JPH07158571A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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- JPH07158571A JPH07158571A JP30779493A JP30779493A JPH07158571A JP H07158571 A JPH07158571 A JP H07158571A JP 30779493 A JP30779493 A JP 30779493A JP 30779493 A JP30779493 A JP 30779493A JP H07158571 A JPH07158571 A JP H07158571A
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】圧縮機における体格の大型化及び製造コストの
高騰化を生じることなく、かつ低い吸入抵抗の下で軸封
装置の冷却及び潤滑を充分に行う。 【構成】吸入通路62bの連通口62dを固定渦巻体2
3及び可動渦巻体42の放射位置に開口する。軸封装置
31と密閉される前の外壁側圧縮室1bとは冷媒通路6
2cにより連通されている。フロントハウジング30に
は軸封装置31に連通する間隙Cを確保して駆動軸33
と直交する内端面30bが形成され、駆動軸33には、
内端面30bと対面して同期回転し、介在される冷媒ガ
スの粘性及び遠心力により冷媒ガスを径外方向に移動さ
せて低圧域に至らしめるスリンガー33bが設けられて
いる。
高騰化を生じることなく、かつ低い吸入抵抗の下で軸封
装置の冷却及び潤滑を充分に行う。 【構成】吸入通路62bの連通口62dを固定渦巻体2
3及び可動渦巻体42の放射位置に開口する。軸封装置
31と密閉される前の外壁側圧縮室1bとは冷媒通路6
2cにより連通されている。フロントハウジング30に
は軸封装置31に連通する間隙Cを確保して駆動軸33
と直交する内端面30bが形成され、駆動軸33には、
内端面30bと対面して同期回転し、介在される冷媒ガ
スの粘性及び遠心力により冷媒ガスを径外方向に移動さ
せて低圧域に至らしめるスリンガー33bが設けられて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型圧縮機に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機(以下、単に
圧縮機という。)としては、実公昭63−43424号
公報記載のものが知られている。この圧縮機では、フロ
ントハウジングとフロントエンドプレートとリアハウジ
ングとがハウジングとして外形を形成している。リアハ
ウジングには吸入口及び吐出口が形成されているととも
に、固定側板及び固定渦巻体からなる固定スクロールが
固定されている。この固定スクロールにはリアハウジン
グ内において可動側板及び可動渦巻体からなる可動スク
ロールが互いに180°位相をずらして噛合され、これ
により可動渦巻体の内壁側に内壁側圧縮室が形成され、
可動渦巻体の外壁側に外壁側圧縮室が形成されている。
そして、フロントエンドプレートには駆動軸が軸封装置
及び軸受を介して回転自在に支承され、駆動軸の後端に
は駆動ピンが突設されている。この駆動ピンにはラジア
ル軸受を介して可動スクロールを公転させる駆動ブッシ
ュが嵌合され、フロントエンドプレートと可動スクロー
ルの可動側板との間には可動スクロールの自転を防止す
る自転防止機構が備えられている。また、この圧縮機で
は、リアハウジングに一端の吸入口から他端の連通口に
より密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に連
通する主吸入通路が設けられているとともに、特徴的な
構成として、フロントエンドプレート及びリアハウジン
グに主吸入通路から分岐されて軸封装置に至る副吸入通
路が設けられている。
圧縮機という。)としては、実公昭63−43424号
公報記載のものが知られている。この圧縮機では、フロ
ントハウジングとフロントエンドプレートとリアハウジ
ングとがハウジングとして外形を形成している。リアハ
ウジングには吸入口及び吐出口が形成されているととも
に、固定側板及び固定渦巻体からなる固定スクロールが
固定されている。この固定スクロールにはリアハウジン
グ内において可動側板及び可動渦巻体からなる可動スク
ロールが互いに180°位相をずらして噛合され、これ
により可動渦巻体の内壁側に内壁側圧縮室が形成され、
可動渦巻体の外壁側に外壁側圧縮室が形成されている。
そして、フロントエンドプレートには駆動軸が軸封装置
及び軸受を介して回転自在に支承され、駆動軸の後端に
は駆動ピンが突設されている。この駆動ピンにはラジア
ル軸受を介して可動スクロールを公転させる駆動ブッシ
ュが嵌合され、フロントエンドプレートと可動スクロー
ルの可動側板との間には可動スクロールの自転を防止す
る自転防止機構が備えられている。また、この圧縮機で
は、リアハウジングに一端の吸入口から他端の連通口に
より密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に連
通する主吸入通路が設けられているとともに、特徴的な
構成として、フロントエンドプレート及びリアハウジン
グに主吸入通路から分岐されて軸封装置に至る副吸入通
路が設けられている。
【0003】この圧縮機では、駆動軸を回転駆動すれ
ば、駆動ブッシュが駆動ピンにより駆動されて回転す
る。駆動ブッシュの回転はラジアル軸受を介して可動ス
クロールに伝達され、可動スクロールが自転防止機構に
より自転を防止されていることから、可動スクロールは
公転運動のみ実行される。これによって内壁側圧縮室及
び外壁側圧縮室は、最外側から順次渦巻き中心方向に移
動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させて単一の
圧縮室となり、これにより吸入口から吸入した冷媒ガス
を圧縮して吐出口より吐出させる。
ば、駆動ブッシュが駆動ピンにより駆動されて回転す
る。駆動ブッシュの回転はラジアル軸受を介して可動ス
クロールに伝達され、可動スクロールが自転防止機構に
より自転を防止されていることから、可動スクロールは
公転運動のみ実行される。これによって内壁側圧縮室及
び外壁側圧縮室は、最外側から順次渦巻き中心方向に移
動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させて単一の
圧縮室となり、これにより吸入口から吸入した冷媒ガス
を圧縮して吐出口より吐出させる。
【0004】この間、上記公報によれば、吸入口より主
吸入通路を経て吸入される冷媒ガスは、一部が副吸入通
路を経て軸封装置に導入可能になされているため、その
軸封装置を冷媒ガス自身で冷却するとともに冷媒ガスが
含有するミスト状の潤滑油で潤滑し、しかる後に軸受等
の潤滑も行うことが可能とされている。
吸入通路を経て吸入される冷媒ガスは、一部が副吸入通
路を経て軸封装置に導入可能になされているため、その
軸封装置を冷媒ガス自身で冷却するとともに冷媒ガスが
含有するミスト状の潤滑油で潤滑し、しかる後に軸受等
の潤滑も行うことが可能とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の圧
縮機では、吸入口と軸封装置とを副吸入通路によって連
通させているにすぎない。このため、冷媒ガスは、例え
軸封装置に至ったとしても、軸受の転動体間の間隙等を
介して、吸入実行段階である密閉される前の内壁側圧縮
室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、軸封装置後
の吸入抵抗が大きくなっている。また、吸入口近傍と軸
封装置、そして密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側
圧縮室とでは、ほとんど差圧を生じていない。こうし
て、冷媒ガスは、吸入抵抗が高いことと差圧がほとんど
ないこととから、副吸入通路により軸封装置、軸受等を
介して内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に供給されること
がほとんどなく、主吸入通路により内壁側圧縮室及び外
壁側圧縮室に供給される。このため、この圧縮機では、
軸封装置の冷却及び潤滑が不十分になるとともに、軸受
等の潤滑も不十分になるおそれがある。
縮機では、吸入口と軸封装置とを副吸入通路によって連
通させているにすぎない。このため、冷媒ガスは、例え
軸封装置に至ったとしても、軸受の転動体間の間隙等を
介して、吸入実行段階である密閉される前の内壁側圧縮
室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、軸封装置後
の吸入抵抗が大きくなっている。また、吸入口近傍と軸
封装置、そして密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側
圧縮室とでは、ほとんど差圧を生じていない。こうし
て、冷媒ガスは、吸入抵抗が高いことと差圧がほとんど
ないこととから、副吸入通路により軸封装置、軸受等を
介して内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に供給されること
がほとんどなく、主吸入通路により内壁側圧縮室及び外
壁側圧縮室に供給される。このため、この圧縮機では、
軸封装置の冷却及び潤滑が不十分になるとともに、軸受
等の潤滑も不十分になるおそれがある。
【0006】かといって、軸封装置の冷却及び潤滑を充
分に行わしめるべく、主吸入通路の連通口を軸封装置と
軸受との間に開口させると、冷媒ガスが軸受の転動体間
の間隙等を介して吸入実行段階である密閉される前の内
壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、吸
入抵抗が大きくなり、圧縮効率の低下をもたらしてしま
う。
分に行わしめるべく、主吸入通路の連通口を軸封装置と
軸受との間に開口させると、冷媒ガスが軸受の転動体間
の間隙等を介して吸入実行段階である密閉される前の内
壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至らなければならず、吸
入抵抗が大きくなり、圧縮効率の低下をもたらしてしま
う。
【0007】また、実開昭60−170088号公報、
実開昭62−132287号公報及び特開平2−271
86号公報には、潤滑油を軸封装置等に供給可能な油分
離器やポンプ等を備えた圧縮機が開示されている。しか
し、これらの圧縮機では、油分離器やポンプ等を内装す
ることにより、体格の大型化を招来して車両等への搭載
性を損なうことになるとともに、製造コストの高騰化を
生じてしまう。
実開昭62−132287号公報及び特開平2−271
86号公報には、潤滑油を軸封装置等に供給可能な油分
離器やポンプ等を備えた圧縮機が開示されている。しか
し、これらの圧縮機では、油分離器やポンプ等を内装す
ることにより、体格の大型化を招来して車両等への搭載
性を損なうことになるとともに、製造コストの高騰化を
生じてしまう。
【0008】本発明は、圧縮機における体格の大型化及
び製造コストの高騰化を生じることなく、かつ低い吸入
抵抗の下で軸封装置の冷却及び潤滑を充分に行うことを
課題とする。
び製造コストの高騰化を生じることなく、かつ低い吸入
抵抗の下で軸封装置の冷却及び潤滑を充分に行うことを
課題とする。
【0009】
(1)本発明の圧縮機は、上記課題を解決するため、吸
入口と連通口とが開口された吸入通路を有するハウジン
グと、該ハウジング内において該連通口と連通した低圧
域に内装された軸受と、該ハウジング内において軸封装
置によって封止され、該軸受を介して該ハウジングに支
承された駆動軸と、固定側板及び固定渦巻体を有して該
ハウジングに固定された固定スクロールと、該ハウジン
グ内に収容されて該固定スクロールと噛合する可動側板
及び可動渦巻体を有し、該可動渦巻体の内壁側に該連通
口と該低圧域を介して連通する内壁側圧縮室を形成し、
該可動渦巻体の外壁側に該連通口と該低圧域を介して連
通する外壁側圧縮室を形成する可動スクロールと、該駆
動軸の後端に突設された駆動ピンと係合し、ラジアル軸
受を介して該可動スクロールを公転させる駆動ブッシュ
と、該低圧域において該ハウジング及び該可動スクロー
ルの該可動側板と係合し、該可動スクロールの自転を防
止する自転防止機構とを備え、該可動スクロールの公転
運動により、該内壁側圧縮室及び該外壁側圧縮室を順次
渦巻き中心方向に移動させて密閉させた後、容積を縮小
させて単一の圧縮室となし、これにより該吸入口から吸
入した冷媒ガスを圧縮して吐出させるスクロール型圧縮
機において、前記連通口は前記固定渦巻体及び前記可動
渦巻体の放射位置に開口され、前記軸封装置と密閉され
る前の前記内壁側圧縮室及び前記外壁側圧縮室の少なく
とも一方とは冷媒通路により連通され、前記ハウジング
には該軸封装置に連通する間隙を確保して前記駆動軸と
直交する内端面が形成され、前記駆動軸には、該内端面
と対面して同期回転し、介在される前記冷媒ガスの粘性
及び遠心力により該冷媒ガスを径外方向に移動させて前
記低圧域に至らしめるスリンガーが設けられているとい
う新規な手段を講じている。
入口と連通口とが開口された吸入通路を有するハウジン
グと、該ハウジング内において該連通口と連通した低圧
域に内装された軸受と、該ハウジング内において軸封装
置によって封止され、該軸受を介して該ハウジングに支
承された駆動軸と、固定側板及び固定渦巻体を有して該
ハウジングに固定された固定スクロールと、該ハウジン
グ内に収容されて該固定スクロールと噛合する可動側板
及び可動渦巻体を有し、該可動渦巻体の内壁側に該連通
口と該低圧域を介して連通する内壁側圧縮室を形成し、
該可動渦巻体の外壁側に該連通口と該低圧域を介して連
通する外壁側圧縮室を形成する可動スクロールと、該駆
動軸の後端に突設された駆動ピンと係合し、ラジアル軸
受を介して該可動スクロールを公転させる駆動ブッシュ
と、該低圧域において該ハウジング及び該可動スクロー
ルの該可動側板と係合し、該可動スクロールの自転を防
止する自転防止機構とを備え、該可動スクロールの公転
運動により、該内壁側圧縮室及び該外壁側圧縮室を順次
渦巻き中心方向に移動させて密閉させた後、容積を縮小
させて単一の圧縮室となし、これにより該吸入口から吸
入した冷媒ガスを圧縮して吐出させるスクロール型圧縮
機において、前記連通口は前記固定渦巻体及び前記可動
渦巻体の放射位置に開口され、前記軸封装置と密閉され
る前の前記内壁側圧縮室及び前記外壁側圧縮室の少なく
とも一方とは冷媒通路により連通され、前記ハウジング
には該軸封装置に連通する間隙を確保して前記駆動軸と
直交する内端面が形成され、前記駆動軸には、該内端面
と対面して同期回転し、介在される前記冷媒ガスの粘性
及び遠心力により該冷媒ガスを径外方向に移動させて前
記低圧域に至らしめるスリンガーが設けられているとい
う新規な手段を講じている。
【0010】(2)本発明の圧縮機では、スリンガーは
内端面側に放射方向に形成された案内溝又は案内凸部を
もつことができる。 (3)また、本発明の圧縮機では、スリンガーは駆動軸
と一体的に形成されていることが好ましい。
内端面側に放射方向に形成された案内溝又は案内凸部を
もつことができる。 (3)また、本発明の圧縮機では、スリンガーは駆動軸
と一体的に形成されていることが好ましい。
【0011】
(1)請求項1の圧縮機では、最外の内壁側圧縮室と外
壁側圧縮室とは、吸入実行段階である密閉される前には
吸入口の圧力より低圧である。そして、一端に吸入口が
開口された吸入通路は、他端の連通口が固定渦巻体及び
可動渦巻体の放射位置に開口されている。このため、吸
入口近傍の冷媒ガスは、吸入通路による低い吸入抵抗の
下で、最外の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至る。
壁側圧縮室とは、吸入実行段階である密閉される前には
吸入口の圧力より低圧である。そして、一端に吸入口が
開口された吸入通路は、他端の連通口が固定渦巻体及び
可動渦巻体の放射位置に開口されている。このため、吸
入口近傍の冷媒ガスは、吸入通路による低い吸入抵抗の
下で、最外の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室に至る。
【0012】また、駆動軸が回転すればスリンガーが同
期回転する。このとき、スリンガーはハウジングに駆動
軸と直交して形成された内端面と対面されているため、
内端面とスリンガーとの間に介在される冷媒ガスは、そ
の粘性及び遠心力により径外方向に移動される。そし
て、内端面は軸封装置に連通する間隙を確保しているた
め、冷媒ガスが径外方向に移動することにより、その間
隙が負圧になる。こうして間隙が負圧になれば、密閉さ
れる前の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室の少なくとも一
方から冷媒通路を経て冷媒ガスが間隙に移動される。こ
のため、冷媒ガスが軸封装置に供給される。
期回転する。このとき、スリンガーはハウジングに駆動
軸と直交して形成された内端面と対面されているため、
内端面とスリンガーとの間に介在される冷媒ガスは、そ
の粘性及び遠心力により径外方向に移動される。そし
て、内端面は軸封装置に連通する間隙を確保しているた
め、冷媒ガスが径外方向に移動することにより、その間
隙が負圧になる。こうして間隙が負圧になれば、密閉さ
れる前の内壁側圧縮室及び外壁側圧縮室の少なくとも一
方から冷媒通路を経て冷媒ガスが間隙に移動される。こ
のため、冷媒ガスが軸封装置に供給される。
【0013】軸封装置に供給された冷媒ガスは、その軸
封装置を冷媒ガス自身で冷却するとともに冷媒ガスが含
有するミスト状の潤滑油で潤滑する。しかる後、最外の
内壁側圧縮室と外壁側圧縮室とは、吸入口の圧力より低
圧であるため、冷媒ガスは、軸受等を経て低圧域に至
り、しかる後に密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側
圧縮室に吸入されるため、軸受等の潤滑も行う。
封装置を冷媒ガス自身で冷却するとともに冷媒ガスが含
有するミスト状の潤滑油で潤滑する。しかる後、最外の
内壁側圧縮室と外壁側圧縮室とは、吸入口の圧力より低
圧であるため、冷媒ガスは、軸受等を経て低圧域に至
り、しかる後に密閉される前の内壁側圧縮室及び外壁側
圧縮室に吸入されるため、軸受等の潤滑も行う。
【0014】(2)請求項2の圧縮機では、スリンガー
が駆動軸と同期回転することにより、内端面とスリンガ
ーとの間に介在される冷媒ガスは、放射方向に形成され
た案内溝又は案内凸部によって案内されるため、その粘
性及び遠心力により径外方向により積極的に移動され
る。 (3)請求項3の圧縮機では、スリンガーが駆動軸と一
体的に形成されているため、スリンガーを軸受押さえフ
ランジとして用いることができる。
が駆動軸と同期回転することにより、内端面とスリンガ
ーとの間に介在される冷媒ガスは、放射方向に形成され
た案内溝又は案内凸部によって案内されるため、その粘
性及び遠心力により径外方向により積極的に移動され
る。 (3)請求項3の圧縮機では、スリンガーが駆動軸と一
体的に形成されているため、スリンガーを軸受押さえフ
ランジとして用いることができる。
【0015】
(実施例1)以下、請求項1、3の圧縮機を具体化した
実施例1を図面を参照しつつ説明する。この圧縮機は、
図1に示すように、固定側板21と、この固定側板21
と一体に形成され外郭を形成するシェル部22と、固定
側板21の内側にインボリュート曲線等により形成され
た固定渦巻体23とからなる固定スクロール2が、可動
側板41と、この可動側板41の内側にインボリュート
曲線等により形成された可動渦巻体42とからなる可動
スクロール4と噛合することにより、圧縮室1を形成し
ている。
実施例1を図面を参照しつつ説明する。この圧縮機は、
図1に示すように、固定側板21と、この固定側板21
と一体に形成され外郭を形成するシェル部22と、固定
側板21の内側にインボリュート曲線等により形成され
た固定渦巻体23とからなる固定スクロール2が、可動
側板41と、この可動側板41の内側にインボリュート
曲線等により形成された可動渦巻体42とからなる可動
スクロール4と噛合することにより、圧縮室1を形成し
ている。
【0016】すなわち、図2に示すように、可動渦巻体
42の内壁が固定渦巻体23の外壁とともに内壁側圧縮
室1aを構成し、可動渦巻体42の外壁が固定渦巻体2
3の内壁とともに外壁側圧縮室1bを構成している。固
定スクロール2のシェル部22は、図1に示すように、
フロントハウジング30及びリアハウジング38と通し
ボルト3(図2参照)により締結され、フロントハウジ
ング30のボス内には、軸封装置31を介して駆動軸3
3が延在されている。
42の内壁が固定渦巻体23の外壁とともに内壁側圧縮
室1aを構成し、可動渦巻体42の外壁が固定渦巻体2
3の内壁とともに外壁側圧縮室1bを構成している。固
定スクロール2のシェル部22は、図1に示すように、
フロントハウジング30及びリアハウジング38と通し
ボルト3(図2参照)により締結され、フロントハウジ
ング30のボス内には、軸封装置31を介して駆動軸3
3が延在されている。
【0017】この駆動軸33の後方には、この圧縮機の
最も特徴的な構成として、平円板状のスリンガー33b
が一体的に形成されている。また、フロントハウジング
30には、図3にも示すように、軸封装置31に連通す
る間隙Cを確保して駆動軸33と直交する内端面30b
が形成されている。スリンガー33bは、この内端面3
0bと0.1mm程度以下の距離lを確保して対面され
ている。
最も特徴的な構成として、平円板状のスリンガー33b
が一体的に形成されている。また、フロントハウジング
30には、図3にも示すように、軸封装置31に連通す
る間隙Cを確保して駆動軸33と直交する内端面30b
が形成されている。スリンガー33bは、この内端面3
0bと0.1mm程度以下の距離lを確保して対面され
ている。
【0018】スリンガー33bの後方には、図1に示す
ように、スリンガー33bよりやや小径の大径部33a
が同様に一体的に形成され、フロントハウジング30と
大径部33aとの間にはスリンガー33bの後面を軸受
押さえフランジとしてアンギュラコンタクト玉軸受32
が介在されている。また、軸封装置31と密閉される前
の最外の外壁側圧縮室1bとは、この圧縮機の特徴的な
構成として、図2にも示すように、冷媒通路62c及び
間隙Cにより連通されている。
ように、スリンガー33bよりやや小径の大径部33a
が同様に一体的に形成され、フロントハウジング30と
大径部33aとの間にはスリンガー33bの後面を軸受
押さえフランジとしてアンギュラコンタクト玉軸受32
が介在されている。また、軸封装置31と密閉される前
の最外の外壁側圧縮室1bとは、この圧縮機の特徴的な
構成として、図2にも示すように、冷媒通路62c及び
間隙Cにより連通されている。
【0019】そして、シェル部22及びフロントハウジ
ング30には、図2にも示すように、吸入フランジ62
が形成されている。吸入フランジ62には、外部冷凍回
路と接続される吸入口62aを一端にもち、他端の連通
口62dが固定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位
置に位置する吸入通路62bが形成されている。連通口
62dはシェル22の内壁及び固定渦巻体23の内外壁
が形成する渦巻き状の溝の端部に連通され、これにより
吸入口62aは最外の内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮
室1bに連通可能になっている。かかる連通口62d
は、図1に示すように、可動スクロール4の公転を可能
とする間隙及び後述する自転防止機構の間隙に連通さ
れ、これらの間隙は軸受32に連通する低圧域となって
いる。
ング30には、図2にも示すように、吸入フランジ62
が形成されている。吸入フランジ62には、外部冷凍回
路と接続される吸入口62aを一端にもち、他端の連通
口62dが固定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位
置に位置する吸入通路62bが形成されている。連通口
62dはシェル22の内壁及び固定渦巻体23の内外壁
が形成する渦巻き状の溝の端部に連通され、これにより
吸入口62aは最外の内壁側圧縮室1a及び外壁側圧縮
室1bに連通可能になっている。かかる連通口62d
は、図1に示すように、可動スクロール4の公転を可能
とする間隙及び後述する自転防止機構の間隙に連通さ
れ、これらの間隙は軸受32に連通する低圧域となって
いる。
【0020】また、駆動軸33の大径部33aの後端に
は駆動ピン34が突設されている。この駆動ピン34に
はカウンタウェイト35及び駆動ブッシュ36が嵌合さ
れ、駆動ブッシュ36にラジアル軸受37を介して可動
側板41のボスが支承されている。なお、駆動ピン34
は駆動軸33の回転方向後方に傾斜した駆動面34aを
有しており、駆動ブッシュ36はこの駆動面34aに沿
って径方向に案内可能になされている。
は駆動ピン34が突設されている。この駆動ピン34に
はカウンタウェイト35及び駆動ブッシュ36が嵌合さ
れ、駆動ブッシュ36にラジアル軸受37を介して可動
側板41のボスが支承されている。なお、駆動ピン34
は駆動軸33の回転方向後方に傾斜した駆動面34aを
有しており、駆動ブッシュ36はこの駆動面34aに沿
って径方向に案内可能になされている。
【0021】さらに、フロントハウジング30と可動側
板41との間には軸方向に延在する所定数の自転防止ピ
ン51aをもつ可動リング51が介在され、自転防止ピ
ン51aはフロントハウジング30に凹設された規制孔
30aと可動側板41に凹設された規制孔41aとにそ
れぞれ鋼鉄製ライナを介して係合され、これにより駆動
軸33及び可動側板41より作用するラジアル力を受承
して可動側板41の自転を防止している。なお、自転防
止ピン51aが設けられている可動リング51の前後面
は、ラジアル力を好適に受承するため、フロントハウジ
ング30及び可動側板41との間に数十μmの間隙を有
している。一方、自転防止ピン51aが設けられていな
い可動リング51の前後面はフロントハウジング30及
び可動側板41と摺動可能に当接されており、これによ
り可動側板41より作用するスラスト力が受承されてい
る。これら自転防止ピン51a、可動リング51及び規
制孔30a、41aにより自転防止機構が構成されてい
る。
板41との間には軸方向に延在する所定数の自転防止ピ
ン51aをもつ可動リング51が介在され、自転防止ピ
ン51aはフロントハウジング30に凹設された規制孔
30aと可動側板41に凹設された規制孔41aとにそ
れぞれ鋼鉄製ライナを介して係合され、これにより駆動
軸33及び可動側板41より作用するラジアル力を受承
して可動側板41の自転を防止している。なお、自転防
止ピン51aが設けられている可動リング51の前後面
は、ラジアル力を好適に受承するため、フロントハウジ
ング30及び可動側板41との間に数十μmの間隙を有
している。一方、自転防止ピン51aが設けられていな
い可動リング51の前後面はフロントハウジング30及
び可動側板41と摺動可能に当接されており、これによ
り可動側板41より作用するスラスト力が受承されてい
る。これら自転防止ピン51a、可動リング51及び規
制孔30a、41aにより自転防止機構が構成されてい
る。
【0022】また、リアハウジング38内には吐出室3
9が形成されており、この吐出室39は固定側板21の
中央部分に貫設された吐出ポート2と吐出弁機構6を介
して連通されているとともに、図示しない吐出口で冷凍
回路と連通されている。以上のように構成されたこの圧
縮機では、電磁クラッチにより駆動軸33を回転駆動す
れば、駆動ブッシュ36は駆動ピン34により駆動され
て回転する。駆動ブッシュ36の回転はラジアル軸受3
7を介して可動側板41に伝達され、可動側板41が自
転防止ピン51a、可動リング51及び規制孔30a、
41aにより自転を防止されていることから、可動スク
ロール4は公転円に沿って公転運動のみ実行される。こ
れによって固定側板21、固定渦巻体23、可動側板4
1及び可動渦巻体42により形成された内壁側圧縮室1
a及び外壁側圧縮室1bは、最外側から順次渦巻き中心
方向に移動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させ
ながら渦巻き中心方向へ移動される。
9が形成されており、この吐出室39は固定側板21の
中央部分に貫設された吐出ポート2と吐出弁機構6を介
して連通されているとともに、図示しない吐出口で冷凍
回路と連通されている。以上のように構成されたこの圧
縮機では、電磁クラッチにより駆動軸33を回転駆動す
れば、駆動ブッシュ36は駆動ピン34により駆動され
て回転する。駆動ブッシュ36の回転はラジアル軸受3
7を介して可動側板41に伝達され、可動側板41が自
転防止ピン51a、可動リング51及び規制孔30a、
41aにより自転を防止されていることから、可動スク
ロール4は公転円に沿って公転運動のみ実行される。こ
れによって固定側板21、固定渦巻体23、可動側板4
1及び可動渦巻体42により形成された内壁側圧縮室1
a及び外壁側圧縮室1bは、最外側から順次渦巻き中心
方向に移動されて密閉され、しかる後に容積を縮小させ
ながら渦巻き中心方向へ移動される。
【0023】これらの間、最外の内壁側圧縮室1aと外
壁側圧縮室1bとは、吸入口62aの圧力より低圧であ
る。そして、図2に示すように、一端に吸入口62aが
開口された吸入通路62bは、他端の連通口62dが固
定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位置に開口され
ている。このため、吸入口62a近傍の冷媒ガスは、吸
入通路62bによる低い吸入抵抗の下で、最外の内壁側
圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bに至る。
壁側圧縮室1bとは、吸入口62aの圧力より低圧であ
る。そして、図2に示すように、一端に吸入口62aが
開口された吸入通路62bは、他端の連通口62dが固
定渦巻体23及び可動渦巻体42の放射位置に開口され
ている。このため、吸入口62a近傍の冷媒ガスは、吸
入通路62bによる低い吸入抵抗の下で、最外の内壁側
圧縮室1a及び外壁側圧縮室1bに至る。
【0024】また、駆動軸33が回転すればスリンガー
33bが同期回転する。このとき、スリンガー33bは
内端面30bと0.1mm程度以下の距離lを確保して
対面されているため、内端面30bとスリンガー33b
との間に介在される冷媒ガスは、その粘性及び遠心力に
より径外方向に移動される。つまり、図4に示すよう
に、駆動軸33と同期してスリンガー33bが角速度ω
で回転すれば、軸心Oから半径rだけ離れた位置Aの速
度vは、OAと直角かつ回転方向にrωの大きさを有し
ている。この速度vはスリンガー33bの前面と内端面
30bとの間で図5に示す分布を有している。冷媒ガス
は、この速度vの分布する面積に応じて位置Bに移動さ
れようとする。図4に示すように、位置Aから位置Bへ
向かうことで、半径は位置Aの回転後の位置A’からΔ
rだけ増加しているため、冷媒ガスはΔrだけ径外方向
に移動される。なお、実際は粘性があるため、スリンガ
ー33bの前面側ではΔrよりやや小さい距離だけ冷媒
ガスは径方向へ移動する。
33bが同期回転する。このとき、スリンガー33bは
内端面30bと0.1mm程度以下の距離lを確保して
対面されているため、内端面30bとスリンガー33b
との間に介在される冷媒ガスは、その粘性及び遠心力に
より径外方向に移動される。つまり、図4に示すよう
に、駆動軸33と同期してスリンガー33bが角速度ω
で回転すれば、軸心Oから半径rだけ離れた位置Aの速
度vは、OAと直角かつ回転方向にrωの大きさを有し
ている。この速度vはスリンガー33bの前面と内端面
30bとの間で図5に示す分布を有している。冷媒ガス
は、この速度vの分布する面積に応じて位置Bに移動さ
れようとする。図4に示すように、位置Aから位置Bへ
向かうことで、半径は位置Aの回転後の位置A’からΔ
rだけ増加しているため、冷媒ガスはΔrだけ径外方向
に移動される。なお、実際は粘性があるため、スリンガ
ー33bの前面側ではΔrよりやや小さい距離だけ冷媒
ガスは径方向へ移動する。
【0025】そして、内端面30bは軸封装置31に連
通する間隙Cを確保しているため、冷媒ガスが径外方向
に移動することにより、その間隙Cが負圧になる。こう
して間隙Cが負圧になれば、密閉される前の外壁側圧縮
室1bから冷媒通路62cを経て冷媒ガスが間隙Cに移
動される。このため、冷媒ガスが軸封装置31に供給さ
れる。
通する間隙Cを確保しているため、冷媒ガスが径外方向
に移動することにより、その間隙Cが負圧になる。こう
して間隙Cが負圧になれば、密閉される前の外壁側圧縮
室1bから冷媒通路62cを経て冷媒ガスが間隙Cに移
動される。このため、冷媒ガスが軸封装置31に供給さ
れる。
【0026】そして、軸封装置31に案内された冷媒ガ
スは、その軸封装置31を冷媒ガス自身で冷却するとと
もに冷媒ガスが含有するミスト状の潤滑油で潤滑する。
しかる後、最外の内壁側圧縮室1aと外壁側圧縮室1b
とは、吸入口62aの圧力より低圧であるため、冷媒ガ
スは、軸受32の転動体間の間隙等を経て低圧域に至
り、しかる後に密閉される前の内壁側圧縮室1a及び外
壁側圧縮室1bに吸入されるため、軸受32等の潤滑も
行う。この流れを図1に矢印で示す。
スは、その軸封装置31を冷媒ガス自身で冷却するとと
もに冷媒ガスが含有するミスト状の潤滑油で潤滑する。
しかる後、最外の内壁側圧縮室1aと外壁側圧縮室1b
とは、吸入口62aの圧力より低圧であるため、冷媒ガ
スは、軸受32の転動体間の間隙等を経て低圧域に至
り、しかる後に密閉される前の内壁側圧縮室1a及び外
壁側圧縮室1bに吸入されるため、軸受32等の潤滑も
行う。この流れを図1に矢印で示す。
【0027】こうして、内壁側圧縮室1a及び外壁側圧
縮室1bは、最外側から順次渦巻き中心方向に移動され
て密閉され、しかる後に容積を縮小させて単一の圧縮室
1cとなり、これにより吸入口62aから吸入した冷媒
ガスは吐出ポート2、吐出弁機構3を介して吐出室39
へ吐出され、吐出口から外部冷凍回路に循環される。し
たがって、この圧縮機では、軸封装置31に冷媒ガスを
容易に供給することができるので、軸封装置31の冷却
及び潤滑を充分に行うことができる。このため、この圧
縮機では優れた耐久性を発揮することができる。
縮室1bは、最外側から順次渦巻き中心方向に移動され
て密閉され、しかる後に容積を縮小させて単一の圧縮室
1cとなり、これにより吸入口62aから吸入した冷媒
ガスは吐出ポート2、吐出弁機構3を介して吐出室39
へ吐出され、吐出口から外部冷凍回路に循環される。し
たがって、この圧縮機では、軸封装置31に冷媒ガスを
容易に供給することができるので、軸封装置31の冷却
及び潤滑を充分に行うことができる。このため、この圧
縮機では優れた耐久性を発揮することができる。
【0028】また、この圧縮機では、軸封装置31等の
潤滑のためにほとんど吸入抵抗を増大させることがない
ため、高い圧縮効率を維持することができる。さらに、
この圧縮機では、かかる効果を発揮するために従来のよ
うな油分離器やポンプ等を内装することはしていないた
め、体格の大型化を回避でき、車両等への優れた搭載性
を発揮することができるとともに、製造コストの低廉化
を実現することができる。
潤滑のためにほとんど吸入抵抗を増大させることがない
ため、高い圧縮効率を維持することができる。さらに、
この圧縮機では、かかる効果を発揮するために従来のよ
うな油分離器やポンプ等を内装することはしていないた
め、体格の大型化を回避でき、車両等への優れた搭載性
を発揮することができるとともに、製造コストの低廉化
を実現することができる。
【0029】また、この圧縮機では、圧縮した冷媒ガス
中の潤滑油を軸封装置31に供給するものではないの
で、冷媒ガスの再膨脹、再圧縮を生じることがなく、高
い圧縮効率を維持することができる。加えて、この圧縮
機では、吸入通路62bの通過面積を減少させることは
ないので、吸入通路62bによる吸入抵抗の増大を生じ
ることはなく、ひいては高い圧縮効率を確保することが
できる。
中の潤滑油を軸封装置31に供給するものではないの
で、冷媒ガスの再膨脹、再圧縮を生じることがなく、高
い圧縮効率を維持することができる。加えて、この圧縮
機では、吸入通路62bの通過面積を減少させることは
ないので、吸入通路62bによる吸入抵抗の増大を生じ
ることはなく、ひいては高い圧縮効率を確保することが
できる。
【0030】そして、この圧縮機においては、スリンガ
ー33bを駆動軸33と一体的に形成しているため、安
価な製造が可能である。 (実施例2)実施例2の圧縮機は、請求項1、2の圧縮
機を具体化したものである。この圧縮機は、図6に示す
ように、スリンガー61の前面に放射方向に案内溝61
aを凹設したものである。このスリンガー61は駆動軸
33に図示しないキーにより固着されている。これ以外
の点については実施例1のものと同一であるため、同一
の構成については同一の符号を付し、同一の作用及び効
果については説明を省略する。
ー33bを駆動軸33と一体的に形成しているため、安
価な製造が可能である。 (実施例2)実施例2の圧縮機は、請求項1、2の圧縮
機を具体化したものである。この圧縮機は、図6に示す
ように、スリンガー61の前面に放射方向に案内溝61
aを凹設したものである。このスリンガー61は駆動軸
33に図示しないキーにより固着されている。これ以外
の点については実施例1のものと同一であるため、同一
の構成については同一の符号を付し、同一の作用及び効
果については説明を省略する。
【0031】この圧縮機では、スリンガー61が駆動軸
33と同期回転することにより、内端面30bとスリン
ガー61との間に介在される冷媒ガスは、放射方向に形
成された案内溝61aによって案内されるため、内端面
30bとスリンガー61との距離lが0.1mm程度よ
り多少大きくても、その粘性及び遠心力により径外方向
により積極的に移動される。
33と同期回転することにより、内端面30bとスリン
ガー61との間に介在される冷媒ガスは、放射方向に形
成された案内溝61aによって案内されるため、内端面
30bとスリンガー61との距離lが0.1mm程度よ
り多少大きくても、その粘性及び遠心力により径外方向
により積極的に移動される。
【0032】したがって、この圧縮機では、軸封装置3
1に冷媒ガスをより容易に供給することができるので、
軸封装置31の冷却及び潤滑を充分に行うことができ、
ひいてはより優れた圧縮効率と耐久性を発揮することが
できる。 (実施例3)実施例3の圧縮機も、請求項1、2の圧縮
機を具体化したものである。
1に冷媒ガスをより容易に供給することができるので、
軸封装置31の冷却及び潤滑を充分に行うことができ、
ひいてはより優れた圧縮効率と耐久性を発揮することが
できる。 (実施例3)実施例3の圧縮機も、請求項1、2の圧縮
機を具体化したものである。
【0033】この圧縮機は、図7に示すように、スリン
ガー62の前面に放射方向に案内凸部62aを突設した
ものである。これ以外の点については実施例2のものと
同一であるため、同一の構成については同一の符号を付
し、同一の作用及び効果については説明を省略する。こ
の圧縮機では、スリンガー62が駆動軸33と同期回転
することにより、内端面30bとスリンガー62との間
に介在される冷媒ガスは、放射方向に形成された案内凸
部62aによって案内されるため、実施例2のものと同
様の作用及び効果を奏することができる。
ガー62の前面に放射方向に案内凸部62aを突設した
ものである。これ以外の点については実施例2のものと
同一であるため、同一の構成については同一の符号を付
し、同一の作用及び効果については説明を省略する。こ
の圧縮機では、スリンガー62が駆動軸33と同期回転
することにより、内端面30bとスリンガー62との間
に介在される冷媒ガスは、放射方向に形成された案内凸
部62aによって案内されるため、実施例2のものと同
様の作用及び効果を奏することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の圧縮機で
は、特許請求の範囲記載の構成を採用しているため、低
い吸入抵抗の下で軸封装置に冷媒ガスを容易に供給する
ことができるので、高い圧縮効率の下で軸封装置の冷却
及び潤滑を充分に行うことができる。このため、この圧
縮機では優れた圧縮効率と耐久性を発揮することができ
る。
は、特許請求の範囲記載の構成を採用しているため、低
い吸入抵抗の下で軸封装置に冷媒ガスを容易に供給する
ことができるので、高い圧縮効率の下で軸封装置の冷却
及び潤滑を充分に行うことができる。このため、この圧
縮機では優れた圧縮効率と耐久性を発揮することができ
る。
【0035】また、この圧縮機では、かかる効果を発揮
するために油分離器やポンプ等を内装することはしてい
ないため、体格の大型化を回避でき、車両等への優れた
搭載性を発揮することができるとともに、製造コストの
低廉化を実現することができる。
するために油分離器やポンプ等を内装することはしてい
ないため、体格の大型化を回避でき、車両等への優れた
搭載性を発揮することができるとともに、製造コストの
低廉化を実現することができる。
【図1】実施例1のスクロール型圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図2】実施例1のスクロール型圧縮機に係り、図1の
II−II矢視断面図である。
II−II矢視断面図である。
【図3】実施例1のスクロール型圧縮機に係り、ハウジ
ングの内端面及びスリンガー等の要部を示す拡大一部断
面図である。
ングの内端面及びスリンガー等の要部を示す拡大一部断
面図である。
【図4】実施例1のスクロール型圧縮機に係り、スリン
ガーの拡大平面図である。
ガーの拡大平面図である。
【図5】実施例1のスクロール型圧縮機に係り、ハウジ
ングの内端面及びスリンガー等の要部を示す拡大一部断
面図である。
ングの内端面及びスリンガー等の要部を示す拡大一部断
面図である。
【図6】実施例2のスクロール型圧縮機に係り、スリン
ガーの斜視図である。
ガーの斜視図である。
【図7】実施例3のスクロール型圧縮機に係り、スリン
ガーの斜視図である。
ガーの斜視図である。
62a…吸入口 62d…連通口 62b
…吸入通路 30…フロントハウジング 22…シェル部 38…リアハウジング 2…固定スクロール 31…軸封装置 32…軸受 33…
駆動軸 21…固定側板 23…固定渦巻体 4…可
動スクロール 41…可動側板 42…可動渦巻体 1…圧
縮室 1a…内壁側圧縮室 1b…外壁側圧縮室 34…
駆動ピン 37…ラジアル軸受 36…駆動ブッシュ 51a、51、30a、41a…自転防止機構(51a
…自転防止ピン、51…可動リング、30a、41a…
規制孔) 62c…冷媒通路 30b…内端面 33b、61、62…スリンガー 61a…案内溝 62a…案内凸部
…吸入通路 30…フロントハウジング 22…シェル部 38…リアハウジング 2…固定スクロール 31…軸封装置 32…軸受 33…
駆動軸 21…固定側板 23…固定渦巻体 4…可
動スクロール 41…可動側板 42…可動渦巻体 1…圧
縮室 1a…内壁側圧縮室 1b…外壁側圧縮室 34…
駆動ピン 37…ラジアル軸受 36…駆動ブッシュ 51a、51、30a、41a…自転防止機構(51a
…自転防止ピン、51…可動リング、30a、41a…
規制孔) 62c…冷媒通路 30b…内端面 33b、61、62…スリンガー 61a…案内溝 62a…案内凸部
Claims (3)
- 【請求項1】吸入口と連通口とが開口された吸入通路を
有するハウジングと、該ハウジング内において該連通口
と連通した低圧域に内装された軸受と、該ハウジング内
において軸封装置によって封止され、該軸受を介して該
ハウジングに支承された駆動軸と、固定側板及び固定渦
巻体を有して該ハウジングに固定された固定スクロール
と、該ハウジング内に収容されて該固定スクロールと噛
合する可動側板及び可動渦巻体を有し、該可動渦巻体の
内壁側に該連通口と該低圧域を介して連通する内壁側圧
縮室を形成し、該可動渦巻体の外壁側に該連通口と該低
圧域を介して連通する外壁側圧縮室を形成する可動スク
ロールと、該駆動軸の後端に突設された駆動ピンと係合
し、ラジアル軸受を介して該可動スクロールを公転させ
る駆動ブッシュと、該低圧域において該ハウジング及び
該可動スクロールの該可動側板と係合し、該可動スクロ
ールの自転を防止する自転防止機構とを備え、該可動ス
クロールの公転運動により、該内壁側圧縮室及び該外壁
側圧縮室を順次渦巻き中心方向に移動させて密閉させた
後、容積を縮小させて単一の圧縮室となし、これにより
該吸入口から吸入した冷媒ガスを圧縮して吐出させるス
クロール型圧縮機において、 前記連通口は前記固定渦巻体及び前記可動渦巻体の放射
位置に開口され、前記軸封装置と密閉される前の前記内
壁側圧縮室及び前記外壁側圧縮室の少なくとも一方とは
冷媒通路により連通され、前記ハウジングには該軸封装
置に連通する間隙を確保して前記駆動軸と直交する内端
面が形成され、前記駆動軸には、該内端面と対面して同
期回転し、介在される前記冷媒ガスの粘性及び遠心力に
より該冷媒ガスを径外方向に移動させて前記低圧域に至
らしめるスリンガーが設けられていることを特徴とする
スクロール型圧縮機。 - 【請求項2】スリンガーは内端面側に放射方向に形成さ
れた案内溝又は案内凸部をもつことを特徴とする請求項
1記載のスクロール型圧縮機。 - 【請求項3】スリンガーは駆動軸と一体的に形成されて
いることを特徴とする請求項1又は2記載のスクロール
型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30779493A JPH07158571A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30779493A JPH07158571A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07158571A true JPH07158571A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17973321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30779493A Pending JPH07158571A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07158571A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1273801A3 (en) * | 2001-07-05 | 2003-05-21 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Sealing for vacuum pump |
| EP1256721A3 (en) * | 2001-05-08 | 2003-05-21 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Sealing for a rotary vacuum pump |
| EP1256720A3 (en) * | 2001-05-08 | 2003-05-21 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Sealing for a rotary vacuum pump |
| US6688863B2 (en) | 2001-06-29 | 2004-02-10 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Oil leak prevention structure of vacuum pump |
| CN1309961C (zh) * | 2002-09-30 | 2007-04-11 | 株式会社丰田自动织机 | 具有防漏油结构的真空泵 |
| CN100396931C (zh) * | 2005-03-15 | 2008-06-25 | 日立家用电器公司 | 涡旋式压缩机 |
| JP2013174178A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧縮機 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30779493A patent/JPH07158571A/ja active Pending
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