JPH07150788A - 車両搭載用パレットおよび該パレットを備えた立体駐車設備 - Google Patents

車両搭載用パレットおよび該パレットを備えた立体駐車設備

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JPH07150788A
JPH07150788A JP5296617A JP29661793A JPH07150788A JP H07150788 A JPH07150788 A JP H07150788A JP 5296617 A JP5296617 A JP 5296617A JP 29661793 A JP29661793 A JP 29661793A JP H07150788 A JPH07150788 A JP H07150788A
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Hisashi Ishigaki
尚志 石垣
Tomikazu Yamashita
富和 山下
Takeshi Nakagawa
武 中川
Masatsugu Nakase
雅嗣 中瀬
Noboru Kanekiyo
昇 兼清
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレットの個々の構成部品の軽量化を図って
組付け作業を容易に行う。車両の全重量が加わる箇所を
強化してパレットの剛性を高める。パレットの吊下げ姿
勢を工夫して雨水等をパレットの凹部から完全に排水す
る。 【構成】 左右一対のサイドフレーム23間に配置され
た波板状のデッキプレート24を前後方向中央部分を構
成する第1プレート材27と、第1プレート材27の車
両乗入れ部側である前方に配置された第2プレート材2
8と、第1プレート材27の車両乗入れ部と反対側であ
る後方に配置された第3プレート材29とで構成する。
第2および第3プレート材28,29を共に、強度部材
にて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両搭載用パレットお
よび該パレットを備えた立体駐車設備の改良に関し、特
にパレットの強度対策、組付け対策および排水対策等に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】立体駐車設備として、車両をパレットに
搭載して格納するタイプのものがある。このような立体
駐車設備に用いられるパレットにおいては、強度が優れ
ていること、組み付け易くすること、雨水等が溜まり難
くすること等の対策を講ずることが望ましい。
【0003】このような対策を講じたパレットとして、
例えば実公平3−34457号公報に開示されているよ
うに、左右一対のサイドフレームとして上方に開口した
溝を有する鋼材を採用するとともに、この両サイドフレ
ーム間に配置されるデッキプレートとして凹部と凸部と
が前後方向に交互に繰り返す波板状の金属板を採用し、
該デッキフレームを上記両サイドフレーム間に配置して
その左右両端を該両サイドフレームに支持せしめ、この
状態で、アングル状の形鋼を上記各サイドフレームとデ
ッキプレートとに当てがって該形鋼をねじ止めすること
により、各サイドフレームとデッキプレートとを連結し
て組み付けるようにしたパレットが提案されている。
【0004】そして、この提案例のパレットでは、デッ
キプレートを金属板の折曲げ構造体で構成することによ
り、十分な強度を得ることができるとともに、各サイド
フレームとデッキプレートとをねじ止めによって連結し
て組み付けることにより、溶接により接合して組み付け
る場合に比べて組付け作業を容易に行うことができ、さ
らには、デッキプレートの凹部に溜まった雨水等を各サ
イドフレームの溝に導いて排水することができる等の利
点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パレットに
対して車両の重量が加わるところは車輪が載っていると
ころであり、この部分に車両の全重量が加わる。
【0006】しかし、上記の提案例のパレットでは、デ
ッキプレートを金属板の折曲げ構造体で構成して強度ア
ップ化を図っているとはいっても、上述の如く車両の全
重量が集中して加わるところは、強度的に十分ではない
場合も起こり得、何らかの対策を講ずることが望まれ
る。
【0007】また、パレットを現地で組み付ける場合に
は、構成部品を細分化して個々の構成部品の軽量化を図
ることが組付け作業を容易に行うためには望ましい。ま
た、パレットの錆止めのために塗装を施したりメッキを
施す場合にも、取扱いを容易に行うために構成部品の細
分化が望ましいといえる。
【0008】さらに、上記の提案例のパレットでは、雨
水等を各サイドフレームの溝に導いて排水することがで
きるとはいっても、デッキプレートの凹部は左右に長い
ことから該凹部に雨水等が残り易く、雨水等を完全にな
くすことができない。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、デッキプレートを複数
個に分割し、かつ車両の全重量が加わる前後のプレート
材を強化することにより、個々の構成部品の軽量化を十
分に図って組付け作業や取扱いを容易に行うとともに、
車両の重量に十分に耐え得る強度を備えたパレットを得
んとすることにある。さらには、パレットを吊り下げて
支持するタイプの立体駐車設備において、パレットの吊
下げ姿勢を工夫することにより、雨水等をパレットの凹
部に残ることなく完全に排水せんとすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、左右に所定間隔をあけて平行に配置され
た一対のサイドフレームと、該両サイドフレーム間に配
置されて左右両端が該両サイドフレームに支持され、か
つ凹部と凸部とが前後方向に交互に繰り返す波板状に形
成され、車両が乗り入れるデッキプレートとを備えた車
両搭載用パレットを対象とし、次のような解決手段を講
じた。
【0011】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記デッキプレートを前後方向中央部分を構成する第1プ
レート材と、該第1プレート材の車両乗入れ部側である
前方に配置された第2プレート材と、上記第1プレート
材の車両乗入れ部と反対側である後方に配置された第3
プレート材とで構成する。さらに、上記第2および第3
プレート材を共に、強度部材にて構成したことを特徴と
する。
【0012】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、各サイドフレームとして、前後方向に延び
る垂直フレーム部と、該垂直フレーム部の少なくとも下
端に一体に内側に向けて設けられ、前後方向に延びる水
平フレーム部とを備えたものを採用する。さらに、第1
プレート材の凹部底面を左右両端において上記各サイド
フレームの水平フレーム部に組付け・分解可能に締結す
る。また、第2および第3プレート材を車両が乗り入れ
る水平プレート部と、該水平プレート部の左右両端に一
体に設けられた垂直プレート部とで構成する。そして、
左右両端において上記水平プレート部分の凹部底面を上
記各サイドフレームの水平フレーム部に、上記垂直プレ
ート部を各サイドフレームの垂直フレーム部にそれぞれ
組付け・分解可能に締結したことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、第1又は第2の解決手段
における車両搭載用パレットを備えたパレット吊下げ式
の立体駐車設備を対象とし、この立体駐車設備は、上記
パレットを昇降可能に吊り下げ、車両格納状態で上記パ
レットを車両乗入れ面上方に吊下げ支持する一方、入出
庫時には上記パレットを車両乗入れ面に接地させるよう
にしたものであり、次のような解決手段を講じた。
【0014】すなわち、本発明の第3の解決手段は、上
記パレットを車両乗入れ面上方に吊下げ支持した状態で
左右方向のいずれか一方に傾斜させたことを特徴とす
る。
【0015】本発明の第4の解決手段は、第3の解決手
段において、パレットを車両乗入れ面上方に吊下げ支持
した状態で左右方向のいずれか一方に傾斜させるととも
に、後方に向かって前下がりに傾斜させたことを特徴と
する。
【0016】
【作用】上記の構成により、本発明の第1および第2の
解決手段では、左右一対のサイドフレーム間に配置され
た波板状のデッキプレートが、前後方向中央部分の第1
プレート材と、該第1プレート材の前後に配置された第
2および第3プレート材とに3分割され、しかもこれら
の第1〜3プレート材は上記両サイドフレームに対し組
付け・分解可能に締結されていることから、分割される
ことによって個々の構成部品(第1〜3プレート材)の
重量が大幅に軽減され、取扱いや組付け作業が容易にな
る。
【0017】また、上記第2および第3プレート材は、
車両の車輪が載るところであり、該車両の全重量が加わ
るが、両者は共に強度部材にて構成されていることか
ら、車両の重量に十分に耐え得る強度が得られ、パレッ
トの剛性が高まる。
【0018】本発明の第3および第4の解決手段では、
上述の如きパレットが、左右方向のいずれか一方に傾斜
せしめられた状態で、あるいはこれに加えて後方に向か
って前下がりにも傾斜せしめられた状態で、車両乗入れ
面上方に吊下げ支持されることから、パレットのデッキ
プレートに落下等した雨水等が凹部を伝わってパレット
側端から排水され、パレットの凹部に残らない。特に、
後者の場合には、パレットの一方のサイドフレーム後端
の一箇所に雨水等が集められ、ここから排水されるの
で、排水性が一段と良くなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1および図2は本発明の実施例に係るパ
レット吊下げ式の多段式立体駐車設備Aを示し、該立体
駐車設備Aは2基の立体駐車装置B,Bを並設して構成
されている。上記立体駐車設備Aは、所定間隔をあけて
車両乗入れ面である地面1に立設された4本の支柱2,
2,…と、該各支柱2上端および下側寄りをそれぞれ連
結する複数本の梁3,3,…と、入出庫口側およびこれ
と対向する側の各々の支柱2,2間でかつ上下の梁3,
3間に連結された中間柱2´,2´とで構成された装置
枠体4を備えてなり、上記中間柱2´,2´を境にして
左右に分けられる2つのエリアに上記2基の立体駐車装
置B,Bを設置するようになされている。
【0021】上記装置枠体4の各エリアに対応する前後
方向に延びる上側梁3,3の入出庫口側(図2左側)に
は1つの滑車5が、その直ぐ後および後端寄りには別の
滑車6がそれぞれ1つずつ取り付けられている。また、
入出庫口側の支柱2の中程には、図示しない昇降モータ
の正転および逆転駆動により巻き上げ・巻き戻し作動す
るドラム7が取り付けられている。
【0022】一方、上記装置枠体4の各エリアには、車
両Cを搭載して昇降する上段パレットP1 と下段パレッ
トP2 とが上下2段に配置され、上記上段パレットP1
の四隅にも、別の滑車8,8,…が取り付けられてい
る。
【0023】そして、上記滑車5、その直ぐ後の滑車6
および上段パレットP1 の前端側(図2左側)の滑車8
には、昇降用ワイヤ9が巻き掛けられているとともに、
上記滑車5、後端寄りの滑車6および上段パレットP1
の後端側(図2右側)の滑車8にも、別の昇降用ワイヤ
9が巻き掛けられ、上記昇降モータの正転および逆転駆
動によってドラム7を巻き上げ・巻き戻し作動させるこ
とにより、各昇降用ワイヤ9を同期して巻き上げあるい
は巻き戻し、上記上段パレットP1 を昇降させるように
なされている。したがって、上記滑車5,6,8、ドラ
ム7および昇降用ワイヤ9等により、上段パレットP1
を昇降させる昇降装置10が構成されている。
【0024】上記上下に隣り合う上段および下段パレッ
トP1 ,P2 の四隅には、上下方向に延びる4本の吊下
げワイヤ11,11,…がそれぞれ掛け渡されている。
具体的には、図4に拡大詳示するように、上記上段パレ
ットP1 の四隅にはU字状の溝12aを有する板材1
2,12,…が突設され、該各板材12の溝12aには
上記各吊下げワイヤ11が摺動可能に嵌挿されている一
方、図9に拡大詳示するように、上記下段パレットP2
の四隅にはフランジ13が突設され、上記各吊下げワイ
ヤ11下端の連結具14がフランジ13に軸支されるこ
とによって上記下段パレットP2 の四隅に連結されてい
る。
【0025】また、上記各吊下げワイヤ11上端寄りに
は、各吊下げワイヤ11の上段パレットP1 からの抜脱
を防止するストッパー15が取り付けられ、該ストッパ
ー15に上段パレットP1 の板材12を当接した状態
で、上段パレットP1 と下段パレットP2 とが所定間隔
をあけて保持されるようになされている。つまり、下段
パレットP2 を上段パレットP1 に吊り下げた状態で該
上段パレットP1 と共に昇降させるようにしている。
【0026】さらに、上記各吊下げワイヤ11上端には
ガイド部材16が取り付けられ、該ガイド部材16の一
端側には上記昇降装置10の各昇降用ワイヤ9が移動可
能に挿通され、上記各吊下げワイヤ11を各昇降用ワイ
ヤ9に沿って案内するようになされている。
【0027】そして、上記上段および下段パレットP1
,P2 は、共に上昇して車両Cを格納した状態で上下
方向に所定間隔を保持するとともに、下段パレットP2
下方の地面1にも車両Cを格納し、合計3台の車両C,
C,Cを1基の各立体駐車装置Bに格納するようになさ
れている。
【0028】また、図1に示すように、右側の立体駐車
装置Bでは、上段および下段パレットP1 ,P2 は、地
面1上方に吊下げ支持された状態で右下がりに傾斜角α
でもって傾斜せしめられているとともに、図では明瞭に
表われないが僅かに後方に向かって前下がりに傾斜せし
められている。一方、左側の立体駐車装置Bでは、上段
および下段パレットP1 ,P2 は、地面1上方に吊下げ
支持された状態で左下がりに傾斜角αでもって傾斜せし
められているとともに、右側の立体駐車装置Bと同様に
僅かに後方に向かって前下がりに傾斜せしめられてい
る。
【0029】さらに、図3に拡大詳示するように、上記
各昇降用ワイヤ9の一端は、ワイヤ弛み防止装置17を
介して装置枠体4の上側梁3に連結されている。該ワイ
ヤ弛み防止装置17は取付部材18に軸19によって取
り付けられた筒体20を備えてなり、該筒体20内には
ロッド21の一端側が移動可能に挿入され、該ロッド2
0の上端膨出部21aと筒体20下端との間にはコイル
スプリング22が縮装され、該コイルスプリング22の
ばね力によって上記各昇降用ワイヤ9を常時上方に引っ
張っている。したがって、上記上段および下段パレット
P1 ,P2 が地面1に接地する際、まず、下側に下がっ
ている一方の側端部が他方の側端部よりも先に接地し、
その後、該他方の側端部が接地するが、この時、上記一
方の側端部側の昇降用ワイヤ9が弛もうとするのを上記
ワイヤ弛み防止装置17で防止するのである。
【0030】図4および図5に拡大詳示するように、上
記上段パレットP1 は、左右に所定間隔をあけて平行に
配置された一対のサイドフレーム23,23を備えてな
り、該両サイドフレーム23,23間には車両Cが乗り
入れるデッキプレート24が配置され、該デッキプレー
ト24は、凹部24aと凸部24bとが前後方向に交互
に繰り返す波板状に形成され、その左右両端は上記両サ
イドフレーム23,23に支持されている。
【0031】図6および図7に拡大詳示するように、上
記各サイドフレーム23はI形鋼にて構成され、前後方
向に延びる垂直フレーム部25と、該垂直フレーム部2
5の上端および下端に一体に内側および外側に向けて突
設され、前後方向に延びる上下の水平フレーム部26,
26とを備えてなる。
【0032】一方、上記デッキプレート24は、前後方
向中央部分を構成する第1プレート材27と、該第1プ
レート材27の車両乗入れ部側(図4左端側)である前
方に配置された3つの第2プレート材28,28,28
と、上記各第1プレート材27の車両乗入れ部と反対側
(図4右端側)である後方に配置された1つの第3プレ
ート材29とからなり、特に、上記第2および第3プレ
ート材28,29は共に、構造用材料としての鋼材から
なる強度部材にて構成されている。
【0033】また、上記第1プレート材27の凹部24
a底面は、左右両端において上記各サイドフレーム23
の水平フレーム部26に組付け・分解可能にボルト30
にて締結されている。一方、上記第2および第3プレー
ト材28,29は、車両Cが乗り入れる水平プレート部
31と、該水平プレート部31の左右両端に一体に設け
られた垂直プレート部32とからなり、左右両端におい
て上記水平プレート部31の凹部24a底面が上記各サ
イドフレーム23の水平フレーム部26に、上記垂直プ
レート部32が各サイドフレーム23の垂直フレーム部
25にそれぞれ組付け・分解可能にボルト30にて締結
されている。
【0034】さらに、図8に拡大詳示するように、上記
第3プレート材29の後端はデッキプレート24の凸部
24b上面よりも高く突出せしめられ、該突出部29a
とそれに続く凹部24aとによって車両Cの車輪(後
輪)c1 を動かないように制止する車輪止め機能をなし
ている。
【0035】また、上記上段および下段パレットP1 ,
P2 のデッキプレート24(第1プレート材27)端部
には、車両Cの乗降り性をスムーズに行わせるための2
つの乗降り用スロープ材33,33が軸34にて上下方
向に揺動可能に取り付けられている。また、上記第1プ
レート材27裏面には前後方向に延びる硬質のゴム材3
5,35がボルト30にて一体に取り付けられ、上段お
よび下段パレットP1,P2 が接地する際に上記両ゴム
材35,35を地面1または下段パレットP2に接触さ
せて大きな衝撃が作用しないようにしている。
【0036】さらに、上記上段および下段パレットP1
,P2 の外側のサイドフレーム23の前後2箇所に
は、ローラ36,36が1つずつ取付部材37に支持さ
れて取り付けられ、該各ローラ36はI形鋼からなる前
後一対のガイドレール38のガイド溝38aに転動可能
に係合せしめられている。なお、図4および図9に示す
上段および下段パレットP1 ,P2 は、図1の右側の駐
車装置Bのものである。
【0037】次に、上述の如く構成された各立体駐車装
置Bに車両Cを入出庫する要領の一例について説明す
る。
【0038】<入庫の場合>まず、昇降モータの例えば
正転駆動によってドラム7を巻き戻し作動させて各昇降
用ワイヤ9を同期して巻き戻し、下段パレットP2 を地
面1に下降させた後、さらなる昇降モータの正転駆動に
より、上段パレットP1 を各吊下げワイヤ11に案内さ
せながら下降させて上記下段パレットP2 上に重ね、こ
の状態で、車両Cを入出庫口から上段パレットP1 に乗
り入れる。
【0039】次いで、上記昇降モータの例えば逆転駆動
によってドラム7を巻き上げ作動させて各昇降用ワイヤ
9を同期して巻き上げ、上記上段パレットP1 を各吊下
げワイヤ11に案内させながら上記下段パレットP2 の
上方に上昇させる。これにより、上段パレットP1 の板
材12が各吊下げワイヤ11上端のストッパー15に当
たり、上段パレットP1 と下段パレットP2 との間に所
定間隔があき、下段パレットP2 上方に車両Cが乗り入
れるスペースが確保される。
【0040】その後、車両Cを上記下段パレットP2 上
に乗り入れた後、さらなる昇降モータの逆転駆動により
上記上段および下段パレットP1 ,P2 を共に上昇させ
る。これにより、図2に示すように、下段パレットP2
と地面1との間に所定間隔があき、地面1上方に車両C
が乗り入れるスペースが確保され、この地面1上に車両
Cを乗り入れ、上下3段に車両C,C,Cを格納する。
【0041】<出庫の場合>まず、最下段の格納スペー
スである地面1上の車両Cを出庫する。
【0042】次いで、昇降モータの例えば正転駆動によ
ってドラム7を巻き戻し作動させて各昇降用ワイヤ9を
同期して巻き戻し、下段パレットP2 を地面1に下降さ
せて該下段パレットP2 から車両Cを出庫する。
【0043】その後、さらなる昇降モータの正転駆動に
より、上段パレットP1 を各吊下げワイヤ11に案内さ
せながら下降させて上記下段パレットP2 上に重ね、こ
の状態で、上段パレットP1 から車両Cを出庫する。
【0044】そして、上記実施例において、デッキプレ
ート24を第1〜3プレート材27〜29に分割すると
ともに、これらの第1〜3プレート材27〜29を両サ
イドフレーム23,23に対し組付け・分解可能にボル
ト30にて締結していることから、分割されることによ
って個々の構成部品(第1〜3プレート材27〜29)
の重量を大幅に軽減することができ、取扱いおよび組付
け作業を容易に行うことができる。
【0045】また、上記実施例では、車両Cの車輪c1
が載る第2および第3プレート材28,29を共に強度
部材にて構成していることから、車両Cの重量に十分に
耐え得て上段および下段パレットP1 ,P2 の剛性を高
めることができる。
【0046】さらに、上記実施例では、上段および下段
パレットP1 ,P2 を装置枠体4の外側方に傾斜させる
とともに後方に向かって前下がりに傾斜させた状態で、
地面1上方に吊下げ支持していることから、上段および
下段パレットP1 ,P2 のデッキプレート24に落下等
した雨水等を凹部24aを経て外側のサイドフレーム2
3の下端内側の水平フレーム部26に導き、さらに該水
平フレーム部26後端に導いて上段および下段パレット
P1 ,P2 から完全に排水し、上段および下段パレット
P1 ,P2 の雨水等を凹部24aに残らないようにする
ことができる。
【0047】なお、上記実施例では、サイドフレーム2
3をI形鋼で構成したが、これに限らず、例えばL形鋼
や断面コの字形状の形鋼であってもよく、要は少なくと
も下端に内側に向けて突出する水平フレーム部26を構
成することができるものであればよい。
【0048】さらに、上記実施例では、ワイヤ弛み防止
装置17として、筒体20内に挿入したロッド21をコ
イルスプリング22で常時上方に付勢するようにしたも
のを採用したが、これに限らず、例えばテンションプー
リを用いるようにしてもよい。
【0049】また、上記実施例では、2枚の上段および
下段パレットP1 ,P2 と地面1とに3台の車両Cを格
納するようにした多段式(三段式)立体駐車装置Bを示
したが、3枚以上のパレットを用いて車両Cを4台以上
格納する場合にも適用することができるものである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
に係る本発明によれば、左右一対のサイドフレーム間に
配置された波板状のデッキプレートを第1プレート材の
前後に第2および第3プレート材を配置して構成し、し
かもこれらの第1〜3プレート材を上記両サイドフレー
ムに対し組付け・分解可能に締結したので、個々の構成
部品(第1〜3プレート材)の重量軽減によって取扱い
や組付け作業を容易に行うことができる。また、車両の
車輪が載るところの第2および第3プレート材を強度部
材にて構成したので、車両の重量に十分に耐え得る強度
を得てパレットの剛性を高めることができる。
【0051】請求項3および4に係る本発明によれば、
上述の如きパレットを左右方向のいずれか一方に傾斜さ
せた状態で、あるいはこれに加えて後方に向かって前下
がりにも傾斜させた状態で、車両乗入れ面上方に吊下げ
支持したので、パレットのデッキプレートに落下等した
雨水等を一方のサイドフレームに効率良く導いてパレッ
トに残らないように完全に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車設備全体を示す正面図である。
【図2】立体駐車設備全体を示す側面図である。
【図3】ワイヤ弛み防止装置の断面図である。
【図4】図1右側の立体駐車装置の上段パレットの平面
図である。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
【図6】図4のVI−VI線における断面図である。
【図7】図6のVII −VII 線における断面図である。
【図8】上段パレットの後輪止め部分の断面図である。
【図9】図1右側の立体駐車装置の下段パレットの平面
図である。
【符号の説明】
1 地面(車両乗入れ面) 23 サイドフレーム 24 デッキプレート 24a 凹部 24b 凸部 25 垂直フレーム部 26 水平フレーム部 27 第1プレート材 28 第2プレート材 29 第3プレート材 31 水平プレート部 32 垂直プレート部 A 立体駐車設備 C 車両 P1 上段パレット P2 下段パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中瀬 雅嗣 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産機システム事業部内 (72)発明者 兼清 昇 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産機システム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に所定間隔をあけて平行に配置され
    た一対のサイドフレームと、該両サイドフレーム間に配
    置されて左右両端が該両サイドフレームに支持され、か
    つ凹部と凸部とが前後方向に交互に繰り返す波板状に形
    成され、車両が乗り入れるデッキプレートとを備えた車
    両搭載用パレットであって、 上記デッキプレートは、前後方向中央部分を構成する第
    1プレート材と、該第1プレート材の車両乗入れ部側で
    ある前方に配置された第2プレート材と、上記第1プレ
    ート材の車両乗入れ部と反対側である後方に配置された
    第3プレート材とからなり、上記第2および第3プレー
    ト材は共に、強度部材にて構成されていることを特徴と
    する車両搭載用パレット。
  2. 【請求項2】 各サイドフレームは、前後方向に延びる
    垂直フレーム部と、該垂直フレーム部の少なくとも下端
    に一体に内側に向けて設けられ、前後方向に延びる水平
    フレーム部とを備え、 第1プレート材の凹部底面は、左右両端において上記各
    サイドフレームの水平フレーム部に組付け・分解可能に
    締結され、 第2および第3プレート材は、車両が乗り入れる水平プ
    レート部と、該水平プレート部の左右両端に一体に設け
    られた垂直プレート部とからなり、左右両端において上
    記水平プレート部の凹部底面が上記各サイドフレームの
    水平フレーム部に、上記垂直プレート部が各サイドフレ
    ームの垂直フレーム部にそれぞれ組付け・分解可能に締
    結されていることを特徴とする請求項1記載の車両搭載
    用パレット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両搭載用パレッ
    トを備え、該パレットを昇降可能に吊り下げ、車両格納
    状態で上記パレットを車両乗入れ面上方に吊下げ支持す
    る一方、入出庫時には上記パレットを車両乗入れ面に接
    地させるようにしたパレット吊下げ式の立体駐車設備で
    あって、 上記パレットは、車両乗入れ面上方に吊下げ支持された
    状態で左右方向のいずれか一方に傾斜せしめられている
    ことを特徴とする立体駐車設備。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の車両搭載用パレッ
    トを備え、該パレットを昇降可能に吊り下げ、車両格納
    状態で上記パレットを車両乗入れ面上方に吊下げ支持す
    る一方、入出庫時には上記パレットを車両乗入れ面に接
    地させるようにしたパレット吊下げ式の立体駐車設備で
    あって、 上記パレットは、車両乗入れ面上方に吊下げ支持された
    状態で左右方向のいずれか一方に傾斜せしめられている
    とともに、後方に向かって前下がりに傾斜せしめられて
    いることを特徴とする立体駐車設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN103452355A (zh) * 2012-05-28 2013-12-18 蓝家瑞 存取车辆机械手
KR101380705B1 (ko) * 2010-07-09 2014-04-02 닝보 방다 인텔리전트 파킹 시스템 컴퍼니, 리미티드 입체 주차장

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CN102839837B (zh) * 2012-09-27 2014-07-09 宁夏博金特立体泊车设备有限公司 采用h型钢的取车器及取车器用h型钢承载框架

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