JPH07149852A - ロジン変性フェノール樹脂および印刷インキ - Google Patents

ロジン変性フェノール樹脂および印刷インキ

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JPH07149852A
JPH07149852A JP29633093A JP29633093A JPH07149852A JP H07149852 A JPH07149852 A JP H07149852A JP 29633093 A JP29633093 A JP 29633093A JP 29633093 A JP29633093 A JP 29633093A JP H07149852 A JPH07149852 A JP H07149852A
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JP
Japan
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component
rosin
printing ink
phenol
resin
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JP29633093A
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English (en)
Inventor
Koji Sato
孝二 佐藤
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Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】芳香族成分を低減した印刷インキ用溶剤に平均
分子量が5万以上の樹脂でも溶解するロジン類フェノー
ル樹脂及びそれを使用したインキを提供する。 【構成】ロジン類成分、フェノールホルムアルデヒド付
加縮合体成分、および必要に応じポリオール成分からな
り、上記フェノールホルムアルデヒド付加重合体成分中
のフェノール成分が全フェノール成分量に対し10重量
%以上のジノニルフェノールからなることを特徴とする
ロジン変性フェノール樹脂、および該樹脂と芳香族成分
が1重量%以下である印刷インキ用溶剤を含む印刷イン
キ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶解性に優れたロジン変
性フェノール樹脂、特に低芳香族系印刷インキ用溶剤に
溶解する樹脂及びそれらを含む印刷インキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、広く使用されている各種溶剤中の
ベンゼン・トルエン・キシレン等の芳香族成分は、労働
安全衛生法で規制されている様に、一般に、人体に対し
て皮膚刺激性・神経障害等をもたらすものとして、厳し
い規制がとられている。また、先頃ILO(国際労働機
関)が化学品を取扱う労働者の安全を守るための条約を
採択したように、国際的にも、化学品の害から人体を保
護しようとする機運が高まっている。
【0003】従来の印刷インキ用溶剤はパラフィン系,
ナフテン系成分の他に芳香族成分が15〜20重量%含
まれている。しかし一般に芳香族系成分を低減した印刷
インキ用溶剤は印刷インキ用樹脂であるロジン変性フェ
ノール樹脂との溶解性が劣化してくる。一般にロジン変
性フェノール樹脂はフェノールとホルマリンを塩基性又
は酸性触媒で60〜100℃の間で反応させ、フェノー
ル・ホルムアルデヒド付加縮合体を得、その後この付加
縮合体とロジンを220〜260℃で反応させ、さらに
残カルボン酸基とグリセリン等のポリオールを反応させ
るか、ポリオールを使用しないで酸触媒によりエステル
化反応させて得られる。フェノールホルムアルデヒド付
加重合体のフェノール成分として、石炭酸、クレゾー
ル、ブチルフェノール、アミルフェノール、オクチルフ
ェノール、ノニルフェノール等が使われており、特に、
溶解性を向上させるためにはオクチルフェノール、ノニ
ルフェノールが用いられる。又印刷インキに使用される
ロジンフェノールの平均分子量(Mw)は1万〜50万
であり、好ましくは5万〜20万のものが使用されてい
る。しかし平均分子量が5万以上になると、これらオク
チルフェノール、ノニルフェノールでは芳香族成分を低
減した溶剤との溶解性が劣化しインキの流動性が悪くな
り、印刷物の光沢も必ずしも十分ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特に、芳香族
成分を低減した印刷インキ用溶剤に平均分子量が5万以
上の樹脂でも溶解するロジン類フェノール樹脂及びそれ
を使用したインキを開発するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロジン類成
分、フェノールホルムアルデヒド付加縮合体成分、およ
び必要に応じポリオール成分からなり、上記フェノール
ホルムアルデヒド付加重合体成分中のフェノール成分が
全フェノール成分量に対し10重量%以上のジノニルフ
ェノールからなることを特徴とするロジン変性フェノー
ル樹脂に関する。更に本発明は、上記ロジン変性フェノ
ール樹脂を印刷インキ用溶剤に溶解してビヒクル成分と
した印刷インキに関する。更に本発明は、印刷インキ用
溶剤が芳香族成分が1重量%以下である印刷インキ用溶
剤である上記印刷インキに関する。
【0006】本発明においてロジン類成分とは、ロジン
もしくはその誘導体であり、ロジンおよびまたはその誘
導体としては、ガムロジン,ウッドロジン,トール油ロ
ジン,不均化ロジンまたはこれらの重合物、およびまた
マレイン酸,イタコン酸,クロトン酸等の不飽和カルボ
ン酸を付加したロジン誘導体等が挙げられる。ロジン変
性フェノール樹脂中のロジン成分は40〜70重量%が
好ましい。
【0007】本発明に用いるジノニルフェノールとは、
(2、3)、(2、4)、(2、5)、(2、6)、
(3、4)、(3、5)、(3、6)ジノニルフェノー
ルまたはこれらの混合物があるが、純粋なものはコスト
が高く不経済なので混合物を用いるのが良い。
【0008】本発明において、フェノール・ホルムアル
デヒド付加縮合体成分としては、レゾール型フェノール
樹脂が好ましい。このレゾール型フェノール樹脂のフェ
ノール成分として10重量%以上のジノニルフェノール
の他に0〜90重量%の石英酸,クレゾール,t−また
はsec−ブチルフェノール,アミルフェノール,シク
ロヘキシルフェノール,オクチルフェノール,ノニルフ
ェノール,フェニルフェノール,クミルフェノール等の
フェノール、カテコール,レゾルシン,ハイドロキノ
ン,ビスフェノール等の多価フェノールを併用してもよ
い。ジノニルフェノールが10重量%以下になると芳香
族成分を低減した印刷インキ用溶剤に対する溶解性が低
下してくるため好ましくない。本発明のフェノール・ホ
ルムアルデヒド付加重合体の製造方法について説明す
る。反応釜に上記フェノール類とホルムアルデヒド,p
−ホルムアルデヒドなどのアルデヒド類を所定の割合で
仕込み更にトルエン,キシレン等の溶剤をフェノール樹
脂の固形分が40〜70重量%となるような量を添加
し、攪拌,加熱し50℃にて、水酸化カルシウム,酸化
カルシウム,水酸化マグネシウム,酸化マグネシウムな
どの塩基性触媒を水と混合し、スラリー状として添加し
て反応させる。塩基性触媒としてアンモニア水やアミン
類も使用することができ、これら触媒はフェノール1モ
ルに対し0.05〜0.1モルの範囲で使用できる。
0.05モル以下では反応が遅く未反応物が多くなり、
0.1モル以上では印刷インキ用樹脂への溶解性が低下
する。また、水の量は全量に対し3〜10重量%が好ま
しい。水の量が3重量%以下であると出来上ったレゾー
ル型フェノール樹脂の着色が大きくなり、10重量%以
上では縮合の進行がおそくなり、必要な分子量のレゾー
ル型フェノール樹脂が得られない。フェノール成分1モ
ルに対してホルムアルデヒドは0.2〜4モルを常法に
より反応させる。ロジン変性フェノール樹脂中のフェノ
ール樹脂成分の割合は30〜60重量%が好ましい。
【0009】触媒添加後90〜110℃の反応温度で5
〜10時間反応を続けた後、冷却して約60℃として静
置して水を分離し、除去することによってレゾール型フ
ェノール樹脂が得られる。このように室温よりやや高め
にしておくと樹脂と水との分離は容易であり、分離に要
する時間は1時間以内で十分である。その後塩酸、蟻
酸、酢酸等で中和水洗を行なう。
【0010】ロジン類とフェノール・ホルムアルデヒド
付加縮合体との反応(主にクロマン反応)は220〜2
60℃で1〜3時間行う。その後残カルボン酸とポリオ
ール成分をエステル化反応させる。ポリオール成分とし
てはエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール等が用いられる。ロジン変性フェノール樹脂中のポ
リオール成分は0〜10重量%が好ましい。本発明のロ
ジン変性フェノール樹脂の平均分子量(Mw)は5〜2
0万が好ましい。
【0011】又はロジンと仕込み約半量のフェノール・
ホルムアルデヒド付加縮合体とを上記温度で反応させ、
その後同温度で残りの半量の付加縮合体と0.01〜1
重量%の酸性触媒を添加して反応させる。この際ポリオ
ールは使用しないこともある。酸性触媒としてはp−ト
ルエンスルホン酸,ドデシルベンゼンスルホン酸,メタ
ンスルホン酸,エタンスルホン酸等のスルホン酸類、硫
酸,塩酸等の鉱酸を使用し、150℃以上に加熱する。
この反応では生成物が容易に着色するため、これを防止
するため、次亜リン酸,トリフェニルホスファイト,ト
リフェニルホスフェート等の還元剤を併用することがで
きる。
【0012】更に残存する酸触媒等に由来する水素イオ
ンを中和することによって金属の錆を防ぐこともでき
る。中和剤としては、リチウム,セシウム,マグネシウ
ム,カルシウム,ストロンチウム,バリウム,アルミニ
ウム,亜鉛,チタン,ジルコニウム,アンチモン,セレ
ン等の金属の水酸化物,酸化物またはカルボン酸塩類の
塩類の利用が可能である。なお、本発明のロジン変性フ
ェノール樹脂を合成をする場合に少量のグリセリン,ト
リメチロールエタン,トリメチロールプロパン,ペンタ
エリスリトール,ジペンタエリスリトール等のポリオー
ルを併用してもよい。この場合の添加量は、ポリオール
に含まれるOH基とロジンおよびまたはその誘導体に含
まれるCOOH基の比が0.8未満である(OH基/C
OOH基<0.8)。これ以上のOH基となるポリオー
ルを併用すると溶剤又はその他のインキ用素材に対し溶
解性が劣化する。
【0013】また、更には本発明の印刷インキ用樹脂
は、従来から印刷インキに用いられているロジン変性フ
ェノール樹脂,アルキッド樹脂,石油樹脂等との併用あ
るいは一部の石油樹脂変性,アクリル変性,ウレタン変
性、脂肪酸、脂肪油、多塩基酸、又はこれらのポリオー
ル変性物による変性も可能である。
【0014】本発明のロジン変性樹脂は芳香族成分を1
%以下に低減した印刷インキ用溶剤に溶解してオフセッ
ト印刷インキ用ビヒクルとして使用することができる。
芳香族成分を1%以下に低減した印刷インキ用溶剤は、
主としてパラフィン系溶剤とナフテン系溶剤を主生成物
とするものであり、そのアニリン点は65〜95℃が好
ましい。このような溶剤としては、日本石油株式会社製
0号、AF4〜7号Aソルベントがある。もしアニリン
点が95℃より高い溶剤を利用すれば、インキ組成中の
使用樹脂との溶解性に乏しく、インキの流動性が不十分
であり、その結果被印刷体へのレベリングが乏しく光沢
のない印刷物しか得られない。また65℃より低いアニ
リン点の溶剤を利用したインキは乾燥時のインキ被膜か
らの溶剤の離脱性が悪く乾燥劣化を起こしてしまう。
尚、従来使用されている印刷インキ用溶剤を適宜併用し
てもよい。
【0015】本発明の印刷インキは 顔料 10〜25(重量%) ロジン変性フェノール樹脂 20〜25 アルキッド樹脂 0〜5 乾性油 0〜25 印刷インキ用溶剤 10〜40 乾燥促進剤 0〜3 その他の添加剤 0〜10 からなる。
【0016】顔料としては公知の一般的なもの、例えば
ベンジジンエロー,レーキレッドC,カーミン6B,フ
タロシアニンブルー,カーボンブラック、必要に応じて
無機顔料や流動性調整剤としての体質顔料が使用され
る。
【0017】本発明に係る樹脂を用いて印刷インキ用ワ
ニスとするには、本発明の樹脂100部に対して溶剤お
よび/または乾性油(重合油,乾性油アルキッド樹脂等
の乾性油変性体)を50〜150部に溶解する。実際の
使用にあたっては、オクチル酸アルミニウム,ステアリ
ン酸アルミニウム,オクチル酸ジルコニウム,アルミニ
ウムトリイソプロポキサイド,アルミニウムジプロポキ
サイドモノアセチルアセトナート等によるゲル化剤を利
用してゲルワニスとする。必要に応じて耐摩擦向上剤,
インキドライヤー,乾燥抑制剤等のコンパウンドなどの
各種添加剤を添加し、適切な粘度となるよう調整するこ
とで枚葉オフセットインキ,オフ輪インキ等のオフセッ
トインキとなり、このオフセットインキは湿し水を使用
する通常の印刷インキとしても、また湿し水を使用しな
いドライオグラフィ用の印刷インキとしても使用するこ
とができる。また、新聞インキあるいは凸版インキとし
ても使用できる。
【0018】
【実施例】次に具体例により本発明を説明する。例中
「部」とは重量部を示す。以下具体例により示す。 製造例1(レゾール型フェノール樹脂の合成) 攪拌機,還流冷却器,温度計付4つ口フラスコにp−オ
クチルフェノール358部、p−ホルムアルデヒド16
2部、キシレン403部を仕込み、N2 ガスを吹き込み
ながら加熱攪拌し、65℃で水酸カルシウム7部を水7
0部に分散させて、その分散液を添加し95℃に昇温
し、同温度で8時間反応させる。その後、冷却し、塩酸
で中和、水洗する。このレゾール型フェノール樹脂をフ
ェノール液1とする。このフェノールの固型分(100
℃熱風オーブン中で溶剤を蒸発させる)は52%であっ
た。以下別表−1の通りに反応させる。
【0019】
【表1】
【0020】製造例2 攪拌機,還流冷却器,温度計付4つ口フラスコに表2の
ロジンを入れ、加熱溶解し、その後昇温し、260でフ
ェノール液(a〜h)を滴下しながら仕込むみ、1〜3
時間反応させる。その後ポリオールを仕込み同温度で酸
価の低下が止まる所まで反応させる。又はフェノール液
の仕込み約半量を滴下しながら反応させ、残りの半量と
さらに少量の水に溶解したp−トルエンスルホン酸を分
散させた液を滴下しながら仕込み酸価の低下が止まるま
で反応させる。さらに必要に応じてポリオールを仕込み
反応させる場合もある。その後、くみ出す。以下別表2
の通り反応させる。
【0021】
【表2】
【0022】上記樹脂を溶剤,アマニ油に180℃で溶
解させ、160℃に温度を下げ、ALCH0.8%を添
加し、1時間攪拌しワニスを得た。従来の印刷インキ用
溶剤と芳香族成分が1重量%以下の本発明に関わる印刷
インキ用溶剤の性状比較を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】その他印刷インキ用溶剤の例でインキの流
動性が劣化するときは下記溶剤を0〜15%使用するこ
ともできる。
【0026】
【表5】
【0027】インキ処方と性状を表5に示す。
【0028】
【表6】
【0029】インキは常法により作製した。
【発明の効果】芳香族成分を1%以下に減じた印刷イン
キ用溶剤に溶解するロジン変性フェノール樹脂およびそ
れらを使用した印刷インキを作る事によりインキ適性を
十分に保持しつつ、作業現場の環境を向上し現場作業員
の健康を守ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロジン類成分、フェノールホルムアルデ
    ヒド付加縮合体成分、および必要に応じポリオール成分
    からなり、上記フェノールホルムアルデヒド付加重合体
    成分中のフェノール成分が全フェノール成分量に対し1
    0重量%以上のジノニルフェノールからなることを特徴
    とするロジン変性フェノール樹脂。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロジン変性フェノール樹
    脂を印刷インキ用溶剤に溶解してビヒクル成分とした印
    刷インキ。
  3. 【請求項3】 印刷インキ用溶剤が芳香族成分が1重量
    %以下である印刷インキ用溶剤である請求項2記載の印
    刷インキ。
JP29633093A 1993-11-26 1993-11-26 ロジン変性フェノール樹脂および印刷インキ Pending JPH07149852A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188273A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 東洋インキScホールディングス株式会社 浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188273A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 東洋インキScホールディングス株式会社 浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物

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