JPH0714664A - 面状ヒーターおよびその製造方法 - Google Patents
面状ヒーターおよびその製造方法Info
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- JPH0714664A JPH0714664A JP27266193A JP27266193A JPH0714664A JP H0714664 A JPH0714664 A JP H0714664A JP 27266193 A JP27266193 A JP 27266193A JP 27266193 A JP27266193 A JP 27266193A JP H0714664 A JPH0714664 A JP H0714664A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- planar heater
- electrically insulating
- insulating coating
- metal
- Prior art date
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- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 面状ヒーター1は、正特性サーミスターから
なる円盤状の発熱体2…と、発熱体2…の電極2a…に
それぞれ電気的に接続された金網もしくは有孔金属板も
しくは線状、細長い偏平状からなる一対の金属端子3・
3と、全体を被覆して外部と電気的に絶縁する電気絶縁
性被覆部材5とを備えている。電気絶縁性被覆部材5
は、長繊維を含む充填材が配合された合成樹脂からな
り、圧縮成形により一体的に形成されている。発熱体2
…は、周辺及び金属端子3・3の孔を通過した合成樹脂
によって固定されている。 【効果】 熱を被加熱物に効率良く伝達することが可能
となる。部品点数および工程数を削減でき、低コスト化
が可能となると共に、小型化・軽量化・薄型化が可能と
なる。いわゆるユニット化が可能となり、量産できる。
なる円盤状の発熱体2…と、発熱体2…の電極2a…に
それぞれ電気的に接続された金網もしくは有孔金属板も
しくは線状、細長い偏平状からなる一対の金属端子3・
3と、全体を被覆して外部と電気的に絶縁する電気絶縁
性被覆部材5とを備えている。電気絶縁性被覆部材5
は、長繊維を含む充填材が配合された合成樹脂からな
り、圧縮成形により一体的に形成されている。発熱体2
…は、周辺及び金属端子3・3の孔を通過した合成樹脂
によって固定されている。 【効果】 熱を被加熱物に効率良く伝達することが可能
となる。部品点数および工程数を削減でき、低コスト化
が可能となると共に、小型化・軽量化・薄型化が可能と
なる。いわゆるユニット化が可能となり、量産できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、定温ヒーター
や局所加熱ヒーターとして多くの応用分野で利用できる
PTC(Positive Temperature Coefficient)特性を有
する、例えばチタン酸バリウム系磁器半導体等からなる
発熱体を用いた面状ヒーターおよび、その製造方法に関
するものである。
や局所加熱ヒーターとして多くの応用分野で利用できる
PTC(Positive Temperature Coefficient)特性を有
する、例えばチタン酸バリウム系磁器半導体等からなる
発熱体を用いた面状ヒーターおよび、その製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自己温度制御機能を備える正
特性サーミスターであるチタン酸バリウム系磁器半導体
からなる平板状の発熱体を用いた面状ヒーターが考えら
れている。この面状ヒーターは、発熱温度を一定に保つ
ための温度制御回路や、過熱を防止するための過熱防止
回路が不要であり、かつ、極めて高い安全性を有してい
る。また、上記の面状ヒーターは、発熱体の表面および
裏面に電極を設け、これら電極にリード線を半田付けす
ることにより外部電源と接続しており、電極を被加熱物
と絶縁すると共に表面(発熱面)を平滑にし、発熱体で
発生する熱を被加熱物に均一に伝達するために、電気絶
縁性、耐熱性、機械的強度および熱伝導性に優れたアル
ミナ等のセラミックスの成形品からなるケース、もしく
は、熱可塑性樹脂等からなる絶縁シートで上記の発熱体
が覆われている。
特性サーミスターであるチタン酸バリウム系磁器半導体
からなる平板状の発熱体を用いた面状ヒーターが考えら
れている。この面状ヒーターは、発熱温度を一定に保つ
ための温度制御回路や、過熱を防止するための過熱防止
回路が不要であり、かつ、極めて高い安全性を有してい
る。また、上記の面状ヒーターは、発熱体の表面および
裏面に電極を設け、これら電極にリード線を半田付けす
ることにより外部電源と接続しており、電極を被加熱物
と絶縁すると共に表面(発熱面)を平滑にし、発熱体で
発生する熱を被加熱物に均一に伝達するために、電気絶
縁性、耐熱性、機械的強度および熱伝導性に優れたアル
ミナ等のセラミックスの成形品からなるケース、もしく
は、熱可塑性樹脂等からなる絶縁シートで上記の発熱体
が覆われている。
【0003】そして、上記従来の面状ヒーターは、発熱
体の表面および裏面に設けられた電極に直接リード線が
半田付けされているため、その部分に凸部ができ、ま
た、ケースもしくは絶縁シートと、発熱体との間に空間
(隙間)ができると、発熱体と被加熱物との間の熱伝導
性が低下することから、ケースで上記の発熱体を覆う場
合には、半田付け凸部に合わせてケースに凹部を設け
て、ケースと発熱体との密着性に留意している。
体の表面および裏面に設けられた電極に直接リード線が
半田付けされているため、その部分に凸部ができ、ま
た、ケースもしくは絶縁シートと、発熱体との間に空間
(隙間)ができると、発熱体と被加熱物との間の熱伝導
性が低下することから、ケースで上記の発熱体を覆う場
合には、半田付け凸部に合わせてケースに凹部を設け
て、ケースと発熱体との密着性に留意している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
面状ヒーターでは、例えば絶縁シートで発熱体を覆う場
合には、発熱体が絶縁シート内を移動しないように、発
熱体を絶縁シートに固定する必要があり、そのために接
着剤等を用いなければならない。また、セラミックスの
成形品からなるケースで発熱体を覆う場合には、このケ
ースを予め別途作製する必要があり、面状ヒーターが分
厚くなると共に、面状ヒーターを製造するための部品点
数および工程数が増加し、かつ、コストアップを招来す
るという問題を生じている。さらに、上記のケースはセ
ラミックスの成形品からなるので加工性に乏しく、その
形状に凹凸を設ける加工に手間取るため、発熱体の使用
温度が低くて耐熱性を備えたケースを必要としない場合
には、一層、上記の問題が深刻なものとなる。
面状ヒーターでは、例えば絶縁シートで発熱体を覆う場
合には、発熱体が絶縁シート内を移動しないように、発
熱体を絶縁シートに固定する必要があり、そのために接
着剤等を用いなければならない。また、セラミックスの
成形品からなるケースで発熱体を覆う場合には、このケ
ースを予め別途作製する必要があり、面状ヒーターが分
厚くなると共に、面状ヒーターを製造するための部品点
数および工程数が増加し、かつ、コストアップを招来す
るという問題を生じている。さらに、上記のケースはセ
ラミックスの成形品からなるので加工性に乏しく、その
形状に凹凸を設ける加工に手間取るため、発熱体の使用
温度が低くて耐熱性を備えたケースを必要としない場合
には、一層、上記の問題が深刻なものとなる。
【0005】従って、表面(発熱面)の平滑性を保持し
たまま、簡単に絶縁を行うことができ、しかも発熱体で
発生する熱を効率良く被加熱物に伝達し、かつ、発熱体
を被覆する絶縁性材料に発熱体を固定することができる
と共に、小型化・軽量化・薄型化がなされている面状ヒ
ーターが求められている。
たまま、簡単に絶縁を行うことができ、しかも発熱体で
発生する熱を効率良く被加熱物に伝達し、かつ、発熱体
を被覆する絶縁性材料に発熱体を固定することができる
と共に、小型化・軽量化・薄型化がなされている面状ヒ
ーターが求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の面
状ヒーターは、上記の課題を解決するために、正特性サ
ーミスターからなる平板状の発熱体の上面および下面に
電極が設けられている面状ヒーターにおいて、上記電極
にそれぞれ電気的に接続された金網もしくは有孔金属板
もしくは線状、細長い偏平状からなる一対の金属端子
と、これら金属端子にそれぞれ電気的に接続された一対
の給電線と、全体を被覆して外部と電気的に絶縁する電
気絶縁性被覆部材とを備えており、上記電気絶縁性被覆
部材は、長繊維を含む充填材が配合された合成樹脂から
なり、圧縮成形により一体的に形成されていることを特
徴としている。
状ヒーターは、上記の課題を解決するために、正特性サ
ーミスターからなる平板状の発熱体の上面および下面に
電極が設けられている面状ヒーターにおいて、上記電極
にそれぞれ電気的に接続された金網もしくは有孔金属板
もしくは線状、細長い偏平状からなる一対の金属端子
と、これら金属端子にそれぞれ電気的に接続された一対
の給電線と、全体を被覆して外部と電気的に絶縁する電
気絶縁性被覆部材とを備えており、上記電気絶縁性被覆
部材は、長繊維を含む充填材が配合された合成樹脂から
なり、圧縮成形により一体的に形成されていることを特
徴としている。
【0007】請求項2記載の発明の面状ヒーターは、上
記の課題を解決するために、正特性サーミスターからな
る平板状の発熱体の上面および下面に電極が設けられて
いる面状ヒーターにおいて、上記電極にそれぞれ電気的
に接続された金網もしくは有孔金属板もしくは線状、細
長い偏平状からなる一対の金属端子と、これら金属端子
にそれぞれ電気的に接続された一対の給電線と、上記金
属端子間に設けられ、金属端子同士の接触を防止する絶
縁部材と、全体を被覆して外部と電気的に絶縁する電気
絶縁性被覆部材とを備えており、上記電気絶縁性被覆部
材は、長繊維を含む充填材が配合された合成樹脂からな
り、圧縮成形により一体的に形成されていることを特徴
としている。
記の課題を解決するために、正特性サーミスターからな
る平板状の発熱体の上面および下面に電極が設けられて
いる面状ヒーターにおいて、上記電極にそれぞれ電気的
に接続された金網もしくは有孔金属板もしくは線状、細
長い偏平状からなる一対の金属端子と、これら金属端子
にそれぞれ電気的に接続された一対の給電線と、上記金
属端子間に設けられ、金属端子同士の接触を防止する絶
縁部材と、全体を被覆して外部と電気的に絶縁する電気
絶縁性被覆部材とを備えており、上記電気絶縁性被覆部
材は、長繊維を含む充填材が配合された合成樹脂からな
り、圧縮成形により一体的に形成されていることを特徴
としている。
【0008】請求項3の発明に係る面状ヒーターは、上
記の課題を解決するために、上面および下面に電極が設
けられた正温度係数サーミスターからなる複数の発熱体
と、発熱体を上下から挟むことにより発熱体の電極に電
気的に接続される一対の導電性端子と、各導電性端子に
接続されたリード線と、発熱体および導電性端子を被う
電気絶縁性被覆部材とが備えられており、導電性端子
は、カーボンクロスからなっていることを特徴としてい
る。
記の課題を解決するために、上面および下面に電極が設
けられた正温度係数サーミスターからなる複数の発熱体
と、発熱体を上下から挟むことにより発熱体の電極に電
気的に接続される一対の導電性端子と、各導電性端子に
接続されたリード線と、発熱体および導電性端子を被う
電気絶縁性被覆部材とが備えられており、導電性端子
は、カーボンクロスからなっていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4の発明に係る面状ヒーターは、上
記の課題を解決するために、請求項3の面状ヒーターで
あって、電気絶縁性被覆部材は、上下の導電性端子によ
って挟まれ発熱体を配置するための孔部を有する絶縁体
からなるスペーサーと、発熱体および導電性端子を被う
絶縁性表層からなっていることを特徴としている。
記の課題を解決するために、請求項3の面状ヒーターで
あって、電気絶縁性被覆部材は、上下の導電性端子によ
って挟まれ発熱体を配置するための孔部を有する絶縁体
からなるスペーサーと、発熱体および導電性端子を被う
絶縁性表層からなっていることを特徴としている。
【0010】請求項5の発明に係る面状ヒーターは、上
記の課題を解決するために、請求項4の面状ヒーターで
あって、スペーサーは、チョップトストランドまたはロ
ービングクロスのいずれかを含む合成樹脂からなり、絶
縁性表層は、繊維強化された合成樹脂からなることを特
徴としている。
記の課題を解決するために、請求項4の面状ヒーターで
あって、スペーサーは、チョップトストランドまたはロ
ービングクロスのいずれかを含む合成樹脂からなり、絶
縁性表層は、繊維強化された合成樹脂からなることを特
徴としている。
【0011】請求項6の発明に係る面状ヒーターの製造
方法は、上記の課題を解決するために、上面および下面
に電極が設けられた正温度係数サーミスターからなる複
数の発熱体を一対の、金属またはカーボンクロスからな
る導電性端子により上下から挟み、さらに一対のガラス
クロスもしくはガラスマットにより上下の導電性端子を
両側から挟んだ状態で型にセットした後、熱硬化性樹脂
液を型内に注入し、熱硬化性樹脂液を硬化させることに
より、発熱体および導電性端子を被う絶縁性表層を形成
することを特徴としている。
方法は、上記の課題を解決するために、上面および下面
に電極が設けられた正温度係数サーミスターからなる複
数の発熱体を一対の、金属またはカーボンクロスからな
る導電性端子により上下から挟み、さらに一対のガラス
クロスもしくはガラスマットにより上下の導電性端子を
両側から挟んだ状態で型にセットした後、熱硬化性樹脂
液を型内に注入し、熱硬化性樹脂液を硬化させることに
より、発熱体および導電性端子を被う絶縁性表層を形成
することを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、正特性サーミス
ターからなる平板状の発熱体の上面および下面に設けら
れた電極に、一対の金属端子がそれぞれ電気的に接続さ
れ、これら金属端子に一対の給電線がそれぞれ電気的に
接続され、電気絶縁性被覆部材にて全体が被覆されて外
部と電気的に絶縁されている。このため、電気絶縁性被
覆部材の表面温度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅
速に上昇し、所定温度に達すると、その温度を安定に保
つことになるので、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被
覆部材を介して被加熱物に効率良く伝達することが可能
となる。
ターからなる平板状の発熱体の上面および下面に設けら
れた電極に、一対の金属端子がそれぞれ電気的に接続さ
れ、これら金属端子に一対の給電線がそれぞれ電気的に
接続され、電気絶縁性被覆部材にて全体が被覆されて外
部と電気的に絶縁されている。このため、電気絶縁性被
覆部材の表面温度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅
速に上昇し、所定温度に達すると、その温度を安定に保
つことになるので、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被
覆部材を介して被加熱物に効率良く伝達することが可能
となる。
【0013】また、電気絶縁性被覆部材は、長繊維を含
む充填材が配合された合成樹脂からなり、圧縮成形によ
り一体的に形成されている。このため、発熱面を平滑に
することができると共に、電気絶縁性被覆部材による被
覆を薄くすることが可能となる。
む充填材が配合された合成樹脂からなり、圧縮成形によ
り一体的に形成されている。このため、発熱面を平滑に
することができると共に、電気絶縁性被覆部材による被
覆を薄くすることが可能となる。
【0014】さらに、金属端子が金網もしくは有孔金属
板もしくは線状、細長い偏平状からなっているので、電
気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成する際
に、発熱体は、上記の金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となると共
に、小型化・軽量化・薄型化が可能となる。また、いわ
ゆるユニット化が可能となり、量産することができる。
板もしくは線状、細長い偏平状からなっているので、電
気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成する際
に、発熱体は、上記の金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となると共
に、小型化・軽量化・薄型化が可能となる。また、いわ
ゆるユニット化が可能となり、量産することができる。
【0015】請求項2記載の構成によれば、正特性サー
ミスターからなる発熱体の上面および下面に設けられた
電極に、一対の金属端子がそれぞれ電気的に接続され、
これら金属端子に一対の給電線がそれぞれ電気的に接続
され、電気絶縁性被覆部材にて全体が被覆されて外部と
電気的に絶縁されている。このため、電気絶縁性被覆部
材の表面温度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅速に
上昇し、所定温度に達すると、その温度を安定に保つこ
とになるので、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被覆部
材を介して被加熱物に効率良く伝達することが可能とな
る。
ミスターからなる発熱体の上面および下面に設けられた
電極に、一対の金属端子がそれぞれ電気的に接続され、
これら金属端子に一対の給電線がそれぞれ電気的に接続
され、電気絶縁性被覆部材にて全体が被覆されて外部と
電気的に絶縁されている。このため、電気絶縁性被覆部
材の表面温度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅速に
上昇し、所定温度に達すると、その温度を安定に保つこ
とになるので、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被覆部
材を介して被加熱物に効率良く伝達することが可能とな
る。
【0016】また、電気絶縁性被覆部材は、長繊維を含
む充填材が配合された合成樹脂からなり、圧縮成形によ
り一体的に形成されている。このため、発熱面を平滑に
することができると共に、電気絶縁性被覆部材による被
覆を薄くすることが可能となる。
む充填材が配合された合成樹脂からなり、圧縮成形によ
り一体的に形成されている。このため、発熱面を平滑に
することができると共に、電気絶縁性被覆部材による被
覆を薄くすることが可能となる。
【0017】さらに、金属端子が金網もしくは有孔金属
板もしくは線状、細長い偏平状からなっているので、電
気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成する際
に、発熱体は、上記の金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となる。ま
た、いわゆるユニット化が可能となり、量産することが
できる。
板もしくは線状、細長い偏平状からなっているので、電
気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成する際
に、発熱体は、上記の金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となる。ま
た、いわゆるユニット化が可能となり、量産することが
できる。
【0018】その上、金属端子同士の接触を防止する絶
縁部材が金属端子間に設けられているので、これら金属
端子間の絶縁をより一層確実に行うことができる。
縁部材が金属端子間に設けられているので、これら金属
端子間の絶縁をより一層確実に行うことができる。
【0019】請求項3の構成によれば、請求項1の金属
端子の代わりに、カーボンクロスからなる導電性端子を
採用したので、金属端子と比較して、軽量であり、熱膨
張係数も小さい。したがって、軽くて、壊れにくい面状
ヒーターを実現できる。しかも、カーボンクロスからな
る導電性端子は、薄くでき、安価であるため、面状ヒー
ターをより一層薄型にでき、安価にすることができる。
端子の代わりに、カーボンクロスからなる導電性端子を
採用したので、金属端子と比較して、軽量であり、熱膨
張係数も小さい。したがって、軽くて、壊れにくい面状
ヒーターを実現できる。しかも、カーボンクロスからな
る導電性端子は、薄くでき、安価であるため、面状ヒー
ターをより一層薄型にでき、安価にすることができる。
【0020】請求項4の構成によれば、請求項3の作用
に加え、面状ヒーターの製造が容易になる。例えば、電
気絶縁性被覆部材の内、スペーサーについては既存のも
のを使用し、発熱体、導電性端子およびスペーサーをア
センブルした後、絶縁性表層だけを型を利用して形成す
ることにより、面状ヒーターを製造することが可能にな
る。
に加え、面状ヒーターの製造が容易になる。例えば、電
気絶縁性被覆部材の内、スペーサーについては既存のも
のを使用し、発熱体、導電性端子およびスペーサーをア
センブルした後、絶縁性表層だけを型を利用して形成す
ることにより、面状ヒーターを製造することが可能にな
る。
【0021】請求項5の構成によれば、請求項4の作用
に加え、軽量で強く電気絶縁性が高い、しかも、熱膨張
係数も小さい電気絶縁性被覆部材を有する面状ヒーター
を実現できる。
に加え、軽量で強く電気絶縁性が高い、しかも、熱膨張
係数も小さい電気絶縁性被覆部材を有する面状ヒーター
を実現できる。
【0022】請求項6の構成によれば、発熱体、導電性
端子およびガラスクロスもしくはガラスマットを型にセ
ットした状態で、熱硬化性樹脂液を型内に注入している
ので、成形圧力が小さくて済む。このため、発熱体およ
び導電性端子を傷めない。しかも、均一な絶縁性表層を
有する一定した厚さの面状ヒーターを製造できる。
端子およびガラスクロスもしくはガラスマットを型にセ
ットした状態で、熱硬化性樹脂液を型内に注入している
ので、成形圧力が小さくて済む。このため、発熱体およ
び導電性端子を傷めない。しかも、均一な絶縁性表層を
有する一定した厚さの面状ヒーターを製造できる。
【0023】
【実施例】〔実施例1〕本発明の一実施例について図1
ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、以下の説明においては、5個の発熱体を内部に備え
た面状ヒーターを例に挙げることとする。
ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、以下の説明においては、5個の発熱体を内部に備え
た面状ヒーターを例に挙げることとする。
【0024】図1に示すように、本実施例にかかる面状
ヒーター1は、扁平な略円盤状をなしており、図2およ
び図3に示すように、扁平な円盤状の発熱体2…、円板
状の金属端子3・3、給電線としてのリード線4・4、
および電気絶縁性被覆部材5で構成されている。上記の
発熱体2…は、面状ヒーター1における中心位置、およ
び、この中心位置から四方に向かってそれぞれ所定間隔
離れた位置の合計五箇所に配されており、金属端子3・
3と密着状態となっている。また、発熱体2…は、その
上面および下面に、例えば銀塗料を塗布して形成された
電極2a・2aを備えている。
ヒーター1は、扁平な略円盤状をなしており、図2およ
び図3に示すように、扁平な円盤状の発熱体2…、円板
状の金属端子3・3、給電線としてのリード線4・4、
および電気絶縁性被覆部材5で構成されている。上記の
発熱体2…は、面状ヒーター1における中心位置、およ
び、この中心位置から四方に向かってそれぞれ所定間隔
離れた位置の合計五箇所に配されており、金属端子3・
3と密着状態となっている。また、発熱体2…は、その
上面および下面に、例えば銀塗料を塗布して形成された
電極2a・2aを備えている。
【0025】発熱体2は、正温度係数(Positive Tempe
rature Coefficient)を有する素材、例えばチタン酸バ
リウム等を主原料としたセラミックス半導体からなり、
室温からキュリー温度Tc (抵抗急変温度)までは低抵
抗であるが、キュリー温度Tc を越えると急峻に抵抗値
が増大する特性を有する感熱素子としての正特性サーミ
スターである。この特性により、発熱体2は、電圧が印
加されると、最初は、低温であるために抵抗値が小さく
て大電流が流れ、この結果、急激に温度が上昇する一
方、温度がキュリー温度Tc を越えると抵抗値が急峻に
増大することにより、一定温度以上には温度が上がら
ず、一定温度を安定に保つこととなる。即ち、発熱体2
は自己温度制御機能を備える。従って、面状ヒーター1
は、消費電力が少なく、温度制御回路や過熱防止回路を
省くことができ、小型化が可能となっている。また、局
部過熱による発火等の虞れもない。尚、この発熱体2
は、材料組成によりキュリー温度Tc が、およそ30〜25
0 ℃の範囲で任意に設定できるので、本実施例における
発熱体2では、被加熱物の加熱に有効な電気絶縁性被覆
部材5の表面温度が実現でき、かつ、安全性や省電力化
を考慮してキュリー温度Tc を設定すればよい。
rature Coefficient)を有する素材、例えばチタン酸バ
リウム等を主原料としたセラミックス半導体からなり、
室温からキュリー温度Tc (抵抗急変温度)までは低抵
抗であるが、キュリー温度Tc を越えると急峻に抵抗値
が増大する特性を有する感熱素子としての正特性サーミ
スターである。この特性により、発熱体2は、電圧が印
加されると、最初は、低温であるために抵抗値が小さく
て大電流が流れ、この結果、急激に温度が上昇する一
方、温度がキュリー温度Tc を越えると抵抗値が急峻に
増大することにより、一定温度以上には温度が上がら
ず、一定温度を安定に保つこととなる。即ち、発熱体2
は自己温度制御機能を備える。従って、面状ヒーター1
は、消費電力が少なく、温度制御回路や過熱防止回路を
省くことができ、小型化が可能となっている。また、局
部過熱による発火等の虞れもない。尚、この発熱体2
は、材料組成によりキュリー温度Tc が、およそ30〜25
0 ℃の範囲で任意に設定できるので、本実施例における
発熱体2では、被加熱物の加熱に有効な電気絶縁性被覆
部材5の表面温度が実現でき、かつ、安全性や省電力化
を考慮してキュリー温度Tc を設定すればよい。
【0026】上記の金属端子3・3は、熱伝導性に優れ
た金網もしくは有孔金属板(但し、図3中、説明の便宜
上、金属端子3・3を金網として示す)を用いるとき
は、面状ヒーター1本体よりも若干小さい大きさに形成
されている。そして、金属端子3・3は、発熱体2…に
通電する電極板としての機能と、発熱体2…で発生する
熱を電気絶縁性被覆部材5の表面全体に伝達する伝熱板
としての機能とを兼ね備えている。
た金網もしくは有孔金属板(但し、図3中、説明の便宜
上、金属端子3・3を金網として示す)を用いるとき
は、面状ヒーター1本体よりも若干小さい大きさに形成
されている。そして、金属端子3・3は、発熱体2…に
通電する電極板としての機能と、発熱体2…で発生する
熱を電気絶縁性被覆部材5の表面全体に伝達する伝熱板
としての機能とを兼ね備えている。
【0027】上記の金網は、例えば鉄や銅、ステンレス
等で形成されている。金網のメッシュ、即ち網目の大き
さは、例えば、オープニング(目開き)が数十ミクロン
〜数mmとすればよい。また、円板状に形成された金網
の周縁部に、リード線4を半田付けし易いように、例え
ば金網と同一の材料で枠を設けてもよい。さらに、金網
の厚みは、面状ヒーター1を軽量化・薄型化することが
できるように、薄くされている。尚、網目の大きさや、
金網の厚みおよび形成方法等は、特に限定されるもので
はない。
等で形成されている。金網のメッシュ、即ち網目の大き
さは、例えば、オープニング(目開き)が数十ミクロン
〜数mmとすればよい。また、円板状に形成された金網
の周縁部に、リード線4を半田付けし易いように、例え
ば金網と同一の材料で枠を設けてもよい。さらに、金網
の厚みは、面状ヒーター1を軽量化・薄型化することが
できるように、薄くされている。尚、網目の大きさや、
金網の厚みおよび形成方法等は、特に限定されるもので
はない。
【0028】上記の有孔金属板は、例えば銅板やリン青
銅板、アルミニウム板、ステンレス板等を金型等で打ち
抜き、多数の孔を開口することにより形成されている。
有孔金属板の孔の直径は、発熱体2…の直径よりも小さ
ければよく、例えば数mm程度とすればよい。また、有孔
金属板の厚みは、面状ヒーター1を軽量化・薄型化する
ことができるように、薄くされている。尚、有孔金属板
の厚みや、孔の直径・形成方法・形成位置等は、特に限
定されるものではない。
銅板、アルミニウム板、ステンレス板等を金型等で打ち
抜き、多数の孔を開口することにより形成されている。
有孔金属板の孔の直径は、発熱体2…の直径よりも小さ
ければよく、例えば数mm程度とすればよい。また、有孔
金属板の厚みは、面状ヒーター1を軽量化・薄型化する
ことができるように、薄くされている。尚、有孔金属板
の厚みや、孔の直径・形成方法・形成位置等は、特に限
定されるものではない。
【0029】各金属端子3は、例えば面状ヒーター1の
用途や大きさ、形状等により、金網と有孔金属板もしく
は線状の端子、細長い偏平状の端子等を使い分ければよ
く、表面側の金属端子3と裏面側の金属端子3を必ずし
も同じものにする必要はない。例えば、一方の金属端子
3を金網とし、他方の金属端子3を有孔金属板としても
よい。
用途や大きさ、形状等により、金網と有孔金属板もしく
は線状の端子、細長い偏平状の端子等を使い分ければよ
く、表面側の金属端子3と裏面側の金属端子3を必ずし
も同じものにする必要はない。例えば、一方の金属端子
3を金網とし、他方の金属端子3を有孔金属板としても
よい。
【0030】発熱体2…と金属端子3・3との電気的な
接続は、発熱体2の電極2aと金属端子3とを、互いに
圧接することにより行われている。また、金属端子3・
3とリード線4・4との電気的な接続は、金属端子3・
3の端面側もしくは内面側にそれぞれ対応するリード線
4を例えば半田付けすることにより行われている。尚、
発熱体2…と金属端子3・3との電気的な接続を、例え
ばエポキシ樹脂/銀混合の導電性接着剤で貼着すること
により行ってもよい。
接続は、発熱体2の電極2aと金属端子3とを、互いに
圧接することにより行われている。また、金属端子3・
3とリード線4・4との電気的な接続は、金属端子3・
3の端面側もしくは内面側にそれぞれ対応するリード線
4を例えば半田付けすることにより行われている。尚、
発熱体2…と金属端子3・3との電気的な接続を、例え
ばエポキシ樹脂/銀混合の導電性接着剤で貼着すること
により行ってもよい。
【0031】電気絶縁性被覆部材5は、長繊維を含む充
填材が配合された合成樹脂で一体的に形成されており、
発熱体2…および金属端子3・3を被覆して密封、即
ち、シールしている。また、電気絶縁性被覆部材5は、
リード線4と金属端子3との半田付け部分に力学的負荷
が掛かって断線等が起こらないように、リード線4・4
の金属端子3側末端部も覆うようになっている。
填材が配合された合成樹脂で一体的に形成されており、
発熱体2…および金属端子3・3を被覆して密封、即
ち、シールしている。また、電気絶縁性被覆部材5は、
リード線4と金属端子3との半田付け部分に力学的負荷
が掛かって断線等が起こらないように、リード線4・4
の金属端子3側末端部も覆うようになっている。
【0032】なお、ガラス繊維は、一般に、製法により
長繊維と短繊維に分類される。上記の長繊維とは、この
意味で使用されており、長い繊維という意味ではない。
長繊維と短繊維に分類される。上記の長繊維とは、この
意味で使用されており、長い繊維という意味ではない。
【0033】上記の合成樹脂は、熱収縮率が小さく、電
気絶縁性、機械的強度に優れると共に、発熱体2…の発
熱温度に耐え得る耐熱性、水蒸気等の水分を内部に通さ
ない防水性、空気を内部に通さない気密性を備えている
こと、および、リード線4・4の被覆材料との密着性が
良好であることが必要であり、例えば、不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは、ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。尚、合成樹脂は、例
えば、価格、使用する充填材との親和性、電気絶縁性被
覆部材5の成形方法、面状ヒーター1の用途や大きさ、
形状、面状ヒーター1に要求される強度や諸物性等に応
じて、適宜選択すればよい。また、合成樹脂は、硬化剤
や離型剤、低収縮剤、着色剤、増粘剤等を含有していて
もよい。
気絶縁性、機械的強度に優れると共に、発熱体2…の発
熱温度に耐え得る耐熱性、水蒸気等の水分を内部に通さ
ない防水性、空気を内部に通さない気密性を備えている
こと、および、リード線4・4の被覆材料との密着性が
良好であることが必要であり、例えば、不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは、ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。尚、合成樹脂は、例
えば、価格、使用する充填材との親和性、電気絶縁性被
覆部材5の成形方法、面状ヒーター1の用途や大きさ、
形状、面状ヒーター1に要求される強度や諸物性等に応
じて、適宜選択すればよい。また、合成樹脂は、硬化剤
や離型剤、低収縮剤、着色剤、増粘剤等を含有していて
もよい。
【0034】上記の充填材(以下、フィラーと称する)
は、熱伝導性、電気絶縁性および機械的強度に優れると
共に、発熱体2…の発熱温度に耐え得る耐熱性を備えて
いること、および、合成樹脂との親和性が良好であるこ
とが必要であり、例えば、有機繊維、無機繊維、有機粉
末、無機粉末等が用いられる。
は、熱伝導性、電気絶縁性および機械的強度に優れると
共に、発熱体2…の発熱温度に耐え得る耐熱性を備えて
いること、および、合成樹脂との親和性が良好であるこ
とが必要であり、例えば、有機繊維、無機繊維、有機粉
末、無機粉末等が用いられる。
【0035】有機繊維としては、例えば、木綿、羊毛、
麻等からなる天然繊維、レーヨン等からなる化学繊維、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、全芳香族ポリア
ミド樹脂、飽和ポリエステル樹脂等からなる合成繊維等
が用いられる。無機繊維としては、例えば、ガラス繊
維、チタン酸カリウム、ボロン、炭化ケイ素、アルミ
ナ、ポリチタノカルボシラン等が用いられる。
麻等からなる天然繊維、レーヨン等からなる化学繊維、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、全芳香族ポリア
ミド樹脂、飽和ポリエステル樹脂等からなる合成繊維等
が用いられる。無機繊維としては、例えば、ガラス繊
維、チタン酸カリウム、ボロン、炭化ケイ素、アルミ
ナ、ポリチタノカルボシラン等が用いられる。
【0036】また、有機粉末としては、例えば、スチレ
ン−ブタジエンゴム等のゴム等が用いられる。無機粉末
としては、例えば、炭酸カルシウム、カオリン、クレ
ー、アルミナ、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、リ
トポン、カットファイバー状やミルドファイバー状のガ
ラスパウダ、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラスマ
イクロバルーン、アルミノシリケートマイクロバルー
ン、シリカマイクロバルーン、ワラストナイト、ボロン
ナイトライド、微粒子ケイ素、超微粒子状無水シリカ、
石英粉末、タルク、マイカ、三酸化アンチモン等が用い
られる。
ン−ブタジエンゴム等のゴム等が用いられる。無機粉末
としては、例えば、炭酸カルシウム、カオリン、クレ
ー、アルミナ、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、リ
トポン、カットファイバー状やミルドファイバー状のガ
ラスパウダ、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラスマ
イクロバルーン、アルミノシリケートマイクロバルー
ン、シリカマイクロバルーン、ワラストナイト、ボロン
ナイトライド、微粒子ケイ素、超微粒子状無水シリカ、
石英粉末、タルク、マイカ、三酸化アンチモン等が用い
られる。
【0037】上記の有機粉末および無機粉末の粒子径
は、特に限定されるものではない。尚、有機粉末および
無機粉末の形態は、特に限定されるものではない。
は、特に限定されるものではない。尚、有機粉末および
無機粉末の形態は、特に限定されるものではない。
【0038】上記のフィラーは、例えば、価格、使用す
る合成樹脂との親和性、電気絶縁性被覆部材5の成形方
法、面状ヒーター1の用途や大きさ、形状、面状ヒータ
ー1に要求される強度や諸物性等に応じて、適宜選択す
ればよい。また、合成樹脂に対するフィラーの配合量
は、特に限定されるものではない。尚、上記のフィラー
は、それぞれを単独で合成樹脂に配合してもよいが長繊
維を含むことが必要である。また、必要に応じて二種類
以上を混合して合成樹脂に配合してもよい。さらに、合
成樹脂とフィラーとの混合方法は、特に限定されるもの
ではない。
る合成樹脂との親和性、電気絶縁性被覆部材5の成形方
法、面状ヒーター1の用途や大きさ、形状、面状ヒータ
ー1に要求される強度や諸物性等に応じて、適宜選択す
ればよい。また、合成樹脂に対するフィラーの配合量
は、特に限定されるものではない。尚、上記のフィラー
は、それぞれを単独で合成樹脂に配合してもよいが長繊
維を含むことが必要である。また、必要に応じて二種類
以上を混合して合成樹脂に配合してもよい。さらに、合
成樹脂とフィラーとの混合方法は、特に限定されるもの
ではない。
【0039】上記の電気絶縁性被覆部材5、即ち面状ヒ
ーター1は、例えば、SMC(SheetMolding Compoun
d)、BMC(Bulk Molding Compound) 等の熱硬化性樹脂
に対しては、加熱圧縮成形法により成形・製造される。
また長繊維強化されたポリプロピレン樹脂やポリアミド
樹脂等の熱可塑性樹脂(スタンパブルシート)に対して
は、加熱した樹脂を冷却、圧縮する圧縮成形法により成
形・製造される。
ーター1は、例えば、SMC(SheetMolding Compoun
d)、BMC(Bulk Molding Compound) 等の熱硬化性樹脂
に対しては、加熱圧縮成形法により成形・製造される。
また長繊維強化されたポリプロピレン樹脂やポリアミド
樹脂等の熱可塑性樹脂(スタンパブルシート)に対して
は、加熱した樹脂を冷却、圧縮する圧縮成形法により成
形・製造される。
【0040】上記のSMCによる面状ヒーター1の成形
・製造は、以下の手順により行われる。即ち、先ず、フ
ィラーが配合された合成樹脂(以下、コンポジットと称
する)を、所定形状・大きさの3枚のシートに成形し、
このうちの2枚を上面シートおよび下面シートとする一
方、残りの1枚のシートの所定位置に発熱体2…を収容
可能な大きさの孔を開口して有孔シートとする。尚、こ
れらシートの厚みや成形方法は、特に限定されるもので
はない。
・製造は、以下の手順により行われる。即ち、先ず、フ
ィラーが配合された合成樹脂(以下、コンポジットと称
する)を、所定形状・大きさの3枚のシートに成形し、
このうちの2枚を上面シートおよび下面シートとする一
方、残りの1枚のシートの所定位置に発熱体2…を収容
可能な大きさの孔を開口して有孔シートとする。尚、こ
れらシートの厚みや成形方法は、特に限定されるもので
はない。
【0041】次に、下面シート上に、金属端子3、発熱
体2…を孔に嵌合した有孔シート、もう一方の金属端子
3をこの順序で所定位置に載置し、さらに金属端子3上
に上面シートを載置する。その後、この積層物をプレス
成形機上の金型(図示せず)に設置し、所定条件、即ち
所定の温度・圧力・時間等でプレスすることにより、コ
ンポジットを熱硬化させ、3枚のシートを一体化して電
気絶縁性被覆部材5を形成する。これにより、発熱体2
…および金属端子3・3は電気絶縁性被覆部材5内部に
密封され、固定されて面状ヒーター1が成形・製造され
る。
体2…を孔に嵌合した有孔シート、もう一方の金属端子
3をこの順序で所定位置に載置し、さらに金属端子3上
に上面シートを載置する。その後、この積層物をプレス
成形機上の金型(図示せず)に設置し、所定条件、即ち
所定の温度・圧力・時間等でプレスすることにより、コ
ンポジットを熱硬化させ、3枚のシートを一体化して電
気絶縁性被覆部材5を形成する。これにより、発熱体2
…および金属端子3・3は電気絶縁性被覆部材5内部に
密封され、固定されて面状ヒーター1が成形・製造され
る。
【0042】また、上記のBMCによる面状ヒーター1
の成形・製造は、以下の手順により行われる。即ち、先
ず、コンポジットをペースト状にした後、このペースト
状コンポジットを所定量拡げる。次に、上記のペースト
状コンポジット上に、金属端子3、発熱体2…とペース
ト状コンポジット、もう一方の金属端子3をこの順序で
所定位置に配置し、さらに金属端子3上にペースト状コ
ンポジットを所定量拡げる。その後、この積層物を所定
条件でプレスすることにより、コンポジットを熱硬化さ
せ、電気絶縁性被覆部材5を形成し、面状ヒーター1と
する。
の成形・製造は、以下の手順により行われる。即ち、先
ず、コンポジットをペースト状にした後、このペースト
状コンポジットを所定量拡げる。次に、上記のペースト
状コンポジット上に、金属端子3、発熱体2…とペース
ト状コンポジット、もう一方の金属端子3をこの順序で
所定位置に配置し、さらに金属端子3上にペースト状コ
ンポジットを所定量拡げる。その後、この積層物を所定
条件でプレスすることにより、コンポジットを熱硬化さ
せ、電気絶縁性被覆部材5を形成し、面状ヒーター1と
する。
【0043】さらに、上記の熱可塑性樹脂による面状ヒ
ーター1の成形・製造は、以下の手順により行われる。
即ち、先ず、コンポジットを所定形状・大きさの3枚の
シートに成形し、このうちの2枚を上面シートおよび下
面シートとする一方、残りの1枚のシートに孔を開口し
て有孔シートとする。尚、これらシートの厚みや成形方
法は、特に限定されるものではない。
ーター1の成形・製造は、以下の手順により行われる。
即ち、先ず、コンポジットを所定形状・大きさの3枚の
シートに成形し、このうちの2枚を上面シートおよび下
面シートとする一方、残りの1枚のシートに孔を開口し
て有孔シートとする。尚、これらシートの厚みや成形方
法は、特に限定されるものではない。
【0044】次に、上記3枚のシートを所定温度に加熱
して充分に融かし、下面シート上に、金属端子3、発熱
体2…を孔に嵌合した有孔シート、もう一方の金属端子
3をこの順序で所定位置に載置し、さらに金属端子3上
に上面シートを載置する。あるいは、上述の順序で重ね
合わせた後に加熱してシートを充分に融かしてもよい。
その後、この積層物をプレス成形機上の金型に設置し、
所定条件でプレスすることにより、コンポジットを融着
・冷却させ、3枚のシートを一体化して電気絶縁性被覆
部材5を形成し、面状ヒーター1とする。
して充分に融かし、下面シート上に、金属端子3、発熱
体2…を孔に嵌合した有孔シート、もう一方の金属端子
3をこの順序で所定位置に載置し、さらに金属端子3上
に上面シートを載置する。あるいは、上述の順序で重ね
合わせた後に加熱してシートを充分に融かしてもよい。
その後、この積層物をプレス成形機上の金型に設置し、
所定条件でプレスすることにより、コンポジットを融着
・冷却させ、3枚のシートを一体化して電気絶縁性被覆
部材5を形成し、面状ヒーター1とする。
【0045】尚、SMC、BMC、および、長繊維強化
された熱可塑性樹脂(スタンパブルシート)による面状
ヒーター1の成形・製造の手順は、上記の手順に限定さ
れるものではなく、電気絶縁性被覆部材5により、発熱
体2…および金属端子3・3が被覆・密閉されて面状ヒ
ーター1が成形・製造される手順であればよい。また、
圧縮成形においては、プレスする際に金属端子3・3同
士が接触する虞れが無ければ、有孔シートを省略しても
よい。この場合、発熱体2および金属端子3・3間に
は、金属端子3・3の孔を通過した合成樹脂が満たされ
ることとなる。
された熱可塑性樹脂(スタンパブルシート)による面状
ヒーター1の成形・製造の手順は、上記の手順に限定さ
れるものではなく、電気絶縁性被覆部材5により、発熱
体2…および金属端子3・3が被覆・密閉されて面状ヒ
ーター1が成形・製造される手順であればよい。また、
圧縮成形においては、プレスする際に金属端子3・3同
士が接触する虞れが無ければ、有孔シートを省略しても
よい。この場合、発熱体2および金属端子3・3間に
は、金属端子3・3の孔を通過した合成樹脂が満たされ
ることとなる。
【0046】ところが、フィラーの繊維長が、金属端子
3の孔の大きさよりも短くなっている場合には、金属端
子3・3の上下にコンポジットを載置してプレスする
と、その圧力により合成樹脂およびフィラーの大部分が
金属端子3の孔を通過して金属端子3・3間に入り込ん
でしまい、金属端子3・3の上下にコンポジットが殆ど
残らなくなる。従って、金属端子3・3の上下には、極
めて薄い電気絶縁性被覆部材5しか形成されなくなり、
金属端子3・3の一部は、電気絶縁性被覆部材5表面に
露出する。即ち、発熱体2…および金属端子3・3の電
気絶縁性は確保されなくなり、面状ヒーターとして使用
することが不可能となる。
3の孔の大きさよりも短くなっている場合には、金属端
子3・3の上下にコンポジットを載置してプレスする
と、その圧力により合成樹脂およびフィラーの大部分が
金属端子3の孔を通過して金属端子3・3間に入り込ん
でしまい、金属端子3・3の上下にコンポジットが殆ど
残らなくなる。従って、金属端子3・3の上下には、極
めて薄い電気絶縁性被覆部材5しか形成されなくなり、
金属端子3・3の一部は、電気絶縁性被覆部材5表面に
露出する。即ち、発熱体2…および金属端子3・3の電
気絶縁性は確保されなくなり、面状ヒーターとして使用
することが不可能となる。
【0047】また、上記の金属端子3・3においては、
金属端子3・3の端面側あるいは内面側にそれぞれリー
ド線4を接続していることにより、金属端子3・3の外
面側にはリード線4・4の接続による凹凸が生じない。
従って、この凹凸を吸収するための厚みを電気絶縁性被
覆部材5に設ける必要がなく、電気絶縁性被覆部材5、
即ち面状ヒーター1を薄く形成することができる。これ
により、面状ヒーター1を小型化・軽量化・薄型化する
ことができると共に、発熱体2…で発生した熱を効率良
く被加熱物に伝達することができる。さらに、電気絶縁
性被覆部材5表面(発熱面)が平滑となっており、被加
熱物に密着させることができるので、熱の伝達効率をよ
り一層向上させることができる。
金属端子3・3の端面側あるいは内面側にそれぞれリー
ド線4を接続していることにより、金属端子3・3の外
面側にはリード線4・4の接続による凹凸が生じない。
従って、この凹凸を吸収するための厚みを電気絶縁性被
覆部材5に設ける必要がなく、電気絶縁性被覆部材5、
即ち面状ヒーター1を薄く形成することができる。これ
により、面状ヒーター1を小型化・軽量化・薄型化する
ことができると共に、発熱体2…で発生した熱を効率良
く被加熱物に伝達することができる。さらに、電気絶縁
性被覆部材5表面(発熱面)が平滑となっており、被加
熱物に密着させることができるので、熱の伝達効率をよ
り一層向上させることができる。
【0048】上記のリード線4・4は、図示しない電源
コードと接続されており、この電源コードを通じて外部
電源と電気的に接続されている。また、各発熱体2は、
互いに並列に接続されている。尚、リード線4・4およ
び電源コードの長さは、特に限定されるものではない。
コードと接続されており、この電源コードを通じて外部
電源と電気的に接続されている。また、各発熱体2は、
互いに並列に接続されている。尚、リード線4・4およ
び電源コードの長さは、特に限定されるものではない。
【0049】上記構成の面状ヒーター1は、正特性サー
ミスターからなる発熱体2…を発熱手段としているの
で、通電後に迅速に温度上昇し、所定の温度に達する
と、その温度を保つことになる。よって、電気絶縁性被
覆部材5表面が所定の温度まで迅速に上昇し、被加熱物
を素早く加熱することができる。
ミスターからなる発熱体2…を発熱手段としているの
で、通電後に迅速に温度上昇し、所定の温度に達する
と、その温度を保つことになる。よって、電気絶縁性被
覆部材5表面が所定の温度まで迅速に上昇し、被加熱物
を素早く加熱することができる。
【0050】次に、具体例により、上記構成の面状ヒー
ター1の製造方法を詳細に説明するが、本発明はこれら
により何ら限定されるものではない。尚、以下の具体例
においては、面状ヒーターの形状を扁平な方形状として
いる。
ター1の製造方法を詳細に説明するが、本発明はこれら
により何ら限定されるものではない。尚、以下の具体例
においては、面状ヒーターの形状を扁平な方形状として
いる。
【0051】具体例: SMCによる面状ヒーターの
成形・製造を行った。先ず、昭和高分子株式会社製SM
C(品番:H8D6H ,組成:ポリエステル樹脂33wt%、1
インチ長ガラス繊維32wt%、その他のフィラー35wt%,
密度:1.8g/cm3)を、14.5cm四方に切断して3枚のシー
ト(1枚の重量約73g)とし、このうちの2枚を上面シ
ートおよび下面シートとする一方、残りの1枚のシート
の所定位置に直径15mmの孔を五箇所開口して有孔シート
とした。また、キュリー温度Tc が70℃、抵抗値が 150
Ω、直径が15mm、厚みが 2.5mmの発熱体を用い、網目の
大きさが2mmの金網にリード線を半田付けしたものを金
属端子として用いた。
成形・製造を行った。先ず、昭和高分子株式会社製SM
C(品番:H8D6H ,組成:ポリエステル樹脂33wt%、1
インチ長ガラス繊維32wt%、その他のフィラー35wt%,
密度:1.8g/cm3)を、14.5cm四方に切断して3枚のシー
ト(1枚の重量約73g)とし、このうちの2枚を上面シ
ートおよび下面シートとする一方、残りの1枚のシート
の所定位置に直径15mmの孔を五箇所開口して有孔シート
とした。また、キュリー温度Tc が70℃、抵抗値が 150
Ω、直径が15mm、厚みが 2.5mmの発熱体を用い、網目の
大きさが2mmの金網にリード線を半田付けしたものを金
属端子として用いた。
【0052】次に、下面シートを設置し、この下面シー
ト上に、金属端子および有孔シートをこの順序で載置
し、有孔シートの孔に発熱体を嵌合した後、さらに金属
端子および上面シートをこの順序で載置した。その後、
この積層物を温度 160℃、圧力100kg/cm2にて4分間プ
レスし、ポリエステル樹脂を熱硬化させ、3枚のシート
を一体化して、15cm×15cm×約5mmt の電気絶縁性被覆
部材、即ち面状ヒーターを得た。得られた面状ヒーター
の電気絶縁性は良好であった。
ト上に、金属端子および有孔シートをこの順序で載置
し、有孔シートの孔に発熱体を嵌合した後、さらに金属
端子および上面シートをこの順序で載置した。その後、
この積層物を温度 160℃、圧力100kg/cm2にて4分間プ
レスし、ポリエステル樹脂を熱硬化させ、3枚のシート
を一体化して、15cm×15cm×約5mmt の電気絶縁性被覆
部材、即ち面状ヒーターを得た。得られた面状ヒーター
の電気絶縁性は良好であった。
【0053】また、圧力を80kg/cm2に変更した以外は同
一の条件でプレスし、ポリエステル樹脂を熱硬化させた
ところ、同じく15cm×15cm×約5mmt の面状ヒーターを
得た。
一の条件でプレスし、ポリエステル樹脂を熱硬化させた
ところ、同じく15cm×15cm×約5mmt の面状ヒーターを
得た。
【0054】具体例: 長繊維強化された熱可塑性樹
脂(スタンパブルシート)による面状ヒーターの成形・
製造を行った。先ず、ケープラシート株式会社製スタン
バブルシート(品番:C8010-N ,組成:ポリプロピレン
樹脂60wt%、ガラス繊維40wt%,厚み:0.85mm)を、1
4.5cm四方に切断して2枚のシートとし、上面シートお
よび下面シートとした。また、同社製スタンバブルシー
ト(品番:C8040-N ,組成:同上,厚み: 3.3mm)を、
14.5cm四方に切断した後、所定位置に直径15mmの孔を五
箇所開口して有孔シートとした。また、直径が15mm、厚
みが 2.5mmの発熱体を用い、網目の大きさが2mmの金網
にリード線を半田付けしたものを金属端子として用い
た。
脂(スタンパブルシート)による面状ヒーターの成形・
製造を行った。先ず、ケープラシート株式会社製スタン
バブルシート(品番:C8010-N ,組成:ポリプロピレン
樹脂60wt%、ガラス繊維40wt%,厚み:0.85mm)を、1
4.5cm四方に切断して2枚のシートとし、上面シートお
よび下面シートとした。また、同社製スタンバブルシー
ト(品番:C8040-N ,組成:同上,厚み: 3.3mm)を、
14.5cm四方に切断した後、所定位置に直径15mmの孔を五
箇所開口して有孔シートとした。また、直径が15mm、厚
みが 2.5mmの発熱体を用い、網目の大きさが2mmの金網
にリード線を半田付けしたものを金属端子として用い
た。
【0055】次に、赤外線ヒーターを用いて、上記の上
面シートおよび下面シートを2分30秒間加熱する一方、
有孔シートを4分30秒間加熱して、それぞれ約 200℃に
した後、下面シートを設置し、この下面シート上に、金
属端子および有孔シートをこの順序で載置し、有孔シー
トの孔に発熱体を嵌合した後、さらに金属端子および上
面シートをこの順序で載置した。その後、この積層物を
温度50℃、圧力 100kg/cm2にて40秒間プレスし、ポリプ
ロピレン樹脂を融着・冷却させ、3枚のシートを一体化
して、15cm×15cm×約5mmtの電気絶縁性被覆部材、即ち
面状ヒーターを得た。得られた面状ヒーターの電気絶縁
性は良好であった。
面シートおよび下面シートを2分30秒間加熱する一方、
有孔シートを4分30秒間加熱して、それぞれ約 200℃に
した後、下面シートを設置し、この下面シート上に、金
属端子および有孔シートをこの順序で載置し、有孔シー
トの孔に発熱体を嵌合した後、さらに金属端子および上
面シートをこの順序で載置した。その後、この積層物を
温度50℃、圧力 100kg/cm2にて40秒間プレスし、ポリプ
ロピレン樹脂を融着・冷却させ、3枚のシートを一体化
して、15cm×15cm×約5mmtの電気絶縁性被覆部材、即ち
面状ヒーターを得た。得られた面状ヒーターの電気絶縁
性は良好であった。
【0056】以上のように、上記構成の面状ヒーター1
は、正特性サーミスターからなる扁平な円盤状の発熱体
2…の上面および下面に設けられた電極2a・2aに、
一対の円板状の金属端子3・3がそれぞれ電気的に接続
され、これら金属端子3・3に一対のリード線4・4が
それぞれ電気的に接続され、さらに、電気絶縁性被覆部
材5にて全体が被覆されて外部と電気的に絶縁されてい
る。このため、電気絶縁性被覆部材5の表面温度は、発
熱体2…の通電後に所定温度まで迅速に上昇し、所定温
度に達すると、その温度を安定に保つことになるので、
発熱体2…で発生する熱を電気絶縁性被覆部材5を介し
て被加熱物に効率良く伝達することが可能となる。
は、正特性サーミスターからなる扁平な円盤状の発熱体
2…の上面および下面に設けられた電極2a・2aに、
一対の円板状の金属端子3・3がそれぞれ電気的に接続
され、これら金属端子3・3に一対のリード線4・4が
それぞれ電気的に接続され、さらに、電気絶縁性被覆部
材5にて全体が被覆されて外部と電気的に絶縁されてい
る。このため、電気絶縁性被覆部材5の表面温度は、発
熱体2…の通電後に所定温度まで迅速に上昇し、所定温
度に達すると、その温度を安定に保つことになるので、
発熱体2…で発生する熱を電気絶縁性被覆部材5を介し
て被加熱物に効率良く伝達することが可能となる。
【0057】また、電気絶縁性被覆部材5は、強化用長
繊維を含むフィラーが配合された合成樹脂からなり、圧
縮成形により一体的に形成されている。このため、表
面、即ち発熱面を平滑にすることができると共に、電気
絶縁性被覆部材5による被覆を薄くすることが可能とな
る。
繊維を含むフィラーが配合された合成樹脂からなり、圧
縮成形により一体的に形成されている。このため、表
面、即ち発熱面を平滑にすることができると共に、電気
絶縁性被覆部材5による被覆を薄くすることが可能とな
る。
【0058】さらに、金属端子3・3が金網もしくは有
孔金属板もしくは線状端子、細長い偏平状端子等からな
っているので、電気絶縁性被覆部材5を圧縮成形により
一体的に形成する際に、発熱体2…は、金属端子3・3
の孔を通過した合成樹脂によって固定される。このた
め、部品点数および工程数を削減することができ、低コ
スト化が可能となると共に、小型化・軽量化・薄型化が
可能となる。また、いわゆるユニット化が可能となり、
量産することができる。尚、面状ヒーター1の厚みは、
発熱体2…の厚みにもよるが、例えば3mm程度にするこ
とが可能である。
孔金属板もしくは線状端子、細長い偏平状端子等からな
っているので、電気絶縁性被覆部材5を圧縮成形により
一体的に形成する際に、発熱体2…は、金属端子3・3
の孔を通過した合成樹脂によって固定される。このた
め、部品点数および工程数を削減することができ、低コ
スト化が可能となると共に、小型化・軽量化・薄型化が
可能となる。また、いわゆるユニット化が可能となり、
量産することができる。尚、面状ヒーター1の厚みは、
発熱体2…の厚みにもよるが、例えば3mm程度にするこ
とが可能である。
【0059】尚、発熱体2…の配設位置は、勿論、上記
の位置に限定されるものではなく、例えば、発熱体2の
キュリー温度Tc や、面状ヒーター1の表面温度等に応
じた最適の位置となるように適宜配設すればよい。
の位置に限定されるものではなく、例えば、発熱体2の
キュリー温度Tc や、面状ヒーター1の表面温度等に応
じた最適の位置となるように適宜配設すればよい。
【0060】また、上記の実施例1では、面状ヒーター
1について、発熱体2を5個用いた場合を例に挙げて説
明したが、発熱体2の個数は、勿論、上記の5個に限定
されるものではなく、面状ヒーター1の大きさや形状、
用途、あるいは発熱体2の大きさやキュリー温度Tc 等
に応じて適宜変更すればよい。そして、発熱体2の形状
は、上記の扁平な円盤状に限定されるものではなく、扁
平な方形状や三角形状等の種々の形状であってもよく、
さらに、必要に応じて、貫通穴を有する円筒状としても
よい。また、金属端子3・3の形状も、上記の円板状に
限定されるものではなく、楕円状や三角形状、四角形
状、線状等の種々の形状であってもよい。
1について、発熱体2を5個用いた場合を例に挙げて説
明したが、発熱体2の個数は、勿論、上記の5個に限定
されるものではなく、面状ヒーター1の大きさや形状、
用途、あるいは発熱体2の大きさやキュリー温度Tc 等
に応じて適宜変更すればよい。そして、発熱体2の形状
は、上記の扁平な円盤状に限定されるものではなく、扁
平な方形状や三角形状等の種々の形状であってもよく、
さらに、必要に応じて、貫通穴を有する円筒状としても
よい。また、金属端子3・3の形状も、上記の円板状に
限定されるものではなく、楕円状や三角形状、四角形
状、線状等の種々の形状であってもよい。
【0061】また、電気絶縁性被覆部材5、即ち面状ヒ
ーター1の形状や大きさ、厚みも、上記の扁平な略円盤
状に限定されるものではなく、被加熱物の大きさや形状
等に応じて最適の形状や大きさ、厚みとなるように種々
変更することが可能であり、例えば、扁平な方形状や三
角形状、楕円状等の種々の形状であってもよい。その
上、金属端子3・3を円板状に形成する一方、電気絶縁
性被覆部材5を扁平な方形状に形成してもよい。
ーター1の形状や大きさ、厚みも、上記の扁平な略円盤
状に限定されるものではなく、被加熱物の大きさや形状
等に応じて最適の形状や大きさ、厚みとなるように種々
変更することが可能であり、例えば、扁平な方形状や三
角形状、楕円状等の種々の形状であってもよい。その
上、金属端子3・3を円板状に形成する一方、電気絶縁
性被覆部材5を扁平な方形状に形成してもよい。
【0062】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図4ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施例1の図面に示した
部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
図4ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記の実施例1の図面に示した
部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
【0063】図4に示すように、本実施例にかかる面状
ヒーター10は、金属端子3・3間に、絶縁部材として
のスペーサ11が挾装されている。上記のスペーサ11
は、熱収縮率が小さく、電気絶縁性、機械的強度に優れ
ると共に、発熱体2の発熱温度に耐え得る耐熱性を備え
ていることが必要であり、例えば、セラミックスや、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、あるいは電気絶縁性被覆部
材5となる合成樹脂等からなっている。尚、金属端子3
・3により、発熱体2…で発生する熱が電気絶縁性被覆
部材5の表面全体に充分に伝達される場合には、スペー
サ11を合成樹脂の発泡体で形成してもよい。
ヒーター10は、金属端子3・3間に、絶縁部材として
のスペーサ11が挾装されている。上記のスペーサ11
は、熱収縮率が小さく、電気絶縁性、機械的強度に優れ
ると共に、発熱体2の発熱温度に耐え得る耐熱性を備え
ていることが必要であり、例えば、セラミックスや、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、あるいは電気絶縁性被覆部
材5となる合成樹脂等からなっている。尚、金属端子3
・3により、発熱体2…で発生する熱が電気絶縁性被覆
部材5の表面全体に充分に伝達される場合には、スペー
サ11を合成樹脂の発泡体で形成してもよい。
【0064】上記のスペーサ11は、図5に示すよう
に、金属端子3・3と略等しい大きさおよび形状を有す
る円板状に形成されており、スペーサ11における中心
位置、および、この中心位置から四方に向かってそれぞ
れ所定間隔離れた位置の合計五箇所に孔11a…が開口
されている。これら孔11a…は、それぞれ発熱体2を
収容可能な大きさとなっており、また、スペーサ11の
厚みは、発熱体2…の厚みと等しくなっている。上記の
スペーサ11は、面状ヒーター10の成形・製造時に金
属端子3・3間に挾装されることにより、金属端子3・
3同士が互いに接触することを防止すると共に、発熱体
2…の位置決めを行うようになっている。
に、金属端子3・3と略等しい大きさおよび形状を有す
る円板状に形成されており、スペーサ11における中心
位置、および、この中心位置から四方に向かってそれぞ
れ所定間隔離れた位置の合計五箇所に孔11a…が開口
されている。これら孔11a…は、それぞれ発熱体2を
収容可能な大きさとなっており、また、スペーサ11の
厚みは、発熱体2…の厚みと等しくなっている。上記の
スペーサ11は、面状ヒーター10の成形・製造時に金
属端子3・3間に挾装されることにより、金属端子3・
3同士が互いに接触することを防止すると共に、発熱体
2…の位置決めを行うようになっている。
【0065】その他の構成部材、および面状ヒーター1
0の成形・製造方法は、前記の実施例1の面状ヒーター
1と同一である。
0の成形・製造方法は、前記の実施例1の面状ヒーター
1と同一である。
【0066】尚、上述のように、スペーサ11は、金属
端子3・3同士が互いに接触することを防止するために
設けられている。従って、上記の実施例においては、ス
ペーサ11の厚みは、発熱体2…の厚みと等しくなって
いるが、スペーサ11の厚みは上記の実施例に限定され
るものではなく、発熱体2…の厚みと等しいか、それよ
りも薄くなっていればよい。即ち、図6に示すように、
例えば、スペーサ11の厚みが、発熱体2…の厚みの凡
そ半分となるようにしてもよい。この場合、スペーサ1
1は、金属端子3・3の何れか一方と接触していてもよ
く、金属端子3・3と非接触であってもよい。
端子3・3同士が互いに接触することを防止するために
設けられている。従って、上記の実施例においては、ス
ペーサ11の厚みは、発熱体2…の厚みと等しくなって
いるが、スペーサ11の厚みは上記の実施例に限定され
るものではなく、発熱体2…の厚みと等しいか、それよ
りも薄くなっていればよい。即ち、図6に示すように、
例えば、スペーサ11の厚みが、発熱体2…の厚みの凡
そ半分となるようにしてもよい。この場合、スペーサ1
1は、金属端子3・3の何れか一方と接触していてもよ
く、金属端子3・3と非接触であってもよい。
【0067】尚、スペーサ11の材料の密度が電気絶縁
性被覆部材5のコンポジットの密度よりも小さい場合に
は、スペーサ11の厚みを発熱体2…の厚みと等しくす
ることにより、面状ヒーター10をより一層軽量化する
ことが可能となる。さらに、スペーサ11の孔11a…
の直径は、発熱体2の直径と等しいか、それよりも大き
ければ特に限定されるものではなく、また、スペーサ1
1は、金属端子3・3よりも若干大きくてもよく、ある
いは若干小さくてもよい。その上、スペーサ11は、電
気絶縁性被覆部材5となるコンポジットの合成樹脂と親
和性を有していてもよく、また、親和性を有していなく
てもよい。
性被覆部材5のコンポジットの密度よりも小さい場合に
は、スペーサ11の厚みを発熱体2…の厚みと等しくす
ることにより、面状ヒーター10をより一層軽量化する
ことが可能となる。さらに、スペーサ11の孔11a…
の直径は、発熱体2の直径と等しいか、それよりも大き
ければ特に限定されるものではなく、また、スペーサ1
1は、金属端子3・3よりも若干大きくてもよく、ある
いは若干小さくてもよい。その上、スペーサ11は、電
気絶縁性被覆部材5となるコンポジットの合成樹脂と親
和性を有していてもよく、また、親和性を有していなく
てもよい。
【0068】〔実施例3〕本発明のその他の実施例につ
いて図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。な
お、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、そ
の説明を省略する。
いて図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。な
お、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、そ
の説明を省略する。
【0069】本実施例の面状ヒーターは、金属端子3・
3の代わりに、図7に示すように、カーボンクロスから
なる導電性端子23・23を採用している点で、前記実
施例とは異なっている。カーボンクロスからなる導電性
端子23は、金属端子3と比較して、軽量であり、熱膨
張係数も小さい。したがって、軽くて、壊れにくい面状
ヒーターを実現できる。しかも、カーボンクロスからな
る導電性端子23は、薄くでき、安価であるため、面状
ヒーターをより一層薄型にでき、安価にすることができ
る。
3の代わりに、図7に示すように、カーボンクロスから
なる導電性端子23・23を採用している点で、前記実
施例とは異なっている。カーボンクロスからなる導電性
端子23は、金属端子3と比較して、軽量であり、熱膨
張係数も小さい。したがって、軽くて、壊れにくい面状
ヒーターを実現できる。しかも、カーボンクロスからな
る導電性端子23は、薄くでき、安価であるため、面状
ヒーターをより一層薄型にでき、安価にすることができ
る。
【0070】さらに、導電性端子23とリード線4と
を、カーボンクロスで一体とすることもできる。
を、カーボンクロスで一体とすることもできる。
【0071】導電性端子23用のカーボンクロスには、
例えば、日本カーボン社製のカーボロンZクロスやカー
ボロンクロスGF−8P−21Eを使用できる。
例えば、日本カーボン社製のカーボロンZクロスやカー
ボロンクロスGF−8P−21Eを使用できる。
【0072】これらのカーボンクロスからなる導電性端
子23・23を用い、前記実施例の具体例で示した製
造方法と同じ方法で面状ヒーターを試作したところ、1
5cm×15cm×2.9mmtの良好な面状ヒーター
が得られた。すなわち、前記実施例の具体例よりも薄
い面状ヒーターが得られた。なお、導電性端子23を除
く部材には、前記実施例の具体例で示した材料と同一
の材料を用いた。
子23・23を用い、前記実施例の具体例で示した製
造方法と同じ方法で面状ヒーターを試作したところ、1
5cm×15cm×2.9mmtの良好な面状ヒーター
が得られた。すなわち、前記実施例の具体例よりも薄
い面状ヒーターが得られた。なお、導電性端子23を除
く部材には、前記実施例の具体例で示した材料と同一
の材料を用いた。
【0073】さらに、日本カーボン社製のカーボロンク
ロスGF−8P−21Eからなる導電性端子23・23
を用い、前記実施例の具体例で示した製造方法で面状
ヒーターを試作したところ、15cm×15cm×2.
9mmtの良好な面状ヒーターが得られた。すなわち、
前記実施例の具体例よりも薄い面状ヒーターが得られ
た。なお、導電性端子23を除く部材には、前記実施例
の具体例で示した材料と同一の材料を用いた。
ロスGF−8P−21Eからなる導電性端子23・23
を用い、前記実施例の具体例で示した製造方法で面状
ヒーターを試作したところ、15cm×15cm×2.
9mmtの良好な面状ヒーターが得られた。すなわち、
前記実施例の具体例よりも薄い面状ヒーターが得られ
た。なお、導電性端子23を除く部材には、前記実施例
の具体例で示した材料と同一の材料を用いた。
【0074】〔実施例4〕本発明のその他の実施例につ
いて図8および図9に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
いて図8および図9に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0075】本実施例の面状ヒーターは、図8および図
9に示すように前記実施例とほぼ同じ構成を有してい
る。ただし、図9では、リング状の発熱体2…が使用さ
れている。
9に示すように前記実施例とほぼ同じ構成を有してい
る。ただし、図9では、リング状の発熱体2…が使用さ
れている。
【0076】本実施例の面状ヒーターはRTM( Resin
Transfer Molding )法で製造されるため、前記実施例
のSMC法やBMC法と比較して、成形圧力が小さくて
済む。このため、PTCサーミスターからなる発熱体2
や、金属端子3あるいはカーボンクロスからなる導電性
端子23を傷めない。また、金属端子3の網目や打抜き
孔のオープニングの大きさに左右されない。さらに、型
締めにより発熱体2…を固定し、低粘度の樹脂を注入す
るため、スペーサー11なしで、一定した厚さの面状ヒ
ーターを製造できる。しかも、表面に均一な絶縁性表層
を形成することが可能である。
Transfer Molding )法で製造されるため、前記実施例
のSMC法やBMC法と比較して、成形圧力が小さくて
済む。このため、PTCサーミスターからなる発熱体2
や、金属端子3あるいはカーボンクロスからなる導電性
端子23を傷めない。また、金属端子3の網目や打抜き
孔のオープニングの大きさに左右されない。さらに、型
締めにより発熱体2…を固定し、低粘度の樹脂を注入す
るため、スペーサー11なしで、一定した厚さの面状ヒ
ーターを製造できる。しかも、表面に均一な絶縁性表層
を形成することが可能である。
【0077】以下、RTM法による面状ヒーターの製造
方法について、具体例に基づいて説明する。
方法について、具体例に基づいて説明する。
【0078】まず、5個の発熱体2…をステンレス製メ
ッシュからなる金属端子3・3で挟んだ。発熱体2に
は、積水化成品工業株式会社製のPTCサーミスターを
用いた。このPTCサーミスターのキュリー温度Tc は
70℃、抵抗値は 150Ω、外径は15mm、内径は 5mm、厚み
は 2.5mmである。ステンレス製メッシュのサイズは、14
5mm ×145mm であり、オープニングは2mmである。
ッシュからなる金属端子3・3で挟んだ。発熱体2に
は、積水化成品工業株式会社製のPTCサーミスターを
用いた。このPTCサーミスターのキュリー温度Tc は
70℃、抵抗値は 150Ω、外径は15mm、内径は 5mm、厚み
は 2.5mmである。ステンレス製メッシュのサイズは、14
5mm ×145mm であり、オープニングは2mmである。
【0079】次に、上下のステンレス製メッシュをガラ
スマットでさらに挟み、型にセットし型を閉じた。ガラ
スマットには、富士ファイバーグラス社製のガラスチョ
ップトストランドマットを用いた。これのサイズは、15
0mm ×150mm であり、坪量300g/m2 である。型はFRP
からなり、型の内側サイズは150mm ×150mm ×6mm であ
る。
スマットでさらに挟み、型にセットし型を閉じた。ガラ
スマットには、富士ファイバーグラス社製のガラスチョ
ップトストランドマットを用いた。これのサイズは、15
0mm ×150mm であり、坪量300g/m2 である。型はFRP
からなり、型の内側サイズは150mm ×150mm ×6mm であ
る。
【0080】それから、210gの低粘度の樹脂混合液をレ
ジンインジェクションマシンで 3kg/cm2の圧力で型内に
注入した。樹脂混合液は、不飽和ポリエステル樹脂(昭
和高分子社製リゴラック140R)100 部に対し、水酸化ア
ルミニウムが30部、BPO(ベンゾイルパーオキサイ
ド)が0.7 部、DMA(ジメチルアニリン)が0.3 部か
らなっている。
ジンインジェクションマシンで 3kg/cm2の圧力で型内に
注入した。樹脂混合液は、不飽和ポリエステル樹脂(昭
和高分子社製リゴラック140R)100 部に対し、水酸化ア
ルミニウムが30部、BPO(ベンゾイルパーオキサイ
ド)が0.7 部、DMA(ジメチルアニリン)が0.3 部か
らなっている。
【0081】樹脂混合液を注入した型を80℃のオーブン
に10分間保持することにより、ガラスマットおよびポリ
エステル樹脂を主成分とする電気絶縁性被覆部材5が形
成された。型から成形品を取り出すことにより、電圧印
加後2分で表面温度が60℃に到達する、厚さ6mm の優れ
た薄型面状ヒーターが得られた。
に10分間保持することにより、ガラスマットおよびポリ
エステル樹脂を主成分とする電気絶縁性被覆部材5が形
成された。型から成形品を取り出すことにより、電圧印
加後2分で表面温度が60℃に到達する、厚さ6mm の優れ
た薄型面状ヒーターが得られた。
【0082】なお、樹脂を含浸したガラスマットが絶縁
性表層を形成する。
性表層を形成する。
【0083】次に、RTM法による大型の薄型面状ヒー
ターの製造方法について、具体例に基づいて説明する。
ターの製造方法について、具体例に基づいて説明する。
【0084】まず、81個の発熱体2…をパンチアルミ板
からなる金属端子3・3の間に、100mm 間隔で碁盤目状
に挟んだ。発熱体2は上記と同一である。パンチアルミ
板のサイズは、1000mm×1000mm×1mm であり、オープニ
ング12mmである。
からなる金属端子3・3の間に、100mm 間隔で碁盤目状
に挟んだ。発熱体2は上記と同一である。パンチアルミ
板のサイズは、1000mm×1000mm×1mm であり、オープニ
ング12mmである。
【0085】次に、上下のパンチアルミ板をロービング
クロスでさらに挟み、型にセットし型を閉じた。ロービ
ングクロスには、セントラル硝子社の製品を用いた。こ
れのサイズは、1000mm×1000mmであり、面密度は320g/m
2 である。型はFRPからなり、型の内側サイズは1000
mm×1000mm×5.2mm である。
クロスでさらに挟み、型にセットし型を閉じた。ロービ
ングクロスには、セントラル硝子社の製品を用いた。こ
れのサイズは、1000mm×1000mmであり、面密度は320g/m
2 である。型はFRPからなり、型の内側サイズは1000
mm×1000mm×5.2mm である。
【0086】それから、低粘度の樹脂混合液をレジンイ
ンジェクションマシンで 2kg/cm2の圧力で型内に注入し
た。樹脂混合液は、不飽和ポリエステル樹脂(昭和高分
子社製リゴラック162R)100 部に対し、炭酸カルシウム
が20部、メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKP
O 55%)が1.4 部、ナフテン酸コバルト(NAPCO0.
6% )が0.6 部からなっている。
ンジェクションマシンで 2kg/cm2の圧力で型内に注入し
た。樹脂混合液は、不飽和ポリエステル樹脂(昭和高分
子社製リゴラック162R)100 部に対し、炭酸カルシウム
が20部、メチルエチルケトンパーオキサイド(MEKP
O 55%)が1.4 部、ナフテン酸コバルト(NAPCO0.
6% )が0.6 部からなっている。
【0087】樹脂混合液を注入した型を室温25℃で40分
間放置することにより、ロービングクロスおよびポリエ
ステル樹脂を主成分とする電気絶縁性被覆部材5が形成
された。型から成形品を取り出すことにより、電圧印加
後1分45秒で表面温度が60℃に到達する、厚さ5.2mm の
優れた大型薄型面状ヒーターが得られた。
間放置することにより、ロービングクロスおよびポリエ
ステル樹脂を主成分とする電気絶縁性被覆部材5が形成
された。型から成形品を取り出すことにより、電圧印加
後1分45秒で表面温度が60℃に到達する、厚さ5.2mm の
優れた大型薄型面状ヒーターが得られた。
【0088】請求項3の発明に対応する面状ヒーター
は、上面および下面に電極2a・2aが設けられた正温
度係数サーミスターからなる複数の発熱体2…と、発熱
体2…を上下から挟むことにより発熱体2…の電極2a
・2aに電気的に接続される一対の導電性端子23・2
3と、各導電性端子23に接続されたリード線4・4
と、発熱体2…および導電性端子23・23を被う電気
絶縁性被覆部材5とが備えられており、導電性端子23
・23は、カーボンクロスからなっている構成である。
は、上面および下面に電極2a・2aが設けられた正温
度係数サーミスターからなる複数の発熱体2…と、発熱
体2…を上下から挟むことにより発熱体2…の電極2a
・2aに電気的に接続される一対の導電性端子23・2
3と、各導電性端子23に接続されたリード線4・4
と、発熱体2…および導電性端子23・23を被う電気
絶縁性被覆部材5とが備えられており、導電性端子23
・23は、カーボンクロスからなっている構成である。
【0089】これによれば、金属端子3・3の代わり
に、カーボンクロスからなる導電性端子23・23を採
用したので、金属端子3・3と比較して、軽量であり、
熱膨張係数も小さい。したがって、軽くて、壊れにくい
面状ヒーターを実現できる。しかも、カーボンクロスか
らなる導電性端子23・23は、薄くでき、安価である
ため、面状ヒーターをより一層薄型にでき、安価にする
ことができる。
に、カーボンクロスからなる導電性端子23・23を採
用したので、金属端子3・3と比較して、軽量であり、
熱膨張係数も小さい。したがって、軽くて、壊れにくい
面状ヒーターを実現できる。しかも、カーボンクロスか
らなる導電性端子23・23は、薄くでき、安価である
ため、面状ヒーターをより一層薄型にでき、安価にする
ことができる。
【0090】請求項4の発明に対応する面状ヒーター
は、以上のように、請求項3の面状ヒーターであって、
電気絶縁性被覆部材5は、上下の導電性端子23・23
によって挟まれ発熱体2…を配置するための孔11a…
を有するスペーサー11と、発熱体2…および導電性端
子23・23を被う絶縁性表層からなっている構成であ
る。
は、以上のように、請求項3の面状ヒーターであって、
電気絶縁性被覆部材5は、上下の導電性端子23・23
によって挟まれ発熱体2…を配置するための孔11a…
を有するスペーサー11と、発熱体2…および導電性端
子23・23を被う絶縁性表層からなっている構成であ
る。
【0091】これによれば、請求項3の作用効果に加
え、面状ヒーターの製造が容易になる。例えば、電気絶
縁性被覆部材5の内、スペーサー11については既存の
ものを使用し、発熱体2…、導電性端子23・23およ
びスペーサー11をアセンブルした後、絶縁性表層だけ
を型を利用して形成することにより、面状ヒーターを製
造することが可能になる。
え、面状ヒーターの製造が容易になる。例えば、電気絶
縁性被覆部材5の内、スペーサー11については既存の
ものを使用し、発熱体2…、導電性端子23・23およ
びスペーサー11をアセンブルした後、絶縁性表層だけ
を型を利用して形成することにより、面状ヒーターを製
造することが可能になる。
【0092】請求項5の発明に対応する面状ヒーター
は、以上のように、請求項4の面状ヒーターであって、
スペーサー11は、チョップトストランドまたはロービ
ングクロスのいずれかからなり、絶縁性表層は、繊維強
化された合成樹脂からなる構成である。
は、以上のように、請求項4の面状ヒーターであって、
スペーサー11は、チョップトストランドまたはロービ
ングクロスのいずれかからなり、絶縁性表層は、繊維強
化された合成樹脂からなる構成である。
【0093】これによれば、請求項4の作用効果に加
え、軽量で強く電気絶縁性が高い、しかも、熱膨張係数
も小さい電気絶縁性被覆部材5を有する面状ヒーターを
実現できる。
え、軽量で強く電気絶縁性が高い、しかも、熱膨張係数
も小さい電気絶縁性被覆部材5を有する面状ヒーターを
実現できる。
【0094】請求項6の発明に対応する面状ヒーターの
製造方法は、以上のように、上面および下面に電極2a
・2aが設けられた正温度係数サーミスターからなる複
数の発熱体2…を一対の、金属またはカーボンクロスか
らなる導電性端子23・23により上下から挟み、さら
に一対のガラスクロスもしくはガラスマットにより上下
の導電性端子23・23を両側から挟んだ状態で型にセ
ットした後、熱硬化性樹脂液を型内に注入し、熱硬化性
樹脂液を硬化させることにより、発熱体2…および導電
性端子23・23を被う絶縁性表層を形成する構成であ
る。
製造方法は、以上のように、上面および下面に電極2a
・2aが設けられた正温度係数サーミスターからなる複
数の発熱体2…を一対の、金属またはカーボンクロスか
らなる導電性端子23・23により上下から挟み、さら
に一対のガラスクロスもしくはガラスマットにより上下
の導電性端子23・23を両側から挟んだ状態で型にセ
ットした後、熱硬化性樹脂液を型内に注入し、熱硬化性
樹脂液を硬化させることにより、発熱体2…および導電
性端子23・23を被う絶縁性表層を形成する構成であ
る。
【0095】これによれば、発熱体2…、導電性端子2
3・23およびガラスクロスもしくはガラスマットを型
にセットした状態で、熱硬化性樹脂液を型内に注入して
いるので、成形圧力が小さくて済む。このため、発熱体
2…および導電性端子23・23を傷めない。しかも、
均一な絶縁性表層を有する一定した厚さの面状ヒーター
を製造できる。
3・23およびガラスクロスもしくはガラスマットを型
にセットした状態で、熱硬化性樹脂液を型内に注入して
いるので、成形圧力が小さくて済む。このため、発熱体
2…および導電性端子23・23を傷めない。しかも、
均一な絶縁性表層を有する一定した厚さの面状ヒーター
を製造できる。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明の面状ヒーターは、
以上のように、電極にそれぞれ電気的に接続された金網
もしくは有孔金属板もしくは線状、細長い偏平状からな
る一対の金属端子と、これら金属端子にそれぞれ電気的
に接続された一対の給電線と、全体を被覆して外部と電
気的に絶縁する電気絶縁性被覆部材とを備えており、上
記電気絶縁性被覆部材は、長繊維を含む充填材が配合さ
れた合成樹脂からなり、圧縮成形により一体的に形成さ
れている構成である。
以上のように、電極にそれぞれ電気的に接続された金網
もしくは有孔金属板もしくは線状、細長い偏平状からな
る一対の金属端子と、これら金属端子にそれぞれ電気的
に接続された一対の給電線と、全体を被覆して外部と電
気的に絶縁する電気絶縁性被覆部材とを備えており、上
記電気絶縁性被覆部材は、長繊維を含む充填材が配合さ
れた合成樹脂からなり、圧縮成形により一体的に形成さ
れている構成である。
【0097】これにより、電気絶縁性被覆部材の表面温
度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅速に上昇し、所
定温度に達すると、その温度を安定に保つことになるの
で、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被覆部材を介して
被加熱物に効率良く伝達することが可能となる。また、
発熱面を平滑にすることができると共に、電気絶縁性被
覆部材による被覆を薄くすることが可能となる。さら
に、電気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成
する際に、発熱体は、金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となると共
に、小型化・軽量化・薄型化が可能となるという効果を
奏する。また、いわゆるユニット化が可能となり、量産
することができるという効果も併せて奏する。
度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅速に上昇し、所
定温度に達すると、その温度を安定に保つことになるの
で、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被覆部材を介して
被加熱物に効率良く伝達することが可能となる。また、
発熱面を平滑にすることができると共に、電気絶縁性被
覆部材による被覆を薄くすることが可能となる。さら
に、電気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成
する際に、発熱体は、金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となると共
に、小型化・軽量化・薄型化が可能となるという効果を
奏する。また、いわゆるユニット化が可能となり、量産
することができるという効果も併せて奏する。
【0098】請求項2記載の発明の面状ヒーターは、以
上のように、電極にそれぞれ電気的に接続された金網も
しくは有孔金属板もしくは線状、細長い偏平状からなる
一対の金属端子と、これら金属端子にそれぞれ電気的に
接続された一対の給電線と、上記金属端子間に設けら
れ、金属端子同士を電気的に絶縁する絶縁部材と、全体
を被覆して外部と電気的に絶縁する電気絶縁性被覆部材
とを備えており、上記電気絶縁性被覆部材は、長繊維を
含む充填材が配合された合成樹脂からなり、圧縮成形に
より一体的に形成されている構成である。
上のように、電極にそれぞれ電気的に接続された金網も
しくは有孔金属板もしくは線状、細長い偏平状からなる
一対の金属端子と、これら金属端子にそれぞれ電気的に
接続された一対の給電線と、上記金属端子間に設けら
れ、金属端子同士を電気的に絶縁する絶縁部材と、全体
を被覆して外部と電気的に絶縁する電気絶縁性被覆部材
とを備えており、上記電気絶縁性被覆部材は、長繊維を
含む充填材が配合された合成樹脂からなり、圧縮成形に
より一体的に形成されている構成である。
【0099】これにより、電気絶縁性被覆部材の表面温
度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅速に上昇し、所
定温度に達すると、その温度を安定に保つことになるの
で、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被覆部材を介して
被加熱物に効率良く伝達することが可能となる。また、
発熱面を平滑にすることができると共に、電気絶縁性被
覆部材による被覆を薄くすることが可能となる。さら
に、電気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成
する際に、発熱体は、金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となる。ま
た、金属端子間の絶縁をより一層確実に行うことができ
る。従って、より一層の小型化・軽量化・薄型化が可能
となるという効果を奏する。さらに、いわゆるユニット
化が可能となり、量産することができるという効果も併
せて奏する。
度は、発熱体の通電後に所定温度まで迅速に上昇し、所
定温度に達すると、その温度を安定に保つことになるの
で、発熱体で発生する熱を電気絶縁性被覆部材を介して
被加熱物に効率良く伝達することが可能となる。また、
発熱面を平滑にすることができると共に、電気絶縁性被
覆部材による被覆を薄くすることが可能となる。さら
に、電気絶縁性被覆部材を圧縮成形により一体的に形成
する際に、発熱体は、金属端子の孔を通過した合成樹脂
によって固定される。このため、部品点数および工程数
を削減することができ、低コスト化が可能となる。ま
た、金属端子間の絶縁をより一層確実に行うことができ
る。従って、より一層の小型化・軽量化・薄型化が可能
となるという効果を奏する。さらに、いわゆるユニット
化が可能となり、量産することができるという効果も併
せて奏する。
【0100】請求項3の発明に係る面状ヒーターは、以
上のように、上面および下面に電極が設けられた正温度
係数サーミスターからなる複数の発熱体と、発熱体を上
下から挟むことにより発熱体の電極に電気的に接続され
る一対の導電性端子と、各導電性端子に接続されたリー
ド線と、発熱体および導電性端子を被う電気絶縁性被覆
部材とが備えられており、導電性端子は、カーボンクロ
スからなっているので、軽くて、壊れにくい面状ヒータ
ーを実現できる。しかも、カーボンクロスからなる導電
性端子は、薄くでき、安価であるため、面状ヒーターを
より一層薄型にでき、安価にすることができるという効
果を奏する。
上のように、上面および下面に電極が設けられた正温度
係数サーミスターからなる複数の発熱体と、発熱体を上
下から挟むことにより発熱体の電極に電気的に接続され
る一対の導電性端子と、各導電性端子に接続されたリー
ド線と、発熱体および導電性端子を被う電気絶縁性被覆
部材とが備えられており、導電性端子は、カーボンクロ
スからなっているので、軽くて、壊れにくい面状ヒータ
ーを実現できる。しかも、カーボンクロスからなる導電
性端子は、薄くでき、安価であるため、面状ヒーターを
より一層薄型にでき、安価にすることができるという効
果を奏する。
【0101】請求項4の発明に係る面状ヒーターは、以
上のように、請求項3の面状ヒーターであって、電気絶
縁性被覆部材は、上下の導電性端子によって挟まれ発熱
体を配置するための孔部を有する絶縁体からなるスペー
サーと、発熱体および導電性端子を被う絶縁性表層から
なっているので、請求項3の効果に加え、面状ヒーター
の製造が容易になるという効果を奏する。
上のように、請求項3の面状ヒーターであって、電気絶
縁性被覆部材は、上下の導電性端子によって挟まれ発熱
体を配置するための孔部を有する絶縁体からなるスペー
サーと、発熱体および導電性端子を被う絶縁性表層から
なっているので、請求項3の効果に加え、面状ヒーター
の製造が容易になるという効果を奏する。
【0102】請求項5の発明に係る面状ヒーターは、以
上のように、請求項4の面状ヒーターであって、スペー
サーは、チョップトストランドまたはロービングクロス
のいずれかを含む合成樹脂からなり、絶縁性表層は、繊
維強化された合成樹脂からなるので、請求項4の効果に
加え、軽量で強く電気絶縁性が高い、しかも、熱膨張係
数も小さい電気絶縁性被覆部材を有する面状ヒーターを
実現できるという効果を奏する。
上のように、請求項4の面状ヒーターであって、スペー
サーは、チョップトストランドまたはロービングクロス
のいずれかを含む合成樹脂からなり、絶縁性表層は、繊
維強化された合成樹脂からなるので、請求項4の効果に
加え、軽量で強く電気絶縁性が高い、しかも、熱膨張係
数も小さい電気絶縁性被覆部材を有する面状ヒーターを
実現できるという効果を奏する。
【0103】請求項6の発明に係る面状ヒーターの製造
方法は、以上のように、上面および下面に電極が設けら
れた正温度係数サーミスターからなる複数の発熱体を一
対の、金属またはカーボンクロスからなる導電性端子に
より上下から挟み、さらに一対のガラスクロスもしくは
ガラスマットにより上下の導電性端子を両側から挟んだ
状態で型にセットした後、熱硬化性樹脂液を型内に注入
し、熱硬化性樹脂液を硬化させることにより、発熱体お
よび導電性端子を被う絶縁性表層を形成するので、成形
圧力が小さくて済む。このため、発熱体および導電性端
子を傷めない。しかも、均一な絶縁性表層を有する一定
した厚さの面状ヒーターを製造できるという効果を奏す
る。
方法は、以上のように、上面および下面に電極が設けら
れた正温度係数サーミスターからなる複数の発熱体を一
対の、金属またはカーボンクロスからなる導電性端子に
より上下から挟み、さらに一対のガラスクロスもしくは
ガラスマットにより上下の導電性端子を両側から挟んだ
状態で型にセットした後、熱硬化性樹脂液を型内に注入
し、熱硬化性樹脂液を硬化させることにより、発熱体お
よび導電性端子を被う絶縁性表層を形成するので、成形
圧力が小さくて済む。このため、発熱体および導電性端
子を傷めない。しかも、均一な絶縁性表層を有する一定
した厚さの面状ヒーターを製造できるという効果を奏す
る。
【図1】本発明の一実施例における面状ヒーターの斜視
図である。
図である。
【図2】上記の面状ヒーターの要部の断面図である。
【図3】上記の面状ヒーターの内部構造を示すものであ
り、発熱体および金属端子の斜視図である。
り、発熱体および金属端子の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例における面状ヒーターの要
部の断面図である。
部の断面図である。
【図5】図4の面状ヒーターに用いられているスペーサ
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】スペーサの厚みが発熱体の厚みよりも薄く形成
されている面状ヒーターの要部の断面図である。
されている面状ヒーターの要部の断面図である。
【図7】本発明のその他の実施例を示すものであり、面
状ヒーターの概略の分解斜視図である。
状ヒーターの概略の分解斜視図である。
【図8】本発明のその他の実施例を示すものであり、同
図(a)は面状ヒーターの概略の分解斜視図であり、同
図(b)は面状ヒーターの概略の構成を示す縦断面図で
ある。
図(a)は面状ヒーターの概略の分解斜視図であり、同
図(b)は面状ヒーターの概略の構成を示す縦断面図で
ある。
【図9】図8の発熱体をリング状にしたものであり、同
図(a)は面状ヒーターの概略の分解斜視図であり、同
図(b)は面状ヒーターの概略の構成を示す縦断面図で
ある。
図(a)は面状ヒーターの概略の分解斜視図であり、同
図(b)は面状ヒーターの概略の構成を示す縦断面図で
ある。
1 面状ヒーター 2 発熱体 2a 電極 3 金属端子 4 リード線(給電線) 5 電気絶縁性被覆部材 10 面状ヒーター 11 スペーサ(絶縁部材) 23 導電性端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門脇 幸孝 奈良県北葛城郡王寺町久度4−5−27− 321 (72)発明者 勝田 直樹 奈良県北葛城郡王寺町久度4−5−27− 310
Claims (6)
- 【請求項1】正特性サーミスターからなる平板状の発熱
体の上面および下面に電極が設けられている面状ヒータ
ーにおいて、 上記電極にそれぞれ電気的に接続された金網もしくは有
孔金属板もしくは線状、細長い偏平状からなる一対の金
属端子と、これら金属端子にそれぞれ電気的に接続され
た一対の給電線と、全体を被覆して外部と電気的に絶縁
する電気絶縁性被覆部材とを備えており、 上記電気絶縁性被覆部材は、長繊維を含む充填材が配合
された合成樹脂からなり、圧縮成形により一体的に形成
されていることを特徴とする面状ヒーター。 - 【請求項2】正特性サーミスターからなる平板状の発熱
体の上面および下面に電極が設けられている面状ヒータ
ーにおいて、 上記電極にそれぞれ電気的に接続された金網もしくは有
孔金属板もしくは線状、細長い偏平状からなる一対の金
属端子と、これら金属端子にそれぞれ電気的に接続され
た一対の給電線と、上記金属端子間に設けられ、金属端
子同士の接触を防止する絶縁部材と、全体を被覆して外
部と電気的に絶縁する電気絶縁性被覆部材とを備えてお
り、 上記電気絶縁性被覆部材は、長繊維を含む充填材が配合
された合成樹脂からなり、圧縮成形により一体的に形成
されていることを特徴とする面状ヒーター。 - 【請求項3】上面および下面に電極が設けられた正温度
係数サーミスターからなる複数の発熱体と、発熱体を上
下から挟むことにより発熱体の電極に電気的に接続され
る一対の導電性端子と、各導電性端子に接続されたリー
ド線と、発熱体および導電性端子を被う電気絶縁性被覆
部材とが備えられており、導電性端子は、カーボンクロ
スからなっていることを特徴とする面状ヒーター。 - 【請求項4】電気絶縁性被覆部材は、上下の導電性端子
によって挟まれ発熱体を配置するための孔部を有する絶
縁体からなるスペーサーと、発熱体および導電性端子を
被う絶縁性表層からなっていることを特徴とする請求項
3記載の面状ヒーター。 - 【請求項5】スペーサーは、チョップトストランドまた
はロービングクロスのいずれかを含む合成樹脂からな
り、絶縁性表層は、繊維強化された合成樹脂からなるこ
とを特徴とする請求項4記載の面状ヒーター。 - 【請求項6】上面および下面に電極が設けられた正温度
係数サーミスターからなる複数の発熱体を一対の、金属
またはカーボンクロスからなる導電性端子により上下か
ら挟み、さらに一対のガラスクロスもしくはガラスマッ
トにより上下の導電性端子を両側から挟んだ状態で型に
セットした後、熱硬化性樹脂液を型内に注入し、熱硬化
性樹脂液を硬化させることにより、発熱体および導電性
端子を被う絶縁性表層を形成することを特徴とする面状
ヒーターの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27266193A JPH0714664A (ja) | 1993-04-28 | 1993-10-29 | 面状ヒーターおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10294093 | 1993-04-28 | ||
| JP5-102940 | 1993-04-28 | ||
| JP27266193A JPH0714664A (ja) | 1993-04-28 | 1993-10-29 | 面状ヒーターおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0714664A true JPH0714664A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=26443622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27266193A Pending JPH0714664A (ja) | 1993-04-28 | 1993-10-29 | 面状ヒーターおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714664A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5831251A (en) * | 1996-02-06 | 1998-11-03 | Denso Corporation | Heater unit having increased dielectric strength |
| JPWO2006035800A1 (ja) * | 2004-09-30 | 2008-05-15 | アークレイ株式会社 | 薄膜ヒータおよび分析用具 |
| JP2009193791A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Toyota Motor Corp | 燃料電池、燃料電池システム及び加熱部 |
| EP2345366A1 (en) | 2010-01-19 | 2011-07-20 | Arkray, Inc. | Monitoring device and monitoring method |
| KR20200135141A (ko) * | 2019-05-24 | 2020-12-02 | 김광식 | Ptc 소자를 포함하는 차량용 히터 및 그의 제조방법 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27266193A patent/JPH0714664A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5831251A (en) * | 1996-02-06 | 1998-11-03 | Denso Corporation | Heater unit having increased dielectric strength |
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| JP4621846B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2011-01-26 | アークレイ株式会社 | 分析用具 |
| US8137617B2 (en) | 2004-09-30 | 2012-03-20 | Arkray, Inc. | Thin film heater and analytical instrument |
| JP2009193791A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Toyota Motor Corp | 燃料電池、燃料電池システム及び加熱部 |
| EP2345366A1 (en) | 2010-01-19 | 2011-07-20 | Arkray, Inc. | Monitoring device and monitoring method |
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