JPH07162265A - 積分回路およびこれを用いたフィルタ回路 - Google Patents

積分回路およびこれを用いたフィルタ回路

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JPH07162265A
JPH07162265A JP30801993A JP30801993A JPH07162265A JP H07162265 A JPH07162265 A JP H07162265A JP 30801993 A JP30801993 A JP 30801993A JP 30801993 A JP30801993 A JP 30801993A JP H07162265 A JPH07162265 A JP H07162265A
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transistor
circuit
collector
base
integrator
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JP30801993A
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Atsushi Ogawa
川 敦 小
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧が低い場合でも最大振幅が大きく且
つ積分定数を変更することができる積分回路、および、
これを用いたフィルタ回路を提供する。 【構成】 積分回路が、ベースが第1の抵抗105を介
して入力端子101に接続され且つコレクタが第2の抵
抗106を介してベースと接続された第1のトランジス
タ102と、ベースが第1のトランジスタ102のコレ
クタに接続され且つコレクタがコンデンサ107を介し
て出力端子112に接続された第2のトランジスタ10
3と、入力端(ベース)が第2のトランジスタ103の
コレクタに接続され且つ出力端(コレクタ)が出力端子
112に接続された反転アンプ104とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積分回路およびこれを
用いたフィルタ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積分回路を用いたフィルタについ
て、状態変数形回路を例にとって説明する。
【0003】図7は、従来の状態変数形回路の一構成例
を示す電気回路図である。同図において、係数回路70
3は、積分回路705の出力信号を取り込んで増幅また
は減衰(一般には減衰)し、加減算回路702に対して
出力する。また、係数回路704は、積分回路706の
出力信号を取り込んで増幅または減衰(一般には減衰)
し、加減算回路702に対して出力する。加減算回路7
02は、入力端子701から取り込まれた入力信号を第
1の+入力端子から入力し、係数回路703の出力信号
を第2の+入力端子から入力し、さらに、係数回路70
4の出力信号を−入力端子から入力する。そして、これ
らの各入力信号の加減算(+入力端子から入力した信号
については加算、−入力端子から入力した信号について
は減算)を行う。積分回路705は、この加減算回路7
02の加減算結果を入力して積分し、この積分結果を出
力する。そして、積分回路706は、積分回路705の
積分結果を入力してさらに積分し、その積分結果を出力
する。係数回路707は、加減算回路705の出力信号
を取り込んで増幅または減衰して出力する。また、係数
回路708は積分回路705の出力信号を、係数回路7
09は積分回路706の出力信号を、それぞれ取り込
み、増幅または減衰して出力する。加減算回路710
は、係数回路707の出力信号を第1の+入力端子から
入力し、係数回路708の出力信号を−入力端子から入
力し、さらに、係数回路709の出力信号を第2の+入
力端子から入力する。そして、これらの各信号の加減算
(+入力端子から入力した信号については加算、−入力
端子から入力した信号については減算)を行い、出力端
子711から出力する。
【0004】図8は、積分回路705,706の内部回
路の一構成例を示す電気回路図である。同図に示したよ
うに、積分回路の入力端子801は、抵抗素子802を
介して、npnトランジスタ803のベースに接続され
ている。このトランジスタ803は、ベースとコレクタ
がコンデンサ804を介して接続されている。また、こ
のトランジスタ803のコレクタには、電流源805か
ら電流I1 が供給される。そして、トランジスタ803
のコレクタは、積分回路の出力端子806に接続されて
いる。
【0005】図9は、積分回路705,706の内部回
路の他の構成例を示す電気回路図である。同図におい
て、901〜907はnpnトランジスタ、911〜9
17はpnpトランジスタ、921,922は抵抗素
子、931はコンデンサ、941〜944は電流源であ
る。この積分回路において、トランジスタ903〜90
6はギルバートのゲインセルと称される回路を構成して
いる。このような構成によれば、電流源942の電流値
2 を変化させることによりトランジスタ906のコレ
クタ電流を変化させることができ、これにより積分定数
を変化させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した積分回路
では、積分定数が抵抗素子802の抵抗値R1 とコンデ
ンサ804の静電容量C1 とによって決定される。この
ため、IC化した場合には、抵抗値R1 や静電容量C1
の値を調整することができないので、これらの値R1
1 の製造ばらつきによって積分定数がばらついてしま
うという欠点があった。また、このような積分回路を図
7に示したような状態変数形回路に使用した場合には、
上述のごとき積分定数のばらつきのためにカットオフ周
波数のばらつきが発生してしまうという欠点があった。
【0007】一方、図9に示したような積分回路では、
電流源923の電流I2 を変更させることにより積分定
数を変更することができるので、上述のような積分定数
の製造ばらつきは生じない。しかし、回路構成が複雑で
あり、また、出力回路がエミッタホロアで構成されてい
るので(トランジスタ915,916)電源電圧が低い
ときに信号の最大振幅を大きくすることができないとい
う欠点があった。このため、この積分回路を図7に示し
たような状態変数形回路に使用した場合には、回路規模
が大きくなってしまい、また、低電圧で動作させること
ができないという欠点があった。
【0008】本発明は、このような従来技術の欠点に鑑
みてなされたものであり、電源電圧が低い場合でも最大
振幅が大きく且つ積分定数を変更することができる積分
回路、および、回路規模が小さく、低電圧でも動作し且
つカットオフ周波数の製造ばらつきを補償することがで
きるフィルタ回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1) 第1の発明に係わる
積分回路は、ベースが第1の抵抗を介して入力端子に接
続され且つコレクタが第2の抵抗を介して前記ベースと
接続された第1のトランジスタと、ベースが前記第1の
トランジスタの前記コレクタに接続され且つコレクタが
コンデンサを介して出力端子に接続された第2のトラン
ジスタと、入力端が前記第2のトランジスタの前記コレ
クタに接続され且つ出力端が前記出力端子に接続された
反転アンプと、を有する。 (2) 第2の発明に係わるフィルタ回路は、ベースが第1
の抵抗を介して入力端子に接続され且つコレクタが第2
の抵抗を介して前記ベースと接続された第1のトランジ
スタと、ベースが前記第1のトランジスタの前記コレク
タに接続され且つコレクタがコンデンサを介して出力端
子に接続された第2のトランジスタと、入力端が前記第
2のトランジスタの前記コレクタに接続され且つ出力端
が前記出力端子に接続された反転アンプとを有する積分
回路と、前記第2の抵抗に流れる電流を変更することに
よりカットオフ周波数を制御する電流回路と、を備えて
いる。
【0010】
【作用】第1の発明に係わる積分回路によれば、ベース
が第1の抵抗を介して入力端子に接続され且つコレクタ
が第2の抵抗を介して前記ベースと接続された第1のト
ランジスタと、ベースが前記第1のトランジスタの前記
コレクタに接続され且つコレクタがコンデンサを介して
出力端子に接続された第2のトランジスタとを備えてい
るので、第2の抵抗に流れる電流を変更することにより
積分定数を変更することができる。また、出力回路とし
てエミッタホロアを使用していないので、信号の最大振
幅を電源電圧まで高めることができる。
【0011】第2の発明に係わるフィルタ回路によれ
ば、第1の発明に係わる積分回路と、第2の抵抗に流れ
る電流を変更することによりカットオフ周波数を制御す
る電流回路とを備えていることにより、積分回路の積分
定数を変更することができるのでカットオフ周波数の製
造ばらつきを補償することができ、且つ、信号の最大振
幅を電源電圧まで高めることができるので低電圧での動
作が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0013】(実施例1)第1の発明(請求項1)に係
わる積分回路の一実施例について、図1を用いて説明す
る。
【0014】同図において、npnトランジスタ102
(本発明の「第1のトランジスタ」に該当する)のベー
スは、抵抗素子105(本発明の「第1の抵抗」に該当
する)を介して、入力端子101に接続されている。ま
た、このトランジスタ102のコレクタとベースとは、
抵抗素子106(本発明の「第2の抵抗」に該当する)
を介して接続されている。
【0015】npnトランジスタ103(本発明の「第
2のトランジスタ」に該当する)は、ベースがトランジ
スタ102のコレクタに接続され、コレクタがコンデン
サ107を介して出力端子112に接続され、且つ、エ
ミッタがトランジスタ102のエミッタに接続されてい
る。
【0016】npnトランジスタ104(本発明の「反
転アンプ」を構成する)は、ベース(本発明の「入力
端」に該当する)がトランジスタ103のコレクタに接
続され、コレクタ(本発明の「出力端」に該当する)が
出力端子112に接続され、且つ、エミッタがトランジ
スタ102のエミッタに接続されて、出力回路を構成し
ている。
【0017】また、トランジスタ102のベースおよび
抵抗素子106の一端には電流源108が接続され、ト
ランジスタ102,103,104の各コレクタには電
流源109,110,111がそれぞれ接続されてい
る。
【0018】ここで、抵抗素子105の抵抗値をR11
抵抗素子106の抵抗値をR12、コンデンサ107の静
電容量をC11、電流源108の供給電流をICTRLとする
と、この積分回路の積分定数は、 R11・C11・exp{(ICTRL・R12)/Vt } で与えられる。なお、Vt =k・T/q(kはボルツマ
ン定数、Tは絶対温度、qは電荷、室温でVt は約26
mV)である。例えば、R12での電圧効果(すなわち、
CTRL・R12)を18mVに設定すると、積分定数は約
2R11・C11となる。
【0019】上式から明らかなように、本実施例の積分
回路によれば、電流源108の供給電流ICTRLを変化さ
せることにより、積分定数を変更することができる。し
たがって、抵抗素子105の抵抗値R11やコンデンサ1
07の静電容量C11等の製造ばらつきがある場合でも、
積分定数を一定にすることが可能となる。
【0020】また、本実施例の積分回路は、従来の積分
定数を変更することができる回路(図9参照)と比較し
て、回路規模を非常に小さくすることができる。
【0021】さらに、出力回路としてエミッタホロアを
使用していないので、信号の最大振幅を電源電圧まで高
めることができる。
【0022】(実施例2)次に、第1の発明に係わる積
分回路の第2の実施例について、図2を用いて説明す
る。本実施例は、反転アンプの構成が実施例1と異な
る。
【0023】同図において、図1と同じ符号を付した構
成部分は、それぞれ図1の場合と同じものを示す。
【0024】反転アンプは、トランジスタ201〜20
4および抵抗素子205によって構成されている。
【0025】npnトランジスタ201は、ベースがn
pnトランジスタ103のコレクタに接続され、且つ、
コレクタがpnpトランジスタ203のコレクタに接続
され、且つ、エミッタがnpnトランジスタ102のエ
ミッタに接続されている。
【0026】また、npnトランジスタ202は、ベー
スがpnpトランジスタ204のコレクタに接続される
とともに抵抗素子205を介してトランジスタ102の
エミッタに接続され、コレクタが出力端子112に接続
され、且つ、エミッタがトランジスタ102のエミッタ
に接続されている。
【0027】トランジスタ203とトランジスタ204
とは、各トランジスタ203,204のベースとトラン
ジスタ203のコレクタとが接続されて、カレントミラ
ーを構成している。
【0028】このような構成によれば、2段のトランジ
スタ201,202で反転アンプを構成したので、実施
例1に示した積分回路と比較して反転アンプの増幅率を
高めることができる。
【0029】また、実施例1に示した積分回路と同様、
電流源108の供給電流ICTRLを変化させることにより
積分定数を変更することができ、小規模の回路で製造ば
らつきによる積分定数のばらつきを補償することがで
き、且つ、信号の最大振幅を電源電圧まで高めることが
できる。
【0030】(実施例3)次に、第2の発明(請求項
2)に係わるフィルタ回路の一実施例について、図3を
用いて説明する。
【0031】図3は本実施例に係わるバンドパスフィル
タの回路構成を示す図である。同図において、図1と同
じ符号の構成部分および図1と同じ符号に「′」を付し
た構成部分は、それぞれ図1の場合と同じものを示す。
【0032】図3に示したように、入力端子351に
は、コンデンサ352を介して信号源353が接続され
ている。この入力端子352から取り込まれた入力信号
は、バンドパス特性を有する第1の積分器310に入力
される。そして、第1の積分器310の出力信号(トラ
ンジスタ104のコレクタ電圧)は、第2の積分器32
0内の抵抗素子105′に印加されることにより、この
第2の積分器320に入力される。
【0033】第1の積分器310の出力信号は、抵抗素
子355を介して、反転増幅器330に入力される。ま
た、第2の積分器320の出力信号(トランジスタ10
4のコレクタ電圧)も、抵抗素子354を介して、反転
増幅器330に入力される。
【0034】電流源回路340は、積分器310,32
0および反転増幅器330に電流を供給するとともに、
積分器310,320の積分定数を制御する。これによ
り、本実施例に係わるフィルタ回路のカットオフ周波数
が制御される。
【0035】反転増幅器330の出力信号は、抵抗素子
356を介して、第1の積分器310内のnpnトラン
ジスタ102にフィードバックされる。
【0036】また、第1の積分器310の出力信号は、
出力端子357から、フィルタ回路の出力信号として出
力される。
【0037】第1の積分器310および第2の積分器3
20としては、上述の実施例1で示した積分回路(図1
参照)とほぼ同様の積分回路を使用している。各積分器
310,320においては、図1で示した制御用の電流
源108に代えて、pnpトランジスタ311,321
が設けられている。これらのトランジスタ311,32
1は、それぞれ、エミッタが電源341に接続され、コ
レクタがnpnトランジスタ102,102′のベース
および抵抗素子106の一端に接続されている。そし
て、これらのトランジスタ311,321のベースはp
npトランジスタ342のベースおよびコレクタに接続
されている。また、このトランジスタ342のエミッタ
は電源341に接続され、コレクタは電流源344に接
続されている。これによりトランジスタ311,32
1,342はミラー回路を構成しており、電流源344
に流れる電流(すなわちトランジスタ342のコレクタ
電流)とトランジスタ342,311,321のコレク
タ電流とは同じ電流値となる。したがって、この電流源
344に流れる電流ICTRLを制御することによって、ト
ランジスタ341,321のコレクタ電流を変化させる
ことができる。
【0038】また、各積分器310,320において
は、図1で示した電流源109に代えてpnpトランジ
スタ312,322が、電流源110に代えてpnpト
ランジスタ313,323が、電流源111に代えてp
npトランジスタ314,324が、それぞれ設けられ
ている。これらの各トランジスタ312〜314,32
2〜324は、それぞれ、エミッタが電源341に接続
され、コレクタがそれぞれnpnトランジスタ102〜
104,102′〜104′のコレクタに接続されてい
る。そして、これらのトランジスタ312〜314,3
22〜324のベースはpnpトランジスタ343のベ
ースおよびコレクタに接続されている。また、このトラ
ンジスタ343のエミッタは電源341に接続され、コ
レクタは電流源345に接続されている。これによりト
ランジスタ312〜314,322〜324,345は
ミラー回路を構成しており、トランジスタ312〜31
4,322〜324に流れる各電流は電流源345に流
れる電流と同じ電流値となる。
【0039】反転増幅器330は、抵抗素子331、n
pnトランジスタ332およびpnpトランジスタ33
3によって構成されている。ここで、トランジスタ33
2のベースは外部の抵抗素子355に接続され、コレク
タは抵抗素子331を介して外部の抵抗素子355に接
続されるとともにトランジスタ333のコレクタに接続
されている。また、トランジスタ333は、エミッタが
電源341に、ベースがトランジスタ343のベースお
よびコレクタに、それぞれ接続されており、これによ
り、トランジスタ332のコレクタに供給される電流は
電流源345に流れる電流と同じ電流値となる。
【0040】このようなフィルタ回路において、抵抗素
子356の抵抗値をR31、第2の積分器320内の抵抗
素子105′の抵抗値をR32、第1の積分器310およ
び第2の積分器内の各コンデンサ107,107′の静
電容量をC31,C32とすると、このフィルタ回路の中心
周波数は、 (2πf)2 =ω2 =(R31・K・R32・K・C31・C32-1 K=exp{(ICTRL・R12)/Vt } で与えられる。なお、Vt =k・T/q(kはボルツマ
ン定数、Tは絶対温度、qは電荷、室温でVt は約26
mV)である。また、抵抗素子354の抵抗値をR33
すると、Q(周波数帯幅を表す係数)は、 Q=(R33・C31)/(R32・C32) で与えられる。
【0041】図4は、図3に示したフィルタ回路の周波
数特性のシミュレーション結果を示すグラフである。同
図において、横軸は入力端子351から取り込まれる入
力信号の周波数であり、縦軸は出力端子357の出力信
号を示している。同図からわかるように、電流源344
に流れる電流ICTRLを0μA、2.7μA、5μAと変
化させると、この変化にしたがってフィルタ回路の中心
周波数が変化する。
【0042】このように、図3に示したフィルタ回路の
カットオフ周波数は、電流源344に流れる電流ICTRL
によって制御することができる。したがって、本実施例
のフィルタ回路によれば、各抵抗素子の抵抗値やコンデ
ンサの静電容量等の製造ばらつきがある場合でも、カッ
トオフ周波数を一定にすることが可能となる。
【0043】また、本実施例では、積分器310,32
0の回路規模が従来の積分定数を変更することができる
回路(図9参照)と比較して非常に小さいので、フィル
タ回路全体としての回路規模も小さくすることができ
る。
【0044】さらに、出力回路としてエミッタホロアを
使用していないので信号の最大振幅を電源電圧まで高め
ることができ、したがって、低電圧(1V以下)でも動
作させることが可能である。
【0045】(実施例4)次に、第2の発明に係わるフ
ィルタ回路の第2の実施例について、図5を用いて説明
する。
【0046】図5は本実施例に係わるバンドパスフィル
タの回路構成を示す図である。同図において、図3と同
じ符号を付した構成部分は、同図と同じものを示す。
【0047】本実施例は、電流源回路の構成が、上述の
実施例3と異なる。
【0048】図5に示したように、この電流源回路50
0は、pnpトランジスタ501〜505、npnトラ
ンジスタ506,507、抵抗素子508および電流源
509,510によって構成されている。
【0049】ここで、トランジスタ501は、積分器3
10,320内のpnpトランジスタ311,321と
ミラー回路を構成しており、コレクタが電流源509に
接続されている。トランジスタ502は、pnpトラン
ジスタ312,314,322,324とミラー回路を
構成しており、コレクタが電流源510に接続されてい
る。トランジスタ503は、pnpトランジスタ31
3,323とミラー回路を構成している。なお、これら
の各トランジスタ311〜314,321〜324,5
01〜503のエミッタはそれぞれ電源341に接続さ
れている。トランジスタ504は、エミッタが電源34
1に接続され、ベースがトランジスタ501のベースに
接続されている。トランジスタ505は、エミッタが電
源341に接続され、ベースがトランジスタ502のベ
ースに接続されている。トランジスタ506は、ベース
がトランジスタ504のコレクタに接続され、コレクタ
がトランジスタ504のコレクタに抵抗素子508を介
して接続されるとともにトランジスタ505のコレクタ
に接続され、エミッタは接地されている。トランジスタ
507は、ベースがトランジスタ505のコレクタに接
続され、コレクタがトランジスタ503のコレクタに接
続され、エミッタが接地されている。
【0050】このような構成の電流源回路500を設け
ることにより、第1の積分回路410内のトランジスタ
103のコレクタ電流とトランジスタ313のコレクタ
電流とが常に同一になるようにすることができ、電流源
509に流れる電流ICTRLの変化に伴う出力電圧の変動
を低減させることができる。
【0051】また、上述の実施例3で示したフィルタ回
路と同様、各抵抗素子の抵抗値やコンデンサの静電容量
等の製造ばらつきがある場合でもカットオフ周波数を一
定にすることができ、フィルタ回路全体としての回路規
模も小さくすることができ、且つ、低電圧で動作させる
ことができる。
【0052】(実施例5)次に、第2の発明に係わるフ
ィルタ回路の第3の実施例について、図6を用いて説明
する。
【0053】図6は本実施例に係わるバンドパスフィル
タの回路構成を示す図である。同図において、図3と同
じ符号を付した構成部分は、同図と同じものを示す。
【0054】本実施例は、上述の実施例3に係わるフィ
ルタ回路に抵抗素子を追加したものである。
【0055】図6に示したように、第1の積分器310
では、入力端子351(すなわち積分器310の入力
端)とトランジスタ103のコレクタとの間に抵抗素子
601が追加され、且つ、トランジスタ103のコレク
タとトランジスタ104のコレクタとの間に抵抗素子6
02が追加されている。また、第2の積分器320で
は、トランジスタ104のコレクタ(すなわち積分器3
20の入力端)とトランジスタ103′のコレクタとの
間に抵抗素子603が追加されている。さらに、トラン
ジスタ104のコレクタとトランジスタ102のコレク
タとの間には抵抗素子604が追加され、トランジスタ
332のコレクタとトランジスタ103のコレクタとの
間には抵抗素子605が追加されている。
【0056】このような構成によれば、第1の積分器3
10の出力電圧(トランジスタ104のコレクタ電圧)
は、抵抗素子601,602を通過した信号の電圧とト
ランジスタ102〜104等を通過した信号の電圧との
差となる。また、第2の積分器320において、トンラ
ンジスタ103′のコレクタ電圧は、抵抗素子603を
通過した信号の電圧とトランジスタ102′,103′
等を通過した信号の電圧との差となる。これにより、出
力信号のノイズを低減させることができる。
【0057】また、上述の実施例3で示したフィルタ回
路と同様、各抵抗素子の抵抗値やコンデンサの静電容量
等の製造ばらつきがある場合でもカットオフ周波数を一
定にすることができ、フィルタ回路全体としての回路規
模も小さくすることができ、且つ、低電圧で動作させる
ことができる。
【0058】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明がこれらの実施例に限定されるものでないこ
とはもちろんである。例えば、実施例3〜5では本発明
をバンドパスフィルタに適用した場合について説明した
が、状態変数形フィルタで構成できる回路であれば、ハ
イパスフィルタ、ローパスフィルタ、移相回路等の他の
回路にも適用できる。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、電源電圧が低い場合でも最大振幅が大きく且
つ積分定数を変更することができる積分回路を提供する
ことができる。
【0060】また、第2の発明によれば、回路規模が小
さく、低電圧でも動作し且つカットオフ周波数の製造ば
らつきを補償することができるフィルタ回路を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係わる積分回路の構成を示す回路図
である。
【図2】実施例2に係わる積分回路の構成を示す回路図
である。
【図3】実施例3に係わるフィルタ回路の構成を示す回
路図である。
【図4】図3に示したフィルタ回路の周波数特性のシミ
ュレーション結果を示すグラフである。
【図5】実施例4に係わるフィルタ回路の構成を示す回
路図である。
【図6】実施例5に係わるフィルタ回路の構成を示す回
路図である。
【図7】従来のフィルタ回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【図8】従来の積分回路の一構成例を示す回路図であ
る。
【図9】従来の積分回路の他の構成例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
101 入力端子 102〜104 トランジスタ 105,106 抵抗素子 107 コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースが第1の抵抗を介して入力端子に接
    続され且つコレクタが第2の抵抗を介して前記ベースと
    接続された第1のトランジスタと、 ベースが前記第1のトランジスタの前記コレクタに接続
    され且つコレクタがコンデンサを介して出力端子に接続
    された第2のトランジスタと、 入力端が前記第2のトランジスタの前記コレクタに接続
    され且つ出力端が前記出力端子に接続された反転アンプ
    と、 を有する積分回路。
  2. 【請求項2】ベースが第1の抵抗を介して入力端子に接
    続され且つコレクタが第2の抵抗を介して前記ベースと
    接続された第1のトランジスタと、ベースが前記第1の
    トランジスタの前記コレクタに接続され且つコレクタが
    コンデンサを介して出力端子に接続された第2のトラン
    ジスタと、入力端が前記第2のトランジスタの前記コレ
    クタに接続され且つ出力端が前記出力端子に接続された
    反転アンプとを有する積分回路と、 前記第2の抵抗に流れる電流を変更することによりカッ
    トオフ周波数を制御する電流回路と、 を備えたフィルタ回路。
JP30801993A 1993-12-08 1993-12-08 積分回路およびこれを用いたフィルタ回路 Pending JPH07162265A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7889044B2 (en) 2008-09-24 2011-02-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component

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