JPH0715454B2 - 荷電物質の分離精製法およびその装置 - Google Patents
荷電物質の分離精製法およびその装置Info
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- JPH0715454B2 JPH0715454B2 JP59158724A JP15872484A JPH0715454B2 JP H0715454 B2 JPH0715454 B2 JP H0715454B2 JP 59158724 A JP59158724 A JP 59158724A JP 15872484 A JP15872484 A JP 15872484A JP H0715454 B2 JPH0715454 B2 JP H0715454B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、たんぱく質、核酸、細胞等の荷電物質の電気
泳動法による分離精製技術に係り、特に高分離性能を有
し、かつ、大量処理が可能な荷電物質の分離精製法およ
びその装置に関するものである。
泳動法による分離精製技術に係り、特に高分離性能を有
し、かつ、大量処理が可能な荷電物質の分離精製法およ
びその装置に関するものである。
従来のたんぱく質、核酸、細胞等の荷電物質(以下、代
表してたんぱく質と呼ぶ)の分離精製法として、電気泳
動法、膜分離法、液体クロマトグラフィ等がある。膜分
離法は、膜の孔の大きさによりたんぱく質を分離する方
法で、連続処理ができるが、たんぱく質の分離能が劣る
という欠点があり、液体クロマトグラフィは、たんぱく
質を担体充填カラム中を通して分離する方法で、分離能
はすぐれているが、バッチ操作のため工業規模の大量処
理には不適当である。また、電気泳動法は、たんぱく質
の荷電量の差を利用して、電場中にて分離精製する方法
である。この電気泳動法には、ゲル等の担体を用いる担
体電気泳動法と、担体を用いず自由流動液中にて行なう
無担体電気泳動法がある。担体電気泳動法はバッチ式で
あり、大量処理を行なうような工業化には無担体電気泳
動法が適している。
表してたんぱく質と呼ぶ)の分離精製法として、電気泳
動法、膜分離法、液体クロマトグラフィ等がある。膜分
離法は、膜の孔の大きさによりたんぱく質を分離する方
法で、連続処理ができるが、たんぱく質の分離能が劣る
という欠点があり、液体クロマトグラフィは、たんぱく
質を担体充填カラム中を通して分離する方法で、分離能
はすぐれているが、バッチ操作のため工業規模の大量処
理には不適当である。また、電気泳動法は、たんぱく質
の荷電量の差を利用して、電場中にて分離精製する方法
である。この電気泳動法には、ゲル等の担体を用いる担
体電気泳動法と、担体を用いず自由流動液中にて行なう
無担体電気泳動法がある。担体電気泳動法はバッチ式で
あり、大量処理を行なうような工業化には無担体電気泳
動法が適している。
無担体電気泳動法については、Electrophores-is 1982,
3,235-243におけるKurt Hannigによる“New aspccts in
praparative and analytical continuous free-flow c
ell Clectrophoresis"と題する文献において論じられて
いる。また、この原理に基づいた装置が、西独Hirshman
n社ですでに製造されている。この無担体電気泳動法に
よるたんばく質の分離精製方法について説明する。分離
用チャンバ内で電場を横切って一定速度で流下する分離
バッファー液中に、注入口から連続的に分離すべきたん
ぱく質の混合物を注入する。各たんぱく質はそれぞれ荷
電量が異なるため、電場中での移動速度が異なる。その
ため、分離バッファー液中を流下中に、分離バッファー
液流速との兼合いで、それぞれに偏向されて分離され
る。このように、本方法は連続的に分離することができ
るため、工業規模のたんぱく質の分離精製に対して有効
である。
3,235-243におけるKurt Hannigによる“New aspccts in
praparative and analytical continuous free-flow c
ell Clectrophoresis"と題する文献において論じられて
いる。また、この原理に基づいた装置が、西独Hirshman
n社ですでに製造されている。この無担体電気泳動法に
よるたんばく質の分離精製方法について説明する。分離
用チャンバ内で電場を横切って一定速度で流下する分離
バッファー液中に、注入口から連続的に分離すべきたん
ぱく質の混合物を注入する。各たんぱく質はそれぞれ荷
電量が異なるため、電場中での移動速度が異なる。その
ため、分離バッファー液中を流下中に、分離バッファー
液流速との兼合いで、それぞれに偏向されて分離され
る。このように、本方法は連続的に分離することができ
るため、工業規模のたんぱく質の分離精製に対して有効
である。
本方法で分離性能を高めるためには、分離用チャンバ内
の分離バッファー液の流速を常に一定に保つことが重要
であるが、分離バッファー液には電流を流すため、ジュ
ール熱が必ず発生し、この熱により分離バッファー液に
対流現象を生じ、分離バッファー液の流れが乱れるた
め、たんぱく質の分離性能が低下する。この問題を解決
するため、従来の無担体電気泳動法では、分離バッファ
ー液の温度や流速を±0.2%と極めて高精度にコントロ
ールし、また、装置を小型化してジュール熱に対応させ
ているが、たんぱく質の分離性能はあまりよくなってい
ない。
の分離バッファー液の流速を常に一定に保つことが重要
であるが、分離バッファー液には電流を流すため、ジュ
ール熱が必ず発生し、この熱により分離バッファー液に
対流現象を生じ、分離バッファー液の流れが乱れるた
め、たんぱく質の分離性能が低下する。この問題を解決
するため、従来の無担体電気泳動法では、分離バッファ
ー液の温度や流速を±0.2%と極めて高精度にコントロ
ールし、また、装置を小型化してジュール熱に対応させ
ているが、たんぱく質の分離性能はあまりよくなってい
ない。
さらにまた、この熱対流の影響をなくするため電気泳動
装置を宇宙空間に持って行き、無重力状態下で電気泳動
を行なわせる計画もあり、この対流がいかに大きな問題
かがうかがえる。
装置を宇宙空間に持って行き、無重力状態下で電気泳動
を行なわせる計画もあり、この対流がいかに大きな問題
かがうかがえる。
本発明の目的は、高分離性能を有し、かつ、大量処理が
可能な荷電物質の分離精製法およびその装置を提供する
ことにある。
可能な荷電物質の分離精製法およびその装置を提供する
ことにある。
従来の無担体電気泳動装置においては、分離性能を高め
るため、ジュール熱の発生による分離バッファー液の対
流をいかにしてなくして、一定流速に保つかが重要な技
術課題である。そのため、従来より分離バッファー液の
温度、流速を厳密にコントロールすると共に、装置の小
型化を計ってきた。
るため、ジュール熱の発生による分離バッファー液の対
流をいかにしてなくして、一定流速に保つかが重要な技
術課題である。そのため、従来より分離バッファー液の
温度、流速を厳密にコントロールすると共に、装置の小
型化を計ってきた。
本発明者らは、電気泳動法においては避けられないジュ
ール熱の発生による分離バッファー液の対流を、逆に利
用することに着目して実験、研究を重ねた結果、本発明
に至ったものである。
ール熱の発生による分離バッファー液の対流を、逆に利
用することに着目して実験、研究を重ねた結果、本発明
に至ったものである。
本発明は、荷電物質を含む液を電気泳動法により処理し
て荷電物質を分離精製するものにおいて、分離用チャン
バ内で分離バッファー液の循環流を形成させ、該液の循
環流に対して直角方向に電圧をかけ、分離用チャンバ内
に荷電物質溶液を供給して荷電物質を分離精製するよう
にしたものである。
て荷電物質を分離精製するものにおいて、分離用チャン
バ内で分離バッファー液の循環流を形成させ、該液の循
環流に対して直角方向に電圧をかけ、分離用チャンバ内
に荷電物質溶液を供給して荷電物質を分離精製するよう
にしたものである。
第1図は本発明の原理を示したもので、分離用チャンバ
1内の分離バッファー液2に一定方向の循環流を生じさ
せ、陰電極3,陽電極4に電圧をかけて電場を形成させ
る。つぎに、分離すべき荷電物質を含む液(以下たんぱ
く質液と呼ぶ)5を注入口6より分離用チャンバ1内に
供給する。ここで、たんぱく質液5中のたんぱく質は、
たんぱく質A,Bから構成されているものとし、たんぱく
質Aはマイナスに帯電し、たんぱく質Bはプラスに帯電
しているものと仮定する。また、分離バッファー液2の
循環流は、図示矢印方向の流れとする。分離用チャンバ
1内に供給されたたんぱく質液5中のたんぱく質液A,B
の挙動は、たんぱく質Aは陽電極4に吸引されると同時
に、分離バッファー液2の流れとの兼合いから、上部取
出口7付近に蓄積される。また、たんぱく質Bは陰電極
3に吸引されながら、分離バッファー液2の流れとの兼
合いから、下部取出口8付近に蓄積される。
1内の分離バッファー液2に一定方向の循環流を生じさ
せ、陰電極3,陽電極4に電圧をかけて電場を形成させ
る。つぎに、分離すべき荷電物質を含む液(以下たんぱ
く質液と呼ぶ)5を注入口6より分離用チャンバ1内に
供給する。ここで、たんぱく質液5中のたんぱく質は、
たんぱく質A,Bから構成されているものとし、たんぱく
質Aはマイナスに帯電し、たんぱく質Bはプラスに帯電
しているものと仮定する。また、分離バッファー液2の
循環流は、図示矢印方向の流れとする。分離用チャンバ
1内に供給されたたんぱく質液5中のたんぱく質液A,B
の挙動は、たんぱく質Aは陽電極4に吸引されると同時
に、分離バッファー液2の流れとの兼合いから、上部取
出口7付近に蓄積される。また、たんぱく質Bは陰電極
3に吸引されながら、分離バッファー液2の流れとの兼
合いから、下部取出口8付近に蓄積される。
このようにして、分離バッファー液2の循環流を利用し
て、たんぱく質を精度よく分離精製することができる。
て、たんぱく質を精度よく分離精製することができる。
以下、本発明の一実施例を第2図により詳細に説明す
る。第2図において、1は垂直に設置された分離用チャ
ンバ、2は分離バッファー液、3および4は分離用チャ
ンバ1の両側に形成された陰電極室9および陽電極室10
内に平行に設けられた陰電極および陽電極、6は分離用
チャンバ1の中央部に設けられたたんばく質液5を供給
するための注入口、7は分離用チャンバ1の陽電極室10
側上部に設けられた上部取出口、8は分離用チャンバ1
の陰電極室9側下部に設けられた下部取出口、11は分離
用チャンバ1と陰電極室9、陽電極室10とを隔離した電
流を通す部材よりなる隔離膜、12はそれぞれ陰電極室9
および陽電極室10内の温度を調節するための温度調整
器、13は各温度調整器12で温度調整された分離バッファ
ー液をそれぞれ陰電極室9および陽電極室10に循環させ
る循環ポンプである。
る。第2図において、1は垂直に設置された分離用チャ
ンバ、2は分離バッファー液、3および4は分離用チャ
ンバ1の両側に形成された陰電極室9および陽電極室10
内に平行に設けられた陰電極および陽電極、6は分離用
チャンバ1の中央部に設けられたたんばく質液5を供給
するための注入口、7は分離用チャンバ1の陽電極室10
側上部に設けられた上部取出口、8は分離用チャンバ1
の陰電極室9側下部に設けられた下部取出口、11は分離
用チャンバ1と陰電極室9、陽電極室10とを隔離した電
流を通す部材よりなる隔離膜、12はそれぞれ陰電極室9
および陽電極室10内の温度を調節するための温度調整
器、13は各温度調整器12で温度調整された分離バッファ
ー液をそれぞれ陰電極室9および陽電極室10に循環させ
る循環ポンプである。
分離用チャンバ1内および陰電極室9,陽電極室10内に分
離バッファー液を満たした後、陰電極室9内温度T9と陽
電極室10内温度T10がT9<T10になるように、それぞれの
温度調整器12を設定して、循環ポンプ13により温度調整
された分離バッファー液を陰電極室9および陰電極室10
に循環させると、分離用チャンバ1内の分離バッファー
液2は、陰電極室9と陽電極室10の温度差により図示矢
印方向の循環流を生じる。つぎに、陰電極3と陽電極4
間に電圧をかけながら、たんぱく質液5を注入口6より
分離用チャンバ1内に注入することにより、たんぱく質
液5は分離バッファー液2の流れと共に流動し、たんぱ
く質はその帯電に応じて陰電極3あるいは陽電極4に吸
引され、上部取出口7側および下部取出口8側に分離さ
れる。
離バッファー液を満たした後、陰電極室9内温度T9と陽
電極室10内温度T10がT9<T10になるように、それぞれの
温度調整器12を設定して、循環ポンプ13により温度調整
された分離バッファー液を陰電極室9および陰電極室10
に循環させると、分離用チャンバ1内の分離バッファー
液2は、陰電極室9と陽電極室10の温度差により図示矢
印方向の循環流を生じる。つぎに、陰電極3と陽電極4
間に電圧をかけながら、たんぱく質液5を注入口6より
分離用チャンバ1内に注入することにより、たんぱく質
液5は分離バッファー液2の流れと共に流動し、たんぱ
く質はその帯電に応じて陰電極3あるいは陽電極4に吸
引され、上部取出口7側および下部取出口8側に分離さ
れる。
実施例1 たんぱく質試料として ミオグロビン(ウマ)等電点 7.1〜7.3 卵白リゾチーム 等電点 11.0〜11.4 を用い、分離バッファー液のPHを9.0として分離用チャ
ンバ1内を循環させながら、陰電極3と陽電極4間に電
圧をかけ、上記2種類のたんぱく質を溶解した液(PH=
9.0)を注入口6より連続的に分離用チャンバ1内に供
給して電気泳動を行なわせた。その結果、上部取出口7
よりミオグロビン溶液が回収され、下部取出口8より卵
白リゾチーム溶液が回収され、たんぱく質の分離精製が
行なわれることが確認された。
ンバ1内を循環させながら、陰電極3と陽電極4間に電
圧をかけ、上記2種類のたんぱく質を溶解した液(PH=
9.0)を注入口6より連続的に分離用チャンバ1内に供
給して電気泳動を行なわせた。その結果、上部取出口7
よりミオグロビン溶液が回収され、下部取出口8より卵
白リゾチーム溶液が回収され、たんぱく質の分離精製が
行なわれることが確認された。
第3図は本発明の他の実施例を示したもので、第2図と
同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。第3図に
おいて、16および17は第2図に示した電気泳動装置と同
一構造の第1段電気泳動装置および第2段電気泳動装置
で、第1段電気泳動装置16の下部取出口8と第2段電気
泳動装置17の注入口6とは、PH調整槽14,供給ポンプ15
を介して連結されており、第1段電気泳動装置16の下部
取出口8より取出されたたんぱく質の溶液は、PH調整槽
14でPH調整された後、供給ポンプ15により第2段電気泳
動装置17の注入口6に供給されるようになっている。
同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。第3図に
おいて、16および17は第2図に示した電気泳動装置と同
一構造の第1段電気泳動装置および第2段電気泳動装置
で、第1段電気泳動装置16の下部取出口8と第2段電気
泳動装置17の注入口6とは、PH調整槽14,供給ポンプ15
を介して連結されており、第1段電気泳動装置16の下部
取出口8より取出されたたんぱく質の溶液は、PH調整槽
14でPH調整された後、供給ポンプ15により第2段電気泳
動装置17の注入口6に供給されるようになっている。
実施例2 たんぱく質試料として アルブミン(ウシ血清)等電点4.9 ミオグロビン(ウマ) 等電点7.1〜7.3 卵白リゾチーム 等電点11.0〜11.4 を用い、分離バッファー液のPH値は 第1段電気泳動装置16用 6.0 第2段電気泳動装置17用 9.0 として、それぞれ分離用チャンバ1内を循環させなが
ら、陰電極3と陽電極4間に電圧をかけ、上記3種類の
たんぱく質を溶解した液(PH6.0)を第1段電気泳動装
置16の注入口6より連続的に分離用チャンバ1内に供給
して電気泳動を行なわせた。その結果、上部取出口7よ
りアルブミン溶液が回収され、下部取出口8よりミオグ
ロビン溶液と卵白リゾチーム溶液の混合溶液が回収され
た。この混合溶液をPH調整槽14でPHを9.0に調整した
後、供給ポンプ15により第2段電気泳動装置17の注入口
6より連続的に分離用チャンバ1内に供給して再度電気
泳動を行なわせた。その結果、上部取出口7よりミオグ
ロビン溶液が回収され、下部取出口8より卵白リゾチー
ム溶液が回収された。
ら、陰電極3と陽電極4間に電圧をかけ、上記3種類の
たんぱく質を溶解した液(PH6.0)を第1段電気泳動装
置16の注入口6より連続的に分離用チャンバ1内に供給
して電気泳動を行なわせた。その結果、上部取出口7よ
りアルブミン溶液が回収され、下部取出口8よりミオグ
ロビン溶液と卵白リゾチーム溶液の混合溶液が回収され
た。この混合溶液をPH調整槽14でPHを9.0に調整した
後、供給ポンプ15により第2段電気泳動装置17の注入口
6より連続的に分離用チャンバ1内に供給して再度電気
泳動を行なわせた。その結果、上部取出口7よりミオグ
ロビン溶液が回収され、下部取出口8より卵白リゾチー
ム溶液が回収された。
実施例3 第2図に示した電気泳動装置に使用し、たんぱく質試料
として希釈チトクロムC(ウシ)等電点10.6の溶液を用
い、分離バッファー液のPHを8.0として分離用チャンバ
1内を循環させながら、陰電極3と陽電極4間に電圧を
かけ、上記希釈チトクロムC溶液(PH=8.0)を注入口
6より断続的に分離用チャンバ1内に供給して電気泳動
を行なわせた。その結果、下部取出口8より高濃度のチ
トクロムC溶液が回収された。
として希釈チトクロムC(ウシ)等電点10.6の溶液を用
い、分離バッファー液のPHを8.0として分離用チャンバ
1内を循環させながら、陰電極3と陽電極4間に電圧を
かけ、上記希釈チトクロムC溶液(PH=8.0)を注入口
6より断続的に分離用チャンバ1内に供給して電気泳動
を行なわせた。その結果、下部取出口8より高濃度のチ
トクロムC溶液が回収された。
上述の実施例では、分離用チャンバを垂直に設置し、陰
電極室9と陽電極室10間に温度差を設けて分離用チャン
バ1内の分離バッファー液の循環流を形成させるものに
ついて説明したが、分離用チャンバを垂直または水平に
設置し、ポンプ、撹拌機等を用いて機械的に分離バッフ
ァー液の循環流を形成させて電気泳動を行なわせても、
上述と同様に高性能でたんぱく質を分離精製することが
できる。
電極室9と陽電極室10間に温度差を設けて分離用チャン
バ1内の分離バッファー液の循環流を形成させるものに
ついて説明したが、分離用チャンバを垂直または水平に
設置し、ポンプ、撹拌機等を用いて機械的に分離バッフ
ァー液の循環流を形成させて電気泳動を行なわせても、
上述と同様に高性能でたんぱく質を分離精製することが
できる。
本発明は以上述べたように、分離用チャンバ内で分離バ
ッファー液の循環流を形成させ、該液の循環流に対して
直角方向に電圧をかけ、分離用チャンバ内に荷電物質溶
液を供給して電気泳動により荷電物質を分離精製するよ
うにしたものであるから、分離バッファー液中に電流を
流すことにより発生するジュール熱による分離バッファ
ー液の対流を無視することができ、かつ、分離バッファ
ー液の流速を常に一定に保持することができるため、荷
電物質の分離性能を向上させることができると共に、荷
電物質の大量処理が可能となり、経済的にすぐれた効果
がある。
ッファー液の循環流を形成させ、該液の循環流に対して
直角方向に電圧をかけ、分離用チャンバ内に荷電物質溶
液を供給して電気泳動により荷電物質を分離精製するよ
うにしたものであるから、分離バッファー液中に電流を
流すことにより発生するジュール熱による分離バッファ
ー液の対流を無視することができ、かつ、分離バッファ
ー液の流速を常に一定に保持することができるため、荷
電物質の分離性能を向上させることができると共に、荷
電物質の大量処理が可能となり、経済的にすぐれた効果
がある。
第1図は無担体電気泳動法による本発明の原理を示した
略図、第2図は本発明の一実施例を示す電気泳動装置の
略図、第3図は本発明の他の実施例を示す2段式電気泳
動装置の略図である。 1……分離用チャンバ、2……分離バッファー液、3…
…陰電極、4……陽電極、5……たんぱく質(荷電物
質)液、6……注入口、7……上部取出口、8……下部
取出口、9……陰電極室、10……陽電極室、11……隔離
膜、12……温度調整器、13……循環ポンプ、14……PH調
整槽、15……供給ポンプ、16……第1段電気泳動装置、
17……第2段電気泳動装置
略図、第2図は本発明の一実施例を示す電気泳動装置の
略図、第3図は本発明の他の実施例を示す2段式電気泳
動装置の略図である。 1……分離用チャンバ、2……分離バッファー液、3…
…陰電極、4……陽電極、5……たんぱく質(荷電物
質)液、6……注入口、7……上部取出口、8……下部
取出口、9……陰電極室、10……陽電極室、11……隔離
膜、12……温度調整器、13……循環ポンプ、14……PH調
整槽、15……供給ポンプ、16……第1段電気泳動装置、
17……第2段電気泳動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中対 藤次 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小田 親生 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 藤原 清志 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (5)
- 【請求項1】荷電物質を含む液を電気泳動法により処理
して荷電物質を分離精製する荷電物質の分離精製法にお
いて、分離用チャンバ内で分離バッファー液を循環させ
ながら、該液の循環流に対して直角方向に電圧をかけ、
分離用チャンバ内に荷電物質溶液を供給して荷電物質を
分離精製することを特徴とする荷電物質の分離精製法。 - 【請求項2】分離用チャンバ内の分離バッファー液に温
度差を持たせて循環流を形成させた特許請求の範囲第1
項記載の荷電物質の分離精製法。 - 【請求項3】荷電物質を含む液を電気泳動法により処理
して荷電物質を分離精製する荷電物質の分離精製装置に
おいて、分離用チャンバの両側に陰電極と陽電極を設
け、前記分離用チャンバに荷電物質溶液の注入口を設
け、前記分離用チャンバの陰電極の一端側および陽電極
の他端側に荷電物質の取出口を設け、前記分離用チャン
バ内の分離バッファー液を循環させる手段を備えたこと
を特徴とする荷電物質の分離精製装置。 - 【請求項4】前記分離用チャンバを垂直に設置し、前記
分離バッファー液を循環させる手段として、前記分離用
チャンバの両側に隔離膜を介して陰電極室および陽電極
室を設け、該陰極電室および陽電極室にそれぞれ分離バ
ッファー液を循環させる温度調整器と循環ポンプを設け
た特許請求の範囲第3項記載の荷電物質の分離精製装
置。 - 【請求項5】荷電物質を含む液を電気泳動法により処理
して荷電物質を分離精製する荷電物質の分離精製装置に
おいて、分離用チャンバの両側に陰電極と陽電極を設
け、前記分離用チャンバの中央部分に荷電物質溶液の注
入口を設け、前記分離用チャンバの陰電極の一端側およ
び陽電極の他端側に荷電物質の取出口を設け、前記分離
用チャンバ内の分離バッファー液を循環させる手段を備
えた電気泳動装置を複数個設け、前記各電気泳動装置の
荷電物質の取出口を順次他の電気泳動装置の荷電物質溶
液の注入口に連結して多段電気泳動装置を構成したこと
を特徴とする荷電物質の分離精製装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59158724A JPH0715454B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 荷電物質の分離精製法およびその装置 |
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| DE8585109302T DE3580418D1 (de) | 1984-07-31 | 1985-07-24 | Elektrophoretisches trennverfahren mit freier stroemung und apparat dafuer. |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59158724A JPH0715454B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 荷電物質の分離精製法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6138457A JPS6138457A (ja) | 1986-02-24 |
| JPH0715454B2 true JPH0715454B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=15677950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59158724A Expired - Lifetime JPH0715454B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 荷電物質の分離精製法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715454B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1984
- 1984-07-31 JP JP59158724A patent/JPH0715454B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6138457A (ja) | 1986-02-24 |
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