JPH0714853B2 - 化粧料用カプセルおよびその製造方法 - Google Patents

化粧料用カプセルおよびその製造方法

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JPH0714853B2
JPH0714853B2 JP2241052A JP24105290A JPH0714853B2 JP H0714853 B2 JPH0714853 B2 JP H0714853B2 JP 2241052 A JP2241052 A JP 2241052A JP 24105290 A JP24105290 A JP 24105290A JP H0714853 B2 JPH0714853 B2 JP H0714853B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、アルギン酸アルミニウムを皮膜材として用い
て皮膜強度および水不溶性を調節し、該被膜内に皮膚に
有益な親油性物質を内蔵させたカプセル表面に親水性物
質を添加させて成る化粧料用カプセルおよびその製造方
法に関する。
従来の技術 現在、一般的に市販されているカプセルには、種々の形
態があるが、硬質カプセル、軟質カプセル等以外に継ぎ
目がないカプセルなどがある。軟質カプセルは皮膜材が
ゼラチン等からなっており、皮膜が厚く堅いため、カプ
セルを手で容易に破裂させることが難しく、カプセルを
破裂させるのに特別な器具が必要である。
また継ぎ目がないカプセルは、カプセルの皮膜材と芯材
とをそれぞれ2重ノズルで移送させて2重ノズルの端で
皮膜物質と芯材物質のジェット流を起こし、このジェッ
ト流の先端で表面張力によって皮膜材が芯材を取り巻い
た液滴を形成し、次いでこの液滴を硬化液や冷却液に滴
下して形成される。このカプセルは、液中硬化被覆法を
応用した2重ノズル滴下方式によって形成されたカプセ
ルであって、製法の原理上粒子が球形になり、流動性と
充填性が優れていることが知られている。
このような継ぎ目のないカプセルの製造では、皮膜材と
してアルギン酸ナトリウムを用い、得られた液滴を塩化
カルシウム水溶液に滴下して硬化させる方法が広く使用
されてきた。しかしながら、アルギン酸ナトリウムを塩
化カルシウムで硬化させたカプセルは皮膜強度が高すぎ
るため、化粧品として使用する際に容易に破裂すること
が困難であるという問題があった。また、ゼラチン水溶
液の液滴を冷却液に滴下し硬化させることにより得られ
た皮膜材を用いた継ぎ目のないカプセルカプセルを化粧
品に応用した場合、カプセルの外状が親水性物質である
ため、ゼラチン皮膜が溶かされてしまう。
したがって、このような継ぎ目のないカプセルを化粧品
に応用する場合には、カプセルを破裂して使用するため
カプセルが破裂する皮膜強度が適当に調節されており、
カプセルの外状として親水性物質を添加する際にカプセ
ル皮膜が親水性物質によって溶かされずかつカプセル形
態が変形しないカプセルでなければならない。
一方、特に皮膚に活性のある物質として親油性物質を挙
げることができ、現在、化粧品製造において親油性物質
が多用されている。ところが、これら親油性物質は空気
と接触するに従って酸化される物質が多く、化粧品の安
定性に問題が生じるため化粧料に多量に配合することが
難しく、物質によっては全く配合できなかった。
発明の目的 本発明はこのような従来技術にともなう問題点を解決し
ようとするものであって、皮膚に活性を与えることがで
き、化粧品の配合性および安全性が優れた親油性物質か
らなる芯材と、適切な皮膜強度を有した継ぎ目のない球
形の水不溶性皮膜材とからなるカプセルの外状に皮膚に
補湿力を与える親水性物質を添加させて成る化粧料用カ
プセルおよびその製造方法を提供することを目的として
いる。
発明の概要 本発明に係る化粧料用カプセルは、芯材である親油性物
質を濃度0.5重量%〜3重量%のアルギン酸アルカリ塩
水溶液で取り巻いた液滴を、濃度0.2重量%〜10重量%
のアルミニウム塩水溶液で硬化させて水洗した後、その
表面に親水性物質を添加したことを特徴としている。
本発明に係る化粧料用カプセルの製造方法は、濃度0.5
重量%〜3重量%のアルギン酸アルカリ塩水溶液と親油
性物質とを2重ノズルに通過させることにより、上記ア
ルギン酸アルカリ塩水溶液が上記親油性物質を取り巻く
ようにした液滴を調製し、該液滴をアルミニウムイオン
水溶液で硬化させてカプセルを形成した後、該カプセル
をイオン交換水で水洗し、次いでカプセル表面に親水性
物質を添加することを特徴としている。
本発明に係る化粧料用カプセルおよびその製造方法によ
れば、親油性物質からなる芯材を適切な皮膜強度を有し
た継ぎ目がない球形の水不溶性皮膜材で被覆し、かつカ
プセルの外状に皮膚に補湿力を与える親水性物質を添加
させた化粧料用カプセルを提供することができる。
発明の具体的な説明 本発明に係る化粧料用カプセルは、簡単には、アルギン
酸アルカリ金属塩またはアルギン酸アンモニウム塩の水
溶液と親油性物質を2重ノズルの先端へ移送させ、アル
ギン酸アルカリ金属塩またはアルギン酸アンモニウム塩
水溶液が親油性物質を取り巻くようにした液滴を調製
し、この液滴を多価金属イオン水溶液の硬化液に滴下し
て硬化させるカプセル化工程と、硬化液を分離除去し、
カプセル表面に残存された硬化液と副生成物をイオン交
換水で水洗した後、カプセル表面に親水性物質を添加さ
せる外状添加工程とを含む製造方法により製造される。
このような化粧料用カプセルの製造をさらに具体的に説
明すると、カプセルの皮膜物質であるアルギン酸金属
塩、アルギン酸アンモニウム塩などの0.5〜3重量%水
溶液と芯材物質である親油性物質とは、それぞれ貯蔵タ
ンクに連結された定量ポンプを介して2重ノズルに移送
される。この際、ポンプによって移送される液体の脈動
を減少させるためにポンプとノズルとの間にテンプナー
が設けられる。ここでテンプナーはポンプによる脈動を
吸収できる衝撃吸収空気層を形成させて移送される液体
の脈動を減少させることができる。
皮膜形成物質としては、イオン性高分子、すなわちアル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸ア
ンモニウム、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロ
ース、エチレン−マレイン酸無水物共重合体、メチルビ
ニルエーテル−マレイン酸無水物共重合体、プロピレン
−マレイン酸無水物共重合体、ビニルアセテート−マレ
イン酸共重合体等を挙げることができる。しかしなが
ら、アルギン酸アルカリ塩を除いた上記陰イオン性高分
子物質などは、カプセルを形成することが困難で、皮膜
形成時間が長く、また皮膜強度が低いために製造工程中
に破壊され易く、したがって、化粧品用カプセルの被膜
材として適当ではない。
本発明で用いられる皮膜形成物質としては、アルギン酸
ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸アンモニ
ウムから選択される少なくとも1種を挙げることができ
る。
本発明で芯材として使用できる親油性物質としては、流
動パラフィン、流動イソパラフィン、スクアラン、トリ
ミリスチン酸グリセリン、セチルオクタノエート、トリ
(カプリル、カプリン酸)グリセリン、メチルポリシロ
キサン、シクロメチコン、液状ラノリン、ラノリン脂肪
酸イソプロピル、イソプロピルミリステート、イソプロ
ピルパルミテート、ブチルステアレート、アプリコート
カネルオイル、コムギの胚種油等がある。
また、月見草油、スクアレン、酢酸トコフェロール、パ
ルミチン酸レチノール、アボカド油、綿実油、ミンク
油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油等は皮膚に活性を
与える物質であるが、酸化されやすい物質であるため、
現在の化粧品には多くの量を配合することが困難であっ
たが、本発明では、上記物質をカプセル化することによ
り酸化防止効果をきたし、製品の安定性を増進させて皮
膚に効果の多い化粧料を提供することができる。
本発明では、このような芯油性物質を1種以上、好まし
くは2種以上用いることが望ましい。
本発明で被膜材として用いられるアルギン酸ナトリウ
ム、アルギン酸カリウム、アルギン酸アンモニウムなど
の水溶液は、濃度が0.5〜3重量%の範囲である。この
濃度が、0.5重量%未満であるとカプセル皮膜材が薄く
成りすぎ、カプセル形成が困難となる。また3重量%を
超えると、アルギン酸アルカリ金属水溶液の粘度が高く
なり、皮膜材の移送が困難となる。また、2重ノズルよ
り流出する芯材と皮膜材との流量比により、カプセル皮
膜の厚さが変化するため、このような条件もカプセル形
成に影響を及ぼす。カプセル形成に好ましい芯材の流量
は3.5〜7.2g/分であり、好ましい皮膜材の流量は4.2〜
6.5g/分であり、このような芯材と皮膜材との流量比は1
/0.8〜1/1.4の範囲である。このような条件下ではカプ
セル形成が良好で、皮膜の厚さも程よく調節できる。す
なわち芯材と皮膜材との流量比が、1/0.8を超える、即
ち被膜剤の流量が0.8未満となると皮膜の形成が不良と
なり、カプセル化が難しく、皮膜が薄く成りすぎる傾向
があり、1/1.4未満であると、皮膜が厚くなるので破裂
性の面で問題があり、カプセル化される親油性物質の量
が相対的に少なくなるためカプセル効率が低下する。
カプセル化工程では、2重ノズルの先端にアルギン酸ア
ルカリ金属塩、アルギン酸アンモニウム塩などの水溶液
と親油性物質とが同時に移送され、芯材である親油性物
質を皮膜材であるアルギン酸塩水溶液が取り巻く液滴が
形成される。この液滴は、アルミニウムイオン水溶液に
滴下されると、アルギン酸陰イオンとアルミニウム陽イ
オンとの間のイオン結合によって硬化され、カプセルを
形成する。ここで硬化液としては、塩化アルミニウム、
硫酸アルミニウムの水溶液を用いる。硬化液のアルミニ
ウムイオン濃度は0.2〜10重量%の範囲となることが好
ましい。アルミニウムイオンの濃度が0.2重量%未満で
あると、硬化速度が遅く皮膜の強度が弱くなり、濃度が
10重量%を超えると硬化速度が早く、皮膜強度にも別に
影響を与えないものの、多価金属塩の消耗量が大きくな
る。カプセルを硬化させる工程中では、カプセルの芯材
が親油性物質であり比重が低いため、カプセルは硬化液
の表面に浮き上がる。したがって、硬化中には硬化液を
緩やかに撹拌しカプセルの皮膜を一様に硬化させること
が好ましい。このような硬化工程では、硬化時間は通常
30〜40分である。
本発明では、このようなカプセル化工程が終了した後、
ろ過工程としてカプセルと硬化液をろ過して硬化液を除
去する。ろ過されたカプセルの皮膜表面には硬化液であ
る多価金属水溶液と副生物が存在するため、がイオン交
換水で水洗して除去する。
さらに、本発明では、上記のカプセルを化粧品に用いる
とき皮膚に補湿力を与えるために、補湿力を有する水溶
性高分子物質、親水性物質などをカプセル表面に添加さ
せる。
このようなカプセル表面に添加される親水性物質等は外
状と言い、この外状の量は最終化粧品全体量の6〜30重
量%であることが好ましい。外状として用いられる親水
性物質としては、ヒアルトン酸、コラーゲン、グリセリ
ン、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、
エタノール、オクタドデカノール、ソルビトール、ポリ
エチレングリコール、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース等がある。水溶性高分子物
質の中でイオン性高分子等を用いる場合には、皮膜材の
多価金属イオンとイオン性高分子物質とが互いに結合し
てカプセルが凝集するようになるので、比較的少量用い
ることが好ましい。
本発明では、このような水溶性高分子物質を少なくとも
一種、好ましくは二種以上混合して用いることが好まし
い。
本発明に係る化粧料用カプセルの使用方法としては、化
粧料用カプセル1〜2gを不織布に包み手で破裂させ、カ
プセルの被膜を不織布に付着させ、液状成分を不織布か
ら皮膚に塗布する方法を挙げることができる。この際用
いる不織布としてはセルロース、ポリエステル、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ビスコースレーヨ
ン等の諸質からなるものが好ましく、不織布には孔が多
数形成されていることが好ましい。
このように本願発明の化粧料用カプセルを不織布を用い
て使用すれば皮膚に有用な親油性物質と補湿力を有する
親水性物質とを皮膚に供給することができるのみならず
不織布による皮膚のマッサージ効果も得ることができ
る。
発明の効果 本発明に係る化粧料用カプセルおよびその製造方法によ
れば、皮膚に活性を与えることができ、化粧品の配合性
および安全性が優れた親油性物質からなる芯材と、適切
な皮膜強度を有した継ぎ目のない球形の水不溶性皮膜材
とからなるカプセルの外状に皮膚に補湿力を与える親水
性物質を添加させて成る化粧料用カプセルおよびその製
造方法を効率よく提供することができる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 イオン交換水98.2gにアルギン酸ナトリウム1.8gを撹拌
しながら加えてアルギン酸ナトリウム水溶液を調製し、
皮膜材貯蔵タンクに貯蔵した。カプセルの芯材物質は、
ヒマシ油20重量部、スクアラン23重量部、液状ラノリン
13重量部、シクロメチコン27.5重量部、酢酸トコフロー
ル12重量部、月見草油4重量部、パルミチン酸レチノー
ル0.5重量部を混合して調製し、芯材貯蔵タンクに貯蔵
した。このような芯材と皮膜材とをポンプにて2重ノズ
ルに移送したが、この際、皮膜材流量は4.3g/分、芯材
流量は5.2g/分であった。ノズル端に形成された液滴を
硫酸アルミニウム1重量%水溶液に撹拌しながら滴下
し、35分間硬化させることにより、カプセルの平均粒径
が4mmであるカプセルを製造した。
次いで、硬化されたカプセルを炉過して硬化液を除去
し、イオン交換水で水洗した。
このときカプセルが水洗されて排出される液を50g採取
し、BaCl飽和水溶液を滴下させて白い沈澱物が析出され
なくなるまで水洗した。次に水洗されたカプセルに外状
を添加した。カプセル外状はグリセリン32重量部、プロ
ピレングリコール13重量部、オクタデカノール7重量
部、エタノール4重量部、コラーゲン4重量部、ヒアル
ロン酸3重量部、ヒドロキシプロピレンセルロース0.5
重量部、イオン交換水36.5重量部を混合して調製し、こ
の外状を添加させて化粧料用カプセルを製造した。
実施例2 アルギン酸ナトリウム2.5重量%水溶液と硬化液として
塩化アルミニウム7重量%水溶液を調製した。カプセル
の芯材物質としては、トリ(カプリル、カプリン酸)グ
リセリン22重量部、スクアラン26重量部、アボカド油25
重量部、オリーブ油18重量部、月見草油5重量部、スク
アレン4重量部を混合して使用した。これらの芯材と皮
膜材とを2重ノズルに移送して液滴を形成させ、塩化ア
ルミニウム水溶液において硬化させカプセルを製造し
た。
この際、皮膜材の流量は6.8g/分、芯材の流量は6.9g/分
とし、1〜3.5mmの大きさのカプセルが製造できた。次
に実施例1の方法で炉過、水洗したあと実施例1と同様
の外状を添加して化粧料用カプセルを製造した。
実施例3 皮膜材としてアルギン酸カルシウム2.2重量%水溶液を
調製し皮膜材貯蔵タンクに貯蔵した。硬化液として塩化
アルミニウム2重量%水溶液を調製して硬化槽に貯蔵し
た。カプセルの芯材物質は、液体ラノリン27重量部、ス
クアラン22重量部、酢酸トコフェノール14重量部、セチ
ルオクタノエート10重量部、ブチルステアレート12重量
部、イソプロピレンパルミテート8重量部、ミンク油7
重量部を混合して調製し使用した。芯材物質と皮膜材と
を2重ノズルを介して実施例1と同様の条件で流し、得
られた液滴を硬化液である塩化アルミニウム水溶液で硬
化した後、炉過、水洗の工程を経てカプセルを製造し
た。
次に外状液としてグリセリン13重量部、ヒドロキシエチ
ルセルロース0.7重量部、オクタドデカノール9重量
部、1,3-ブチレングリコール12重量部、エタノール5重
量部、イオン交換水60.3重量部を混合して調製し用い
た。外状添加工程では、はカプセル100gに外状20gを混
合して化粧品用カプセルを製造した。
実施例4 皮膜材としてアルギン酸カリウム2.5重量%水溶液を用
い、硬化液として硫酸アルミニウム1.5%重量水溶液を
用いて実施例1と同じ芯材物質を用い、実施例1と同じ
条件で平均粒径4mmのカプセルを製造した。
実施例5 アルギン酸アンモニウム2.5重量%水溶液を調製して皮
膜材貯蔵タンクに貯蔵した。硬化液として硫酸アルミニ
ウム3重量%水溶液を用い、芯材物質としては、トリミ
リスチン酸グリセリン25重量部、セチルオクタノエート
21重量部、ラノリン脂肪酸イソプロピル19重量部、スク
アラン12重量部、コムギの胚種油8重量部、アプリコー
トカネルオイル7重量部、スクアレン4重量部、オリー
ブ油3重量部、月見草油1重量部を混合して用いた。ア
ルギン酸カリウム水溶液を6.2g/分速度とし、上記の芯
材物質は3.8g/分で2重ノズルに移送してこの中ノズル
端で液滴を形成するようにした。液滴を硬化液である硫
酸アルミニウム水溶液に落として30分間硬化させること
により、平均粒径が3.5mmであるカプセルを製造した。
硬化されたカプセルをろ過して硬化液を除去し、イオン
交換水で水洗した後再度ろ過した。次いでろ過されたカ
プセルに外状液を添加した。外状としては、グリセリン
12重量部、エタノール7重量部、プロピレングリコール
8重量部、ソルビトールポリエチレングリコール8重量
部、オクタドデカノール2重量部、ヒドロキシプロピレ
ンセルロース1重量部、ヒアルロン酸3重量部、コラー
ゲン2重量部、イオン交換水57重量部を混合して用い
た。外状添加工程ではカプセル100gに外状液30gの割合
で混合して外状を添加し化粧料用カプセルを製造した。
(皮膜強度の比較試験) 実施例1と同様の方法でアルギン酸ナトリウム水溶液が
親油性物質を取り巻く液滴を硫酸アルミニウム水溶液に
滴下して硬化させて製造した本発明のカプセルと、液滴
を塩化カルシウム水溶液に滴下して硬化させたカプセル
とを皮膜強度で比較した。皮膜強度はレオメータ(Rheo
meter)で測定した。
具体的には、底面が円板形態を有するロッドを2cm/sec
の速度で下降させてカプセルを一定速度で徐々に押すよ
うにした。
すると、カプセルを押すロッドは力を受け、この力が計
測器に表示される。この際、カプセルが破壊されたとき
の力を測定して皮膜強度とした。得られた結果を表1に
示すが、下記の表1は上記の試料をそれぞれ25個ずつ測
定して平均して得た値である。
表1に示されるように、塩化カルシウム水溶液を用いて
硬化したカプセルの皮膜の強度は159.8g重であって、皮
膜強度が高すぎるため手でカプセルを容易に破裂するこ
とが困難である。しかしながら、本発明のカプセルの皮
膜の強度は18.0g重であって手で破裂することが容易で
化粧用として有利な皮膜の強度を有する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材である親油性物質を濃度0.5重量%〜
    3重量%のアルギン酸アルカリ塩水溶液で取り巻いた液
    滴を、濃度0.2重量%〜10重量%のアルミニウム塩水溶
    液で硬化させて水洗した後、その表面に親水性物質を添
    加したことを特徴とする化粧料用カプセル。
  2. 【請求項2】上記アルギン酸アルカリ塩が、アルギン酸
    ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸アンモニ
    ウムからなる群から選択される少なくとも一種であるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の化粧料用カプセ
    ル。
  3. 【請求項3】上記アルミニウム塩が、塩化アルミニウ
    ム、硫酸アルミニウムからなる群から選択される少なく
    とも一種であることを特徴とする請求項第1項に記載の
    化粧料用カプセル。
  4. 【請求項4】上記親油性物質が、流動パラフィン、流動
    イソパラフィン、スクアラン、トリミリスチン酸グリセ
    リン、セチルオクタノエート、トリ(カプリル、カプリ
    ン酸)グリセリン、メチルポリシロキサン、シクロメチ
    コン、液状ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、イ
    ソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、
    ブチルステアレート、アプリコトカネルオイル、コムギ
    の胚種油、月見草油、スクアレン、酢酸トコフェロー
    ル、パルミチン酸レチノール、アボカド油、綿実油、ミ
    ンク油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油からなる群か
    ら選択される2種以上を混合して使用することを特徴と
    する請求項第1項に記載の化粧料用カプセル。
  5. 【請求項5】上記親水性物質が、ヒアルロン酸、コラー
    ゲン、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、プロピレ
    ングリコール、エタノール、オクタドデカノール、ソル
    ビトール、ポリエチレングリコール、ヒドロキシプロピ
    ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
    シメチルプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロ
    ースからなる群から選択される2種以上の混合物である
    ことを特徴とする請求項第1項に記載の化粧料用カプセ
    ル。
  6. 【請求項6】濃度0.5重量%〜3重量%のアルギン酸ア
    ルカリ塩水溶液と親油性物質とを2重ノズルに通過させ
    ることにより、上記アルギン酸アルカリ塩水溶液が上記
    親油性物質を取り巻くようにした液滴を調製し、該液滴
    をアルミニウムイオン水溶液で硬化させてカプセルを形
    成した後、該カプセルをイオン交換水で水洗し、次いで
    カプセル表面に親水性物質を添加することを特徴とする
    化粧料用カプセルの製造方法。
JP2241052A 1989-09-12 1990-09-11 化粧料用カプセルおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0714853B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019890013184A KR920002279B1 (ko) 1989-09-12 1989-09-12 화장료용 캡슐 및 그의 제조방법
KR13,184 1989-09-12

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