JPH07148754A - 高電圧用ゴム手袋の製造方法および製造設備 - Google Patents

高電圧用ゴム手袋の製造方法および製造設備

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JPH07148754A
JPH07148754A JP30072493A JP30072493A JPH07148754A JP H07148754 A JPH07148754 A JP H07148754A JP 30072493 A JP30072493 A JP 30072493A JP 30072493 A JP30072493 A JP 30072493A JP H07148754 A JPH07148754 A JP H07148754A
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glove
film
mold
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shake
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JP30072493A
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English (en)
Inventor
Keiichi Morino
敬一 森野
Satoru Tagawa
哲 多川
Tadao Shimaoka
唯男 島岡
Shigeki Hirabayashi
茂樹 平林
Shiro Inoue
志郎 井上
Akira Hasebe
昭 長谷部
Akihiko Murakami
陽彦 村上
Hiromi Nakai
弘美 中井
Masamichi Iwaki
正道 岩城
Keiichi Nakade
慶一 中出
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YOTSUGI TECHNO KK
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YOTSUGI TECHNO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熟練した作業員による勘や感覚に頼っていた
高度な技術を機械化し、良質で均質な高電圧用ゴム手袋
を自動的に生産する解決すべき課題などを記載 【構成】 手袋膜形成ロボットにより余熱された手袋型
1R,1L を原液7に浸漬して抜き出し手袋型1R,1L の表面
に手袋膜8を形成し、原液振り切り装置9により手袋型
1R,1L を回転高速で移動させて手袋膜8の表面に付着し
た液滴を振り切り、手袋型搬送ロボットにより前記手袋
型1R,1L を乾燥釜13内に搬入して手袋膜8を乾燥して固
化した後、この手袋膜8を加硫して手袋型1R,1L から脱
型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧の機器装置類を
取り扱う作業に使用する高電圧用ゴム手袋の製造方法お
よび製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、高電圧用ゴム手袋は、6600V
の高電圧の高電圧機器を取り扱う関係上、表面に部分的
に通電し易い凹凸や突起がなく、均一な厚みで均一な絶
縁性能が得られ、動作を阻害しないものが求められる。
【0003】従来、この種の高電圧用ゴム手袋の製造
は、手袋型を原液に浸漬させて手袋型の表面に手袋膜を
付着形成し、この手袋膜を乾燥固化させて加硫した後、
手袋膜を手袋型から脱型することにより行なわれるが、
この製造作業における手袋型の浸漬時間や抜き出し速
度、手袋型や原液の温度、表面に付着した液の振り落と
しなどの作業工程は極めて迅速に行なう必要があるとと
もに、微妙な感覚を要することから、熟練した作業員に
よる手作業に頼っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした熟練
した作業員による高度な作業は、後継者の為の技術の伝
承や製造技術の輸出、生産設備の拡充など、技術革新の
ネックとなっており、また労働環境の向上および改善か
らの面からも、その機械化および省力化が望まれてい
た。
【0005】本発明は、上記問題点を解決して、熟練し
た作業員による勘や感覚に頼っていた高度な技術を機械
化し、良質で均質な高電圧用ゴム手袋を自動的に生産す
ることができ、製造技術の輸出や生産量の拡大が可能と
なるとともに、作業環境の改善にも寄与できる高電圧用
ゴム手袋の製造方法および製造設備を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の高電圧用ゴム手袋の製造方法は、手袋膜形
成装置により予熱された手袋型を保持して原液に浸漬
し、抜き出して手袋型の表面に手袋膜を形成した後、原
液振り切り装置に受渡し、原液振り切り装置によりこの
手袋型を高速で回転移動させて手袋膜の表面に付着した
液滴を振り切り、手袋型搬送装置により前記手袋型を乾
燥装置内に搬入して手袋膜を乾燥して固化した後、この
手袋膜を加硫して手袋型から脱型するものである。
【0007】また、上記方法において、原液振り切り装
置により、手袋膜が形成された手袋型を下位から上位に
高速で回転移動させて原液を振り落とすとともに、手袋
型の移動速度を前半の中間位置までに急加速して最高速
とした後、徐々に減速させるようにしたものである。
【0008】さらに本発明の高電圧用手袋の製造設備
は、手袋型を原液に漬けてその表面に手袋膜を付着さ
せ、この手袋膜を乾燥固化して加硫した後、手袋膜を手
袋型から脱型して高電圧用手袋を製造する高電圧用手袋
の製造設備であって、予熱された手袋型を浸漬タンク内
の原液に浸漬させてその表面に手袋膜を付着形成する手
袋膜形成装置と、手袋膜が形成された手袋型を高速で回
転移動させて手袋膜の表面に付着した液滴を振り落とす
原液振り切り装置と、原液を振り切った手袋型を乾燥装
置に搬入する手袋型搬送装置とを具備したものである。
【0009】さらにまた上記構成に加えて、手袋膜形成
装置により原液中から抜き出される途中で、手袋型の指
間に形成される原液張力膜を破裂させる膜除去手段を備
えた張力膜除去装置を設けたものである。
【0010】
【作用】上記高電圧用ゴム手袋の製造方法および製造設
備によれば、手袋膜形成装置を使用して手袋型を自動的
に浸漬して抜き出し、ついで原液振り切り装置により手
袋膜の表面に付着した原液溜まりを振り落とし、さらに
手袋型搬送装置により手袋型を自動的に乾燥装置に搬入
するので、迅速性と微妙な感覚とが必要な作業を自動化
して人手に触れずに行なうことができ、均質な高電圧用
ゴム手袋を自動的に生産することができて、製造技術の
輸出や生産量の拡大を促進できるとともに作業環境を改
善することができる。
【0011】また、原液振り切り装置による原液の振り
落としを、下位から上位に回転移動させ、さらに初期起
動時の加速度を急激に上昇させることにより、効果的に
手袋膜表面の液滴を振り落とすことができ、表面が滑ら
かで均一な厚みの高電圧用ゴム手袋を製造することがで
きる。
【0012】さらに、張力膜除去装置により、原液から
手袋型を抜き出した時に、原液の表面張力により指間に
生じる張力膜を、手袋型を原液から引き上げる途中で、
膜除去手段により破裂させて除去することができる。こ
れにより、手袋型を原液から抜き出した後に張力膜が自
然破裂した時に、張力膜の基端部に沿って残存する原液
により凹部が生じるのを未然に防ぎ、凹凸のない高電圧
用ゴム手袋を製造することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る高電圧用ゴム手袋の製造
設備の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】この高電圧用ゴム手袋の製造設備は、図
1,図2に示すように、予熱工程Aにおいて、手袋型1
R,1Lを所定温度に予熱する予熱釜(予熱装置)2
と、型セット工程Bにおいて、予熱釜2から取り出した
手袋型1R,1Lの重量を計量する第1計量器3および
手袋型1R,1Lを倒立した受渡し姿勢にセッティング
する型受渡し棚4と、手袋膜形成工程Cにおいて、型受
渡し棚4の手袋型1R,1Lを取り出し、浸漬タンク6
内の原液7中に所定時間浸漬させた後、抜き出して手袋
型1R,1Lの表面に手袋膜8を形成し、さらに原液振
り切り装置9に受け渡す手袋膜形成ロボット(手袋膜形
成装置)5と、原液振り切り工程Dにおいて、手袋型1
R,1Lを下位から上位に高速で旋回移動させて手袋膜
8の表面に付着した液滴を振り落とす原液振り切り装置
9と、手袋型搬送工程Eにおいて、手袋型1R,1Lを
ヒーター11上に搬入して手袋膜8の予乾燥を行い、さ
らに第2計量器12で重量を計測した後、次の手袋膜乾
燥工程Fに送る手袋型搬送ロボット(手袋型搬送装置)
10と、手袋膜乾燥工程Fにおいて、手袋膜8の乾燥を
行なう乾燥釜(乾燥装置)13とを具備している。な
お、加硫工程および脱型工程における装置機器類は、従
来公知のものが使用されており、その説明は省略する。
【0015】また、この手袋型1R,1Lは、親指と人
差指が一端広がって先端が接近する形状であるため、原
液7の表面張力により親指と人差指の間に張力膜が形成
される。そのため、手袋膜形成工程Cにおいて、手袋型
1R,1Lの抜き出し時にこの張力膜に針状の膜除去部
材14aを突き刺して強制的に破裂させる張力膜除去ロ
ボット(張力膜除去装置)14が浸漬タンク6の近傍に
配置されている。
【0016】前記手袋膜形成ロボット5および手袋型搬
送ロボット10は、図3,図13に示すように、基台2
1上に回動自在に配置された旋回台22に、折り曲げ、
回動および出退自在な複数の作業アーム23,24,2
5を具備した多関節アーム型マニピュレータで、先端ア
ーム25には、手袋型1R,1Lの基端部に設けられた
アダプター1aを把持開放自在なチャック装置26が設
けられている。また張力膜除去ロボット14も、図6に
示すように、基台15上に旋回台16と作業アーム1
7,18,19を備えた小型の多関節アーム型マニピュ
レータが採用され、作業アーム19の先端部に、張力膜
を突き刺して強制的に破裂させる針状の膜除去部材14
aが取り付けられている。
【0017】前記チャック装置26には、図4に示すよ
うに、左右の手袋型1R,1Lおよび型セット状態を判
別する型検出装置27が設けられており、この型検出装
置27は、左右の手袋型1R,1Lを判別するために、
左手袋型1Lのアダプター1aにのみ形成された左右型
判別凹部1bを検出する左右型検出用近接スイッチ27
aと、手袋型1R,1Lのセット可否状態を検出するた
めに、アダプター1aの端面を検出する型セット検出用
近接スイッチ27bと、手袋型1R,1Lのセット方向
の正誤を判別するために、手袋型1R,1Lのアダプタ
ー1aに形成されたセット方向判別凹部1cを検出する
セット方向検出用近接スイッチ27cとで構成されてい
る。前記型検出装置27により、保持した手袋型1R,
1Lの向きを左右任意に設定することができる。
【0018】たとえば手袋膜形成ロボット5において
は、張力膜除去ロボット14が膜除去部材14aの突出
方向を180°変向することができず、90°の範囲し
か変向できないため、図5(a),(b)に示すよう
に、親指と人差指の間に形成される張力膜に膜除去部材
14aが対向するように90°変位した姿勢で左右の手
袋型1R,1Lを浸漬させ、また原液振り切り装置9で
は、回動方向前面に手の甲が位置する姿勢で回動させる
ため、手袋型を手の甲が外側となるように原液振り切り
装置9に受け渡すように、前記型検出装置27により得
られた検出信号に基づいて駆動制御される。
【0019】前記原液振り切り装置9は、図7〜図10
に示すように、架台30上に軸受31を介して水平方向
の回転軸32が回転自在に配置されており、回転軸32
の一端側にはエア式ロータリアクチュエーター33の出
力軸がカップリングを介して連結されている。また、回
転軸32の他端側には旋回アーム34が取り付けられ、
旋回アーム34の先端部には、手袋型1R,1Lのアダ
プター1aを装着して、手袋型1R,1Lを旋回アーム
34に対して直角方向に支持する型装着装置35が設け
られている。この型装着装置35は、図9に示すよう
に、アダプター1aが挿入される一対の係合溝部材35
aと、この端部フランジ1bをピストンロッド35bに
より押圧して手袋型1R,1Lを固定する2個のロック
シリンダー装置35cを備え、係合溝部材35aの出入
口部には、手袋型1R,1Lの装着位置を検出するリミ
ットスイッチ35dが設けられている。また、架台30
上には、図10に示すように、回転軸32に取り付けら
れたカム板36に当接して回動限位置を検出する2個の
回転角検出用スイッチ37A,37Bが設けられるとと
もに、回転軸32に取り付けられた当接板38が当接し
て回転軸32の回動限を規制するストッパー39A,3
9Bとが配置されている。
【0020】そして、この原液振り切り装置9は、回転
角検出用スイッチ37A,37Bにより、手袋型1R,
1Lの始点Sが回転軸33を通る下部鉛直線DV上より
回転方向G反対側にα°の位置に設定されるとともに、
終点Tが回転軸32を通る上部鉛直線UV上に設定され
ている。さらに、ロータリアクチュエーター33に供給
されるエア圧により、図11に示すように、下部鉛直線
DV上から水平線Hとの中間の位置β°(下部鉛直線D
Vから45°〜50°)で手袋型1R,1Lの回転速度
Vが最大となるように設定されている。
【0021】すなわち、このロータリアクチュエーター
33に圧縮空気を供給する配管は、図12に示すよう
に、エアコンプレッサー40および大容量アキュムレー
ター41を有する主空気供給管42に接続された正転側
空気管43に、第1比例制御弁44と小容量アキュムレ
ーター45と電磁弁46が介在されるとともに、主空気
供給管42に接続された逆転側空気管47に第2比例制
御弁48が介在されている。そして、第1比例制御弁4
4を所定圧に設定して電磁弁46をII位置からI位置に
切り換えることにより、大容量アキュムレーター42の
圧縮空気を急速にロータリアクチュエーター33の正転
空気室側に供給するとともに立ち上がり不足分を小容量
アキュムレーター45からの空気で補い、急加速でロー
タリアクチュエーター33を起動する。これにより、手
袋型1R,1Lが位置β°となるまでに液滴を効果的に
振り落とすことができる速度Vmax に達することができ
る。さらに、所定時間後に第2比例制御弁48を開き所
定圧力の空気をロータリアクチュエーター33の逆転空
気室側に供給してロータリアクチュエーター33の回転
を減速させ、さらに所定時間経過後に第1比例制御弁4
4の圧力を下げてブレーキ力を高め、スムーズに停止さ
せるように構成されている。なお、この圧縮空気の供給
と導入タイミンングは、上述したものに限るものではな
く、原液の粘性などに対応して、複数の振り切りパター
ンを容易に作成することができる。
【0022】次にこの高電圧用ゴム手袋の製造装置を使
用した製造方法を説明する。 (1)予熱工程Aにおいて、予熱釜2により手袋型1
R,1Lが所定温度に予熱される。
【0023】(2)型セット工程Bにおいて、予熱釜2
から取り出した手袋型1R,1Lを第1計量器3で重量
を計測した後、型受渡し棚4に手の甲が外側となるよう
にセッティングする。
【0024】(3)手袋膜形成工程Cにおいて、図3に
仮想線aで示すように、手袋膜形成ロボット5により、
型受渡し棚4の手袋型1Rまたは1Lをチャック装置2
6により把持して取り出す。この時、型検出装置27に
より、左右の手袋型1Rまたは1Lが判別されて、右側
の手袋型1Rであれば図5(a)に示すように、手袋型
1Rの向きを90°捩じるとともに、張力膜除去ロボッ
ト14の膜除去部材14aの出退方向を前後方向とし、
また左側の手袋型1Lであれば図5(b)に示すよう
に、手袋型1Lの向きを180°捩じるとともに、張力
膜除去ロボット14の膜除去部材14aの出退方向を左
右方向とする。そして、図5に仮想線bで示すように、
浸漬タンク6の上方から手袋型1Rまたは1Lを所定速
度で降下させて先端部から液面センサー6a付の浸漬タ
ンク6の原液7中に所定深さ差し入れ、所定時間浸漬さ
せた後、所定の速度で抜き出して手袋型1Rまたは1L
の表面に手袋膜8を形成する。手袋型1Rまたは1Lの
抜きだし時で親指と人差指との空隙が液面上に露出した
早い時期に、張力膜除去ロボット14により膜除去部材
14aを親指と人差指との空隙に突出させて張力膜を除
去する。さらに手袋膜形成ロボット5により、手袋型1
Rまたは1Lを原液振り切り装置9に受け渡す。
【0025】なお、図示した場合では手袋型1Rまたは
1Lを真っ直ぐ下方に下降させたが、手袋型1Rまたは
1Lを斜めの姿勢で降下させることにより、手袋膜の手
挿入口を斜めに形成した手袋を製造することができる。 (4)原液振り切り工程Dでは、手袋型1Rまたは1L
が型装着装置35に固定されると、ロータリアクチュエ
ーター33に急速に高圧エアを供給して手袋型1Rまた
は1Lを図7に実線cで示す始点Sから起動し急加速で
回転させて前半部中間の図7に仮想線dで示す位置β°
で手袋型1Rまたは1Lの回転速度を最大Vmax に達す
るように制御し、その後徐々に減速させて仮想線eで示
す終点Tで正立姿勢で停止する。これにより、手袋膜8
の表面に付着した液滴を確実に振り落として滑らかな表
面に仕上げ、均一な絶縁性を得ることができる。 (5)手袋型搬送工程Eにおいて、手袋型搬送ロボット
10により、図13に実線fで示すように、原液振り切
り装置9により正立姿勢で保持された手袋型1Rまたは
1Lを受け取り、さらに仮想線gで示すように、原手袋
型1Rまたは1Lをヒーター11上に搬入して手袋膜8
の予乾燥を行い、手袋膜8の液垂れを防止する。さらに
第2計量器12で重量を計測した後、乾燥釜13に搬入
する。 (6)手袋膜乾燥工程Fにおいて、乾燥釜13で手袋膜
8の乾燥を行ない、その後、公知の装置を用いて加硫工
程と脱型工程を経て高電圧用ゴム手袋が完成する。
【0026】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の高電圧用ゴ
ム手袋の製造方法および装置によれば、手袋膜形成装置
を使用して手袋型を自動的に浸漬して抜き出し、ついで
原液振り切り装置により手袋膜の表面に付着した原液溜
まりを振り落とし、さらに手袋型搬送装置により手袋型
を自動的に乾燥装置に搬入するので、迅速性と微妙な感
覚とが必要な作業を自動化して人手に触れずに迅速に行
なうことができ、均質な高電圧用ゴム手袋を自動的に生
産することができる。したがって、製造技術の輸出や生
産量の拡大を促進できるとともに、作業環境を改善する
ことができる。
【0027】また、原液振り切り装置による原液の振り
落としを、下位から上位に回転移動させ、さらに初期起
動時の加速度を急激に上昇させることにより、効果的に
手袋膜表面の液滴を振り落とすことができ、表面が滑ら
かで均一な厚みの高電圧用ゴム手袋を製造することがで
きる。
【0028】さらに、張力膜除去装置により、原液から
手袋型を抜き出した時に、原液の表面張力により指間に
生じる張力膜を、手袋型を原液から引き上げる途中で突
いて破裂させることにより、張力膜を除去することがで
きる。これにより、手袋型を原液から抜き出した後に張
力膜が自然破裂した時に、張力膜の基端部に沿って残存
する残存原液により凹部が生じるのを未然に防ぎ、凹凸
のない高電圧用ゴム手袋を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高電圧用ゴム手袋の製造工程の一
実施例を示す説明図である。
【図2】同製造設備の装置の配置を示す概略平面図であ
る。
【図3】同製造設備の手袋膜形成ロボットを示す正面図
である。
【図4】(a)および(b)はそれぞれ同製造設備の手
袋膜形成ロボットおよび手袋型搬送ロボットの型検出装
置を示す説明図である。
【図5】(a)および(b)はそれぞれ同製造設備の手
袋膜形成ロボットの作業手順を示す説明図である。
【図6】同製造設備の張力膜除去ロボットを示す正面図
である。
【図7】同製造設備の原液振り切り装置を示す正面図で
ある。
【図8】同原液振り切り装置を示す側面図である。
【図9】同原液振り切り装置に設けた型装着装置を示す
正面拡大図である。
【図10】図8に示すIII−III 断面である。
【図11】同原液振り切り装置による手袋型の回転速度
を示すグラフである。
【図12】同原液振り切り装置のロータリアクチュエー
ターに接続された配管図である。
【図13】同製造設備の手袋型搬送ロボットを示す正面
図である。
【符号の説明】
1R,1L 手袋型 1a アダプター 1b 左右型判別凹部 2 予熱釜 3 第1計量器 4 型受渡し棚 5 手袋膜形成ロボット 6 浸漬タンク 7 原液 8 手袋膜 9 原液振り切り装置 10 手袋型搬送ロボット 11 ヒーター 12 第2計量器 13 乾燥釜 14 張力膜除去ロボット 14a 膜除去部材 26 チャック装置 27 型検出装置 27a 左右型検出用近接スイッチ 33 回転軸 34 旋回アーム 35 型装着装置 A 予熱工程 B 型セット工程 C 手袋膜形成工程 D 原液振り切り工程 E 手袋型搬送 F 手袋膜乾燥工程
フロントページの続き (72)発明者 平林 茂樹 大阪府大阪市北区本庄東1丁目1番10号 関西設計株式会社内 (72)発明者 井上 志郎 大阪府大阪市北区本庄東1丁目1番10号 関西設計株式会社内 (72)発明者 長谷部 昭 大阪府大阪市北区本庄東1丁目1番10号 関西設計株式会社内 (72)発明者 村上 陽彦 大阪府大阪市北区本庄東1丁目1番10号 関西設計株式会社内 (72)発明者 中井 弘美 大阪府大阪市北区本庄東1丁目1番10号 関西設計株式会社内 (72)発明者 岩城 正道 大阪府大阪市北区本庄東1丁目1番10号 関西設計株式会社内 (72)発明者 中出 慶一 大阪府大阪市北区本庄東1丁目1番10号 関西設計株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手袋膜形成装置により予熱された手袋型
    を保持して原液に浸漬し、抜き出して手袋型の表面に手
    袋膜を形成した後、原液振り切り装置に受渡し、原液振
    り切り装置によりこの手袋型を高速で回転移動させて手
    袋膜の表面に付着した液滴を振り切り、手袋型搬送装置
    により前記手袋型を乾燥装置内に搬入して手袋膜を乾燥
    して固化した後、この手袋膜を加硫して手袋型から脱型
    することを特徴とする高電圧用ゴム手袋の製造方法。
  2. 【請求項2】 原液振り切り装置により、手袋膜が形成
    された手袋型を下位から上位に高速で回転移動させて原
    液を振り落とすとともに、手袋型の移動速度を前半の中
    間位置までに急加速して最高速とした後、徐々に減速さ
    せることを特徴とする請求項1記載の高電圧用ゴム手袋
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 手袋型を原液に漬けてその表面に手袋膜
    を付着させ、この手袋膜を乾燥固化して加硫した後、手
    袋膜を手袋型から脱型して高電圧用手袋を製造する高電
    圧用手袋の製造設備であって、予熱された手袋型を浸漬
    タンク内の原液に浸漬させてその表面に手袋膜を付着形
    成する手袋膜形成装置と、手袋膜が形成された手袋型を
    高速で回転移動させて手袋膜の表面に付着した液滴を振
    り落とす原液振り切り装置と、原液を振り切った手袋型
    を乾燥装置に搬入する手袋型搬送装置とを具備したこと
    を特徴とする高電圧用ゴム手袋の製造設備。
  4. 【請求項4】 手袋膜形成装置により原液中から抜き出
    される途中で、手袋型の指間に形成される原液張力膜を
    破裂させる膜除去手段を備えた張力膜除去装置を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載の高電圧用ゴム手袋の製
    造設備。
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