JPH07159923A - 画像記録物品 - Google Patents
画像記録物品Info
- Publication number
- JPH07159923A JPH07159923A JP5305440A JP30544093A JPH07159923A JP H07159923 A JPH07159923 A JP H07159923A JP 5305440 A JP5305440 A JP 5305440A JP 30544093 A JP30544093 A JP 30544093A JP H07159923 A JPH07159923 A JP H07159923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- image recording
- transparent protective
- photochromic
- protective layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】可視光線反射率が30%以上の基材上に、有機
フォトクロミック化合物を含有する高分子層、三次元架
橋高分子からなる透明保護層をこの順序で有することを
特徴とする画像記録物品。 【効果】本発明の画像記録物品は、露光した部分のコン
トラストが十分高いため視認することはもちろん、露光
光と異なった波長で反射率を測定することにより、露光
部のパターンが自動測定できる。また、表面硬度が高い
ため、表面が汚れた際に傷を付ける事なく拭き取ること
ができるという、優れた清拭特性を示す。さらに、透明
保護層上に有機コートを設けた場合には、汚れ自体が付
きにくいという、優れた防汚性を示す。
フォトクロミック化合物を含有する高分子層、三次元架
橋高分子からなる透明保護層をこの順序で有することを
特徴とする画像記録物品。 【効果】本発明の画像記録物品は、露光した部分のコン
トラストが十分高いため視認することはもちろん、露光
光と異なった波長で反射率を測定することにより、露光
部のパターンが自動測定できる。また、表面硬度が高い
ため、表面が汚れた際に傷を付ける事なく拭き取ること
ができるという、優れた清拭特性を示す。さらに、透明
保護層上に有機コートを設けた場合には、汚れ自体が付
きにくいという、優れた防汚性を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を通して照射さ
れた電磁波を感受することにより、直接可視画像を記録
することができる画像記録部品に関する。
れた電磁波を感受することにより、直接可視画像を記録
することができる画像記録部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体を通して照射された電磁波
を感受することにより、可視画像を記録する際には、銀
塩フィルムを湿式現像してから、ようやく可視画像とし
て観察していた。すなわち、撮影後すぐには可視画像が
得られなかった。
を感受することにより、可視画像を記録する際には、銀
塩フィルムを湿式現像してから、ようやく可視画像とし
て観察していた。すなわち、撮影後すぐには可視画像が
得られなかった。
【0003】それに対し、特開平2−5403号公報、
特開平2−293745号公報には、フォトクロミック
性被膜を表面に有する画像記録物品が示され、従来の被
照射面上の光量分布を受光素子で直接測定して電気信号
に変換するのに変えて、電磁波を照射することにより、
画像を直接観察することが可能な画像記録に関する技術
が開示されている。
特開平2−293745号公報には、フォトクロミック
性被膜を表面に有する画像記録物品が示され、従来の被
照射面上の光量分布を受光素子で直接測定して電気信号
に変換するのに変えて、電磁波を照射することにより、
画像を直接観察することが可能な画像記録に関する技術
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フォトクロミック層と
しては、スピロピラン等のフォトクロミック性を有する
化合物をポリメチルメタクリレート等の樹脂中に分散さ
せたものが一般的であるが、これらの樹脂は非常に軟ら
かいため、取扱う際の不注意によりフォトクロミック層
表面に傷が付きやすかった。また、表面に汚れが付着し
た際にも傷が付きやすいため表面を拭き取ることができ
ず、その結果使用回数が増加するにつれてコントラスト
が低下するという問題があった。
しては、スピロピラン等のフォトクロミック性を有する
化合物をポリメチルメタクリレート等の樹脂中に分散さ
せたものが一般的であるが、これらの樹脂は非常に軟ら
かいため、取扱う際の不注意によりフォトクロミック層
表面に傷が付きやすかった。また、表面に汚れが付着し
た際にも傷が付きやすいため表面を拭き取ることができ
ず、その結果使用回数が増加するにつれてコントラスト
が低下するという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来技術の問題を解決し
ようとするものであり、表面硬度が高く、清拭特性の優
れた画像記録物品を提供することを目的とする。
ようとするものであり、表面硬度が高く、清拭特性の優
れた画像記録物品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために下記の構成を有する。
するために下記の構成を有する。
【0007】「可視光線反射率が30%以上の基材上
に、有機フォトクロミック化合物を含有する高分子層、
三次元架橋高分子からなる透明保護層をこの順序で有す
ることを特徴とする画像記録物品。」 本発明において、基材としては特に限定されず、有機お
よび無機のいずれの材料も使用可能であるが、中でも着
色部と非着色部のコントラストが大きくなるという点
で、可視光線反射率が30%以上の基材において好適で
ある。
に、有機フォトクロミック化合物を含有する高分子層、
三次元架橋高分子からなる透明保護層をこの順序で有す
ることを特徴とする画像記録物品。」 本発明において、基材としては特に限定されず、有機お
よび無機のいずれの材料も使用可能であるが、中でも着
色部と非着色部のコントラストが大きくなるという点
で、可視光線反射率が30%以上の基材において好適で
ある。
【0008】有機材料としてはポリエチレン系樹脂、ポ
リプロピレン系樹脂などのオレフィン系樹脂;スチレン
系樹;ポリエステル系樹脂;塩化ビニル系樹脂、酢酸ビ
ニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂などのビニル
系樹脂;ナイロン系樹脂などのポリアミド系樹脂;アク
リル系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ジエチレングリ
コールビスアリルカーボネート系樹脂;ポリイミド系樹
脂;ポリフェニレンスルフィド系樹脂;エポキシ系樹
脂;ウレタン系樹脂等の各樹脂が挙げられる。一方、基
材の平面性および熱安定性の点からは無機材料が好まし
く、ソーダ石灰ガラス、石英ガラス、アルミノケイ酸塩
ガラス、高ケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス等のガラス
基材およびシリコン等の無機結晶板等が好ましく使用さ
れる。中でも高純度で、アルカリ金属、アルカリ土類金
属等のイオンを含まず、しかもコントラスト向上に必要
な高反射率を有するという点でシリコンウエハがより好
ましく、TTV(Total Thickness V
ariation)、LTV(Local Thick
ness Variation)等によって示される基
材の平面度に優れる、高精度加工シリコンウエハが最も
好ましい。
リプロピレン系樹脂などのオレフィン系樹脂;スチレン
系樹;ポリエステル系樹脂;塩化ビニル系樹脂、酢酸ビ
ニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂などのビニル
系樹脂;ナイロン系樹脂などのポリアミド系樹脂;アク
リル系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ジエチレングリ
コールビスアリルカーボネート系樹脂;ポリイミド系樹
脂;ポリフェニレンスルフィド系樹脂;エポキシ系樹
脂;ウレタン系樹脂等の各樹脂が挙げられる。一方、基
材の平面性および熱安定性の点からは無機材料が好まし
く、ソーダ石灰ガラス、石英ガラス、アルミノケイ酸塩
ガラス、高ケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス等のガラス
基材およびシリコン等の無機結晶板等が好ましく使用さ
れる。中でも高純度で、アルカリ金属、アルカリ土類金
属等のイオンを含まず、しかもコントラスト向上に必要
な高反射率を有するという点でシリコンウエハがより好
ましく、TTV(Total Thickness V
ariation)、LTV(Local Thick
ness Variation)等によって示される基
材の平面度に優れる、高精度加工シリコンウエハが最も
好ましい。
【0009】また、基材表面にAl等の金属を主成分と
する反射膜や、無機薄膜等が設けられていても、好まし
く使用することができる。
する反射膜や、無機薄膜等が設けられていても、好まし
く使用することができる。
【0010】本発明は、基材上に有機フォトクロミック
化合物を含有する高分子層(以下、フォトクロミック層
という)を設けてなるものである。
化合物を含有する高分子層(以下、フォトクロミック層
という)を設けてなるものである。
【0011】フォトクロミック化合物としては、特に限
定されるものではなく、スピロピラン系化合物、スピロ
オキサジン系化合物、クロメン系化合物、ジアリールエ
テン系化合物、アゾ系化合物、フルギド系化合物、トリ
アリールメタン系化合物、サリチリデンアニリン系化合
物、ジチゾン水銀系化合物等が挙げられる。中でも、コ
ントラスト、記録保存性等に優れるスピロピラン化合物
が好ましく使用される。
定されるものではなく、スピロピラン系化合物、スピロ
オキサジン系化合物、クロメン系化合物、ジアリールエ
テン系化合物、アゾ系化合物、フルギド系化合物、トリ
アリールメタン系化合物、サリチリデンアニリン系化合
物、ジチゾン水銀系化合物等が挙げられる。中でも、コ
ントラスト、記録保存性等に優れるスピロピラン化合物
が好ましく使用される。
【0012】本発明において、フォトクロミック層とし
ては、ポリマ中に分散させたもの、あるいは、フォトク
ロミック化合物を共有結合によってポリマ中に含有させ
たもの等を使用することができる。
ては、ポリマ中に分散させたもの、あるいは、フォトク
ロミック化合物を共有結合によってポリマ中に含有させ
たもの等を使用することができる。
【0013】ポリマ中に分散させる場合は、簡便にフォ
トクロミック層を製造することができる点から有用であ
る。この場合のフォトクロミック化合物を分散させるた
めに使用可能なポリマとしては、アクリル系樹脂、スチ
レン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレ
タン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、セル
ロース誘導体、メラミン系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。中でも、透
明性、汎用性に優れるポリメチルメタクリレートが好ま
しく使用される。なお、使用可能なポリマはこれらに限
定されるものではない。これらのポリマは単独で使用し
ても、2種以上を混合して使用してもよい。
トクロミック層を製造することができる点から有用であ
る。この場合のフォトクロミック化合物を分散させるた
めに使用可能なポリマとしては、アクリル系樹脂、スチ
レン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレ
タン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、セル
ロース誘導体、メラミン系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。中でも、透
明性、汎用性に優れるポリメチルメタクリレートが好ま
しく使用される。なお、使用可能なポリマはこれらに限
定されるものではない。これらのポリマは単独で使用し
ても、2種以上を混合して使用してもよい。
【0014】フォトクロミック化合物はポリマ中に通常
0.1〜25wt%分散させることが好ましい、0.1
wt%未満の場合はコントラストが低く、また、25w
t%を越える場合にはフォトクロミック化合物が樹脂中
にうまく分散しない傾向がある。5〜20wt%の範囲
が両者のバランスの点でより好ましい。
0.1〜25wt%分散させることが好ましい、0.1
wt%未満の場合はコントラストが低く、また、25w
t%を越える場合にはフォトクロミック化合物が樹脂中
にうまく分散しない傾向がある。5〜20wt%の範囲
が両者のバランスの点でより好ましい。
【0015】本発明において、フォトクロミック層は塗
布することにより好ましく設けられる。塗布する際に使
用されるフォトクロミック化合物の溶媒としては、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール等のアルコール系溶剤、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の
グリコールエーテル系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、
酢酸アミル、乳酸エチル、安息香酸メチル等のエステル
系溶剤、ノルマルヘキサン、ノルマルヘプタン、ノルマ
ルオクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤、シクロへキサ
ン、エチルシクロへキサン等の脂環族炭化水素系溶剤、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素系溶剤、石油系溶剤等各種のものが使
用可能であり、これらは単独あるいは混合して使用する
ことができる。
布することにより好ましく設けられる。塗布する際に使
用されるフォトクロミック化合物の溶媒としては、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール等のアルコール系溶剤、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の
グリコールエーテル系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、
酢酸アミル、乳酸エチル、安息香酸メチル等のエステル
系溶剤、ノルマルヘキサン、ノルマルヘプタン、ノルマ
ルオクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤、シクロへキサ
ン、エチルシクロへキサン等の脂環族炭化水素系溶剤、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素系溶剤、石油系溶剤等各種のものが使
用可能であり、これらは単独あるいは混合して使用する
ことができる。
【0016】なお、本発明にかかるフォトクロミック層
においては、耐光性および着色濃度の向上を目的とし、
該フォトクロミック層の塗布に用いるポリマ溶液中に、
ニッケル塩に代表される一重項酸素クエンチャー、ニト
ロキシラジカル化合物、ヒンダードアミン系化合物また
はそのポリマーで代表される酸化防止剤、紫外線吸収剤
および三重項消光剤などの光安定剤および増感剤等が添
加されていても良い。また、かかる溶液中の固形分濃度
は、適用する塗布方法、塗布条件等により異なるが、5
〜45wt%の範囲が好ましい。
においては、耐光性および着色濃度の向上を目的とし、
該フォトクロミック層の塗布に用いるポリマ溶液中に、
ニッケル塩に代表される一重項酸素クエンチャー、ニト
ロキシラジカル化合物、ヒンダードアミン系化合物また
はそのポリマーで代表される酸化防止剤、紫外線吸収剤
および三重項消光剤などの光安定剤および増感剤等が添
加されていても良い。また、かかる溶液中の固形分濃度
は、適用する塗布方法、塗布条件等により異なるが、5
〜45wt%の範囲が好ましい。
【0017】フォトクロミック層を形成するために使用
されるフォトクロミック溶液中に含まれるNa、K、F
e、Ca含有量は、クリーンルームの汚染を防止する意
味から、1.0ppm以下であることが好ましい。さら
に好ましくは、0.1ppm以下である フォトクロミック層を形成するために使用されるフォト
クロミック溶液中に含まれる0.5μm以上のパーティ
クルは100個/ml以下であることが好ましい。10
0個以上の場合は、フォトクロミック層を形成する際の
コーティングのムラや、表面欠陥の原因になる傾向があ
り、さらに好ましくは50個/ml以下である。
されるフォトクロミック溶液中に含まれるNa、K、F
e、Ca含有量は、クリーンルームの汚染を防止する意
味から、1.0ppm以下であることが好ましい。さら
に好ましくは、0.1ppm以下である フォトクロミック層を形成するために使用されるフォト
クロミック溶液中に含まれる0.5μm以上のパーティ
クルは100個/ml以下であることが好ましい。10
0個以上の場合は、フォトクロミック層を形成する際の
コーティングのムラや、表面欠陥の原因になる傾向があ
り、さらに好ましくは50個/ml以下である。
【0018】フォトクロミック溶液の塗布は、通常行わ
れている浸漬法、噴霧法、スピンコート法、バーコート
法、ローラーコート法、フローコート法、オフセット印
刷法、スクリーン印刷法等いずれの方法によっても可能
であるが、薄い塗布膜を精度良く得るという観点からス
ピンコート法が最も好ましい。
れている浸漬法、噴霧法、スピンコート法、バーコート
法、ローラーコート法、フローコート法、オフセット印
刷法、スクリーン印刷法等いずれの方法によっても可能
であるが、薄い塗布膜を精度良く得るという観点からス
ピンコート法が最も好ましい。
【0019】かかるフォトクロミック層の膜厚は、使用
されるフォトクロミック化合物の種類および照射装置の
特性等によって決定されるべきものであるが、通常は
0.2〜10μmの範囲で好ましく使用される。とく
に、コントラストや機械操作性の点から0.5〜5μm
であることが好ましい。
されるフォトクロミック化合物の種類および照射装置の
特性等によって決定されるべきものであるが、通常は
0.2〜10μmの範囲で好ましく使用される。とく
に、コントラストや機械操作性の点から0.5〜5μm
であることが好ましい。
【0020】本発明においては、表面硬度の向上を目的
としてフォトクロミック層の表面に三次元架橋高分子か
らなる透明保護層を設けることが必要である。
としてフォトクロミック層の表面に三次元架橋高分子か
らなる透明保護層を設けることが必要である。
【0021】本発明における三次元架橋高分子として
は、ハードコート性を有することが好ましく、ハードコ
ート性を有する三次元架橋高分子としては、メラミン系
樹脂、エポキシ系樹脂、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート系樹脂、ジビニルベンゼン系樹脂および
オルガノポリシロキサン系硬化物などが挙げられるが、
硬度および形成のしやすさの点でオルガノポリシロキサ
ン系硬化物が好ましく、とりわけ少なくとも下記一般式
(A)で示される有機ケイ素化合物および/またはその
加水分解物を含む組成物の硬化物が好ましい。 R1 a R2 b SiX4-a-b (A) (式中、R1 およびR2 は、各々アルキル基、アルケニ
ル基 、アラルキル基、アリール基、ハロ基、グリシド
キシ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、(メ
タ)アクリロイルオキシ基およびシアノ基から選ばれた
置換基を表わし、Xは加水分解性基を表わし、aおよび
bは各々0または1を表わす。)一般式(A)で表わさ
れる有機ケイ素化合物の中でも、密着性、表面硬度向
上、耐熱性、耐候性などの点からR1 およびR2 として
は炭素数1〜4のアルキル基、アルケニル基、フェニル
基、エポキシ基またはグリシドキシ基を有する有機基が
好ましい。
は、ハードコート性を有することが好ましく、ハードコ
ート性を有する三次元架橋高分子としては、メラミン系
樹脂、エポキシ系樹脂、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート系樹脂、ジビニルベンゼン系樹脂および
オルガノポリシロキサン系硬化物などが挙げられるが、
硬度および形成のしやすさの点でオルガノポリシロキサ
ン系硬化物が好ましく、とりわけ少なくとも下記一般式
(A)で示される有機ケイ素化合物および/またはその
加水分解物を含む組成物の硬化物が好ましい。 R1 a R2 b SiX4-a-b (A) (式中、R1 およびR2 は、各々アルキル基、アルケニ
ル基 、アラルキル基、アリール基、ハロ基、グリシド
キシ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、(メ
タ)アクリロイルオキシ基およびシアノ基から選ばれた
置換基を表わし、Xは加水分解性基を表わし、aおよび
bは各々0または1を表わす。)一般式(A)で表わさ
れる有機ケイ素化合物の中でも、密着性、表面硬度向
上、耐熱性、耐候性などの点からR1 およびR2 として
は炭素数1〜4のアルキル基、アルケニル基、フェニル
基、エポキシ基またはグリシドキシ基を有する有機基が
好ましい。
【0022】一般式(A)で表わされる有機ケイ素化合
物および/またはその加水分解物の具体例としてはメチ
ルシリケート、エチルシリケート、n-プロピルシリケー
ト、イソプロピルシリケート、n-ブチルシリケート、se
c-ブチルシリケートおよびtert- ブチルシリケートなど
のテトラアルコキシシラン類および/またはその加水分
解物;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルジメトキシエトキシシラン、メチルトリ
アセトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチル
トリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、ビニルジメトキシエトキシ
シラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエ
トキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピル
トリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリアセトキ
シシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメト
キシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、β−シアノ
エチルトリエトキシシラン、メチルトリフェノキシシラ
ン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロロメチルト
リエトキシシラン、グリシドキシメチルトリメトキシシ
ラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラン、α−グ
リシドキシエチルトリメトキシシラン、α−グリシドキ
シエチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシエチル
トリメトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリエト
キシシラン、α−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、α−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、
β−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
ブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジメトキシ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリフェノ
キシシラン、α−グリシドキシブチルトリメトキシシラ
ン、α−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、β−
グリシドキシブチルトリメトキシシラン、β−グリシド
キシブチルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシブチ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシブチルトリエ
トキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシ
ラン、δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、
(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリメトキ
シシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル
トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリプロ
ポキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリブトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルジメトキシエトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリフ
ェノキシシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)プロピルトリメトキシシラン、γ−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、δ
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメト
キシシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
ブチルトリエトキシシランなどのトリアルコキシシラン
類、トリアシルオキシシラン類およびトリフェノキシシ
ラン類および/またはそれらの加水分解物;ジメチルジ
メトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、ジメチルジ
アセトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメ
チルジエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラ
ン、メチルビニルジエトキシシラン、グリシドキシメチ
ルメチルジメトキシシラン、グリシドキシメチルメチル
ジエトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジメ
トキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジエトキ
シシラン、β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシ
ラン、β−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラ
ン、α−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、α−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジプロポキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジブトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルメトキシエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジフェノキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルエチルジプロポキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルビニルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジエトキシシラ
ンなどのジアルコキシシラン類、ジフェノキシシラン類
およびジアシルオキシシラン類および/またはそれらの
加水分解物を挙げることができる。
物および/またはその加水分解物の具体例としてはメチ
ルシリケート、エチルシリケート、n-プロピルシリケー
ト、イソプロピルシリケート、n-ブチルシリケート、se
c-ブチルシリケートおよびtert- ブチルシリケートなど
のテトラアルコキシシラン類および/またはその加水分
解物;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルジメトキシエトキシシラン、メチルトリ
アセトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチル
トリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、ビニルジメトキシエトキシ
シラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエ
トキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピル
トリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリアセトキ
シシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメト
キシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、β−シアノ
エチルトリエトキシシラン、メチルトリフェノキシシラ
ン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロロメチルト
リエトキシシラン、グリシドキシメチルトリメトキシシ
ラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラン、α−グ
リシドキシエチルトリメトキシシラン、α−グリシドキ
シエチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシエチル
トリメトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリエト
キシシラン、α−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、α−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、
β−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
ブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジメトキシ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリフェノ
キシシラン、α−グリシドキシブチルトリメトキシシラ
ン、α−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、β−
グリシドキシブチルトリメトキシシラン、β−グリシド
キシブチルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシブチ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシブチルトリエ
トキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシ
ラン、δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、
(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリメトキ
シシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル
トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリプロ
ポキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリブトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルジメトキシエトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリフ
ェノキシシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)プロピルトリメトキシシラン、γ−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、δ
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメト
キシシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
ブチルトリエトキシシランなどのトリアルコキシシラン
類、トリアシルオキシシラン類およびトリフェノキシシ
ラン類および/またはそれらの加水分解物;ジメチルジ
メトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、ジメチルジ
アセトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメ
チルジエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラ
ン、メチルビニルジエトキシシラン、グリシドキシメチ
ルメチルジメトキシシラン、グリシドキシメチルメチル
ジエトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジメ
トキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジエトキ
シシラン、β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシ
ラン、β−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラ
ン、α−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、α−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、β−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジプロポキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジブトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルメトキシエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジフェノキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルエチルジプロポキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルビニルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジエトキシシラ
ンなどのジアルコキシシラン類、ジフェノキシシラン類
およびジアシルオキシシラン類および/またはそれらの
加水分解物を挙げることができる。
【0023】これらの有機ケイ素化合物は1種または2
種以上使用することも可能である。かかる有機ケイ素化
合物は低温で硬化可能なこと、硬化時間が短いことなど
の点から加水分解して使用することが好ましい。加水分
解は通常の加水分解方法が適用可能であり、例えば純
水、塩酸、硫酸、酢酸などの酸性水溶液、あるいは水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなど
のアルカリ水溶液などの添加によって行われる。これら
の中で、クリーンルームの汚染の心配が少ないという点
で純水および酢酸水溶液がとくに好ましい。加水分解時
の温度は特に限定されるものではなく、目的に応じて必
要温度に制御して行われるべきものである。
種以上使用することも可能である。かかる有機ケイ素化
合物は低温で硬化可能なこと、硬化時間が短いことなど
の点から加水分解して使用することが好ましい。加水分
解は通常の加水分解方法が適用可能であり、例えば純
水、塩酸、硫酸、酢酸などの酸性水溶液、あるいは水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなど
のアルカリ水溶液などの添加によって行われる。これら
の中で、クリーンルームの汚染の心配が少ないという点
で純水および酢酸水溶液がとくに好ましい。加水分解時
の温度は特に限定されるものではなく、目的に応じて必
要温度に制御して行われるべきものである。
【0024】本発明における三次元架橋高分子からなる
透明保護層の形成方法としては、塗液を通常行われてい
る浸漬法、噴霧法、スピンコート法、バーコート法、ロ
ーラーコート法、フローコート法、オフセット印刷法、
スクリーン印刷法等の方法で塗布し、続いて電子線照
射、電磁波照射または加熱によって硬化させることが可
能である。塗布方法としては、薄い塗布膜を精度良く得
るという観点からスピンコート法が最も好ましい。硬化
に用いる電磁波としてはγ線、X線、紫外線、赤外線お
よびマイクロ波などが適用できるが、安全性および硬化
時間の点で紫外線、赤外線およびマイクロ波が好まし
く、紫外線が最も好ましい。また加熱によって硬化を行
う場合、低温硬化および硬化時間短縮を目的に各種の硬
化触媒の添加が好ましい。硬化触媒としては、各種アミ
ン、各種アンモニウム塩、カルボン酸のアルカリ金属塩
やAl、Ti、Zrなどのキレート化合物が挙げられ
る。これらの中でクリーンルームの汚染の心配が少ない
という点で、各種アンモニウム塩、特に、テトラアルキ
ルアンモニウムヒドロキシドが好ましい。
透明保護層の形成方法としては、塗液を通常行われてい
る浸漬法、噴霧法、スピンコート法、バーコート法、ロ
ーラーコート法、フローコート法、オフセット印刷法、
スクリーン印刷法等の方法で塗布し、続いて電子線照
射、電磁波照射または加熱によって硬化させることが可
能である。塗布方法としては、薄い塗布膜を精度良く得
るという観点からスピンコート法が最も好ましい。硬化
に用いる電磁波としてはγ線、X線、紫外線、赤外線お
よびマイクロ波などが適用できるが、安全性および硬化
時間の点で紫外線、赤外線およびマイクロ波が好まし
く、紫外線が最も好ましい。また加熱によって硬化を行
う場合、低温硬化および硬化時間短縮を目的に各種の硬
化触媒の添加が好ましい。硬化触媒としては、各種アミ
ン、各種アンモニウム塩、カルボン酸のアルカリ金属塩
やAl、Ti、Zrなどのキレート化合物が挙げられ
る。これらの中でクリーンルームの汚染の心配が少ない
という点で、各種アンモニウム塩、特に、テトラアルキ
ルアンモニウムヒドロキシドが好ましい。
【0025】本発明における三次元架橋高分子からなる
透明保護層の膜厚は0.1〜0.8μmであることが好
ましい。0.1μm未満の場合には表面硬度が低く、ま
た、0.8μmを越えた場合には透明保護層中で露光光
の屈折が起こり、正確な画像記録が行えない傾向があ
る。
透明保護層の膜厚は0.1〜0.8μmであることが好
ましい。0.1μm未満の場合には表面硬度が低く、ま
た、0.8μmを越えた場合には透明保護層中で露光光
の屈折が起こり、正確な画像記録が行えない傾向があ
る。
【0026】本発明では、ハードコート性を有する三次
元架橋高分子からなる透明保護層を形成する際、有機フ
ォトクロミック化合物を含有する高分子層との密着性向
上を目的に、あらかじめ有機フォトクロミック化合物を
含有する高分子層表面を前処理することも可能である。
前処理方法としてはフォトクロミック化合物の分解を防
ぎ、密着性の向上を発現させる点で活性化ガス処理とり
わけ低温プラズマ処理が好ましい。活性化ガス処理に使
用されるガスの種類は、有機フォトクロミック化合物を
含有する高分子層の種類により適宜選択されるべきもの
であるが、一般的には酸素ガスが好ましい。
元架橋高分子からなる透明保護層を形成する際、有機フ
ォトクロミック化合物を含有する高分子層との密着性向
上を目的に、あらかじめ有機フォトクロミック化合物を
含有する高分子層表面を前処理することも可能である。
前処理方法としてはフォトクロミック化合物の分解を防
ぎ、密着性の向上を発現させる点で活性化ガス処理とり
わけ低温プラズマ処理が好ましい。活性化ガス処理に使
用されるガスの種類は、有機フォトクロミック化合物を
含有する高分子層の種類により適宜選択されるべきもの
であるが、一般的には酸素ガスが好ましい。
【0027】本発明において画像記録物品への画像記録
は、フォトクロミック層の着色を引き起こすことができ
る波長の電磁波を照射することによって行われる。一般
的には、450nm以下の波長の電磁波を使用することが
好ましい。そのような電磁波としては、γ線、X線、紫
外線および可視光が挙げらるが、フォトクロミック層着
色性および耐久性のバランスに優れている点で、紫外線
および可視光が最も好ましい。さらに好ましくは、g
線、i線およびエスシマレーザー光である画像記録のた
めには所望のパターンミを有するフォトマスクを使用し
てよい。
は、フォトクロミック層の着色を引き起こすことができ
る波長の電磁波を照射することによって行われる。一般
的には、450nm以下の波長の電磁波を使用することが
好ましい。そのような電磁波としては、γ線、X線、紫
外線および可視光が挙げらるが、フォトクロミック層着
色性および耐久性のバランスに優れている点で、紫外線
および可視光が最も好ましい。さらに好ましくは、g
線、i線およびエスシマレーザー光である画像記録のた
めには所望のパターンミを有するフォトマスクを使用し
てよい。
【0028】露光量は使用されるフォトクロミック化合
物の種類、膜厚や照射装置の特性などによって決定され
るべきものであるが、通常は50〜100mJ/cm2 の
範囲であることが好ましい。露光量がこの範囲、より少
ない場合はフォトクロミック層の着色が小さくなり、ま
た、露光量がこの範囲より多い場合は、フォトクロミッ
ク層の耐久性に及ぼす悪影響が大きくなる傾向がある。
物の種類、膜厚や照射装置の特性などによって決定され
るべきものであるが、通常は50〜100mJ/cm2 の
範囲であることが好ましい。露光量がこの範囲、より少
ない場合はフォトクロミック層の着色が小さくなり、ま
た、露光量がこの範囲より多い場合は、フォトクロミッ
ク層の耐久性に及ぼす悪影響が大きくなる傾向がある。
【0029】コントラストは、画像検出に使用される6
30±50nmの波長域において10%以上であることが
好ましい。10%未満の場合には、画像検出が困難とな
る傾向がある。
30±50nmの波長域において10%以上であることが
好ましい。10%未満の場合には、画像検出が困難とな
る傾向がある。
【0030】本発明おいてコントラストとは、630±
50nmの波長域内の適当波長における着色前の反射率
と着色後の反射率の差として定義する。反射率の測定は
一般の可視分光光度計により可能である。
50nmの波長域内の適当波長における着色前の反射率
と着色後の反射率の差として定義する。反射率の測定は
一般の可視分光光度計により可能である。
【0031】また、本発明においては、画像記録物品表
面への汚れ付着防止、および汚れの拭き取り性能の向上
の目的で、画像記録物品上に、水およびヘキサデカンに
対する静止接触角がそれぞれ90度以上、25度以上で
ある有機コート層を設けることが好ましい。
面への汚れ付着防止、および汚れの拭き取り性能の向上
の目的で、画像記録物品上に、水およびヘキサデカンに
対する静止接触角がそれぞれ90度以上、25度以上で
ある有機コート層を設けることが好ましい。
【0032】有機コート層としては、下記一般式(1)
または(2)で示されるフルオロアルキル(メタ)アク
リル系単量体および、下記一般式(3)で示される基を
有する、該フルオロアルキル(メタ)アクリル系単量体
と共重合可能な二重結合を有する単量体とを重合成分と
して有する共重合体、または下記一般式(4)で示され
るシロキサン単位を有する、ポリシロキサンを主成分と
してなるコーティング組成物を使用することが好まし
い。
または(2)で示されるフルオロアルキル(メタ)アク
リル系単量体および、下記一般式(3)で示される基を
有する、該フルオロアルキル(メタ)アクリル系単量体
と共重合可能な二重結合を有する単量体とを重合成分と
して有する共重合体、または下記一般式(4)で示され
るシロキサン単位を有する、ポリシロキサンを主成分と
してなるコーティング組成物を使用することが好まし
い。
【0033】
【化6】 (式中R3 は水素、メチル基およびフルオロ基から選ば
れ、αは2〜4までの整数、βは3〜14までの整数、
γは0または1、δ=2−γである。)
れ、αは2〜4までの整数、βは3〜14までの整数、
γは0または1、δ=2−γである。)
【化7】 (R4 およびR5 はそれぞれ水素、メチル基およびエチ
ル基から選ばれ、εは2〜4までの整数、ζは2または
3の整数、η=3−ζである。)
ル基から選ばれ、εは2〜4までの整数、ζは2または
3の整数、η=3−ζである。)
【化8】 (ここでYは下記一般式(5)
【化9】 または下記一般式(6)
【化10】 で示される置換基であり、R3 は水素、メチル基および
フルオロ基から選ばれ、αは2〜4までの整数、βは3
〜14までの整数、γは0または1、δ=2−γであ
る。R6 はメチル基、エチル基、フルオロアルキル基お
よびYから選ばれる。)一般式(1)で表される、フル
オロアルキル(メタ)アクリル系単量体のエステル残基
のメチレンの個数(α)は、エステルの化学安定性の点
から2個以上が好ましい。5個以上になると理由は不明
であるが、被覆表面を斜めから見たばあいに白濁がかか
り使用できない場合がある。パーフルオロメチレンの個
数(β)としては3〜14個であることが好ましい。2
個以下では、撥水、撥油効果は充分ではない。15個以
上では、溶剤への溶解性が極端に低下し、実用的な溶剤
が得られないことおよび、被覆表面を斜めから見た場合
に白濁がかかる場合がある。好ましくはβは10以下で
ある。具体例としては、2−(パーフルオロブチル)エ
チル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロペンチ
ル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ
ペンチル)プロピル(メタ)アクリレート、2−(パー
フルオロペンチル)ブチル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロヘキシル)エチル(メタ)アクリレー
ト、2−(パーフルオロオクチル)エチル(メタ)アク
リレート、2−(パーフルオロオクチル)ブチル(メ
タ)アクリレート、2−(パーフルオロデシル)エチル
(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ−5−メチ
ルヘキシル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パー
フルオロ−7−メチルオクチル)エチル(メタ)アクリ
レート、2−(パーフルオロ−9−メチルデシル)エチ
ル(メタ)アクリレートおよびそれらのα−フルオロア
クリレート体、または、2−(パーフルオロブチル)ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−(パーフ
ルオロペンチル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−(パーフルオロヘキシル)ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロオクチ
ル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロデシル)ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−(パーフルオロ−5−メチルヘキシ
ル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロ−7−メチルオクチル)ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ−9−
メチルデシル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
トおよびそれらのα−フルオロアクリレート体が挙げら
れる。これらは単独でも複数の組み合わせでも使用する
ことができる。フルオロアルキル(メタ)アクリル系単
量体成分は満足する防汚性を出すためには共重合体中で
50モル%以上であることが好ましい。より好ましくは
75モル%以上である。
フルオロ基から選ばれ、αは2〜4までの整数、βは3
〜14までの整数、γは0または1、δ=2−γであ
る。R6 はメチル基、エチル基、フルオロアルキル基お
よびYから選ばれる。)一般式(1)で表される、フル
オロアルキル(メタ)アクリル系単量体のエステル残基
のメチレンの個数(α)は、エステルの化学安定性の点
から2個以上が好ましい。5個以上になると理由は不明
であるが、被覆表面を斜めから見たばあいに白濁がかか
り使用できない場合がある。パーフルオロメチレンの個
数(β)としては3〜14個であることが好ましい。2
個以下では、撥水、撥油効果は充分ではない。15個以
上では、溶剤への溶解性が極端に低下し、実用的な溶剤
が得られないことおよび、被覆表面を斜めから見た場合
に白濁がかかる場合がある。好ましくはβは10以下で
ある。具体例としては、2−(パーフルオロブチル)エ
チル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロペンチ
ル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ
ペンチル)プロピル(メタ)アクリレート、2−(パー
フルオロペンチル)ブチル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロヘキシル)エチル(メタ)アクリレー
ト、2−(パーフルオロオクチル)エチル(メタ)アク
リレート、2−(パーフルオロオクチル)ブチル(メ
タ)アクリレート、2−(パーフルオロデシル)エチル
(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ−5−メチ
ルヘキシル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パー
フルオロ−7−メチルオクチル)エチル(メタ)アクリ
レート、2−(パーフルオロ−9−メチルデシル)エチ
ル(メタ)アクリレートおよびそれらのα−フルオロア
クリレート体、または、2−(パーフルオロブチル)ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−(パーフ
ルオロペンチル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−(パーフルオロヘキシル)ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロオクチ
ル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロデシル)ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−(パーフルオロ−5−メチルヘキシ
ル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロ−7−メチルオクチル)ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ−9−
メチルデシル)ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
トおよびそれらのα−フルオロアクリレート体が挙げら
れる。これらは単独でも複数の組み合わせでも使用する
ことができる。フルオロアルキル(メタ)アクリル系単
量体成分は満足する防汚性を出すためには共重合体中で
50モル%以上であることが好ましい。より好ましくは
75モル%以上である。
【0034】膜の耐久性を出すためには、一般式(2)
で示される基を有しかつ重合性の不飽和基を有する単量
体が必要である。具体例としては、ビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルジメトキシ
メチルシラン、ビニルメトキシジメチルシラン、γ−
(メタ)アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロイルプロピルジメトキシメチルシラ
ン等のシリコン含有単量体が挙げられる。
で示される基を有しかつ重合性の不飽和基を有する単量
体が必要である。具体例としては、ビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルジメトキシ
メチルシラン、ビニルメトキシジメチルシラン、γ−
(メタ)アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロイルプロピルジメトキシメチルシラ
ン等のシリコン含有単量体が挙げられる。
【0035】このシリコン含有単量体は共重合体の構成
成分として、1モル%以上50モル%以下含まれること
が好ましい。さらに好ましくは5モル%以上25モル%
以下の範囲である。
成分として、1モル%以上50モル%以下含まれること
が好ましい。さらに好ましくは5モル%以上25モル%
以下の範囲である。
【0036】他の共重合成分として、アルキル(メタ)
アクリレート類、スチレン誘導体類も添加することがで
きる。
アクリレート類、スチレン誘導体類も添加することがで
きる。
【0037】フルオロアルキル(メタ)アクリル系単量
体は、ラジカル開始剤下で溶液重合法、懸濁重合法、乳
化重合法等の公知の重合法により製造することができ
る。重合にあたっては、シリコン含有単量体はアルコキ
シ体になっていることが好ましい。Si−OHの状態で
重合を進行せしめた場合には、重合中に重合体がゲル化
を起こしやすくなるため好ましくない。
体は、ラジカル開始剤下で溶液重合法、懸濁重合法、乳
化重合法等の公知の重合法により製造することができ
る。重合にあたっては、シリコン含有単量体はアルコキ
シ体になっていることが好ましい。Si−OHの状態で
重合を進行せしめた場合には、重合中に重合体がゲル化
を起こしやすくなるため好ましくない。
【0038】重合体の製造にあたっては、分子量の調節
のために連鎖移動剤としてメルカプタン類を使用するこ
とができる。好ましいメルカプタンはアルコキシシラン
基を有するメルカプタンで、具体例としてγ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルジメト
キシメチルシラン、γ−メルカプトエチルトリメトキシ
シラン等が挙げられる。
のために連鎖移動剤としてメルカプタン類を使用するこ
とができる。好ましいメルカプタンはアルコキシシラン
基を有するメルカプタンで、具体例としてγ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルジメト
キシメチルシラン、γ−メルカプトエチルトリメトキシ
シラン等が挙げられる。
【0039】一般式(4)で表される、フルオロアルキ
ルアシル基含有のポリシロキサンのエステル残基のメチ
レンの個数(α)は、エステルの化学安定性の点から2
個以上が好ましい。5個以上になると理由は不明である
が、被覆表面を斜めから見たばあいに白濁がかかり使用
できない場合がある。パーフルオロメチレンの個数
(β)としては3〜14個が好ましい。2個以下では、
撥水、撥油効果は充分ではない。15個以上では、溶剤
への溶解性が極端に低下し、実用的な溶剤が得られない
ことおよび、被覆表面を斜めから見た場合に白濁がかか
ることから使用できない。好ましくはβは10以下であ
る。
ルアシル基含有のポリシロキサンのエステル残基のメチ
レンの個数(α)は、エステルの化学安定性の点から2
個以上が好ましい。5個以上になると理由は不明である
が、被覆表面を斜めから見たばあいに白濁がかかり使用
できない場合がある。パーフルオロメチレンの個数
(β)としては3〜14個が好ましい。2個以下では、
撥水、撥油効果は充分ではない。15個以上では、溶剤
への溶解性が極端に低下し、実用的な溶剤が得られない
ことおよび、被覆表面を斜めから見た場合に白濁がかか
ることから使用できない。好ましくはβは10以下であ
る。
【0040】一般式(4)で表される化合物は、パーフ
ルオロ(メタ)アクリレートあるいはパーフルオロ−α
−フルオロアクリレートとSiH基の付加反応により合
成することができる。
ルオロ(メタ)アクリレートあるいはパーフルオロ−α
−フルオロアクリレートとSiH基の付加反応により合
成することができる。
【0041】具体的なパーフルオロ(メタ)アクリレー
トあるいはパーフルオロ−α−フルオロアクリレートと
しては次のものが挙げられる。2−(パーフルオロブチ
ル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ
ペンチル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフ
ルオロペンチル)プロピル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロペンチル)ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−(パーフルオロヘキシル)エチル(メタ)アク
リレート、2−(パーフルオロオクチル)エチル(メ
タ)アクリレート、2−(パーフルオロオクチル)ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロデシル)
エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ−5
−メチルヘキシル)エチル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロ−7−メチルオクチル)エチル(メタ)
アクリレート、2−(パーフルオロ−9−メチルデシ
ル)エチル(メタ)アクリレートおよびそれらのα−フ
ルオロアクリレート体などである。
トあるいはパーフルオロ−α−フルオロアクリレートと
しては次のものが挙げられる。2−(パーフルオロブチ
ル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ
ペンチル)エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフ
ルオロペンチル)プロピル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロペンチル)ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−(パーフルオロヘキシル)エチル(メタ)アク
リレート、2−(パーフルオロオクチル)エチル(メ
タ)アクリレート、2−(パーフルオロオクチル)ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロデシル)
エチル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロ−5
−メチルヘキシル)エチル(メタ)アクリレート、2−
(パーフルオロ−7−メチルオクチル)エチル(メタ)
アクリレート、2−(パーフルオロ−9−メチルデシ
ル)エチル(メタ)アクリレートおよびそれらのα−フ
ルオロアクリレート体などである。
【0042】シラン化合物としてはジクロロアルキルシ
ラン、ジアルコキシアルキルシランあるいはジクロロシ
ラン、ジアルコキシシラン等が使用でき、ハイドロシレ
ーションによって、単量体を合成し、続いて、公知の方
法でポリシロキサンに重合せしめることによってポリシ
ロキサンを得ることができる。あるいは、SiH基を含
むポリオルガノシロキサンに触媒の存在下で前記のアク
リレート類を付加させてもよい。
ラン、ジアルコキシアルキルシランあるいはジクロロシ
ラン、ジアルコキシシラン等が使用でき、ハイドロシレ
ーションによって、単量体を合成し、続いて、公知の方
法でポリシロキサンに重合せしめることによってポリシ
ロキサンを得ることができる。あるいは、SiH基を含
むポリオルガノシロキサンに触媒の存在下で前記のアク
リレート類を付加させてもよい。
【0043】一般式(4)の化合物以外に、Si(O
R)n R´3-n (ここでR、R´はメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基またはブチル基、n=
1〜3である)基を有するシロキサン単位を含んでも良
い。具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルジメトキシメチルシラ
ン、ビニルメトキシジメチルシラン、γ−(メタ)アク
リロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロイルプロピルジメトキシメチルシラン等のシリコ
ン含有単量体とヒドロシラン化合物との付加反応で得ら
れる化合物を、前記のパーフルオロ基含有のシラン化合
物と共重合することによって得ることができる。このシ
リコン含有単量体は、0.5モル%以上10モル%以下
で共重合されていることが好ましい。
R)n R´3-n (ここでR、R´はメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基またはブチル基、n=
1〜3である)基を有するシロキサン単位を含んでも良
い。具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルジメトキシメチルシラ
ン、ビニルメトキシジメチルシラン、γ−(メタ)アク
リロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロイルプロピルジメトキシメチルシラン等のシリコ
ン含有単量体とヒドロシラン化合物との付加反応で得ら
れる化合物を、前記のパーフルオロ基含有のシラン化合
物と共重合することによって得ることができる。このシ
リコン含有単量体は、0.5モル%以上10モル%以下
で共重合されていることが好ましい。
【0044】また必要に応じて、シラノールの脱水縮合
触媒、あるいは縮合助剤を使用することができる。例え
ば、アルミニウムアセチルアセトナート、オクチル酸ス
ズ化合物、有機カルボン酸アルカリ塩類が挙げられる。
触媒、あるいは縮合助剤を使用することができる。例え
ば、アルミニウムアセチルアセトナート、オクチル酸ス
ズ化合物、有機カルボン酸アルカリ塩類が挙げられる。
【0045】有機コート層の塗布方法としては、通常行
われている浸漬法、噴霧法、スピンコート法、バーコー
ト法、ローラーコート法、フローコート法、オフセット
印刷法、スクリーン印刷法等いずれの方法によっても可
能であるが、薄い塗布膜を精度良く得るという観点から
スピンコート法が最も好ましい。
われている浸漬法、噴霧法、スピンコート法、バーコー
ト法、ローラーコート法、フローコート法、オフセット
印刷法、スクリーン印刷法等いずれの方法によっても可
能であるが、薄い塗布膜を精度良く得るという観点から
スピンコート法が最も好ましい。
【0046】本発明における有機コート層の膜厚は10
0nm以下であることが好ましい。100nm以上の場
合には、膜の強度の点で問題があり好ましくない。50
nm以下であることがより好ましく、10nm以下であ
ることが最も好ましい。
0nm以下であることが好ましい。100nm以上の場
合には、膜の強度の点で問題があり好ましくない。50
nm以下であることがより好ましく、10nm以下であ
ることが最も好ましい。
【0047】本発明の画像記録物品は、表面硬度が高
く、清拭特性に優れた画像記録物品として好ましく使用
される。
く、清拭特性に優れた画像記録物品として好ましく使用
される。
【0048】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0049】なお、実施例における評価方法は以下の通
りである。
りである。
【0050】コントラストは、(株)日立製作所製分光
光度計U−3410により、検出波長633nmにより
測定した。着色はi線(365nm)を露光量70mJ
/cm2 で露光することにより行った。着色前の反射率
と着色後の反射率の差をコントラストとした。
光度計U−3410により、検出波長633nmにより
測定した。着色はi線(365nm)を露光量70mJ
/cm2 で露光することにより行った。着色前の反射率
と着色後の反射率の差をコントラストとした。
【0051】表面硬度は、画像記録物品表面を旭化成工
業(株)製ハイゼガーゼ4により、1.5kg荷重で5
往復擦り、傷の付きにくさを最高A〜最低Eの5段階で
評価した。
業(株)製ハイゼガーゼ4により、1.5kg荷重で5
往復擦り、傷の付きにくさを最高A〜最低Eの5段階で
評価した。
【0052】接触角は、協和界面科学(株)製接触角計
CA−Dにより、水、およびヘキサデカンについて測定
し、防汚性の評価とした。
CA−Dにより、水、およびヘキサデカンについて測定
し、防汚性の評価とした。
【0053】実施例1 (1)フォトクロミック溶液の調製 乳酸エチル(45.0g)および安息香酸メチル(3
7.0g)からなる混合溶媒中にポリメチルメタクリレ
ート(15.0g)を加え、80℃で溶解するまで撹拌
した。溶液を室温まで冷却後、1,3,3−トリメチル
インドリノ−6−ニトロベンゾピリロスピラン(3.0
g)を加え、室温で溶解するまで撹拌した。溶液をアド
バンテック東洋(株)製0.2μmポリテトラフルオロ
エチレンフィルターにより濾過してフォトクロミック溶
液を調製した。
7.0g)からなる混合溶媒中にポリメチルメタクリレ
ート(15.0g)を加え、80℃で溶解するまで撹拌
した。溶液を室温まで冷却後、1,3,3−トリメチル
インドリノ−6−ニトロベンゾピリロスピラン(3.0
g)を加え、室温で溶解するまで撹拌した。溶液をアド
バンテック東洋(株)製0.2μmポリテトラフルオロ
エチレンフィルターにより濾過してフォトクロミック溶
液を調製した。
【0054】(2)透明保護層用塗液の調製 回転子を備えた反応器中にメチルトリメトキシシラン
(167g)、ビニルトリエトキシシラン(116
g)、酢酸(6.7g)およびエタノール(11.4
g)を仕込み、マグネティックスターラーを用いて撹拌
しながら0.01規定塩酸(99.1g)を液温を10
℃に保ちながら滴下し、滴下終了後さらに1時間撹拌を
続けて加水分解を行った。得られた加水分解溶液にキシ
レン(200g)、酢酸ブチル(200g)およびブタ
ノール(1070g)を加えて十分撹拌し、透明保護層
用塗液とした。
(167g)、ビニルトリエトキシシラン(116
g)、酢酸(6.7g)およびエタノール(11.4
g)を仕込み、マグネティックスターラーを用いて撹拌
しながら0.01規定塩酸(99.1g)を液温を10
℃に保ちながら滴下し、滴下終了後さらに1時間撹拌を
続けて加水分解を行った。得られた加水分解溶液にキシ
レン(200g)、酢酸ブチル(200g)およびブタ
ノール(1070g)を加えて十分撹拌し、透明保護層
用塗液とした。
【0055】(3)フォトクロミック層の形成 フォトクロミック溶液を大日本スクリーン製造(株)製
スピンコーターSKW−636を使用し、シリコンウエ
ハ上に回転数4000rpmの条件でコーティングした
後、100℃で3分間プリベークを行い、フォトクロミ
ック層を形成した。
スピンコーターSKW−636を使用し、シリコンウエ
ハ上に回転数4000rpmの条件でコーティングした
後、100℃で3分間プリベークを行い、フォトクロミ
ック層を形成した。
【0056】(4)透明保護層の形成 フォトクロミック層の上層に、前記(2)で得られた塗
液を大日本スクリーン製造(株)製スピンコーターSK
W−636を使用し、シリコンウエハ上に回転数400
0rpmの条件でコーティングした後、90℃で1時間
乾燥を行った。 (5)評価 評価結果を表1に示した。透明保護層の形成により、コ
ントラストの低下は見られなかった。また、表面硬度が
高く、汚れの拭き取りにより傷が付かなかった。
液を大日本スクリーン製造(株)製スピンコーターSK
W−636を使用し、シリコンウエハ上に回転数400
0rpmの条件でコーティングした後、90℃で1時間
乾燥を行った。 (5)評価 評価結果を表1に示した。透明保護層の形成により、コ
ントラストの低下は見られなかった。また、表面硬度が
高く、汚れの拭き取りにより傷が付かなかった。
【0057】実施例2 (1)フォトクロミック溶液の調製 実施例1−(1)と同様にして、フォトクロミック溶液
を調製した。
を調製した。
【0058】(2)透明保護層用塗液の調製 回転子を備えた反応器中にγ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン(24g)、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン(24g)およびビニルトリ
エトキシシラン(147g)を仕込み、マグネティック
スターラーを用いて撹拌しながら0.1規定酢酸(51
g)を液温を10℃に保ちながら滴下し、滴下終了後さ
らに30分間撹拌を続けて加水分解を行った。得られた
加水分解溶液中にアルミニウムアセチルアセトナート
(5.6g)、エタノール/水(80/20重量比)
(71.0g)、ブタノール(830g)およびシリコ
ーン系界面活性剤(0.6g)を加えて十分撹拌し、透
明保護層用塗液とした。
リメトキシシラン(24g)、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン(24g)およびビニルトリ
エトキシシラン(147g)を仕込み、マグネティック
スターラーを用いて撹拌しながら0.1規定酢酸(51
g)を液温を10℃に保ちながら滴下し、滴下終了後さ
らに30分間撹拌を続けて加水分解を行った。得られた
加水分解溶液中にアルミニウムアセチルアセトナート
(5.6g)、エタノール/水(80/20重量比)
(71.0g)、ブタノール(830g)およびシリコ
ーン系界面活性剤(0.6g)を加えて十分撹拌し、透
明保護層用塗液とした。
【0059】(3)有機コート溶液の調製 ジクロロメチルシラン(11.5g、52モル%)、溶
媒としてジエチルエーテル(50g)、触媒として塩化
白金酸(50mg)を、コンデンサー付きの300ml
フラスコに入れ、ジエチルエーテルが還流するように穏
やかに加熱攪拌しながら、2−(パーフルオロオクチ
ル)エチルメタアクリレート(50g、48モル%)を
1時間かけて滴下した。その後4時間穏やかに加熱攪拌
を続け反応を終えた。
媒としてジエチルエーテル(50g)、触媒として塩化
白金酸(50mg)を、コンデンサー付きの300ml
フラスコに入れ、ジエチルエーテルが還流するように穏
やかに加熱攪拌しながら、2−(パーフルオロオクチ
ル)エチルメタアクリレート(50g、48モル%)を
1時間かけて滴下した。その後4時間穏やかに加熱攪拌
を続け反応を終えた。
【0060】続いて、メチルイソブチルケトン(50
g)を加えた後、大量の水を瞬時に加えた。白色の餅状
のポリマが水/メチルイソブチルケトンの界面に生成し
た。油層を分離した後、ロータリーエバポレーターによ
り加熱濃縮し、油状の濃縮物を得た。この濃縮物と先に
得られた餅状のポリマとを合わせ、トリクロロトリフル
オロエタンに溶解し、大量のメタノールに投入後、得ら
れたポリマを回収した。真空乾燥によりフレーク状の固
体が得られた。収率は63%であった。
g)を加えた後、大量の水を瞬時に加えた。白色の餅状
のポリマが水/メチルイソブチルケトンの界面に生成し
た。油層を分離した後、ロータリーエバポレーターによ
り加熱濃縮し、油状の濃縮物を得た。この濃縮物と先に
得られた餅状のポリマとを合わせ、トリクロロトリフル
オロエタンに溶解し、大量のメタノールに投入後、得ら
れたポリマを回収した。真空乾燥によりフレーク状の固
体が得られた。収率は63%であった。
【0061】ポリマをパーフルオロ(2−ブチルテトラ
ヒドロフラン)に固形分濃度0.4重量%となるように
溶解し、1/100重量部のトリクロロメチルシランを
加え、有機コート溶液を調製した。
ヒドロフラン)に固形分濃度0.4重量%となるように
溶解し、1/100重量部のトリクロロメチルシランを
加え、有機コート溶液を調製した。
【0062】(4)フォトクロミック層の形成 実施例1−(3)と同様にして、フォトクロミック層を
形成した。
形成した。
【0063】(5)透明保護層の形成 前記(2)の透明保護層用塗液を使用した以外は、実施
例1−(4)と同様にして、フォトクロミック層の上層
に透明保護層を形成した。
例1−(4)と同様にして、フォトクロミック層の上層
に透明保護層を形成した。
【0064】(6)有機コート層の形成 透明保護層の上層に、上記(3)で調製した有機コート
溶液を大日本スクリーン製造(株)製スピンコーターS
KW−636を使用し、フォトクロミック層上に回転数
4000rpmの条件でコーティングした後、室温で3
0分乾燥後、70℃のオーブン中で1時間キュアを行
い、有機コート層を形成した。
溶液を大日本スクリーン製造(株)製スピンコーターS
KW−636を使用し、フォトクロミック層上に回転数
4000rpmの条件でコーティングした後、室温で3
0分乾燥後、70℃のオーブン中で1時間キュアを行
い、有機コート層を形成した。
【0065】(7)評価 評価結果を表1に示した。透明保護層、有機コート層の
形成によりコントラストの低下は見られなかった。ま
た、表面硬度が高く、拭き取りにより傷が付かなかっ
た。さらに、水およびヘキサデカンの静止接触角が高
く、表面の防汚性、汚れの拭き取りやすさに優れてい
た。
形成によりコントラストの低下は見られなかった。ま
た、表面硬度が高く、拭き取りにより傷が付かなかっ
た。さらに、水およびヘキサデカンの静止接触角が高
く、表面の防汚性、汚れの拭き取りやすさに優れてい
た。
【0066】実施例3 (1)フォトクロミック溶液の調製 実施例1−(1)と同様にして、フォトクロミック溶液
を調製した。
を調製した。
【0067】(2)透明保護層用塗液の調製 実施例1−(2)と同様にして、透明保護層用塗液を調
製した。
製した。
【0068】(3)有機コート溶液の調製 2−(パーフルオロオクチル)エチルメタアクリレート
(50.0g、90モル%)、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン(2.59g、10モル%)、
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(0.41
g)、アゾビスイソブチロニトリル(0.17g)、メ
チルイソブチルケトン(42.0g)、ヘキサフルオロ
イソプロパノール(10.5g)をガラス製アンプルに
入れ、ラジカル重合の定法に従い凍結脱気操作を3回行
って溶存酸素を除去した。次いでアンプルを溶封し、7
5℃で20時間重合を行った。透明粘調な液が得られ
た。この反応液を大量のメタノールに投入し、沈殿物を
濾過により回収し、メタノール、ノルマルヘキサンで洗
浄後40℃で24時間真空乾燥を行い共重合体を得た。
乾燥後の重量から求めた重合率は96%であった。
(50.0g、90モル%)、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン(2.59g、10モル%)、
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(0.41
g)、アゾビスイソブチロニトリル(0.17g)、メ
チルイソブチルケトン(42.0g)、ヘキサフルオロ
イソプロパノール(10.5g)をガラス製アンプルに
入れ、ラジカル重合の定法に従い凍結脱気操作を3回行
って溶存酸素を除去した。次いでアンプルを溶封し、7
5℃で20時間重合を行った。透明粘調な液が得られ
た。この反応液を大量のメタノールに投入し、沈殿物を
濾過により回収し、メタノール、ノルマルヘキサンで洗
浄後40℃で24時間真空乾燥を行い共重合体を得た。
乾燥後の重量から求めた重合率は96%であった。
【0069】得られた重合体を、パーフルオロ−2−ブ
チルテトラヒドロフランに重量比で5%になるように溶
解した後、0.1規定塩酸を微量添加し、液滴が完全に
消失するまで撹拌した。フィルターで濾過した後、パー
フルオロ−2−ブチルテトラヒドロフランで0.2重量
%まで希釈し、有機コート溶液とした。
チルテトラヒドロフランに重量比で5%になるように溶
解した後、0.1規定塩酸を微量添加し、液滴が完全に
消失するまで撹拌した。フィルターで濾過した後、パー
フルオロ−2−ブチルテトラヒドロフランで0.2重量
%まで希釈し、有機コート溶液とした。
【0070】(4)フォトクロミック層の形成 実施例1−(3)と同様にして、フォトクロミック溶液
をコーティングした。 (5)透明保護層の形成 実施例2−(5)と同様にして、透明保護層を形成し
た。
をコーティングした。 (5)透明保護層の形成 実施例2−(5)と同様にして、透明保護層を形成し
た。
【0071】(6)有機コート層の形成 前記(3)の有機コート溶液を使用した以外は、実施例
2−(6)と同様にして、有機コート層を形成した。
2−(6)と同様にして、有機コート層を形成した。
【0072】(7)評価 評価結果を表1に示した。透明保護層、有機コート層の
形成によりコントラストの低下は見られなかった。ま
た、表面硬度が高く、拭き取りにより傷が付かなかっ
た。さらに、水およびヘキサデカンの静止接触角が高
く、表面の防汚性、汚れの拭き取りやすさに優れてい
た。
形成によりコントラストの低下は見られなかった。ま
た、表面硬度が高く、拭き取りにより傷が付かなかっ
た。さらに、水およびヘキサデカンの静止接触角が高
く、表面の防汚性、汚れの拭き取りやすさに優れてい
た。
【0073】比較例1 (1)フォトクロミック溶液の調製 実施例1−(1)と同様にして、フォトクロミック溶液
を調製した。
を調製した。
【0074】(2)フォトクロミック層の形成 実施例1−(3)と同様にして、フォトクロミック溶液
をコーティングした。 (3)評価 評価結果を表1に示した。表面硬度が低く、拭き取りに
より傷が付いた。
をコーティングした。 (3)評価 評価結果を表1に示した。表面硬度が低く、拭き取りに
より傷が付いた。
【0075】比較例2 (1)フォトクロミック溶液の調製 実施例1−(1)と同様にして、フォトクロミック溶液
を調製した。
を調製した。
【0076】(2)透明保護層用塗液の調製 実施例1−(2)と同様にして、透明保護層用塗液を調
製した。
製した。
【0077】(3)フォトクロミック層の形成 実施例1−(3)と同様にして、フォトクロミック層を
形成した。
形成した。
【0078】(4)透明保護層の形成 膜厚が約1μmになるように回転数を調整した他は、実
施例1−(4)と同様にして透明保護層を形成した。
施例1−(4)と同様にして透明保護層を形成した。
【0079】(5)評価 評価結果を表1に示した。透明保護層、有機コート層の
形成によりコントラストの低下が見られた。また、表面
硬度が高く、拭き取りにより傷が付かなかったが、透明
保護層中で露光光の屈折が起こり、画像が正確に記録で
きなかった。
形成によりコントラストの低下が見られた。また、表面
硬度が高く、拭き取りにより傷が付かなかったが、透明
保護層中で露光光の屈折が起こり、画像が正確に記録で
きなかった。
【0080】比較例3 (1)フォトクロミック溶液の調製 実施例1−(1)と同様にして、フォトクロミック溶液
を調製した。
を調製した。
【0081】(2)透明保護層用塗液の調製 実施例2−(2)と同様にして、透明保護層用塗液を調
製した。
製した。
【0082】(3)有機コート溶液の調製 有機コート溶液の固形分を5重量%にした以外は実施例
3−(3)と同様にして、有機コート溶液を調製した。
3−(3)と同様にして、有機コート溶液を調製した。
【0083】(4)フォトクロミック層の形成 実施例1と同様にして、フォトクロミック層を形成し
た。
た。
【0084】(5)透明保護層の形成 実施例2−(5)と同様にして、フォトクロミック層の
表面に透明保護層を形成した。
表面に透明保護層を形成した。
【0085】(6)有機コート層の形成 前記(3)の有機コート溶液を使用した以外は、実施例
2と同様にして、有機コート層を形成した。
2と同様にして、有機コート層を形成した。
【0086】(7)評価 評価結果を表1に示した。透明保護層、有機コート層の
形成によりコントラストの低下が見られた。透明保護層
の表面硬度は高く、拭き取りによりフォトクロ層には傷
が付かなかったが、有機コート層は拭き取りにより膜剥
がれが起こった。また、透明保護層、有機コート層中で
露光光の屈折が起こり、画像が正確に記録できなかっ
た。
形成によりコントラストの低下が見られた。透明保護層
の表面硬度は高く、拭き取りによりフォトクロ層には傷
が付かなかったが、有機コート層は拭き取りにより膜剥
がれが起こった。また、透明保護層、有機コート層中で
露光光の屈折が起こり、画像が正確に記録できなかっ
た。
【0087】
【表1】
【0088】
【発明の効果】本発明の画像記録物品は、露光した部分
のコントラストが十分高いため視認することはもちろ
ん、露光光と異なった波長で反射率を測定することによ
り、露光部のパターンが自動測定できる。また、表面硬
度が高いため、表面が汚れた際に傷を付ける事なく拭き
取ることができるという、優れた清拭特性を示す。さら
に、透明保護層上に有機コートを設けた場合には、汚れ
自体が付きにくいという、優れた防汚性を示す。
のコントラストが十分高いため視認することはもちろ
ん、露光光と異なった波長で反射率を測定することによ
り、露光部のパターンが自動測定できる。また、表面硬
度が高いため、表面が汚れた際に傷を付ける事なく拭き
取ることができるという、優れた清拭特性を示す。さら
に、透明保護層上に有機コートを設けた場合には、汚れ
自体が付きにくいという、優れた防汚性を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/24 516 7215−5D
Claims (12)
- 【請求項1】可視光線反射率が30%以上の基材上に、
有機フォトクロミック化合物を含有する高分子層、三次
元架橋高分子からなる透明保護層をこの順序で有するこ
とを特徴とする画像記録物品。 - 【請求項2】請求項1において、該透明保護層が、0.
1〜0.8μmの膜厚を有することを特徴とする画像記
録物品。 - 【請求項3】請求項1において、i線(365nm)を
露光量50〜100mJ/cm2 で露光したときに、6
30±50nmの波長域におけるコントラストが10%
以上であることを特徴とする画像記録物品。 - 【請求項4】請求項1において、三次元架橋高分子がオ
ルガノポリシロキサン系硬化物であることを特徴とする
画像記録物品。 - 【請求項5】請求項4において、オルガノポリシロキサ
ン系硬化物が、少なくとも下記一般式(A)で示される
有機ケイ素化合物および/またはその加水分解物を含む
組成物の硬化物であることを特徴とする画像記録物品。 R1 a R2 b SiX4-a-b (A) (式中、R1 およびR2 は、各々アルキル基、アルケニ
ル基、アラルキル基、アリール基、ハロ基、グリシドキ
シ基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、(メタ)
アクリロイルオキシ基およびシアノ基から選ばれた置換
基を表わし、Xは加水分解性基を表わし、aおよびbは
各々0または1を表わす。) - 【請求項6】請求項1〜5において、基材が略円形のシ
リコンウエハであることを特徴とする画像記録物品。 - 【請求項7】請求項1〜6において、有機フォトクロミ
ック化合物がスピロピラン系化合物であることを特徴と
する画像記録物品。 - 【請求項8】請求項1〜7において、該有機フォトクロ
ミック化合物を含有する高分子層を形成するために使用
されるフォトクロミック溶液中に含まれるNa、K、F
e、Ca含有量が、それぞれ1.0ppm以下であるこ
とを特徴とする画像記録物品。 - 【請求項9】請求項1〜8において、該有機フォトクロ
ミック化合物を含有する高分子層を形成するために使用
されるフォトクロミック溶液中に含まれる0.5μm以
上のパーティクルが100個/ml以下であることを特
徴とする画像記録物品。 - 【請求項10】請求項1〜9において、該透明保護層上
に水およびヘキサデカンに対する静止接触角がそれぞれ
90度以上、25度以上である膜厚100nm以下の有
機コート層を設けたことを特徴とする画像記録物品。 - 【請求項11】請求項10において、該有機コート層が
下記一般式(1)または(2)で示されるフルオロアル
キル(メタ)アクリル系単量体および、下記一般式
(3)で示される基を有する、該フルオロアルキル(メ
タ)アクリル系単量体と共重合可能な二重結合を有する
単量体とを重合成分として有する共重合体であることを
特徴とする画像記録物品。 【化1】 (式中R3 は水素、メチル基およびフルオロ基から選ば
れ、αは2〜4までの整数、βは3〜14までの整数、
γは0または1、δ=2−γである。) 【化2】 (R4 およびR5 はそれぞれ水素、メチル基およびエチ
ル基から選ばれ、εは2〜4までの整数、ζは2または
3の整数、η=3−ζである。) - 【請求項12】請求項10において、該有機コート層が
下記一般式(4)で示されるシロキサン単位を有する、
ポリシロキサンを主成分としてなることを特徴とする画
像記録物品。 【化3】 (ここでYは下記一般式(5) 【化4】 または下記一般式(6) 【化5】 で示される置換基であり、R3 は水素、メチル基および
フルオロ基から選ばれ、αは2〜4までの整数、βは3
〜14までの整数、γは0または1、δ=2−γであ
る。R6 はメチル基、エチル基、フルオロアルキル基お
よびYから選ばれる。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5305440A JPH07159923A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 画像記録物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5305440A JPH07159923A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 画像記録物品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07159923A true JPH07159923A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17945169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5305440A Pending JPH07159923A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 画像記録物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07159923A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332480A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-22 | Tokyo Denki Univ | フォトクロミック化合物 |
| WO2005092999A1 (en) * | 2004-03-04 | 2005-10-06 | Transitions Optical, Inc. | Photochromic optical article |
| US7189456B2 (en) | 2004-03-04 | 2007-03-13 | Transitions Optical, Inc. | Photochromic optical article |
| US7811480B2 (en) | 2004-03-04 | 2010-10-12 | Transitions Optical, Inc. | Photochromic optical article |
| JP5192826B2 (ja) * | 2006-01-24 | 2013-05-08 | 株式会社トクヤマ | フォトクロミック光学基材 |
| CN110819070A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-02-21 | 武汉纺织大学 | 一种图案化光致变色透明膜及其制备方法 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP5305440A patent/JPH07159923A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332480A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-22 | Tokyo Denki Univ | フォトクロミック化合物 |
| WO2005092999A1 (en) * | 2004-03-04 | 2005-10-06 | Transitions Optical, Inc. | Photochromic optical article |
| US7189456B2 (en) | 2004-03-04 | 2007-03-13 | Transitions Optical, Inc. | Photochromic optical article |
| US7811480B2 (en) | 2004-03-04 | 2010-10-12 | Transitions Optical, Inc. | Photochromic optical article |
| JP5192826B2 (ja) * | 2006-01-24 | 2013-05-08 | 株式会社トクヤマ | フォトクロミック光学基材 |
| CN110819070A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-02-21 | 武汉纺织大学 | 一种图案化光致变色透明膜及其制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2611093B2 (ja) | 硬化膜を有する光学部材 | |
| EP0278060B1 (en) | Anti-reflection optical article and process of producing the same | |
| JP3201654B2 (ja) | コーティング組成物 | |
| JPH065324B2 (ja) | 反射防止性を有する光学物品及びその製造方法 | |
| JPH04106161A (ja) | プライマ及び複層コーティング物品 | |
| JP2010031090A (ja) | 光学部材用のコーティング組成物及びその製造方法、光学部材の製造方法 | |
| JP3712561B2 (ja) | 硬化被膜を有する光学部材 | |
| JP3526439B2 (ja) | 眼鏡レンズ用コーティング組成物の製造方法 | |
| JPH07159923A (ja) | 画像記録物品 | |
| JP4921998B2 (ja) | フォトクロミックレンズの製造方法 | |
| JPH0698703B2 (ja) | 反射防止性物品およびその製造方法 | |
| EP1253444B1 (en) | Coating composition, process for producing optical element using the same, and optical element | |
| JP3353058B2 (ja) | 硬化被覆膜を有する光学部材 | |
| JP4129600B2 (ja) | コーティング組成物及び光学部材 | |
| JP4287534B2 (ja) | コーティング組成物 | |
| JP3470365B2 (ja) | 画像記録物品 | |
| JPH0769481B2 (ja) | 高屈折率ハードコート膜 | |
| JPS61276882A (ja) | フオトクロミツク積層体 | |
| JPH10120972A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物 | |
| JPH02160543A (ja) | 複層被膜 | |
| JPH0551471A (ja) | 被覆積層体 | |
| JPH0764941B2 (ja) | 透明被覆成形体 | |
| JPH0687189A (ja) | 透明成形体 | |
| JPH07244207A (ja) | ライトコントロール物品 | |
| JPH032290A (ja) | コーティング組成物 |