JPH07158566A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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- JPH07158566A JPH07158566A JP30778793A JP30778793A JPH07158566A JP H07158566 A JPH07158566 A JP H07158566A JP 30778793 A JP30778793 A JP 30778793A JP 30778793 A JP30778793 A JP 30778793A JP H07158566 A JPH07158566 A JP H07158566A
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- scroll
- movable
- compression chamber
- bearing
- low pressure
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- Pending
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/04—Heating; Cooling; Heat insulation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】圧縮機における体格の大型化及び製造コストの
高騰化を生じることなく、かつ低い吸入抵抗の下で軸封
装置の冷却及び潤滑を充分に行う。 【構成】吸入通路62bの連通口62dを固定渦巻体2
3及び可動渦巻体42の放射位置に開口する。軸受32
の保持器には、回転により低圧域の冷媒ガスを軸封装置
31に案内する傾斜溝及び羽根が形成されている。ま
た、軸封装置31と密閉される前の最外の外壁側圧縮室
とは冷媒通路62cにより連通されている。
高騰化を生じることなく、かつ低い吸入抵抗の下で軸封
装置の冷却及び潤滑を充分に行う。 【構成】吸入通路62bの連通口62dを固定渦巻体2
3及び可動渦巻体42の放射位置に開口する。軸受32
の保持器には、回転により低圧域の冷媒ガスを軸封装置
31に案内する傾斜溝及び羽根が形成されている。ま
た、軸封装置31と密閉される前の最外の外壁側圧縮室
とは冷媒通路62cにより連通されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型圧縮機に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機(以下、単に
圧縮機という。)としては、実公昭63−43424号
公報記載のものが知られている。この圧縮機では、フロ
ントハウジングとフロントエンドプレートとリアハウジ
ングとがハウジングとして外形を形成している。リアハ
ウジングには吸入口及び吐出口が形成されているととも
に、固定側板及び固定渦巻体からなる固定スクロールが
固定されている。この固定スクロールにはリアハウジン
グ内において可動側板及び可動渦巻体からなる可動スク
ロールが互いに180°位相をずらして噛合され、これ
により可動渦巻体の内壁側に内壁側圧縮室が形成され、
可動渦巻体の外壁側に外壁側圧縮室が形成されている。
そして、フロントエンドプレートには駆動軸が軸封装置
及び軸受を介して回転自在に支承され、駆動軸の後端に
は駆動ピンが突設されている。この駆動ピンにはラジア
ル軸受を介して可動スクロールを公転させる駆動ブッシ
ュが嵌合され、フロントエンドプレートと可動スクロー
ルの可動側板との間には可動スクロールの自転を防止す
る自転防止機構が備えられている。また、この圧縮機で
は、リアハウジングに一端の吸入口から他端の連通口に
より密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に連
通する主吸入通路が設けられているとともに、特徴的な
構成として、フロントエンドプレート及びリアハウジン
グに主吸入通路から分岐されて軸封装置に至る副吸入通
路が設けられている。
圧縮機という。)としては、実公昭63−43424号
公報記載のものが知られている。この圧縮機では、フロ
ントハウジングとフロントエンドプレートとリアハウジ
ングとがハウジングとして外形を形成している。リアハ
ウジングには吸入口及び吐出口が形成されているととも
に、固定側板及び固定渦巻体からなる固定スクロールが
固定されている。この固定スクロールにはリアハウジン
グ内において可動側板及び可動渦巻体からなる可動スク
ロールが互いに180°位相をずらして噛合され、これ
により可動渦巻体の内壁側に内壁側圧縮室が形成され、
可動渦巻体の外壁側に外壁側圧縮室が形成されている。
そして、フロントエンドプレートには駆動軸が軸封装置
及び軸受を介して回転自在に支承され、駆動軸の後端に
は駆動ピンが突設されている。この駆動ピンにはラジア
ル軸受を介して可動スクロールを公転させる駆動ブッシ
ュが嵌合され、フロントエンドプレートと可動スクロー
ルの可動側板との間には可動スクロールの自転を防止す
る自転防止機構が備えられている。また、この圧縮機で
は、リアハウジングに一端の吸入口から他端の連通口に
より密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に連
通する主吸入通路が設けられているとともに、特徴的な
構成として、フロントエンドプレート及びリアハウジン
グに主吸入通路から分岐されて軸封装置に至る副吸入通
路が設けられている。
【0003】この圧縮機では、駆動軸を回転駆動すれ
ば、駆動ブッシュが駆動ピンにより駆動されて回転す
る。駆動ブッシュの回転はラジアル軸受を介して可動ス
クロールに伝達され、可動スクロールが自転防止機構に
より自転を防止されていることから、可動スクロールは
公転運動のみ実行される。これによって内壁側圧縮室及
び外壁側圧縮室は、最外側から順次渦巻き中心方向に移
動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させて単一の
圧縮室となり、これにより吸入口から吸入した冷媒ガス
を圧縮して吐出口より吐出させる。
ば、駆動ブッシュが駆動ピンにより駆動されて回転す
る。駆動ブッシュの回転はラジアル軸受を介して可動ス
クロールに伝達され、可動スクロールが自転防止機構に
より自転を防止されていることから、可動スクロールは
公転運動のみ実行される。これによって内壁側圧縮室及
び外壁側圧縮室は、最外側から順次渦巻き中心方向に移
動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させて単一の
圧縮室となり、これにより吸入口から吸入した冷媒ガス
を圧縮して吐出口より吐出させる。
【0004】この間、上記公報によれば、吸入口より主
吸入通路を経て吸入される冷媒ガスは、一部が副吸入通
路を経て軸封装置に導入可能になされているため、その
軸封装置を冷媒ガス自身で冷却するとともに冷媒ガスが
含有するミスト状の潤滑油で潤滑し、しかる後に軸受等
の潤滑も行うことが可能とされている。
吸入通路を経て吸入される冷媒ガスは、一部が副吸入通
路を経て軸封装置に導入可能になされているため、その
軸封装置を冷媒ガス自身で冷却するとともに冷媒ガスが
含有するミスト状の潤滑油で潤滑し、しかる後に軸受等
の潤滑も行うことが可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の圧
縮機では、吸入口と軸封装置とを副吸入通路によって連
通させているにすぎない。このため、冷媒ガスは、例え
軸封装置に至ったとしても、軸受の転動体間の間隙等を
介して、吸入実行段階である密閉される前の内壁側圧縮
室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、軸封装置後
の吸入抵抗が大きくなっている。また、吸入口近傍と軸
封装置、そして密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側
圧縮室とでは、ほとんど差圧を生じていない。こうし
て、冷媒ガスは、吸入抵抗が高いことと差圧がほとんど
ないこととから、副吸入通路により軸封装置、軸受等を
介して内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に供給されること
がほとんどなく、主吸入通路により内壁側圧縮室及び外
壁側圧縮室に供給される。このため、この圧縮機では、
軸封装置の冷却及び潤滑が不十分になるとともに、軸受
等の潤滑も不十分になるおそれがある。
縮機では、吸入口と軸封装置とを副吸入通路によって連
通させているにすぎない。このため、冷媒ガスは、例え
軸封装置に至ったとしても、軸受の転動体間の間隙等を
介して、吸入実行段階である密閉される前の内壁側圧縮
室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、軸封装置後
の吸入抵抗が大きくなっている。また、吸入口近傍と軸
封装置、そして密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側
圧縮室とでは、ほとんど差圧を生じていない。こうし
て、冷媒ガスは、吸入抵抗が高いことと差圧がほとんど
ないこととから、副吸入通路により軸封装置、軸受等を
介して内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に供給されること
がほとんどなく、主吸入通路により内壁側圧縮室及び外
壁側圧縮室に供給される。このため、この圧縮機では、
軸封装置の冷却及び潤滑が不十分になるとともに、軸受
等の潤滑も不十分になるおそれがある。
【0006】かといって、軸封装置の冷却及び潤滑を充
分に行わしめるべく、主吸入通路の連通口を軸封装置と
軸受との間に開口させると、冷媒ガスが軸受の転動体間
の間隙等を介して吸入実行段階である密閉される前の内
壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、吸
入抵抗が大きくなり、圧縮効率の低下をもたらしてしま
う。
分に行わしめるべく、主吸入通路の連通口を軸封装置と
軸受との間に開口させると、冷媒ガスが軸受の転動体間
の間隙等を介して吸入実行段階である密閉される前の内
壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、吸
入抵抗が大きくなり、圧縮効率の低下をもたらしてしま
う。
【0007】また、実開昭60−170088号公報、
実開昭62−132287号公報及び特開平2−271
86号公報には、潤滑油を軸封装置等に供給可能な油分
離器やポンプ等を備えた圧縮機が開示されている。しか
し、これらの圧縮機では、油分離器やポンプ等を内装す
ることにより、体格の大型化を招来して車両等への搭載
性を損なうことになるとともに、製造コストの高騰化を
生じてしまう。
実開昭62−132287号公報及び特開平2−271
86号公報には、潤滑油を軸封装置等に供給可能な油分
離器やポンプ等を備えた圧縮機が開示されている。しか
し、これらの圧縮機では、油分離器やポンプ等を内装す
ることにより、体格の大型化を招来して車両等への搭載
性を損なうことになるとともに、製造コストの高騰化を
生じてしまう。
【0008】本発明は、圧縮機における体格の大型化及
び製造コストの高騰化を生じることなく、かつ低い吸入
抵抗の下で軸封装置の冷却及び潤滑を充分に行うことを
課題とする。
び製造コストの高騰化を生じることなく、かつ低い吸入
抵抗の下で軸封装置の冷却及び潤滑を充分に行うことを
課題とする。
【0009】
(1)本発明の圧縮機は、上記課題を解決するため、吸
入口と連通口とが開口された吸入通路を有するハウジン
グと、該ハウジング内において該連通口と連通した低圧
域に内装された軸受と、該ハウジング内において軸封装
置によって封止され、該軸受を介して該ハウジングに支
承された駆動軸と、固定側板及び固定渦巻体を有して該
ハウジングに固定された固定スクロールと、該ハウジン
グ内に収容されて該固定スクロールと噛合する可動側板
及び可動渦巻体を有し、該可動渦巻体の内壁側に該連通
口と該低圧域を介して連通する内壁側圧縮室を形成し、
該可動渦巻体の外壁側に該連通口と該低圧域を介して連
通する外壁側圧縮室を形成する可動スクロールと、該駆
動軸の後端に突設された駆動ピンと係合し、ラジアル軸
受を介して該可動スクロールを公転させる駆動ブッシュ
と、該低圧域において該ハウジング及び該可動スクロー
ルの該可動側板と係合し、該可動スクロールの自転を防
止する自転防止機構とを備え、該可動スクロールの公転
運動により、該内壁側圧縮室及び該外壁側圧縮室を順次
渦巻き中心方向に移動させて密閉させた後、容積を縮小
させて単一の圧縮室となし、これにより該吸入口から吸
入した冷媒ガスを圧縮して吐出させるスクロール型圧縮
機において、前記連通口は前記固定渦巻体及び前記可動
渦巻体の放射位置に開口され、前記軸受には、回転によ
り該低圧域の前記冷媒ガスを前記軸封装置に案内する案
内手段が形成され、該軸封装置と密閉される前の最外の
前記内壁側圧縮室及び前記外壁側圧縮室の少なくとも一
方とは冷媒通路により連通されているという新規な手段
を講じている。
入口と連通口とが開口された吸入通路を有するハウジン
グと、該ハウジング内において該連通口と連通した低圧
域に内装された軸受と、該ハウジング内において軸封装
置によって封止され、該軸受を介して該ハウジングに支
承された駆動軸と、固定側板及び固定渦巻体を有して該
ハウジングに固定された固定スクロールと、該ハウジン
グ内に収容されて該固定スクロールと噛合する可動側板
及び可動渦巻体を有し、該可動渦巻体の内壁側に該連通
口と該低圧域を介して連通する内壁側圧縮室を形成し、
該可動渦巻体の外壁側に該連通口と該低圧域を介して連
通する外壁側圧縮室を形成する可動スクロールと、該駆
動軸の後端に突設された駆動ピンと係合し、ラジアル軸
受を介して該可動スクロールを公転させる駆動ブッシュ
と、該低圧域において該ハウジング及び該可動スクロー
ルの該可動側板と係合し、該可動スクロールの自転を防
止する自転防止機構とを備え、該可動スクロールの公転
運動により、該内壁側圧縮室及び該外壁側圧縮室を順次
渦巻き中心方向に移動させて密閉させた後、容積を縮小
させて単一の圧縮室となし、これにより該吸入口から吸
入した冷媒ガスを圧縮して吐出させるスクロール型圧縮
機において、前記連通口は前記固定渦巻体及び前記可動
渦巻体の放射位置に開口され、前記軸受には、回転によ
り該低圧域の前記冷媒ガスを前記軸封装置に案内する案
内手段が形成され、該軸封装置と密閉される前の最外の
前記内壁側圧縮室及び前記外壁側圧縮室の少なくとも一
方とは冷媒通路により連通されているという新規な手段
を講じている。
【0010】(2)本発明の圧縮機では、案内手段は、
軸方向に対して低圧域側が回転方向前方に傾斜するよう
に軸受の保持器に凹設した傾斜溝であることができる。 (3)また、本発明の圧縮機では、案内手段は、軸受の
保持器における低圧域側かつ回転方向後側に突設した羽
根であることができる。 (4)さらに、本発明の圧縮機では、自転防止機構の可
動リングには連通口と軸受とを連通させる連通孔が貫設
されていることが好ましい。
軸方向に対して低圧域側が回転方向前方に傾斜するよう
に軸受の保持器に凹設した傾斜溝であることができる。 (3)また、本発明の圧縮機では、案内手段は、軸受の
保持器における低圧域側かつ回転方向後側に突設した羽
根であることができる。 (4)さらに、本発明の圧縮機では、自転防止機構の可
動リングには連通口と軸受とを連通させる連通孔が貫設
されていることが好ましい。
【0011】
(1)請求項1の圧縮機では、最外の内壁側圧縮室と外
壁側圧縮室とは、吸入実行段階である密閉される前には
吸入口の圧力より低圧である。そして、一端に吸入口が
開口された吸入通路は、他端の連通口が固定渦巻体及び
可動渦巻体の放射位置に開口されている。このため、吸
入口近傍の冷媒ガスは、吸入通路による低い吸入抵抗の
下で、最外の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至る。
壁側圧縮室とは、吸入実行段階である密閉される前には
吸入口の圧力より低圧である。そして、一端に吸入口が
開口された吸入通路は、他端の連通口が固定渦巻体及び
可動渦巻体の放射位置に開口されている。このため、吸
入口近傍の冷媒ガスは、吸入通路による低い吸入抵抗の
下で、最外の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至る。
【0012】また、連通口から低圧域に吸入された冷媒
ガスは、回転する軸受に形成された案内手段により、軸
封装置に案内される。そして、軸封装置に案内された冷
媒ガスは、冷媒通路により、密閉される前の最外の内壁
側圧縮室及び外壁側圧縮室の少なくとも一方に吸入され
る。なお、最外の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室の一方
に吸入された冷媒ガスは、可動スクロールが固定スクロ
ールと互いに位相をずらして噛合されることにより、一
方が他方と必ず連通されるため、他方に吸入され、最外
の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室の両者に冷媒ガスが吸
入される。
ガスは、回転する軸受に形成された案内手段により、軸
封装置に案内される。そして、軸封装置に案内された冷
媒ガスは、冷媒通路により、密閉される前の最外の内壁
側圧縮室及び外壁側圧縮室の少なくとも一方に吸入され
る。なお、最外の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室の一方
に吸入された冷媒ガスは、可動スクロールが固定スクロ
ールと互いに位相をずらして噛合されることにより、一
方が他方と必ず連通されるため、他方に吸入され、最外
の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室の両者に冷媒ガスが吸
入される。
【0013】(2)請求項2の圧縮機では、軸受におけ
る保持器の傾斜溝が軸方向に対して低圧域側が回転方向
前方に傾斜するように凹設されているため、保持器が回
転すれば、角速度により傾斜溝の方向に平行分力が生じ
る。この平行分力によって傾斜溝内の冷媒ガスは軸封装
置側へ押し出される。これにより、低圧域側がより低圧
となり、軸封装置側が高圧となるため、低圧域側から軸
封装置までのポンプ作用を生じ、低圧域の冷媒ガスは、
保持器の回転により傾斜溝を流れ、軸封装置に案内され
る。
る保持器の傾斜溝が軸方向に対して低圧域側が回転方向
前方に傾斜するように凹設されているため、保持器が回
転すれば、角速度により傾斜溝の方向に平行分力が生じ
る。この平行分力によって傾斜溝内の冷媒ガスは軸封装
置側へ押し出される。これにより、低圧域側がより低圧
となり、軸封装置側が高圧となるため、低圧域側から軸
封装置までのポンプ作用を生じ、低圧域の冷媒ガスは、
保持器の回転により傾斜溝を流れ、軸封装置に案内され
る。
【0014】(3)請求項3の圧縮機では、軸受の保持
器における低圧域側かつ回転方向後側に羽根が突設され
ているため、保持器が回転すれば、羽根が低圧域側の冷
媒ガスを保持器内に掻き集めることにより、低圧域側が
より低圧となり、軸封装置側が高圧となって、低圧域側
から軸封装置までのポンプ作用を生じる。このため、低
圧域の冷媒ガスは、保持器の回転により保持器内を軸方
向に流れ、軸封装置に案内される。
器における低圧域側かつ回転方向後側に羽根が突設され
ているため、保持器が回転すれば、羽根が低圧域側の冷
媒ガスを保持器内に掻き集めることにより、低圧域側が
より低圧となり、軸封装置側が高圧となって、低圧域側
から軸封装置までのポンプ作用を生じる。このため、低
圧域の冷媒ガスは、保持器の回転により保持器内を軸方
向に流れ、軸封装置に案内される。
【0015】(4)自転防止機構の可動リングに連通口
と軸受とを連通させる連通孔が貫設されていない場合に
は、連通口から低圧域に吸入された冷媒ガスは、自転防
止機構の間隙を介して軸受の案内手段に至ることとな
る。この点、請求項4の圧縮機では、自転防止機構の可
動リングに連通口と軸受とを連通させる連通孔が貫設さ
れているため、低圧域の冷媒ガスがこの連通孔を経て、
軸受まで容易に供給される。このため、冷媒ガスは一層
容易に軸封装置に案内される。
と軸受とを連通させる連通孔が貫設されていない場合に
は、連通口から低圧域に吸入された冷媒ガスは、自転防
止機構の間隙を介して軸受の案内手段に至ることとな
る。この点、請求項4の圧縮機では、自転防止機構の可
動リングに連通口と軸受とを連通させる連通孔が貫設さ
れているため、低圧域の冷媒ガスがこの連通孔を経て、
軸受まで容易に供給される。このため、冷媒ガスは一層
容易に軸封装置に案内される。
【0016】
【実施例】以下、請求項1〜4の圧縮機を具体化した実
施例を図面を参照しつつ説明する。この圧縮機は、図1
に示すように、固定側板21と、この固定側板21と一
体に形成され外郭を形成するシェル部22と、固定側板
21の内側にインボリュート曲線等により形成された固
定渦巻体23とからなる固定スクロール2が、可動側板
41と、この可動側板41の内側にインボリュート曲線
等により形成された可動渦巻体42とからなる可動スク
ロール4と噛合することにより、圧縮室1を形成してい
る。
施例を図面を参照しつつ説明する。この圧縮機は、図1
に示すように、固定側板21と、この固定側板21と一
体に形成され外郭を形成するシェル部22と、固定側板
21の内側にインボリュート曲線等により形成された固
定渦巻体23とからなる固定スクロール2が、可動側板
41と、この可動側板41の内側にインボリュート曲線
等により形成された可動渦巻体42とからなる可動スク
ロール4と噛合することにより、圧縮室1を形成してい
る。
【0017】すなわち、図2に示すように、可動渦巻体
42の内壁が固定渦巻体23の外壁とともに内壁側圧縮
室1aを構成し、可動渦巻体42の外壁が固定渦巻体2
3の内壁とともに外壁側圧縮室1bを構成している。固
定スクロール2のシェル部22は、図1に示すように、
フロントハウジング30及びリアハウジング38と通し
ボルト3(図2参照)により締結されている。フロント
ハウジング30のボス内には、軸封装置31を介して駆
動軸33が延在されており、この駆動軸33の後方には
大径部33aが形成され、フロントハウジング30と大
径部33aとの間にはアンギュラコンタクト玉軸受32
が介在されている。
42の内壁が固定渦巻体23の外壁とともに内壁側圧縮
室1aを構成し、可動渦巻体42の外壁が固定渦巻体2
3の内壁とともに外壁側圧縮室1bを構成している。固
定スクロール2のシェル部22は、図1に示すように、
フロントハウジング30及びリアハウジング38と通し
ボルト3(図2参照)により締結されている。フロント
ハウジング30のボス内には、軸封装置31を介して駆
動軸33が延在されており、この駆動軸33の後方には
大径部33aが形成され、フロントハウジング30と大
径部33aとの間にはアンギュラコンタクト玉軸受32
が介在されている。
【0018】軸受32は、図3〜5に示すように、外輪
32aと、内輪32bと、これら外輪32a及び内輪3
2b間に介在され、転動体としてのボール32cを保持
する円筒状の保持器32dとからなる。保持器32dの
外周面には、この圧縮機の最も特徴的な構成として、軸
方向に対し、後述する低圧域側が回転方向前方に傾斜す
る傾斜溝32eが凹設され、この傾斜溝32eにおける
低圧域側かつ回転方向後側には羽根32fが突設されて
いる。この保持器32dは樹脂成形品である。これら傾
斜溝32e及び羽根32fが案内手段である。そして、
軸封装置31と密閉される前の最外の外壁側圧縮室1b
とは、この圧縮機の特徴的な構成として、図1にも示す
ように、冷媒通路62cにより連通されている。
32aと、内輪32bと、これら外輪32a及び内輪3
2b間に介在され、転動体としてのボール32cを保持
する円筒状の保持器32dとからなる。保持器32dの
外周面には、この圧縮機の最も特徴的な構成として、軸
方向に対し、後述する低圧域側が回転方向前方に傾斜す
る傾斜溝32eが凹設され、この傾斜溝32eにおける
低圧域側かつ回転方向後側には羽根32fが突設されて
いる。この保持器32dは樹脂成形品である。これら傾
斜溝32e及び羽根32fが案内手段である。そして、
軸封装置31と密閉される前の最外の外壁側圧縮室1b
とは、この圧縮機の特徴的な構成として、図1にも示す
ように、冷媒通路62cにより連通されている。
【0019】そして、シェル部22及びフロントハウジ
ング30には、図2にも示すように、吸入フランジ62
が形成されている。吸入フランジ62には、外部冷凍回
路と接続される吸入口62aを一端にもち、他端の連通
口62dが固定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位
置に位置する吸入通路62bが形成されている。連通口
62dはシェル22の内壁及び固定渦巻体23の内外壁
が形成する渦巻き状の溝の端部に連通され、これにより
吸入口62aは最外の内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮
室1bに連通可能になっている。かかる連通口62d
は、図1に示すように、可動スクロール4の公転を可能
とする間隙及び後述する自転防止機構の間隙に連通さ
れ、これらの間隙は軸受32に連通する低圧域となって
いる。
ング30には、図2にも示すように、吸入フランジ62
が形成されている。吸入フランジ62には、外部冷凍回
路と接続される吸入口62aを一端にもち、他端の連通
口62dが固定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位
置に位置する吸入通路62bが形成されている。連通口
62dはシェル22の内壁及び固定渦巻体23の内外壁
が形成する渦巻き状の溝の端部に連通され、これにより
吸入口62aは最外の内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮
室1bに連通可能になっている。かかる連通口62d
は、図1に示すように、可動スクロール4の公転を可能
とする間隙及び後述する自転防止機構の間隙に連通さ
れ、これらの間隙は軸受32に連通する低圧域となって
いる。
【0020】また、駆動軸33の大径部33aの後端に
は駆動ピン34が突設されている。この駆動ピン34に
はカウンタウェイト35及び駆動ブッシュ36が嵌合さ
れ、駆動ブッシュ36にラジアル軸受37を介して可動
側板41のボスが支承されている。なお、駆動ピン34
は駆動軸33の回転方向後方に傾斜した駆動面34aを
有しており、駆動ブッシュ36はこの駆動面34aに沿
って径方向に案内可能になされている。
は駆動ピン34が突設されている。この駆動ピン34に
はカウンタウェイト35及び駆動ブッシュ36が嵌合さ
れ、駆動ブッシュ36にラジアル軸受37を介して可動
側板41のボスが支承されている。なお、駆動ピン34
は駆動軸33の回転方向後方に傾斜した駆動面34aを
有しており、駆動ブッシュ36はこの駆動面34aに沿
って径方向に案内可能になされている。
【0021】さらに、フロントハウジング30と可動側
板41との間には軸方向に延在する所定数の自転防止ピ
ン51aをもつ可動リング51が介在され、自転防止ピ
ン51aはフロントハウジング30に凹設された規制孔
30aと可動側板41に凹設された規制孔41aとにそ
れぞれ鋼鉄製ライナを介して係合され、これにより駆動
軸33及び可動側板41より作用するラジアル力を受承
して可動側板41の自転を防止している。可動リング5
1には、この圧縮機の特徴的な構成として、連通口62
dと軸受32とを連通させる連通孔51bが貫設されて
いる。なお、自転防止ピン51aが設けられている可動
リング51の前後面は、ラジアル力を好適に受承するた
め、フロントハウジング30及び可動側板41との間に
数十μmの間隙を有している。一方、自転防止ピン51
aが設けられていない可動リング51の前後面はフロン
トハウジング30及び可動側板41と摺動可能に当接さ
れており、これにより可動側板41より作用するスラス
ト力が受承されている。これら自転防止ピン51a、可
動リング51及び規制孔30a、41aにより自転防止
機構が構成されている。
板41との間には軸方向に延在する所定数の自転防止ピ
ン51aをもつ可動リング51が介在され、自転防止ピ
ン51aはフロントハウジング30に凹設された規制孔
30aと可動側板41に凹設された規制孔41aとにそ
れぞれ鋼鉄製ライナを介して係合され、これにより駆動
軸33及び可動側板41より作用するラジアル力を受承
して可動側板41の自転を防止している。可動リング5
1には、この圧縮機の特徴的な構成として、連通口62
dと軸受32とを連通させる連通孔51bが貫設されて
いる。なお、自転防止ピン51aが設けられている可動
リング51の前後面は、ラジアル力を好適に受承するた
め、フロントハウジング30及び可動側板41との間に
数十μmの間隙を有している。一方、自転防止ピン51
aが設けられていない可動リング51の前後面はフロン
トハウジング30及び可動側板41と摺動可能に当接さ
れており、これにより可動側板41より作用するスラス
ト力が受承されている。これら自転防止ピン51a、可
動リング51及び規制孔30a、41aにより自転防止
機構が構成されている。
【0022】また、リアハウジング38内には吐出室3
9が形成されており、この吐出室39は固定側板21の
中央部分に貫設された吐出ポート2と吐出弁機構6を介
して連通されているとともに、図示しない吐出口で冷凍
回路と連通されている。以上のように構成されたこの圧
縮機では、電磁クラッチにより駆動軸33を回転駆動す
れば、駆動ブッシュ36は駆動ピン34により駆動され
て回転する。駆動ブッシュ36の回転はラジアル軸受3
7を介して可動側板41に伝達され、可動側板41が自
転防止ピン51a、可動リング51及び規制孔30a、
41aにより自転を防止されていることから、可動スク
ロール4は公転円に沿って公転運動のみ実行される。こ
れによって固定側板21、固定渦巻体23、可動側板4
1及び可動渦巻体42により形成された内壁側圧縮室1
a及び外壁側圧縮室1bは、最外側から順次渦巻き中心
方向に移動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させ
ながら渦巻き中心方向へ移動される。
9が形成されており、この吐出室39は固定側板21の
中央部分に貫設された吐出ポート2と吐出弁機構6を介
して連通されているとともに、図示しない吐出口で冷凍
回路と連通されている。以上のように構成されたこの圧
縮機では、電磁クラッチにより駆動軸33を回転駆動す
れば、駆動ブッシュ36は駆動ピン34により駆動され
て回転する。駆動ブッシュ36の回転はラジアル軸受3
7を介して可動側板41に伝達され、可動側板41が自
転防止ピン51a、可動リング51及び規制孔30a、
41aにより自転を防止されていることから、可動スク
ロール4は公転円に沿って公転運動のみ実行される。こ
れによって固定側板21、固定渦巻体23、可動側板4
1及び可動渦巻体42により形成された内壁側圧縮室1
a及び外壁側圧縮室1bは、最外側から順次渦巻き中心
方向に移動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させ
ながら渦巻き中心方向へ移動される。
【0023】これらの間、最外の内壁側圧縮室1aと外
壁側圧縮室1bとは、吸入口62aの圧力より低圧であ
る。そして、図2に示すように、一端に吸入口62aが
開口された吸入通路62bは、他端の連通口62dが固
定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位置に開口され
ている。このため、吸入口62a近傍の冷媒ガスは、吸
入通路62bによる低い吸入抵抗の下で、最外の内壁側
圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bに至る。
壁側圧縮室1bとは、吸入口62aの圧力より低圧であ
る。そして、図2に示すように、一端に吸入口62aが
開口された吸入通路62bは、他端の連通口62dが固
定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位置に開口され
ている。このため、吸入口62a近傍の冷媒ガスは、吸
入通路62bによる低い吸入抵抗の下で、最外の内壁側
圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bに至る。
【0024】また、連通口62dから低圧域に吸入され
た冷媒ガスは、回転する軸受32に形成された案内手段
により、軸封装置31に案内される。つまり、軸受32
の保持器32dが回転すれば、図6に示すように、角速
度ωにより傾斜溝32e内には回転方向に力Fを生じ
る。この力Fは、傾斜溝32eの垂直方向の垂直分力F
nと、傾斜溝32eの方向の平行分力Fsとに分解され
る。この平行分力Fsによって傾斜溝32e内の冷媒ガ
スは軸封装置31側へ押し出される。このとき、羽根3
2fは、低圧域側の冷媒ガスを傾斜溝32e内に掻き集
める。これにより、低圧域側がより低圧P0 となり、軸
封装置31側が高圧P1 (P1 >P0 )となって、低圧
域側から軸封装置31までのポンプ作用を生じる。この
ため、低圧域の冷媒ガスは、保持器32dの回転により
傾斜溝32e内を流量Qで軸方向に流れ、軸封装置31
に案内される。この間、自転防止機構の可動リング51
には連通口62dと軸受32とを連通させる連通孔51
bが貫設されているため、低圧域の冷媒ガスがこの連通
孔51bを経て、軸受32まで容易に供給される。この
ため、冷媒ガスは一層容易に軸封装置31に案内され
る。
た冷媒ガスは、回転する軸受32に形成された案内手段
により、軸封装置31に案内される。つまり、軸受32
の保持器32dが回転すれば、図6に示すように、角速
度ωにより傾斜溝32e内には回転方向に力Fを生じ
る。この力Fは、傾斜溝32eの垂直方向の垂直分力F
nと、傾斜溝32eの方向の平行分力Fsとに分解され
る。この平行分力Fsによって傾斜溝32e内の冷媒ガ
スは軸封装置31側へ押し出される。このとき、羽根3
2fは、低圧域側の冷媒ガスを傾斜溝32e内に掻き集
める。これにより、低圧域側がより低圧P0 となり、軸
封装置31側が高圧P1 (P1 >P0 )となって、低圧
域側から軸封装置31までのポンプ作用を生じる。この
ため、低圧域の冷媒ガスは、保持器32dの回転により
傾斜溝32e内を流量Qで軸方向に流れ、軸封装置31
に案内される。この間、自転防止機構の可動リング51
には連通口62dと軸受32とを連通させる連通孔51
bが貫設されているため、低圧域の冷媒ガスがこの連通
孔51bを経て、軸受32まで容易に供給される。この
ため、冷媒ガスは一層容易に軸封装置31に案内され
る。
【0025】そして、軸封装置31に案内された冷媒ガ
スは、その軸封装置31を冷媒ガス自身で冷却するとと
もに冷媒ガスが含有するミスト状の潤滑油で潤滑する。
この流れを図1に矢印で示す。しかる後、冷媒通路62
cにより、密閉される前の最外の外壁側圧縮室1bに吸
入される。また、一部の冷媒ガスは軸受32、ラジアル
軸受37、自転防止機構等を潤滑し、密閉される前の最
外の内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bに吸入され
る。
スは、その軸封装置31を冷媒ガス自身で冷却するとと
もに冷媒ガスが含有するミスト状の潤滑油で潤滑する。
この流れを図1に矢印で示す。しかる後、冷媒通路62
cにより、密閉される前の最外の外壁側圧縮室1bに吸
入される。また、一部の冷媒ガスは軸受32、ラジアル
軸受37、自転防止機構等を潤滑し、密閉される前の最
外の内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bに吸入され
る。
【0026】なお、最外の外壁側圧縮室1bに吸入され
た冷媒ガスは、可動スクロール4が固定スクロール2と
互いに位相をずらして噛合されることにより、外壁側圧
縮室1bが内壁側圧縮室1aと必ず連通されるため、内
壁側圧縮室1aに吸入され、最外の内壁側圧縮室1a及
び外壁側圧縮室1bの両者に冷媒ガスが吸入される。こ
うして、内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bは、最
外側から順次渦巻き中心方向に移動されて密閉され、し
かる後に容積を縮小させて単一の圧縮室1cとなり、こ
れにより吸入口62aから吸入した冷媒ガスは吐出ポー
ト2、吐出弁機構3を介して吐出室39へ吐出され、吐
出口から外部冷凍回路に循環される。
た冷媒ガスは、可動スクロール4が固定スクロール2と
互いに位相をずらして噛合されることにより、外壁側圧
縮室1bが内壁側圧縮室1aと必ず連通されるため、内
壁側圧縮室1aに吸入され、最外の内壁側圧縮室1a及
び外壁側圧縮室1bの両者に冷媒ガスが吸入される。こ
うして、内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bは、最
外側から順次渦巻き中心方向に移動されて密閉され、し
かる後に容積を縮小させて単一の圧縮室1cとなり、こ
れにより吸入口62aから吸入した冷媒ガスは吐出ポー
ト2、吐出弁機構3を介して吐出室39へ吐出され、吐
出口から外部冷凍回路に循環される。
【0027】したがって、この圧縮機では、軸封装置3
1に冷媒ガスを容易に供給することができるので、軸封
装置31の冷却及び潤滑を充分に行うことができる。こ
のため、この圧縮機では優れた耐久性を発揮することが
できる。また、この圧縮機では、軸封装置31等の潤滑
のためにほとんど吸入抵抗を増大させることがないた
め、高い圧縮効率を維持することができる。
1に冷媒ガスを容易に供給することができるので、軸封
装置31の冷却及び潤滑を充分に行うことができる。こ
のため、この圧縮機では優れた耐久性を発揮することが
できる。また、この圧縮機では、軸封装置31等の潤滑
のためにほとんど吸入抵抗を増大させることがないた
め、高い圧縮効率を維持することができる。
【0028】さらに、この圧縮機では、かかる効果を発
揮するために従来のような油分離器やポンプ等を内装す
ることはしていないため、体格の大型化を回避でき、車
両等への優れた搭載性を発揮することができるととも
に、製造コストの低廉化を実現することができる。ま
た、この圧縮機では、圧縮した冷媒ガス中の潤滑油を軸
封装置31に供給するものではないので、冷媒ガスの再
膨脹、再圧縮を生じることがなく、高い圧縮効率を維持
することができる。
揮するために従来のような油分離器やポンプ等を内装す
ることはしていないため、体格の大型化を回避でき、車
両等への優れた搭載性を発揮することができるととも
に、製造コストの低廉化を実現することができる。ま
た、この圧縮機では、圧縮した冷媒ガス中の潤滑油を軸
封装置31に供給するものではないので、冷媒ガスの再
膨脹、再圧縮を生じることがなく、高い圧縮効率を維持
することができる。
【0029】加えて、この圧縮機では、吸入通路62b
の通過面積を減少させることはないので、吸入通路62
bによる吸入抵抗の増大を生じることはなく、ひいては
高い圧縮効率を確保することができる。そして、この圧
縮機においては、保持器32dを樹脂成形品としている
ため、安価な製造が可能である。なお、保持器32dを
金属プレス品としても、プレス型の変更でさほどの製造
コストの高騰をも生じない。
の通過面積を減少させることはないので、吸入通路62
bによる吸入抵抗の増大を生じることはなく、ひいては
高い圧縮効率を確保することができる。そして、この圧
縮機においては、保持器32dを樹脂成形品としている
ため、安価な製造が可能である。なお、保持器32dを
金属プレス品としても、プレス型の変更でさほどの製造
コストの高騰をも生じない。
【0030】なお、上記実施例では保持器32dの外周
面に傾斜溝32eを凹設したが、保持器32dの内周面
や内輪32bにおけるボール32cが転動しない領域に
同様の傾斜溝及び羽根を形成することも有効である。
面に傾斜溝32eを凹設したが、保持器32dの内周面
や内輪32bにおけるボール32cが転動しない領域に
同様の傾斜溝及び羽根を形成することも有効である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の圧縮機で
は、特許請求の範囲記載の構成を採用しているため、低
い吸入抵抗の下で軸封装置に冷媒ガスを容易に供給する
ことができるので、高い圧縮効率の下で軸封装置の冷却
及び潤滑を充分に行うことができる。このため、この圧
縮機では優れた圧縮効率と耐久性を発揮することができ
る。
は、特許請求の範囲記載の構成を採用しているため、低
い吸入抵抗の下で軸封装置に冷媒ガスを容易に供給する
ことができるので、高い圧縮効率の下で軸封装置の冷却
及び潤滑を充分に行うことができる。このため、この圧
縮機では優れた圧縮効率と耐久性を発揮することができ
る。
【0032】また、この圧縮機では、かかる効果を発揮
するために油分離器やポンプ等を内装することはしてい
ないため、体格の大型化を回避でき、車両等への優れた
搭載性を発揮することができるとともに、製造コストの
低廉化を実現することができる。
するために油分離器やポンプ等を内装することはしてい
ないため、体格の大型化を回避でき、車両等への優れた
搭載性を発揮することができるとともに、製造コストの
低廉化を実現することができる。
【図1】実施例のスクロール型圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図2】実施例のスクロール型圧縮機に係り、図1のI
I−II矢視断面図である。
I−II矢視断面図である。
【図3】実施例のスクロール型圧縮機に係り、軸受の一
部断面斜視図である。
部断面斜視図である。
【図4】実施例のスクロール型圧縮機に係り、軸受の平
面図である。
面図である。
【図5】実施例のスクロール型圧縮機に係り、軸受の一
部断面側面図である。
部断面側面図である。
【図6】実施例のスクロール型圧縮機に係り、軸受の保
持器が回転している間の冷媒ガスの流れを示す説明図で
ある。
持器が回転している間の冷媒ガスの流れを示す説明図で
ある。
62a…吸入口 62d…連通口 62b
…吸入通路 30…フロントハウジング 22…シェル部 38…リアハウジング 2…固定スクロール 31…軸封装置 32…軸受 33…
駆動軸 21…固定側板 23…固定渦巻体 4…可
動スクロール 41…可動側板 42…可動渦巻体 1…圧
縮室 1a…内壁側圧縮室 1b…外壁側圧縮室 34…
駆動ピン 37…ラジアル軸受 36…駆動ブッシュ 51a、51、30a、41a…自転防止機構(51a
…自転防止ピン、51…可動リング、30a、41a…
規制孔) 32e、32f…案内手段(32e…傾斜溝、32f…
羽根) 62c…冷媒通路 51b…連通孔
…吸入通路 30…フロントハウジング 22…シェル部 38…リアハウジング 2…固定スクロール 31…軸封装置 32…軸受 33…
駆動軸 21…固定側板 23…固定渦巻体 4…可
動スクロール 41…可動側板 42…可動渦巻体 1…圧
縮室 1a…内壁側圧縮室 1b…外壁側圧縮室 34…
駆動ピン 37…ラジアル軸受 36…駆動ブッシュ 51a、51、30a、41a…自転防止機構(51a
…自転防止ピン、51…可動リング、30a、41a…
規制孔) 32e、32f…案内手段(32e…傾斜溝、32f…
羽根) 62c…冷媒通路 51b…連通孔
Claims (4)
- 【請求項1】吸入口と連通口とが開口された吸入通路を
有するハウジングと、該ハウジング内において該連通口
と連通した低圧域に内装された軸受と、該ハウジング内
において軸封装置によって封止され、該軸受を介して該
ハウジングに支承された駆動軸と、固定側板及び固定渦
巻体を有して該ハウジングに固定された固定スクロール
と、該ハウジング内に収容されて該固定スクロールと噛
合する可動側板及び可動渦巻体を有し、該可動渦巻体の
内壁側に該連通口と該低圧域を介して連通する内壁側圧
縮室を形成し、該可動渦巻体の外壁側に該連通口と該低
圧域を介して連通する外壁側圧縮室を形成する可動スク
ロールと、該駆動軸の後端に突設された駆動ピンと係合
し、ラジアル軸受を介して該可動スクロールを公転させ
る駆動ブッシュと、該低圧域において該ハウジング及び
該可動スクロールの該可動側板と係合し、該可動スクロ
ールの自転を防止する自転防止機構とを備え、該可動ス
クロールの公転運動により、該内壁側圧縮室及び該外壁
側圧縮室を順次渦巻き中心方向に移動させて密閉させた
後、容積を縮小させて単一の圧縮室となし、これにより
該吸入口から吸入した冷媒ガスを圧縮して吐出させるス
クロール型圧縮機において、 前記連通口は前記固定渦巻体及び前記可動渦巻体の放射
位置に開口され、前記軸受には、回転により該低圧域の
前記冷媒ガスを前記軸封装置に案内する案内手段が形成
され、該軸封装置と密閉される前の最外の前記内壁側圧
縮室及び前記外壁側圧縮室の少なくとも一方とは冷媒通
路により連通されていることを特徴とするスクロール型
圧縮機。 - 【請求項2】案内手段は、軸方向に対して低圧域側が回
転方向前方に傾斜するように軸受の保持器に凹設した傾
斜溝であることを特徴とする請求項1記載のスクロール
型圧縮機。 - 【請求項3】案内手段は、軸受の保持器における低圧域
側かつ回転方向後側に突設した羽根であることを特徴と
する請求項1記載のスクロール型圧縮機。 - 【請求項4】自転防止機構の可動リングには連通口と軸
受とを連通させる連通孔が貫設されていることを特徴と
する請求項1、2又は3記載のスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30778793A JPH07158566A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30778793A JPH07158566A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07158566A true JPH07158566A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17973251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30778793A Pending JPH07158566A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07158566A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100696123B1 (ko) * | 2005-03-30 | 2007-03-22 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기의 고정스크롤 |
| DE102016108317A1 (de) | 2016-05-04 | 2017-11-09 | Hanon Systems | Vorrichtung zur Verdichtung eines gasförmigen Fluids |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30778793A patent/JPH07158566A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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