JPH07166007A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents
熱可塑性エラストマー組成物Info
- Publication number
- JPH07166007A JPH07166007A JP31550093A JP31550093A JPH07166007A JP H07166007 A JPH07166007 A JP H07166007A JP 31550093 A JP31550093 A JP 31550093A JP 31550093 A JP31550093 A JP 31550093A JP H07166007 A JPH07166007 A JP H07166007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- olefin
- ethylene
- copolymer rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】100℃ムーニー粘度(ML1+4 100℃)が
120〜350であるオレフィン系共重合体ゴム100
重量部当たり、鉱物油系軟化剤を20〜150重量部含
有する油展オレフィン系共重合体ゴム(A)40〜95
重量%とプロピレン系重合体樹脂(B)5〜60重量%
からなる混合物を、有機過酸化物の存在下に動的に熱処
理してなる部分架橋組成物100重量部に対し、下記(C
1)〜(C4)の性状を有するエチレン−α−オレフィン共重
合体(C)5〜100重量部を配合してなることを特徴
とする熱可塑性エラストマー組成物。 (C1) エチレン含有量が50モル%以上、(C2) 炭素数
3〜10のα−オレフィン含有量が2〜20モル%、(C
3) 密度が0.870〜0.915g/cm3 、(C4) 示差走査
熱量計(DSC) による最高融解ピーク温度が100℃未満
であり、かつ該融解ピークの熱量が全熱量に対して0.8
以上。 【効果】オイルブリードが極めて少なく、機械的性質、
外観等に優れた熱可塑性エラストマー組成物を提供する
ことができる。
120〜350であるオレフィン系共重合体ゴム100
重量部当たり、鉱物油系軟化剤を20〜150重量部含
有する油展オレフィン系共重合体ゴム(A)40〜95
重量%とプロピレン系重合体樹脂(B)5〜60重量%
からなる混合物を、有機過酸化物の存在下に動的に熱処
理してなる部分架橋組成物100重量部に対し、下記(C
1)〜(C4)の性状を有するエチレン−α−オレフィン共重
合体(C)5〜100重量部を配合してなることを特徴
とする熱可塑性エラストマー組成物。 (C1) エチレン含有量が50モル%以上、(C2) 炭素数
3〜10のα−オレフィン含有量が2〜20モル%、(C
3) 密度が0.870〜0.915g/cm3 、(C4) 示差走査
熱量計(DSC) による最高融解ピーク温度が100℃未満
であり、かつ該融解ピークの熱量が全熱量に対して0.8
以上。 【効果】オイルブリードが極めて少なく、機械的性質、
外観等に優れた熱可塑性エラストマー組成物を提供する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性エラストマー
組成物に関する。更に詳しくは、機械的性質に優れ、加
硫ゴム代替が可能な、オイルブリードが少なく外観良好
な、オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物に関する
ものである。
組成物に関する。更に詳しくは、機械的性質に優れ、加
硫ゴム代替が可能な、オイルブリードが少なく外観良好
な、オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性エラストマー(以下、「TP
E」と言う。)は加硫工程が不要であり、通常の熱可塑
性樹脂の成形機で加工が可能と言う特徴をいかして、自
動車部品、家電部品或いは雑貨等を始めとする広い分野
において用途が開発されてきている。この中でオレフィ
ン系TPE組成物は、特開昭48-26838号公報等により公
知である。しかし、この組成物は加硫ゴム代替分野に対
しては柔軟性、引張り破断強度、破断伸びや圧縮永久歪
み等の点で加硫ゴムより劣るため、用途に限界がある。
これらの性能を改良する為、鉱物油系軟化剤やペルオキ
シド非架橋型炭化水素系ゴム状物質の添加による柔軟性
の付与や、架橋助剤を併用して架橋度を高め圧縮永久歪
みを改良する試みが種々なされている。(例えば、特公
昭56-15740号公報等)。
E」と言う。)は加硫工程が不要であり、通常の熱可塑
性樹脂の成形機で加工が可能と言う特徴をいかして、自
動車部品、家電部品或いは雑貨等を始めとする広い分野
において用途が開発されてきている。この中でオレフィ
ン系TPE組成物は、特開昭48-26838号公報等により公
知である。しかし、この組成物は加硫ゴム代替分野に対
しては柔軟性、引張り破断強度、破断伸びや圧縮永久歪
み等の点で加硫ゴムより劣るため、用途に限界がある。
これらの性能を改良する為、鉱物油系軟化剤やペルオキ
シド非架橋型炭化水素系ゴム状物質の添加による柔軟性
の付与や、架橋助剤を併用して架橋度を高め圧縮永久歪
みを改良する試みが種々なされている。(例えば、特公
昭56-15740号公報等)。
【0003】然しながら、これらの組成物では、仮に架
橋度を高めて圧縮永久歪みを改良したとしても、そのた
めに柔軟性の低下や引張試験における破断強度や破断伸
びの低下あるいは組成物表面への軟化剤のブリード等が
起こり、物性バランスの優れたオレフィン系TPE組成
物を得ることは困難であった。
橋度を高めて圧縮永久歪みを改良したとしても、そのた
めに柔軟性の低下や引張試験における破断強度や破断伸
びの低下あるいは組成物表面への軟化剤のブリード等が
起こり、物性バランスの優れたオレフィン系TPE組成
物を得ることは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯かる現状において本
発明が解決すべき課題は、オレフィン系TPE、特に低
硬度(ショアーA硬度で90以下)のオレフィン系TP
Eにおいて、オイルブリードが少なく外観良好な、柔軟
性、機械的特性(特に引張り破断強度、破断伸び、圧縮
永久歪み)で加硫ゴム代替が可能で、ブロー成形性、押
出成形性又は射出成形性等の良好なオレフィン系TPE
組成物を提供することにある。
発明が解決すべき課題は、オレフィン系TPE、特に低
硬度(ショアーA硬度で90以下)のオレフィン系TP
Eにおいて、オイルブリードが少なく外観良好な、柔軟
性、機械的特性(特に引張り破断強度、破断伸び、圧縮
永久歪み)で加硫ゴム代替が可能で、ブロー成形性、押
出成形性又は射出成形性等の良好なオレフィン系TPE
組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記従来法
の欠点を克服するために鋭意研究を重ねた結果、予め特
定の鉱物油系軟化剤を含有させた油展オレフィン系共重
合体ゴムとプロピレン系重合体樹脂を用い、この混合物
を部分架橋してなる部分架橋組成物に対し特定のエチレ
ン−α−オレフィン共重合体を配合してなる組成物が柔
軟性、機械的特性に優れていることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち本発明は、100℃ムーニー粘
度(ML1+4 100℃)が120〜350であるオレフ
ィン系共重合体ゴム100重量部当たり、鉱物油系軟化
剤を20〜150重量部含有する油展オレフィン系共重
合体ゴム(A)40〜95重量%とプロピレン系重合体
樹脂(B)5〜60重量%からなる混合物を、有機過酸
化物の存在下に動的に熱処理してなる部分架橋組成物1
00重量部に対し、下記(C1)〜(C4)の性状を有するエチ
レン−α−オレフィン共重合体(C)5〜100重量部
を配合してなることを特徴とする熱可塑性エラストマー
組成物に関するものである。 (C1) エチレン含有量が50モル%以上、(C2) 炭素数
3〜10のα−オレフィン含有量が2〜20モル%、(C
3) 密度が0.870〜0.915g/cm3 、(C4) 示差走査
熱量計(DSC) による最高融解ピーク温度が100℃未満
であり、かつ該融解ピークの熱量が全熱量に対して0.8
以上。 以下本発明につき具体的に詳述する。
の欠点を克服するために鋭意研究を重ねた結果、予め特
定の鉱物油系軟化剤を含有させた油展オレフィン系共重
合体ゴムとプロピレン系重合体樹脂を用い、この混合物
を部分架橋してなる部分架橋組成物に対し特定のエチレ
ン−α−オレフィン共重合体を配合してなる組成物が柔
軟性、機械的特性に優れていることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち本発明は、100℃ムーニー粘
度(ML1+4 100℃)が120〜350であるオレフ
ィン系共重合体ゴム100重量部当たり、鉱物油系軟化
剤を20〜150重量部含有する油展オレフィン系共重
合体ゴム(A)40〜95重量%とプロピレン系重合体
樹脂(B)5〜60重量%からなる混合物を、有機過酸
化物の存在下に動的に熱処理してなる部分架橋組成物1
00重量部に対し、下記(C1)〜(C4)の性状を有するエチ
レン−α−オレフィン共重合体(C)5〜100重量部
を配合してなることを特徴とする熱可塑性エラストマー
組成物に関するものである。 (C1) エチレン含有量が50モル%以上、(C2) 炭素数
3〜10のα−オレフィン含有量が2〜20モル%、(C
3) 密度が0.870〜0.915g/cm3 、(C4) 示差走査
熱量計(DSC) による最高融解ピーク温度が100℃未満
であり、かつ該融解ピークの熱量が全熱量に対して0.8
以上。 以下本発明につき具体的に詳述する。
【0006】本発明において油展オレフィン系共重合体
ゴム(A)で使用されるオレフィン系共重合体ゴムと
は、例えばエチレン−プロピレン系共重合体ゴム、エチ
レン−プロピレン−非共役ジエン系共重合体ゴム、エチ
レン−ブテン−非共役ジエン系共重合体ゴム、プロピレ
ン−ブタジエン系共重合体ゴムの如く、オレフィンを主
成分とする無定型ランダムな弾性共重合体である。これ
らの中で、特にエチレン−プロピレン−非共役ジエン系
共重合体ゴムが好ましい。非共役ジエンとしてはジシク
ロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタ
ジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネ
ン等があるが、特にエチリデンノルボルネンが好まし
い。
ゴム(A)で使用されるオレフィン系共重合体ゴムと
は、例えばエチレン−プロピレン系共重合体ゴム、エチ
レン−プロピレン−非共役ジエン系共重合体ゴム、エチ
レン−ブテン−非共役ジエン系共重合体ゴム、プロピレ
ン−ブタジエン系共重合体ゴムの如く、オレフィンを主
成分とする無定型ランダムな弾性共重合体である。これ
らの中で、特にエチレン−プロピレン−非共役ジエン系
共重合体ゴムが好ましい。非共役ジエンとしてはジシク
ロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタ
ジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネ
ン等があるが、特にエチリデンノルボルネンが好まし
い。
【0007】より好ましい具体的な例としては、プロピ
レン含有量が10〜55重量%、好ましくは20〜40
重量%、エチリデンノルボルネン等の非共役ジエン含有
量が1〜30重量%、好ましくは3〜20重量%のエチ
レン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴ
ム(以下、「EPDM」という。)であり、且つその1
00℃ムーニー粘度(ML1+4 100℃)が、120〜
350、好ましくは140〜300である。プロピレン
含有量が10重量%より少ないと柔軟性が失われ、55
重量%より多いと機械的特性が低下する傾向にある。エ
チリデンノルボルネンに代表される非共役ジエン含有量
が1%より少ないと機械的特性が低下し、30重量%よ
り多いと射出成形性が低下する傾向にある。100℃ム
ーニー粘度(ML1+4 100℃)が、120より低いと
機械的特性が失われ、350より高いと成形品の外観が
損なわれる。然るに、ムーニー粘度が120〜350の
EPDMを用いると機械的特性が大きく、引張破断強度
や破断伸びを飛躍的に向上させ、又架橋効率が高くなる
ことで、機械的性質、特に強度、圧縮永久歪みの向上を
もたらす。EPDMは公知の方法で製造されたものを用
いることが出来る。
レン含有量が10〜55重量%、好ましくは20〜40
重量%、エチリデンノルボルネン等の非共役ジエン含有
量が1〜30重量%、好ましくは3〜20重量%のエチ
レン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴ
ム(以下、「EPDM」という。)であり、且つその1
00℃ムーニー粘度(ML1+4 100℃)が、120〜
350、好ましくは140〜300である。プロピレン
含有量が10重量%より少ないと柔軟性が失われ、55
重量%より多いと機械的特性が低下する傾向にある。エ
チリデンノルボルネンに代表される非共役ジエン含有量
が1%より少ないと機械的特性が低下し、30重量%よ
り多いと射出成形性が低下する傾向にある。100℃ム
ーニー粘度(ML1+4 100℃)が、120より低いと
機械的特性が失われ、350より高いと成形品の外観が
損なわれる。然るに、ムーニー粘度が120〜350の
EPDMを用いると機械的特性が大きく、引張破断強度
や破断伸びを飛躍的に向上させ、又架橋効率が高くなる
ことで、機械的性質、特に強度、圧縮永久歪みの向上を
もたらす。EPDMは公知の方法で製造されたものを用
いることが出来る。
【0008】次に、本発明で使用される鉱物油系軟化剤
とは、加工性の改良や機械的特性を改良する目的で配合
される高沸点の石油留分でパラフィン系、ナフテン系又
は芳香族系等があるが、パラフィン系が好ましく用いら
れる。芳香族成分が多くなると汚染性が強くなり、透明
製品或は明色製品を目的とする用途に限界を生じ、好ま
しくない。
とは、加工性の改良や機械的特性を改良する目的で配合
される高沸点の石油留分でパラフィン系、ナフテン系又
は芳香族系等があるが、パラフィン系が好ましく用いら
れる。芳香族成分が多くなると汚染性が強くなり、透明
製品或は明色製品を目的とする用途に限界を生じ、好ま
しくない。
【0009】油展オレフィン系共重合体ゴム(A)は、
オレフィン系共重合体ゴム100重量部あたり鉱物油系
軟化剤を20〜150重量部、好ましくは30〜120
重量部含有するものである。20重量部より少ないとオ
レフィン系TPE組成物の流動性が低下し、特に押出加
工性と射出成形性が損なわれる。一方、150重量部よ
り多くなると可塑性が著しく増加して加工性が悪くな
り、その上、製品の物性などの性能が低下するので好ま
しくない。そして、油展オレフィン系共重合体ゴム
(A)の100℃ムーニー粘度(ML 1+4 100℃)
は、好ましくは30〜100、より好ましくは40〜9
0である。30より低いと機械的特性が失われ、100
より高いと成形加工が困難になる傾向にある。
オレフィン系共重合体ゴム100重量部あたり鉱物油系
軟化剤を20〜150重量部、好ましくは30〜120
重量部含有するものである。20重量部より少ないとオ
レフィン系TPE組成物の流動性が低下し、特に押出加
工性と射出成形性が損なわれる。一方、150重量部よ
り多くなると可塑性が著しく増加して加工性が悪くな
り、その上、製品の物性などの性能が低下するので好ま
しくない。そして、油展オレフィン系共重合体ゴム
(A)の100℃ムーニー粘度(ML 1+4 100℃)
は、好ましくは30〜100、より好ましくは40〜9
0である。30より低いと機械的特性が失われ、100
より高いと成形加工が困難になる傾向にある。
【0010】ムーニー粘度が120〜350のEPDM
を用いて鉱物油系軟化剤を大量に配合すると、柔軟性の
確保と流動性の向上による加工性の改良、及び機械的特
性の改良を同時に満足させることの可能なオレフィン系
TPE組成物を得ることが出来る。一般にオレフィン系
TPE組成物には流動性向上剤として鉱物油系軟化剤が
用いられているが、本研究者らの研究によれば、油展E
PDMを用いない場合にはEPDMの粘度には関係な
く、EPDM100重量部当たり鉱物油系軟化剤を40
重量部以上配合すると、TPE組成物表面に軟化剤のブ
リードが発生し、製品の汚染、粘着等がみられて好まし
くない。然し、100℃ムーニー粘度が120〜350
のEPDM100重量部当たり20〜150重量部の鉱
物油系軟化剤を予め配合した油展EPDMを用いると、
軟化剤のブリードがなく、製品の汚染や粘着が認められ
ず、かつ破断強度、破断伸び、圧縮永久歪みなどの物性
の秀れたTPE組成物を得ることが出来る。この鉱物油
系軟化剤の配合比が大きいにもかかわらず、軟化剤のブ
リードが認められないのは、ムーニー粘度の高いEPD
Mを用いると鉱物油系軟化剤の許容油展量の上限が上昇
すること、予め好適に加えられた軟化剤がEPDMの中
に均一分散する為等と考えられる。
を用いて鉱物油系軟化剤を大量に配合すると、柔軟性の
確保と流動性の向上による加工性の改良、及び機械的特
性の改良を同時に満足させることの可能なオレフィン系
TPE組成物を得ることが出来る。一般にオレフィン系
TPE組成物には流動性向上剤として鉱物油系軟化剤が
用いられているが、本研究者らの研究によれば、油展E
PDMを用いない場合にはEPDMの粘度には関係な
く、EPDM100重量部当たり鉱物油系軟化剤を40
重量部以上配合すると、TPE組成物表面に軟化剤のブ
リードが発生し、製品の汚染、粘着等がみられて好まし
くない。然し、100℃ムーニー粘度が120〜350
のEPDM100重量部当たり20〜150重量部の鉱
物油系軟化剤を予め配合した油展EPDMを用いると、
軟化剤のブリードがなく、製品の汚染や粘着が認められ
ず、かつ破断強度、破断伸び、圧縮永久歪みなどの物性
の秀れたTPE組成物を得ることが出来る。この鉱物油
系軟化剤の配合比が大きいにもかかわらず、軟化剤のブ
リードが認められないのは、ムーニー粘度の高いEPD
Mを用いると鉱物油系軟化剤の許容油展量の上限が上昇
すること、予め好適に加えられた軟化剤がEPDMの中
に均一分散する為等と考えられる。
【0011】EPDMの油展方法は公知の方法が用いら
れる。例えば、ロールやバンバリーミキサーのような装
置を用い、EPDMと鉱物油系軟化剤を機械的に混練す
る方法で油展する方法、あるいはEPDM溶液に所定量
の鉱物油系軟化剤を添加し、その後、スチームストリッ
ピング等の方法により脱溶媒して得る方法などがある。
このうち好ましい油展方法としてはEPDM溶液を用い
る方法であり、EPDM溶液は重合で得られるEPDM
溶液を用いる方が、操作が容易である。
れる。例えば、ロールやバンバリーミキサーのような装
置を用い、EPDMと鉱物油系軟化剤を機械的に混練す
る方法で油展する方法、あるいはEPDM溶液に所定量
の鉱物油系軟化剤を添加し、その後、スチームストリッ
ピング等の方法により脱溶媒して得る方法などがある。
このうち好ましい油展方法としてはEPDM溶液を用い
る方法であり、EPDM溶液は重合で得られるEPDM
溶液を用いる方が、操作が容易である。
【0012】本発明において使用されるプロピレン系重
合体樹脂(B)は、ポリプロピレン又はプロピレンと炭
素数が2以上のα−オレフィンとの共重合体樹脂が好ま
しい。炭素数が2以上のα−オレフィンの具体例として
はエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−
1−ブテン、1−ヘキセン、1−デセン、3−メチル−
1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン等がある。これら重合体樹脂のメルトフローレートは
0.1〜100g/10分が好ましく、より好ましくは
0.5〜50g/10分の範囲である。メルトフローレー
トが 0.1g/10分より小さくても100g/10分よ
り大きくても加工性に問題点が生じてくる。 又、本発
明によるオレフィン系TPE組成物中のプロピレン系重
合体樹脂(B)の量が5重量%より少ないと流動性が低
下して成形品の外観不良を招き、60重量%より多いと
柔軟性がなくなる。
合体樹脂(B)は、ポリプロピレン又はプロピレンと炭
素数が2以上のα−オレフィンとの共重合体樹脂が好ま
しい。炭素数が2以上のα−オレフィンの具体例として
はエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−
1−ブテン、1−ヘキセン、1−デセン、3−メチル−
1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン等がある。これら重合体樹脂のメルトフローレートは
0.1〜100g/10分が好ましく、より好ましくは
0.5〜50g/10分の範囲である。メルトフローレー
トが 0.1g/10分より小さくても100g/10分よ
り大きくても加工性に問題点が生じてくる。 又、本発
明によるオレフィン系TPE組成物中のプロピレン系重
合体樹脂(B)の量が5重量%より少ないと流動性が低
下して成形品の外観不良を招き、60重量%より多いと
柔軟性がなくなる。
【0013】油展オレフィン系共重合体ゴム(A)及び
プロピレン系重合体樹脂(B)からなる混合物を部分架
橋させる有機過酸化物としては、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(パーオキシベンゾイル)ヘキシ
ン−3、ジクミルパーオキシド等がある。これらの中で
は臭気性、スコーチ性の点で特に2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンが好まし
い。
プロピレン系重合体樹脂(B)からなる混合物を部分架
橋させる有機過酸化物としては、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(パーオキシベンゾイル)ヘキシ
ン−3、ジクミルパーオキシド等がある。これらの中で
は臭気性、スコーチ性の点で特に2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンが好まし
い。
【0014】有機過酸化物の添加量は油展オレフィン系
共重合体ゴム(A)とプロピレン系重合体樹脂(B)の
合計100重量部に対して 0.005〜2.0 重量部、好まし
くは0.01〜 0.6重量部の範囲で選ぶことが出来る。 0.0
05重量部未満では架橋反応の効果が小さく、 2.0重量部
を超えると反応の制御が難しく、又経済的にも有利では
ない。
共重合体ゴム(A)とプロピレン系重合体樹脂(B)の
合計100重量部に対して 0.005〜2.0 重量部、好まし
くは0.01〜 0.6重量部の範囲で選ぶことが出来る。 0.0
05重量部未満では架橋反応の効果が小さく、 2.0重量部
を超えると反応の制御が難しく、又経済的にも有利では
ない。
【0015】本発明の組成物を製造する際、有機過酸化
物による部分架橋時に架橋助剤として、N,N’−m−
フェニレンビスマレイミド、トルイレンビスマレイミ
ド、p−キノンジオキシム、ニトロベンゼン、ジフェニ
ルグアニジン、トリメチロールプロパン、ジビニルベン
ゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、アリルメタクリレート等の多
官能性の化合物を配合することが出来る。このような化
合物の配合により、均一且つ緩和な架橋反応が起こり、
機械的特性を向上させることが可能である。
物による部分架橋時に架橋助剤として、N,N’−m−
フェニレンビスマレイミド、トルイレンビスマレイミ
ド、p−キノンジオキシム、ニトロベンゼン、ジフェニ
ルグアニジン、トリメチロールプロパン、ジビニルベン
ゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、アリルメタクリレート等の多
官能性の化合物を配合することが出来る。このような化
合物の配合により、均一且つ緩和な架橋反応が起こり、
機械的特性を向上させることが可能である。
【0016】該架橋助剤の添加量は油展オレフィン系共
重合体ゴム(A)とプロピレン系重合体樹脂(B)の合
計100重量部に対して、0.01〜4.0 重量部の範囲で選
ぶことが出来る。好ましくは0.05〜2.0 重量部である。
0.01重量部未満では効果が現れ難く、4重量部超えるこ
とは経済的に有利ではない。
重合体ゴム(A)とプロピレン系重合体樹脂(B)の合
計100重量部に対して、0.01〜4.0 重量部の範囲で選
ぶことが出来る。好ましくは0.05〜2.0 重量部である。
0.01重量部未満では効果が現れ難く、4重量部超えるこ
とは経済的に有利ではない。
【0017】油展オレフィン系共重合体ゴム(A)及び
プロピレン系重合体樹脂(B)からなる混合物を、有機
過酸化物の存在下に動的に熱処理してなる部分架橋組成
物を得る具体的製法につき以下説明する。油展オレフィ
ン系共重合体ゴム(A)、プロピレン系重合体樹脂
(B)、及び有機過酸化物、必要に応じ更に架橋助剤等
を特定の割合で混合し、動的に熱処理する。即ち溶融し
て混練する。混合混練装置としては従来より公知の非開
放型バンバリーミキサー、二軸押出機等が用いられる。
混練温度は150℃〜300℃で1〜30分位行えばよ
い。この組成物の製造において必要により、無機充填
剤、酸化防止剤、耐候剤、帯電防止剤、着色剤等の副資
材を配合することが出来る。
プロピレン系重合体樹脂(B)からなる混合物を、有機
過酸化物の存在下に動的に熱処理してなる部分架橋組成
物を得る具体的製法につき以下説明する。油展オレフィ
ン系共重合体ゴム(A)、プロピレン系重合体樹脂
(B)、及び有機過酸化物、必要に応じ更に架橋助剤等
を特定の割合で混合し、動的に熱処理する。即ち溶融し
て混練する。混合混練装置としては従来より公知の非開
放型バンバリーミキサー、二軸押出機等が用いられる。
混練温度は150℃〜300℃で1〜30分位行えばよ
い。この組成物の製造において必要により、無機充填
剤、酸化防止剤、耐候剤、帯電防止剤、着色剤等の副資
材を配合することが出来る。
【0018】更に詳しくは、油展オレフィン系共重合体
ゴム(A)およびプロピレン系重合体樹脂(B)、必要
により更に架橋助剤や前記副資材を所定の割合で配合
し、非解放型混練機のバンバリーミキサー等を用いて1
50〜250℃の温度範囲で充分混練均一化を図った
後、得られた組成物と有機過酸化物をタンブラー又はス
ーパーミキサー等の密閉式混合機で充分にブレンドす
る。次いで、このブレンド物を強混強力の得られる二軸
連続押出機等を用いて、200〜300℃で動的に熱処
理することにより、部分架橋組成物を得ることが出来
る。
ゴム(A)およびプロピレン系重合体樹脂(B)、必要
により更に架橋助剤や前記副資材を所定の割合で配合
し、非解放型混練機のバンバリーミキサー等を用いて1
50〜250℃の温度範囲で充分混練均一化を図った
後、得られた組成物と有機過酸化物をタンブラー又はス
ーパーミキサー等の密閉式混合機で充分にブレンドす
る。次いで、このブレンド物を強混強力の得られる二軸
連続押出機等を用いて、200〜300℃で動的に熱処
理することにより、部分架橋組成物を得ることが出来
る。
【0019】前記副資材としては、例えば、帯電防止剤
の具体例として、以下のようなものがある。すなわち、
(イ)第一級アミン塩、第三級アミン、第四級アンモニ
ウム化合物、ピリジン誘導体等のカチオン系のもの、
(ロ)硫酸化油、石ケン、硫酸化エステル油、硫酸化ア
ミド油、オレフィンの硫酸エステル塩類、脂肪アルコー
ル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エ
チルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、コハク酸エステルスル
ホン酸塩、リン酸エステル塩等のアニオン系のもの、
(ハ)多価アルコールの部分的脂肪酸エステル、脂肪ア
ルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸のエチレ
ンオキサイド付加物、脂肪酸アミノまたは脂肪酸アミド
のエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールのエ
チレンオキサイド付加物、アルキルナフトールのエチレ
ンオキサイド付加物、多価アルコールの部分的脂肪酸エ
ステルのエチレンオキサイド付加物、ポリエチレングリ
コール等の非イオン系のもの、(ニ)カルボン酸誘導
体、イミダゾリン誘導体等の両性系のものが一般に使用
可能であるが、特に非イオン系、中でもポリオキシエチ
レンアルキルアミンやポリオキシエチレンアルキルアミ
ドないしそれらの脂肪酸エステル、グリセリンの脂肪酸
エステル等が好ましい。
の具体例として、以下のようなものがある。すなわち、
(イ)第一級アミン塩、第三級アミン、第四級アンモニ
ウム化合物、ピリジン誘導体等のカチオン系のもの、
(ロ)硫酸化油、石ケン、硫酸化エステル油、硫酸化ア
ミド油、オレフィンの硫酸エステル塩類、脂肪アルコー
ル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸エ
チルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、コハク酸エステルスル
ホン酸塩、リン酸エステル塩等のアニオン系のもの、
(ハ)多価アルコールの部分的脂肪酸エステル、脂肪ア
ルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸のエチレ
ンオキサイド付加物、脂肪酸アミノまたは脂肪酸アミド
のエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールのエ
チレンオキサイド付加物、アルキルナフトールのエチレ
ンオキサイド付加物、多価アルコールの部分的脂肪酸エ
ステルのエチレンオキサイド付加物、ポリエチレングリ
コール等の非イオン系のもの、(ニ)カルボン酸誘導
体、イミダゾリン誘導体等の両性系のものが一般に使用
可能であるが、特に非イオン系、中でもポリオキシエチ
レンアルキルアミンやポリオキシエチレンアルキルアミ
ドないしそれらの脂肪酸エステル、グリセリンの脂肪酸
エステル等が好ましい。
【0020】上記の帯電防止剤は、単一の種類のものを
用いても、2種以上の混合物を用いても良い。また、そ
の配合量は本発明による部分架橋組成物100重量部に
対し、好ましくは約0.03〜2重量部、より好ましくは約
0.04〜1重量部である。配合割合をこれ以上にすると、
表面への滲出、熱可塑性エラストマー組成物とした場合
の物性低下等がおこり、好ましくない。この帯電防止剤
の添加により、柔軟性を有し、かつ、ベタツキ感のない
成形品が得られる。また、ベタツキ感及び軟化剤のブリ
ードがなくなることによる埃等の付着が減少すると同時
に、帯電防止剤本来の働きである帯電性が減少し、帯電
による埃の付着も減少する。
用いても、2種以上の混合物を用いても良い。また、そ
の配合量は本発明による部分架橋組成物100重量部に
対し、好ましくは約0.03〜2重量部、より好ましくは約
0.04〜1重量部である。配合割合をこれ以上にすると、
表面への滲出、熱可塑性エラストマー組成物とした場合
の物性低下等がおこり、好ましくない。この帯電防止剤
の添加により、柔軟性を有し、かつ、ベタツキ感のない
成形品が得られる。また、ベタツキ感及び軟化剤のブリ
ードがなくなることによる埃等の付着が減少すると同時
に、帯電防止剤本来の働きである帯電性が減少し、帯電
による埃の付着も減少する。
【0021】一方、成形品表面の性状として、滑り性が
望まれる場合もあるが、これに対しては高級脂肪酸アミ
ドを使用することができる。該高級脂肪酸アミドの具体
例としては、ラウリン酸アミド、バルミチン酸アミド、
ステアリン酸アミド、ベヘニン酸アミドなどの飽和脂肪
酸アミド、エルカ酸アミド、オレイン酸アミド、ブライ
ジン酸アミド、エライジン酸アミドなどの不飽和脂肪酸
アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビ
スオレイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミ
ド、エチレンビスオレイン酸アミドなどのビス脂肪酸ア
ミドなどが用いられる。特に好ましい高級脂肪酸アミド
としては、融点が約70℃から110℃の化合物であ
る。上記の高級脂肪酸アミドの配合量は、本発明による
部分架橋組成物100重量部に対し、好ましくは約0.03
〜2重量部、より好ましくは約0.04〜1重量部である。
配合割合をこれ以上にすると、表面への高級脂肪酸アミ
ドの滲出、熱可塑性エラストマー組成物とした場合の物
性低下等がおこり、好ましくない。
望まれる場合もあるが、これに対しては高級脂肪酸アミ
ドを使用することができる。該高級脂肪酸アミドの具体
例としては、ラウリン酸アミド、バルミチン酸アミド、
ステアリン酸アミド、ベヘニン酸アミドなどの飽和脂肪
酸アミド、エルカ酸アミド、オレイン酸アミド、ブライ
ジン酸アミド、エライジン酸アミドなどの不飽和脂肪酸
アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビ
スオレイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミ
ド、エチレンビスオレイン酸アミドなどのビス脂肪酸ア
ミドなどが用いられる。特に好ましい高級脂肪酸アミド
としては、融点が約70℃から110℃の化合物であ
る。上記の高級脂肪酸アミドの配合量は、本発明による
部分架橋組成物100重量部に対し、好ましくは約0.03
〜2重量部、より好ましくは約0.04〜1重量部である。
配合割合をこれ以上にすると、表面への高級脂肪酸アミ
ドの滲出、熱可塑性エラストマー組成物とした場合の物
性低下等がおこり、好ましくない。
【0022】なお、前記副資材は、後述の本発明による
熱可塑性エラストマー組成物を製造する段階において
も、加工時又は加工後の製品の使用時においても配合す
ることが可能である。
熱可塑性エラストマー組成物を製造する段階において
も、加工時又は加工後の製品の使用時においても配合す
ることが可能である。
【0023】本発明で使用するエチレン−α−オレフィ
ン共重合体(C)の(C1)エチレン含有量は50モル
%以上であり、80モル%以上がより好ましい。
ン共重合体(C)の(C1)エチレン含有量は50モル
%以上であり、80モル%以上がより好ましい。
【0024】本発明で使用するエチレン−α−オレフィ
ン共重合体(C)の(C2)炭素数3〜10のα−オレ
フィンの含有量は2〜20モル%であり、6〜10モル
%が好ましい。該(C2)α−オレフィンの含有量が2
モル%未満では、加工性が低下し、また20モル%を越
えると、耐熱性が低下してしまうために好ましくない。
該α−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、
ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−
1、オクテン−1等の単独あるいは併用系が挙げられ
る。これらのα−オレフィンのうち、プロピレンは本発
明の改良効果が比較的少なく、炭素数4以上のα−オレ
フィンが好ましく、特に、ブテン−1、ヘキセン−1、
4−メチル−ペンテン−1、オクテン−1等がモノマー
の入手が容易であり、得られる共重合体の品質の点から
も好ましい。
ン共重合体(C)の(C2)炭素数3〜10のα−オレ
フィンの含有量は2〜20モル%であり、6〜10モル
%が好ましい。該(C2)α−オレフィンの含有量が2
モル%未満では、加工性が低下し、また20モル%を越
えると、耐熱性が低下してしまうために好ましくない。
該α−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、
ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−
1、オクテン−1等の単独あるいは併用系が挙げられ
る。これらのα−オレフィンのうち、プロピレンは本発
明の改良効果が比較的少なく、炭素数4以上のα−オレ
フィンが好ましく、特に、ブテン−1、ヘキセン−1、
4−メチル−ペンテン−1、オクテン−1等がモノマー
の入手が容易であり、得られる共重合体の品質の点から
も好ましい。
【0025】本発明で用いるエチレン−α−オレフィン
共重合体(C)の(C3)密度は、0.870 〜0.915g/cm
3 、好ましくは 0.895〜0.915g/cm3 、さらに好ましく
は0.900 〜0.910g/cm3 である。該(C3)が0.870g/
cm3 未満では、表面のべとつきの点から好ましくなく、
また、該(C3)が0.915g/cm3 を越えると柔軟性が低
下し、好ましくない。
共重合体(C)の(C3)密度は、0.870 〜0.915g/cm
3 、好ましくは 0.895〜0.915g/cm3 、さらに好ましく
は0.900 〜0.910g/cm3 である。該(C3)が0.870g/
cm3 未満では、表面のべとつきの点から好ましくなく、
また、該(C3)が0.915g/cm3 を越えると柔軟性が低
下し、好ましくない。
【0026】本発明で用いるエチレン−α−オレフィン
共重合体(C)は、(C4)示差走査熱量計(DSC)
による昇温サーモグラムにおいて、100℃未満の範囲
内に、好ましくは70〜99℃の範囲内に最高融解ピー
クが観察され、かつ、該融解ピークの融解熱量が全熱量
に対して0.8以上であることが必要である。融解ピーク
は上記温度範囲内に複数観測されてもよい。該(C4)
最高融解ピーク温度が100℃以上では、柔軟性が発現
しない。また、(C4)該融解ピークの融解熱量が全熱
量に対して0.8未満では、耐熱性、柔軟性のバランスが
低下するため好ましくない。
共重合体(C)は、(C4)示差走査熱量計(DSC)
による昇温サーモグラムにおいて、100℃未満の範囲
内に、好ましくは70〜99℃の範囲内に最高融解ピー
クが観察され、かつ、該融解ピークの融解熱量が全熱量
に対して0.8以上であることが必要である。融解ピーク
は上記温度範囲内に複数観測されてもよい。該(C4)
最高融解ピーク温度が100℃以上では、柔軟性が発現
しない。また、(C4)該融解ピークの融解熱量が全熱
量に対して0.8未満では、耐熱性、柔軟性のバランスが
低下するため好ましくない。
【0027】本発明において用いられるエチレン−α−
オレフィン共重合体(C)は、例えば、特開平2-77410
号公報に記載された方法によって得ることができる。す
なわち、炭化水素溶媒中、(a)遷移金属成分としてV
O(OR)n X3-n (ただし、Rは炭化水素基、Xはハ
ロゲン、0<n<3)なる式で示されるバナジウム化合
物(b)有機金属成分としてR’m AlX3-m (ただし
R’は炭化水素基、Xはハロゲン、1<m<3)で示さ
れる有機アルミニウム化合物および(c)第三成分とし
て一般式R''(C=O)OR'''(ただし、R''は炭素数
1〜20で、部分的あるいはすべてハロゲン置換された
有機基、R''' は炭素数1〜20の炭化水素基)で示さ
れるエステル化合物(Mと略す)とから形成される触媒
系を用いて、エチレンと炭素数3〜10のα−オレフィ
ンを共重合するに際し、Al/V(モル比)が2.5以
上、M/V(モル比)が1.5以上となる触媒条件下、エ
チレンとα−オレフィンとのモル比を35/65〜60
/40として、重合温度40℃〜80℃において、炭化
水素溶媒不溶ポリマー(スラリー部)および炭化水素溶
媒可溶ポリマー(溶液部)共存状態で共重合して得られ
る。また、特開昭60-226514 号公報に記載された、三塩
化バナジウムとアルコールとを反応して得られるバナジ
ウム化合物を前記(a)遷移金属成分として用いて同様
に重合することによって得ることができる。
オレフィン共重合体(C)は、例えば、特開平2-77410
号公報に記載された方法によって得ることができる。す
なわち、炭化水素溶媒中、(a)遷移金属成分としてV
O(OR)n X3-n (ただし、Rは炭化水素基、Xはハ
ロゲン、0<n<3)なる式で示されるバナジウム化合
物(b)有機金属成分としてR’m AlX3-m (ただし
R’は炭化水素基、Xはハロゲン、1<m<3)で示さ
れる有機アルミニウム化合物および(c)第三成分とし
て一般式R''(C=O)OR'''(ただし、R''は炭素数
1〜20で、部分的あるいはすべてハロゲン置換された
有機基、R''' は炭素数1〜20の炭化水素基)で示さ
れるエステル化合物(Mと略す)とから形成される触媒
系を用いて、エチレンと炭素数3〜10のα−オレフィ
ンを共重合するに際し、Al/V(モル比)が2.5以
上、M/V(モル比)が1.5以上となる触媒条件下、エ
チレンとα−オレフィンとのモル比を35/65〜60
/40として、重合温度40℃〜80℃において、炭化
水素溶媒不溶ポリマー(スラリー部)および炭化水素溶
媒可溶ポリマー(溶液部)共存状態で共重合して得られ
る。また、特開昭60-226514 号公報に記載された、三塩
化バナジウムとアルコールとを反応して得られるバナジ
ウム化合物を前記(a)遷移金属成分として用いて同様
に重合することによって得ることができる。
【0028】(C)エチレン−α−オレフィン共重合体
は、本発明の方法により得られる組成物においてゴム的
性質を本質的に損うことなく、流動性を改善せしめる働
きをする。すなわち(B)成分とほとんど同様な働きを
するのであり、(B)成分と(C)成分とは互に補完的
に配合することが好ましい。
は、本発明の方法により得られる組成物においてゴム的
性質を本質的に損うことなく、流動性を改善せしめる働
きをする。すなわち(B)成分とほとんど同様な働きを
するのであり、(B)成分と(C)成分とは互に補完的
に配合することが好ましい。
【0029】本発明では、(C)エチレン−α−オレフ
ィン共重合体の量は、部分架橋100重量部に対し、5
〜100重量部、好ましくは20〜60重量部であり、
100重量部を超えると、得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物の柔軟性、反撥弾性等のゴム的性質又は耐熱性
が損われるため好ましくない。
ィン共重合体の量は、部分架橋100重量部に対し、5
〜100重量部、好ましくは20〜60重量部であり、
100重量部を超えると、得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物の柔軟性、反撥弾性等のゴム的性質又は耐熱性
が損われるため好ましくない。
【0030】本発明による熱可塑性エラストマー組成物
には、流動性およびゴム的性質を損わない範囲で無機充
填剤、例えば炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、クレ
ー、カオリン、タルク、シリカ、ケイソウ土、雲母粉、
アスベスト、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、二硫化
モリブデン、グラファイト、ガラス繊維、ガラス球、シ
ラスバルーン、カーボン繊維等あるいは着色剤、例えば
カーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、べんがら、群
青、紺青、アゾ顔料、ニトロソ顔料、レーキ顔料、フタ
ロシアニン顔料等を配合することができる。本発明では
またフェノール系、サルファイト系、フェニルアルカン
系、フォスフアイト系あるいはアミン系安定剤の如き公
知の耐熱安定剤、老化防止剤、耐候安定剤、帯電防止
剤、金属セッケン、ワックス等の滑剤等をオレフィン系
プラスチックあるいはオレフィン系共重合体ゴムで使用
する程度配合することができる。
には、流動性およびゴム的性質を損わない範囲で無機充
填剤、例えば炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、クレ
ー、カオリン、タルク、シリカ、ケイソウ土、雲母粉、
アスベスト、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウ
ム、硫酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、二硫化
モリブデン、グラファイト、ガラス繊維、ガラス球、シ
ラスバルーン、カーボン繊維等あるいは着色剤、例えば
カーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、べんがら、群
青、紺青、アゾ顔料、ニトロソ顔料、レーキ顔料、フタ
ロシアニン顔料等を配合することができる。本発明では
またフェノール系、サルファイト系、フェニルアルカン
系、フォスフアイト系あるいはアミン系安定剤の如き公
知の耐熱安定剤、老化防止剤、耐候安定剤、帯電防止
剤、金属セッケン、ワックス等の滑剤等をオレフィン系
プラスチックあるいはオレフィン系共重合体ゴムで使用
する程度配合することができる。
【0031】次に本発明では、部分架橋組成物と(C)
エチレン−α−オレフィン共重合体とを配合する。均一
に配合する際の好ましい方法としては、部分架橋組成物
のペレットとオレフィン系重合体樹脂のペレットをいっ
たんV型ブレンダー、タンブラーブレンダー、リボンブ
レンダー、ヘンシエルミキサー等で混合後、押出機、ミ
キシングロール、ニーダー、バンバリーミキサー等で混
練する方法を挙げることができる。耐候剤、酸化防止
剤、着色剤等は前記工程のいずれの段階において配合し
てもよい。
エチレン−α−オレフィン共重合体とを配合する。均一
に配合する際の好ましい方法としては、部分架橋組成物
のペレットとオレフィン系重合体樹脂のペレットをいっ
たんV型ブレンダー、タンブラーブレンダー、リボンブ
レンダー、ヘンシエルミキサー等で混合後、押出機、ミ
キシングロール、ニーダー、バンバリーミキサー等で混
練する方法を挙げることができる。耐候剤、酸化防止
剤、着色剤等は前記工程のいずれの段階において配合し
てもよい。
【0032】本発明による熱可塑性エラストマー組成物
は、通常の熱可塑性プラスチックで使用されている装置
で成形でき、押出成形、カレンダー成形やとくに射出成
形に適している。
は、通常の熱可塑性プラスチックで使用されている装置
で成形でき、押出成形、カレンダー成形やとくに射出成
形に適している。
【0033】本発明による熱可塑性エラストマー組成物
は、また(A)成分が部分架橋されているため、耐熱
性、耐候性、引張特性、柔軟性および反撥弾性等のゴム
的性質が優れており、かつ流動性が良好であるため、大
型肉厚製品とした際、フローマークやひけのない外観の
良好な製品が得られる。
は、また(A)成分が部分架橋されているため、耐熱
性、耐候性、引張特性、柔軟性および反撥弾性等のゴム
的性質が優れており、かつ流動性が良好であるため、大
型肉厚製品とした際、フローマークやひけのない外観の
良好な製品が得られる。
【0034】本発明による熱可塑性エラストマー組成物
の用途としては、ボデイパネル、バンパー部品、サイド
シールド、ステアリングホイール等の自動車部品、靴
底、サンダル等の履物、電線被覆、コネクター、キャッ
ププラグ等の電気部品、ゴルフクラブグリップ、野球バ
ットグリップ、水泳プール、水泳用フイン、水中眼鏡等
のレジャー用品、ガスケット、防水布、ガーデンホー
ス、ベルト等の製品が考えられる。本発明による熱可塑
性エラストマー組成物は、とくにバンパー部品の如き大
型肉厚製品の用途に適している。
の用途としては、ボデイパネル、バンパー部品、サイド
シールド、ステアリングホイール等の自動車部品、靴
底、サンダル等の履物、電線被覆、コネクター、キャッ
ププラグ等の電気部品、ゴルフクラブグリップ、野球バ
ットグリップ、水泳プール、水泳用フイン、水中眼鏡等
のレジャー用品、ガスケット、防水布、ガーデンホー
ス、ベルト等の製品が考えられる。本発明による熱可塑
性エラストマー組成物は、とくにバンパー部品の如き大
型肉厚製品の用途に適している。
【0035】
【実施例】以下、実施例によって本発明の内容を具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定され
るものではない。尚、これらの実施例および比較例にお
けるシート成形加工及び物性測定に用いた試験方法は以
下の通りである。 (1)ムーニー粘度(ML1+4 100℃):ASTM
D−927−57Tに準拠した。EPDMについて数1
で算出した。
に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定され
るものではない。尚、これらの実施例および比較例にお
けるシート成形加工及び物性測定に用いた試験方法は以
下の通りである。 (1)ムーニー粘度(ML1+4 100℃):ASTM
D−927−57Tに準拠した。EPDMについて数1
で算出した。
【0036】
【数1】 log(ML1 /ML2 )=0.0066(△PHR) ML1 :EPDMのムーニー粘度 ML2 :油展EPDMのムーニー粘度 △PHR:EPDM 100重量部当たりの油展量 (2) メルトフローレート(MFR) JIS K6760に規定された方法に従った。
【0037】(3) 密度 JIS K6760に規定された方法に従った。100℃の
水中で1時間アニールを行った後測定した。
水中で1時間アニールを行った後測定した。
【0038】(4)示差走査熱量計(DSC) パーキンエルマー社製DSC−7を用いた。熱プレスに
より作成した厚さ5mmのシートから切り出した約10mg
の試片をDSC測定用サンプルパンに入れ、150℃で
5分間予備加熱し、1℃/分で40℃まで降温し、5分
間保持したあと10℃/分の速度で150℃まで昇温し
サーモグラムを得た。
より作成した厚さ5mmのシートから切り出した約10mg
の試片をDSC測定用サンプルパンに入れ、150℃で
5分間予備加熱し、1℃/分で40℃まで降温し、5分
間保持したあと10℃/分の速度で150℃まで昇温し
サーモグラムを得た。
【0039】(5)押出成形性:ユニオンプラスチック
社製USV型25mmφ押出機。 フルフライトタイプスクリュー、スクリュー回転数30
rpm。Tダイを使用し、判定は押出肌について行っ
た。判定ランクについては以下の通り。 ○:優れる △:良 ×:不良
社製USV型25mmφ押出機。 フルフライトタイプスクリュー、スクリュー回転数30
rpm。Tダイを使用し、判定は押出肌について行っ
た。判定ランクについては以下の通り。 ○:優れる △:良 ×:不良
【0040】(6)オイルブリード性:射出成形品を7
0℃オーブン中に1時間放置し、成形品表面にブリード
するオイルを目視にて観察。判定ランクは以下の通り。 ○:ブリードは全くなし。 △:ブリードがわずか有り。 ×:ブリード有り。
0℃オーブン中に1時間放置し、成形品表面にブリード
するオイルを目視にて観察。判定ランクは以下の通り。 ○:ブリードは全くなし。 △:ブリードがわずか有り。 ×:ブリード有り。
【0041】実施例1〜2 (1) エチレン−ブテン−1共重合体(C)の製造 内容積200リットルの攪拌機付槽型反応機下部に、n
−ヘキサンに所定のエチレンとブテン−1を溶解させた
溶液を、n−ヘキサン80Kg/時間、エチレン及びブテ
ン−1をそれぞれ一定量/時間で連続的に供給した。別
の供給ラインから三塩化バナジル、エチルアルミニウム
セスキクロリド、パークロルクロトン酸n−ブチルをそ
れぞれ一定量/時間で連続的に供給した。反応器内温度
は、反応器外側に取り付けられたジャケットに冷却水を
循環することにより40℃または50℃に制御した。反
応器内が常に満液状態になるように反応器上部から重合
液を連続的に抜き出し、少量のメタノールを添加して重
合反応を停止させ、脱モノマーおよび水洗洗浄後、溶液
をスチームトリッピングして、固形重合体を取り出し、
これを80℃で減圧乾燥してエチレン−ブテン−1共重
合体(C−1)および(C−2)を得た。それぞれの共
重合体の重合条件、共重合体の生成速度および得られた
共重合体の密度、MFRおよびDSCによる測定結果を
表1に示す。 (2) 熱可塑性エラストマー組成物の製造および評価 EPDM(ML1+4 100℃=143、プロピレン含量
=30重量%、ヨウ素価=10)の5重量%ヘキサン溶
液中に、EPDM100重量部当り鉱物油系軟化剤(出
光興産、ダイアナプロセスオイルPW−380)40重
量部を添加し、その後スチームストリッピングで脱溶媒
した油展EPDM(ML1+4 100℃=78)77重量
部、ビスタネックスMML−100(ポリイソブチレ
ン、エッソ化学社製)8重量部、ポリプロピレン(MF
R=12g/10分、住友ノーブレンFL8013)1
5重量部、およびスミライザーBM(N,N’−m−フ
ェニレンビスマレイミド、住友化学社製) 0.3重量部を
バンバリーミキサーで170〜200℃×7分間混練し
た後、押出機を用いてペレット状マスターバッチを作製
した。次いで、マスターバッチ100重量部当り 0.1重
量部の2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン(以下、「有機過酸化物」と記す。)
をヘンシェルミキサーを用いて均一ブレンド操作を10
分間行った。このブレンド物を強混練力の得られる2軸
混練押出機を用いて、220℃±10℃で70秒間動的
熱処理を行い、部分架橋組成物を得た。得られた部分架
橋組成物100重量部に対して、前記エチレン−ブテン
−1共重合体(C−1)または(C−2)を40重量部
配合し成形、物性評価などを行った。評価結果は表2に
示す。
−ヘキサンに所定のエチレンとブテン−1を溶解させた
溶液を、n−ヘキサン80Kg/時間、エチレン及びブテ
ン−1をそれぞれ一定量/時間で連続的に供給した。別
の供給ラインから三塩化バナジル、エチルアルミニウム
セスキクロリド、パークロルクロトン酸n−ブチルをそ
れぞれ一定量/時間で連続的に供給した。反応器内温度
は、反応器外側に取り付けられたジャケットに冷却水を
循環することにより40℃または50℃に制御した。反
応器内が常に満液状態になるように反応器上部から重合
液を連続的に抜き出し、少量のメタノールを添加して重
合反応を停止させ、脱モノマーおよび水洗洗浄後、溶液
をスチームトリッピングして、固形重合体を取り出し、
これを80℃で減圧乾燥してエチレン−ブテン−1共重
合体(C−1)および(C−2)を得た。それぞれの共
重合体の重合条件、共重合体の生成速度および得られた
共重合体の密度、MFRおよびDSCによる測定結果を
表1に示す。 (2) 熱可塑性エラストマー組成物の製造および評価 EPDM(ML1+4 100℃=143、プロピレン含量
=30重量%、ヨウ素価=10)の5重量%ヘキサン溶
液中に、EPDM100重量部当り鉱物油系軟化剤(出
光興産、ダイアナプロセスオイルPW−380)40重
量部を添加し、その後スチームストリッピングで脱溶媒
した油展EPDM(ML1+4 100℃=78)77重量
部、ビスタネックスMML−100(ポリイソブチレ
ン、エッソ化学社製)8重量部、ポリプロピレン(MF
R=12g/10分、住友ノーブレンFL8013)1
5重量部、およびスミライザーBM(N,N’−m−フ
ェニレンビスマレイミド、住友化学社製) 0.3重量部を
バンバリーミキサーで170〜200℃×7分間混練し
た後、押出機を用いてペレット状マスターバッチを作製
した。次いで、マスターバッチ100重量部当り 0.1重
量部の2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン(以下、「有機過酸化物」と記す。)
をヘンシェルミキサーを用いて均一ブレンド操作を10
分間行った。このブレンド物を強混練力の得られる2軸
混練押出機を用いて、220℃±10℃で70秒間動的
熱処理を行い、部分架橋組成物を得た。得られた部分架
橋組成物100重量部に対して、前記エチレン−ブテン
−1共重合体(C−1)または(C−2)を40重量部
配合し成形、物性評価などを行った。評価結果は表2に
示す。
【0042】比較例1〜2 実施例1〜2においてマスターバッチを製造する際、油
展EPDM77重量部をJSR EP−24(ML1+4
100℃=70、プロピレン含量=44重量%、ヨウ素
価=12のEPDM、日本合成ゴム社製)55重量部お
よび鉱物油系軟化剤PW−380 22重量部に代えた
他は実施例1と同様に実施した。評価結果を表2に示
す。
展EPDM77重量部をJSR EP−24(ML1+4
100℃=70、プロピレン含量=44重量%、ヨウ素
価=12のEPDM、日本合成ゴム社製)55重量部お
よび鉱物油系軟化剤PW−380 22重量部に代えた
他は実施例1と同様に実施した。評価結果を表2に示
す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、オ
イルブリードが極めて少なく、機械的性質、外観等に優
れた熱可塑性エラストマー組成物を提供することができ
る。
イルブリードが極めて少なく、機械的性質、外観等に優
れた熱可塑性エラストマー組成物を提供することができ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】100℃ムーニー粘度(ML1+4 100
℃)が120〜350であるオレフィン系共重合体ゴム
100重量部当たり、鉱物油系軟化剤を20〜150重
量部含有する油展オレフィン系共重合体ゴム(A)40
〜95重量%とプロピレン系重合体樹脂(B)5〜60
重量%からなる混合物を、有機過酸化物の存在下に動的
に熱処理してなる部分架橋組成物100重量部に対し、
下記(C1)〜(C4)の性状を有するエチレン−α−オレフィ
ン共重合体(C)5〜100重量部を配合してなること
を特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。 (C1) エチレン含有量が50モル%以上、(C2) 炭素数
3〜10のα−オレフィン含有量が2〜20モル%、(C
3) 密度が0.870〜0.915g/cm3 、(C4) 示差走査
熱量計(DSC) による最高融解ピーク温度が100℃未満
であり、かつ該融解ピークの熱量が全熱量に対して0.8
以上。 - 【請求項2】オレフィン系共重合体ゴムが、エチレン−
プロピレン−非共役ジエン系共重合体ゴムである請求項
1記載の組成物。 - 【請求項3】エチレン−プロピレン−非共役ジエン系共
重合体ゴムが、プロピレン含有量が10〜55重量%、
エチリデンノルボルネン含有量が1〜30重量%のエチ
レン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴ
ムである請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】油展オレフィン系共重合体ゴム(A)の1
00℃ムーニー粘度(ML1+4 100℃)が、30〜1
00である請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】プロピレン系重合体樹脂(B)が、ポリプ
ロピレン又はプロピレン−α−オレフィン共重合体樹脂
である請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】鉱物油系軟化剤が、パラフィン系軟化剤で
ある請求項1記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31550093A JP2891075B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31550093A JP2891075B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07166007A true JPH07166007A (ja) | 1995-06-27 |
| JP2891075B2 JP2891075B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18066113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31550093A Expired - Lifetime JP2891075B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 熱可塑性エラストマー組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2891075B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002212349A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-31 | Mitsui Chemicals Inc | 射出成形用軟質樹脂組成物およびその用途 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP31550093A patent/JP2891075B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002212349A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-31 | Mitsui Chemicals Inc | 射出成形用軟質樹脂組成物およびその用途 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2891075B2 (ja) | 1999-05-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5118753A (en) | Olefinic thermoplastic elastomer composition | |
| JP6135065B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法 | |
| JP3693017B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| CA2283726C (en) | Elastomer compositions having improved abrasion resistance, coefficient of friction and hot green strength | |
| AU5528698A (en) | Thermoplastic elastomeric compositions | |
| JPWO2001081462A1 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| KR100699741B1 (ko) | 칼렌더 성형용 열가소성 엘라스토머 조성물 및 이로부터제조한 시트 | |
| JPH01198648A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| CN1861390B (zh) | 层压产品及其生产方法 | |
| JPH06287372A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPS62938B2 (ja) | ||
| JPS6259139B2 (ja) | ||
| JP2891075B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH06316659A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP2985622B2 (ja) | カレンダー成形加工用熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP3254799B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH07103274B2 (ja) | オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP3254807B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP3265763B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| US5180769A (en) | Process for producing a thermoplastic elastomer composition | |
| JPH07138427A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH06313080A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JPH06313081A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
| JP3941397B2 (ja) | カレンダー成形用熱可塑性エラストマー組成物及びシート | |
| JP3254800B2 (ja) | オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 |