JPH071562A - ポリエステル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法 - Google Patents
ポリエステル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法Info
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- JPH071562A JPH071562A JP14234593A JP14234593A JPH071562A JP H071562 A JPH071562 A JP H071562A JP 14234593 A JP14234593 A JP 14234593A JP 14234593 A JP14234593 A JP 14234593A JP H071562 A JPH071562 A JP H071562A
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- Japan
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- parison
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- polyester resin
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱可塑性エラストマーとしての性質を有し、
かつ適量の分岐剤の添加により高粘性を有するポリエス
テル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 脂肪族ジカルボン酸と、脂肪族ジオールと、
ジヒドロキシ化合物およびモノヒドロキシ化合物からな
る群から選択される少なくともいずれか一方のヒドロキ
シ化合物と、脂肪族ジカルボン酸100モル当り0.6
〜2.5当量含有される分岐剤とを構成成分とし、融点
より10〜20℃高い温度の場合にメルトフローインデ
ックスχ(g/10分)が、0.1<χ<2.5の範囲
にあり、かつ融点より5〜20℃低い温度の場合に弾性
率E’(Kgf/cm2)が、1×106<E’<1×1
09の範囲にあるポリエステル樹脂を、融点より10〜
20℃高い温度領域で押出して、予備成形体を形成した
後、融点より5〜20℃低い樹脂温度でブローする、押
出しブロー成形品の製造方法。
かつ適量の分岐剤の添加により高粘性を有するポリエス
テル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 脂肪族ジカルボン酸と、脂肪族ジオールと、
ジヒドロキシ化合物およびモノヒドロキシ化合物からな
る群から選択される少なくともいずれか一方のヒドロキ
シ化合物と、脂肪族ジカルボン酸100モル当り0.6
〜2.5当量含有される分岐剤とを構成成分とし、融点
より10〜20℃高い温度の場合にメルトフローインデ
ックスχ(g/10分)が、0.1<χ<2.5の範囲
にあり、かつ融点より5〜20℃低い温度の場合に弾性
率E’(Kgf/cm2)が、1×106<E’<1×1
09の範囲にあるポリエステル樹脂を、融点より10〜
20℃高い温度領域で押出して、予備成形体を形成した
後、融点より5〜20℃低い樹脂温度でブローする、押
出しブロー成形品の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル樹脂の押
出しブロー成形品の製造方法に関する。
出しブロー成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、常温でゴム弾性を有し、かつ高温
では可塑化される熱可塑性エラストマーが開発され、種
々のタイプの熱可塑性エラストマーが製造、市販されて
いる。この熱可塑性エラストマーは、従来のゴムのよう
な長時間の架橋工程が不要であり、射出成形、押出し成
形などの成形方法によって成形することができる。
では可塑化される熱可塑性エラストマーが開発され、種
々のタイプの熱可塑性エラストマーが製造、市販されて
いる。この熱可塑性エラストマーは、従来のゴムのよう
な長時間の架橋工程が不要であり、射出成形、押出し成
形などの成形方法によって成形することができる。
【0003】特に、特開平3−97723号公報に記載
のように、p−ターフェニル、もしくはp−クォーター
フェニル骨格を有するジヒドロキシ化合物、もしくはモ
ノヒドロキシ化合物を構成成分とするポリエステル樹脂
は、ヒドロキシ化合物の結晶状態から液晶状態への転移
点(融点)が、その特徴ある分子構造を反映して極めて
高いため、非常に強固で耐熱性の高い物理的架橋をもた
らし、耐熱性および機械的物性に優れた熱可塑性エラス
トマーであり、しかも射出成形、押出し成形などの加工
性に優れている。
のように、p−ターフェニル、もしくはp−クォーター
フェニル骨格を有するジヒドロキシ化合物、もしくはモ
ノヒドロキシ化合物を構成成分とするポリエステル樹脂
は、ヒドロキシ化合物の結晶状態から液晶状態への転移
点(融点)が、その特徴ある分子構造を反映して極めて
高いため、非常に強固で耐熱性の高い物理的架橋をもた
らし、耐熱性および機械的物性に優れた熱可塑性エラス
トマーであり、しかも射出成形、押出し成形などの加工
性に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、得られ
た高粘性を有するポリエステル樹脂の押出しブロー成形
品の製造方法は明らかにされていない。
た高粘性を有するポリエステル樹脂の押出しブロー成形
品の製造方法は明らかにされていない。
【0005】本発明は、上記の点を解決しようとするも
ので、その目的は、熱可塑性エラストマーとしての性質
を有し、かつ適量の分岐剤の添加により高粘性を有する
ポリエステル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法を提
供することにある。
ので、その目的は、熱可塑性エラストマーとしての性質
を有し、かつ適量の分岐剤の添加により高粘性を有する
ポリエステル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のポリエステル樹
脂の押出しブロー成形品の製造方法は、下記一般式
〔I〕で表される脂肪族ジカルボン酸と、脂肪族ジオー
ルと、下記一般式〔II〕で表されるジヒドロキシ化合物
および下記一般式〔III〕で表されるモノヒドロキシ化
合物からなる群から選択される少なくともいずれか一方
のヒドロキシ化合物と、3〜6の水酸基を有するポリオ
ール、3〜4のカルボキシル基を有するポリカルボン
酸、および、水酸基およびカルボキシル基を有し、その
基数が3〜6であるオキシ酸からなる群から選択される
少なくとも一種の分岐剤とを構成成分とし、 該分岐剤
を脂肪族ジカルボン酸100モル当り0.6〜2.5当
量含有するポリエステル樹脂において、その融点より1
0〜20℃高い温度の場合に、メルトフローインデック
スχ(g/10分)が、0.1<χ<2.5の範囲にあ
り、そして、その融点より5〜20℃低い温度の場合
に、弾性率E’(Kgf/cm2)が、1×106<E’
<1×109を満足するポリエステル樹脂を、融点より
10〜20℃高い温度領域で押出して、予備成形体を形
成した後、融点より5〜20℃低い樹脂温度でブローす
ることを特徴とする。
脂の押出しブロー成形品の製造方法は、下記一般式
〔I〕で表される脂肪族ジカルボン酸と、脂肪族ジオー
ルと、下記一般式〔II〕で表されるジヒドロキシ化合物
および下記一般式〔III〕で表されるモノヒドロキシ化
合物からなる群から選択される少なくともいずれか一方
のヒドロキシ化合物と、3〜6の水酸基を有するポリオ
ール、3〜4のカルボキシル基を有するポリカルボン
酸、および、水酸基およびカルボキシル基を有し、その
基数が3〜6であるオキシ酸からなる群から選択される
少なくとも一種の分岐剤とを構成成分とし、 該分岐剤
を脂肪族ジカルボン酸100モル当り0.6〜2.5当
量含有するポリエステル樹脂において、その融点より1
0〜20℃高い温度の場合に、メルトフローインデック
スχ(g/10分)が、0.1<χ<2.5の範囲にあ
り、そして、その融点より5〜20℃低い温度の場合
に、弾性率E’(Kgf/cm2)が、1×106<E’
<1×109を満足するポリエステル樹脂を、融点より
10〜20℃高い温度領域で押出して、予備成形体を形
成した後、融点より5〜20℃低い樹脂温度でブローす
ることを特徴とする。
【0007】
【化4】
【0008】(式中、nは0〜10の整数を示す。)
【0009】
【化5】
【0010】(式中、R1およびR2は独立してアルキレ
ン基を示し、pは3または4であり、qおよびrは独立
して0または1以上の整数を示す。)
ン基を示し、pは3または4であり、qおよびrは独立
して0または1以上の整数を示す。)
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R3はアルキレン基を示し、tは
2または3であり、mは0または1以上の整数を示
す。)次に本発明を詳しく説明する。
2または3であり、mは0または1以上の整数を示
す。)次に本発明を詳しく説明する。
【0013】本発明に用いられる脂肪族ジカルボン酸は
上式〔I〕で表される。上式〔I〕のnが10を越える場
合には、得られる成形体の物性が低下する。
上式〔I〕で表される。上式〔I〕のnが10を越える場
合には、得られる成形体の物性が低下する。
【0014】このような脂肪族ジカルボン酸としては、
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、スベリン酸、セバチン酸などが好適に用いられる。
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、スベリン酸、セバチン酸などが好適に用いられる。
【0015】本発明に用いられる脂肪族ジオールとして
は、グリコールおよびポリアルキレンオキシドが挙げら
れる。
は、グリコールおよびポリアルキレンオキシドが挙げら
れる。
【0016】グリコールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオー
ル、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,10−デカンジオール、シクロペンタン−1,
2−ジオール、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シ
クロヘキサン−1,3−ジオール、シクロヘキサン−
1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノ
ールなどが挙げられる。ポリアルキレンオキシドとして
は、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、
ポリテトラメチレンオキシド、ポリヘキサメチレンオキ
シドなどが挙げられ、これらは単独で使用されてもよ
く、二種以上が併用されてもよい。
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオー
ル、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,10−デカンジオール、シクロペンタン−1,
2−ジオール、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シ
クロヘキサン−1,3−ジオール、シクロヘキサン−
1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノ
ールなどが挙げられる。ポリアルキレンオキシドとして
は、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、
ポリテトラメチレンオキシド、ポリヘキサメチレンオキ
シドなどが挙げられ、これらは単独で使用されてもよ
く、二種以上が併用されてもよい。
【0017】このポリアルキレンオキシドの数平均分子
量は、小さくなると生成するポリエステル樹脂に柔軟性
を付与する能力が低下し、大きくなりすぎると得られた
ポリエステル樹脂の熱安定性などの物性が低下するの
で、100〜20,000が好ましく、より好ましくは
500〜5,000である。
量は、小さくなると生成するポリエステル樹脂に柔軟性
を付与する能力が低下し、大きくなりすぎると得られた
ポリエステル樹脂の熱安定性などの物性が低下するの
で、100〜20,000が好ましく、より好ましくは
500〜5,000である。
【0018】本発明に用いられるヒドロキシ化合物は、
下式〔II〕で表されるジヒドロキシ化合物および下式
〔III〕で表されるモノヒドロキシ化合物からなる群か
ら選択される少なくともいずれか一方である。
下式〔II〕で表されるジヒドロキシ化合物および下式
〔III〕で表されるモノヒドロキシ化合物からなる群か
ら選択される少なくともいずれか一方である。
【0019】
【化7】
【0020】
【化8】
【0021】上式〔II〕で表されるジヒドロキシ化合物
は、液晶性を示す低分子化合物であって、アルキレン基
R1およびR2はエチレン基またはプロピレン基が好まし
く、qおよびrは0または1が好ましい。上記ジヒドロ
キシ化合物としては、次式〔A〕で表される4,4’’
−ジヒドロキシ−p−ターフェニル、次式〔B〕で表さ
れる4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーターフェ
ニル、次式〔C〕で表される4,4’’’−ジ(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−p−クォーターフェニルなどが好
適に使用される。
は、液晶性を示す低分子化合物であって、アルキレン基
R1およびR2はエチレン基またはプロピレン基が好まし
く、qおよびrは0または1が好ましい。上記ジヒドロ
キシ化合物としては、次式〔A〕で表される4,4’’
−ジヒドロキシ−p−ターフェニル、次式〔B〕で表さ
れる4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーターフェ
ニル、次式〔C〕で表される4,4’’’−ジ(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−p−クォーターフェニルなどが好
適に使用される。
【0022】
【化9】
【0023】4,4’’−ジヒドロキシ−p−ターフェ
ニル〔A〕の結晶状態から液晶状態への転移温度は26
0℃で、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーター
フェニル〔B〕のそれは336℃、4,4’’’−ジ
(2−ヒドロキシエトキシ)−p−クォーターフェニル
〔C〕のそれは403℃である。ここで、液晶状態と
は、化合物が溶融状態であって、また分子が配向状態を
保持している状態をいう。このような液晶性の分子は一
般に結晶性が高く、上記したように結晶状態から液晶状
態への転移点が高いために、これらのジヒドロキシ化合
物〔II〕がポリマー鎖中に組み込まれた場合、そのポリ
マーは特異な性質を示す。すなわち、上記ジヒドロキシ
化合物〔II〕の配合量が少量の場合でも強固で耐熱性の
高い物理的架橋を形成する。その結果、ソフトセグメン
トに由来する柔軟性を損なうことなく、耐熱性の高い熱
可塑性エラストマーが得られるものと推察される。この
ようなジヒドロキシ化合物は単独でもよく、あるいは2
種以上を併用しても良い。
ニル〔A〕の結晶状態から液晶状態への転移温度は26
0℃で、4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーター
フェニル〔B〕のそれは336℃、4,4’’’−ジ
(2−ヒドロキシエトキシ)−p−クォーターフェニル
〔C〕のそれは403℃である。ここで、液晶状態と
は、化合物が溶融状態であって、また分子が配向状態を
保持している状態をいう。このような液晶性の分子は一
般に結晶性が高く、上記したように結晶状態から液晶状
態への転移点が高いために、これらのジヒドロキシ化合
物〔II〕がポリマー鎖中に組み込まれた場合、そのポリ
マーは特異な性質を示す。すなわち、上記ジヒドロキシ
化合物〔II〕の配合量が少量の場合でも強固で耐熱性の
高い物理的架橋を形成する。その結果、ソフトセグメン
トに由来する柔軟性を損なうことなく、耐熱性の高い熱
可塑性エラストマーが得られるものと推察される。この
ようなジヒドロキシ化合物は単独でもよく、あるいは2
種以上を併用しても良い。
【0024】上式〔III〕で表されるモノヒドロキシ化
合物は、パラフェニレン骨格を有する剛直性の低分子化
合物であり、その特徴ある分子構造を反映してこれらの
化合物の融点は極めて高い。さらにパラフェニレン骨格
は低分子液晶化合物のメソゲンとして有効であることが
知られており、これは該骨格が固体状態のみならず高温
状態(溶融状態)においても、強い凝集力を有している
ことを示す。従って、上記モノヒドロキシ化合物〔II
I〕をポリマー末端に組み込んだ場合、非常に強固で耐
熱性の高い物理的架橋をもたらし、耐熱性に優れた熱可
塑性エラストマーが生成する。
合物は、パラフェニレン骨格を有する剛直性の低分子化
合物であり、その特徴ある分子構造を反映してこれらの
化合物の融点は極めて高い。さらにパラフェニレン骨格
は低分子液晶化合物のメソゲンとして有効であることが
知られており、これは該骨格が固体状態のみならず高温
状態(溶融状態)においても、強い凝集力を有している
ことを示す。従って、上記モノヒドロキシ化合物〔II
I〕をポリマー末端に組み込んだ場合、非常に強固で耐
熱性の高い物理的架橋をもたらし、耐熱性に優れた熱可
塑性エラストマーが生成する。
【0025】上式〔III〕においては、R3はエチレン基
またはプロピレン基が好ましく、nは0または1が好ま
しい。上記モノヒドロキシ化合物としては、4−ヒドロ
キシ−p−ターフェニル、4−ヒドロキシ−p−クォー
ターフェニル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−p−タ
ーフェニル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−p−クォ
ーターフェニルなどがあげられる。このようなモノヒド
ロキシ化合物〔II〕は、それぞれ単独で使用しても良
く、あるいはそれらを併用しても良い。
またはプロピレン基が好ましく、nは0または1が好ま
しい。上記モノヒドロキシ化合物としては、4−ヒドロ
キシ−p−ターフェニル、4−ヒドロキシ−p−クォー
ターフェニル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−p−タ
ーフェニル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−p−クォ
ーターフェニルなどがあげられる。このようなモノヒド
ロキシ化合物〔II〕は、それぞれ単独で使用しても良
く、あるいはそれらを併用しても良い。
【0026】上記ジヒドロキシ化合物〔II〕と、上記脂
肪族ジオールと、上記ジカルボン酸とからなるポリエス
テル樹脂は、ジヒドロキシ化合物〔II〕の含有量が少な
くなると耐熱性が低下し、多くなると弾性率が高くなり
柔軟性が低下し、熱可塑性エラストマーとしては不適当
になる。従って、上記ジヒドロキシ化合物〔II〕の含有
量は、上記ポリエステル樹脂の構成単位を1モノマーと
して数えた場合(例えば、重合度10のポリエステルは
10モノマーとして数え、芳香族以外のジオールとして
ポリアルキレンオキシドやポリシリコーン(後述)を使
用する場合その構成単位を1モノマーとして数える)で
は、ポリエステル樹脂を構成する全モノマー中の0.1
〜30モル%が好ましく、より好ましくは1.0〜10
モル%である。
肪族ジオールと、上記ジカルボン酸とからなるポリエス
テル樹脂は、ジヒドロキシ化合物〔II〕の含有量が少な
くなると耐熱性が低下し、多くなると弾性率が高くなり
柔軟性が低下し、熱可塑性エラストマーとしては不適当
になる。従って、上記ジヒドロキシ化合物〔II〕の含有
量は、上記ポリエステル樹脂の構成単位を1モノマーと
して数えた場合(例えば、重合度10のポリエステルは
10モノマーとして数え、芳香族以外のジオールとして
ポリアルキレンオキシドやポリシリコーン(後述)を使
用する場合その構成単位を1モノマーとして数える)で
は、ポリエステル樹脂を構成する全モノマー中の0.1
〜30モル%が好ましく、より好ましくは1.0〜10
モル%である。
【0027】上記モノヒドロキシ化合物〔III〕と、上
記脂肪族ジオールと、上記ジカルボン酸とからなるポリ
エステル樹脂は、モノヒドロキシ化合物〔III〕の含有
量が少なくなると耐熱性が低下し、多くなるとポリエス
テル樹脂の分子量が十分に上昇せず、得られる成形体の
物性が劣る。従って、モノヒドロキシ化合物〔III〕の
含有量は、ポリエステル樹脂を構成する全モノマー中の
0.1〜20モル%が好ましい。
記脂肪族ジオールと、上記ジカルボン酸とからなるポリ
エステル樹脂は、モノヒドロキシ化合物〔III〕の含有
量が少なくなると耐熱性が低下し、多くなるとポリエス
テル樹脂の分子量が十分に上昇せず、得られる成形体の
物性が劣る。従って、モノヒドロキシ化合物〔III〕の
含有量は、ポリエステル樹脂を構成する全モノマー中の
0.1〜20モル%が好ましい。
【0028】上記ジヒドロキシ化合物〔II〕と、上記モ
ノヒドロキシ化合物〔III〕と、上記脂肪族ジオール
と、上記ジカルボン酸とからなるポリエステル樹脂は、
ジヒドロキシ化合物〔II〕およびモノヒドロキシ化合物
〔III〕の合計の含有量が、少なくなると耐熱性が低下
し、多くなると柔軟性の低下および十分な分子量の上昇
が得られない。従って、ジヒドロキシ化合物〔II〕およ
びモノヒドロキシ化合物〔III〕を合わせた含有量は、
ポリエステル樹脂を構成する全モノマー中の0.1〜3
0モル%が好ましい。
ノヒドロキシ化合物〔III〕と、上記脂肪族ジオール
と、上記ジカルボン酸とからなるポリエステル樹脂は、
ジヒドロキシ化合物〔II〕およびモノヒドロキシ化合物
〔III〕の合計の含有量が、少なくなると耐熱性が低下
し、多くなると柔軟性の低下および十分な分子量の上昇
が得られない。従って、ジヒドロキシ化合物〔II〕およ
びモノヒドロキシ化合物〔III〕を合わせた含有量は、
ポリエステル樹脂を構成する全モノマー中の0.1〜3
0モル%が好ましい。
【0029】この場合には、ジヒドロキシ化合物〔II〕
とモノヒドロキシ化合物〔III〕の含有割合は、 0<〔III〕/(〔II〕+〔III〕)<2/3 を満たす範囲が好ましい。
とモノヒドロキシ化合物〔III〕の含有割合は、 0<〔III〕/(〔II〕+〔III〕)<2/3 を満たす範囲が好ましい。
【0030】本発明に用いられる分岐剤は、3〜6の水
酸基を有するポリオール、3〜4のカルボキシル基を有
するポリカルボン酸、および、水酸基およびカルボキシ
ル基を有し、その基数が3〜6であるオキシ酸からなる
群から選択される少なくとも一種である。
酸基を有するポリオール、3〜4のカルボキシル基を有
するポリカルボン酸、および、水酸基およびカルボキシ
ル基を有し、その基数が3〜6であるオキシ酸からなる
群から選択される少なくとも一種である。
【0031】ポリオールとしては、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリストール、1,2,6−
ヘキサントリオール、ソルビトール、1,1,4,4−
テトラキスヒドロキシメチルシクロヘキサン、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ジペンタ
エリスリトールなどが挙げられる。
チロールプロパン、ペンタエリストール、1,2,6−
ヘキサントリオール、ソルビトール、1,1,4,4−
テトラキスヒドロキシメチルシクロヘキサン、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ジペンタ
エリスリトールなどが挙げられる。
【0032】ポリカルボン酸としては、ヘミメリット
酸、トリメリット酸、トリメリン酸、ピロメリット酸、
1,1,2,2−エタンテトラカルボン酸、1,1,2
−エタントリカルボン酸、1,3,5−ペンタントリカ
ルボン酸、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカル
ボン酸などが挙げられる。これらポリカルボン酸はその
まま用いてもよいが、低級アルキルエステルの形態で使
用する方が好ましい。
酸、トリメリット酸、トリメリン酸、ピロメリット酸、
1,1,2,2−エタンテトラカルボン酸、1,1,2
−エタントリカルボン酸、1,3,5−ペンタントリカ
ルボン酸、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカル
ボン酸などが挙げられる。これらポリカルボン酸はその
まま用いてもよいが、低級アルキルエステルの形態で使
用する方が好ましい。
【0033】オキシ酸としては、クエン酸、酒石酸、3
−ヒドロキシグルタル酸、粘液酸、トリヒドロキシグル
タル酸、4−β−ヒドロキシエチルフタル酸などが挙げ
られる。
−ヒドロキシグルタル酸、粘液酸、トリヒドロキシグル
タル酸、4−β−ヒドロキシエチルフタル酸などが挙げ
られる。
【0034】これらの分枝剤は一種に限らず、複数種を
用いてもよく、添加量は脂肪族ジカルボン酸100モル
当り0.6〜2.5当量が好ましい。分岐剤の添加量が
0.6当量未満であると、生成されるポリエステル樹脂
の分岐が不十分なため、生成するポリエステル樹脂は低
粘度で、押出しブロー成形には適さない。分岐剤の添加
量が2.5当量を超えると、製造時にゲル化が起こるた
め、得られたポリエステル樹脂の分子量、すなわち極限
粘度〔η〕は2.0以上で、ポリエステル樹脂の粘度は
高すぎて、押出しブロー成形には適さない。さらに得ら
れるポリエステル樹脂の耐熱性、引っ張り速度、引っ張
り伸びなどの機械的強度が低下する。
用いてもよく、添加量は脂肪族ジカルボン酸100モル
当り0.6〜2.5当量が好ましい。分岐剤の添加量が
0.6当量未満であると、生成されるポリエステル樹脂
の分岐が不十分なため、生成するポリエステル樹脂は低
粘度で、押出しブロー成形には適さない。分岐剤の添加
量が2.5当量を超えると、製造時にゲル化が起こるた
め、得られたポリエステル樹脂の分子量、すなわち極限
粘度〔η〕は2.0以上で、ポリエステル樹脂の粘度は
高すぎて、押出しブロー成形には適さない。さらに得ら
れるポリエステル樹脂の耐熱性、引っ張り速度、引っ張
り伸びなどの機械的強度が低下する。
【0035】本発明で用いられるポリエステル樹脂の構
成は上述の通りであるが、2個の水酸基を有するポリシ
リコーン、ラクトン、または芳香族ヒドロキシカルボン
酸を構成成分として含有させてもよい。
成は上述の通りであるが、2個の水酸基を有するポリシ
リコーン、ラクトン、または芳香族ヒドロキシカルボン
酸を構成成分として含有させてもよい。
【0036】このポリシリコーンは2個の水酸基を有す
るものであり、2個の水酸基が分子末端にあるポリシリ
コーンが好ましく、分子の両末端に2個の水酸基を有す
るジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、
ジフェニルポリシロキサンなどが挙げられる。ポリシリ
コーンの数平均分子量は、小さくなると生成するポリウ
レタンに柔軟性を付与する能力が低下し、大きくなると
ポリエステルの生成が困難になるので、100〜20,
000以下が好ましく、より好ましくは500〜5,0
00である。
るものであり、2個の水酸基が分子末端にあるポリシリ
コーンが好ましく、分子の両末端に2個の水酸基を有す
るジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、
ジフェニルポリシロキサンなどが挙げられる。ポリシリ
コーンの数平均分子量は、小さくなると生成するポリウ
レタンに柔軟性を付与する能力が低下し、大きくなると
ポリエステルの生成が困難になるので、100〜20,
000以下が好ましく、より好ましくは500〜5,0
00である。
【0037】ラクトンは、開環して酸および水酸基と反
応し、脂肪族鎖を付加し、よってポリエステル樹脂に柔
軟性を付与する。上記ラクトンとしては、環の中に4以
上の炭素原子を有するラクトンが好ましく、より好まし
くは5員環〜8員環であり、ε−カプロラクトン、δ−
バレロラクトン、γ−ブチロラクトンなどが挙げられ
る。
応し、脂肪族鎖を付加し、よってポリエステル樹脂に柔
軟性を付与する。上記ラクトンとしては、環の中に4以
上の炭素原子を有するラクトンが好ましく、より好まし
くは5員環〜8員環であり、ε−カプロラクトン、δ−
バレロラクトン、γ−ブチロラクトンなどが挙げられ
る。
【0038】芳香族ヒドロキシカルボン酸は、ポリエス
テル樹脂に剛性や液晶性を付与する。上記芳香族ヒドロ
キシカルボン酸としては、サリチル酸、メタヒドロキシ
安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4−
ヒドロキシ安息香酸、3−ブロモ−4−ヒドロキシ安息
香酸、3−メトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メ
チル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−フェニル−4−ヒ
ドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、
4−ヒドロキシ−4’−カルボキシビフェニルなどが挙
げられ、好ましくは、パラヒドロキシ安息香酸、2−ヒ
ドロキシ−6−ナフトエ酸、4−ヒドロキシ−4’−カ
ルボキシビフェニルなどである。
テル樹脂に剛性や液晶性を付与する。上記芳香族ヒドロ
キシカルボン酸としては、サリチル酸、メタヒドロキシ
安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4−
ヒドロキシ安息香酸、3−ブロモ−4−ヒドロキシ安息
香酸、3−メトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メ
チル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−フェニル−4−ヒ
ドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、
4−ヒドロキシ−4’−カルボキシビフェニルなどが挙
げられ、好ましくは、パラヒドロキシ安息香酸、2−ヒ
ドロキシ−6−ナフトエ酸、4−ヒドロキシ−4’−カ
ルボキシビフェニルなどである。
【0039】さらに、上記ポリエステル樹脂に、ポリエ
ステル樹脂の機械的物性などを向上させるために、上記
ジヒドロキシ化合物以外の芳香族ジオールや芳香族ジカ
ルボン酸を構成成分として含有させてもよい。
ステル樹脂の機械的物性などを向上させるために、上記
ジヒドロキシ化合物以外の芳香族ジオールや芳香族ジカ
ルボン酸を構成成分として含有させてもよい。
【0040】芳香族ジオールとしては、ヒドロキノン、
レゾルシン、クロロヒドロキノン、ブロモヒドロキノ
ン、メチルヒドロキノン、フェニルヒドロキノン、メト
キシヒドロキノン、4,4’−ジヒドロキシビフェニ
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒド
ロキシベンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルメタン、ビスフェノールA、1,1−ジ(4-ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、1,2−ビス(4−
ヒドロキシフェノキシ)エタン、1,4−ジヒドロキシ
ナフタリン、2,6−ジヒドロキシナフタリンなどが挙
げられる。
レゾルシン、クロロヒドロキノン、ブロモヒドロキノ
ン、メチルヒドロキノン、フェニルヒドロキノン、メト
キシヒドロキノン、4,4’−ジヒドロキシビフェニ
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒド
ロキシベンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルメタン、ビスフェノールA、1,1−ジ(4-ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、1,2−ビス(4−
ヒドロキシフェノキシ)エタン、1,4−ジヒドロキシ
ナフタリン、2,6−ジヒドロキシナフタリンなどが挙
げられる。
【0041】芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、5−スルホイソフタル酸の金属塩、
4,4’−ジカルボキシビフェニルエーテル、4,4’
−ジカルボキシジフェニルサルファイド、4,4’−ジ
カルボキシジフェニルスルホン、3,3’−ジカルボキ
シベンゾフェノン、4,4’−ジカルボキシベンゾフェ
ノン、1,2−ビス(4−カルボキシフェノキシ)エタ
ン、1,4−ジカルボキシナフタリン、2,6−ジカル
ボキシナフタリンなどが挙げられる。
酸、イソフタル酸、5−スルホイソフタル酸の金属塩、
4,4’−ジカルボキシビフェニルエーテル、4,4’
−ジカルボキシジフェニルサルファイド、4,4’−ジ
カルボキシジフェニルスルホン、3,3’−ジカルボキ
シベンゾフェノン、4,4’−ジカルボキシベンゾフェ
ノン、1,2−ビス(4−カルボキシフェノキシ)エタ
ン、1,4−ジカルボキシナフタリン、2,6−ジカル
ボキシナフタリンなどが挙げられる。
【0042】以上のような構成成分からなるポリエステ
ル樹脂は、以下に挙げる公知の任意の重縮合方法を用い
て製造することができる。
ル樹脂は、以下に挙げる公知の任意の重縮合方法を用い
て製造することができる。
【0043】ジカルボン酸とジオール成分(脂肪族ジ
オール、ジヒドロキシ化合物、モノヒドロキシ化合物な
どを含めるものとする)とを直接反応させる方法、 ジカルボン酸の低級エステルとジオール成分とをエス
テル交換を利用して反応させる方法、 ジカルボン酸のハロゲン化物とジオール成分をピリジ
ンなどの適当な溶媒中で反応させる方法、 ジオール成分の金属アルコラートをジカルボン酸のハ
ロゲン化物と反応させる方法、 ジオール成分のアセチル化物とジカルボン酸とをエス
テル交換を利用して反応させる方法。
オール、ジヒドロキシ化合物、モノヒドロキシ化合物な
どを含めるものとする)とを直接反応させる方法、 ジカルボン酸の低級エステルとジオール成分とをエス
テル交換を利用して反応させる方法、 ジカルボン酸のハロゲン化物とジオール成分をピリジ
ンなどの適当な溶媒中で反応させる方法、 ジオール成分の金属アルコラートをジカルボン酸のハ
ロゲン化物と反応させる方法、 ジオール成分のアセチル化物とジカルボン酸とをエス
テル交換を利用して反応させる方法。
【0044】上記分岐剤の種類および添加方法は、用い
られる重縮合方法によって、通常異なる。
られる重縮合方法によって、通常異なる。
【0045】の方法を用いる場合、ポリオール、ポリ
カルボン酸またはオキシ酸を、反応が終了するまでに反
応媒体中に添加するのが好ましい。の方法を用いる場
合、ポリカルボン酸の低級エステルまたはポリオール
を、エステル交換反応が終了するまでに反応媒体中に添
加するのが好ましい。の方法を用いる場合、ポリカル
ボン酸のハロゲン化物またはポリオールを、溶媒中に添
加するのが好ましい。の方法を用いる場合、ポリオー
ルを金属アルコラートにして反応させる、あるいは、ポ
リカルボン酸をハロゲン化物にして反応させるのが好ま
しい。の方法を用いる場合、ポリオールのアセチル化
物またはポリカルボン酸を、エステル交換反応終了まで
に添加するのが好ましい。
カルボン酸またはオキシ酸を、反応が終了するまでに反
応媒体中に添加するのが好ましい。の方法を用いる場
合、ポリカルボン酸の低級エステルまたはポリオール
を、エステル交換反応が終了するまでに反応媒体中に添
加するのが好ましい。の方法を用いる場合、ポリカル
ボン酸のハロゲン化物またはポリオールを、溶媒中に添
加するのが好ましい。の方法を用いる場合、ポリオー
ルを金属アルコラートにして反応させる、あるいは、ポ
リカルボン酸をハロゲン化物にして反応させるのが好ま
しい。の方法を用いる場合、ポリオールのアセチル化
物またはポリカルボン酸を、エステル交換反応終了まで
に添加するのが好ましい。
【0046】重縮合する際には、一般にポリエステル樹
脂を製造する際に使用されている触媒が使用されてよ
い。この触媒としては、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、
ストロンチウム、亜鉛、アルミニウム、チタン、コバル
ト、ゲルマニウム、錫、鉛、アンチモン、ヒ素、セリウ
ム、ホウ素、カドミウム、マンガンなどの金属、その有
機金属化合物、有機酸塩、金属アルコキシド、金属酸化
物などがあげられる。
脂を製造する際に使用されている触媒が使用されてよ
い。この触媒としては、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、
ストロンチウム、亜鉛、アルミニウム、チタン、コバル
ト、ゲルマニウム、錫、鉛、アンチモン、ヒ素、セリウ
ム、ホウ素、カドミウム、マンガンなどの金属、その有
機金属化合物、有機酸塩、金属アルコキシド、金属酸化
物などがあげられる。
【0047】特に好ましい触媒は、酢酸カルシウム、ジ
アシル第一錫、テトラアシル第二錫、ジブチル錫オキサ
イド、ジブチル錫ジラウレート、ジメチル錫マレート、
錫ジオクタノエート、錫テトラアセテート、トリイソブ
チルアルミニウム、テトラブチルチタネート、二酸化ゲ
ルマニウム、および三酸化アンチモンである。これらの
触媒は二種以上を併用してもよい。
アシル第一錫、テトラアシル第二錫、ジブチル錫オキサ
イド、ジブチル錫ジラウレート、ジメチル錫マレート、
錫ジオクタノエート、錫テトラアセテート、トリイソブ
チルアルミニウム、テトラブチルチタネート、二酸化ゲ
ルマニウム、および三酸化アンチモンである。これらの
触媒は二種以上を併用してもよい。
【0048】また、重合とともに副生する水や、アルコ
ール、グリコールなどを効率よく留出させ、高分子量ポ
リマーを得るためには、反応系を重合後期に1mmHg
以下に減圧することが好ましい。反応温度は一般に15
0〜350℃である。
ール、グリコールなどを効率よく留出させ、高分子量ポ
リマーを得るためには、反応系を重合後期に1mmHg
以下に減圧することが好ましい。反応温度は一般に15
0〜350℃である。
【0049】本発明のポリエステル樹脂の製造時または
製造後に、その実用性を失わない範囲で、以下の添加剤
が添加されてもよい。
製造後に、その実用性を失わない範囲で、以下の添加剤
が添加されてもよい。
【0050】(i)熱安定剤:トリフェニルホスファイ
ト、トリラウリルホスファイト、トリスノニルフェニル
ホスファイト、2−tert−ブチル−α−(3−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−クメニ
ルビス(p−ノニルフェニル)ホスファイトなど、 (ii)難燃剤:トリス-(2,3−ジクロロプロピル)ホ
スフェート、ペンタブロモフェニルアリルエーテルな
ど、 (iii)紫外線吸収剤:p−tert−ブチルフェニルサ
リシレート、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキ
シベンゾフェノン、2,4,5−トリヒドロキシブチロ
フェノンなど、 (iv)酸化防止剤:ブチルヒドロキシアニソール、ブチル
ヒドロキシトルエン、ジステアリルチオジプロピオネー
ト、ジラウリルチオジプロピオネートなど、ヒンダード
フェノール系酸化防止剤など、 (v)帯電防止剤:N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ア
ルキルアミン、アルキルアリルスルホネート、アルキル
スルファネートなど、 (vi)無機物:硫酸バリウム、アルミナ、酸化珪素など、 (vii)高級脂肪酸塩:ステアリン酸ナトリウム、ステア
リン酸バリウム、パルミチン酸ナトリウムなど、 (viii)有機化合物:ベンジルアルコール、ベンゾフェノ
ンなど、 (ix)結晶化促進剤:高結晶化したポリエチレンテレフタ
レート、ポリトランス−シクロヘキサンジメタノールテ
レフタレートなど。
ト、トリラウリルホスファイト、トリスノニルフェニル
ホスファイト、2−tert−ブチル−α−(3−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−クメニ
ルビス(p−ノニルフェニル)ホスファイトなど、 (ii)難燃剤:トリス-(2,3−ジクロロプロピル)ホ
スフェート、ペンタブロモフェニルアリルエーテルな
ど、 (iii)紫外線吸収剤:p−tert−ブチルフェニルサ
リシレート、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキ
シベンゾフェノン、2,4,5−トリヒドロキシブチロ
フェノンなど、 (iv)酸化防止剤:ブチルヒドロキシアニソール、ブチル
ヒドロキシトルエン、ジステアリルチオジプロピオネー
ト、ジラウリルチオジプロピオネートなど、ヒンダード
フェノール系酸化防止剤など、 (v)帯電防止剤:N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ア
ルキルアミン、アルキルアリルスルホネート、アルキル
スルファネートなど、 (vi)無機物:硫酸バリウム、アルミナ、酸化珪素など、 (vii)高級脂肪酸塩:ステアリン酸ナトリウム、ステア
リン酸バリウム、パルミチン酸ナトリウムなど、 (viii)有機化合物:ベンジルアルコール、ベンゾフェノ
ンなど、 (ix)結晶化促進剤:高結晶化したポリエチレンテレフタ
レート、ポリトランス−シクロヘキサンジメタノールテ
レフタレートなど。
【0051】次に、押出しブロー成形方法について説明
する。
する。
【0052】押出しブロー成形方法は、シリンダ内にて
樹脂を溶融し、ノズルから溶融した樹脂を押出して、予
備成形体(パリソン)を形成するパリソン押出し工程
と、パリソンを金型内にいれ、同時に、パリソン内にエ
アーをブローし、所定の中空体を成形するブロー工程と
から構成される。
樹脂を溶融し、ノズルから溶融した樹脂を押出して、予
備成形体(パリソン)を形成するパリソン押出し工程
と、パリソンを金型内にいれ、同時に、パリソン内にエ
アーをブローし、所定の中空体を成形するブロー工程と
から構成される。
【0053】パリソン押出し工程では、ポリエステル樹
脂の融点より、10〜20℃高い場合のポリエステル樹
脂のメルトフローインデックスχ((g/10分)、以
下MFIという)は、0.1<χ<2.5の範囲内であ
ることが好ましい。
脂の融点より、10〜20℃高い場合のポリエステル樹
脂のメルトフローインデックスχ((g/10分)、以
下MFIという)は、0.1<χ<2.5の範囲内であ
ることが好ましい。
【0054】MFIが2.5以上の場合には、パリソン
形成時に、パリソン樹脂の粘度が低すぎるため、パリソ
ンのドローダウンすなわちパリソン先端降下速度が速
く、パリソン成形が不可能である。MFIが0.1以下
の場合には、押出しブロー成形のパリソン形成時に、パ
リソン樹脂の粘度が高すぎるため、ノズルからパリソン
樹脂が押出されにくく、パリソンの成形が困難である。
たとえパリソンが形成されたとしても、パリソン表面が
不均一である、光沢がない、など得られるパリソンの表
面に問題が生じる。
形成時に、パリソン樹脂の粘度が低すぎるため、パリソ
ンのドローダウンすなわちパリソン先端降下速度が速
く、パリソン成形が不可能である。MFIが0.1以下
の場合には、押出しブロー成形のパリソン形成時に、パ
リソン樹脂の粘度が高すぎるため、ノズルからパリソン
樹脂が押出されにくく、パリソンの成形が困難である。
たとえパリソンが形成されたとしても、パリソン表面が
不均一である、光沢がない、など得られるパリソンの表
面に問題が生じる。
【0055】次に、融点より10〜20℃高い温度での
MFIを用いた理由を述べる。
MFIを用いた理由を述べる。
【0056】すなわち、実際の成形において、融点より
25℃以上高い温度で成形を行うと、ポリエステル樹脂
が熱分解を起こしやすくなり、また、融点より5℃高い
温度以下で成形を行うと、ポリエステル樹脂の一部に不
溶である部分が残り、成形物の表面性が不均一になりや
すいためである。
25℃以上高い温度で成形を行うと、ポリエステル樹脂
が熱分解を起こしやすくなり、また、融点より5℃高い
温度以下で成形を行うと、ポリエステル樹脂の一部に不
溶である部分が残り、成形物の表面性が不均一になりや
すいためである。
【0057】従って、このポリエステル樹脂の融点より
10〜20℃高い温度というのは、ポリエステルが熱分
解を起こさず、かつ均一に溶融する温度範囲という意味
である。一般に、得られたポリエステル樹脂の融点は1
70〜230℃であるため、押出し工程時の樹脂温度
は、180〜250℃となる。
10〜20℃高い温度というのは、ポリエステルが熱分
解を起こさず、かつ均一に溶融する温度範囲という意味
である。一般に、得られたポリエステル樹脂の融点は1
70〜230℃であるため、押出し工程時の樹脂温度
は、180〜250℃となる。
【0058】ブロー工程では、ポリエステル樹脂の融点
より5〜20℃低い温度の場合に、弾性率E’(Kgf
/cm2)が、1×106<E’<1×109の範囲であ
ることが好ましく、より好ましくは、5×106<E’
<1×109である。
より5〜20℃低い温度の場合に、弾性率E’(Kgf
/cm2)が、1×106<E’<1×109の範囲であ
ることが好ましく、より好ましくは、5×106<E’
<1×109である。
【0059】弾性率E’が1×109 (Kgf/c
m2)以上の場合、押出しブロー成形法のブロー工程時
には、パリソン樹脂は硬すぎるため、パリソンはブロー
しても膨らまず、よって、パリソンのブローは不可能で
ある。弾性率E’が1×106 (Kgf/cm2)以下
の場合、押出しブロー成形法のブロー工程時には、パリ
ソン樹脂は柔らかすぎるため、あるいは、パリソン樹脂
が半溶融状態であるため、パリソンに穴があいてしま
い、パリソンのブローは不可能である。
m2)以上の場合、押出しブロー成形法のブロー工程時
には、パリソン樹脂は硬すぎるため、パリソンはブロー
しても膨らまず、よって、パリソンのブローは不可能で
ある。弾性率E’が1×106 (Kgf/cm2)以下
の場合、押出しブロー成形法のブロー工程時には、パリ
ソン樹脂は柔らかすぎるため、あるいは、パリソン樹脂
が半溶融状態であるため、パリソンに穴があいてしま
い、パリソンのブローは不可能である。
【0060】次に、ブロー条件を融点より5〜20℃低
い温度で、弾性率E’を1×106<E’<1×109
の範囲内に限定した理由を述べる。
い温度で、弾性率E’を1×106<E’<1×109
の範囲内に限定した理由を述べる。
【0061】ブロー工程時において、パリソン樹脂温度
を融点よりも25℃低い温度でブローした場合、パリソ
ン樹脂の弾性率E’が1×109 (Kgf/cm2)以
上と硬すぎて、パリソンはブローしても膨らまず、よっ
て、パリソンのブローは不可能である。パリソン樹脂温
度を融点よりも5℃低い温度でブローし、同時に弾性率
E’が1×106 (Kgf/cm2)以下の場合、ブロ
ー工程時において、パリソン樹脂は柔らかすぎるため、
あるいは、パリソン樹脂が半溶融状態であるため、パリ
ソンに穴があいてしまい、パリソンのブローは不可能で
ある。
を融点よりも25℃低い温度でブローした場合、パリソ
ン樹脂の弾性率E’が1×109 (Kgf/cm2)以
上と硬すぎて、パリソンはブローしても膨らまず、よっ
て、パリソンのブローは不可能である。パリソン樹脂温
度を融点よりも5℃低い温度でブローし、同時に弾性率
E’が1×106 (Kgf/cm2)以下の場合、ブロ
ー工程時において、パリソン樹脂は柔らかすぎるため、
あるいは、パリソン樹脂が半溶融状態であるため、パリ
ソンに穴があいてしまい、パリソンのブローは不可能で
ある。
【0062】従って、このポリエステル樹脂の融点より
5〜20℃低い温度というのは、パリソン樹脂がブロー
可能である温度範囲というのを意味する。一般に、得ら
れたポリエステル樹脂の融点は170〜230℃である
ため、ブロー工程時の樹脂温度が、150〜225℃と
なる。
5〜20℃低い温度というのは、パリソン樹脂がブロー
可能である温度範囲というのを意味する。一般に、得ら
れたポリエステル樹脂の融点は170〜230℃である
ため、ブロー工程時の樹脂温度が、150〜225℃と
なる。
【0063】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る。
る。
【0064】(実施例1)攪拌機、温度計、ガス吹き込
み口、および蒸留口を備えた内容積1Lのガラス製フラ
スコに、アジピン酸メチル87.1g(0.5mo
l)、エチレングリコール74.4g(1.2mo
l)、および4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォタ
ーフェニル(以下、DHQとする)17.8g、分岐剤
としてトリメリット酸メチル(以下、TMTとする)4
70mg(ジカルボン酸100mol当り0.8当
量)、触媒として酢酸カルシウム172mgおよび酸化
ゲルマニウム36mgを入れた。フラスコを窒素で置換
した後に、フラスコを180℃に昇温した。この温度で
2時間保ち、エステル変換反応を行った。この反応中、
反応混合物からメタノールが留出した。次いで、フラス
コを300℃まで昇温し、30分間攪拌した後、1mm
Hg以下に減圧し、この状態で15分間重縮合反応を行
った。反応とともにエチレングリコールが留出し、フラ
スコ内には極めて粘調な液体が生成した。
み口、および蒸留口を備えた内容積1Lのガラス製フラ
スコに、アジピン酸メチル87.1g(0.5mo
l)、エチレングリコール74.4g(1.2mo
l)、および4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォタ
ーフェニル(以下、DHQとする)17.8g、分岐剤
としてトリメリット酸メチル(以下、TMTとする)4
70mg(ジカルボン酸100mol当り0.8当
量)、触媒として酢酸カルシウム172mgおよび酸化
ゲルマニウム36mgを入れた。フラスコを窒素で置換
した後に、フラスコを180℃に昇温した。この温度で
2時間保ち、エステル変換反応を行った。この反応中、
反応混合物からメタノールが留出した。次いで、フラス
コを300℃まで昇温し、30分間攪拌した後、1mm
Hg以下に減圧し、この状態で15分間重縮合反応を行
った。反応とともにエチレングリコールが留出し、フラ
スコ内には極めて粘調な液体が生成した。
【0065】次に、得られた樹脂の極限粘度および融点
を測定した。極限粘度は〔η〕はオルト−クロルフェノ
ール法(30℃)により測定し、融点はDSC法により
測定した。
を測定した。極限粘度は〔η〕はオルト−クロルフェノ
ール法(30℃)により測定し、融点はDSC法により
測定した。
【0066】また、押出しブロー成形機を用い、ノズル
設定温度を210℃とし、得られた樹脂の押出しブロー
成形テストを行った。「パリソン先端降下速度」、「パ
リソン樹脂のMFI」および「パリソン外観」が、押出
しブロー成形のパリソン形成工程の重要な要素である。
ここで、パリソン先端降下速度(単位(g/sec))
は、ノズル先端に重量200gのパリソンを形成したと
きのパリソン先端の降下速度を測定し、同時にパリソン
の外観を観察した。さらに、パリソン樹脂のMFI(単
位(g/10分))を、メルトフローインデックステス
ターにより測定した。
設定温度を210℃とし、得られた樹脂の押出しブロー
成形テストを行った。「パリソン先端降下速度」、「パ
リソン樹脂のMFI」および「パリソン外観」が、押出
しブロー成形のパリソン形成工程の重要な要素である。
ここで、パリソン先端降下速度(単位(g/sec))
は、ノズル先端に重量200gのパリソンを形成したと
きのパリソン先端の降下速度を測定し、同時にパリソン
の外観を観察した。さらに、パリソン樹脂のMFI(単
位(g/10分))を、メルトフローインデックステス
ターにより測定した。
【0067】(実施例2〜6)分岐剤TMTの使用量
と、押し出しブロー成形機のノズル温度を、表1および
表2に記載のように変化させたこと以外は、実施例1と
同様にして樹脂を得、この樹脂について実施例1と同様
の方法で各物性を測定した。
と、押し出しブロー成形機のノズル温度を、表1および
表2に記載のように変化させたこと以外は、実施例1と
同様にして樹脂を得、この樹脂について実施例1と同様
の方法で各物性を測定した。
【0068】(比較例1〜18)分岐剤TMTの使用量
と、押出しブロー成形機のノズル温度を、表1および表
2に記載のように変化させたこと以外は、実施例1と同
様にして樹脂を得、この樹脂について実施例1と同様の
方法で各物性を測定した。
と、押出しブロー成形機のノズル温度を、表1および表
2に記載のように変化させたこと以外は、実施例1と同
様にして樹脂を得、この樹脂について実施例1と同様の
方法で各物性を測定した。
【0069】実施例1〜6および比較例1〜18のTM
T量、極限粘度および融点を表1に、パリソン押出し工
程の押出しブロー成形テストの結果を表2に示す。
T量、極限粘度および融点を表1に、パリソン押出し工
程の押出しブロー成形テストの結果を表2に示す。
【0070】
【表1】
【0071】表1中、1)TMT量はジカルボン酸100
mol当りの当量数であり、2)融点はDSC法によるも
のである。
mol当りの当量数であり、2)融点はDSC法によるも
のである。
【0072】
【表2】
【0073】表2中、3)MFIはASTM D1238
により測定し、測定条件は荷重2.16Kgであり、4)
パリソン先端降下速度は測定条件がパリソン重量200
gである。
により測定し、測定条件は荷重2.16Kgであり、4)
パリソン先端降下速度は測定条件がパリソン重量200
gである。
【0074】表1および表2の結果から以下のことが分
かる。
かる。
【0075】分岐剤TMTを添加しない場合(比較例1
〜4)、得られた樹脂のMFIは2.5以上になりやす
く、パリソンのドローダウンが激しく、パリソンの形成
が不可能である。
〜4)、得られた樹脂のMFIは2.5以上になりやす
く、パリソンのドローダウンが激しく、パリソンの形成
が不可能である。
【0076】分岐剤TMTの添加量の少ない場合(比較
例5〜8)では、得られた樹脂のMFIは2.5以上に
なりやすく、パリソンのドローダウンが激しい。たと
え、パリソンの樹脂温度を融点より5℃高い温度にして
も、MFIは2.5未満になるが、パリソン樹脂は一部
不溶で表面に光沢がない。
例5〜8)では、得られた樹脂のMFIは2.5以上に
なりやすく、パリソンのドローダウンが激しい。たと
え、パリソンの樹脂温度を融点より5℃高い温度にして
も、MFIは2.5未満になるが、パリソン樹脂は一部
不溶で表面に光沢がない。
【0077】分岐剤TMTの添加量が適当な場合(比較
例9〜14)でも、押出しブロー成形機のノズル温度が
パリソン樹脂の融点より5℃高い温度の場合では、得ら
れた樹脂のMFIは0.1以下になり、パリソンの押出
しが不可能である。
例9〜14)でも、押出しブロー成形機のノズル温度が
パリソン樹脂の融点より5℃高い温度の場合では、得ら
れた樹脂のMFIは0.1以下になり、パリソンの押出
しが不可能である。
【0078】また、押出しブロー成形機のノズル温度が
パリソン樹脂の融点より25℃高い温度の場合では、ド
ローダウンが激しい。
パリソン樹脂の融点より25℃高い温度の場合では、ド
ローダウンが激しい。
【0079】分岐剤TMTを適量に添加し、押出しブロ
ー成形機のノズル温度がパリソン樹脂の融点より10〜
20℃高い温度の場合(実施例1〜6)では、パリソン
の押出しおよび外観に異常は観察されなかった。
ー成形機のノズル温度がパリソン樹脂の融点より10〜
20℃高い温度の場合(実施例1〜6)では、パリソン
の押出しおよび外観に異常は観察されなかった。
【0080】分岐剤TMTの添加量が多すぎる場合(比
較例15〜18)では、得られた樹脂はゲル化するため
に、パリソン樹脂のMFIは0.1以下になり、パリソ
ンの押出しが不可能である。
較例15〜18)では、得られた樹脂はゲル化するため
に、パリソン樹脂のMFIは0.1以下になり、パリソ
ンの押出しが不可能である。
【0081】(実施例7)攪拌機、温度計、ガス吹き込
み口、および蒸留口を備えた内容積1Lのガラス製フラ
スコに、アジピン酸メチル87.1g(0.5mo
l)、エチレングリコール74.4g(1.2mo
l)、および4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォタ
ーフェニル(以下、DHQとする)17.8g、分岐剤
としてトリメリット酸メチル(以下、TMTとする)1
175mg(ジカルボン酸100mol当り2.0当
量)、触媒として酢酸カルシウム172mgおよび酸化
ゲルマニウム36mgを入れた。フラスコを窒素で置換
した後に、フラスコを180℃に昇温した。この温度で
2時間保ち、エステル変換反応を行った。この反応中、
反応混合物からメタノールが留出した。次いで、フラス
コを300℃まで昇温し、30分間攪拌した後、1mm
Hg以下に減圧し、この状態で15分間重縮合反応を行
った。反応とともにエチレングリコールが留出し、フラ
スコ内には極めて粘調な液体が生成した。
み口、および蒸留口を備えた内容積1Lのガラス製フラ
スコに、アジピン酸メチル87.1g(0.5mo
l)、エチレングリコール74.4g(1.2mo
l)、および4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォタ
ーフェニル(以下、DHQとする)17.8g、分岐剤
としてトリメリット酸メチル(以下、TMTとする)1
175mg(ジカルボン酸100mol当り2.0当
量)、触媒として酢酸カルシウム172mgおよび酸化
ゲルマニウム36mgを入れた。フラスコを窒素で置換
した後に、フラスコを180℃に昇温した。この温度で
2時間保ち、エステル変換反応を行った。この反応中、
反応混合物からメタノールが留出した。次いで、フラス
コを300℃まで昇温し、30分間攪拌した後、1mm
Hg以下に減圧し、この状態で15分間重縮合反応を行
った。反応とともにエチレングリコールが留出し、フラ
スコ内には極めて粘調な液体が生成した。
【0082】次に、得られた樹脂の極限粘度、融点を測
定した。極限粘度は〔η〕はオルト−クロルフェノール
法(30℃)により、融点はDSC法により、測定し
た。
定した。極限粘度は〔η〕はオルト−クロルフェノール
法(30℃)により、融点はDSC法により、測定し
た。
【0083】また、押出しブロー成形機を用い、ノズル
設定温度を210℃とし、得られた樹脂の押出しブロー
成形テストを行った。「パリソン樹脂の粘弾性E’」お
よび「パリソンのブロー状態」は、押出しブロー成形の
パリソン形成工程の重要な要素である。ここで、パリソ
ン樹脂の粘弾性E’は、得られた樹脂を金型温度70
℃、ノズル温度210℃でシート上に押出し、さらに、
シート状の樹脂を抜打ちし、JIS K6301に準拠
して島津オートグラフ(AG−5000B)を用いて、
測定した。さらにブロー形成物の外観を観察し、パリソ
ンのブロー状態を観察した。
設定温度を210℃とし、得られた樹脂の押出しブロー
成形テストを行った。「パリソン樹脂の粘弾性E’」お
よび「パリソンのブロー状態」は、押出しブロー成形の
パリソン形成工程の重要な要素である。ここで、パリソ
ン樹脂の粘弾性E’は、得られた樹脂を金型温度70
℃、ノズル温度210℃でシート上に押出し、さらに、
シート状の樹脂を抜打ちし、JIS K6301に準拠
して島津オートグラフ(AG−5000B)を用いて、
測定した。さらにブロー形成物の外観を観察し、パリソ
ンのブロー状態を観察した。
【0084】(実施例8〜10)押出しブロー成形機の
ノズル温度を、表3に記載のように変化させたこと以外
は、実施例7と同様にして樹脂を得、この樹脂について
実施例7と同様の方法で各物性を測定した。
ノズル温度を、表3に記載のように変化させたこと以外
は、実施例7と同様にして樹脂を得、この樹脂について
実施例7と同様の方法で各物性を測定した。
【0085】(比較例19〜20)押出しブロー成形機
のノズル温度を、表3に記載のように変化させたこと以
外は、実施例7と同様にして樹脂を得、この樹脂につい
て実施例7と同様の方法で各物性を測定した。
のノズル温度を、表3に記載のように変化させたこと以
外は、実施例7と同様にして樹脂を得、この樹脂につい
て実施例7と同様の方法で各物性を測定した。
【0086】実施例8〜10および比較例19〜20の
ブロー工程時の各物性を、表3に示す。
ブロー工程時の各物性を、表3に示す。
【0087】
【表3】
【0088】表3中、5)TMT量はジカルボン酸100
mol当りの当量数であり、6)融点はDSC法によるも
のである。
mol当りの当量数であり、6)融点はDSC法によるも
のである。
【0089】表3の結果から、以下のことが分かる。
【0090】パリソン樹脂温度を融点よりも25℃低い
温度でブローした場合(比較例19)では、パリソン樹
脂の弾性率E’は2×109 (Kgf/cm2)と高
く、すなわち、パリソン樹脂が硬くなり、パリソンは膨
らまず、パリソンのブローは不可能である。
温度でブローした場合(比較例19)では、パリソン樹
脂の弾性率E’は2×109 (Kgf/cm2)と高
く、すなわち、パリソン樹脂が硬くなり、パリソンは膨
らまず、パリソンのブローは不可能である。
【0091】パリソン樹脂温度を融点よりも20℃低い
温度でブローした場合(実施例7)では、パリソンのブ
ローは可能であるが、パリソン樹脂を冷却するのに時間
がかかり、ハイサイクル性が低下する。
温度でブローした場合(実施例7)では、パリソンのブ
ローは可能であるが、パリソン樹脂を冷却するのに時間
がかかり、ハイサイクル性が低下する。
【0092】パリソン樹脂温度を融点よりも5〜15℃
低い温度でブローした場合(実施例8〜10)、パリソ
ンのブローは可能であり、成形品に異常はみられない。
低い温度でブローした場合(実施例8〜10)、パリソ
ンのブローは可能であり、成形品に異常はみられない。
【0093】パリソン樹脂を融点の温度でブローした場
合(比較例20)では、パリソン樹脂が一部溶解し、非
常に柔軟であるため、パリソンに穴があき、パリソンの
ブローは不可能である。
合(比較例20)では、パリソン樹脂が一部溶解し、非
常に柔軟であるため、パリソンに穴があき、パリソンの
ブローは不可能である。
【0094】
【発明の効果】熱可塑性エラストマーとしての性質を有
し、かつ適量の分岐剤による高粘性のポリエステル樹脂
の押出しブロー成形品の製造は、パリソン押出し工程時
の樹脂温度、樹脂のMFIの範囲を、ブロー工程時の樹
脂温度、樹脂の粘弾性E’の範囲を定めることにより、
可能である。
し、かつ適量の分岐剤による高粘性のポリエステル樹脂
の押出しブロー成形品の製造は、パリソン押出し工程時
の樹脂温度、樹脂のMFIの範囲を、ブロー工程時の樹
脂温度、樹脂の粘弾性E’の範囲を定めることにより、
可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 大志郎 大阪府茨木市三島丘2丁目24番23号サンハ イツ三島丘306
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式〔I〕で表される脂肪族ジカ
ルボン酸と、 脂肪族ジオールと、 下記一般式〔II〕で表されるジヒドロキシ化合物および
下記一般式〔III〕で表されるモノヒドロキシ化合物か
らなる群から選択される少なくともいずれか一方のヒド
ロキシ化合物と、 3〜6の水酸基を有するポリオール、3〜4のカルボキ
シル基を有するポリカルボン酸、および、水酸基および
カルボキシル基を有し、その基数が3〜6であるオキシ
酸からなる群から選択される少なくとも一種の分岐剤と
を構成成分とし、 該分岐剤を脂肪族ジカルボン酸10
0モル当り0.6〜2.5当量含有するポリエステル樹
脂において、 その融点より10〜20℃高い温度の場合に、メルトフ
ローインデックスχ(g/10分)が、0.1<χ<
2.5の範囲にあり、そして、その融点より5〜20℃
低い温度の場合に、弾性率E’(Kgf/cm2)が、
1×106<E’<1×109を満足するポリエステル樹
脂を、融点より10〜20℃高い温度領域で押出して、
予備成形体を形成した後、融点より5〜20℃低い樹脂
温度でブローする、ポリエステル樹脂の押出しブロー成
形品の製造方法。 【化1】 (式中、nは0〜10の整数を示す。) 【化2】 (式中、R1およびR2は独立してアルキレン基を示し、
pは3または4であり、qおよびrは独立的に0または
1以上の整数を示す。) 【化3】 (式中、R3はアルキレン基を示し、tは2または3で
あり、mは0または1以上の整数を示す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14234593A JPH071562A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ポリエステル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14234593A JPH071562A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ポリエステル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071562A true JPH071562A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15313207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14234593A Withdrawn JPH071562A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ポリエステル樹脂の押出しブロー成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071562A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6639890B1 (en) | 1998-06-29 | 2003-10-28 | Olympus Optical | Optical disk drive for precisely adjusting the intensity of laser light irradiated onto an optical disk |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14234593A patent/JPH071562A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6639890B1 (en) | 1998-06-29 | 2003-10-28 | Olympus Optical | Optical disk drive for precisely adjusting the intensity of laser light irradiated onto an optical disk |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |