JPH07155179A - アスコルビン酸オキシダーゼの製造法 - Google Patents

アスコルビン酸オキシダーゼの製造法

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JPH07155179A
JPH07155179A JP32135793A JP32135793A JPH07155179A JP H07155179 A JPH07155179 A JP H07155179A JP 32135793 A JP32135793 A JP 32135793A JP 32135793 A JP32135793 A JP 32135793A JP H07155179 A JPH07155179 A JP H07155179A
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JP
Japan
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ascorbic acid
penicillium
strain
aso
acid oxidase
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Application number
JP32135793A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakanishi
雄二 中西
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Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アスコルビン酸オキシダーゼの製造法を提供す
る。 【構成】ペニシリウム(Penicillium)属に属する菌株
を培養し、アスコルビン酸オキシダーゼを生産せしめ、
これを採取することを特徴とするアスコルビン酸オキシ
ダーゼの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスコルビン酸オキシ
ダーゼ(以下、ASOという)の製造法に関する。より
詳細には、ペニシリウム属に属する菌株を培養し、AS
Oを製造する方法に関する。
【0002】ASOは、アスコルビン酸を基質として酸
化反応によりデヒドロアスコルビン酸と水を生ずる反応
を触媒する酵素であり、国際生化学連合(I.U.B)の分
類によればEC 1.10.3.3に分類される。ASOは、食品
分野や試薬分野に広く使用されている。
【0003】食品分野としては、例えばアスコルビン酸
と併用するなどして食品中の脱酸素に利用される。
【0004】また臨床検査分野としては、例えばパーオ
キシダーゼを利用した過酸化水素と色原体との共役呈色
反応を強力に妨害するアスコルビン酸の影響回避のため
に用いられる。通常の血清アスコルビン酸の濃度は1mg
/dl以下であり余り問題とはならないが、例えば尿中ア
スコルビン酸濃度は高い値となる。また、点滴補液など
で大量のアスコルビン酸を投与するときなどは血中濃度
も上昇し、共存するアスコルビン酸の影響は非常に大き
い。
【0005】アスコルビン酸の影響を除去するために
は、アルカリ処理、銅イオンや鉄イオンによる処
理、過ヨウ素酸による処理、ASOによる処理が行
われるが、通常はのASOを臨床検査用試薬に共存さ
せることによって解決している。
【0006】
【従来の技術】ASOは、各種の植物に分布することが
知られており、カボチャ〔M. H. Leeand C. R. Dawson
(1973)J. Biol. Chem., 248, 6596頁〕及びキュウリ
〔T. Nakamura, N. Makino and Y. Ogura(1968)J. Bi
ochem., 64, 189頁〕から単離されている。
【0007】一方、微生物由来のASOとしてミロセシ
ウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)の菌糸
〔G. A. White and R. M. Krupka(1965)Arch. Biochi
m. Biphys., 110, 448頁 〕や胞子〔舟木ら(1987)日
本栄養食糧学会誌, 40, 47頁〕、アエロバクター・アエ
ロゲネス(Acetobacter aerogenes)〔W. A. Volk and
J. L. Larssen(1963)Biochim. Biophys. Acta., 67,
576頁〕或いはアクレモニウム・エスピー(Acremonium
sp.)HI-25〔S. Murao et al.(1992)Biosci.Biotechn
ol. Biochem., 56, 847頁〕由来の報告がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した植物由来のA
SOはその給源に問題を有し、微生物由来のASOも生
産性などに問題を有していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
状況のもとでASOの新たな給源を探索したところ、従
来知られていなかった微生物がASOを生産することを
見いだし本発明を完成した。
【0010】本発明に使用する微生物としてはペニシリ
ウムに属する菌株であれば何れも使用できる。より具体
的に示すと、例えば公的機関に寄託され何人も入手可能
な菌株としては、Penicillium purpurogenum IFO 568
8、Penicillium ruburm IFO 6580、Penicillium oxalic
um IFO 5748、Penicillium notatum IFO 4640、Penicil
lium chrysogenum IFO 4897、Penicillium urtica IFO
7011、Penicillium canescens IFO 7955、Penicillium
janthinellum IFO 7905、Penicillium caseicolum ATCC
24936等が挙げられる。
【0011】ペニシリウム属に属する菌株を用いてAS
Oを製造するための菌の培養法としては、液体培養、固
体培養のいずれでも良いが、より好ましくは液体培養が
利用できる。液体培養法としては例えば、以下のように
して行うことができる。
【0012】使用できる培地としては、ペニシリウム属
に属する菌株が生育可能な培地であれば、如何なるもの
でも良い。例えば、グルコース、シュクロース、グリセ
リン、デキストリン、糖蜜・有機酸等の炭素源、更に硫
酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム、酢酸アンモニウム、或いは、ペプトン、酵母エキ
ス、コーン・スティープ・リカー、カゼイン加水分解
物、肉エキス等の窒素源、更にカリウム塩、マグネシウ
ム塩、ナトリウム塩、リン酸塩、マンガン塩、鉄塩、亜
鉛塩等の無機塩を添加したものを用いることができる。
【0013】培地のpHは例えば約3〜9、好ましくは約
5.5〜6.5程度に調製し、培養温度は通常約10〜50℃、好
ましくは約25〜37℃程度で、1〜20日間、好ましくは3
〜12日間程度好気的条件下で培養する。例えば振盪培養
法、ジャーファーメンターによる好気的深部培養法が利
用できる。また、通常の固体培養法により培養すること
もできる。
【0014】得られた培養物より菌体を除去した培養ろ
液又は固体培養抽出液からASOを通常の手段で単離し
ASOを得ことができる。
【0015】例えば培養ろ液から、ASOを単離精製す
るには、硫安塩析、アルコール沈降、イオン交換樹脂を
用いるクロマトグラフィー、ゲルろ過法、ヒドロキシル
アパタイト吸着樹脂を用いるクロマトグラフィー等を用
い常法により処理して、精製ASOを得ることができ
る。
【0016】パーオキシダーゼを用いた過酸化水素と色
原体との共役反応を用いて生体成分の測定を行う臨床検
査用試薬において、本発明のASOを用い、試料中のア
スコルビン酸の影響を回避することができる。
【0017】例えばコレステロール、中性脂肪、遊離脂
肪酸、リン脂質、尿酸、クレアチニン、無機リン、シア
ル酸の測定など、パーオキシダーゼの存在下で過酸化水
素との酸化縮合反応を利用する測定系にはすべてに適用
できる。その場合、本発明のASOの使用量は対象とす
る試料中のアスコルビン酸の濃度によるが通常0.1〜100
単位/assay使用される。
【0018】尚、本発明においてASO活性の測定方法
は以下に示す通りである。10mM Na2HPO4 0.5ml,1mM E
DTAを含む0.2M KH2PO4 0.45ml、試料 0.1mlを混合し、3
0℃,5分間プレインキュベートする。1mM EDTAを含む
0.001N HClにL−アスコルビン酸を10mMになるように溶
解した基質 0.05mlを添加し、30℃,10分間インキュベ
ーションを行った。0.2N HCl 3.0mlの添加で反応を停
止し、245nmにおける吸光度の減少を測定する。ASO
の1単位は、1分間にL−アスコルビン酸を1μmol分
解する酵素量である。
【0019】以下実施例をあげて、本発明をより具体的
に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0020】
【実施例】
実施例1 グリセロール 2%(W/V)、ポリペプトン 1%(W/
V)、魚肉エキス 2%(W/V)、K2HPO4 0.2%(W/V)、
MgSO4・7H2O 0.01%(W/V)、アデカノール 0.001%(W
/V)、pH6.0よりなる培地20Lを30L容のジャーファメ
ンターに仕込み、121℃で30分間殺菌した。他方、同組
成培地を用い、500ml容坂口フラスコで30℃,3日間予
め振盪培養しておいたPenicillium canescens IFO 7955
の培養液100mlを前記培地に無菌的に植菌し、30℃で6
日間通気攪拌培養(200rpm、1vvm)した。培養ろ液の
ASO活性は0.03単位/mlであった。
【0021】実施例2 実施例1のPenicillium canescens IFO 7955に代えてそ
の他の菌株を同様にして培養したところ表1に示すよう
な結果となった。
【0022】
【表1】
【0023】実施例3 実施例1で得られた培養物を東洋ろ紙 No.2を用いてろ
別し、培養ろ液12Lを得た。限外ろ過のモジュールを用
いて1L迄濃縮し、この濃縮液に同量の冷エタノールを
添加し、冷蔵室で一晩攪拌した。遠心分離により、沈殿
を回収し、10mM酢酸バッファー(pH5.0)で溶解した。
【0024】予め、同バッファーで平衡化させたDEAE-S
epharoseに沈殿溶解液を供し、同バッファーで洗浄し
て、DEAE-Sepharose未吸着画分を集めた。この画分を限
界ろ過モジュールで脱塩濃縮し、凍結乾燥し粉末を得
た。得られた精製ASO粉末の比活性は10.0単位/mgタ
ンパク質であった。また、実施例2で得られた培養物か
らも同様にしてASOを濃縮精製することができた。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ASOを新たにペニシ
リウム属菌株から得ることができ、臨床検査試薬、食品
分野に広く使用することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】一方、微生物由来のASOとしてミロセシ
ウム・ベルカリア(Myrothecium verr
ucaria)の菌糸(G.A.White and
R.M.Krupka(1965)Arch.Bioc
him.Biphys.,110,448頁〕や胞子
〔舟木ら(1987)日本栄養食糧学会誌,40,47
頁〕、アエロバクター・アエロゲネス(Aerobac
ter aerogenes)〔W.A.Volk a
nd J.L.Larssen(1963)Bioch
im.Biophys.Acta.,67,576頁〕
或いはアクレモニウム・エスピー(Acremoniu
m sp.)HI−25〔S.Muraoet al.
(1992)Biosci.Biotechnol.B
iochem.,56,847頁〕由来の報告がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】使用できる培地としては、ペニシリウム属
に属する菌株が生育可能な培地であれば、如何なるもの
でも良い。例えば、グルコース、シュクロース、グリセ
リン、デキストリン、糖蜜、有機酸等の炭素源、更に硫
酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム、酢酸アンモニウム、或いは、ペプトン、酵母エキ
ス、コーン・スティープ・リカー、カゼイン加水分解
物、肉エキス等の窒素源、更にカリウム塩、マグネシウ
ム塩、ナトリウム塩、リン酸塩、マンガン塩、鉄塩、亜
鉛塩等の無機塩を添加したものを用いることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペニシリウム(Penicillium)属に属する
    菌株を培養し、アスコルビン酸オキシダーゼを生産せし
    め、これを採取することを特徴とするアスコルビン酸オ
    キシダーゼの製造法。
JP32135793A 1993-11-27 1993-11-27 アスコルビン酸オキシダーゼの製造法 Pending JPH07155179A (ja)

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JP32135793A JPH07155179A (ja) 1993-11-27 1993-11-27 アスコルビン酸オキシダーゼの製造法

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