JPH07149603A - 防黴組成物 - Google Patents

防黴組成物

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JPH07149603A
JPH07149603A JP32081193A JP32081193A JPH07149603A JP H07149603 A JPH07149603 A JP H07149603A JP 32081193 A JP32081193 A JP 32081193A JP 32081193 A JP32081193 A JP 32081193A JP H07149603 A JPH07149603 A JP H07149603A
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JP
Japan
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solvent
antifungal composition
tpn
weight
antifungal
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Application number
JP32081193A
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English (en)
Inventor
Shizuo Kawamura
静夫 河村
Nobuhiro Kume
信浩 久米
Koichi Iwabuchi
耕一 岩渕
Yoshihiro Konagai
芳広 小永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K I KASEI KK
Original Assignee
K I KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニ
トリルとジメチルモノプロピルナフタレンを含有する防
黴組成物。 【効果】 乳剤化が容易でTPNの溶解度が大きいDP
Nを溶媒として用いたのでTPNの高濃度化が実現で
き、溶剤臭がなくかつ引火点も低いので取り扱い性及び
安全性の点で優れ、また木材に付着した防汚菌を特に短
時間で殺菌することができる等初期の殺菌効果に優れ、
経済面も含めて産業上の実用価値が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2,4,5,6−テト
ラクロロイソフタロニトリル(以下、TPNと略す)と
ジメチルモノプロピルナフタレン(以下、DPNと略
す)を含有する殺カビ、防黴組成物(以下、防黴組成物
と略す)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からTPNは、粉剤、水和剤、粒
剤、フロアブル剤、乳剤等の型で産業用や農園芸用の防
黴剤として利用されている。しかし、TPNを乳剤とす
る場合、TPNが水に不溶であり、かつ、有機溶剤に対
する溶解性が低いため、乳剤化が困難な場合が多かっ
た。そのため作業時に臭気や引火性に問題がある、キシ
レン、プソイドクメン、ジメチルナフタレン等の芳香族
溶剤やジメチルホルムアミド等の特殊溶剤がTPNの乳
剤化に用いられてきた。この中で特に、TPNに対して
比較的大きな(10〜12重量%)溶解度を有するジメ
チルナフタレン、キシレン(オルソキシレン)、プソイ
ドクメンについては、特公昭55−16481号、同5
7−21161号、同57−21243号に記載されて
いるようにこれらの溶剤にTPNを含有させた殺カビ用
乳剤が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの特許公報記載
の発明で用いられた上記芳香族溶剤は、上述のように乳
剤作成時や使用時においていずれも特有の臭気が問題と
なるだけでなく、引火点が低いため環境面、作業上の安
全性で障害となっている。また、TPNに対する溶解性
でもキシレン及びジメチルナフタレンなどは約12重量
%が最大であり、高濃度乳剤を作成することができず、
実用上必ずしも十分な乳剤ではなかった。一方、ナフタ
レンやジメチルナフタレンが溶剤として考えられるが常
温固体であり、特有のコールタール臭を有しているだけ
でなく昇華性がある等溶剤としては使用し難いものであ
った。本発明は、上記の作業面の障害である溶剤臭気を
解消しかつ、引火性も改善し、高濃度で高い分散安定性
を示す防黴用TPN組成物を提供すること、さらに本来
の効力の安定しかつ向上した防黴用組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の目
的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、TPNに対し
防黴用乳剤組成物を製造する場合の溶剤としてジメチル
モノプロピルナフタレンを使用することにより、高濃度
で、臭気のない、また組成物として安定であって効力が
変動しない乳剤用組成物が得られることを見い出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち
本発明は、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニ
トリルとジメチルモノプロピルナフタレンを含有するこ
とを特徴とする防黴組成物を提供するものである。
【0005】本発明の防黴組成物におけるDPN溶剤
は、TPNに対する溶解度に優れ、溶剤特有の臭気もな
く、また従来の溶剤に比較して引火点が164℃と高
く、さらに毒性が低い等の、作業性及び安全面で好適な
溶剤といえる。この、DPNを使用した本発明の組成物
は、木材に付着した防汚菌(特に黴)を著しく短期間に
殺菌してしまう作用を有する。本発明の防黴組成物にお
いて溶剤としてDPN単独で使用しても良いが、他の溶
剤と混合して使用してもその溶解性を発揮できる。DP
Nとともに用いられる前記の他の溶剤としては、例えば
ジメチルホルムアミド、トルエン、キシレン、ジメチル
アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等を挙げることができる。また、DPNを前記溶
剤の1種以上と混合してTPNの溶剤として用いること
ができる。
【0006】また、防黴成分はTPNの単独使用に限定
されるものではなく、DPNに溶解する、例えば、4−
クロロフェニル−3−ヨードプロパギルフォルマール、
1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、3−
クロロ−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリ
ル、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメイト等
の1種以上をTPNに混合して用いることができ、同様
の効果が確認された。さらに、必要であれば、TPNの
分散を促進するためにノニオン系及びアニオン系の界面
活性剤を単独または混合して用いることができるが、こ
のような界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸塩等が挙げられる。本発明の防黴組成物は、通常、
TPNその他の防黴成分1〜20重量%、界面活性剤1
〜15重量%、DPNその他の溶剤60〜95重量%を
含んでなる。ここで、防黴成分はTPN 1重量部に対
してTPN以外の成分0.1〜10重量部であり、溶剤
はDPN 1重量部に対してDPN以外の溶剤0〜20
重量部であることが好ましい。本発明の防黴組成物は、
水等で希釈し、乳剤として殺カビ、防黴剤として用いら
れる。また原液の形でそのまま用いてもよい。本発明の
防黴組成物は、農園芸用及び工業製品用殺カビ、防黴剤
として、例えば木竹材、染料、塗料、製紙用パルプ及び
衣類等に広範囲にわたって適用される。乳剤として用い
る場合の本発明の防黴組成物の濃度は、用途などにより
異なり従来と特に異ならないが、TPNの濃度で表わし
て通常乳剤中1〜20重量%、好ましくは3〜10重量
%とする。
【0007】
【作用】本発明の防黴組成物より得られる乳剤は、DP
Nを溶剤として含有するので従来の溶剤による乳剤に比
較してTPNの溶解性に優れるだけでなく、溶剤臭気が
なくかつ引火点が高い。よって作業時の危険性が少ない
等乳剤の保存性、安定面を含め実用的な利点が多く、ま
た初期の殺黴効果が向上する等利点が多い。
【0008】
【実施例】次に下記の実施例に基づいて本発明をさらに
詳細に説明する。TPNの各溶剤に対する溶解性及び各
溶剤の物理化学的性質を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】実施例1 TPN20重量部、ジメチルモノプロピルナフタレン7
5重量部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテ
ル5重量部を混合溶解し、乳剤原液を調製した。 実施例2 TPN10重量部、4−クロロフェニル−3−ヨードプ
ロパギルフォルマール5重量部、ジメチルモノプロピル
ナフタレン70重量部、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル10重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸
カルシウム塩5重量部を混合溶解し、乳剤原液を調製し
た。 実施例3 TPN14重量部、ジメチルホルムアミド20重量部、
ジメチルモノプロピルナフタレン56重量部、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレート5重量部、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル5重量部を混合溶解
し、乳剤原液を調製した。
【0011】比較例1 TPN20重量部、1,3−ジメチルナフタレン75重
量部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル5
重量部を混合したが、TPNが完全に溶解せず懸濁状態
となった。 比較例2 TPN14重量部、ジメチルホルムアミド20重量部、
o−キシレン56重量部、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノオレート5重量部、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル5重量部を混合したが、TPNが完全に
溶解せず懸濁状態となった。 比較例3 ジメチルモノプロピルナフタレン95重量部、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル5重量部を混合して
乳剤原液を調製した。
【0012】試験例1 次に、実施例1〜3及び比較例1〜2の各乳剤の防黴効
果を確認するため、下記の防黴試験を実施した。300
mlビーカーに各乳剤原液又は懸濁液を100〜300
倍に水で希釈した薬液200mlを調製した。次いで、
この調製液にφ3cmの厚手のろ紙を3分間浸せきした
後、室温で一夜放置風乾し、これを予め滅菌シャーレに
平面固化した栄養培地上にのせた。アスペルギルス・ニ
ガー(Aspergillus niger,黒黴)とペニシリウム・スタ
ーキー(Penicillium sterkii ,青黴)を混合した胞子
懸濁液を前記シャーレのろ紙へ噴霧し、シャーレにフタ
をして30℃恒温層で10日間培養し、ろ紙上の黴の生
育を目視観察した。結果を表2に示す。なお、栄養培地
及び判定基準は、次の通りである。
【0013】 判定基準 −:全く黴の生育が認められない ±:表面に黴の生育がわずかに認められる +:表面の1/3 以下に黴の生育が認められる ++:表面の1/3 以上に黴の生育が認められる +++:表面の全面に黴の生育が認められる。
【0014】
【表2】
【0015】表2の結果から明らかな通り、本発明の防
黴組成物によれば、黒黴及び青黴の生育を効果的に抑制
することができる。
【0016】試験例2 実施例1〜3及び比較例1〜2の各乳剤原液を100m
lローソク瓶にとり、−10℃、−20℃の冷凍庫に保
管し、耐候性を判定した。結果を表3に示す。
【0017】
【表3】
【0018】表3の結果から明らかな通り、実施例1〜
3の組成物では、−20℃においても凍結は全く見られ
ず、寒冷地における製品安定性は極めて優れるものであ
った。
【0019】試験例3 木片上の黴に対する殺菌速度 黴に汚染された木片(3cm×3cm×厚さ0.7c
m)を実施例1〜3、比較例1〜3の各乳剤原液又は懸
濁液の水による100倍希釈液に1分間浸せきし、25
℃の室温で24時間放置した後、木片に生育する菌数を
下記の手順で測定し、各薬剤の殺菌速度を判定した。木
片を100mlの滅菌水に入れ、激しく振とうして菌を
洗い流し、滅菌水中の菌数/mlを測定することによ
り、木片上の黴(菌)に対する殺菌力を判定した。結果
を表4に示す。
【0020】
【表4】
【0021】表4の結果から明らかな通り、24時間の
放置において、本発明の防黴組成物(実施例1〜3)で
は木片上の黴を短時間で効果的に殺菌していることが判
明した。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の防黴組成物は、乳剤化が容易でDPNの性質に基づい
て、TPNの溶解度が大きいのでTPNの高濃度化が実
現でき、溶剤臭がなくかつ引火点も低いので取り扱い性
及び安全性の点で優れており、また木材に付着した菌を
特に短時間で殺菌することができる等初期の殺菌効果に
優れ、経済面も含めて産業上の実用価値が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小永井 芳広 静岡県磐田郡福田町塩新田浜野328番地 ケイ・アイ化成株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2,4,5,6−テトラクロロイソフタ
    ロニトリルとジメチルモノプロピルナフタレンを含有す
    ることを特徴とする防黴組成物。
JP32081193A 1993-11-29 1993-11-29 防黴組成物 Pending JPH07149603A (ja)

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JP32081193A JPH07149603A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 防黴組成物

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