JPH07157676A - キノフタロン化合物 - Google Patents

キノフタロン化合物

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JPH07157676A JP5304892A JP30489293A JPH07157676A JP H07157676 A JPH07157676 A JP H07157676A JP 5304892 A JP5304892 A JP 5304892A JP 30489293 A JP30489293 A JP 30489293A JP H07157676 A JPH07157676 A JP H07157676A
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶材料、樹脂材料に対して、高溶解性で高
濃度着色、染着できる化合物を得る。 【構成】 一般式(1) 〔式中、R1は、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ
基、またはアルキルアミノ基を示し、R2は、水素原
子、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ
アルコキシカルボニル基、またはアルキルアミノカルボ
ニル基を示す。〕で表されるキノフタロン化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶材料や有機高分子
材料の着色等に用いて有用なキノフタロン化合物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、下記一般式(2)
【化2】
【0003】〔式中、Rはアルコキシ基、アルキルアミ
ノ基、アラルキルオキシ基であり、nは1〜8の整数で
ある。〕で示されるキノフタロン誘導体を色素として用
いて液晶材料や有機高分子材料を着色することは知られ
ている(例えば、特公昭48−20476号、特開昭5
8−93778号、特開昭59−4674号、特開昭5
9−4675号、特開昭59−182877号、特開昭
59−182878号公報)。
【0004】しかしながら、これらの化合物を液晶材料
や有機高分子材料の着色等に用いようとすると、液晶化
合物、溶剤、バインダーマトリックス等との相溶性が低
いため使用できない場合がある。例えば、液晶化合物と
の相溶性が低い場合にはゲスト・ホストタイプの液晶組
成物に必要なコントラストが得られない。また、溶剤に
対する溶解性が低い場合には、溶剤コーティング法によ
って染料・有機高分子塗膜を形成しても、十分な光学濃
度を有する塗膜は得られない。バインダーマトリックス
との相溶性が低い場合には、高分子フィルムを高濃度に
染色することができず、またこれらの公知化合物を高濃
度に分散させたフィルムは不透明となり、カラーフィル
ター等のように透明性が要求される用途には使用できな
い。従来の方法には、このように種々の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液晶
化合物、溶剤、バインダーマトリックス等に対する高い
相溶性を有し、熱や光に対する安定性を備え、液晶材料
や有機高分子材料の着色に好適なキノフタロン化合物を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、特にキノリン骨格の8
位にエステル基あるいはアミド基を有する誘導体がその
目的に適合し得ることを見出し、本発明に到達した。す
なわち本発明は、下記一般式(1)
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R1は、アルコキシ基、アルコキ
シアルコキシ基、またはアルキルアミノ基を示し、R2
は、水素原子、アルキル基、アルコキシカルボニル基、
アルコキシアルコキシカルボニル基、またはアルキルア
ミノカルボニル基を示す。〕で示されるキノフタロン化
合物である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
化合物である前記一般式(1)で示されるキノフタロン
化合物において、R1は、アルコキシ基、アルコキシア
ルコキシ基、またはアルキルアミノ基を示す。アルコキ
シ基としては、炭素数10以下のものが好ましく、メト
キシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキ
シ、n−ブトキシ、iso−ブトキシ、tert−ブト
キシ、n−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、2−
エチル−ヘキシルオキシ、3,5,5−トリメチルヘキ
シルオキシ、n−ヘプチルオキシ、n−オクチルオキシ
等が例示できる。アルコキシアルコキシ基としては、炭
素数8以下のものが好ましく、2−メトキシエトキシ、
2−エトキシエトキシ、2−n−プロポキシエトキシ、
2−iso−プロポキシエトキシ、2−n−ブトキシエ
トキシ、3−メトキシプロポキシ、3−エトキシプロポ
キシ、3−n−プロポキシプロポキシ、3−iso−プ
ロポキシプロポキシ、3−n−ブトキシプロポキシ等が
例示できる。アルキルアミノ基としては、炭素数8以下
のものが好ましく、メチルアミノ、エチルアミノ、n−
プロピルアミノ、iso−プロピルアミノ、n−ブチル
アミノ、iso−ブチルアミノ、tert−ブチルアミ
ノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、n−ヘ
プチルアミノ、n−オクチルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−iso
−プロピルアミノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジ−iso
−ブチルアミノ等が例示できる。
【0010】R2は、水素原子、アルキル基、アルコキ
シカルボニル基、アルコキシアルコキシカルボニル基、
またはアルキルアミノカルボニル基を示す。アルキル基
としては、炭素数4以下のものが特に好ましく、メチ
ル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブ
チル、iso−ブチル、tert−ブチル等が例示でき
る。アルコキシカルボニル基におけるアルコキシ基とし
ては、R1で挙げたアルコキシ基が例示できる。アルコ
キシアルコキシカルボニル基におけるアルコキシアルコ
キシ基としては、R1で挙げたアルコキシアルコキシ基
が例示できる。アルキルアミノカルボニル基におけるア
ルキルアミノ基としては、R1で挙げたアルキルアミノ
基が例示できる。
【0011】本発明の一般式(1)で示されるキノフタ
ロン化合物は、例えば、下記反応式で示されるキノリン
誘導体(a)と無水フタル酸誘導体(b)との縮合反
応、続いて、カルボキシル基をエステル化あるいはアミ
ド化することによって製造することができる。
【0012】
【化4】 〔式中、R1、R2の表す意味は、式(1)に同じであ
る。〕
【0013】例えば、化合物(a)と化合物(b)と
を、ニトロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、スルホラ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノン等の高沸点溶媒中で、150〜
230℃、好ましくは180〜220℃で反応すること
により化合物(c)を得ることができる。さらに、化合
物(c)のカルボキシル基をR1H(アルコール誘導体
あるいはアミン誘導体)でエステル化あるいはアミド化
することで目的の化合物を得ることができる。
【0014】本発明のキノフタロン化合物を色素として
用いて液晶組成物を製造する方法としては、色素を適当
な液晶化合物に溶解して、あらかじめホモジニアス配向
すべく処理した厚さ10μm程度の液晶セル中に封入す
ればよい。この場合の色素の添加量は液晶に対して通常
0.5〜5.0重量%、好ましくは1.0〜3.0重量
%である。一般的に用いられる液晶化合物としては、例
えばE−8,E−7,E−44,ZLI−1132,Z
LI−1840,ZLI−2806(メルク社製)等が
挙げられる。また、色素を液晶化合物に溶解したものを
高分子マトリックス中に分散させるPDLCタイプにも
本発明の色素は有用である。
【0015】更に、本発明の色素を用いて樹脂着色を行
う方法としては、色素を適当な合成樹脂に、その樹脂に
適した温度で溶解した後、用途にあった成型を施せばよ
い。また、すでに成型した樹脂を本色素を添加した適当
な染色浴を用いて染色する方法もある。一般的に用いら
れる樹脂としてはポリスチレン、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチ
レート樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルクロリド、
ポリエチレングリコール−テレフタレート、ナイロン6
などが挙げられる。色素の添加量は樹脂に対しては0.
01〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%であ
る。
【0016】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳しく説明する。
例中の部は重量部を示し、%は重量%を示す。 実施例1 スルホラン6.0部に無水フタル酸9.5部を加え、1
80℃まで加熱し、下記の式(3)で表される化合物
【0017】
【化5】
【0018】16.1部を加え、さらに200℃に加熱
後、5時間反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、
メタノール50部を加え、濾過、洗浄、乾燥して、下記
の式(4)で表される化合物15.7部を得た。
【0019】
【化6】
【0020】o−ジクロロベンゼン40部に前記の式
(4)化合物4部及びピリジン0.2部を加え、100
℃まで加熱し、塩化チオニル2.9部を滴下した。同温
で2時間反応させた後、過剰の塩化チオニルを減圧留去
し、ジ−n−ブチルアミン6.2部を加え、2時間反応
させた。反応終了後、水蒸気蒸留によりo−ジクロロベ
ンゼンを除去し、カラムクロマトグラフィーで精製を行
い、下記の式(5)で表される化合物3.1部を得た。
【0021】
【化7】
【0022】該化合物のm.p.は144〜147℃で
あり、トルエン中での吸収極大波長(λmax)は45
5nmであった。また、元素分析値は下表の通りであっ
た。
【表1】
【0023】実施例2 o−ジクロロベンゼン50部に前記の式(4)化合物5
部及びピリジン0.3部を加え、100℃まで加熱し、
塩化チオニル4.5部を滴下した。同温で2時間反応さ
せた後、過剰の塩化チオニルを減圧留去し、2−エチル
ヘキサノール7.8部を加え、2時間反応させた。反応
終了後、水蒸気蒸留によりo−ジクロロベンゼンを除去
し、カラムクロマトグラフィーで精製を行い、下記の式
(6)で表される化合物3.8部を得た。
【0024】
【化8】
【0025】該化合物のm.p.は133〜135℃で
あり、トルエン中での吸収極大波長(λmax)は46
5nmであった。また、元素分析値は下表の通りであっ
た。
【表2】
【0026】実施例3 o−ジクロロベンゼン50部に前記の式(4)化合物5
部及びピリジン0.3部を加え、100℃まで加熱し、
塩化チオニル4.5部を滴下した。同温で2時間反応さ
せた後、過剰の塩化チオニルを減圧留去し、2−iso
−プロポキシエタノール3.1部を加え、2時間反応さ
せた。反応終了後、水蒸気蒸留によりo−ジクロロベン
ゼンを除去し、カラムクロマトグラフィーで精製を行
い、下記の式(7)で表される化合物3.3部を得た。
【0027】
【化9】
【0028】該化合物のm.p.は140〜142℃で
あり、トルエン中での吸収極大波長(λmax)は46
5nmであった。また、元素分析値は下表の通りであっ
た。
【表3】
【0029】実施例4 スルホラン66.9部に4−tert−ブチルフタル酸
無水物13.4部を加え、180℃まで加熱し、前記の
式(3)化合物14.8部を加え、さらに210℃に加
熱後、5時間反応させた。反応終了後、室温まで冷却
し、メタノール30部を加え、濾過、洗浄、乾燥して、
下記の式(8)で表される化合物17.5部を得た。
【0030】
【化10】
【0031】o−ジクロロベンゼン50部に前記の式
(8)化合物5.8部及びピリジン0.3部を加え、1
00℃まで加熱し、塩化チオニル4.5部を滴下した。
同温で2時間反応させた後、過剰の塩化チオニルを減圧
留去し、2−iso−プロポキシエタノール3.1部を
加え、2時間反応させた。反応終了後、水蒸気蒸留によ
りo−ジクロロベンゼンを除去し、カラムクロマトグラ
フィーで精製を行い、下記の式(9)で表される化合物
3.6部を得た。
【0032】
【化11】
【0033】該化合物のm.p.は130〜133℃で
あり、トルエン中での吸収極大波長(λmax)は46
5nmであった。また、元素分析値は下表の通りであっ
た。
【表4】
【0034】実施例5 スルホラン67部にトリメリット酸無水物13.4部及
を加え、180℃まで加熱し、前記の式(3)化合物1
6.1部を加え、さらに210℃に加熱後、5時間反応
させた。反応終了後、室温まで冷却し、メタノール30
部を加え、濾過、洗浄、乾燥して、下記の式(10)で
表される化合物17.2部を得た。
【0035】
【化12】
【0036】o−ジクロロベンゼン57部に前記の式
(10)化合物5.7部及びピリジン0.3部を加え、
100℃まで加熱し、塩化チオニル9.0部を滴下し
た。同温で2時間反応させた後、過剰の塩化チオニルを
減圧留去し、ジ−n−ブチルアミ7.7部を加え、3時
間反応させた。反応終了後、水蒸気蒸留によりo−ジク
ロロベンゼンを除去し、カラムクロマトグラフィーで精
製を行い、下記の式(11)で表される化合物4.5部
を得た。
【0037】
【化13】
【0038】該化合物のm.p.は129〜130℃で
あり、トルエン中での吸収極大波長(λmax)は46
0nmであった。また、元素分析値は下表の通りであっ
た。
【表5】
【0039】実施例6〜19 実施例1と同様の方法で、種々のキノフタロン化合物を
合成した。そのキノフタロン化合物の構造、トルエン中
での吸収極大波長(λmax)、m.p.及び元素分析
値を、第1表(表6〜表10)に示す。
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】
【表10】
【0045】応用例1〜6 実施例1,2,5,15,17,18で合成したそれぞ
れの色素を、メルク社商品記号E−8の液晶化合物9.
8部に0.2部加え、約60℃に加熱して完全に溶解し
冷却した後、液晶表示素子内に封入した。この表示装置
は、電圧無印加時に鮮明な濃黄色を示し、電圧印加して
も、その黄色は保持され、等方性色素として良好な性能
を示した。これを分光光度計の光路に置き、液晶配列と
平行直線偏光をあてて測定した吸光度Aおよび液晶配列
と直角な直線偏光をあてて測定した吸光度A’を測定
し、次式 二色比=A/A’ より二色比を算出した。その結果を第2表(表11)に
示す。
【0046】
【表11】
【0047】比較応用例1〜2 下記(A)、
【化14】 下記(B)
【0048】
【化15】
【0049】で示される化合物で上記応用例1〜6と同
様の方法で液晶を製造した。が、これらの化合物は液晶
化合物に完全に溶解しなかったので、二色比の測定はで
きなかった。
【0050】溶解度測定例1〜4および比較測定例1、
2 実施例1〜4で合成した4種のキノフタロン化合物(式
(5)、(6)、(7)、(9)の化合物)と、比較の
ために前記化合物(A)、(B)を用いて各種の溶媒に
対する溶解度を測定した。結果を第3表(表12)に示
す。尚、表中の単位は重量%である。
【0051】
【表12】 第3表から明らかなように、本発明のキノフタロン化合
物は種々の溶媒に対して高い溶解度を有するものであっ
た。
【0052】樹脂着色適性試験例1〜4 実施例1,2,4,5で合成したキノフタロン化合物
(式(5)、(6)、(9)、(11)の化合物)を樹
脂に0.02%含有させて、樹脂着色適性試験を行っ
た。その結果を第4表(表13)に示す。
【0053】
【表13】
【0054】尚、表中の記号の意味は下記のとおりであ
る。 樹脂の種類について PS:ポリスチレン ABS:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合樹脂 PET:ポリエチレングリコール−テレフタレート PC:ポリカーボネート 試験の種類と方法について L:耐光性試験:63℃/80hrカーボンアーク灯
ブルースケール判定 H:耐熱性試験:300℃/10min グレースケー
ル判定 B:ブリード性試験:着色板を塩ビ板と重ね合わせ5k
g/cm2の圧力を加え、90℃/5hr処理したのち
の塩ビ板の汚染をグレースケールにて判定 評価について 耐光性:ブルースケール判定で7級以上・・◎、5〜7
級・・○ 耐熱性、耐ブリード性:ブルースケールで5級以上・・
◎、3〜5級・・○
【0055】
【発明の効果】本発明のキノフタロン化合物は、液晶材
料および有機高分子材料の高濃度着色に非常に適してい
る。更に、熱、光、湿気、薬品などに対して安定であ
り、この化合物を用いて着色した材料は、鮮明で透明感
のある色調を保つことができ、保存安定性にきわめて優
れたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 〔式中、R1は、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ
    基、またはアルキルアミノ基を示し、R2は、水素原
    子、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ
    アルコキシカルボニル基、またはアルキルアミノカルボ
    ニル基を示す。〕で表されるキノフタロン化合物。
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