JPH0715195U - 回転式粉末圧縮成型機 - Google Patents

回転式粉末圧縮成型機

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JPH0715195U
JPH0715195U JP046887U JP4688793U JPH0715195U JP H0715195 U JPH0715195 U JP H0715195U JP 046887 U JP046887 U JP 046887U JP 4688793 U JP4688793 U JP 4688793U JP H0715195 U JPH0715195 U JP H0715195U
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punch
cam
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信雄 田村
恒雄 澤田
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    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本考案は、製造される成型品の密度むらを少な
くでき、かつ、掻き取られた余剰粉末の散逸を防止でき
る回転式粉末圧縮成型機を得ることにある。 【構成】粉末供給器29内の粉末材料を、回転盤17に上下
動および回転可能に取付けられた下杵4の下降動作によ
り、回転盤17に取付けた臼26内に吸い込んだ後、下杵4
の上昇動作により臼26内から吐出される余剰粉末を粉末
供給器29の終端壁29a で掻き取る回転式粉末圧縮成型機
を前提とする。下杵4にその周方向に連続する歯車部4
a1を設ける。臼26が粉末供給器29の終端部に位置された
時に歯車部4a1が噛み合い係合するラック状の歯72を有
した下杵スピン付与手段61を備える。それにより、余剰
粉末の掻き取り時に下杵4をスピンさせて、終端壁29a
で臼26内の粉末を均しながら掻き取りをすることを特徴
としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上杵および下杵により回転盤に取付けた臼内で粉末材料を圧縮して 錠剤等を成型する回転式粉末圧縮成型機に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転式粉末圧縮成型機は、回転盤の回転に伴い、これに取付けられた上杵と下 杵とをこれらの昇降用駆動部材に摺動させることにより昇降させ、この動きを利 用して粉末供給器から臼内に取込んだ粉末材料を圧縮成型位置で圧縮成型する。 この後には、上杵を上昇させて成型品より分離してから、下杵の上昇により成型 品を臼上に押出して、この成型品をスクレーパに当てて下杵から分離し、再び臼 内への粉末材料の取込み動作に移行して既述の成型サイクルを繰り返すようにな っている。
【0003】 そして、回転盤の臼が粉末供給器に対向している区間では、臼内にその下方か ら挿入された下杵の下降動作により、粉末供給器内の粉末材料が臼内に吸い込ま れて充填されるとともに、これに引き続く下杵の上昇動作により臼内から吐出さ れる余剰粉末を、前記粉末供給器の終端部に設けられた粉末掻き取り手段により 掻き取って、臼内への粉末充填量を決定している。
【0004】 この決定にあたり使用される粉末掻き取り手段として従来は、一般的に粉末供 給器の終端壁を粉末掻き取り壁として利用している。また、この他に、実公昭6 2−17193号公報に示されるように粉末供給器の終端部に円板駆動機構によ り回転される掻き取り円板を配設して、この円板の周縁部により余剰粉末を少し ずつ連続して素早く臼外に搬送して掻き取りをする構成の粉末掻き取り手段が知 られている。さらに、実公昭62−17187号公報に示されるように粉末供給 器の終端部に、駆動機構により無端走行される掻き取り無端ベルトを臼の回転軌 跡と交差して配設し、このベルトにより余剰粉末を少しずつ連続して素早く臼外 に搬送して掻き取りをする構成の粉末掻き取り手段も知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、臼への充填深さが臼の直径よりも小さく、いわゆる厚みが薄い(例え ば厚みが直径の 1/5以下の)成型品の製造をする場合に、余剰粉末の掻き取りを 粉末供給器の終端壁で行うものでは、掻き取りに伴って臼内の粉末材料が臼の移 動方向後側に片寄ってしまい易いという問題がある。
【0006】 また、このような問題を少なくできる実公昭62−17193号公報および実 公昭62−17187号公報の技術では、回転駆動される円板または無端ベルト 等の可動掻き取り部材により掻き取られた余剰粉末が、粉末供給器の外部に運ば れるので、この粉末が散逸して周囲を汚染する原因となり易いという問題がある 。 本考案の目的は、製造される成型品の密度むらを少なくできるとともに掻き取 られた余剰粉末の散逸を防止できる回転式粉末圧縮成型機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、臼が取付けられた回転盤の臼取付け鍔上面に接する粉末供給器内の 粉末材料を、前記回転盤に上下動および回転可能に取付けられて前記臼内にその 下方から挿入された下杵の下降動作により前記臼内に吸い込んで充填するととも に、前記下杵の上昇動作により前記臼内から吐き出される余剰粉末を前記粉末供 給器の終端部に設けられた粉末掻き取り手段により掻き取る回転式粉末圧縮成型 機に適用される。
【0008】 そして、前記目的を達成するために、前記下杵にその周方向に連続する回転力 発生部を設けるとともに、前記臼が前記粉末供給器と対向する区間のうち少なく とも前記臼が前記粉末供給器の終端部に位置されたときに前記回転力発生部が係 合する下杵係合部を有した下杵スピン付与手段を備えたものである。
【0009】
【作用】
本考案の回転式粉末圧縮成型機の構成において、下杵スピン付与手段は、臼内 に吸い込んだ粉末材料の余剰分を粉末掻き取り手段で掻き取る位置に対応して配 置されており、この位置に下杵が臼とともに移動された際に、下杵の回転力発生 部が下杵スピン付与手段の下杵係合部に係合する。下杵の回転力発生部は、下杵 係合部との係合を介して回転力を発生して、下杵をその軸回り方向に回転させる 。
【0010】 このようにして余剰粉末の掻き取り時に下杵をスピンさせるから、この下杵と ともに臼内の粉末を下杵の軸回り方向に回転させながら粉末供給器の内部で余剰 粉末の掻き取りを行なうことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図12を参照して説明する。 図2および図5は回転式打錠機(回転式粉末圧縮成型機)の一部の構成を示す 縦断面図であって、これらの図中符号1は本体フレームが備える固定の下部フレ ーム2の上方に配置された上部フレームで、これら上下両フレーム1、2の四隅 は図示しない柱を介して互いに連結されている。
【0012】 下部フレーム2にはサポート体3が取付けられているとともに、このサポート 体3の周部には、下杵4を昇降させる各種の下杵昇降用駆動部材、つまり、図1 に示される低下器5、重量レール6、受け渡しレール7、および突き上げレール 8が夫々配設されている。
【0013】 下杵4を案内して下降させる低下器5の出口端に隣接して配置された重量レー ル6は、上り斜面6aおよびこの傾斜上端に連なる水平な重量設定面6bを有し ているとともに、高さ調整装置9に支持されている。高さ調整装置9は、図示し ない制御信号の適宜な入力に基づき重量レール6を上下動させることにより、後 述の臼26に対する下杵4の上下位置を変えて臼26内の実際の粉末充填容積を 調整し、成型品の重量を一定にするために設けられている。
【0014】 受け渡しレール7は重量レール6の重量設定面6bに連なるように隣接配置さ れている。突き上げレール8は、前記臼26内で成型された成型品Aを臼26上 に押し出すための突き上げ斜面8a、およびこの傾斜上端に連なる水平面8bを 有して形成されている。そして、水平面8bに連なるように隣接して前記低下器 5が配置されている。
【0015】 図2および図5に示されるようにサポート体3にはその筒部3aの内部に相離 間して設けられた上下一対の軸受(なお、上側の軸受のみ図示)11を介して駆 動軸12が回転自在に支持されている。駆動軸12の下端部は図示しない駆動部 の出力端に接続されている。
【0016】 サポート体3より突出された駆動軸12の上端部には、軸受13を介して上杵 昇降用駆動部材としての上杵案内カム14の中央部に回転自在に支持されている 。平面視円板状をなすとともに上杵案内カム14は、上部フレーム1の下端部1 aにボルトで連結されているとともに、その外周部に、周方向に連続し、かつ、 上杵15を昇降させる環状のカム部(図示しない)を有している。
【0017】 駆動軸12の上部にはこれと一緒に回転される回転盤17が支持されている。 回転盤17は上側回転体17aと下側回転体17bとを多数本のボルト18で連 結して形成されている。上側回転体17aの内周部は駆動軸12に溶接止めした 鍔部12aにリング形の座19を介して載置されているとともに、回転盤17は 、上側回転体17aおよび座19を通って鍔部12aに螺合される多数本のボル ト20を介して駆動軸12に連結されている。
【0018】 上側回転体17aには上杵15を取付けるための杵案内鍔21が設けられてい る。下側回転体17bには、下杵4を取付けるための杵案内鍔22が設けられて いるとともに、これら両鍔21、22間に位置される臼取付け鍔23が夫々設け られている。
【0019】 上杵用の杵案内鍔21には垂直な杵案内孔24が多数設けられている。これら 杵案内孔24は駆動軸12を中心として描かれる同一円上に位置して所定間隔ご とに上杵15の使用数に対応して設けられている。これら杵案内孔24には夫々 上杵15が貫通されている。杵案内孔24および上杵15の杵案内孔24を貫通 する部分の断面は円形であり、上杵15は上下動および軸回り方向に回転可能に 取付けられている。
【0020】 上杵15は、杵案内孔24を貫通する円柱部の上端にこの円柱部よりも大径な 算盤玉形状をなす頭部15aを一体に設け、下端に前記円柱部よりも小径な杵先 部15bを一体に設けているとともに、その杵先面は、凹凸がなく滑らかな面、 例えば平坦面または球面の一部からなる凹面で形成されている。この上杵15は 、その頭部15aの下側傾斜面15a1(図1参照)を上杵案内カム14のカム部 16に摺動して昇降されるようになっている。
【0021】 下杵用の杵案内鍔22の構成は前記杵案内鍔21と略同様である。つまり、杵 案内鍔22には前記各杵案内孔24と同数の杵案内孔25が夫々垂直に設けられ ている。これら杵案内孔25は駆動軸12を中心として描かれる同一円上に位置 して下杵4の使用数に対応して所定間隔ごとに設けられている。これら杵案内孔 25には下杵4が摺動自在に貫通されている。杵案内孔25および下杵4の杵案 内孔25を貫通する部分の断面は円形であり、下杵4は上下動および軸回り方向 に回転可能に取付けられている。
【0022】 下杵4は、杵案内孔24を貫通する円柱部の下端にこの円柱部よりも大径な算 盤玉形状をなす頭部4aを一体に設け、上端に前記円柱部よりも小径な杵先部4 bを一体に設けているとともに、その杵先面は、上杵15の杵先面と同様に凹凸 がなく滑らかな面、例えば平坦面または球面の一部からなる凹面で形成されてい る。この下杵4は、その頭部4aを前記下杵昇降用駆動部材に摺動して昇降され るようになっている。さらに、下杵4はその周方向に連続する回転力発生部とし ての歯車部4a1を有している。この歯車部4a1は下杵4の頭部4aの最大径部の 外周面に多数の歯を並設して形成している。
【0023】 臼取付け鍔23には杵立て数と同数の臼26が所定間隔ごとに取付けられてい る。これら臼26に対して下杵4の杵先部4bが、臼孔の底をなして挿入されて いるとともに、上杵15の杵先部15bが前記臼孔に上方から挿脱され、これら 上下杵15、4の昇降により臼26内でこれに取込まれた粉末材料が圧縮成型さ れるようになっている。
【0024】 なお、図1中27は下杵加圧ローラ、28は上杵加圧ローラであり、これらは 圧縮成型位置に夫々配置されている。圧縮成型位置は前記受け渡しレール7と突 き上げレール8との間に設定されている。図1中29は臼取付け鍔23の上面に 下面開口を接して配置された粉末供給器であり、その終端壁29aは粉末掻き取 り手段として利用されている。この粉末供給器29の内部には補給ホッパー30 を介して適宜粉末材料が補給されるようになっている。また、図1中31は臼取 付け鍔23の上面に下端面を接して設けられたスクレーパで、これにより成型さ れた成型品Aが回転盤17の外部に取出されるようになっている。
【0025】 図5〜図9に示されるように臼26内に粉末供給器29内の粉末材料を吸い込 んで充填するための低下器5には、第1下杵スピン付与手段41が設けられてい る。この付与手段41は、低下器5により下降動作される下杵4にその軸回りの 回転を与えるものであり、その構成につき以下説明する。
【0026】 平面から見た形状が円弧状をなす低下器5は、下杵4の頭部4aが摺接すると ともに一端から他端に向けて次第に低くなる第1カム面5aを有し、このカム面 5aの内周側にこれと平行であって下杵4の頭部4aの上側傾斜面4a2が摺接可 能な第2カム面5bを設けるとともに、第1カム面5aの外周側に、このカム面 5aより一段下がった台部5cを設けている。なお、図6および図7中5dは前 記サポート体3に低下器5をその下側から固定するボルト(図示しない)が螺合 される固定孔であり、また、同6図中矢印は低下器5に対する下杵4の移動方向 、換言すれば、回転盤17の回転方向を示している。
【0027】 台部5c上の長手方向一端部には第1カムガイド42がボルト止めされている とともに、台部5cの長手方向他端部には第2カムガイド43がボルト止めされ ている。第1カムガイド42は図10等に示されており、図10(B)中42a は台部5cに第1カムガイド42をその下側から固定するボルト(図示しない) が螺合される固定孔である。同様に、第2カムガイド43は図11等に示されて おり、図11(B)中43aは台部5cに第2カムガイド43をその下側から固 定するボルト(図示しない)が螺合される固定孔である。
【0028】 また、図10および図11中42b、43bは両カムガイド42、43にその 上面に開口して設けられた第1連結孔、42c、43cは両カムガイド42、4 3にその外側面に開口して設けられた第2連結孔である。第1連結孔42bと固 定孔42aとは同一軸線上に設けられ、第1連結孔43bと固定孔43aとは同 一軸線上に設けられている。
【0029】 第1、第2のカムガイド42、43間には、これらの上面に渡って円弧状の上 部カムガイド44が水平な姿勢にして架設されている。図6および図9中45は 上部カムガイド44を通って第1連結孔42bまたは43bに螺合される連結用 ねじである。さらに第1、第2のカムガイド42、43間には、これらの外側面 に渡って円弧状をなす押さえ板46が垂直に立てた姿勢にして架設されている。 図6および図9中47は押さえ板46を通って第2連結孔42c、43cに螺合 される連結用ねじである。
【0030】 上下に対向する台部5cの上面と上部カムガイド44の下面とには、これらの 面より突出する位置決めキー48が一定間隔で夫々ねじ止めされている。なお、 図6〜図9中5e、44aはキー取付け溝、49および50はキー取付けねじを 示している。
【0031】 前記台部5cと、第1、第2カムガイド42、43と、上部カムガイド44と で囲まれる空間には、一対の端部スピンカム51、52と、複数の中間スピンカ ム53とが並設されている。各スピンカム51〜53の内周側の面の上部には図 6〜図9および図12に示されるように下杵4の歯車部4a1が噛み合う下杵係合 部としての、略ラック状をなす互いに平行な多数の歯54が夫々突出形成されて いる。図12(A)中54aは導入斜面,54bは導出斜面である。なお、各ス ピンカム51〜52の歯54は、前記第1カム面5aの傾きに応じて第1カムガ イド42側の端部スピンカム51から第2カムガイド43側の端部スピンカム5 2に行くに従い段階的に高さ位置が下がるように設けることが望ましい。
【0032】 図9および図12に示されるように中間スピンカム53の両端部における上下 の角部、および端部スピンカム51、52の一端部における上下の角部には、夫 々直角をなす二面からなる凹み55aが夫々設けられている。各凹み55aはそ れを設けたスピンカム51〜53の厚み方向に延びている。隣接する中間スピン カム53相互、およびこれらと隣接する端部スピンカム51、52との凹み55 aは互いに連続して凹溝55(図9参照)を形成し、これらの凹溝55は位置決 めキー48に夫々摺動可能に嵌合されている。この嵌合により、各スピンカム5 1〜53はその幅方向に位置決めされるとともに、位置決めキー48の長手方向 に沿って、換言すれば、低下器5に対して放射方向に移動可能に設けられている 。
【0033】 前記台部5cの幅よりも厚みが小さい各スピンカム51〜53と、これらの外 周側の面と対向する押さえ板46との間には図6〜図8に示されるように付勢体 としてのコイルばね56が夫々挟設されている。コイルばね56は、各スピンカ ム51〜53に対して二個ずつ設けられて、各スピンカム51〜53を常に前記 第2カム面5b側に付勢している。なお、図8および図12中57は各スピンカ ム51〜53に形成されたばね収納孔、58は押さえ板46に設けられたばね受 け凹部であり、これらの間にコイルばね56が挟持されている。
【0034】 また、図2に示されるように前記粉末供給器29の終端部、つまり粉末掻き取 り位置に対応して前記サポート体3には第2下杵スピン付与手段61が設けられ ている。この付与手段61は、臼26内から粉末供給器29内に吐き出される余 剰粉末を、粉末供給器29の終端壁29a(図1参照)で掻き取る時に下杵4に その軸回りの方向の回転を与えるものであり、その構成につき以下説明する。
【0035】 図3および図4に示されるように第2下杵スピン付与手段61は重量レール6 の近傍に配置され、これはカム取付け板62と、カムホルダ63と、スピンカム 64と、コイルばね65とを備えている。
【0036】 カム取付け板62は中央部上面に取付け溝62aを有しており、この溝62a にはカムホルダ63の下端部が嵌合されている。カムホルダ63はその下端部に 二個の固定孔66を有しており、これらの孔66にはサポート体3およびカム取 付け板62を上向きに挿通するボルト67(図3参照)が螺合されている。これ らボルト67によりサポート体3上にカム取付け板62とカムホルダ63とが取 付けられている。
【0037】 カムホルダ63は、その上面にガイド溝68を有しているとともに、重量レー ル6と対向する側面に開口する一対のばね収納穴69を有している。スピンカム 64は、その長手方向に延びる長孔64aを有してガイド溝68に摺動可能に嵌 合されているとともに、前記長孔64aを通ってねじ込まれるボルト70により カムホルダ63に取付けられている。ボルト70は段付き構造であって、そのね じ部を持っていない円柱部70aが長孔64a内に位置されて、スピンカム64 の締め付けをなくしているとともに、その長手方向に沿う移動範囲を制限してい る。
【0038】 スピンカム64の重量レール6側の一端部はガイド溝68に嵌まった他端部よ りも厚くなっていて、この肉厚部分にはばね収納穴69に対向する一対のばね受 け凹部71が設けられている。そして、相対向するばね収納穴69とばね受け凹 部71との間には夫々コイルばね65が挟み込まれている。コイルばね65の弾 性力によりスピンカム64は重量レール6方向に付勢されている。
【0039】 さらに、スピンカム64の先端面には下杵4の歯車部4a1が噛み合う互いに平 行な多数の歯72(つまり、下杵係合部)が形成され、それにより、前記先端面 は略ラック状をなしている。なお、図4中72aは斜状の導入面であるとともに 、図4中矢印は回転盤17の回転により運ばれる下杵4の移動方向を示している 。
【0040】 前記構成を備える回転式打錠機は、その駆動部を起動して回転盤17を回転さ せることにより、粉末供給位置に臼26が運ばれた際に、下杵4が低下器5で案 内されながら下降されるから、それにしたがって粉末供給器29内の粉末材料が 臼26内へ吸込まれる。引き続いて下杵4は秤量位置に運ばれて重量レール6に より上昇されるから、それに伴い余剰粉末が粉末供給器29内に吐き出され、所 定量の粉末が臼26内に残される。そして、臼26は圧縮成型位置に運ばれ、上 杵15および下杵4が上下の杵加圧ローラ28、27により互いに近付く方向に 移動されて、臼26内に既に取込まれている粉末材料を圧縮成型する。
【0041】 この後、臼26は突き上げ位置に運ばれ、それに伴い、まず、上杵案内カム1 4により上杵15が上昇されて、この上杵15が臼26内の成型品Aから分離さ れるとともに、臼26から抜け出し、次に、突き上げレール8による下杵4の上 昇で臼26内の成型品Aが臼26上に押し出される。最後に、臼26が取出し位 置に運ばれることにより、押し出された成型品Aがスクレーパ31に当たって、 下杵4から分離されて回転盤17の外部に取出される。
【0042】 以上のようにして臼26が回転盤17により1回転するごと1成型サイクルが 終了する。以下、この成型サイクルが繰り返し行なわれて、次々に錠剤等の成型 品Aが製造される。
【0043】 そして、前記1成型サイクル中臼26が粉末供給器29と対向する区間、つま り粉末材料の臼26内への吸い込み充填と余剰粉末の吐き出しによる秤量が行わ れる区間において、以下のようにして下杵4は夫々少なくとも数十度以上回転さ れる。
【0044】 まず、回転盤17により臼26とともに下杵4が粉末供給区間に運ばれてくる と、下杵4の歯車部4a1が、第1下杵スピン付与手段41の端部スピンカム51 、複数の中間スピンカム53、および端部スピンカム52の各歯54に対して、 この記載順に次々に噛み合う。そのため、下杵4の低下器5への摺動に伴い、前 記噛み合い係合を介して歯車部4a1に発生される回転力により下杵4がその軸回 り方向に回転される。この噛み合い係合において各スピンカム51〜53はコイ ルばね56の付勢力に抗して下杵4から遠ざかる方向に少し逃げながら噛み合い を継続して、下杵4に過大な摺動抵抗を与えることを少なくしている。なお、各 スピンカム51〜53の移動は、低下器5の台部5c、上部カムガイド44、お よび上下の位置決めキー48を案内として行われ、その際の各スピンカム51〜 53の幅方向の遊動は位置決めキー48により防止される。
【0045】 このように粉末材料の吸い込み充填区間において下杵4をスピンさせることに より、臼26内に吸い込まれた粉末材料の充填密度の均一化が図られる。 すなわち、既述のように粉末供給器29に臼26が対向した際に下杵4が低下 器5に摺動して下降されることにより、臼26内に粉末材料が吸い込み充填され るが、その際において臼26内に取込まれた粉末材料は、その上側に位置された 粉末供給器29内の粉末材料の重さの影響を受ける。
【0046】 そして、粉末供給器29は動くことがなく、この供給器29に対して臼26は 移動しているため、前記粉末供給器29内の粉末材料の重さの影響は、臼26の 移動方向後側に向けて作用する。それにより、仮に、臼26に挿入された下杵4 が回転しないものでは、前記作用により臼26内に取り込まれた粉末材料が臼2 6の移動方向後側に片寄せられ易くなり、それが充填密度むら、ひいては成型品 Aの密度むらの原因となる。
【0047】 しかし、下杵4は第1下杵スピン付与手段41により回転されるため、それに 伴い、固められていない臼26内の粉末材料を回転させて、前記作用が及ぶ箇所 を実質的にずらして平均化できる。それにより、臼26内に吸い込まれた粉末材 料の充填密度の均一化を図ることができる。
【0048】 次に、余剰粉末の吐き出しによる秤量が行われる区間での下杵4の回転につい て説明する。回転盤17による搬送で臼26に挿入された下杵4が、重量レール 6の上がり斜面6aを摺動し粉末供給器29内への余剰粉末の吐き出しを終了し た後、重量設定面6aを摺動するようになると、下杵4の歯車部4a1が第2下杵 スピン付与手段61のスピンカム64の歯72に噛み合う。
【0049】 そのため、この噛み合い係合を介して歯車部4a1に発生される回転力により下 杵4がその軸回り方向に回転される。なお、この噛み合い係合においてもスピン カム64はコイルばね65の付勢力に抗して下杵4から遠ざかる方向に少し逃げ ながら噛み合いを継続して、下杵4に過大な摺動抵抗を与えることを少なくして いる。
【0050】 そして、下杵4が挿入された臼26が粉末供給器29の終端壁29aの下端に 摺接した後に粉末供給器29外に移動されることに伴い、余剰粉末が終端壁29 aで掻き取られ、臼26内への粉末充填量が決定される。
【0051】 この粉末掻き取りの期間中も既述の下杵4の回転が継続され、それにより臼2 6内の粉末材料は終端壁29aで均される。そのため、臼26内の粉末材料が臼 26の移動方向後側に片寄ることが少なくなり、臼26内に秤量された粉末材料 の充填密度を均一化ができる。
【0052】 以上のように充填密度の均一化を二段階で行うので、全体としての均し作用が 大きく、臼26上方または下方から平面的に見たときの臼26内の各部の充填密 度をより均一にできる。したがって、圧縮成型される成型品Aに偏肉を生じる恐 れを少なくできる。そのため、成型品Aの厚みがその直径に対して 1/5以下、例 えばいわゆるボタン型電池に使用される陽極合剤のように厚みがその直径に対し て1/20を越えるような厚みが薄い成型品を成型する場合に、充填密度むらに基づ く成型品の偏肉(成型品各部の密度むら)を少なくして成型できるので、特に有 用である。
【0053】 しかも、下杵4を回転させて充填密度むらを少くするので、円板または無端ベ ルト等の可動掻き取り部材を用いて余剰粉末を掻き取る必要がない。したがって 、余剰粉末が粉末供給器29の外部に運ばれることもないので、掻き取られた余 剰粉末が粉末供給器29外に散逸して周囲を汚染する原因となることも少くでき る。
【0054】 なお、本考案は前記一実施例には制約されない。例えば、下杵スピン付与手段 41、61は前記一実施例の構成に限らず、例えば、スピンカムに代えて多数の 歯車を並設してこれらをモータ等の動力で同一方向に回転駆動してもよい。また は、スピンカムに代えて、歯車部が噛み合う多数の歯を有した無端ベルトを用い て、このベルトをモータ等の動力で回転駆動する構成としてもよい。このような 回転駆動力が入力されるスピン付与手段を用いる場合には、その歯との噛み合い 係合により下杵を強制的に軸回り方向に回転させることができるので、本考案の 初期の目的をより十分に達成し易い。
【0055】 さらに、下杵4の回転力発生部4a1を下杵4の外周に嵌着されるゴムリングと するとともに、下杵スピン付与手段41、61の下杵係合部54、72を前記ゴ ムリングが圧接しながら摺動するゴム板(これにはスピンカムの先端に張付け固 定されたもの、および回転駆動されるゴム製無端ベルトを含む。)で形成しても よい。このような構成とする場合にも、ゴムリングがゴム板に摩擦係合すること により、ゴムリングに発生される回転力で下杵を回転させることができ、したが って、本考案の初期の目的を達成できるものである。
【0056】 しかも、下杵4に設けられる回転力発生部4a1には、下杵4とは別体に作られ た歯車を下杵の円柱部に嵌着することにより、この歯車を回転力発生部4a1とし て用いてもよい。
【0057】 また、本考案は前記第1下杵スピン付与手段41を省略して実施できる。さら に、本考案において粉末掻き取り手段に回転駆動される円板または無端ベルト等 の可動掻き取り部材を備えるものを用いる場合には、さらに、臼内への粉末材料 の充填密度の均一化を促進できる。
【0058】
【考案の効果】
以上説明した本考案の回転式粉末圧縮成型機においては、余剰粉末の掻き取り 時に下杵をスピンさせて、この下杵により臼内の粉末を下杵の軸回り方向に回転 させながら粉末供給器の内部において余剰粉末の掻き取りを行なう構成であるか ら、厚みが薄い成型品の成型においても臼内に取込まれた粉末材料が均されて密 度むらを少なくして成型できるとともに、掻き取った余剰粉末を粉末供給器外に 運ぶ必要がないので掻き取られた余剰粉末の散逸を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る回転式打錠機の臼が配
設された回転盤と杵および杵昇降用駆動部材との関係を
展開して示す概略説明図。
【図2】同一実施例に係る回転式打錠機の一部の構成を
粉末秤量位置において示す縦断面図。
【図3】同一実施例に係る回転式打錠機の第2下杵スピ
ン付与手段の構成を示す断面図。
【図4】同一実施例に係る第2下杵スピン付与手段の構
成を分解して示す斜視図。
【図5】同一実施例に係る回転式打錠機の一部の構成を
粉末吸い込み位置において示す縦断面図。
【図6】同一実施例に係る回転式打錠機の第1下杵スピ
ン付与手段の構成を一部切欠して示す平面図。
【図7】同一実施例に係る第1下杵スピン付与手段の構
成を図6中Z−Z線に沿って示す断面図。
【図8】同一実施例に係る第1下杵スピン付与手段の構
成を図6中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図9】同一実施例に係る第1下杵スピン付与手段の構
成を分解して示す斜視図。
【図10】(A)は同一実施例に係る第1下杵スピン付
与手段の第1カムガイドの構成を示す平面図。(B)は
同第1カムガイドの構成を示す側面図。
【図11】(A)は同一実施例に係る第1下杵スピン付
与手段の第2カムガイドの構成を示す平面図。(B)は
同第2カムガイドの構成を示す側面図。
【図12】(A)は同一実施例に係る第1下杵スピン付
与手段の中間スピンカムの構成を示す平面図。(B)は
同中間スピンカムの構成を示す正面図。(C)は同中間
スピンカムの構成を一部断面して示す側面図。
【符号の説明】
4…下杵、 4a1…歯車部
(回転力発生部)、5…低下器、
6…重量レール、6a…上り斜面、
6a…重量設定面、17…回転盤、
26…臼、29…粉末供給器、
29a…終端壁(掻き取り手段)、41…第1下杵
スピン付与手段、 51〜53…スピンカム、54
…歯(下杵係合部)、 61…第2下杵スピ
ン付与手段、62…カム取付け板、 6
3…カムホルダ、64…スピンカム、
65…コイルばね、72…歯(下杵係合部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】臼が取付けられた回転盤の臼取付け鍔上面
    に接する粉末供給器内の粉末材料を、前記回転盤に上下
    動および回転可能に取付けられて前記臼内にその下方か
    ら挿入された下杵の下降動作により前記臼内に吸い込ん
    で充填するとともに、前記下杵の上昇動作により前記臼
    内から吐き出される余剰粉末を前記粉末供給器の終端部
    に設けられた粉末掻き取り手段により掻き取る回転式粉
    末圧縮成型機において、 前記下杵にその周方向に連続する回転力発生部を設ける
    とともに、前記臼が前記粉末供給器と対向する区間のう
    ち少なくとも前記臼が前記粉末供給器の終端部に位置さ
    れたときに前記回転力発生部が係合する下杵係合部を有
    した下杵スピン付与手段を備えることを特徴とする回転
    式粉末圧縮成型機。
JP1993046887U 1993-08-30 1993-08-30 回転式粉末圧縮成型機 Expired - Lifetime JPH0739516Y2 (ja)

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CN117183448A (zh) * 2023-09-12 2023-12-08 云南昆船机械制造有限公司 粉柱成型装置

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