JP2000280068A - チタン材を用いた鋼製構造物の防食方法 - Google Patents

チタン材を用いた鋼製構造物の防食方法

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JP2000280068A
JP2000280068A JP11090370A JP9037099A JP2000280068A JP 2000280068 A JP2000280068 A JP 2000280068A JP 11090370 A JP11090370 A JP 11090370A JP 9037099 A JP9037099 A JP 9037099A JP 2000280068 A JP2000280068 A JP 2000280068A
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pier
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JP11090370A
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English (en)
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Shoichi Kitagawa
彰一 北側
Morihiko Osawa
守彦 大澤
Shinnosuke Takeda
慎之助 武田
Hitoshi Ihara
等 伊原
Akira Matsuzaki
明 松崎
Isao Yamaguchi
山口  勲
Kazuhiro Fukumoto
和弘 福本
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Kanadevia Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Hitachi Shipbuilding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料コストの低減と重量軽減とを容易に図る
ことができるチタン材を用いた鋼製構造物の防食方法を
提供する。 【解決手段】 薄板状のチタン材3を複数箇所のスポッ
ト溶接4によって鋼板製の橋脚1の外周面に接合し、チ
タン材3同士が重複する上下方向の重ね継手部5では、
互いに重複するチタン材3の一端部3aと他端部3bと
をアーク溶接6によって接合し、チタン材3の上下両端
部と橋脚1の外周面との間を樹脂製のシール材で全周に
わたりシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海洋構造物や橋
梁,建築物等において、チタン材を用いて、長期の耐食
性や極度の耐食性が要求される鋼製構造物を防食する際
の防食方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図8〜図10に示すように、港
湾に建設された橋梁31の橋脚32は一般に鋼材で製作
されており、橋脚32の飛沫帯A(海水の飛沫がかかっ
たり海面33の上下によって海中に没したり大気中に露
出する部分)に対して極度の耐食性が求められている。
このため、上記飛沫帯Aにおいて、橋脚32の外周面を
耐食材であるチタンクラッド鋼34で覆っている。
【0003】上記チタンクラッド鋼34とは、爆着や圧
延法を利用して、チタン板35と鋼板36とを圧着して
1枚の板状に形成したものである。そして、図10に示
すように、チタンクラッド鋼34の鋼板36の部分を橋
脚32に溶接(矢印W)することによって、橋脚32の
飛沫帯Aをチタンクラッド鋼34で覆っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、チタンクラッド鋼34等の耐食材は薄く
てもよいが、上記チタンクラッド鋼34の板厚はその製
造工程から1mm以上となり、板厚を1mm未満に低減
することは困難であった。したがって、チタンクラッド
鋼34には高価なチタン材が必要以上に多く使用され、
材料コストが高くなるといった問題や、チタンクラッド
鋼34の板厚の低減が製造上困難であるため重量の軽減
が困難であるといった問題がある。
【0005】本発明は、材料コストの低減と重量軽減と
を容易に図ることができるチタン材を用いた鋼製構造物
の防食方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本第1発明におけるチタン材を用いた鋼製構造物の
防食方法は、薄板状のチタン材を抵抗溶接によって鋼製
構造物の表面に接合し、上記チタン材同士が重複する重
ね継手部では、互いに重複するチタン材の一端部と他端
部とを溶融溶接によって接合するものである。
【0007】これによると、鋼製構造物の表面はチタン
材によって腐食性流体から保護される。この際、薄板状
のチタン材を抵抗溶接によって鋼製構造物の表面に直接
接合しているため、従来のチタンクラッド鋼の板厚より
も薄い板厚のチタン材を用いることができる。また、チ
タン材同士が重複する重ね継手部を溶融溶接によって接
合しているため、腐食性流体が重ね継手部からチタン材
と鋼製構造物の表面との間に侵入するのを防止すること
ができる。
【0008】本第2発明におけるチタン材を用いた鋼製
構造物の防食方法は、鋼製構造物の表面に接合されたチ
タン材の周端部と上記鋼製構造物の表面との間を樹脂製
のシール材でシールするものである。これによると、腐
食性流体がチタン材の周端部からチタン材と鋼製構造物
の表面との間に侵入するのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図3に基づいて説明する。1は港湾に建設された橋
梁の橋脚であり、この橋脚1は複数の鋼板2から構成さ
れる鋼製構造物の一例である。上記橋脚1の飛沫帯Aの
箇所において、板厚0.5mmの薄板状のチタン材3が
上下および周方向の複数箇所のスポット溶接4(抵抗溶
接の一例)によって橋脚1の外周面に接合されている。
【0010】また、上記橋脚1の外周面に巻付けられて
接合されたチタン材3の一端部3aと他端部3bとは重
複しており、この重複部分が重ね継手部5として上下方
向にわたり形成されている。上記重ね継手部5におい
て、上記チタン材3の一端部3aと他端部3bの端面と
はアーク溶接6(溶融溶接の一例)によってすみ肉溶接
されている。
【0011】また、上記チタン材3の上下両端部と橋脚
1の外周面との間はそれぞれ、エポキシ樹脂等の樹脂製
のシール材7によって全周にわたりシールされている。
これによると、飛沫帯Aにおいて、橋脚1の外周面はチ
タン材3によって海水(腐食性流体の一例)から保護さ
れる。この際、薄板状のチタン材3をスポット溶接4に
よって橋脚1の外周面に直接接合しているため、従来の
チタンクラッド鋼34(図10参照)の板厚よりも薄い
板厚のチタン材3を用いることができる。これにより、
材料コストの低減と重量軽減とを容易に図ることができ
る。
【0012】また、図3に示すように、チタン材3の一
端部3aと他端部3bとが重複する重ね継手部5をアー
ク溶接6によって接合しているため、海水(腐食性流体
の一例)が重ね継手部5からチタン材3と橋脚1の外周
面との間に侵入するのを防止することができる。また、
図2に示すように、チタン材3の上下両端部と橋脚1の
外周面との間はシール材7によって全周にわたりシール
されているため、海水(腐食性流体の一例)がチタン材
3の上下両端部からチタン材3と橋脚1の外周面との間
に侵入するのを防止することができる。
【0013】尚、参考として、薄板状のチタン材を鋼板
にスポット溶接した場合の引張り試験結果を以下の表1
に示す。尚、上記引張り試験に用いた試験体は、図4,
図5に示すように、板厚9mmの試験用鋼板11に板厚
0.5mmの薄板状の試験用チタン材12をスポット溶
接4したものであり、この試験体に引張り荷重Fをかけ
て試験を行った。また、表1において、比較参照のた
め、チタンと接合性の良い薄板状のタンタル13やニオ
ブ14または銀箔15をそれぞれ上記試験用鋼板11と
試験用チタン材12との間に挟んだ場合(図6参照)の
引張り試験結果も示している。尚、上記タンタル13や
ニオブ14または銀箔15を挟んだ際の引張り試験結果
は、試験用鋼板11に試験用チタン材12のみを直接接
合した場合の引張り強度を基準(=1.0)とした相対
値である。これによると、試験用鋼板11に試験用チタ
ン材12をスポット溶接4で直接接合した場合の引張り
強度が最も強いことが判明した。
【表1】 上記実施の形態では、図1に示すように、橋脚1の外周
面に1枚物の薄板状のチタン材3を巻き付けているが、
図7に示すように、複数枚の薄板状のチタン材3を周方
向で継ぎ合わせて橋脚1の外周面を覆ってもよい。この
際、各チタン材3はスポット溶接4により橋脚1の外周
面に接合され、さらに、互いに隣接する一方のチタン材
3の一端部3aと他方のチタン材3の他端部3bとが重
複してアーク溶接6により接合されている。
【0014】上記各実施の形態では、板厚0.5mmの
薄板状のチタン材3を用いているが、0.5mmに限定
されるものではない。上記各実施の形態では、鋼製構造
物の一例として橋梁の橋脚1を挙げたが、橋脚1に限る
ものではなく、海洋構造物や建築物等の耐食性が求めら
れる鋼製の部分であってもよい。
【0015】
【発明の効果】上記のように本第1発明によれば、鋼製
構造物の表面はチタン材によって腐食性流体から保護さ
れる。この際、薄板状のチタン材を抵抗溶接によって鋼
製構造物の表面に直接接合しているため、従来のチタン
クラッド鋼の板厚よりも薄い板厚のチタン材を用いるこ
とができる。したがって、材料コストの低減と重量軽減
とを容易に図ることができる。
【0016】また、チタン材同士が重複する重ね継手部
を溶融溶接によって接合しているため、腐食性流体が重
ね継手部からチタン材と鋼製構造物の表面との間に侵入
するのを防止することができる。また、本第2発明によ
れば、腐食性流体がチタン材の周端部からチタン材と鋼
製構造物の表面との間に侵入するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるチタン材を用いた
鋼製橋脚の防食構造を示す概略横断面図である。
【図2】図1におけるX−X矢視図である。
【図3】図1における重ね継手部5の拡大図である。
【図4】薄板状のチタン材を鋼板にスポット溶接した場
合の引張り試験の試験体の平面図である。
【図5】図4に示した試験体の正面図である。
【図6】図4に示した試験体のチタン材と鋼板との間に
薄板状のタンタル,ニオブ,銀箔のいずれかを挟んだ別
の試験体の正面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態におけるチタン材を用
いた鋼製橋脚の防食構造を示す概略横断面図である。
【図8】従来、チタン材を用いて防食された鋼製橋脚を
備えた橋梁の一部分の図である。
【図9】図8におけるX−X矢視図である。
【図10】図9におけるY−Y矢視図である。
【符号の説明】
1 橋脚(鋼製構造物) 3 チタン材 4 スポット溶接(抵抗溶接) 5 重ね継手部 6 アーク溶接(溶融溶接) 7 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // E01D 19/02 E01D 19/02 B23K 103:04 103:14 (72)発明者 武田 慎之助 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 伊原 等 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 松崎 明 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 山口 勲 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 福本 和弘 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 2D059 GG01 GG21 4E001 AA03 BB01 CA01 CB04 CC04 DA06 4E065 AA01 EA04 4E081 YB02 YB04 YB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状のチタン材を抵抗溶接によって鋼
    製構造物の表面に接合し、上記チタン材同士が重複する
    重ね継手部では、互いに重複するチタン材の一端部と他
    端部とを溶融溶接によって接合することを特徴とするチ
    タン材を用いた鋼製構造物の防食方法。
  2. 【請求項2】 鋼製構造物の表面に接合されたチタン材
    の周端部と上記鋼製構造物の表面との間を樹脂製のシー
    ル材でシールすることを特徴とする請求項1記載のチタ
    ン材を用いた鋼製構造物の防食方法。
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