JPH07155961A - 金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける方法 - Google Patents
金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける方法Info
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- JPH07155961A JPH07155961A JP33901593A JP33901593A JPH07155961A JP H07155961 A JPH07155961 A JP H07155961A JP 33901593 A JP33901593 A JP 33901593A JP 33901593 A JP33901593 A JP 33901593A JP H07155961 A JPH07155961 A JP H07155961A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属基材の表面に耐食性、防汚性に優れた複
数枚の薄金属シートを貼り付け被覆する際、薄金属シー
トの外周端部およびラップ部を確実に密封シールする。 【構成】 複数枚の薄金属シート1のラップ部2を抵抗
シーム溶接あるいはインダイレクトシーム溶接により密
封シールする。外周端部3の裏面を金属基材5の表面に
所定の間隔dを隔てて重ね、火薬Bの爆発により外周端
部3を金属基材5の表面に爆着接合させて密封シールす
る。 【効果】 金属シートの板厚を薄くすることができ、材
料コストの低減、ハンドリングの容易化、金属基材表面
への密着性を高めることができる。大面積の被覆が可能
である。溶接不可能な金属シートによる被覆も可能とな
る。
数枚の薄金属シートを貼り付け被覆する際、薄金属シー
トの外周端部およびラップ部を確実に密封シールする。 【構成】 複数枚の薄金属シート1のラップ部2を抵抗
シーム溶接あるいはインダイレクトシーム溶接により密
封シールする。外周端部3の裏面を金属基材5の表面に
所定の間隔dを隔てて重ね、火薬Bの爆発により外周端
部3を金属基材5の表面に爆着接合させて密封シールす
る。 【効果】 金属シートの板厚を薄くすることができ、材
料コストの低減、ハンドリングの容易化、金属基材表面
への密着性を高めることができる。大面積の被覆が可能
である。溶接不可能な金属シートによる被覆も可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海洋構造物、橋梁、各
種プラント等の金属構造物の防食や海洋生物等の付着防
止のため、耐食性や防汚性の複数枚の薄金属シートを金
属基材の表面に貼り付ける方法に関する。
種プラント等の金属構造物の防食や海洋生物等の付着防
止のため、耐食性や防汚性の複数枚の薄金属シートを金
属基材の表面に貼り付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記金属構造物の防食や防汚は有
機・無機塗料の塗装によるものが一般的であったが、数
年で塗り直しの必要があり、メンテナンスの煩雑さおよ
び危険作業を伴うこと等から、近年は特に腐食環境等の
厳しいところに設置される金属構造物の防食や防汚は、
耐食性や防汚性を有する金属、例えば銅、銅合金、ステ
ンレス、チタン、モネル等のシート(以下、金属シート
という)を単独または普通鋼とクラッドして金属基材の
表面に貼り付け被覆する金属シート被覆法が用いられて
きている。この金属シート被覆法はメンテナンスが不要
で、かつ長年に渡って高い防食性能や防汚性能の維持が
期待できる。
機・無機塗料の塗装によるものが一般的であったが、数
年で塗り直しの必要があり、メンテナンスの煩雑さおよ
び危険作業を伴うこと等から、近年は特に腐食環境等の
厳しいところに設置される金属構造物の防食や防汚は、
耐食性や防汚性を有する金属、例えば銅、銅合金、ステ
ンレス、チタン、モネル等のシート(以下、金属シート
という)を単独または普通鋼とクラッドして金属基材の
表面に貼り付け被覆する金属シート被覆法が用いられて
きている。この金属シート被覆法はメンテナンスが不要
で、かつ長年に渡って高い防食性能や防汚性能の維持が
期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の金属シ
ート被覆法は以下の課題があった。
ート被覆法は以下の課題があった。
【0004】まず、単独の金属シートを金属基材へ貼り
付け被覆する場合は、図9に示すように隅肉溶接11に
より金属シート10の外周を金属基材5に固着するのが
一般的であったが、この場合異種金属の溶接は困難で溶
接品質の確保が難しく、また金属基材5の板厚が相当厚
いため十分溶け込ませるには溶接入熱を高くする必要が
あった。このため金属シート10が溶融しないように厚
さ1mm以上にする必要があり、材料コストが高価にな
るとともに金属シート10の取扱いが困難であった。
付け被覆する場合は、図9に示すように隅肉溶接11に
より金属シート10の外周を金属基材5に固着するのが
一般的であったが、この場合異種金属の溶接は困難で溶
接品質の確保が難しく、また金属基材5の板厚が相当厚
いため十分溶け込ませるには溶接入熱を高くする必要が
あった。このため金属シート10が溶融しないように厚
さ1mm以上にする必要があり、材料コストが高価にな
るとともに金属シート10の取扱いが困難であった。
【0005】また、金属シートにクラッド鋼を用いる場
合は、普通鋼である金属基材5への溶接は図10に示す
ようにクラッド鋼12の普通鋼13を溶接するため同種
金属の溶接となり、溶接品質は確保できるが、前記と同
様金属シート10の厚さを薄くすることはできず、クラ
ッド鋼の製造に伴う材料コストの高価さおよび金属シー
トの取扱いの困難さを解決することはできなかった。
合は、普通鋼である金属基材5への溶接は図10に示す
ようにクラッド鋼12の普通鋼13を溶接するため同種
金属の溶接となり、溶接品質は確保できるが、前記と同
様金属シート10の厚さを薄くすることはできず、クラ
ッド鋼の製造に伴う材料コストの高価さおよび金属シー
トの取扱いの困難さを解決することはできなかった。
【0006】さらに、単独、クラッド鋼いずれの場合
も、金属基材の表面が曲線状に変化していたり、変形し
ている構造物に貼りつけるときには板厚が厚くなるため
鋼性が高くなり、金属基材表面と金属シートのなじみが
悪くなるという問題もあった。
も、金属基材の表面が曲線状に変化していたり、変形し
ている構造物に貼りつけるときには板厚が厚くなるため
鋼性が高くなり、金属基材表面と金属シートのなじみが
悪くなるという問題もあった。
【0007】最近、粘着剤、接着剤の性能向上に伴い、
金属シートを粘着剤や接着剤で金属基材に貼り付ける方
法が提案されている。この方法は溶接による溶融の問題
がないため金属シートの厚さを必要以上に厚くしないで
済む利点があるが、図11に示すように金属シート10
の外周部15の粘着剤または接着剤14が光、外気、水
等に接するため、この部分から劣化が進行して金属シー
ト10が剥離するという問題があった。
金属シートを粘着剤や接着剤で金属基材に貼り付ける方
法が提案されている。この方法は溶接による溶融の問題
がないため金属シートの厚さを必要以上に厚くしないで
済む利点があるが、図11に示すように金属シート10
の外周部15の粘着剤または接着剤14が光、外気、水
等に接するため、この部分から劣化が進行して金属シー
ト10が剥離するという問題があった。
【0008】さらに、金属シートの幅には制限があるた
め、金属シートの幅を越える面積が貼り付けの対象とな
る場合には、金属シートどうしをラップさせなければな
らないが、このラップ部分から外気、水等が浸入するた
め、この部分から金属基材の腐食や粘着剤または接着剤
の劣化が進行して金属シートが剥離するという問題があ
った。
め、金属シートの幅を越える面積が貼り付けの対象とな
る場合には、金属シートどうしをラップさせなければな
らないが、このラップ部分から外気、水等が浸入するた
め、この部分から金属基材の腐食や粘着剤または接着剤
の劣化が進行して金属シートが剥離するという問題があ
った。
【0009】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決すること、即ち耐食性、防汚性の優れた金属シートの
板厚を薄くして材料コストを低減し、かつ金属シートの
外周端部およびラップ部を確実に密封シールすることに
より金属基材表面および粘着剤、接着剤を光、外気、水
から完全に遮断してメンテナンスフリーで長期に渡って
防食、防汚性能を維持できる薄金属シートの貼り付け方
法を提供することを目的とする。
決すること、即ち耐食性、防汚性の優れた金属シートの
板厚を薄くして材料コストを低減し、かつ金属シートの
外周端部およびラップ部を確実に密封シールすることに
より金属基材表面および粘着剤、接着剤を光、外気、水
から完全に遮断してメンテナンスフリーで長期に渡って
防食、防汚性能を維持できる薄金属シートの貼り付け方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は以下のと
おりである。
おりである。
【0011】 複数枚の薄金属シートのラップ部を対
向するローラー電極を用いた抵抗シーム溶接によりあら
かじめ接合し、次に外周端部裏面を金属基材の表面に所
定の間隔を隔てて重ね、爆着接合により外周端部を金属
基材の表面に固着させて密封シールすることを特徴とす
る金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける
方法。
向するローラー電極を用いた抵抗シーム溶接によりあら
かじめ接合し、次に外周端部裏面を金属基材の表面に所
定の間隔を隔てて重ね、爆着接合により外周端部を金属
基材の表面に固着させて密封シールすることを特徴とす
る金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける
方法。
【0012】 複数枚の薄金属シートをラップさせて
金属基材の表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着接合に
より外周端部を金属基材の表面に固着させ、薄金属シー
トのラップ部を平行するローラー電極を用いたインダイ
レクトシーム溶接により接合して密封シールすることを
特徴とする金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼
り付ける方法。
金属基材の表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着接合に
より外周端部を金属基材の表面に固着させ、薄金属シー
トのラップ部を平行するローラー電極を用いたインダイ
レクトシーム溶接により接合して密封シールすることを
特徴とする金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼
り付ける方法。
【0013】 複数枚の薄金属シートのラップ部を対
向するローラー電極を用いた抵抗シーム溶接によりあら
かじめ接合し、次に外周端部を除く重ね範囲をあらかじ
め粘着剤または接着剤で金属基材に貼り付け、外周端部
裏面を金属基材の表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着
接合により外周端部を金属基材の表面に固着させて密封
シールすることを特徴とする金属基材の表面に複数枚の
薄金属シートを貼り付ける方法。
向するローラー電極を用いた抵抗シーム溶接によりあら
かじめ接合し、次に外周端部を除く重ね範囲をあらかじ
め粘着剤または接着剤で金属基材に貼り付け、外周端部
裏面を金属基材の表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着
接合により外周端部を金属基材の表面に固着させて密封
シールすることを特徴とする金属基材の表面に複数枚の
薄金属シートを貼り付ける方法。
【0014】 複数枚の薄金属シートのラップ部およ
び外周端部を除く重ね範囲をあらかじめ粘着剤または接
着剤で金属基材に貼り付け、外周端部裏面を金属基材の
表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着接合により外周端
部を金属基材の表面に固着させ、複数枚の薄金属シート
のラップ部を平行するローラー電極を用いたインダイレ
クトシーム溶接により接合して密封シールすることを特
徴とする金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り
付ける方法。
び外周端部を除く重ね範囲をあらかじめ粘着剤または接
着剤で金属基材に貼り付け、外周端部裏面を金属基材の
表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着接合により外周端
部を金属基材の表面に固着させ、複数枚の薄金属シート
のラップ部を平行するローラー電極を用いたインダイレ
クトシーム溶接により接合して密封シールすることを特
徴とする金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り
付ける方法。
【0015】
【作用】本発明に用いる薄金属シートの材質は特に限定
されないが、例えば、防食を目的とする場合は耐食性に
優れた金属であるチタン、モネル、ステンレス鋼等か
ら、防汚を目的とする場合は銅、銅ニッケル合金(キュ
プロニッケル)等から選択する。これらは特殊金属のた
め材料価格が非常に高く、必要以上に厚くすると材料コ
ストの面で不利になる。従来は前述のとおり金属シート
の厚さは1mm以上必要であったが、本発明は複数枚の
薄金属シートの外周端部の接合に機械的接合の一種であ
る爆着接合を適用することにより、溶接入熱による溶融
防止のため必要な板厚増大要因をなくし、厚さ1mm未
満の薄金属シートの採用を可能にした。特に0.05〜
0.5mmの薄金属シートを使用すると、材料コストを
低減できるほか、剛性が低いため金属基材の表面が曲線
状に変化していたり、変形していてもなじみやすく、金
属基材と複数枚の薄金属シートの密着性を高める効果も
ある。また、薄金属シートはロール状に巻いてハンドリ
ングできるため、作業性がよくなる。
されないが、例えば、防食を目的とする場合は耐食性に
優れた金属であるチタン、モネル、ステンレス鋼等か
ら、防汚を目的とする場合は銅、銅ニッケル合金(キュ
プロニッケル)等から選択する。これらは特殊金属のた
め材料価格が非常に高く、必要以上に厚くすると材料コ
ストの面で不利になる。従来は前述のとおり金属シート
の厚さは1mm以上必要であったが、本発明は複数枚の
薄金属シートの外周端部の接合に機械的接合の一種であ
る爆着接合を適用することにより、溶接入熱による溶融
防止のため必要な板厚増大要因をなくし、厚さ1mm未
満の薄金属シートの採用を可能にした。特に0.05〜
0.5mmの薄金属シートを使用すると、材料コストを
低減できるほか、剛性が低いため金属基材の表面が曲線
状に変化していたり、変形していてもなじみやすく、金
属基材と複数枚の薄金属シートの密着性を高める効果も
ある。また、薄金属シートはロール状に巻いてハンドリ
ングできるため、作業性がよくなる。
【0016】また、複数枚の薄金属シートのラップ部の
接合に抵抗溶接の一種である対向するローラー電極を用
いた抵抗シーム溶接あるいはインダイレクトシーム溶接
を適用することにより、薄金属シート幅を越える面積へ
の薄金属シートの貼り付けを可能とする。
接合に抵抗溶接の一種である対向するローラー電極を用
いた抵抗シーム溶接あるいはインダイレクトシーム溶接
を適用することにより、薄金属シート幅を越える面積へ
の薄金属シートの貼り付けを可能とする。
【0017】さらに、複数枚の薄金属シートのラップ部
と外周端部を除く重ね範囲を粘着剤や接着剤で金属基材
に貼り付け、複数枚の薄金属シートのラップ部を抵抗溶
接し、さらに外周端部を爆着接合すればラップ部と外周
端部を確実に密封シールできるため、粘着剤、接着剤を
光、外気、水から完全に遮断して経年変化を防止でき、
粘着剤、接着剤の性能を長期に渡って維持できる。
と外周端部を除く重ね範囲を粘着剤や接着剤で金属基材
に貼り付け、複数枚の薄金属シートのラップ部を抵抗溶
接し、さらに外周端部を爆着接合すればラップ部と外周
端部を確実に密封シールできるため、粘着剤、接着剤を
光、外気、水から完全に遮断して経年変化を防止でき、
粘着剤、接着剤の性能を長期に渡って維持できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0019】図1、2は本発明の実施例を示し、図1は
金属基材5の表面に複数枚の薄金属シート1を貼り付け
る手段を示す断面図、図2は平面図である。
金属基材5の表面に複数枚の薄金属シート1を貼り付け
る手段を示す断面図、図2は平面図である。
【0020】金属基材5の表面に、目的に応じて選択し
た耐食性や防汚性の特性の優れた複数枚の薄金属シート
1の外周端部3の裏面が金属基材5の表面と所定の間隔
dを有するように重ね、複数枚の薄金属シート1の上に
外周に沿ってアルミ板等の緩衝材Aを介して火薬Bをセ
ットし、雷管を用いて点火・爆発させる爆着接合によっ
て金属基材5の表面に複数枚の薄金属シート1の外周端
部3を固着させて密封シールする。なお、外周端部の寸
法L1 を5〜50mm、dを0.1〜3mmにすれば良
好な接合を得ることができる。
た耐食性や防汚性の特性の優れた複数枚の薄金属シート
1の外周端部3の裏面が金属基材5の表面と所定の間隔
dを有するように重ね、複数枚の薄金属シート1の上に
外周に沿ってアルミ板等の緩衝材Aを介して火薬Bをセ
ットし、雷管を用いて点火・爆発させる爆着接合によっ
て金属基材5の表面に複数枚の薄金属シート1の外周端
部3を固着させて密封シールする。なお、外周端部の寸
法L1 を5〜50mm、dを0.1〜3mmにすれば良
好な接合を得ることができる。
【0021】また、複数枚の薄金属シート1と金属基材
5の外周端部を除く重ね範囲4はそのままにしてもよい
が、この場合はスペーサー等を用いて外周端部3と金属
基材5の表面との間が所定の間隔になるようにしなけれ
ばならない。複数枚の薄金属シート1の外周端部を除く
重ね範囲4は粘着剤または接着剤8で貼り付けるのが好
ましい。このようにすれば金属基材5と複数枚の薄金属
シート1が全面に渡って接合でき、複数枚の薄金属シー
ト1の浮き上がり等が生じることなく、さらに内部に湿
気を含んだ空気を存在させないため防食面でより有利に
なるとともに、複数枚の薄金属シート1の一部に傷が発
生しても粘着剤または接着剤8で保護できる。
5の外周端部を除く重ね範囲4はそのままにしてもよい
が、この場合はスペーサー等を用いて外周端部3と金属
基材5の表面との間が所定の間隔になるようにしなけれ
ばならない。複数枚の薄金属シート1の外周端部を除く
重ね範囲4は粘着剤または接着剤8で貼り付けるのが好
ましい。このようにすれば金属基材5と複数枚の薄金属
シート1が全面に渡って接合でき、複数枚の薄金属シー
ト1の浮き上がり等が生じることなく、さらに内部に湿
気を含んだ空気を存在させないため防食面でより有利に
なるとともに、複数枚の薄金属シート1の一部に傷が発
生しても粘着剤または接着剤8で保護できる。
【0022】複数枚の薄金属シート1の外周端部3の爆
着接合については、薄金属シートの材質、板厚、間隔等
に応じて火薬量を決定する等条件を適切に選ぶ。爆着接
合には図3に示す平行法と図4、図5に示す有角法があ
る。有角法を用いる場合は、図4に示すように複数枚の
薄金属シート1の外周端部3の所定幅L1 を角度θにな
るように上向きに折り曲げるか、図5に示すように金属
基材5の端部に複数枚の薄金属シート1の端部を貼り付
ける場合は、複数枚の薄金属シート1は平坦のままと
し、金属基材4のコーナーを所定角度θになるよう形成
してもよい。なお、θは外周端部3と金属基材5との間
隔が1〜5mmになるように選ぶと良好な接合を得るこ
とができる。
着接合については、薄金属シートの材質、板厚、間隔等
に応じて火薬量を決定する等条件を適切に選ぶ。爆着接
合には図3に示す平行法と図4、図5に示す有角法があ
る。有角法を用いる場合は、図4に示すように複数枚の
薄金属シート1の外周端部3の所定幅L1 を角度θにな
るように上向きに折り曲げるか、図5に示すように金属
基材5の端部に複数枚の薄金属シート1の端部を貼り付
ける場合は、複数枚の薄金属シート1は平坦のままと
し、金属基材4のコーナーを所定角度θになるよう形成
してもよい。なお、θは外周端部3と金属基材5との間
隔が1〜5mmになるように選ぶと良好な接合を得るこ
とができる。
【0023】貼り付け面積が大きく、複数枚の薄金属シ
ートを貼り付けなければならない場合は、薄金属シート
どうしをラップさせることになる。その場合は、図6に
示すように、薄金属シートを金属基材に貼り付ける前に
複数枚の薄金属シート1のラップ部2を対向するローラ
ー電極6を使用した抵抗シーム溶接によりあらかじめ接
合して密封シールし、必要な幅まで広げた後、金属基材
5に貼り付ける方法と、図7に示すように、複数枚の薄
金属シート1を金属基材5に貼り付けた後、複数枚の薄
金属シート1のラップ部2を平行するローラー電極7を
用いたインダイレクトシーム溶接により接合して密封シ
ールする方法がある。これらにより、複数枚の薄金属シ
ート1のラップ部2からの光、外気、水等の浸入を完全
に遮断できる。
ートを貼り付けなければならない場合は、薄金属シート
どうしをラップさせることになる。その場合は、図6に
示すように、薄金属シートを金属基材に貼り付ける前に
複数枚の薄金属シート1のラップ部2を対向するローラ
ー電極6を使用した抵抗シーム溶接によりあらかじめ接
合して密封シールし、必要な幅まで広げた後、金属基材
5に貼り付ける方法と、図7に示すように、複数枚の薄
金属シート1を金属基材5に貼り付けた後、複数枚の薄
金属シート1のラップ部2を平行するローラー電極7を
用いたインダイレクトシーム溶接により接合して密封シ
ールする方法がある。これらにより、複数枚の薄金属シ
ート1のラップ部2からの光、外気、水等の浸入を完全
に遮断できる。
【0024】図8は、海中に設置する桟橋、海洋構造物
の干満帯・飛洙帯の鋼管9に、本発明法で複数枚の薄金
属シート1を貼り付けた例を示す。この部分の鋼管9は
厳しい腐食環境にさらされるため、高度な防食を施す必
要があり、本発明は非常に効果的である。
の干満帯・飛洙帯の鋼管9に、本発明法で複数枚の薄金
属シート1を貼り付けた例を示す。この部分の鋼管9は
厳しい腐食環境にさらされるため、高度な防食を施す必
要があり、本発明は非常に効果的である。
【0025】鋼管9に本発明法を適用する場合、複数枚
の薄金属シート1のラップ部2をあらかじめ対向するロ
ーラー電極により抵抗溶接し、鋼管9より所定径大きい
円筒状にしたものを鋼管9に被せて管軸方向の外周端部
3を鋼管9に爆着接合する方法と、鋼管9の外周に複数
枚の薄金属シート1を貼り付けた後、複数枚の薄金属シ
ート1のラップ部2を平行するローラー電極によりイン
ダイレクトシーム溶接し、管軸方向外周端部3を鋼管9
に爆着接合する方法がある。
の薄金属シート1のラップ部2をあらかじめ対向するロ
ーラー電極により抵抗溶接し、鋼管9より所定径大きい
円筒状にしたものを鋼管9に被せて管軸方向の外周端部
3を鋼管9に爆着接合する方法と、鋼管9の外周に複数
枚の薄金属シート1を貼り付けた後、複数枚の薄金属シ
ート1のラップ部2を平行するローラー電極によりイン
ダイレクトシーム溶接し、管軸方向外周端部3を鋼管9
に爆着接合する方法がある。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、従来の金属被覆に比べ
て金属シートの板厚を薄くすることができるため、金属
シートの材料コストの低減、ハンドリングの容易化、金
属基材表面への密着性を高めることができる。また、粘
着剤、接着剤を用いた場合は光、外気、水等と完全に遮
断できるため粘着剤、接着剤に劣化が生じることなく、
長年に渡ってメンテナンスフリーで防食や防汚性能等を
大面積に渡り維持できる。さらに、チタンのように一般
炭素鋼との溶接そのものが不可能な金属どうしでも容易
に接合が可能となる。
て金属シートの板厚を薄くすることができるため、金属
シートの材料コストの低減、ハンドリングの容易化、金
属基材表面への密着性を高めることができる。また、粘
着剤、接着剤を用いた場合は光、外気、水等と完全に遮
断できるため粘着剤、接着剤に劣化が生じることなく、
長年に渡ってメンテナンスフリーで防食や防汚性能等を
大面積に渡り維持できる。さらに、チタンのように一般
炭素鋼との溶接そのものが不可能な金属どうしでも容易
に接合が可能となる。
【図1】本発明の実施例を示す端部断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面図である。
【図3】平行法による爆着接合の説明図である。
【図4】有角法による爆着接合の説明図である。
【図5】基材有角法による爆着接合の説明図である。
【図6】抵抗シーム溶接の説明図である。
【図7】インダイレクトシーム溶接の説明図である。
【図8】本発明法により鋼管に薄金属シートを貼り付け
た例を示す図である。
た例を示す図である。
【図9】従来の金属シート被覆法を示す図である。
【図10】従来の金属シート被覆法を示す図である。
【図11】従来の金属シート被覆法を示す図である。
1 複数枚の薄金属シート 2 ラップ部 3 外周端部 4 外周端部を除く重ね範囲 5 金属基材 6 対向するローラー電極 7 平行するローラー電極 8 粘着剤または接着剤 9 鋼管 10 金属シート 11 隅肉溶接 12 クラッド鋼 13 普通鋼 14 粘着剤または接着剤 15 外周部 A 緩衝材 B 火薬
Claims (4)
- 【請求項1】 複数枚の薄金属シートのラップ部を対向
するローラー電極を用いた抵抗シーム溶接によりあらか
じめ接合し、次に外周端部裏面を金属基材の表面に所定
の間隔を隔てて重ね、爆着接合により外周端部を金属基
材の表面に固着させて密封シールすることを特徴とする
金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける方
法。 - 【請求項2】 複数枚の薄金属シートをラップさせて金
属基材の表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着接合によ
り外周端部を金属基材の表面に固着させ、薄金属シート
のラップ部を平行するローラー電極を用いたインダイレ
クトシーム溶接により接合して密封シールすることを特
徴とする金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り
付ける方法。 - 【請求項3】 複数枚の薄金属シートのラップ部を対向
するローラー電極を用いた抵抗シーム溶接によりあらか
じめ接合し、次に外周端部を除く重ね範囲をあらかじめ
粘着剤または接着剤で金属基材に貼り付け、外周端部裏
面を金属基材の表面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着接
合により外周端部を金属基材の表面に固着させて密封シ
ールすることを特徴とする金属基材の表面に複数枚の薄
金属シートを貼り付ける方法。 - 【請求項4】 複数枚の薄金属シートのラップ部および
外周端部を除く重ね範囲をあらかじめ粘着剤または接着
剤で金属基材に貼り付け、外周端部裏面を金属基材の表
面に所定の間隔を隔てて重ね、爆着接合により外周端部
を金属基材の表面に固着させ、複数枚の薄金属シートの
ラップ部を平行するローラー電極を用いたインダイレク
トシーム溶接により接合して密封シールすることを特徴
とする金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付
ける方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33901593A JPH07155961A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33901593A JPH07155961A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07155961A true JPH07155961A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18323470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33901593A Withdrawn JPH07155961A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 金属基材の表面に複数枚の薄金属シートを貼り付ける方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07155961A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014527576A (ja) * | 2011-07-27 | 2014-10-16 | ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション | 接着接合鋼継手の腐食に対する保護用コーティング |
| CN105478990A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-04-13 | 安徽宝泰特种材料有限公司 | 一种超薄铌-锆金属复合板贴条的制备方法 |
| CN115107668A (zh) * | 2021-03-22 | 2022-09-27 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 抗菌金属触摸表面及其制造方法 |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP33901593A patent/JPH07155961A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014527576A (ja) * | 2011-07-27 | 2014-10-16 | ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション | 接着接合鋼継手の腐食に対する保護用コーティング |
| CN105478990A (zh) * | 2015-12-08 | 2016-04-13 | 安徽宝泰特种材料有限公司 | 一种超薄铌-锆金属复合板贴条的制备方法 |
| CN105478990B (zh) * | 2015-12-08 | 2017-08-01 | 安徽宝泰特种材料有限公司 | 一种超薄铌‑锆金属复合板贴条的制备方法 |
| CN115107668A (zh) * | 2021-03-22 | 2022-09-27 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 抗菌金属触摸表面及其制造方法 |
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