JPH07163392A - ヒト型モノクローナル抗体、該抗体を産生するハイブリドーマ - Google Patents
ヒト型モノクローナル抗体、該抗体を産生するハイブリドーマInfo
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- JPH07163392A JPH07163392A JP5157602A JP15760293A JPH07163392A JP H07163392 A JPH07163392 A JP H07163392A JP 5157602 A JP5157602 A JP 5157602A JP 15760293 A JP15760293 A JP 15760293A JP H07163392 A JPH07163392 A JP H07163392A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来知られていたヒト型モノクローナル抗体
よりも、多種類のガン細胞と反応し、多種類のガンの診
断、治療に有用なヒト型モノクローナル抗体及び該モノ
クローナルを産生するハイブリドーマを提供する。 【構成】 ガン細胞の56Kdの表面抗原を特異的に認識す
るヒト型モノクローナル抗体及び該ヒト型モノクローナ
ル抗体を産生するハイブリドーマGMK-A,GMK-C3またはKM
K-41。
よりも、多種類のガン細胞と反応し、多種類のガンの診
断、治療に有用なヒト型モノクローナル抗体及び該モノ
クローナルを産生するハイブリドーマを提供する。 【構成】 ガン細胞の56Kdの表面抗原を特異的に認識す
るヒト型モノクローナル抗体及び該ヒト型モノクローナ
ル抗体を産生するハイブリドーマGMK-A,GMK-C3またはKM
K-41。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガン細胞に特異的に結
合するヒト型モノクローナル抗体、該抗体を産生するハ
イブリドーマに関する。
合するヒト型モノクローナル抗体、該抗体を産生するハ
イブリドーマに関する。
【0002】
【従来の技術】リンパ球と抗体産生するパートナー細胞
を用いたKohler-Milsteinの細胞融合の方法により、こ
れまでにヒトの様々のガンに対する数多くの特異的モノ
クローナル抗体が製造されている。これらのモノクロー
ナル抗体は現在、ガンの診断等に使用されている。しか
しながら、これらの抗体のほとんどはマウス由来であ
り、ヒトに投与した場合抗原性を有するため、その臨床
面での使用には限界があった。そこで、抗原性のない数
多くの有用なヒト-ヒトモノクローナル抗体の作成が望
まれていたが、そのようなモノクローナル抗体は今まで
にほとんど作成されていない。これは、良いリンパ球を
得るのが困難なことが原因である。ヒトモノクローナル
抗体の主な出発材料はガン患者のリンパ球であるので、
ガン抗原に対する特異的抗体を産生するリンパ球を得る
確率は非常に低いからである。
を用いたKohler-Milsteinの細胞融合の方法により、こ
れまでにヒトの様々のガンに対する数多くの特異的モノ
クローナル抗体が製造されている。これらのモノクロー
ナル抗体は現在、ガンの診断等に使用されている。しか
しながら、これらの抗体のほとんどはマウス由来であ
り、ヒトに投与した場合抗原性を有するため、その臨床
面での使用には限界があった。そこで、抗原性のない数
多くの有用なヒト-ヒトモノクローナル抗体の作成が望
まれていたが、そのようなモノクローナル抗体は今まで
にほとんど作成されていない。これは、良いリンパ球を
得るのが困難なことが原因である。ヒトモノクローナル
抗体の主な出発材料はガン患者のリンパ球であるので、
ガン抗原に対する特異的抗体を産生するリンパ球を得る
確率は非常に低いからである。
【0003】そして、本発明者らは、鋭意研究を行い以
下のような知見を得た。(Koyama,K,et al.,Jpn.J.Canc
er.Res.,81 967 (1990))。すなわち、健常人をヒトの胃
ガンの細胞系列MKN-45とMKN-28で免疫し、該健常人の末
梢血のリンパ球とリンパ芽球腫様細胞系列HO-323(Ohas
hi H,et al.,Cell Biology International Reports,10
77(1986))とを融合することによって多くのハイブリド
ーマが作出された。その中のFMK-H3(IgM-type)とEMK-F7
(IgG-type)の2つのハイブリドーマは、MKN-45とMKN-28
に強く反応するモノクローナル抗体を産生した。しか
し、FMK-H3とEMK-F7から得たモノクローナル抗体は、反
応するガン細胞が限られており、一般的なガンの診断に
使用するのが困難であるという問題があった。
下のような知見を得た。(Koyama,K,et al.,Jpn.J.Canc
er.Res.,81 967 (1990))。すなわち、健常人をヒトの胃
ガンの細胞系列MKN-45とMKN-28で免疫し、該健常人の末
梢血のリンパ球とリンパ芽球腫様細胞系列HO-323(Ohas
hi H,et al.,Cell Biology International Reports,10
77(1986))とを融合することによって多くのハイブリド
ーマが作出された。その中のFMK-H3(IgM-type)とEMK-F7
(IgG-type)の2つのハイブリドーマは、MKN-45とMKN-28
に強く反応するモノクローナル抗体を産生した。しか
し、FMK-H3とEMK-F7から得たモノクローナル抗体は、反
応するガン細胞が限られており、一般的なガンの診断に
使用するのが困難であるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
知られていたヒト型モノクローナル抗体よりも、多種類
のガン細胞と反応し、多種類のガンの診断、治療に有益
なヒト型モノクローナル抗体及び該モノクローナルを産
生するハイブリドーマを提供することにある。
知られていたヒト型モノクローナル抗体よりも、多種類
のガン細胞と反応し、多種類のガンの診断、治療に有益
なヒト型モノクローナル抗体及び該モノクローナルを産
生するハイブリドーマを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ガ
ン細胞の56Kdの表面抗原を特異的に認識するヒト型モノ
クローナル抗体である。また、ハイブリドーマGMK-A,GM
K-C3 またはKMK-41が産生する前記記載のモノクローナ
ル抗体である。さらに、本発明は、ガン細胞の56Kdの表
面抗原を特異的に認識するヒト型モノクローナル抗体を
産生するハイブリドーマである。そして、このハイブリ
ドーマとしてはヒト−ヒトハイブリドーマが、さらにハ
イブリドーマGMK-A,GMK-C3 またはKMK-41が挙げられ
る。
ン細胞の56Kdの表面抗原を特異的に認識するヒト型モノ
クローナル抗体である。また、ハイブリドーマGMK-A,GM
K-C3 またはKMK-41が産生する前記記載のモノクローナ
ル抗体である。さらに、本発明は、ガン細胞の56Kdの表
面抗原を特異的に認識するヒト型モノクローナル抗体を
産生するハイブリドーマである。そして、このハイブリ
ドーマとしてはヒト−ヒトハイブリドーマが、さらにハ
イブリドーマGMK-A,GMK-C3 またはKMK-41が挙げられ
る。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明者
らは、KATO-III(ヒトの胃のアデノカルシノーマが若干
分化したsignet ring cellから確立されたセルライン、
Sekigichi M,et al.,Jpn.J.Exp.Med.,48 61(1978)))
と細胞表面の糖脂質の指標としてHanganutziu-Deicher
(HD)抗原(ノイラミニル ラクトシルセラミド、NeuGc-
GM3)を混合し、その混合液を健常人に投与した。そし
て、該健常人の末梢血のリンパ球とリンパ芽球腫様細胞
系列HO323とのハイブリドーマが産生するモノクローナ
ル抗体のスクリーニングを、KATO-IIIを標的細胞として
行い、3種類のヒト型モノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマGMK-A,GMK-C3,KMK-41 を得た。
らは、KATO-III(ヒトの胃のアデノカルシノーマが若干
分化したsignet ring cellから確立されたセルライン、
Sekigichi M,et al.,Jpn.J.Exp.Med.,48 61(1978)))
と細胞表面の糖脂質の指標としてHanganutziu-Deicher
(HD)抗原(ノイラミニル ラクトシルセラミド、NeuGc-
GM3)を混合し、その混合液を健常人に投与した。そし
て、該健常人の末梢血のリンパ球とリンパ芽球腫様細胞
系列HO323とのハイブリドーマが産生するモノクローナ
ル抗体のスクリーニングを、KATO-IIIを標的細胞として
行い、3種類のヒト型モノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマGMK-A,GMK-C3,KMK-41 を得た。
【0007】次に、該ハイブリドーマの産生するモノク
ローナル抗体のガン細胞に対する反応性をELISAに
よってアッセイし、これらモノクローナル抗体が、多く
の種類のガン細胞と結合することを確認した。さらに、
イムノブロッティングにより、これらモノクローナル抗
体がガン細胞の56Kdの表面抗原と特異的に反応すること
を確認した。さらに、抗原性に糖鎖が関与するか否か明
らかにするために糖鎖の修飾を行い、糖鎖の酸化を行う
とこれらモノクローナル抗体がガン細胞の56Kdの表面抗
原に対する反応性を失うことを確認し、56Kdの表面抗原
は糖タンパク質であることを見いだした。
ローナル抗体のガン細胞に対する反応性をELISAに
よってアッセイし、これらモノクローナル抗体が、多く
の種類のガン細胞と結合することを確認した。さらに、
イムノブロッティングにより、これらモノクローナル抗
体がガン細胞の56Kdの表面抗原と特異的に反応すること
を確認した。さらに、抗原性に糖鎖が関与するか否か明
らかにするために糖鎖の修飾を行い、糖鎖の酸化を行う
とこれらモノクローナル抗体がガン細胞の56Kdの表面抗
原に対する反応性を失うことを確認し、56Kdの表面抗原
は糖タンパク質であることを見いだした。
【0008】以下、本発明を実施例により具体的に説明
する。ただし、本発明はこの実施例によりその技術的範
囲が限定されるものではない。
する。ただし、本発明はこの実施例によりその技術的範
囲が限定されるものではない。
【0009】
A.方法 1.親細胞の調製 健常人に投与するのに使った培養ヒト胃ガン細胞系列KA
TO-IIIは、2%同一健常人の血清を含むRPMI1640培養液
中で培養し、スクレーパーと遠心で回収した。抗原は、
PBSに懸濁した精製NeuGc-GM3と培養細胞KATO-IIIを投与
の直前に混合して調整した。1ml PBS、107細胞KATO-II
I、1000μg NeuGc-GM3の混合液が1カ月に1度皮下に投
与された。リンパ球は、107細胞KATO-III、1000μg Neu
Gc-GM3投与の度に、その4日後に採取された健常人の末
梢血をFicoll-Paque密度勾配遠心によって取得した。パ
ートナー細胞はHO-323(6-チオグアニン耐性ヒトBリン
パ芽球腫、Ohashi H,et al.,Cell Biology Internation
al Reports,10 77(1986))細胞系列を用いた。
TO-IIIは、2%同一健常人の血清を含むRPMI1640培養液
中で培養し、スクレーパーと遠心で回収した。抗原は、
PBSに懸濁した精製NeuGc-GM3と培養細胞KATO-IIIを投与
の直前に混合して調整した。1ml PBS、107細胞KATO-II
I、1000μg NeuGc-GM3の混合液が1カ月に1度皮下に投
与された。リンパ球は、107細胞KATO-III、1000μg Neu
Gc-GM3投与の度に、その4日後に採取された健常人の末
梢血をFicoll-Paque密度勾配遠心によって取得した。パ
ートナー細胞はHO-323(6-チオグアニン耐性ヒトBリン
パ芽球腫、Ohashi H,et al.,Cell Biology Internation
al Reports,10 77(1986))細胞系列を用いた。
【0010】2.細胞融合、ELISA 細胞融合は、ポリエチレングリコール(MW4000)
を用いて行った。ハイブリドーマの選別は、HAT培地
(100μMヒポキサンチン、0.4μMアミノプテリン、16μ
Mチミジンを含むERDF/15%FCS培地)中で行
い、抗体のスクリーニングは、KATO-IIIを標的とするE
LISAで行った。ハイブリドーマは限界希釈され、イ
ムノグロブリンの検出はHoughtonELISA法(Hought
on,A.N.,et al.,J.Exp.Med.,158,53(1983))によって行
った。モノクローナル抗体のガン細胞系列に対する反応
性は以下の細胞系列に対して検討した、すなわち、胃ガ
ン細胞系列10種(MKN-1,MKN-7,MKN-28,MKN-45,MKN-7
4,TMK-1,NUGC-2,NUGC-3,NUGC-4,KATO-III)、肺ガン2
種(PC-8,QG-56)、乳ガン1種(MCF-7)、膀胱ガン1
種(KU-1)、上皮細胞ガン1種(A-431)、そして繊維
芽細胞1種(FLOW-2000)に対して検討した。これらの
細胞系列は10%FCS-RDF培養液中でコンフレントな状
態まで培養し、0.06%グルタルアルデヒドのPBS溶液
で固定した。モノクローナル抗体の反応性はELISA
で検討した。抗体を産生するハイブリドーマには、イン
スリン(final 5 μg/ml)、トランスフェリン(final
20 μg/ml)、エタノールアミン(final 20 μM)、セ
レンナトリウム(final 2.5 nM)、卵黄リポプロテイン
(final 15 μg/ml)を含む無血清のEDRF培地を加え
て、さらに4日間培養した。
を用いて行った。ハイブリドーマの選別は、HAT培地
(100μMヒポキサンチン、0.4μMアミノプテリン、16μ
Mチミジンを含むERDF/15%FCS培地)中で行
い、抗体のスクリーニングは、KATO-IIIを標的とするE
LISAで行った。ハイブリドーマは限界希釈され、イ
ムノグロブリンの検出はHoughtonELISA法(Hought
on,A.N.,et al.,J.Exp.Med.,158,53(1983))によって行
った。モノクローナル抗体のガン細胞系列に対する反応
性は以下の細胞系列に対して検討した、すなわち、胃ガ
ン細胞系列10種(MKN-1,MKN-7,MKN-28,MKN-45,MKN-7
4,TMK-1,NUGC-2,NUGC-3,NUGC-4,KATO-III)、肺ガン2
種(PC-8,QG-56)、乳ガン1種(MCF-7)、膀胱ガン1
種(KU-1)、上皮細胞ガン1種(A-431)、そして繊維
芽細胞1種(FLOW-2000)に対して検討した。これらの
細胞系列は10%FCS-RDF培養液中でコンフレントな状
態まで培養し、0.06%グルタルアルデヒドのPBS溶液
で固定した。モノクローナル抗体の反応性はELISA
で検討した。抗体を産生するハイブリドーマには、イン
スリン(final 5 μg/ml)、トランスフェリン(final
20 μg/ml)、エタノールアミン(final 20 μM)、セ
レンナトリウム(final 2.5 nM)、卵黄リポプロテイン
(final 15 μg/ml)を含む無血清のEDRF培地を加え
て、さらに4日間培養した。
【0011】3.イムノブロッティング 抗原解析のためのイムノブロッティングと過ヨウ素酸酸
化は次のように行った。上記の細胞系列3x106細胞を超
音波破壊後、SDS-PAGEにかけた。ゲルのトランスファー
はニトロセルロース膜上で行った。抗原の糖鎖を変性さ
せておく必要がある場合には、トランスファーしたフィ
ルターを、50 mMメタ過ヨウ素酸ナトリウム50 mM酢酸ナ
トリウム緩衝液(pH 4.5)で1時間インキュベートし、
さらに50mMホウ酸ナトリウムPBSで30分インキュベー
トした。培養上清の反応性は10%FCS-ERDF培地の活性を
コントロールにして測定した。ハイブリドーマの培養上
清は、1%FCS-PBSでブロッキングした後ニトロセルロー
ス膜と1時間反応させた。洗浄後、二次抗体としてペル
オキシダーゼが付加された抗ヒトIgG抗体と1時間反応
させた。洗浄後、DAB溶液を添加することにより反応混
合液を発色させた。
化は次のように行った。上記の細胞系列3x106細胞を超
音波破壊後、SDS-PAGEにかけた。ゲルのトランスファー
はニトロセルロース膜上で行った。抗原の糖鎖を変性さ
せておく必要がある場合には、トランスファーしたフィ
ルターを、50 mMメタ過ヨウ素酸ナトリウム50 mM酢酸ナ
トリウム緩衝液(pH 4.5)で1時間インキュベートし、
さらに50mMホウ酸ナトリウムPBSで30分インキュベー
トした。培養上清の反応性は10%FCS-ERDF培地の活性を
コントロールにして測定した。ハイブリドーマの培養上
清は、1%FCS-PBSでブロッキングした後ニトロセルロー
ス膜と1時間反応させた。洗浄後、二次抗体としてペル
オキシダーゼが付加された抗ヒトIgG抗体と1時間反応
させた。洗浄後、DAB溶液を添加することにより反応混
合液を発色させた。
【0012】B.結果 1.ハイブリドーマの取得 KATO-III 107 cell,100 μg NeuGc-GM3 を皮下投与した
箇所の周辺に、好中球とリンパ球の浸潤を伴った膿瘍が
形成され、これら膿瘍において腫瘍壊死がみられた。膿
瘍は3週間以内に吸収された。細胞融合実験により、3
回目の投与の2カ月後の7回の採取より得た556株の
ハイブリドーマから、3株のIgM型のハイブリドーマ、G
MK-A ,GMK-C3,KMK-41を確立した。これらのハイブリド
ーマは、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託して
いる。それぞれのハイブリドーマの寄託番号は次の通り
である。
箇所の周辺に、好中球とリンパ球の浸潤を伴った膿瘍が
形成され、これら膿瘍において腫瘍壊死がみられた。膿
瘍は3週間以内に吸収された。細胞融合実験により、3
回目の投与の2カ月後の7回の採取より得た556株の
ハイブリドーマから、3株のIgM型のハイブリドーマ、G
MK-A ,GMK-C3,KMK-41を確立した。これらのハイブリド
ーマは、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託して
いる。それぞれのハイブリドーマの寄託番号は次の通り
である。
【0013】 ハイブリドーマ GMK-A FERM P-13669 ハイブリドーマ GMK-C3 FERM P-13670 ハイブリドーマ KMK-41 FERM P-13671 2.モノクローナル抗体の反応性 ELISAによって確認した様々の細胞系列に対するこ
れらのハイブリドーマが産生するモノクローナル抗体の
反応性を表1に示した。MAb/GMK-A は用いた細胞系列す
べてに反応した。MAb/GMK-C3も胃ガン細胞系列のNUGC-2
と肺ガン細胞系列のQG-56以外の細胞系列に対して反応
性を示した。MAb/KMK-41はすべての細胞系列と強く反応
した。すでに確立されていたEMK-H3とFMK-F7が産生する
モノクローナル抗体に関しても、同様のアッセイが行わ
れた。胃ガン細胞系列MKN-45,MKN-28に特異的なFMK-H3
(IgM)は、乳ガン細胞系列MPC-7、肺ガン細胞系列PC-8,Q
G-56、上皮細胞ガン細胞系列A-431、膀胱ガン細胞系列K
U-1にも反応したが、他の細胞とは反応しなかった。。E
MK-F7(IgM)は胃ガン細胞系列MKN-45、特にMKN-28にだけ
反応したが、他の細胞系列には反応しなかった。 表 1 ELISAによるヒトモノクロナール抗体の ヒトガン細胞系列に対する反応性 ハイブリドーマからのヒト抗体 セルライン FMK-H3 EMK-F7 GMK-A GMK-C3 KMK-41 ────────────────────────────────── 胃ガン MKN-1 - - ++ ++ +++ MKN-7 - - ++ ++ +++ MKN-28 +++ +++ ++ ++ +++ MKN-45 ++ +++ ++ ++ +++ MKN-74 + - ++ ++ +++ TMK-1 - - ++ ++ +++ NUGC-2 - - ++ + +++ NUGC-3 - - ++ +++ +++ NUGC-4 - - ++ ++ +++ KATO-III - - ++ ++ +++ 乳ガン MCF-7 ++ +++ +++ +++ 肺ガン PC-8 +++ - +++ ++ +++ QG-56 ++ - ++ + +++ 表皮ガン A-431 +++ - +++ ++ +++ 膀胱ガン KU-1 +++ - +++ ++ +++ 線維芽細胞 Flow 2000 - - +++ ++ +++ ────────────────────────────────── 表1において、モノクローナル抗体の反応性の強度は以
下のように表示した;405nmでの吸光度が0.05以下
(-);0.05-0.1(+);0.1-0.2(++);0.2以上(++
+)。反応は基質として2,2'-azino-bis(3-ethylbenzoth
iazoline-6-sufonic acid)diammonium saltを添加して
開始した。37℃15分後、oxilic acidの添加により反応
を止めた。405nmの吸光度はmicroplate electrometerで
測定した。
れらのハイブリドーマが産生するモノクローナル抗体の
反応性を表1に示した。MAb/GMK-A は用いた細胞系列す
べてに反応した。MAb/GMK-C3も胃ガン細胞系列のNUGC-2
と肺ガン細胞系列のQG-56以外の細胞系列に対して反応
性を示した。MAb/KMK-41はすべての細胞系列と強く反応
した。すでに確立されていたEMK-H3とFMK-F7が産生する
モノクローナル抗体に関しても、同様のアッセイが行わ
れた。胃ガン細胞系列MKN-45,MKN-28に特異的なFMK-H3
(IgM)は、乳ガン細胞系列MPC-7、肺ガン細胞系列PC-8,Q
G-56、上皮細胞ガン細胞系列A-431、膀胱ガン細胞系列K
U-1にも反応したが、他の細胞とは反応しなかった。。E
MK-F7(IgM)は胃ガン細胞系列MKN-45、特にMKN-28にだけ
反応したが、他の細胞系列には反応しなかった。 表 1 ELISAによるヒトモノクロナール抗体の ヒトガン細胞系列に対する反応性 ハイブリドーマからのヒト抗体 セルライン FMK-H3 EMK-F7 GMK-A GMK-C3 KMK-41 ────────────────────────────────── 胃ガン MKN-1 - - ++ ++ +++ MKN-7 - - ++ ++ +++ MKN-28 +++ +++ ++ ++ +++ MKN-45 ++ +++ ++ ++ +++ MKN-74 + - ++ ++ +++ TMK-1 - - ++ ++ +++ NUGC-2 - - ++ + +++ NUGC-3 - - ++ +++ +++ NUGC-4 - - ++ ++ +++ KATO-III - - ++ ++ +++ 乳ガン MCF-7 ++ +++ +++ +++ 肺ガン PC-8 +++ - +++ ++ +++ QG-56 ++ - ++ + +++ 表皮ガン A-431 +++ - +++ ++ +++ 膀胱ガン KU-1 +++ - +++ ++ +++ 線維芽細胞 Flow 2000 - - +++ ++ +++ ────────────────────────────────── 表1において、モノクローナル抗体の反応性の強度は以
下のように表示した;405nmでの吸光度が0.05以下
(-);0.05-0.1(+);0.1-0.2(++);0.2以上(++
+)。反応は基質として2,2'-azino-bis(3-ethylbenzoth
iazoline-6-sufonic acid)diammonium saltを添加して
開始した。37℃15分後、oxilic acidの添加により反応
を止めた。405nmの吸光度はmicroplate electrometerで
測定した。
【0014】3.イムノブロッティング EMK-F7とKHK-41の抗原特異性はイムノブロッティングに
よって解析された。図1はEMK-7とKMK-41のFlow-2000,M
KN-45,MKN-28,MCF-7,KATO-III,MKN-45,KATO-III,MKN-45
に対するイムノブロッティングパターンを表している(l
ane 1-8)。MAb/KMN-41は、各細胞の56Kdのバンドと反応
したが、過ヨウ素酸による酸化処理によりMAb/KMK-41の
KATO-III,KN-45に対する反応性は消失した(lane 7-8)。
また、MAb/EMK-F7は、MKN-45の50Kdのバンドと反応した
が、過ヨウ素酸酸化処理により反応性が失われた。この
ことから、MAb/EMK-7はガン細胞表面の56Kdの糖タンパ
ク質を認識していることが明かとなった。
よって解析された。図1はEMK-7とKMK-41のFlow-2000,M
KN-45,MKN-28,MCF-7,KATO-III,MKN-45,KATO-III,MKN-45
に対するイムノブロッティングパターンを表している(l
ane 1-8)。MAb/KMN-41は、各細胞の56Kdのバンドと反応
したが、過ヨウ素酸による酸化処理によりMAb/KMK-41の
KATO-III,KN-45に対する反応性は消失した(lane 7-8)。
また、MAb/EMK-F7は、MKN-45の50Kdのバンドと反応した
が、過ヨウ素酸酸化処理により反応性が失われた。この
ことから、MAb/EMK-7はガン細胞表面の56Kdの糖タンパ
ク質を認識していることが明かとなった。
【0015】
【発明の効果】本発明により、ガン細胞の56Kdの表面抗
原を特異的に認識するヒト型モノクローナル抗体及び該
ヒト型モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマGM
K-A,GMK-C3 またはKMK-41を提供する。本発明のガン細
胞の56Kdの表面抗原を特異的に認識するヒト型モノクロ
ーナル抗体は、様々な種類のガン細胞に特異的に結合す
るので、このモノクローナル抗体を用いれば、様々な種
類のガンの検査を簡便に行うことができる。
原を特異的に認識するヒト型モノクローナル抗体及び該
ヒト型モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマGM
K-A,GMK-C3 またはKMK-41を提供する。本発明のガン細
胞の56Kdの表面抗原を特異的に認識するヒト型モノクロ
ーナル抗体は、様々な種類のガン細胞に特異的に結合す
るので、このモノクローナル抗体を用いれば、様々な種
類のガンの検査を簡便に行うことができる。
【0016】さらに、本発明のガン細胞の56Kdの表面抗
原を特異的に認識するヒト型モノクローナル抗体は、ヒ
トに対する免疫源性が極めて少ないので、様々な種類の
ガンの治療用薬剤としても有用である。
原を特異的に認識するヒト型モノクローナル抗体は、ヒ
トに対する免疫源性が極めて少ないので、様々な種類の
ガンの治療用薬剤としても有用である。
【図1】MAb/KMK-41とMAb/EMK-F7(上清)による様々の
細胞系列の超音波破壊された抗原のイムノブロッティン
グを示す電気泳動図である。Lane1(Flow 2000),2(MKN-4
5),3(MKN-28),4(MCF-7),5(KATO-III),6(MKN-45),7(KATO
-III,過ヨウ素酸処理),8(MKN-45;過ヨウ素酸処理)はMAb
/KMK-41との反応。Lane9(MKN-45),10(MKN-45;過ヨウ素
酸処理)はMAb/EMK-F7との反応。
細胞系列の超音波破壊された抗原のイムノブロッティン
グを示す電気泳動図である。Lane1(Flow 2000),2(MKN-4
5),3(MKN-28),4(MCF-7),5(KATO-III),6(MKN-45),7(KATO
-III,過ヨウ素酸処理),8(MKN-45;過ヨウ素酸処理)はMAb
/KMK-41との反応。Lane9(MKN-45),10(MKN-45;過ヨウ素
酸処理)はMAb/EMK-F7との反応。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/07 // G01N 33/53 D 33/574 D 33/577 B (C12P 21/08 C12R 1:91) (C12N 5/24 C12R 1:91)
Claims (5)
- 【請求項1】 ガン細胞の56Kdの表面抗原を特異的に認
識するヒト型モノクローナル抗体。 - 【請求項2】 ハイブリドーマGMK-A,GMK-C3 またはKMK
-41が産生する請求項1記載のヒト型モノクローナル抗
体。 - 【請求項3】 ガン細胞の56Kdの表面抗原を特異的に認
識するヒト型モノクローナル抗体を産生するハイブリド
ーマ。 - 【請求項4】 ハイブリドーマがヒト−ヒトハイブリド
ーマである請求項3記載のハイブリドーマ。 - 【請求項5】 ハイブリドーマがハイブリドーマGMK-A,
GMK-C3 またはKMK-41である請求項3記載のハイブリド
ーマ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5157602A JPH07163392A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ヒト型モノクローナル抗体、該抗体を産生するハイブリドーマ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5157602A JPH07163392A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ヒト型モノクローナル抗体、該抗体を産生するハイブリドーマ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07163392A true JPH07163392A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=15653314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5157602A Pending JPH07163392A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ヒト型モノクローナル抗体、該抗体を産生するハイブリドーマ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07163392A (ja) |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP5157602A patent/JPH07163392A/ja active Pending
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