JPH07165574A - 抗血栓薬 - Google Patents
抗血栓薬Info
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- JPH07165574A JPH07165574A JP22385694A JP22385694A JPH07165574A JP H07165574 A JPH07165574 A JP H07165574A JP 22385694 A JP22385694 A JP 22385694A JP 22385694 A JP22385694 A JP 22385694A JP H07165574 A JPH07165574 A JP H07165574A
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- JP
- Japan
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- antithrombotic drug
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- lower alkyl
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式〔I〕
【化5】
(式中、環Aはトリ低級アルコキシフェニル基、R1 及
びR2 は、一方が低級アルコキシ基で他方が式:−NH
R3 で示される基を表し、R3 は置換基を有していても
よい低級アルキル基、水酸基、置換基を有していてもよ
い低級アルコキシ基又は置換基を有していてもよいアミ
ノ基を表す。)で示される3−ブテン酸誘導体又はその
薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる抗血栓薬。 【効果】 本発明の有効成分である3−ブテン酸誘導体
は優れた抗血栓作用を示し、心筋梗塞等の予防・治療剤
として有用である。
びR2 は、一方が低級アルコキシ基で他方が式:−NH
R3 で示される基を表し、R3 は置換基を有していても
よい低級アルキル基、水酸基、置換基を有していてもよ
い低級アルコキシ基又は置換基を有していてもよいアミ
ノ基を表す。)で示される3−ブテン酸誘導体又はその
薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる抗血栓薬。 【効果】 本発明の有効成分である3−ブテン酸誘導体
は優れた抗血栓作用を示し、心筋梗塞等の予防・治療剤
として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗血栓薬に関する。
【0002】
【従来の技術】血栓が心筋梗塞、脳卒中、肺塞栓症等の
各種疾病を惹起することは良く知られている。一方、血
中のプラスミンは血栓の構成成分であるフィブリンを水
溶性の高いフィブリン分解物に変化させ、血栓の形成を
抑制、血栓の溶解作用を有することも知られている。
各種疾病を惹起することは良く知られている。一方、血
中のプラスミンは血栓の構成成分であるフィブリンを水
溶性の高いフィブリン分解物に変化させ、血栓の形成を
抑制、血栓の溶解作用を有することも知られている。
【0003】また、プラスミノーゲンは、組織プラスミ
ノーゲンアクチベーター、ウロキナーゼ、ストレプトキ
ナーゼ等のプラスミノーゲンアクチベーター(PA)に
より、プラスミンに変化するため、従来から、PA等の
酵素製剤が血栓形成の抑制、血栓溶解に使用されてい
る。
ノーゲンアクチベーター、ウロキナーゼ、ストレプトキ
ナーゼ等のプラスミノーゲンアクチベーター(PA)に
より、プラスミンに変化するため、従来から、PA等の
酵素製剤が血栓形成の抑制、血栓溶解に使用されてい
る。
【0004】しかし、これら製剤は血中で速やかに分解
して薬効を喪失し、また、非経口投与でしか医薬用途に
供しえない難点がある。
して薬効を喪失し、また、非経口投与でしか医薬用途に
供しえない難点がある。
【0005】最近、PAの作用を阻害するプラスミノー
ゲンアクチベーターインヒビター(PAI)−1等のプ
ラスミノーゲンアクチベーターインヒビター(PAI)
が見出され、これが血栓の形成、溶解に関与しているこ
とが分かってきている。
ゲンアクチベーターインヒビター(PAI)−1等のプ
ラスミノーゲンアクチベーターインヒビター(PAI)
が見出され、これが血栓の形成、溶解に関与しているこ
とが分かってきている。
【0006】一方、ヌーボウ・ジャーナル・デ・キミー
(NOUVEAU JOURNALDE CHIMI
E),Vol.1,No.5,413−418(197
7)には、ジベンジリデンコハク酸が開示されている
が、該化合物の薬理活性はなにも知られていない。
(NOUVEAU JOURNALDE CHIMI
E),Vol.1,No.5,413−418(197
7)には、ジベンジリデンコハク酸が開示されている
が、該化合物の薬理活性はなにも知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れたPA
活性促進作用、PAI−1活性阻害作用を有し、かつ、
従来公知の酵素製剤とは異なり、経口投与及び非経口投
与のいずれでも優れた抗血栓作用を奏する新規3−ブテ
ン酸誘導体を有効成分としてなる抗血栓薬を提供するも
のである。
活性促進作用、PAI−1活性阻害作用を有し、かつ、
従来公知の酵素製剤とは異なり、経口投与及び非経口投
与のいずれでも優れた抗血栓作用を奏する新規3−ブテ
ン酸誘導体を有効成分としてなる抗血栓薬を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式〔I〕
【0009】
【化2】
【0010】(式中、環Aはトリ低級アルコキシフェニ
ル基、R1 及びR2 は、一方が低級アルコキシ基で他方
が式:−NHR3 で示される基を表し、R3 は置換基を
有していてもよい低級アルキル基、水酸基、置換基を有
していてもよい低級アルコキシ基又は置換基を有してい
てもよいアミノ基を表す。)で示される3−ブテン酸誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分として
なる抗血栓薬に関する。
ル基、R1 及びR2 は、一方が低級アルコキシ基で他方
が式:−NHR3 で示される基を表し、R3 は置換基を
有していてもよい低級アルキル基、水酸基、置換基を有
していてもよい低級アルコキシ基又は置換基を有してい
てもよいアミノ基を表す。)で示される3−ブテン酸誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分として
なる抗血栓薬に関する。
【0011】本発明の有効成分である3−ブテン酸誘導
体〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は優れたPA活
性促進作用、PAI−1活性阻害作用を有し、抗血栓薬
として有用である。
体〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は優れたPA活
性促進作用、PAI−1活性阻害作用を有し、抗血栓薬
として有用である。
【0012】本発明の有効成分である3−ブテン酸誘導
体〔I〕の具体例としては、環Aが3,4,5−トリ低
級アルコキシフェニル基、2,3,4−トリ低級アルコ
キシフェニル基、2,4,5−トリ低級アルコキシフェ
ニル基、2,4,6−トリ低級アルコキシフェニル基な
どのトリ低級アルコキシフェニル基であり、R3 が1)
水酸基、低級アルコキシ基、フェニル基及び窒素原子含
有6員複素環式基(例えば、ピリジル基、モルホリノ基
等)から選ばれる基1〜3個を有していてもよい低級ア
ルキル基、2)水酸基、3)フェニル基で置換されてい
てもよい低級アルコキシ基、又は4)低級アルキル基で
置換されていてもよいアミノ基である化合物があげられ
る。
体〔I〕の具体例としては、環Aが3,4,5−トリ低
級アルコキシフェニル基、2,3,4−トリ低級アルコ
キシフェニル基、2,4,5−トリ低級アルコキシフェ
ニル基、2,4,6−トリ低級アルコキシフェニル基な
どのトリ低級アルコキシフェニル基であり、R3 が1)
水酸基、低級アルコキシ基、フェニル基及び窒素原子含
有6員複素環式基(例えば、ピリジル基、モルホリノ基
等)から選ばれる基1〜3個を有していてもよい低級ア
ルキル基、2)水酸基、3)フェニル基で置換されてい
てもよい低級アルコキシ基、又は4)低級アルキル基で
置換されていてもよいアミノ基である化合物があげられ
る。
【0013】これら3−ブテン酸誘導体〔I〕の内、薬
効上好ましいものとしては、環Aが3,4,5−トリ低
級アルコキシフェニル基、R3 が1)水酸基1〜3個を
有していてもよい低級アルキル基、2)水酸基、3)低
級アルコキシ基又は4)低級アルキル基で置換されてい
てもよいアミノ基である化合物があげられる。
効上好ましいものとしては、環Aが3,4,5−トリ低
級アルコキシフェニル基、R3 が1)水酸基1〜3個を
有していてもよい低級アルキル基、2)水酸基、3)低
級アルコキシ基又は4)低級アルキル基で置換されてい
てもよいアミノ基である化合物があげられる。
【0014】本発明の有効成分である一般式〔I〕で示
される3−ブテン酸誘導体は、二つの二重結合に基づく
4種の立体異性体及びその混合物をいずれも含むもので
ある。この内、薬効上好ましい化合物は、二重結合部位
が共にE−配位を有するものである。
される3−ブテン酸誘導体は、二つの二重結合に基づく
4種の立体異性体及びその混合物をいずれも含むもので
ある。この内、薬効上好ましい化合物は、二重結合部位
が共にE−配位を有するものである。
【0015】本発明の有効成分である3−ブテン酸誘導
体〔I〕において、低級アルキル基及び低級アルコキシ
基の具体例としては、炭素数1〜6、とりわけ炭素数1
〜4のアルキル基及びアルコキシ基があげられる。
体〔I〕において、低級アルキル基及び低級アルコキシ
基の具体例としては、炭素数1〜6、とりわけ炭素数1
〜4のアルキル基及びアルコキシ基があげられる。
【0016】本発明の有効成分である3−ブテン酸誘導
体〔I〕は、遊離の形でもまたその薬理的に許容しうる
塩の形でも医薬用途に用いることができる。薬理的に許
容しうる塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、
硫酸塩の如き無機酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩の如
き有機酸塩等をあげることができる。
体〔I〕は、遊離の形でもまたその薬理的に許容しうる
塩の形でも医薬用途に用いることができる。薬理的に許
容しうる塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、
硫酸塩の如き無機酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩の如
き有機酸塩等をあげることができる。
【0017】本発明の抗血栓薬は、経口的にも非経口的
にも投与することができ、また常法により、例えば、錠
剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、溶液、懸濁液、注射
剤、点滴注射剤のような適宜の医薬製剤として用いるこ
とができる。
にも投与することができ、また常法により、例えば、錠
剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、溶液、懸濁液、注射
剤、点滴注射剤のような適宜の医薬製剤として用いるこ
とができる。
【0018】3−ブテン酸誘導体〔I〕又はその薬理的
に許容しうる塩の投与量は、投与方法、患者の年齢・体
重・状態あるいは疾患の程度により異なるが、通常1日
当たりの投与量は、経口投与の場合には、0.1〜10
0mg/kg、とりわけ0.5〜50mg/kg、非経
口投与の場合には、0.01〜10mg/kg、とりわ
け0.05〜5mg/kgであるのが好ましい。
に許容しうる塩の投与量は、投与方法、患者の年齢・体
重・状態あるいは疾患の程度により異なるが、通常1日
当たりの投与量は、経口投与の場合には、0.1〜10
0mg/kg、とりわけ0.5〜50mg/kg、非経
口投与の場合には、0.01〜10mg/kg、とりわ
け0.05〜5mg/kgであるのが好ましい。
【0019】本発明の有効成分である3−ブテン酸誘導
体〔I〕は、例えば一般式〔II〕
体〔I〕は、例えば一般式〔II〕
【0020】
【化3】
【0021】(式中、R11及びR21は、一方が低級アル
コキシ基で他方が水酸基を表し、環Aは前記と同一意味
を有する。)で示される化合物、その塩又はその反応性
誘導体と、一般式〔III〕
コキシ基で他方が水酸基を表し、環Aは前記と同一意味
を有する。)で示される化合物、その塩又はその反応性
誘導体と、一般式〔III〕
【0022】
【化4】
【0023】(式中、R3 は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン化合物とを縮合させることによ
り製造することができる。
る。)で示されるアミン化合物とを縮合させることによ
り製造することができる。
【0024】例えば、化合物〔II〕の反応性誘導体と
アミン化合物との縮合反応は、適当な溶媒(例えばトリ
クロロメタン)中、脱酸剤の存在又は非存在下に実施す
ることができる。反応性誘導体としては、例えば、酸ハ
ライド、混酸無水物、活性エステル等、酸アミド縮合に
常用されるものをいずれも用いることができる。
アミン化合物との縮合反応は、適当な溶媒(例えばトリ
クロロメタン)中、脱酸剤の存在又は非存在下に実施す
ることができる。反応性誘導体としては、例えば、酸ハ
ライド、混酸無水物、活性エステル等、酸アミド縮合に
常用されるものをいずれも用いることができる。
【0025】なお、原料化合物〔II〕は、例えば、
(1)ベンズアルデヒド又はトリ低級アルコキシベンズ
アルデヒドとコハク酸ジ低級アルキルエステルとの縮合
反応により3−低級アルコキシカルボニル−4−フェニ
ル(又はトリ低級アルコキシフェニル)−3−ブテン酸
とした後、(2)エステル化の常法により対応する低級
アルキルエステルを製し、(3)これをトリ低級アルコ
キシベンズアルデヒド(又は工程(1)でトリ低級アル
コキシベンズアルデヒドを使用した時は、本工程ではベ
ンズアルデヒドを使用)と反応させて製造することがで
きる。
(1)ベンズアルデヒド又はトリ低級アルコキシベンズ
アルデヒドとコハク酸ジ低級アルキルエステルとの縮合
反応により3−低級アルコキシカルボニル−4−フェニ
ル(又はトリ低級アルコキシフェニル)−3−ブテン酸
とした後、(2)エステル化の常法により対応する低級
アルキルエステルを製し、(3)これをトリ低級アルコ
キシベンズアルデヒド(又は工程(1)でトリ低級アル
コキシベンズアルデヒドを使用した時は、本工程ではベ
ンズアルデヒドを使用)と反応させて製造することがで
きる。
【0026】本明細書中、二重結合を有する化合物 (例
えば、化合物〔I〕、〔II〕、〔IV〕)の構造式
は、特に明記しない限り、二重結合部位における配位が
シス配位(Z)であってもよく、又トランス配位(E)
であってもよいことを表す。
えば、化合物〔I〕、〔II〕、〔IV〕)の構造式
は、特に明記しない限り、二重結合部位における配位が
シス配位(Z)であってもよく、又トランス配位(E)
であってもよいことを表す。
【0027】実験例 〔プラスミノーゲン アクチベータ(PA)活性〕ウシ
頸動脈由来内皮細胞を終濃度3μMの検体を含む増殖用
培地(E’MEM+10%ウシ胎児血清)で3〜4日間
一世代培養した後、得られた細胞単層を血清無添加の培
地で2回洗浄した。さらに血清無添加の培地を加え、3
7℃、5%CO2 −95%air下で24時間インキュ
ベートし、その上清を4℃、3,000rpmで10分
間遠心することによってコンディションド メディウム
(CM)を調製した。CM中のPA活性は、B.Wim
anらの方法(合成基質法;Clin.Chim.Ac
ta,127,279,1983)に準じて測定した。
CM中のPA活性は既知量のt−PAより作製した標準
曲線から算出し、106 個内皮細胞当たりのPA活性に
換算した。結果は、検体非存在下でのPA活性に対する
相対活性として下記第1表に記載した。
頸動脈由来内皮細胞を終濃度3μMの検体を含む増殖用
培地(E’MEM+10%ウシ胎児血清)で3〜4日間
一世代培養した後、得られた細胞単層を血清無添加の培
地で2回洗浄した。さらに血清無添加の培地を加え、3
7℃、5%CO2 −95%air下で24時間インキュ
ベートし、その上清を4℃、3,000rpmで10分
間遠心することによってコンディションド メディウム
(CM)を調製した。CM中のPA活性は、B.Wim
anらの方法(合成基質法;Clin.Chim.Ac
ta,127,279,1983)に準じて測定した。
CM中のPA活性は既知量のt−PAより作製した標準
曲線から算出し、106 個内皮細胞当たりのPA活性に
換算した。結果は、検体非存在下でのPA活性に対する
相対活性として下記第1表に記載した。
【0028】
【表1】
【0029】製造例1 (1)カリウムt−ブチレート16.8gのt−ブチル
アルコール150ml溶液に、ベンズアルデヒド15.
9g及びコハク酸ジメチルエステル26.3gのt−ブ
チルアルコール20ml溶液を、室温で攪拌しながら滴
下し、次いで、30分間攪拌する。反応液を氷水200
mlに注いで、イソプロピルエーテルで抽出する。水層
をpH2−3に調整し、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残査をメタノー
ル75mlに溶かし、氷冷下、チオニルクロライド1
0.9mlを滴下し、室温で一晩放置した後、溶媒を留
去する。残査にイソプロピルエーテルを加え、洗浄、乾
燥後、溶媒を留去する。残査を減圧下で蒸留することに
より、(E)−3−メトキシカルボニル−4−フェニル
−3−ブテン酸メチルエステル23.2gを無色油状物
として得る。
アルコール150ml溶液に、ベンズアルデヒド15.
9g及びコハク酸ジメチルエステル26.3gのt−ブ
チルアルコール20ml溶液を、室温で攪拌しながら滴
下し、次いで、30分間攪拌する。反応液を氷水200
mlに注いで、イソプロピルエーテルで抽出する。水層
をpH2−3に調整し、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残査をメタノー
ル75mlに溶かし、氷冷下、チオニルクロライド1
0.9mlを滴下し、室温で一晩放置した後、溶媒を留
去する。残査にイソプロピルエーテルを加え、洗浄、乾
燥後、溶媒を留去する。残査を減圧下で蒸留することに
より、(E)−3−メトキシカルボニル−4−フェニル
−3−ブテン酸メチルエステル23.2gを無色油状物
として得る。
【0030】収 率 :66% B.P.:135−137℃(0.3mmHg) (2)本品23.1g及び3,4,5−トリメトキシベ
ンズアルデヒド19.4gのt−ブチルアルコール10
0ml溶液を、カリウムt−ブチレート11.1gのt
−ブチルアルコール100ml溶液に室温で、攪拌しな
がら滴下し、次いで、1時間攪拌する。反応液を冷水2
00mlに注いで、イソプロピルエーテルで抽出する。
水層をpH2−3に調整し、酢酸エチルで抽出し、酢酸
エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残査をジエ
チルエーテルで洗浄することにより、(E)−2−
〔(E)−3,4,5−トリメトキシベンジリデン〕−
3−カルボキシ−4−フェニル−3−ブテン酸メチルエ
ステル25.7gを淡黄色結晶として得る。
ンズアルデヒド19.4gのt−ブチルアルコール10
0ml溶液を、カリウムt−ブチレート11.1gのt
−ブチルアルコール100ml溶液に室温で、攪拌しな
がら滴下し、次いで、1時間攪拌する。反応液を冷水2
00mlに注いで、イソプロピルエーテルで抽出する。
水層をpH2−3に調整し、酢酸エチルで抽出し、酢酸
エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残査をジエ
チルエーテルで洗浄することにより、(E)−2−
〔(E)−3,4,5−トリメトキシベンジリデン〕−
3−カルボキシ−4−フェニル−3−ブテン酸メチルエ
ステル25.7gを淡黄色結晶として得る。
【0031】収 率 :65% M.P.:153−154℃(酢酸エチル−イソプロピ
ルエーテルより再結晶) (3)本品6.0gのトリクロロメタン30ml溶液
に、氷冷下、チオニルクロライド1.1mlを滴下す
る。次いで、ジメチルホルムアミド2滴を加えた後、3
0分間還流する。反応液を25℃以下まで冷却後、40
%メチルアミン水溶液10ml中へ激しく攪拌しながら
滴下する。そのまま30分間攪拌した後、有機層を分離
し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリクロロメタ
ン:アセトン=5:1)にて精製することにより、
(E)−2−〔(E)−3,4,5−トリメトキシベン
ジリデン〕−3−メチルカルバモイル−4−フェニル−
3−ブテン酸メチルエステル5.4gを結晶として得
る。
ルエーテルより再結晶) (3)本品6.0gのトリクロロメタン30ml溶液
に、氷冷下、チオニルクロライド1.1mlを滴下す
る。次いで、ジメチルホルムアミド2滴を加えた後、3
0分間還流する。反応液を25℃以下まで冷却後、40
%メチルアミン水溶液10ml中へ激しく攪拌しながら
滴下する。そのまま30分間攪拌した後、有機層を分離
し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トリクロロメタ
ン:アセトン=5:1)にて精製することにより、
(E)−2−〔(E)−3,4,5−トリメトキシベン
ジリデン〕−3−メチルカルバモイル−4−フェニル−
3−ブテン酸メチルエステル5.4gを結晶として得
る。
【0032】収 率 :87% M.P.:155−157℃(酢酸エチル−n−ヘキサ
ンより再結晶) 製造例2−17 対応原料化合物を製造例1と同様に処理して、下記第2
及び3表記載の化合物を得る。
ンより再結晶) 製造例2−17 対応原料化合物を製造例1と同様に処理して、下記第2
及び3表記載の化合物を得る。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【発明の効果】本発明の有効成分である3−ブテン酸誘
導体〔I〕は、優れたPA活性促進作用、PAI−1活
性阻害作用を有し、経口及び非経口投与のいずれでも優
れた抗血栓作用を奏する。
導体〔I〕は、優れたPA活性促進作用、PAI−1活
性阻害作用を有し、経口及び非経口投与のいずれでも優
れた抗血栓作用を奏する。
【0036】また、本発明の有効成分は、毒性が低く医
薬として安全性が高い。例えば、本発明の有効成分であ
る(E)−2−〔(E)−3,4,5−トリメトキシベ
ンジリデン〕−3−(2,3−ジヒドロキシプロピル)
カルバモイル−4−フェニル−3−ブテン酸メチルエス
テルを300mg/kgの投与量でマウスに経口投与
し、3日間観察しても死亡例は認められなかった。
薬として安全性が高い。例えば、本発明の有効成分であ
る(E)−2−〔(E)−3,4,5−トリメトキシベ
ンジリデン〕−3−(2,3−ジヒドロキシプロピル)
カルバモイル−4−フェニル−3−ブテン酸メチルエス
テルを300mg/kgの投与量でマウスに経口投与
し、3日間観察しても死亡例は認められなかった。
【0037】従って、本発明の有効成分は、抗血栓薬と
して有用であり、例えば、心筋梗塞、脳卒中、肺塞栓
症、深部静脈血栓症、末梢動脈閉塞症、狭心症、汎発性
血管内血液凝固症及びその他の静脈閉塞症の如き血管病
並びに糖尿病合併症の予防及び治療薬として使用するこ
とができる。また、経皮的冠動脈形成術後あるいは血栓
溶解治療後の再閉塞の予防薬、動脈硬化症の治療・予防
薬としても使用することができる。
して有用であり、例えば、心筋梗塞、脳卒中、肺塞栓
症、深部静脈血栓症、末梢動脈閉塞症、狭心症、汎発性
血管内血液凝固症及びその他の静脈閉塞症の如き血管病
並びに糖尿病合併症の予防及び治療薬として使用するこ
とができる。また、経皮的冠動脈形成術後あるいは血栓
溶解治療後の再閉塞の予防薬、動脈硬化症の治療・予防
薬としても使用することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、環Aはトリ低級アルコキシフェニル基、R1 及
びR2 は、一方が低級アルコキシ基で他方が式:−NH
R3 で示される基を表し、R3 は置換基を有していても
よい低級アルキル基、水酸基、置換基を有していてもよ
い低級アルコキシ基又は置換基を有していてもよいアミ
ノ基を表す。)で示される3−ブテン酸誘導体又はその
薬理的に許容しうる塩を有効成分としてなる抗血栓薬。 - 【請求項2】 環Aが3,4,5−トリ低級アルコキシ
フェニル基である請求項1記載の抗血栓薬。 - 【請求項3】 R3 が1)水酸基、低級アルコキシ基、
フェニル基及び窒素原子含有6員複素環式基から選ばれ
る基1〜3個を有していてもよい低級アルキル基、2)
水酸基、3)フェニル基で置換されていてもよい低級ア
ルコキシ基又は4)低級アルキル基で置換されていても
よいアミノ基である請求項1又は2記載の抗血栓薬。 - 【請求項4】 R3 が1)水酸基1〜3個を有していて
もよい低級アルキル基、2)水酸基、3)低級アルコキ
シ基又は4)低級アルキル基で置換されていてもよいア
ミノ基である請求項1又は2記載の抗血栓薬。 - 【請求項5】 二重結合部位が共にE−配位を有する請
求項1、2、3又は4記載の抗血栓薬。 - 【請求項6】 心筋梗塞、脳卒中、肺塞栓症、深部静脈
血栓症、抹消動脈閉塞症、狭心症、汎発性血管内血液凝
固症、静脈閉塞症又は糖尿病合併症の予防・治療剤であ
る請求項1、2、3、4又は5記載の抗血栓薬。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22385694A JPH07165574A (ja) | 1993-09-24 | 1994-09-20 | 抗血栓薬 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23760993 | 1993-09-24 | ||
| JP5-237609 | 1993-09-24 | ||
| JP22385694A JPH07165574A (ja) | 1993-09-24 | 1994-09-20 | 抗血栓薬 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07165574A true JPH07165574A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=26525726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22385694A Pending JPH07165574A (ja) | 1993-09-24 | 1994-09-20 | 抗血栓薬 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07165574A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009001949A1 (ja) | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Kowa Company, Ltd. | ピラゾロン誘導体 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22385694A patent/JPH07165574A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009001949A1 (ja) | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Kowa Company, Ltd. | ピラゾロン誘導体 |
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