JPH0715867A - 配電線事故区間切離し方式 - Google Patents

配電線事故区間切離し方式

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JPH0715867A
JPH0715867A JP18437993A JP18437993A JPH0715867A JP H0715867 A JPH0715867 A JP H0715867A JP 18437993 A JP18437993 A JP 18437993A JP 18437993 A JP18437993 A JP 18437993A JP H0715867 A JPH0715867 A JP H0715867A
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control device
switch
section
accident
control
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JP18437993A
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English (en)
Inventor
Takashi Ishiguro
敬 石黒
Kazutoyo Narita
一豊 成田
Katahide Susuda
方秀 須々田
Akinori Nishi
昭憲 西
Takamitsu Tada
孝光 多田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配電線事故区間切離し方式において、事故区
間の切離しと故障区間の負荷側健全区間への負荷融通を
同時にして無停電時間をなくす。 【構成】 配電線を区分開閉器によって複数区間に区分
し、かつ常時は切状態にある連係開閉器により他の系統
と連係する構成を有し、親制御装置と各開閉器毎に設け
た開閉器用制御装置とを通信線によって接続し、事故発
生時、通信線を介して親制御装置と各開閉器用制御装置
間にて情報の授受を行ない、親制御装置により事故区間
を判別した後、通信線を介して事故区間を区分する開閉
器を切制御し事故区間を切離すと共に、事故区間の負荷
側健全区間には連係開閉器を入制御し連係系統より負荷
融通する配電系統において、事故区間を切離しし負荷融
通するための開閉器制御方法として、親制御装置は通信
線を介して当該開閉器の制御装置全てに入又は切の選択
を実施後、各開閉器用制御装置に対して一斉制御指令を
送信するようにし、入切の選択を実施した制御装置は、
所定時間以内に一斉制御指令を受信したことを条件に入
又は切の選択に基づいて開閉器を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配電線の事故区間の切離
しと負荷側健全区間へ負荷融通する配電線事故区間切離
し方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来方式の内の1つを図7によって説明
する。図7は変電所1より遮断器2を介して電力を供給
する配電線があり、これら配電線を区分開閉器3,4,
5で区間A1〜A4に区分し、区分開閉器3と4の間の
区間A2に連係開閉器6が、区分開閉器4と5の間の区
間A3に連係開閉器7が、区分開閉器5以降の区間A4
に連係開閉器8が他系統に連係接続されている系統を示
す。変電所1には親制御装置9を設置し、区分開閉器3
〜5には区分制御装置10〜12を、連係開閉器6〜8には
連係制御装置13〜15が夫々設置されている。そしてこれ
らは親制御装置9と通信線L1によりマルチ接続され、
事故発生時に親制御装置9と区分制御装置10〜12及び連
係制御装置13〜15間では、信号の授受を行なって事故区
間を切離しし、事故区間の負荷側健全区間に他系統より
負荷融通するシステムである。
【0003】例えば区分開閉器3〜5は投入状態にあ
り、連係開閉器6〜8は開放状態にある状態で区間A3
にて事故が発生した場合、親制御装置9は区分制御装置
10〜12の事故検出情報を基に事故区間A3を判定し、先
ず連係系統への事故波及を防止するため、事故区間A3
を区分する区分開閉器4,5を切制御した後、事故区間
の負荷側健全区間A4に負荷融通するため、連係開閉器
8を入制御する。
【0004】通常、開閉器を遠方制御する方法としては
例えば図8に示すようなポーリングによる方法が用いら
れている。この方法は、親制御装置9より区分制御装置
11に対して先ず選択信号SEN11を送信し、区分制御装
置11からの選択応答ANS11受信することにより通信線
に異常がないことを確認した後、親制御装置9は切制御
信号KCNT11を送信する。区分制御装置11は選択信号
SEN11受信後、切制御信号KCNT11の受信により区
分開閉器4を切制御し、制御完了CMP11を親制御装置
9に返送する。
【0005】同様に親制御装置9は区分制御装置12に対
して選択信号SEN12を送信し選択応答ANS12を受信
後、切制御信号KCNT12を送信する。区分制御装置12
は切制御信号KCNT12の受信により区分開閉器5を切
制御し、制御完了CMP12を送信する。次に親制御装置
9は連係制御装置15に対して選択信号SEN15を送信し
選択応答ANS15受信後、入制御信号ICNT15を送信
する。連係制御装置15は入制御信号ICNT15の受信に
より連係開閉器8を入制御し、制御完了CMP15を送信
するものである。
【0006】次に他の方式による従来例を図9により説
明する。図9の構成は図7の構成から通信線L1を除い
たものである。即ち、各区分開閉器3〜5は、区分開閉
器の両端の電圧を検出し片側のみ電圧有りの場合、X時
間の電圧確認時間後電圧が正常であれば区分開閉器を投
入する時限投入機能と、区分開閉器投入後X時間より短
いY時間だけ区分開閉器の両端の電圧を監視し、前記X
時間カウント及びY時間カウント中に停電が発生した場
合は投入禁止を記憶し、以後、投入禁止が解除されるま
で区分開閉器の時限投入をロックする機能を有する区分
制御装置10〜12を各々取付けている。
【0007】又、連係開閉器6〜8には連係開閉器の両
端の電圧を検出し両側電圧が有る状態から片側停電した
場合、遮断器2の開放から再投入により連係点が時限投
入され、投入した区分開閉器の区分制御装置がY時限カ
ウントを終了するまでの時間より長いXL時間の停電確
認時間後連係開閉器を投入する機能と、XL時間のカウ
ント中に停電側に再充電があった場合はXL時間カウン
トをリセットし連係開閉器の投入禁止を記憶し、以後投
入禁止が解除されるまで連係開閉器の投入をロックする
機能を有する連係制御装置13〜15を各々取付けていた。
この従来技術での事故区間切離し方式について図9に示
す系統において、例えば区分制御装置10〜12のX時間の
整定がtxに、連係制御装置13〜15のXL時間の整定が
5・txに設定され、区分開閉器3〜5は投入状態にあ
って電力を供給しており、連係開閉器13〜15は開放状態
で両端とも充電されている状態において、区間A2で事
故が発生した場合の各開閉器3〜8の動作について図10
のタイムチャート図をもとに説明する。
【0008】先ず、事故発生により変電所1は遮断器2
を開放し、各区分開閉器3〜5が無電圧による開放後再
投入する。なお、連係制御装置13〜15は遮断器2の開放
により片側停電となりXL時間カウントを開始する。次
に遮断器2の再投入により区分制御装置10は区分開閉器
3の電源側電圧有となりX時間後区分開閉器3を投入し
Y時間カウントを開始する。区間A2は区分開閉器3の
投入により充電され、連係制御装置13はXL時間カウン
ト中の停電側再充電となり投入禁止を記憶し投入をロッ
クする。区分制御装置11はX時間カウントを開始する
が、区間A2には事故が発生しているため、変電所1は
再度遮断器2を開放する。このため、区分制御装置10は
Y時間カウント中の停電となり投入禁止を記憶する。
又、区分制御装置11はX時間カウント中の停電となり投
入禁止を記憶する。
【0009】連係開閉器7,8は夫々連係制御装置14,
15のXL時間のカウント終了により投入され、区分開閉
器5は連係開閉器7,8の投入により電源側及び負荷側
電圧有りとなるため投入されない。又、区分開閉器4は
連係開閉器7の投入により負荷側電圧有りとなるが区分
制御装置11の投入禁止により投入されない。なお、変電
所1による遮断器2の再々投入により区分開閉器3は電
源側電圧有りとなるが、区分制御装置10の投入禁止によ
り投入されない。又、連係開閉器6は既に連係制御装置
13が投入禁止を記憶しており投入されることはない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来方式の内
の前者は事故区間A3を切離しし、負荷側健全区間A4
に負荷融通するためには区分制御装置11,12及び連係制
御装置15を順番に制御していかなければならず、制御を
完了するまでに時間を要し、負荷側健全区間に停電が発
生する。又、後者は事故区間A2は変電所1の遮断器2
の開放・投入を2度繰り返しにより切離され、又、事故
区間の負荷側区間A3及びA4は連係用制御装置14,15
のXL時間カウント後に電力を再供給される。本発明は
上記不具合を解決するためになされたものであり、事故
区間のみの切離しを行ない、事故区間以外は停電を発生
させないようにすると共に、事故区間の切離しと、事故
区間の負荷側健全区間への負荷融通を同時に行ない、停
電時間を極力無くし電力の安定供給が可能な配電線事故
区間切離し方式を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
配電線事故区間切離し方式は、配電線を区分開閉器によ
って複数区間に区分し、かつ常時は切状態にある連係開
閉器により他の系統と連係する構成を有し、親制御装置
と各開閉器毎に設けた開閉器用制御装置とを通信線によ
って接続し、事故発生時、通信線を介して親制御装置と
各開閉器用制御装置間にて情報の授受を行ない、親制御
装置により事故区間を判別した後、通信線を介して事故
区間を区分する開閉器を切制御し事故区間を切離すと共
に、事故区間の負荷側健全区間には連係開閉器を入制御
し連係系統より負荷融通するものにおいて、事故区間を
切離し負荷融通するための開閉器制御として、親制御装
置は通信線を介して該当開閉器の制御装置全てに入又は
切の選択を実施し、実施後各開閉器用制御装置に対して
一斉制御指令を送信するようにし、入又は切の選択を実
施した開閉器用制御装置は、所定時間以内に親制御装置
から一斉制御指令を受信したことを条件に入又は切の選
択に基づいて開閉器を制御する方式である。
【0012】本発明の請求項2に係る配電線事故区間切
離し方式は、請求項1において、一斉制御信号を短絡事
故と地絡事故とで区別し、短絡事故時は事故区間を区分
する開閉器が開放後に連係開閉器が投入されるように、
又、地絡事故では連係開閉器が投入後に事故区間の区分
開閉器が開放するように構成した。
【0013】本発明の請求項3に係る配電線事故区間切
離し方式は、配電線を区分開閉器によって複数区間に区
分し、かつ常時は切状態にある連係開閉器により他配電
線と連係する構成を有し、親制御装置を設けて各開閉器
毎に設けた区分制御装置と各連係開閉器毎に設けた連係
制御装置とを通信線によって接続し、事故発生時、通信
線を介して親制御装置及び各区分制御装置,各連係制御
装置間の情報の授受を行ない、その後親制御装置より一
斉制御信号を送信するようにし、各区分制御装置,連係
制御装置は通信線での授受信号によって事故区間を個々
に判別し、一斉制御信号の受信により各区分制御装置は
各判別結果により各区分開閉器を切制御又は入継続し、
各連係制御装置は各判別結果により連係開閉器を入制御
又は切継続するようにした。
【0014】本発明の請求項4に係る配電線事故区間切
離し方式は、請求項3において、通信線を介した情報の
授受を、親制御装置から各区分制御装置に対し呼出信号
を送信し、この呼出信号を受けた各区分制御装置は事故
検出有無の情報を応答送信し、この応答信号を他制御装
置で受信するように構成し、各区分制御装置においては
自装置の電源側及び負荷側の区分制御装置からの信号に
応じて事故区間を個々に判別し、連係制御装置は連係点
の電源側区分制御装置からの信号に応じて自装置が事故
区間の負荷側健全区間に連係しているかを判別し、一斉
制御信号の受信により各区分制御装置は自装置が事故区
間を区分する場合には当該区分開閉器を切制御し、自装
置が事故区間の負荷側に位置している場合には予め設定
された条件により、区分開閉器を切制御又は入継続し、
連係制御装置は自装置が事故区間の負荷側健全区間に連
係している場合に連係開閉器を入制御するようにした。
【0015】本発明の請求項5に係る配電線事故区間切
離し方式は、請求項3又は請求項4において、親制御装
置から各制御装置へ一斉制御信号を送出して複数の開閉
器を同時に制御するに際し、地絡事故時に送出する一斉
制御信号(SVC1)と、短絡事故時に送出する一斉制
御信号(SVC2)とを別々に設け、地絡事故時の一斉
制御信号(SVC1)を送出したときは、各制御装置が
その信号を受信してから該当開閉器が制御完了するまで
の時間関係が入の場合の時間をt1、切の場合の時間を
t2としたとき、t1<t2の関係にあるようにし、
又、短絡事故時の一斉制御信号(SVC2)を送出した
ときは、各制御装置がその信号を受信してから該当開閉
器が制御完了するまでの時間関係を、t1>t2の関係
にあるようにした。
【0016】
【作用】本発明の請求項1に係る配電線事故区間切離し
方式は、親制御装置は事故区間の判定に基づき、事故区
間を区分している区分開閉器の区分制御装置に対しては
切選択をし、事故区間の負荷側健全区間に負荷融通する
ための連係開閉器の連係制御装置には入選択をした後、
一斉制御信号を送信して、制御選択を行なわれた区分制
御装置及び連係制御装置は所定時間以内に一斉制御信号
を受信した場合に、制御選択された内容に基づき夫々開
閉器を制御する。
【0017】本発明の請求項2では短絡事故と地絡事故
とで一斉制御信号の送信を区別しているので、短絡事故
時は区分開閉器を開放後に連係開閉器を投入し、地絡事
故時は連係開閉器を投入後に区分開閉器を開放でき、そ
の結果、短絡事故時の事故波及を防止でき、地絡事故時
の停電時間を発生させないようにできる。
【0018】本発明の請求項3では先ず、親制御装置は
変電所の事故検出信号を受け、各区分制御装置に呼出信
号を送信し、区分制御装置は親制御装置よりの呼出信号
を通信機能により受信し、これを受信した場合に事故検
出機能による事故検出の有無を通信機能により応答送信
する。なお、応答送信された情報は通信線への並列接続
により他の区分制御装置及び連係制御装置、更に親制御
装置によって受信され、親制御装置は全ての区分制御装
置からの応答送信が終了しだい一斉制御信号を通信機能
により送信する。各区分制御装置は配電線上自装置の電
源側及び負荷側に位置する区分制御装置の事故検出有無
の情報により独自に事故区間の判定を行ない、親制御装
置からの一斉制御信号の受信により、自装置が事故区間
を区分する場合及び自装置が事故区間の負荷側に位置し
「融通遮断」が設定されている場合は区分開閉器を切制
御し投入禁止とする。又、連係制御装置は連係点の電源
側に位置する区分制御装置の事故検出有無の情報により
自装置が事故区間の負荷側健全区間に連係しているかを
判定し、親制御装置からの一斉制御信号の受信により、
自装置が負荷側健全区間に連係している場合は連係開閉
器を入制御する。
【0019】本発明の請求項4では請求項3において、
通信線を介した情報の授受を各制御装置に対する呼出信
号と応答送信と言う信号形態としたものである。そし
て、各区分制御装置は電源側と負荷側の各制御装置から
の信号にて事故区間を個々に判別すると共に、連係制御
装置も自区間が事故区間の負荷側健全区間であるかを検
出するようにしたものである。
【0020】本発明の請求項5では請求項3又は請求項
4において、地絡事故時の一斉制御信号と短絡事故時の
一斉制御信号とを別々にしたものである。そして、地絡
事故時は地絡事故区間より負荷側の健全区間が停電しな
いようにし、短絡事故時は他系統へ連係する前に短絡事
故を除去して事故が波及しないようにしたものである。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による事故区間切離し方式を説明するための一
実施例のタイムチャートであり、図8に対応している。
そして説明の便宜上から図7の区間A3に事故が発生し
た場合として説明する。事故発生により親制御装置9は
各区分制御装置10〜12の事故検出情報を基に事故区間A
3を判定する。そして事故区間を区分する区分制御装置
11に対して先ず切選択信号KSEN11を送信し、区分制
御装置11からの選択応答ANS11受信することにより通
信線に異常が無いことを確認した後、同様に事故区間を
区分する区分制御装置12に対して切選択信号KSEN12
を送信し、選択応答ANS12受信する。
【0022】次に親制御装置9は事故区間の負荷側健全
区間に負荷融通するため、連係制御装置15に対して入選
択信号ISEN15を送信し、連係制御装置15からの選択
応答ANS15受信後、一斉制御信号CNTを送信する。
制御選択を実施された区分制御装置11,12及び連係制御
装置15は制御選択実施後の所定時間以内に一斉制御信号
CNTを受信したことを条件に開閉器4,5の切制御
と、開閉器8の入制御を同時に行なうことにより事故区
間A3の切離しと事故区間の負荷側健全区間A4への他
系統からの負荷融通を無停電で、しかも連係系統への事
故波及をさせずに行なうことが可能である。
【0023】上記実施例において親制御装置9より送信
する一斉制御信号を短絡事故と地絡事故とで区別し、短
絡事故時は事故区間を区分する区分開閉器を開放後、連
係開閉器を投入するように、地絡事故時は連係開閉器を
投入後区分開閉器を開放するように区分制御装置と連係
制御装置の開閉器制御時間に時間差を持たせ、開閉器の
動作時間差による短絡事故点の事故波及と地絡事故時の
停電時間を発生させないようにしても、負荷側全区間の
停電時間が従来方式に比べ短く、品質の良い電力供給が
可能である。
【0024】前記実施例では区分開閉器により事故電流
を遮断するやり方で説明しているが、区分開閉器の遮断
容量が小さく短絡電流を遮断できない場合は、親制御装
置からの一斉制御信号を変電所遮断器の引きはずしと同
時に送信するように構成しても、従来方式より停電時間
を短縮できることは明らかである。上記実施例によれ
ば、事故区間を区分する区分開閉器の区分制御装置と事
故区間の負荷側に、他系統と連係する連係開閉器の連係
制御装置に対して切又は入の制御選択を実行後、親制御
装置からの一斉制御信号により区分開閉器の切制御と連
係開閉器の入制御を同時に行なうようにしたので、事故
区間の切離しと事故区間の負荷側への負荷融通を無停電
で、しかも連係系統への事故波及をさせずに行なうこと
が可能である。
【0025】図2は配電線事故区間切離し方式の他の実
施例の構成図である。図2において、図9と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。16,17,18
は各区分開閉器に設けた区分制御装置で、変電所1の事
故検出と同じか又は早く負荷側の配電線事故を検出する
機能と、通信線L1を介し親制御装置からの呼出に対し
応答信号(事故検出情報)を送信すると共に、他の制御
装置が親制御装置からの呼出に対する応答信号(事故検
出情報)を通信線L1を介して受信する通信機能を有す
る。19,20,21は連係開閉器に設けた連係制御装置で、
通信線L1を介し親制御装置からの呼出に対し応答信号
(事故検出情報)を送信すると共に、他の制御装置が親
制御装置からの呼出に対する応答信号(事故検出情報)
を通信線L1を介し受信する通信機能を有する。
【0026】変電所1には変電所1の事故検出信号FD
を監視する機能と、通信線L1を介して各制御装置16〜
21と情報を送受信する通信機能を有する親制御装置22を
設けている。事故発生時は図3の如く親制御装置22から
各区分制御装置に対し呼出信号SV16〜SV18を送信
し、呼出を受けた区分制御装置16〜18は事故検出情報S
VD16〜SVD18を応答送信する。
【0027】又、各制御装置には設定記憶部を備え、図
6に示す区分制御装置での事故区間判定を行なう際の電
源側及び負荷側の区分制御装置の設定、及び区分制御装
置が事故区間の負荷側に位置している場合に、区分開閉
器を切制御するための融通遮断の設定、更に連係制御装
置での負荷側健全区間の判定を行なう際の電源側区分制
御装置の設定は、親制御装置22から通信線L1を介しダ
ウンロードして系統運用時に行なうものとする。
【0028】区分制御装置の事故区間の判定及び融通遮
断の判定は図4のロジック図によって行なう。但し、電
源側区分制御装置が設定されていない場合は無条件に電
源側の事故検出は有りとして、負荷側区分制御装置が設
定されていない場合は無条件に負荷側の事故検出は無し
として判断する(図6にて後述する)。連係制御装置の
負荷側健全区間の判定は図5のロジック図によって行な
う。親制御装置22の各制御装置への呼出信号の送信から
各区分開閉器及び連係開閉器の制御が終了するまでの時
間T1は、変電所1が事故を検出してから遮断器2を開
放するまでの時間T2より短くなるように決められてい
る。
【0029】次に作用について図2〜図6を用いて説明
する。今、区分開閉器3〜5は投入状態にあり、連係開
閉器6〜8は両電圧有りで開放状態にあるものとし、区
間A1〜A4には変電所1より電力を供給しているもの
とする。又、各区分制御装置16〜18及び連係制御装置19
〜21は図6の如く設定されている。即ち、区分制御装置
16は電源側に区分制御装置がないため、「電源側区分制
御装置」の設定はなく、「負荷側区分制御装置」として
番号17が設定してある。区分制御装置17は「電源側区分
制御装置」に番号16が、「負荷側区分制御装置」として
番号18が設定してある。
【0030】区分制御装置18は「電源側区分制御装置」
に番号17が設定されているが、負荷側に区分制御装置が
ないため「負荷側区分制御装置」の設定はない。連係制
御装置19は「電源側区分制御装置」に番号16が、連係制
御装置20は「電源側区分制御装置」に番号17が、連係制
御装置21は「電源側区分制御装置」に番号18が設定され
ている。なお、区分制御装置17,18には予め自装置が事
故区間の負荷側に位置した場合に区分開閉器を切制御
し、他系統からの負荷融通による融通系統間の回込みを
防止するために「融通遮断」が設定されている。この状
態で区間A2において事故が発生した場合、先ず、区分
制御装置16は負荷側事故であり事故検出を行なう。な
お、他の区分制御装置は電源側事故であり事故検出は行
なわない。
【0031】次に変電所1での事故検出も負荷側事故を
検出し、事故検出信号FDを親制御装置22に渡す。親制
御装置は変電所1の事故検出信号FDの信号受信によ
り、通信線L1を介して各区分制御装置16.17.18に対
し呼出信号SV16〜SV18を送信し、呼出を受けた各区
分制御装置16〜18は事故検出情報SVD16〜SVD18を
通信線L1を介し応答送信する。なお、各制御装置16〜
21は通信線L1を介し設定された区分制御装置の事故検
出情報を受信する。親制御装置22は区分制御装置16〜18
からの事故検出情報SVD16〜SVD18を受信後、一斉
制御信号SVCを通信線L1を介して送信する。各制御
装置16〜21は受信した事故検出の情報により図4又は図
5の判定ロジックに基づき、一斉制御信号SVCの受信
に合わせて各開閉器を制御する。
【0032】区分制御装置16は電源側は図6に示される
ように「無条件あり」で負荷側区分制御装置17が事故を
検出していないことより区分開閉器3を切制御し、「投
入禁止」を記憶する。区分制御装置17は電源側区分制御
装置16が事故を検出し、負荷側区分制御装置18が事故を
検出していないことより区分開閉器4を切制御し、「投
入禁止」を記憶する。区分制御装置18は電源側区分制御
装置17が事故を検出していないので、「融通遮断」の設
定により区分開閉器5を切制御する。連係制御装置19は
電源側区分制御装置16が事故を検出しているため、連係
開閉器6は投入しない。連係制御装置20は電源側区分制
御装置17が事故を検出していないため、連係開閉器7を
入制御する。連係制御装置21は電源側区分制御装置18が
事故を検出していないため、連係開閉器8を入制御す
る。なお、区間A3は連係開閉器7の投入により充電さ
れ、区間A4は連係開閉器8の投入により充電される。
【0033】又、一斉制御信号受信により各制御装置で
該当区分開閉器の切制御が行なわれ切完了となる時間t
2と、該当連係開閉器の入制御が行なわれ入完了となる
時間t1とは、t1<t2となっており、必ず系統の連
係がさきに行なわれるようになっている。以上のように
本実施例によれば、事故区間のみ切離しを行ない、事故
区間以外の健全区間は停電を発生させないようにした品
質の良い電力供給が行なえると同時に、系統の各機器に
与えるストレスも低減される。
【0034】上記実施例では系統事故時に事故区間の区
分開閉器を切制御し、事故区間を除去すると共に、事故
区間の負荷側健全区間の停電をなくすため、負荷側健全
区間の連係開閉器を投入し、他系統より負荷融通すると
共に各融通連係系統間の回込みを防止するため、融通系
統間の突き合わせ点となる区分開閉器に予め「融通遮
断」を設定しておき、切制御するやり方で説明している
が、連係系統の電力余裕に差があり負荷融通できない系
統がある場合は連係制御装置にも「融通遮断」の設定を
行ない、「融通遮断」が設定されている場合には連係開
閉器の入制御を行なわないようにし、「融通遮断」を設
定する区分制御装置の変更により、電力余裕のある連係
系統の融通区間を増やして事故区間の負荷側健全区間に
負荷融通することにより前記実施例と同様の効果を得る
ことができる。なお、上記実施例では配電線の区分及び
連係に開閉器を用いる構成としているが遮断器を用いて
構成してもよい。
【0035】前記実施例では区分開閉器により事故電流
を遮断するやり方で説明しているが、区分開閉器の遮断
容量が小さく短絡電流を遮断できない系統においては、
前述した親制御装置は変電所の検出事故が短絡事故であ
る場合には、親制御装置の動作を次のように行なっても
よい。親制御装置は各制御装置に送信する一斉制御信号
を、変電所遮断器の引きはずし後各区分開閉器が無電圧
開放した後に送信し、その後変電所の遮断器を再投入す
るようにし、事故区間を区分する区分開閉器及び融通遮
断する区分開閉器は区分開閉器が開放している状態で電
圧が復電しても、区分制御装置の「投入禁止」記憶によ
り投入しない構成とするものである。この場合は事故区
間の切離しのため変電所遮断器の引きはずしにより、健
全区間に停電が1回発生するが従来の2回停電に比べ、
停電回数及び停電時間を少なくでき品質の良い電力供給
が行なえる。
【0036】前記実施例では事故種別に関係なく1種類
の一斉制御信号で制御するようにしているが、これを地
絡事故時の一斉制御信号(SVC1)と短絡事故時の一
斉制御信号(SVC2)とを別々にして、地絡事故発生
時に親制御装置から一斉制御信号(SVC1)を送信し
た場合、それを受信した該当制御装置においては、制御
指令を出し該当開閉器が入完了となる時間をt1、切完
了になる時間をt2とした場合、t1<t2となるよう
にし、地絡事故区間より負荷側の健全区間が停電しない
よう負荷融通が先に行なわれるようにし、又、短絡事故
発生時に親制御装置から一斉制御信号(SVC2)を送
信した場合、それを受信した該当制御装置においては、
t1>t2として、他系統へ連係する前に短絡事故を除
去した事故が波及しないようにしてもよい。
【0037】又、事故検出機能を区分制御装置以外に、
連係制御装置にも設けておけば、配電系統が変更になっ
たとき区分制御装置として使用できるし、通信線L1は
上り情報用,下り情報用の各々別置してもよい。更に、
図2のA1区間事故の際は各区分制御装置は事故検出し
ないため、親制御装置からの信号のみで処理されること
になるが、これに対し変電所側の配電線引き出し点に負
荷側事故検出機能を備えた区分制御装置と同等品を設け
て、これを親制御装置より呼出すことで、区分制御装置
16の図4判定ロジック条件に使用することもできる。
【0038】上記実施例によれば各区分開閉器毎に事故
を検出する手段と通信手段を有する区分制御装置を設
け、各連係開閉器毎に通信手段を有する連係制御装置を
設け、又、変電所の事故検出により各制御装置に対し呼
出信号を送信し、各制御装置の応答信号が終了した後に
一斉制御信号を送信する親制御装置を設け、事故発生に
際して、各区分制御装置は電源側区分制御装置の事故検
出情報が「有」で、負荷側区分制御装置の事故検出情報
が「無」の場合、及び電源側区分制御装置の事故検出情
報が「無」で「融通遮断」が設定されている場合に区分
開閉器の切制御と投入禁止を記憶し、各連係制御装置は
連係点の電源側区分制御装置の事故検出情報が「無」い
場合に連係開閉器を入制御するようにしたので、健全区
間を無停電にて事故区間を切離すことが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば制
御対象の区分制御装置及び連係制御装置の全てに、先
ず、入切の制御選択を実施し、その後に一斉制御信号を
送信して開閉器を一挙に動作させるよう構成したので、
無停電で事故区間を切離すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配電線事故区間切離し方式を説明
する実施例図。
【図2】他の実施例の構成図。
【図3】図2を説明するタイムチャート。
【図4】区分制御装置の判定ロジック図。
【図5】連係制御装置の判定ロジック図。
【図6】各制御装置の設定条件説明図。
【図7】従来方式の1つを説明する配電系統図。
【図8】図7の処理のタイミングを示すタイムチャート
図。
【図9】従来方式の他の1つを説明する配電系統図。
【図10】図9の処理のタイミングを示すタイムチャート
図。
【符号の説明】
1 変電所 2 遮断器 3〜5 区分開閉器 6〜8 連係開閉器 9,22 親制御装置 10〜12,16〜18 区分制御装置 13〜15,19〜21 連係制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 昭憲 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 多田 孝光 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線を区分開閉器によって複数区間に
    区分し、かつ常時は切状態にある連係開閉器により他配
    電系統と連係する配電系統に対し、親制御装置と各開閉
    器毎に設けた開閉器用制御装置とを通信線によって接続
    し、事故発生時、通信線を介して親制御装置と各開閉器
    用制御装置間にて情報の授受を行ない、親制御装置によ
    り事故区間を判別した後、通信線を介して事故区間を区
    分する開閉器を切制御し事故区間を切離すと共に、事故
    区間の負荷側健全区間には連係開閉器を入制御し連係系
    統より負荷融通する配電線事故区間切離し方式におい
    て、事故区間を切離し負荷融通するため、親制御装置は
    通信線を介して事故区間の開閉器の制御装置全てに入又
    は切の選択を実施し、実施後各開閉器用制御装置に対し
    て一斉制御指令を送信するようにし、入切の選択を実施
    された当該開閉器用制御装置は所定時間以内に一斉制御
    指令を受信したことを条件に入又は切の選択に基づいて
    該当開閉器を制御することを特徴とする配電線事故区間
    切離し方式。
  2. 【請求項2】 一斉制御信号を短絡事故と地絡事故とで
    区別し、短絡事故時は事故区間を区分する開閉器が開放
    後に連係開閉器が投入されるように、又、地絡事故では
    連係開閉器が投入後に事故区間の区分開閉器が開放する
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の配電線
    事故区間切離し方式。
  3. 【請求項3】 配電線を区分開閉器によって複数区間に
    区分し、かつ常時は切状態にある連係開閉器により他配
    電線と連係する配電系統に対し、親制御装置を設けて各
    開閉器毎に設けた区分制御装置と各連係開閉器毎に設け
    た連係制御装置とを通信線によって接続し、事故発生
    時、通信線を介して親制御装置,各区分制御装置及び各
    連係制御装置間で情報の授受を行ない、各区分制御装置
    及び各連係制御装置は通信線での授受信号によって事故
    区間を個々に判別し、所定時間後親制御装置より送信さ
    れる一斉制御信号の受信により各区分制御装置は各判別
    結果により該当区分開閉器を切制御又は入継続し、各連
    係制御装置は各判別結果により該当連係開閉器を入制御
    又は切継続することを特徴とする配電線事故区間切離し
    方式。
  4. 【請求項4】 通信線を介した情報の授受を、親制御装
    置から各区分制御装置に対し呼出信号を送信し、この呼
    出信号を受けた各区分制御装置は事故検出有無の情報を
    応答送信し、この応答信号を他制御装置で受信するよう
    に構成し、各区分制御装置においては自装置の電源側及
    び負荷側の区分制御装置からの信号に応じて事故区間を
    個々に判別し、連係制御装置は連係点の電源側区分制御
    装置からの信号に応じて自装置が事故区間の負荷側健全
    区間に連係しているかを判別し、一斉制御信号の受信に
    より各区分制御装置は自装置が事故区間を区分する場合
    には当該区分開閉器を切制御し、自装置が事故区間の負
    荷側に位置している場合には予め設定された条件によ
    り、区分開閉器を切制御又は入継続し、連係制御装置は
    自装置が事故区間の負荷側健全区間に連係している場合
    に連係開閉器を入制御することを特徴する請求項3記載
    の配電線事故区間切離し方式。
  5. 【請求項5】 親制御装置から各制御装置へ一斉制御信
    号を送出して複数の開閉器を同時に制御するに際し、地
    絡事故時に送出する一斉制御信号(SVC1)と、短絡
    事故時に送出する一斉制御信号(SVC2)とを別々に
    設け、地絡事故時の一斉制御信号(SVC1)を送出し
    たときは、各制御装置がその信号を受信してから該当開
    閉器が制御完了するまでの時間関係が入の場合の時間を
    t1、切の場合の時間をt2としたとき、t1<t2の
    関係にあるようにし、又、短絡事故時の一斉制御信号
    (SVC2)を送出したときは、各制御装置がその信号
    を受信してから該当開閉器が制御完了するまでの時間関
    係を、t1>t2の関係にあるようにしたことを特徴と
    する請求項3又は請求項4記載の配電線事故区間切離し
    方式。
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