JPH07154165A - 差動増幅回路 - Google Patents
差動増幅回路Info
- Publication number
- JPH07154165A JPH07154165A JP29772993A JP29772993A JPH07154165A JP H07154165 A JPH07154165 A JP H07154165A JP 29772993 A JP29772993 A JP 29772993A JP 29772993 A JP29772993 A JP 29772993A JP H07154165 A JPH07154165 A JP H07154165A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier circuit
- differential amplifier
- gain
- differential
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 差動入力回路を単相入力構成で動作させた時
の利得の減少を補償し、かつ差動入力−差動出力構成で
動作させた時の性能を左右しない方法を、少ない部品点
数で実現し、回路の汎用性を高める。 【構成】 差動FET対の共通ソーズ端子と、電源端子
との間に容量素子を付加し、共通ソースを交流的に接地
する。容量値を適当に選択することにより、帯域を劣化
させずに利得を回復することも、利得はそのままで帯域
を改善することも可能となる。
の利得の減少を補償し、かつ差動入力−差動出力構成で
動作させた時の性能を左右しない方法を、少ない部品点
数で実現し、回路の汎用性を高める。 【構成】 差動FET対の共通ソーズ端子と、電源端子
との間に容量素子を付加し、共通ソースを交流的に接地
する。容量値を適当に選択することにより、帯域を劣化
させずに利得を回復することも、利得はそのままで帯域
を改善することも可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は差動増幅回路、さらに
詳しくは差動増幅回路を単相入力構成で使用した場合の
特性向上の方法に関する。
詳しくは差動増幅回路を単相入力構成で使用した場合の
特性向上の方法に関する。
【0002】
【従来技術】差増幅回路として広く知られている回路は
図2に示される基本構成をとり、例えば「初学者のため
の増幅回路設計方法」(高安 善市監修、オーム社)等
にその動作原理が説明されている。すなわち、特性の同
じ一対のFET100、101のそれぞれのソース端子
は一個の電流源300に接続され、ドレインは個別に負
荷抵抗200、201に接続される。入力である二つの
ゲートには、それぞれ相補的な信号が加えられる。増幅
作用はこの二つの入力信号の差に対して実行される。い
かに大きな信号がFET100、101の各ゲートに印
可されても、それらが同位相の場合には、出力に信号は
現れない。
図2に示される基本構成をとり、例えば「初学者のため
の増幅回路設計方法」(高安 善市監修、オーム社)等
にその動作原理が説明されている。すなわち、特性の同
じ一対のFET100、101のそれぞれのソース端子
は一個の電流源300に接続され、ドレインは個別に負
荷抵抗200、201に接続される。入力である二つの
ゲートには、それぞれ相補的な信号が加えられる。増幅
作用はこの二つの入力信号の差に対して実行される。い
かに大きな信号がFET100、101の各ゲートに印
可されても、それらが同位相の場合には、出力に信号は
現れない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子装置に用いられる
増幅回路では、その用途に応じて差動入力−差動出力構
成が適する場合や、単相入力構成が必要とされる場合が
ある。これら二つの機能を同じ回路構成で実現できるこ
とが望ましいが、図2の差動増幅回路でFET101の
ゲートを交流的に接地して使う単相入力構成の場合は、
共通ソースにはFET100の入力信号の半分の大きさ
で同位相の信号が現れるため、同じFETを用いて最初
から単相入力構成として設計された回路に比較し、出力
振幅はほぼ半分になってしまう。
増幅回路では、その用途に応じて差動入力−差動出力構
成が適する場合や、単相入力構成が必要とされる場合が
ある。これら二つの機能を同じ回路構成で実現できるこ
とが望ましいが、図2の差動増幅回路でFET101の
ゲートを交流的に接地して使う単相入力構成の場合は、
共通ソースにはFET100の入力信号の半分の大きさ
で同位相の信号が現れるため、同じFETを用いて最初
から単相入力構成として設計された回路に比較し、出力
振幅はほぼ半分になってしまう。
【0004】 しかるに、この差動増幅回路の帯域特性
は、回路の出力インピーダンスと後段に接続される負荷
の入力容量とでほぼ決定されてしまい、差動構成にした
からといって性能が改善される訳ではない。すなわち、
利得だけが半減してしまい、増幅器の主要な性能指標で
ある利得・帯域積を損なってしまうという問題があっ
た。
は、回路の出力インピーダンスと後段に接続される負荷
の入力容量とでほぼ決定されてしまい、差動構成にした
からといって性能が改善される訳ではない。すなわち、
利得だけが半減してしまい、増幅器の主要な性能指標で
ある利得・帯域積を損なってしまうという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、前記
利得・帯域積の劣化を補償するために差動増幅回路を構
成する入力FET対の共通ソースと、第1もしくは第2
の電源のすくなくとも一方との間に容量素子を付加し、
共通ソースを交流的に接地することを、その構成とす
る。
利得・帯域積の劣化を補償するために差動増幅回路を構
成する入力FET対の共通ソースと、第1もしくは第2
の電源のすくなくとも一方との間に容量素子を付加し、
共通ソースを交流的に接地することを、その構成とす
る。
【0006】
【作用】本発明の効果を図3に従って説明する。差動増
幅回路を差動入力−差動出力構成で動作させる通常の使
用方法では、その特性は図中Aで示される曲線で表され
る。すなわち、利得G1(dB)で帯域はf1(Hz)
である。同じ回路を入力ゲートの一方を交流的に接地し
た単相入力構成で動作させた場合は、帯域はf1(H
z)で変わらないが、利得はG2(dB)に減少してし
まう。共通ソースと電源との間にコンデンサ400を付
加した本発明に係る構成では、コンデンサと電流源のコ
ンダクタンスで決定される時定数fc(Hz)よりも低
い周波数では、コンデンサの効果が現れないため特性は
図中Bの曲線に一致する。
幅回路を差動入力−差動出力構成で動作させる通常の使
用方法では、その特性は図中Aで示される曲線で表され
る。すなわち、利得G1(dB)で帯域はf1(Hz)
である。同じ回路を入力ゲートの一方を交流的に接地し
た単相入力構成で動作させた場合は、帯域はf1(H
z)で変わらないが、利得はG2(dB)に減少してし
まう。共通ソースと電源との間にコンデンサ400を付
加した本発明に係る構成では、コンデンサと電流源のコ
ンダクタンスで決定される時定数fc(Hz)よりも低
い周波数では、コンデンサの効果が現れないため特性は
図中Bの曲線に一致する。
【0007】一方時定数fcよりも高い周波数領域では
コンデンサを通じて共通ソースは交流的にほぼ接地され
るため、特性はAの挙動に近づく。従って容量値を適当
に選択すれば、帯域特性を損なわずに利得をG1(d
B)に向上することも、あるいは利得をG2(dB)と
したままで帯域をf2(Hz)と高周波側へ伸ばすこと
も可能となる。
コンデンサを通じて共通ソースは交流的にほぼ接地され
るため、特性はAの挙動に近づく。従って容量値を適当
に選択すれば、帯域特性を損なわずに利得をG1(d
B)に向上することも、あるいは利得をG2(dB)と
したままで帯域をf2(Hz)と高周波側へ伸ばすこと
も可能となる。
【0008】
【実施例】図4に本発明に係る第1の実施例の回路図を
示す。Q1、Q2が差動入力FET対、Q3−Q6で負
荷素子を形成する。Q7は電流源を形成し、Q8−Q1
1がレベルシフト段、Q12−Q15が出力バッファー
を構成する。本回路の一方の入力を接地して単相入力構
成として動作させた場合の特性は図5で示され、利得は
13,7dB、帯域は1.9GHzとなった。利得は補
償コンデンサC1を付加しない場合と同様であったが、
帯域は付加しない場合の1.01GHzに比較してほぼ
倍増した。また本回路を通常の差動入力−差動出力構成
で使用した場合の特性をは図6で与えられるが、C1の
有無に係わらず利得19.3dB、帯域0.99GHz
の特性が得られた。
示す。Q1、Q2が差動入力FET対、Q3−Q6で負
荷素子を形成する。Q7は電流源を形成し、Q8−Q1
1がレベルシフト段、Q12−Q15が出力バッファー
を構成する。本回路の一方の入力を接地して単相入力構
成として動作させた場合の特性は図5で示され、利得は
13,7dB、帯域は1.9GHzとなった。利得は補
償コンデンサC1を付加しない場合と同様であったが、
帯域は付加しない場合の1.01GHzに比較してほぼ
倍増した。また本回路を通常の差動入力−差動出力構成
で使用した場合の特性をは図6で与えられるが、C1の
有無に係わらず利得19.3dB、帯域0.99GHz
の特性が得られた。
【0009】 モノリシックICにて本回路を構成する
場合、補償コンデンサC1は金属−絶縁体−金属のMI
M容量を利用することで、容易に精度よく作製すること
ができる。図4に与えられる容量値を得るには約二万平
方ミクロンの面積が必要である。一方このコンデンサを
逆バイアスされたダイオードの接合容量で置き換えるこ
とも可能である。この場合には前記MIM容量の時と比
較して精度の面では劣るが、必要な面積は約二千平方ミ
クロンで済み、集積化の面で利点は大きい。
場合、補償コンデンサC1は金属−絶縁体−金属のMI
M容量を利用することで、容易に精度よく作製すること
ができる。図4に与えられる容量値を得るには約二万平
方ミクロンの面積が必要である。一方このコンデンサを
逆バイアスされたダイオードの接合容量で置き換えるこ
とも可能である。この場合には前記MIM容量の時と比
較して精度の面では劣るが、必要な面積は約二千平方ミ
クロンで済み、集積化の面で利点は大きい。
【0010】 コンデンサの容量値を大きくすれば回路
特性は低域まで差動入力−差動出力構成の場合と同様に
なる。しかしながら前記実施例でも説明した様に、大面
積の素子を作製するのは困難が多く、かつ集積化の面で
非常な不利を招く。
特性は低域まで差動入力−差動出力構成の場合と同様に
なる。しかしながら前記実施例でも説明した様に、大面
積の素子を作製するのは困難が多く、かつ集積化の面で
非常な不利を招く。
【0011】低域での利得を大きくするためには、帯域
特性を犠牲にして増幅段数を増加させざるを得ない。図
7は発明に係る第2の実施例を示すもので、低域での特
性改善を図った例である。すなわち、第1の実施例のQ
12−Q15で構成される出力バッファーに代え、ここ
を同数のFETからなるプッシュプル構成とし、この段
でも増幅度をもたせた。加えて、プッシュプル構成を採
ることで回路の出力インピーダンスが低下でき、負荷容
量との関係で決定される帯域特性の改善も図った。この
時の性能は、単相入力構成で動作させたときは利得1
8.0dB、帯域1.33GHzとなり、前記単一増幅
段の構成例に比較し、利得として4.3dBの改善が図
られ、帯域の劣化も0.57GHzに抑制することがで
きた。
特性を犠牲にして増幅段数を増加させざるを得ない。図
7は発明に係る第2の実施例を示すもので、低域での特
性改善を図った例である。すなわち、第1の実施例のQ
12−Q15で構成される出力バッファーに代え、ここ
を同数のFETからなるプッシュプル構成とし、この段
でも増幅度をもたせた。加えて、プッシュプル構成を採
ることで回路の出力インピーダンスが低下でき、負荷容
量との関係で決定される帯域特性の改善も図った。この
時の性能は、単相入力構成で動作させたときは利得1
8.0dB、帯域1.33GHzとなり、前記単一増幅
段の構成例に比較し、利得として4.3dBの改善が図
られ、帯域の劣化も0.57GHzに抑制することがで
きた。
【0012】
【発明の効果】差動入力FETの共通ソースと電源との
間に容量素子を付加することで、共通ソースを交流的に
接地させ、差動増幅回路を単相入力構成として動作させ
た場合でも利得劣化防止、帯域特性の向上が実現できる
ので、回路の汎用性を大幅に高めることが可能となる。
間に容量素子を付加することで、共通ソースを交流的に
接地させ、差動増幅回路を単相入力構成として動作させ
た場合でも利得劣化防止、帯域特性の向上が実現できる
ので、回路の汎用性を大幅に高めることが可能となる。
【図1】本発明の基本的な構成を説明する図。
【図2】従来の差動増幅回路の基本構成図。
【図3】本発明の効果を説明する図。
【図4】本発明に係る第1の実施例の回路図。
【図5】第1の実施例の回路の単相入力動作の場合の特
性図。
性図。
【図6】第1の実施例の回路の差動入力−差動出力動作
での特性図。
での特性図。
【図7】本発明に係る第2の実施例の回路図。
【図8】第2の実施例の回路の単相入力動作の場合の特
性図。
性図。
Claims (4)
- 【請求項1】 ソースを共通とした一対のFETと、一
端が前記FETのそれぞれのドレインに接続され、他の
一端は第1の電源端子に接続した一対の負荷素子と、一
端が前記共通のソース端子に接続され、他端が第2の電
源端子に接続された単一の電流源とより構成された差動
増幅回路において、前記共通のソース端子と前記第1の
電源端子もしくは第2の電源端子のうちの、少なくとも
一方との間に容量素子を具備することを特徴とする差動
増幅回路。 - 【請求項2】 前記一対のFETはGaAsを用いたシ
ョットキー型電界効果トランジスタである請求項1記載
の差動増幅回路。 - 【請求項3】 前記容量素子は金属−絶縁体−金属の積
層構造よりなるMIM容量である請求項1記載の差動増
幅回路。 - 【請求項4】 前記容量素子は逆バイアスされたダイオ
ードの接合容量である請求項1記載の差動増幅回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29772993A JPH07154165A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 差動増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29772993A JPH07154165A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 差動増幅回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07154165A true JPH07154165A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17850422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29772993A Pending JPH07154165A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 差動増幅回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07154165A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100949211B1 (ko) * | 2007-08-21 | 2010-03-24 | 연세대학교 산학협력단 | 비제로 복귀 신호에서 비트의 천이점을 추출하는 회로와이를 이용한 위상 잠금 클록 복원 회로 및 상기 회로를제어하는 방법. |
| WO2010041780A1 (en) * | 2008-10-07 | 2010-04-15 | Industry-Academic Cooperation Foundation Yonsei University | Bit-transition point extraction circuit and injection-locked clock recovery circuit for nrz-coded signal and method for controling the circuit |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29772993A patent/JPH07154165A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100949211B1 (ko) * | 2007-08-21 | 2010-03-24 | 연세대학교 산학협력단 | 비제로 복귀 신호에서 비트의 천이점을 추출하는 회로와이를 이용한 위상 잠금 클록 복원 회로 및 상기 회로를제어하는 방법. |
| WO2010041780A1 (en) * | 2008-10-07 | 2010-04-15 | Industry-Academic Cooperation Foundation Yonsei University | Bit-transition point extraction circuit and injection-locked clock recovery circuit for nrz-coded signal and method for controling the circuit |
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