厚さを含めた組立て固定下型(9)の
平坦部の長さの変化(第1図中L′からLに変更)に対
して圧延ロール(3)の転動の中心から圧延方向に50mm
の位置ではその長さの変化の約1/20の厚さの変化を示し
た。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、寸法精度の改善法として前
記した油圧制御によるミル剛性無限大の方法では実際に
ロールギャップを直接には検出できないので、油圧制御
では単純な機械剛性の5〜10倍程度が工場的な限度であ
る。この程度でもかなり改善が可能ではあるが、油圧制
御システムがかなり高価なものとなる。又、圧延ロール
や固定下型の円弧部形状を変化させる方法では素材の材
質,製品のサイズにより各々作製しなければならず、上
記油圧式より安価ではあるが経費がかかる。一方本発明
によれば一組の圧延ロールと分割型の固定下型と他に、
分割型の固定下型の間に入れる板(即ちスペーサー)を
数枚用意して組合せて用いれば広範囲にわたって平坦部
長さを変化させることができる。よってより安価にしか
も広範囲に亘って使用できるメリットを有する等工業上
顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は異形
断面条を示す断面図、第3図(イ)(ロ)は従来例を示
す正面図である。 1,1a,1b……被圧延条体 2……圧延面 3……圧延ロール 4……凹溝 5,5′……スペーサー 6a……平坦面 6b……凹面 7……分割固定下型 8……異形断面条 9……組立て固定下型 10……凸部 11a,11b……固定下型 A……軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 信義 栃木県日光市清滝町500番地 古河電気工 業株式会社日光電気精銅所内 (72)発明者 土井 邦生 栃木県日光市清滝町500番地 古河電気工 業株式会社日光電気精銅所内 (72)発明者 戸崎 敏夫 栃木県日光市清滝町500番地 古河電気工 業株式会社日光電気精銅所内 (72)発明者 ▲吉▼田 桂一郎 千葉県茂原市茂原641番地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部が平坦面でその両側が円弧状の凹面
    を形成した固定下型と、該固定下型の上方を往復転動す
    る圧延ロールの間隙に、圧延ロールの転動方向と直交す
    る方向に条体を供給し、該条体を圧延ロールの転動方向
    に圧延して幅方向に厚さの異なる異形断面条を製造する
    方法において、固定下型の平坦面の圧延方向の長さを変
    化させて圧延することを特徴とする異形断面条の製造方
    法。
  2. 【請求項2】中央部が平坦面でその両側が円弧状の凹面
    を形成した固定下型と該固定下型の上方に往復転動する
    圧延ロールを設け、これら固定下型と圧延ロールの間隙
    に圧延ロールの転動方向と直交する方向に条体を供給
    し、該条体を圧延ロールの転動方向に圧延して幅方向に
    厚さの異なる異形断面条を製造する装置において、固定
    下型の中央部を圧延方向に2分割し、その間隙に上面が
    平坦なスペーサーを設けたことを特徴とする異形断面条
    の製造装置。
JP29536587A 1987-11-25 1987-11-25 異形断面条の製造方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0714542B2 (ja)

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