JPH07161036A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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Publication number
JPH07161036A
JPH07161036A JP5305112A JP30511293A JPH07161036A JP H07161036 A JPH07161036 A JP H07161036A JP 5305112 A JP5305112 A JP 5305112A JP 30511293 A JP30511293 A JP 30511293A JP H07161036 A JPH07161036 A JP H07161036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
magnetic recording
layer
buffer layer
thin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP5305112A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tomita
健二 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5305112A priority Critical patent/JPH07161036A/ja
Publication of JPH07161036A publication Critical patent/JPH07161036A/ja
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護層の耐蝕性と耐磨耗性の劣化を防止した
磁気記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 非磁性のアルミニウム合金等からなる基板6
の上にNi−Pからなる中間層7を形成し、中間層7の
上にCr等からなる下地膜8を形成し、下地膜8の上に
スパッタリング等によりCoCr系からなる強磁性金属
薄膜層9を形成し、強磁性金属薄膜層9の上にスパッタ
リング等により、Cr,Siのうち少なくとも1種類の
元素からなる第1のバッファー層10を形成し、第1の
バッファー層10の上に炭素をスパッタリングによりア
ルゴンガスで第2のバッファー層11を形成し、第2の
バッファー層11の上にDCマグネトロンスパッタリン
グにより水素とアルゴンの混合ガスで水素を9%以上1
7%未満含有させて水素含有炭素膜12を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報産業分野等で利用
される磁気記録媒体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの外部記録装置は軽
薄短小の市場の要請に沿って開発が進められている。こ
のような外部記録装置に用いられる磁気記録媒体には、
磁気記録媒体の磁気記録層を強磁性金属薄膜とする金属
薄膜型が、塗布型に比べて磁束密度が大きく、かつ薄
型、保持力が大きいために高密度磁気記録に適してい
る。ところで、磁気記録媒体を用いた外部記録装置で
は、停止した状態で磁気記録媒体に磁気ヘッドが接触し
ており、回転の開始時と停止時に、磁気記録媒体に磁気
ヘッドが摺動を行うコンタクト・スタート・ストップ
(以下、CSSと呼ぶ)方式が主流をなしている。従っ
て、金属薄膜型磁気記録媒体には、強磁性金属薄膜に直
接磁気ヘッドを摺動させないように強磁性金属薄膜の表
面に保護層が設けられている。
【0003】以下、従来の磁気記録媒体について説明す
る。図2は従来の磁気記録媒体の断面図を示すものであ
る。図2において、1は非磁性のアルミニウム合金等の
基板、2は基板1の上に設けられたNiPからなる中間
層、3は中間層2の上に設けられたCrからなる下地
膜、4は下地膜3の上に設けられたCoNi或いはCo
Cr等からなる強磁性金属薄膜層、5は強磁性金属薄膜
層4の上に設けられた炭素膜からなる保護層である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の磁気記録
媒体では、初期には磁気記録媒体の保護層5を構成する
炭素膜は摩擦係数も低く潤滑性が良好である。しかしな
がら、長時間に亘り使用を続けると摩擦係数が悪化する
と共に、結露環境下及び高温多湿環境下で強磁性金属薄
膜層4と保護層5との間で電位差が生じて強磁性金属薄
膜層4の元素のCoが保護層5に溶出して保護層5の潤
滑性が劣化する。このように潤滑性が劣化すると磁気ヘ
ッドによるCSS動作を繰り返すと、磁気記録媒体の保
護層5の耐磨耗性が劣化していき保護層5が破壊される
という問題点を有していた。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するもので、
保護層の耐蝕性と耐磨耗性の劣化を防止した磁気記録媒
体の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、基板の上に形成された強磁性金属薄膜層の
上にCr,Siのうち少なくとも1種類の元素からなる
第1のバッファー層を形成し、前記第1のバッファー層
の上にグラファイト構造を有する炭素膜で第2のバッフ
ァー層を形成し、前記第2のバッファー層の上にスパッ
タリングによりアルゴンと水素からなる混合ガスで前記
水素を9%以上17%未満含有させて水素含有炭素膜を
形成することを有している。
【0007】
【作用】この構成によって、水素含有炭素膜の付着力が
炭素膜と同等であり、耐蝕性が向上し、耐磨耗特性を向
上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例における磁気記録媒
体の製造方法について図を参照しながら説明する。図1
は本発明の一実施例における磁気記録媒体の断面図であ
る。図1に示すように、0.6〜1.25mmの厚みで
円盤状に形成された非磁性のアルミニウム合金等からな
る基板6の上にメッキ等によりNi−Pからなる中間層
7を20μmの厚みに形成する。さらに、中間層7の上
にスパッタリング等によりCr等からなる下地膜8を1
00nm程度の厚みに形成する。さらに、下地膜8の上
にスパッタリング等によりCoCrTa,CoCrN
i,CoCrPt,CoCrPtTa,CoCrPtB
等のCoCr系磁性材料からなる強磁性金属薄膜層9を
40〜60nmの厚みに形成する。
【0009】さらに、強磁性金属薄膜層9の上にスパッ
タリング等により、Cr,Siのうち少なくとも1種類
の元素からなる第1のバッファー層10を5〜15nm
の厚みに形成する。さらに第1のバッファー層10の上
にスパッタリングにより炭素をターゲットとしてアルゴ
ンガスを用いて第2のバッファー層11を10〜25n
mの厚みに形成する。さらに、第2のバッファー層11
の上にDCマグネトロンスパッタリングにより水素とア
ルゴンの混合ガスの流量比を変えて、スパッタガス圧力
を1〜10mTorr、成膜電力を500W、成膜時間
を150secで水素含有炭素膜12を20〜35nm
の厚みに形成する。
【0010】このように水素とアルゴンの混合ガスの流
量比を変えて水素含有炭素膜12を形成した磁気記録媒
体の試験について説明する。先ず、水素含有炭素膜12
の剥離強度を測定した。装置は島津製作所製走査型スク
ラッチSST101を用いて、測定条件は触針曲率15
μm、スクラッチスピード20μm/s、振幅50μ
m、触針押し付けスピード1μm/sである。
【0011】次に、摩擦係数の測定について説明する。
摩擦係数の測定には、CSS動作を試験する装置を用い
る。測定に用いた薄膜磁気ヘッドは浮上面に2本のレー
ルが設けられ、それぞれのレールの大きさは幅380μ
m、長さ4.0mmである。この薄膜磁気ヘッドのヘッ
ド支持機構に動摩擦係数計が取り付けられ、薄膜磁気ヘ
ッドに9.5gの荷重を加えた状態で薄膜磁気ヘッドの
浮上面を磁気記録媒体に接触させ、磁気記録媒体を2
3.6mm/sの速度で走行させて初期状態の摩擦係数
の測定を行う。
【0012】その後に、CSS動作を試験する。CSS
動作の試験には、薄膜磁気ヘッドに9.5gの荷重を加
えた状態で浮上面を磁気記録媒体に接触させる。この状
態で磁気記録媒体を回転させ摺動しながら5秒間で薄膜
磁気ヘッドが浮上する。浮上した状態(周速8.5m/
s)で薄膜磁気ヘッドを5秒間保持した後に、10秒間
で磁気記録媒体の回転が減少し浮上した薄膜磁気ヘッド
の浮上量が低下し薄膜磁気ヘッドが接触し摺動しながら
停止する。このようなCSS動作のサイクルを1回とし
て、磁気記録媒体の同じ周軌道でCSS動作を1万回行
なった後に、摩擦係数を測定する。さらに、摺動面の外
観状態を調べる。
【0013】次に、結露環境下における耐蝕性を試験す
る。試験条件は温度45℃、湿度95%RHの環境内に
60時間放置し、水素含有炭素膜12の上のCoの析出
状況をESCAで調べた。
【0014】以上のように試験した本実施例の磁気記録
媒体の試験結果と従来品の試験結果を(表1)に比較し
て示している。
【0015】
【表1】
【0016】以下(表1)の結果について説明する。
(表1)でも明らかなように、剥離強度については、本
実施例の磁気記録媒体によれば剥離強度が19〜21g
fであり、又、従来の磁気記録媒体も20gfであるの
で剥離強度の差は僅かである。次に、摩擦係数について
は、本実施例の磁気記録媒体によれば、CSS動作を1
万回繰り返すと摩擦係数が増加するものの破壊には至ら
ず良好である。しかしながら、従来の磁気記録媒体では
CSS動作を1万回繰り返すと保護層5が劣化して破壊
し、摩擦係数の測定ができなかった。次に、結露環境下
における耐蝕性の試験では、本実施例の磁気記録媒体で
は変化が無く、従来の磁気記録媒体ではCoの析出が認
められる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、基板の上に形成
された強磁性金属薄膜層の上にCr,Siのうち少なく
とも1種類の元素からなる第1のバッファー層を形成
し、第1のバッファー層の上にグラファイト構造を有す
る炭素膜で第2のバッファー層を形成し、第2のバッフ
ァー層の上に水素含有炭素膜を形成したので、強磁性金
属薄膜層とバッファー層との間の電位差が低下して耐蝕
性が向上し、耐磨耗特性を向上させた磁気記録媒体の製
造方法を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気記録媒体の断面
【図2】従来の磁気記録媒体の断面図
【符号の説明】
6 基板 7 中間層 8 下地膜 9 強磁性金属薄膜層 10,11 バッファー層 12 水素含有炭素膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の上に形成された強磁性金属薄膜層の
    上にCr,Siのうち少なくとも1種類の元素からなる
    第1のバッファー層を形成し、前記第1のバッファー層
    の上にグラファイト構造を有する炭素膜で第2のバッフ
    ァー層を形成し、前記第2のバッファー層の上にスパッ
    タリングによりアルゴンと水素からなる混合ガスで前記
    水素を9%以上17%未満含有させて水素含有炭素膜を
    形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】強磁性金属薄膜層がCoCr系を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造方
    法。
JP5305112A 1993-12-06 1993-12-06 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH07161036A (ja)

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JPH07161036A true JPH07161036A (ja) 1995-06-23

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