JPH07165840A - モノマレインイミドを結合して成るプロピレングラフト共重合体 - Google Patents

モノマレインイミドを結合して成るプロピレングラフト共重合体

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JPH07165840A
JPH07165840A JP6221826A JP22182694A JPH07165840A JP H07165840 A JPH07165840 A JP H07165840A JP 6221826 A JP6221826 A JP 6221826A JP 22182694 A JP22182694 A JP 22182694A JP H07165840 A JPH07165840 A JP H07165840A
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alkyl
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JP6221826A
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Bernd Lothar Dr Marczinke
ベルント、ロタル、マルクツィンケ
Hans-Joachim Dr Mueller
ハンス−ヨーアヒム、ミュラー
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BASF SE
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    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/28Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from copolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/30Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from copolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds comprising olefins as the major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的難揮発性のコモノマーを含有し、グラ
フト接合されるべきコモノマーの割合が多くても、重合
に際して高度のグラフト接合度ないし形成度をもたらし
得る方法により得られる新規のプロピレングラフト共重
合体を開発し、提供すること。 【構成】 重合体と、モノマレインイミド化合物とを、
180から280℃の温度、1から100バールの圧
力、0.2から10分の反応混合物平均滞留時間で反応
させて得られることを特徴とする、温度230℃、負荷
2.16Kgで測定されるメルトフローインデックス
(MFI)0.1から100g/10分を示すプロピレ
ングラフト共重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は(a1)0.1から15重量%の
重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有するプロピレ
ン共重合体を25から97重量%含有し、かつ15から
80重量%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有
する他のプロピレン共重合体を3から75重量%含有す
る重合体、あるいは(a2)プロピレン単独共重合体を
25から97重量%含有し、かつコモノマーとして15
から80重量%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分
を有するプロピレン共重合体を3から75重量%含有す
る重合体と、(b)以下の式(I)
【0002】
【化2】 で表され、Rが1個ないし複数個の酸素原子で中断され
ていてもよいC1 −C10アルキル、C5 −C10シクロア
ルキル、C6 −C12アリール、C7 −C18芳香族アルキ
ル、あるいは以下の式(II) R1 −X (II) (R1 はC1 −C10アルキルを、Xは以下の官能基、す
なわち−COOH、−COOR2 、OH、OR3 、NH
2 、NHR4 、NR56 のいずれかを意味し、R2
3 、R4 、R5 、R6 はそれぞれC1 −C10アルキル
を意味する)で表される基を意味する場合のモノマレイ
ンイミド化合物とから構成され、重合体(a1)もしく
は(a2)と、モノマレインイミド化合物(b)とを、
180から280℃の温度、1から100バールの圧
力、0.2から10分の反応混合物平均滞留時間で反応
させて得られることを特徴とする、温度230℃、負荷
2.16Kgで測定されるメルトフローインデックス
(MFI)0.1から100g/10分を示すプロピレ
ングラフト共重合体に関するものである。
【0003】本発明はまたこのようなプロピレングラフ
ト共重合体の製造方法ならびにこのプロピレングラフト
共重合体から成るシート、繊維、成形体に係る。
【0004】
【従来技術】不飽和カルボン酸誘導体、例えばマレイン
酸誘導体によりグラフト結合して成るプロピレン共重合
体はすでに公知である(西独特願公開3901606号
公報)。この種のグラフト重合反応は、ラジカル分解性
重合開始剤の存在下に行われるが、これはしばしば得ら
れたプロピレングラフト重合体における著しい分子構造
分解をもたらし、これにより重合体機械特性が劣化す
る。(J.Appl.Poly.Sci.32巻、54
31−5437、1986)。さらに、このようなプロ
ピレングラフト重合体製造方法は、有機過酸化物、アゾ
化合物のようなラジカル分解重合開始剤を使用してグラ
フト重合させねばならないが、これら化合物は爆発性の
ものが多く、作業環境的に不用意に使用しえない欠点が
ある。
【0005】また西独特願公開4022570号公報に
は、カルボン酸ないしカルボン酸誘導体を使用するプロ
ピレン重合体グラフト結合方法が記載されており、この
グラフト重合反応はラジカル分解性重合開始剤を使用す
ることなく行われ得る。これに使用される適当なカルボ
ン酸は、ことにマレイン酸、フマル酸、アクリル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、これらの無水物である。
【0006】しかしながら、この4022570号公開
公報の方法は、不飽和カルボン酸ないしその無水物は比
較的少ない量割合で80%以上に達する高い結合ないし
グラフト形成度をもたらす欠点を有する。これによりグ
ラフト結合方法の効率が低減される。さらにこれに使用
されるグラフトコモノマーは、一般的に揮発性であっ
て、これによりグラフト共重合されたプロピレン共重合
体のその後の処理において、未転化のグラフトコモノマ
ーのために、情況によっては毒物学的安全確保の観点か
ら困難が生ずる可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明により
解決されるべき分野の技術的課題は、上述した従来技術
の欠点を除去し、比較的難揮発性のコモノマーを含有
し、グラフト結合されるべきコモノマーの割合が多くて
も、重合に際して高度のグラフト結合度ないし形成度を
もたらし得る方法により得られる新規のプロピレングラ
フト共重合体を開発し、提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかるに、この課題は、
本明細書冒頭に掲記したモノマレインイミドをグラフト
結合して成るプロピレン共重合体により解決されること
が本発明者らにより見出された。
【0009】本発明によるプロピレングラフト共重合体
は、温度230℃、負荷2.16Kgで測定して、0.
1から100g/10分のメルトフローインデックス
(MFI)を示す。このMFI値は、DIN53735
により230℃の温度、2.16Kgの負荷下において
10分間に押出される重合体量に対応する。ことに好ま
しいポリプロピレングラフト共重合体は、上記の230
℃、2.16Kgの条件下に0.1から50g/分のM
FIを示す。
【0010】本発明によるプロピレングラフト共重合体
は、0.1から15重量%の重合C2 −C10−1−アル
ケン含有分を有する、25から97重量%のプロピレン
共重合体と、15から80重量%の重合C2 −C10−1
−アルケン含有分を有する3から75重量%の他のプロ
ピレン共重合体から構成される重合体(a1)を含有す
る。このプロピレングラフト共重合体は、ことに0.2
から12重量%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分
を有する、35から95重量%のプロピレン共重合体
と、20から75重量%の重合C2 −C10−1−アルケ
ン含有分を有する、5から65重量%の他のプロピレン
共重合体から構成される重合体(a1)を含有するのが
好ましい。さらに好ましい本発明プロピレングラフト共
重合体が含有する重合体(a1)は、0.3から9重量
%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有する、4
0から93重量%のプロピレン共重合体と、25から7
0重量%の、重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有
する、7から60重量%の他のプロピレン共重合体とか
ら構成される。
【0011】ここで重合C2 −C10−1−アルケン含有
分と称するのは、ことにエチレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、
これらコモノマーの混合物、ことにエチレンあるいは1
−ブテンを意味する。本発明において使用されるべき重
合体(a1)は、プロピレン重合に慣用されている反応
によりバッチ式もしくは連続的に製造され得る。有利な
反応は、連続的に稼働する撹拌容器、ことに相接続され
た一連の撹拌反応容器を使用して行われる。反応容器
は、撹拌により流動状態に維持される重合体粉末から成
る固定床を有する。
【0012】反応は重合技術に慣用されているツィーグ
ラー/ナッタ触媒を使用して、気相で、あるいは懸濁液
もしくは溶液において行われ得る。触媒はチタン含有固
体組成分のほかに共触媒を含有し、この共触媒としては
電子供与体化合物と共にアルミニウム化合物が使用され
る。
【0013】チタン含有固体組成分を製造するために、
チタン化合物として一般的に三価もしくは四価チタンの
ハロゲン化物あるいはアルコレートが使用されるが、チ
タン塩化物、ことにチタンテトラクロライドが好まし
い。このチタン含有固体組成分は、微細粉担体を含有す
るのが有利であって、この担体には式SiO2 ・aAl
23 (式中のaは0.001から2、ことに0.01
から0.5の数値を意味する)で表される珪素アルミニ
ウム酸化物ならびに珪酸アルミニウムが使用される。
【0014】有利な担体として、粒度0.1から100
0μm、ことに10から300μm、孔隙容積0.1か
ら10cm3/g、ことに1.0から5.0cm3/g、
見掛け表面積10から1000m2/g、ことに100
から500m2/gを有するものが使用される。
【0015】チタン含有固体組成分の製造に際して、さ
らにマグネシウム化合物が使用され得る。この化合物と
しては、マグネシウムハロゲン化物、マグネシウムアル
キル、マグネシウムアリールならびにマグネシウムアル
コキシ、マグネシウムアリールオキシ各化合物が挙げら
れるが、ことにマグネシウムクロライド、マグネシウム
ブロマイド、マグネシウムジー(C1 −C10アルキル)
化合物が好ましい、そのほかにチタン含有固体組成分
は、さらにハロゲン、ことに弗素、臭素を含有する。
【0016】さらにまた、チタン含有固体組成分は、原
則として電子供与体、例えば単官能性もしくは多官能性
のカルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステ
ル、ケトン、エーテル、アルコール、ラクトンならびに
燐、珪素の有機化合物を含有する。この電子供与体化合
物としては、ことに以下の一般式(III)
【0017】
【化3】 で表されるフタル酸誘導体を使用するのが好ましい。但
し、X、Yはそれぞれ塩素またはC1 −C10アルコキシ
を意味し、あるいは合体して酸素を意味する。ことに好
ましい電子供与体は、式中のX、YがC1 −C8 アルコ
キシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシあるいは
ブチルオキシを意味する場合のフタル酸エステルであ
る。
【0018】チタン含有固体組成分中におけるさらに他
の好ましい電子供与体化合物は3員もしくは4員の、置
換されていてもよいシクロアルキル−1,2−ジカルボ
ン酸のジエステルおよび置換されていてもよいベンゾフ
ェノン−2−カルボン酸のモノエステルである。ヒドロ
キシ化合物として、これらエステルには、エステル化反
応に慣用のアルコール、ことにC1 −C15アルカノー
ル、C5 −C7 シクロアルカノール(置換基C1 −C10
アルキルを持っていてもよい)、フェノール、ナフトー
ル、これら化合物のC1 −C10アルキル誘導体が使用さ
れる。
【0019】上述したチタン含有固体組成分は、それ自
体公知の方法、例えばヨーロッパ特願公開45975
号、86473号、171200号各公報、英国特願公
開2111066号公報、米国特許4857613号明
細書に記載されている方法により製造され得る。しかし
ながら、チタン含有固体組成分の製造は以下の3段階法
で行うのが好ましい。
【0020】すなわち、第1工程において、まず微細粉
担体、ことに二酸化珪素あるいは(水分0.5から5重
量%、aは0.001から2、ことに0.01から0.
5の数値を意味する)SiO2 ・aAl23 を、液状
アルカン中マグネシウム含有化合溶液に添加し、この混
合物を10から120℃の温度において0.5から5時
間撹拌する。担体1モルに対して、0.1から1モルの
マグネシウム化合物を使用するのが好ましい。次いで絶
えず撹拌しながらこれにハロゲンあるいはハロゲン化水
素、ことに塩素あるいは塩化水素を、マグネシウム含有
化合物に対して少なくとも2倍モル量、ことに少なくと
も5倍モル量の過剰量で導通する。ほぼ30から120
分後にこの液相から固体分を濾別する。
【0021】第2工程において、このようにして得られ
た固体生成物を液状アルカンに投入し、次いでC1 −C
8 アルカノール、ことにエタノール、三価もしくは四価
チタンのハロゲン化物もしくはアルコレート、ことにチ
タンテトラクロライドならびに電子供与体化合物、こと
に上記式(III)のフタル酸誘導体を添加する。この
場合、第1工程で得られた固体分1モルに対してアルカ
ノールを1から5モル、ことに2から4モル、三価もし
くは四価チタンを2から20モル、ことに4から10モ
ル、電子供与体化合物を0.01から1モル、ことに
0.1から1.0モルの量が使用される。この混合物を
少なくとも1時間、10から150℃の温度で撹拌し、
次いで生成固体分を濾別し、液状アルカン、ことにヘキ
サンもしくはヘプタンで洗浄する。
【0022】第3工程において、第2工程で得られた固
体分を100から150℃の温度で過剰量のチタンテト
ラクロライドあるいは不活性溶媒、ことにアルキルベン
ゼン中チタンテトラクロライド溶液(5重量%のチタン
テトラクロライドを含有)で抽出し、次いで液状アルカ
ンで、洗浄液中のチタンテトラクロライド含有分が2重
量%より少なくなるまで洗浄する。
【0023】このようにして得られるチタン含有固体組
成分は、共触媒とともにツィーグラー/ナッタ触媒組成
物として使用される。共触媒としては、例えばアルミニ
ウム化合物、電子供与体化合物が挙げられる。
【0024】適当なアルミニウム化合物としては、トリ
アルキルアルミニウムのほかにアルキル基がアルコキシ
基もしくはハロゲン原子、例えば塩素もしくは臭素によ
り代替されている化合物も挙げられる。ことにアルキル
基がそれぞれ1から8個の炭素原子を有するトリアルキ
ルアルミニウム化合物、例えばトリメチル、トリエチル
あるいはメチルジエチルアルミニウム化合物を使用する
のが好ましい。
【0025】アルミニウム化合物のほかに、さらに他の
共触媒として、例えば単官能性もしくは多官能性カルボ
ン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、ケト
ン、エーテル、アルコール、ラクトンならびに燐、珪素
の有機化合物のような電子供与体化合物を使用するのが
好ましい。ことに好ましい電子供与体化合物は、一般式
(IV) R7 nSi(OR84-n (IV) で表される珪素有機化合物である。
【0026】R7 (これが複数個の場合)は、相互に同
じでも異なってもよく、それぞれC1 −C20 アルキ
ル、5員ないし7員のシクロアルキル(C1 −C10アル
キルで置換されていてもよい)、C6 −C20アリールも
しくはアリールアルキルを意味し、R8 (これが複数個
の場合)は、相互に同じでも異なってもよく、それぞれ
1 −C20アルキルを意味し、nは1、2あるいは3を
表す。ことに好ましいのは、R7 がC1 −C8 アルキル
あるいは5員から7員のシクロアルキルを、R8がC1
−C8 アルキルを意味し、nが1あるいは2である場合
の化合物である。そのうちでも、特にジメトキシジイソ
プロピルシラン、ジメトキシイソブチルイソプロピルシ
ラン、ジメトキシジシクロペンチルシラン、ジエトキシ
イソブチルイソプロピルシランが好ましい。
【0027】上述した組成分からなる触媒組成物であっ
て、アルミニウム化合物のアルミニウム分と、チタン含
有固体組成分のチタン分との原子割合が1:1から80
0:1、ことに2:1から200:1であり、アルミニ
ウム化合物と、共触媒として使用された電子供与体化合
物とのモル比が1:1から100:1、ことに2:1か
ら80:1であるものを使用するのが好ましい。触媒組
成分は、任意の順序で個別的に、あるいはこれらの混合
物として重合体構成分中に導入される。
【0028】このような触媒組成物により、本発明によ
るプロピレングラフト共重合体中に含有されるべき重合
体(a1)が製造される。この場合、有利な2段階方法
により、まず第1の重合段階でプロピレン共重合体が、
次いで第2の重合段階で他のプロピレン共重合体が製造
される。
【0029】プロピレンと相応する1−C2 −C10アル
ケンとの共重合は、第1重合段階において20から40
バールの圧力、60から90℃の温度、反応混合物平均
滞留時間1から5時間で行われる。この第1のプロピレ
ン共重合体製造において、圧力を25から35バール、
温度を65から85℃、平均滞留時間を1.5から4時
間とするのがさらに好ましい。この場合の反応条件の選
定は、第1重合段階においてアルミニウム組成分1ミリ
モル当たり第1のプロピレン共重合体が0.05から2
Kg形成され得るように行うのが有利である。C2 −C
10−1−アルケンとしては、エチレン、1−ブテンある
いはこれらコモノマーの混合物を使用するのが有利であ
る。この第1のプロピレン共重合体の製造に際しては、
プロピレンの分圧とコモノマーの分圧間の割合が10:
1から1000:1、ことに15:1から500:1と
なるように共重合させる。
【0030】これにより形成される第1のプロピレン共
重合体は、反応終了後に、触媒と共に第1重合圏から取
出され、第2のプロピレン共重合体が製造されるべき第
2重合圏にもたらされる。
【0031】第2重合圏において、上述第1プロピレン
共重合体の存在下に、プロピレンが1種類もしくは複数
種類のC2 −C10アルケン−1と共に、5から25バー
ルの圧力、30から80℃の温度、1から5時間の反応
混合物平均滞留時間で重合反応に付される。この重合反
応において、圧力を10から20バール、温度を40か
ら70℃、平均滞留時間を1.5から4時間とするのが
さらに好ましい。この第2重合反応段階における圧力
は、一般的に第1重合反応段階の圧力より少なくとも7
バール、ことに10バール低くなされる。この第2段階
において使用されるC2 −C10−1−アルケンとして
は、同様にエチレン、1−ブテンあるいはこれらコモノ
マーの混合物を使用するのが有利である。この第2共重
合体の製造に際しては、プロピレンの分圧と、コモノマ
ーの分圧間の割合が、0.1:1から20:1ことに
0.2:1から15:1となるように調整するのが好ま
しい。重合条件の選定に際して、さらに第1および第2
重合段階において反応せしめられるモノマーの重量割合
が0.5:1から20:1、ことに0.6:1から1
0:1の範囲となるように留意すべきである。
【0032】このようにして得られる、第1および第2
プロピレン共重合体から成る重合体(a1)は、DIN
53735により、230℃の温度、2.16Kgの負
荷下に測定して、0.1から100、ことに0.5から
50g/10分のMFIを示す。
【0033】本発明によるプロピレングラフト共重合体
は、また25から97重量%のプロピレン単独重合体
と、3から75重量%のプロピレン/C2 −C10−1−
アルケン共重合体(このコモノマーは共重合体に対して
15から80重量%を占める)とから成る重合体(a
2)を含有してもよい。このプロピレングラフト共重合
体における重合体(a2)は,35から95重量%のプ
ロピレン単独重合体と、コモノマーが25から75重量
%を占める5から65重量%のプロピレン共重合体とか
ら構成されるのがさらに好ましい。この重合体(a2)
は40から93重量%のプロピレン単独重合体と、7か
ら6重量%のプロピレン共重合体(コモノマー含有分2
0から70重量%)とから構成されるのがことに好まし
い。これに関連してC2 −C10−1−アルケンと称する
のは、ことにエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、あるいはこ
れらコモノマーを意味し、特にエチレン、1−ブテンを
使用するのが有利である。
【0034】本発明に使用されるべき重合体(a2)
は、プロピレンの重合に慣用される反応器中においてバ
ッチ式あるいはことに連続的に製造され得る。
【0035】ここで使用される反応容器と反応条件なら
びにここで使用されるツィーグラー/ナッタ触媒は、重
合体(a1)の製造に関して前述されたところを参照さ
れたい。
【0036】重合体(a2)の有利な製造方法におい
て、第1重合段階においてプロピレンが重合され、これ
により得られたプロピレン単独重合体に対し、第2重合
段階においてプロピレンと1種類もしくは複数種類C2
−C10−1−アルケンの混合物が共重合せしめられる。
【0037】プロピレンの重合は、第1重合段階におい
て20から40バールの圧力、60から90℃の温度、
1から5時間の反応混合物平均滞留時間で行われる。こ
の場合、圧力を25から35バール、温度を65から8
5℃、平均滞留時間を1.5から4時間とするのが好ま
しい。反応条件は、この第1重合段階においてアルミニ
ウム分1ミリモルに対して0.1から1.5Kgのプロ
ピレン単独重合体が形成されるように選定するのが有利
である。モル量制御のために、1−アルケンの重合に際
して慣用される制御剤、例えば水素を使用し得る。
【0038】このプロピレン単独重合体は、反応終了
後、触媒とともに第1重合反応圏から取出され、プロピ
レンと1種類もしくは複数種類のC2 −C10−1−アル
ケンとの混合物が重合されるべき第2重合反応圏に導入
される。第2重合段階における優勢的圧力は第1段階に
おける圧力より7バール、ことに10バール低く、5か
ら30バール、ことに10から25バールになされる。
また温度は30から100℃、ことに35から80℃,
平均滞留時間は1から5時間、ことに1.5から4時間
になされる。この第2重合段階において、プロピレンの
分圧と反応性C2−C10−1−アルケンの分圧間の割合
は、0.1:1から10:1の範囲に調整される。反応
条件の適当な選定に際し、第1、第2両重合段階におい
て重合反応せしめ単量体の重量割合が0.2:1から2
0:1、ことに0.4:1から15:1となるように留
意されるべきである。
【0039】このようにして得られた重合体(a2)
は、DIN53735により温度230℃、負荷2.1
6Kgで測定して、0.1から100、ことに0.5か
ら50g/10分のMFIを示す。
【0040】本発明によるプロピレン共重合体は、さら
に下式(I)のモノマレインイミドを含有する。
【0041】
【化4】 ただし、式中のRはC1 −C10アルキル(このアルキル
基は1個もしくは複数個の酸素原子で中断されていても
よい)、C5 −C10シクロアルキル、C6 −C12アリー
ル、C7 −C18芳香族アルキルならびに下式II R1 −X (II) で表される基を意味する。
【0042】このR1 はC1 −C10アルキルを、Xは以
下の官能基、−COOH、−COOR2 、OH、OR
3 、NH2 、NHR4 、NR56 のいずれかを意味
し、R2、R3 、R4 、R5 、R6 はそれぞれC1 −C
10アルキルを意味する。
【0043】ここでモノマレインイミド化合物(b)と
称するのは、ことに4−マレインイミド安息香酸、N−
N′−ジメチルアミノ−4−マレインイミド−ベンゼン
あるいはp−ヒドロキシフェニルマレインイミドを意味
する。
【0044】モノマレインイミド化合物(b)は、例え
ばマレイン酸無水物を対応するモノアミドと、次いで酢
酸およびナトリウムアセテートと反応させることにより
得られるが、この種の反応方法はこの分野の技術者にと
って周知のものである。
【0045】本発明によるプロピレングラフト共重合体
は、前述した重合体(a1)あるいは(a2)と、上述
のモノマレインイミド(b)とを、180から280℃
の温度、1から100バールの圧力、0.2から10分
の反応混合物平均滞留時間で反応させることにより得ら
れる。プロピレン共重合体グラフト反応は、合成樹脂の
処理において合成樹脂の合併ないしブレンドに慣用され
る装置、例えばドラムミキサー、ミル、スクルー押出
機、ディスク押出機、ロールミルあるいは混練機により
行われる。
【0046】本発明によるプロピレングラフト共重合体
は、重合体(a1)もしくは(a2)100重量部に対
して、モノマレインイミド化合物(b)を一般的に0.
001から5重量部使用して製造される。重合体(a
1)もしくは(a2)100重量部に対して、モノマレ
インイミド化合物(b)を0.01から2重量部使用す
るのがさらに好ましく、0.05から1.0重量部使用
するのがことに好ましい。これによりモノマレインイミ
ド(b)が重合体(a1)あるいは(a2)にグラフト
結合される。
【0047】ことに好ましい製造方法において、重合体
(a1)または(a2)は、これが製造された直後に、
対応する量のモノマレインイミド化合物と共に、反応容
器に接続された混合装置に給送される。この場合の混合
装置としては押出機を使用するのが好ましい。反応終了
後、プロピレングラフト共重合体は、混合装置から取り
出され、これに接続されたトンネル型乾燥機に給送され
て揮発性出発物質から分離される。このようにして得ら
れたプロピレングラフト共重合体は直ちに加工処理され
得る。
【0048】特定の重合体(a1)または(a2)と、
モノマレインイミド化合物(b)の選択により、良好な
機械特性、ことにガラス、金属のような極性物質に対す
る良好な接着性を示すプロピレングラフト共重合体が得
られる。本発明によるプロピレングラフト共重合体は、
加工処理が容易であり、揮発性物質を全く含有しない。
【0049】これを製造するための方法において、ラジ
カル分解性の重合開始前を使用しないで実施され得るの
が特に有利である。本発明によるプロピレングラフト共
重合体の製造方法において、グラフト結合されるべきコ
モノマーの比較的低い量割合で、高度のグラフト重合度
がもたらされ得ることも同様に有利な点である。
【0050】本発明によるプロピレングラフト共重合体
は、ことにシート、繊維、各種成形体の製造に適する。
【0051】
【実施例】実施例1 2.5重量%の重合性エチレン含有分を有する54.3
重量%のプロピレン/エチレン共重合体と、60重量%
の重合エチレン含有分を有する45.7重量%のプロピ
レン/エチレン共重合体とから成る100重量部の重合
体(a1)(DIN53735により230℃、2.1
6kgで測定して、1.0g/10分のMFIを示す)
を、4−マレインイミド安息香酸(b)と共に、ウェル
ナー、ウント、プファイデレル社の2軸押出機ZSK4
0に給送して反応させた。両共重合体のそれぞれの一部
を「マクロモレクラーレ、ヘミー」178,2335
(1977)におけるW.ホルトループの論稿による抽
出分別に付し、エチレン含有分をフーリエの変換スペク
トロスコープで確認した。
【0052】反応は、240℃の温度、0.1バールの
圧力、2分間の平均滞留時間で行った。使用された4−
マレインイミド安息香酸の量は下表に示される。
【0053】これにより得られたプロピレングラフト共
重合体は、無色、無臭であって、使用された重合体(a
1)に対してほとんど変わらない流動性を示す、このプ
ロピレングラフト共重合体を、次いでエチルベンゼンお
よびメタノールの混合物から沈殿させた。酸基含有グラ
フト共重合体の場合、グラフト結合度は、キシレン中苛
性カリの滴定により、然らざる場合は赤外線スペクトロ
スコープで確認した。
【0054】
【表1】 対比例A 実施例1で使用された重合体(a1)100重量部を同
様の条件下にグラフト結合したが、本例では4−マレイ
ンイミド安息香酸の代わりに対応量のマレイン酸無水物
を使用した。これにより得られたプロピレングラフト共
重合体について、実施例1におけると同様に処理し、測
定した。
【0055】
【表2】 この対比例Aのプロピレングラフト共重合体では、揮発
性物質は必ずしも完全には除去され得なかった。
【0056】本発明実施例1と対比例Aを対比して、グ
ラフト結合コモノマーとしてモノマレインイミド化合物
を使用することにより、これと異なるコモノマーよりも
高いグラフト重合度を達成し得ることが明らかである。
【0057】実施例2 62.5重量%のプロピレン単独重合体と、24.9重
量%の重合エチレン含有分を有する、37.5重量%の
プロピレン共重合体から成り、DIN53735により
230℃、2.16kgで測定して2.3g/10分の
MFIを示す重合体(a2)を、4−マレインイミド安
息香酸(b)と共に、同上の2軸押出機ZSK40に給
送し、反応させた。この反応は240℃の温度、0.1
バールの圧力、2分間の平均滞留時間で行われた。4−
マレインイミド安息香酸のそれぞれの使用量は下表3に
示される。
【0058】これにより得られたプロピレングラフト共
重合体は、無色、無臭であり、使用された重合体(a
2)に対してほとんど変わらない流動性を示した。次い
でこのプロピレングラフト共重合体を、エチルベンゼン
とメタノールの混合液中に沈殿させた。グラフト接合度
は、酸性基を有するグラフト重合体の場合にはキシレン
中苛性カリの滴定により、然らざる場合には赤外線スペ
クトルで確認した。
【0059】
【表3】 実施例3 実施例2において使用された重合体(a2)100重量
部を、同じ条件下にマレインイミド化合物(b)と反応
させた。ただし本例においては、4−マレインイミド安
息香酸の代わりに対応量のN,N−ジメチルアミノ−4
−マレインイミドベンゼンを使用した。
【0060】得られたプロピレングラフト共重合体は無
色、無臭で、使用された重合体(a2)とほとんど変わ
らない流動性を示した。これを実施例2におけると同様
に処理し、測定した。
【0061】
【表4】 対比例B 実施例2で使用された重合体(a2)100重量部を、
同じ条件下においでグラフト結合したが、この場合4−
マレインイミド安息香酸の代わりに、対応する量のマレ
イン酸無水物を使用した。得られたプロピレングラフト
共重合体を、実施例2におけると同様に処理し、測定し
た。
【0062】
【表5】 この対比例Bによるプロピレングラフト共重合体では、
揮発性物質は必ずしも完全に除去され得なかった。
【0063】対比例C 実施例2で使用された重合体(a2)100重量部を同
じ条件下にグラフト結合したが、コモノマーとしてはマ
レイン酸−n−ブチルエステルが使用された。得られた
プロピレングラフト共重合体を実施例2と同様に処理
し、測定した。
【0064】
【表6】 この対比例Cのプロピレングラフト共重合体では、揮発
性物質は必ずしも完全には除去され得なかった。
【0065】実施例2、3と対比例B、Cとの対比から
グラフトコモノマーとしてモノマレインイミド化合物を
使用することにより、他のコモノマーを使用した場合よ
りも高いグラフト重合度を達成し得ることが明らかであ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 で表され、Rが1個ないし複数個の酸素原子で中断され
ていてもよいC1 −C10アルキル、C5 −C10シクロア
ルキル、C6 −C12アリール、C7 −C18芳香族アルキ
ル、あるいは以下の式(II) R1 −X (II) (R1 はC1 −C10アルキルを、Xは以下の官能基、す
なわち−COOH、−COOR2 、OH、OR3 、NH
2 、NHR4 、NR56 のいずれかを意味し、R2
3 、R4 、R5 、R6 はそれぞれC1 −C10アルキル
を意味する)で表される基を意味する場合のモノマレイ
ンイミド化合物とから構成され、 重合体(a1)もしくは(a2)と、モノマレインイミ
ド化合物(b)とを、180から280℃の温度、1か
ら100バールの圧力、0.2から10分の反応混合物
平均滞留時間で反応させて得られることを特徴とする、
温度230℃、負荷2.16Kgで測定されるメルトフ
ローインデックス(MFI)0.1から100g/10
分を示すプロピレングラフト共重合体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【技術分野】本発明は(a1)0.1から15重量%の
重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有するプロピレ
ン共重合体を25から97重量%含有し、かつ15から
80重量%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有
する他のプロピレン共重合体を3から75重量%含有す
る重合体、あるいは(a2)プロピレン単独重合体を2
5から97重量%含有し、かつコモノマーとして15か
ら80重量%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分を
有するプロピレン共重合体を3から75重量%含有する
重合体と、(b)以下の式(I)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a1)0.1から15重量%の重合C
    2 −C10−1−アルケン含有分を有するプロピレン共重
    合体を25から97重量%含有し、かつ15から80重
    量%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有する他
    のプロピレン共重合体を3から75重量%含有する重合
    体、あるいは(a2)プロピレン単独共重合体を25か
    ら97重量%含有し、かつコモノマーとして15から8
    0重量%の重合C2 −C10−1−アルケン含有分を有す
    るプロピレン共重合体を3から75重量%含有する重合
    体と、 (b)以下の式(I) 【化1】 で表され、Rが1個ないし複数個の酸素原子で中断され
    ていてもよいC1 −C10アルキル、C5 −C10シクロア
    ルキル、C6 −C12アリール、C7 −C18芳香族アルキ
    ル、あるいは以下の式(II) R1 −X (II) (R1 はC1 −C10アルキルを、Xは以下の官能基、す
    なわち−COOH、−COOR2 、OH、OR3 、NH
    2 、NHR4 、NR56 のいずれかを意味し、R2
    3 、R4 、R5 、R6 はそれぞれC1 −C10アルキル
    を意味する)で表される基を意味する場合のモノマレイ
    ンイミド化合物とから構成され、 重合体(a1)もしくは(a2)と、モノマレインイミ
    ド化合物(b)とを、180から280℃の温度、1か
    ら100バールの圧力、0.2から10分の反応混合物
    平均滞留時間で反応させて得られることを特徴とする、
    温度230℃、負荷2.16Kgで測定されるメルトフ
    ローインデックス(MFI)0.1から100g/10
    分を示すプロピレングラフト共重合体。
JP6221826A 1993-09-25 1994-09-16 モノマレインイミドを結合して成るプロピレングラフト共重合体 Withdrawn JPH07165840A (ja)

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DE4332734A DE4332734A1 (de) 1993-09-25 1993-09-25 Mit Monomaleimiden gepfropfte Propylencopolymerisate
DE4332734.6 1993-10-02
DE4333670.1 1993-10-02
DE4333670A DE4333670A1 (de) 1993-10-02 1993-10-02 Mit Monomaleimiden gepfropfte Propylenpolymerisate

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