JPH07166664A - 雨樋及びその製造方法 - Google Patents
雨樋及びその製造方法Info
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- JPH07166664A JPH07166664A JP5313424A JP31342493A JPH07166664A JP H07166664 A JPH07166664 A JP H07166664A JP 5313424 A JP5313424 A JP 5313424A JP 31342493 A JP31342493 A JP 31342493A JP H07166664 A JPH07166664 A JP H07166664A
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- gutter
- reinforcing core
- core material
- ear
- vinyl chloride
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中空状の樋耳部を持つ繊維複合樹脂製雨樋に
ついて、樋耳部の補強芯材部分の終縁部の接着性を向上
し、雨樋の機械的強度を増大する。四季や昼夜の温度変
化などによっても樋耳部に変形が生じ難く、樋耳部の開
きや取付具からの抜けを防止する。また積雪時の荷重に
も充分耐えて、樋耳部の割れや取付具からの抜け防止
し、樋耳部の機能を充分に発揮する。しかも補強芯材の
成形速度を落とすことなく、雨樋の生産効率をアップす
る。 【構成】 中空状の樋耳部4 を持つ雨樋22は、繊維強化
塩化ビニル系樹脂シートよりなる補強芯材1 に硬質塩化
ビニル樹脂が押出被覆されてなる。樋耳部4 の補強芯材
部分1aは横断面ループ形に曲げられており、樋耳部4 の
補強芯材部分の終縁部1cが、酢酸ビニル−エチレン系共
重合体樹脂接着剤層5 を介して樋本体部3の補強芯材部
分1bの両側縁部に接合されている。
ついて、樋耳部の補強芯材部分の終縁部の接着性を向上
し、雨樋の機械的強度を増大する。四季や昼夜の温度変
化などによっても樋耳部に変形が生じ難く、樋耳部の開
きや取付具からの抜けを防止する。また積雪時の荷重に
も充分耐えて、樋耳部の割れや取付具からの抜け防止
し、樋耳部の機能を充分に発揮する。しかも補強芯材の
成形速度を落とすことなく、雨樋の生産効率をアップす
る。 【構成】 中空状の樋耳部4 を持つ雨樋22は、繊維強化
塩化ビニル系樹脂シートよりなる補強芯材1 に硬質塩化
ビニル樹脂が押出被覆されてなる。樋耳部4 の補強芯材
部分1aは横断面ループ形に曲げられており、樋耳部4 の
補強芯材部分の終縁部1cが、酢酸ビニル−エチレン系共
重合体樹脂接着剤層5 を介して樋本体部3の補強芯材部
分1bの両側縁部に接合されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補強芯材に熱可塑性樹
脂が被覆されてなる雨樋及びその製造方法に関するもの
である。
脂が被覆されてなる雨樋及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、雨樋は樋本体部と中空状の樋耳
部とからなり、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂で長
尺に押出成形されたものが広く使用されているが、この
ような熱可塑性樹脂製の雨樋は、熱伸縮が大きくかつ剛
性が小さいため、四季や昼夜の気温変化により変形した
り、ひび割れが発生しやすいという欠点がある。
部とからなり、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂で長
尺に押出成形されたものが広く使用されているが、この
ような熱可塑性樹脂製の雨樋は、熱伸縮が大きくかつ剛
性が小さいため、四季や昼夜の気温変化により変形した
り、ひび割れが発生しやすいという欠点がある。
【0003】このような欠点を改良した雨樋として、従
来、繊維強化熱可塑性樹脂補強芯材の樋耳部に対応する
芯材部分が横断面ループ形にすなわち中空状に曲げら
れ、中空状の樋耳部を持つ賦形後の補強芯材の外表面
に、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂が押出被覆され
てなる雨樋が提案されている(実開平3−11732号
公報参照)。
来、繊維強化熱可塑性樹脂補強芯材の樋耳部に対応する
芯材部分が横断面ループ形にすなわち中空状に曲げら
れ、中空状の樋耳部を持つ賦形後の補強芯材の外表面
に、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂が押出被覆され
てなる雨樋が提案されている(実開平3−11732号
公報参照)。
【0004】また繊維強化熱可塑性樹脂補強芯材につい
ては、そのシートの製造方法として、多数の連続モノフ
ィラメントよりなる強化繊維束を、粉体熱可塑性樹脂の
流動床を通過させ、開繊しながら粉体熱可塑性樹脂を含
浸し、加熱溶融、シート化する方法(特開昭46−45
45号公報参照)などがある。
ては、そのシートの製造方法として、多数の連続モノフ
ィラメントよりなる強化繊維束を、粉体熱可塑性樹脂の
流動床を通過させ、開繊しながら粉体熱可塑性樹脂を含
浸し、加熱溶融、シート化する方法(特開昭46−45
45号公報参照)などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の繊維強化塩化ビニル系樹脂よりなる補強芯材
を用い、樋耳部の補強芯材部分は横断面ループ形に形成
され、その終縁部は、樋本体部の補強芯材部分に積層さ
れ、硬質塩化ビニル樹脂が押し出し被覆されてなる雨樋
にあっては、とくに樋耳部の補強芯材部分の終縁部を、
樋本体部の補強芯材部分に積層している部分の接着性が
不充分であり、そのため、四季や昼夜の温度変化などに
より、樋耳部の補強芯材部分の終縁部付近において変形
し、樋耳部の開きが生じたり、取付具から樋耳部が抜け
たりした。また例えば積雪時の荷重に耐えかねて、樋耳
部に割れが生じたり、取付具からの樋耳部の抜けが生じ
たりして、樋耳部の機能が充分に発揮されないという問
題があった。
うな従来の繊維強化塩化ビニル系樹脂よりなる補強芯材
を用い、樋耳部の補強芯材部分は横断面ループ形に形成
され、その終縁部は、樋本体部の補強芯材部分に積層さ
れ、硬質塩化ビニル樹脂が押し出し被覆されてなる雨樋
にあっては、とくに樋耳部の補強芯材部分の終縁部を、
樋本体部の補強芯材部分に積層している部分の接着性が
不充分であり、そのため、四季や昼夜の温度変化などに
より、樋耳部の補強芯材部分の終縁部付近において変形
し、樋耳部の開きが生じたり、取付具から樋耳部が抜け
たりした。また例えば積雪時の荷重に耐えかねて、樋耳
部に割れが生じたり、取付具からの樋耳部の抜けが生じ
たりして、樋耳部の機能が充分に発揮されないという問
題があった。
【0006】本発明の目的は、上記の従来技術の問題を
解決し、繊維強化塩化ビニル系樹脂よりなる補強芯材を
用い、横断面ループ形の中空状樋耳部を有する雨樋につ
いて、樋耳部の補強芯材部分の終縁部が樋本体部の補強
芯材部分に積層している部分の接着力を充分に大きいも
のとして、機械的強度が非常に高く、従って四季や昼夜
の温度変化などによっても樋耳部に変形が生じ難く、従
って樋耳部の開きや、取付具から樋耳部の抜けを防止す
ることができ、また例えば積雪時の荷重にも耐えること
ができて、樋耳部に割れが生じたり、取付具からの樋耳
部の抜けが生じたりすることなく、樋耳部の機能を充分
に発揮することができ、しかも美観に優れた雨樋を提供
するとともに、補強芯材の成形速度を落とすことなく、
上記のようにすぐれた性能を有する雨樋を効率良く生産
することができる雨樋の製造方法を提供することにあ
る。
解決し、繊維強化塩化ビニル系樹脂よりなる補強芯材を
用い、横断面ループ形の中空状樋耳部を有する雨樋につ
いて、樋耳部の補強芯材部分の終縁部が樋本体部の補強
芯材部分に積層している部分の接着力を充分に大きいも
のとして、機械的強度が非常に高く、従って四季や昼夜
の温度変化などによっても樋耳部に変形が生じ難く、従
って樋耳部の開きや、取付具から樋耳部の抜けを防止す
ることができ、また例えば積雪時の荷重にも耐えること
ができて、樋耳部に割れが生じたり、取付具からの樋耳
部の抜けが生じたりすることなく、樋耳部の機能を充分
に発揮することができ、しかも美観に優れた雨樋を提供
するとともに、補強芯材の成形速度を落とすことなく、
上記のようにすぐれた性能を有する雨樋を効率良く生産
することができる雨樋の製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、請求項1記載の発明は、繊維強化塩化
ビニル系樹脂シートよりなる補強芯材に硬質塩化ビニル
樹脂が押出被覆されてなりかつ中空状の耳部を持つ雨樋
において、樋耳部の補強芯材部分が横断面ループ形に曲
げられ、樋耳部の補強芯材部分の終縁部が、酢酸ビニル
−エチレン系共重合体樹脂接着剤層を介して樋本体部の
補強芯材部分の側縁部に接合されていることを特徴とす
る雨樋を要旨としている。
達成するために、請求項1記載の発明は、繊維強化塩化
ビニル系樹脂シートよりなる補強芯材に硬質塩化ビニル
樹脂が押出被覆されてなりかつ中空状の耳部を持つ雨樋
において、樋耳部の補強芯材部分が横断面ループ形に曲
げられ、樋耳部の補強芯材部分の終縁部が、酢酸ビニル
−エチレン系共重合体樹脂接着剤層を介して樋本体部の
補強芯材部分の側縁部に接合されていることを特徴とす
る雨樋を要旨としている。
【0008】請求項2記載の発明は、上記雨樋の製造方
法であって、補強芯材の樋耳部を形成すべき補強芯材部
分の終縁部に、酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接
着剤を塗布し乾燥して接着剤層を形成しておき、樋耳部
の補強芯材部分を横断面ループ形に折り曲げ加工して、
該補強芯材部分の終縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重
合体樹脂接着剤層が、樋本体部の補強芯材部分の側縁部
に当接するように賦形し、賦形後の補強芯材の外表面
に、引き続き硬質塩化ビニル樹脂を押し出し被覆するこ
とを特徴とする雨樋の製造方法を要旨としている。
法であって、補強芯材の樋耳部を形成すべき補強芯材部
分の終縁部に、酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接
着剤を塗布し乾燥して接着剤層を形成しておき、樋耳部
の補強芯材部分を横断面ループ形に折り曲げ加工して、
該補強芯材部分の終縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重
合体樹脂接着剤層が、樋本体部の補強芯材部分の側縁部
に当接するように賦形し、賦形後の補強芯材の外表面
に、引き続き硬質塩化ビニル樹脂を押し出し被覆するこ
とを特徴とする雨樋の製造方法を要旨としている。
【0009】つぎに、本発明を、図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0010】図1は、本発明の雨樋(22)の具体例を示す
もので、雨樋(22)は、繊維強化塩化ビニル系樹脂シート
よりなる補強芯材(1) に硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆
されて、樹脂被覆層(2) が形成され、かつ中空状の耳部
(4) を有している。
もので、雨樋(22)は、繊維強化塩化ビニル系樹脂シート
よりなる補強芯材(1) に硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆
されて、樹脂被覆層(2) が形成され、かつ中空状の耳部
(4) を有している。
【0011】そして、本発明の雨樋(22)では、樋耳部
(4) の補強芯材部分(1a)が、外側に横断面ループ形に曲
げ加工されて、いわゆる外巻きの中空状となされ、この
樋耳部(4) の補強芯材部分(1a)の終縁部(1c)が、酢酸ビ
ニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤層(5) を介して樋
本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部に接合されて
いる。
(4) の補強芯材部分(1a)が、外側に横断面ループ形に曲
げ加工されて、いわゆる外巻きの中空状となされ、この
樋耳部(4) の補強芯材部分(1a)の終縁部(1c)が、酢酸ビ
ニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤層(5) を介して樋
本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部に接合されて
いる。
【0012】図2は、本発明の雨樋(22)のいま1つの具
体例を示すもので、上記図1の場合とは逆に、樋耳部
(4) の補強芯材部分(1a)が、内側に横断面ループ形に折
り曲げ加工されて、いわゆる内巻きの中空状となされ、
この樋耳部(4) の補強芯材部分(1a)の終縁部(1c)が、酢
酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤層(5) を介し
て樋本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部に接合さ
れているものである。
体例を示すもので、上記図1の場合とは逆に、樋耳部
(4) の補強芯材部分(1a)が、内側に横断面ループ形に折
り曲げ加工されて、いわゆる内巻きの中空状となされ、
この樋耳部(4) の補強芯材部分(1a)の終縁部(1c)が、酢
酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤層(5) を介し
て樋本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部に接合さ
れているものである。
【0013】ここで、補強芯材(1) は、ガラス繊維など
のロービングが代表的であるが、他に、織布、コンティ
ニュアスマット、ネット等に、例えば塩化ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂
の粉体を付着・侵入させた後に加熱・溶融含浸させて作
られる。
のロービングが代表的であるが、他に、織布、コンティ
ニュアスマット、ネット等に、例えば塩化ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂
の粉体を付着・侵入させた後に加熱・溶融含浸させて作
られる。
【0014】樹脂被覆層(2) を構成する硬質塩化ビニル
樹脂には、安定剤、滑剤、少量の可塑剤、着色剤などの
添加剤、及びタルク、マイカや炭酸カルシウムなどの充
填剤が配合されていもよい。樹脂被覆層(2) の厚みは、
適宜設定すれば良いが、500μm程度が一般的であ
る。
樹脂には、安定剤、滑剤、少量の可塑剤、着色剤などの
添加剤、及びタルク、マイカや炭酸カルシウムなどの充
填剤が配合されていもよい。樹脂被覆層(2) の厚みは、
適宜設定すれば良いが、500μm程度が一般的であ
る。
【0015】なお、樋耳部(4) の補強芯材部分(1a)は、
図示のものは横断面四角形となるようにループ形に巻か
れているが、これに限らず、横断面丸形などのその他の
断面を有するループ形状に巻かれていても、良い。
図示のものは横断面四角形となるようにループ形に巻か
れているが、これに限らず、横断面丸形などのその他の
断面を有するループ形状に巻かれていても、良い。
【0016】本発明の雨樋(22)の製造方法について以下
に説明する。
に説明する。
【0017】雨樋(22)の製造方法を実施するにあたり、
まず図3に示すように、多数の連続モノフィラメントよ
りなる強化繊維束(6) を複数本幅方向に等間隔配列し、
粉末状のマトリックス樹脂粉体(8) が流動している槽
(7) 内に導き、該槽(7) 内の濃密な粉体樹脂懸濁部にお
いて該槽(7) 内に設置した複数本のバーを介して強化繊
維束(6) を通過させることにより、強化繊維束(6) をモ
ノフィラメント状に開繊させ、同時に塩化ビニル系樹脂
粉体(8) の付着を行なう。その後、上下一対の樹脂粉体
付着強化繊維の間に補強材(9) を挟みながら、加熱ピン
チロール(10)にて加熱加圧しシート化して、補強芯材
(1) を形成する。つぎに塗工機(11)により、この補強芯
材(1) 両側縁部寄りの、樋耳部(4) を形成すべき部分の
両側に、酢酸ビニル−エチレン共重合体樹脂接着剤を塗
布したのち、乾燥器(12)を経て接着剤層(5) を形成し、
最後に、これらの接着剤層(5) を有する補強芯材(1) を
巻取り機(13)でコイル状に巻き取るものである。
まず図3に示すように、多数の連続モノフィラメントよ
りなる強化繊維束(6) を複数本幅方向に等間隔配列し、
粉末状のマトリックス樹脂粉体(8) が流動している槽
(7) 内に導き、該槽(7) 内の濃密な粉体樹脂懸濁部にお
いて該槽(7) 内に設置した複数本のバーを介して強化繊
維束(6) を通過させることにより、強化繊維束(6) をモ
ノフィラメント状に開繊させ、同時に塩化ビニル系樹脂
粉体(8) の付着を行なう。その後、上下一対の樹脂粉体
付着強化繊維の間に補強材(9) を挟みながら、加熱ピン
チロール(10)にて加熱加圧しシート化して、補強芯材
(1) を形成する。つぎに塗工機(11)により、この補強芯
材(1) 両側縁部寄りの、樋耳部(4) を形成すべき部分の
両側に、酢酸ビニル−エチレン共重合体樹脂接着剤を塗
布したのち、乾燥器(12)を経て接着剤層(5) を形成し、
最後に、これらの接着剤層(5) を有する補強芯材(1) を
巻取り機(13)でコイル状に巻き取るものである。
【0018】ここで、接着剤層(5) を構成する樹脂とし
ては、酢酸ビニル−エチレン系、酢酸ビニル−エチレン
−塩化ビニル系共重合体樹脂等が好適であり、補強芯材
(1)とのぬれ性をあげるため、酢酸ビニル含有量が60
〜80重量%であるものが好ましい。
ては、酢酸ビニル−エチレン系、酢酸ビニル−エチレン
−塩化ビニル系共重合体樹脂等が好適であり、補強芯材
(1)とのぬれ性をあげるため、酢酸ビニル含有量が60
〜80重量%であるものが好ましい。
【0019】また強化繊維束(6) は、ガラス繊維、カー
ボン繊維、セラミック繊維、ポリアマイド繊維、ポリエ
ステル繊維など通常熱可塑性樹脂の補強材として用いら
れる繊維束であればよく、材質、形状は特に限定されな
い。強化繊維束(6) の表面には、熱可塑性樹脂との接着
性を向上させるためにプライマーやカップリング剤によ
る表面処理や表面変性処理が行なわれていても良い。
ボン繊維、セラミック繊維、ポリアマイド繊維、ポリエ
ステル繊維など通常熱可塑性樹脂の補強材として用いら
れる繊維束であればよく、材質、形状は特に限定されな
い。強化繊維束(6) の表面には、熱可塑性樹脂との接着
性を向上させるためにプライマーやカップリング剤によ
る表面処理や表面変性処理が行なわれていても良い。
【0020】流動槽(7) の構造、条件などは適宜に決め
ればよく、例えば、振動を付与させることもある。
ればよく、例えば、振動を付与させることもある。
【0021】塩化ビニル系樹脂粉体(8) は、後に補強芯
材(1) 表面に被覆される硬質塩化ビニル樹脂と接着性の
良い塩化ビニルの重合体またはその共重合体樹脂であ
り、これには安定剤、可塑剤、着色剤などの添加剤、及
びタルク、マイカや炭酸カルシウムなどの充填剤が配合
されてもよい。
材(1) 表面に被覆される硬質塩化ビニル樹脂と接着性の
良い塩化ビニルの重合体またはその共重合体樹脂であ
り、これには安定剤、可塑剤、着色剤などの添加剤、及
びタルク、マイカや炭酸カルシウムなどの充填剤が配合
されてもよい。
【0022】また補強材(9) としては、不織布、織布、
ネットなどが用いられる。
ネットなどが用いられる。
【0023】さらに、加熱ピンチロール(10)の形状、加
熱条件、加圧条件は適宜決めれば良い。
熱条件、加圧条件は適宜決めれば良い。
【0024】塗工機(11)の条件は、酢酸ビニル−エチレ
ン系共重合体樹脂接着剤の状態により適宜に決められ、
該接着剤層(5) の塗膜厚は、通常30〜70μmが一般
的である。
ン系共重合体樹脂接着剤の状態により適宜に決められ、
該接着剤層(5) の塗膜厚は、通常30〜70μmが一般
的である。
【0025】乾燥機(12)による乾燥方法は、熱風、遠赤
外線が一般的であり、条件は適宜決めればよく、塗布条
件によっては、使用しなくても良い。
外線が一般的であり、条件は適宜決めればよく、塗布条
件によっては、使用しなくても良い。
【0026】補強芯材(1) の全体厚みは、500〜10
00μmが一般的である。
00μmが一般的である。
【0027】つぎに、図4に示すように、コイルより繰
り出した前記繊維強化塩化ビニル系樹脂よりなる補強芯
材(1) は、ロールフォーミングあるいはシューフォーミ
ング等のフォーミング装置(14)に通され、樋耳部(4) の
補強芯材部分(1a)が、外側に横断面ループ形に曲げ加工
されて、いわゆる外巻きの中空状となされるか(図1参
照)、または内側に横断面ループ形に折り曲げ加工され
て、いわゆる内巻きの中空状となされて(図2参照)、
両上縁部に中空構造の樋耳部(4) がそれぞれ設けられた
雨樋形状に賦形される。このとき補強芯材(1) の両方の
側縁部はフォーミング装置(14)に固定されて、金型内に
通された棒状のコア(図示略)に包みこむように長手方
向に沿って折り曲げて横断面ループ形とし、その終縁部
(1c)が、樋本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部の
内面または外面に接着剤層(5) を介して当接するように
保持されることにより、樋耳部(4) が形成される。この
ように雨樋形状に賦形された補強芯材(1) は予備加熱装
置(15)を通り、押出機(16)のクロスヘッド金型(17)に導
入され、そこで樋耳部(4) の外表面とその他の樋本体部
(3) 両面とに、溶融した硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆
され、樹脂被覆層(2) が形成される。予備加熱段階で
は、かならずしも当接した樋耳部(4) の補強芯材部分(1
a)は樋本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部に接着
されていなくてもよい。
り出した前記繊維強化塩化ビニル系樹脂よりなる補強芯
材(1) は、ロールフォーミングあるいはシューフォーミ
ング等のフォーミング装置(14)に通され、樋耳部(4) の
補強芯材部分(1a)が、外側に横断面ループ形に曲げ加工
されて、いわゆる外巻きの中空状となされるか(図1参
照)、または内側に横断面ループ形に折り曲げ加工され
て、いわゆる内巻きの中空状となされて(図2参照)、
両上縁部に中空構造の樋耳部(4) がそれぞれ設けられた
雨樋形状に賦形される。このとき補強芯材(1) の両方の
側縁部はフォーミング装置(14)に固定されて、金型内に
通された棒状のコア(図示略)に包みこむように長手方
向に沿って折り曲げて横断面ループ形とし、その終縁部
(1c)が、樋本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部の
内面または外面に接着剤層(5) を介して当接するように
保持されることにより、樋耳部(4) が形成される。この
ように雨樋形状に賦形された補強芯材(1) は予備加熱装
置(15)を通り、押出機(16)のクロスヘッド金型(17)に導
入され、そこで樋耳部(4) の外表面とその他の樋本体部
(3) 両面とに、溶融した硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆
され、樹脂被覆層(2) が形成される。予備加熱段階で
は、かならずしも当接した樋耳部(4) の補強芯材部分(1
a)は樋本体部(3) の補強芯材部分(1b)の両側縁部に接着
されていなくてもよい。
【0028】雨樋形状の補強芯材(1) に硬質塩化ビニル
樹脂が押出被覆されてなる雨樋の半製品(18)は、クロス
ヘッド金型(17)から導出され、引き続き冷却金型等から
なるサイジング装置(19)に通され、そこで表面仕上げや
雨樋の形状出しが行なわれる。
樹脂が押出被覆されてなる雨樋の半製品(18)は、クロス
ヘッド金型(17)から導出され、引き続き冷却金型等から
なるサイジング装置(19)に通され、そこで表面仕上げや
雨樋の形状出しが行なわれる。
【0029】その後、キャタピラ式やベルト式の引取り
機(20)で引き取られ、プレス式やチップ式等の切断機(2
1)で一定長さに切断され、雨樋製品(22)が製造される。
機(20)で引き取られ、プレス式やチップ式等の切断機(2
1)で一定長さに切断され、雨樋製品(22)が製造される。
【0030】
【作用】上記において、本発明の雨樋によれば、横断面
ループ形に曲げられた樋耳部の補強芯材部分の終縁部
が、酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤層を介
して樋本体部の補強芯材部分の側縁部に接合されている
から、該接合部分の接着力が非常に大きいものとなり、
樋耳部に充分な機械的強度を発現することができて、四
季や昼夜の温度変化などによる樋耳部の変形や開き、取
付具からの抜け、あるいは積雪時の荷重に耐えかねての
樋耳部の割れ、取付具からの抜けなどを防止できて、樋
耳部の機能を充分に発揮することができる。
ループ形に曲げられた樋耳部の補強芯材部分の終縁部
が、酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤層を介
して樋本体部の補強芯材部分の側縁部に接合されている
から、該接合部分の接着力が非常に大きいものとなり、
樋耳部に充分な機械的強度を発現することができて、四
季や昼夜の温度変化などによる樋耳部の変形や開き、取
付具からの抜け、あるいは積雪時の荷重に耐えかねての
樋耳部の割れ、取付具からの抜けなどを防止できて、樋
耳部の機能を充分に発揮することができる。
【0031】また本発明の雨樋の製造方法によれば、補
強芯材の樋耳部を形成すべき補強芯材部分の終縁部に、
酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤を塗布し乾
燥して接着剤層を形成しておき、樋耳部の補強芯材部分
を横断面ループ形に折り曲げ加工して、該補強芯材部分
の終縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤
層が、樋本体部の補強芯材部分の側縁部に当接するよう
に賦形し、賦形後の補強芯材の外表面に、引き続き硬質
塩化ビニル樹脂を押し出し被覆しているから、補強芯材
の成形速度を落とすことなく、上記のようにすぐれた性
能を有する雨樋を効率良く生産することができる。
強芯材の樋耳部を形成すべき補強芯材部分の終縁部に、
酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤を塗布し乾
燥して接着剤層を形成しておき、樋耳部の補強芯材部分
を横断面ループ形に折り曲げ加工して、該補強芯材部分
の終縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤
層が、樋本体部の補強芯材部分の側縁部に当接するよう
に賦形し、賦形後の補強芯材の外表面に、引き続き硬質
塩化ビニル樹脂を押し出し被覆しているから、補強芯材
の成形速度を落とすことなく、上記のようにすぐれた性
能を有する雨樋を効率良く生産することができる。
【0032】
実施例1 上記本発明の方法の実施工程に従って、図1に示す雨樋
(22)を製造した。
(22)を製造した。
【0033】まず繊維強化熱可塑性樹脂シートよりなる
補強芯材(1) を、以下の方法により製造した。
補強芯材(1) を、以下の方法により製造した。
【0034】すなわち、図3において、強化繊維束(6)
としてガラスロービング(日東紡株式会社製、品番#4
400:繊維径23μm、モノフィラメント4000本
の束)を上層、下層に各々12本用いて、横方向に配列
しガイドバーを経由させながら、平均粒径150μmの
塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂粉体(信越化学工業株式会
社製、品番MA800S、酢酸ビニル含有量:7重量
%)を分散させて流動状態にある槽(8) 内へと導入し
た。そしてロービングよりなる強化繊維束(6) を槽内に
設置した3本のバーに沿わせながら流動床を通過させる
ことにより、モノフィラメント状に開繊し、塩化ビニル
樹脂粉体を付着させた。
としてガラスロービング(日東紡株式会社製、品番#4
400:繊維径23μm、モノフィラメント4000本
の束)を上層、下層に各々12本用いて、横方向に配列
しガイドバーを経由させながら、平均粒径150μmの
塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂粉体(信越化学工業株式会
社製、品番MA800S、酢酸ビニル含有量:7重量
%)を分散させて流動状態にある槽(8) 内へと導入し
た。そしてロービングよりなる強化繊維束(6) を槽内に
設置した3本のバーに沿わせながら流動床を通過させる
ことにより、モノフィラメント状に開繊し、塩化ビニル
樹脂粉体を付着させた。
【0035】つぎに、上下両側の強化繊維束(6) の間に
ガラスクロス(日東紡株式会社製、品番WK2020
A)よりなる補強材(9) を挟みながら、これらを加熱ピ
ンチロール(10)へと引き込み、ロール温度230℃の条
件で加熱溶融し、シート状の補強芯材(1) を形成した。
つぎに塗工機(11)にて、酢酸ビニル−エチレン共重合体
樹脂エマルジョン(酢酸ビニル含有量:80重量%)よ
りなる接着剤を、補強芯材(1) のシート両側縁寄り部分
に幅15mm、厚さ50μmに連続的に塗布し、120
℃の熱風乾燥機(12)を通し、空冷した後、巻取り機(13)
によりコイル状に巻取った。
ガラスクロス(日東紡株式会社製、品番WK2020
A)よりなる補強材(9) を挟みながら、これらを加熱ピ
ンチロール(10)へと引き込み、ロール温度230℃の条
件で加熱溶融し、シート状の補強芯材(1) を形成した。
つぎに塗工機(11)にて、酢酸ビニル−エチレン共重合体
樹脂エマルジョン(酢酸ビニル含有量:80重量%)よ
りなる接着剤を、補強芯材(1) のシート両側縁寄り部分
に幅15mm、厚さ50μmに連続的に塗布し、120
℃の熱風乾燥機(12)を通し、空冷した後、巻取り機(13)
によりコイル状に巻取った。
【0036】なお、成形速度は、1.0m/分、ガラス
繊維強化PVCシートよりなる補強芯材(1) は、平均厚
み500μm、幅400mmである。
繊維強化PVCシートよりなる補強芯材(1) は、平均厚
み500μm、幅400mmである。
【0037】上記ガラス繊維強化PVCシートを補強芯
材(1) とし、図4に示す雨樋製造装置を用いて、図1に
示す雨樋(22)を製造した。
材(1) とし、図4に示す雨樋製造装置を用いて、図1に
示す雨樋(22)を製造した。
【0038】まずコイルより繰り出した補強芯材(1) を
15段からなるシューフォーミング装置(14)にて、その
樋耳部(4) の補強芯材部分(1a)が外側に横断面ループ形
となるように曲げ加工して、いわゆる外巻きの中空構造
とし、図1に示す雨樋形状に賦形し、この樋耳部(4) の
補強芯材部分(1a)の終縁部(1c)を、樋本体部(3) の補強
芯材部分(1b)の両側縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重
合体樹脂の接着剤層(5) に当接せしめた。ついで、これ
を80℃の温風予備加熱装置(12)を通過させ、クロスヘ
ッド金型(17)に導入し、樋耳部(4) 内面を除く全面に硬
質塩化ビニル樹脂(重合度800)を185℃で500
μmの厚さに溶融押出して被覆して、樹脂被覆層(2) を
形成し、図1に示すような樋耳部(4) が設けられた雨樋
の半製品(18)を成形した。この時、樋耳部(4) には、ス
テンレス鋼製のコアを配置し、耳形状が変形しないよう
にした。ついで、サイジング装置(19)により表面を仕上
げ、併せて冷却を行ない、引取り機(20)で引き取ったの
ち、4mに切断し、雨樋(22)を製造した。この時の成形
速度は1.5m/分であった。
15段からなるシューフォーミング装置(14)にて、その
樋耳部(4) の補強芯材部分(1a)が外側に横断面ループ形
となるように曲げ加工して、いわゆる外巻きの中空構造
とし、図1に示す雨樋形状に賦形し、この樋耳部(4) の
補強芯材部分(1a)の終縁部(1c)を、樋本体部(3) の補強
芯材部分(1b)の両側縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重
合体樹脂の接着剤層(5) に当接せしめた。ついで、これ
を80℃の温風予備加熱装置(12)を通過させ、クロスヘ
ッド金型(17)に導入し、樋耳部(4) 内面を除く全面に硬
質塩化ビニル樹脂(重合度800)を185℃で500
μmの厚さに溶融押出して被覆して、樹脂被覆層(2) を
形成し、図1に示すような樋耳部(4) が設けられた雨樋
の半製品(18)を成形した。この時、樋耳部(4) には、ス
テンレス鋼製のコアを配置し、耳形状が変形しないよう
にした。ついで、サイジング装置(19)により表面を仕上
げ、併せて冷却を行ない、引取り機(20)で引き取ったの
ち、4mに切断し、雨樋(22)を製造した。この時の成形
速度は1.5m/分であった。
【0039】この雨樋(22)を長さ1mに切断して試験片
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後、
熱変形状態を観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び
樋本体開口部の開きは共に非常に小さいものであり、従
来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後、
熱変形状態を観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び
樋本体開口部の開きは共に非常に小さいものであり、従
来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
【0040】つぎに、長さ20mmに切断した雨樋(22)
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重42Kgで積層部が剥離し
た。
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重42Kgで積層部が剥離し
た。
【0041】実施例2 図3に示す塗工機(11)で補強芯材(1) のシート両側縁寄
り部分に塗布した接着剤樹脂が、酢酸ビニル−エチレン
−塩化ビニル共重合体樹脂エマルジョン(酢酸ビニル含
有量:60重量%)である以外は、実施例1の場合と同
様の方法で雨樋(22)を製造した。
り部分に塗布した接着剤樹脂が、酢酸ビニル−エチレン
−塩化ビニル共重合体樹脂エマルジョン(酢酸ビニル含
有量:60重量%)である以外は、実施例1の場合と同
様の方法で雨樋(22)を製造した。
【0042】この雨樋(22)を長さ1mに切断して試験片
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後、
熱変形状態を観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び
樋本体開口部の開きは共に非常に小さいものであり、従
来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後、
熱変形状態を観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び
樋本体開口部の開きは共に非常に小さいものであり、従
来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
【0043】つぎに、長さ20mmに切断した雨樋(22)
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重40kgで積層部が剥離し
た。
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重40kgで積層部が剥離し
た。
【0044】比較例1 比較のために、補強芯材(1) のシート両側縁寄り部分に
接着剤樹脂を塗布しない以外は、実施例1の場合と同様
の方法で雨樋を製造した。
接着剤樹脂を塗布しない以外は、実施例1の場合と同様
の方法で雨樋を製造した。
【0045】この雨樋(22)を長さ1mに切断して試験片
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後
熱、変形状態を観察したところ、樋耳部(4) に若干蛇行
が見られたが、樋本体開口部の開きは非常に小さいもの
であり、従来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後
熱、変形状態を観察したところ、樋耳部(4) に若干蛇行
が見られたが、樋本体開口部の開きは非常に小さいもの
であり、従来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
【0046】つぎに、長さ20mmに切断した雨樋(22)
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重17kgで積層部が剥離し
た。
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重17kgで積層部が剥離し
た。
【0047】比較例2 図3に示す塗工機(11)で補強芯材(1) のシート両側縁寄
り部分に塗布した接着剤樹脂が、エチレン−アクリル酸
共重合体樹脂エマルジョン(三井石油化学工業株式会社
製、商品名ケミパールS−100)である以外は、実施
例1の場合と同様の方法で実施した。しかし、塗布乾燥
直後、上記樹脂層が補強芯材シートから剥離したため、
実験を中止した。
り部分に塗布した接着剤樹脂が、エチレン−アクリル酸
共重合体樹脂エマルジョン(三井石油化学工業株式会社
製、商品名ケミパールS−100)である以外は、実施
例1の場合と同様の方法で実施した。しかし、塗布乾燥
直後、上記樹脂層が補強芯材シートから剥離したため、
実験を中止した。
【0048】比較例3 図3に示す塗工機(11)で補強芯材(1) のシート両側縁寄
り部分に塗布した接着剤樹脂が、酢酸ビニル−スチレン
共重合体樹脂(酢酸ビニル含有量:40重量%)をトル
エンで30%の分散液にしたものである以外は、実施例
1の場合と同様の方法で雨樋(22)を製造した。
り部分に塗布した接着剤樹脂が、酢酸ビニル−スチレン
共重合体樹脂(酢酸ビニル含有量:40重量%)をトル
エンで30%の分散液にしたものである以外は、実施例
1の場合と同様の方法で雨樋(22)を製造した。
【0049】この雨樋(22)を長さ1mに切断して試験片
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後、
熱変形状態を観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び
樋本体開口部の開きは共に非常に小さいものであり、従
来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
とし、これを80℃のオーブン中に3時間放置した後、
熱変形状態を観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び
樋本体開口部の開きは共に非常に小さいものであり、従
来の樋規格内に充分収まるレベルであった。
【0050】つぎに、長さ20mmに切断した雨樋(22)
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重23Kgで積層部が剥離し
た。
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重23Kgで積層部が剥離し
た。
【0051】比較例4 図3に示す塗工機(11)で補強芯材(1) のシート両側縁寄
り部分に塗布した接着剤樹脂が、平均粒径150μmの
塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂粉体(信越化学工業株式会
社製、品番MA800S)を183℃の条件で溶融した
ものであり、熱風乾燥機(12)を使わなかった以外は、実
施例1の場合と同様の方法で雨樋(22)を製造した この雨樋(22)を長さ1mに切断して試験片とし、これを
80℃のオーブン中に3時間放置した後、熱変形状態を
観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び樋本体開口部
の開きは共に非常に小さいものであり、従来の樋規格内
に充分収まるレベルであった。
り部分に塗布した接着剤樹脂が、平均粒径150μmの
塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂粉体(信越化学工業株式会
社製、品番MA800S)を183℃の条件で溶融した
ものであり、熱風乾燥機(12)を使わなかった以外は、実
施例1の場合と同様の方法で雨樋(22)を製造した この雨樋(22)を長さ1mに切断して試験片とし、これを
80℃のオーブン中に3時間放置した後、熱変形状態を
観察したところ、樋耳部(4) の熱変形及び樋本体開口部
の開きは共に非常に小さいものであり、従来の樋規格内
に充分収まるレベルであった。
【0052】つぎに、長さ20mmに切断した雨樋(22)
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重20Kgで積層部が剥離し
た。
の樋耳部(4) の補強芯積層部の剥離評価を引っ張り試験
にて行なった結果、最大荷重20Kgで積層部が剥離し
た。
【0053】なお、この比較例4では、上記実施例1と
同一条件では同等の接着強度は得られなかったが、成形
速度を落とせば、実施例1と同等の接着強度の向上も期
待できると思われる、しかしながら、それでは、生産性
が落ちるという問題がある。
同一条件では同等の接着強度は得られなかったが、成形
速度を落とせば、実施例1と同等の接着強度の向上も期
待できると思われる、しかしながら、それでは、生産性
が落ちるという問題がある。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明による雨樋
は、上述のように、繊維強化塩化ビニル系樹脂シートよ
りなる補強芯材に硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆されて
なりかつ中空状の耳部を有しており、樋耳部の補強芯材
部分が横断面ループ形に曲げられ、樋耳部の補強芯材部
分の終縁部が、酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接
着剤層を介して樋本体部の補強芯材部分の側縁部に接合
されているから、該接合部分の接着力が非常に大きいも
のとなり、樋耳部に充分な機械的強度を発現することが
できて、四季や昼夜の温度変化などによる樋耳部の変形
や開き、取付具からの抜け、あるいは積雪時の荷重に耐
えかねての樋耳部の割れ、取付具からの抜けなどを防止
できて、樋耳部の機能を充分に発揮することができ、し
かも美観に優れている。
は、上述のように、繊維強化塩化ビニル系樹脂シートよ
りなる補強芯材に硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆されて
なりかつ中空状の耳部を有しており、樋耳部の補強芯材
部分が横断面ループ形に曲げられ、樋耳部の補強芯材部
分の終縁部が、酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接
着剤層を介して樋本体部の補強芯材部分の側縁部に接合
されているから、該接合部分の接着力が非常に大きいも
のとなり、樋耳部に充分な機械的強度を発現することが
できて、四季や昼夜の温度変化などによる樋耳部の変形
や開き、取付具からの抜け、あるいは積雪時の荷重に耐
えかねての樋耳部の割れ、取付具からの抜けなどを防止
できて、樋耳部の機能を充分に発揮することができ、し
かも美観に優れている。
【0055】また本発明の雨樋の製造方法によれば、補
強芯材の樋耳部を形成すべき補強芯材部分の終縁部に、
酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤を塗布し乾
燥して接着剤層を形成しておき、樋耳部の補強芯材部分
を横断面ループ形に折り曲げ加工して、該補強芯材部分
の終縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤
層が、樋本体部の補強芯材部分の側縁部に当接するよう
に賦形し、賦形後の補強芯材の外表面に、引き続き硬質
塩化ビニル樹脂を押し出し被覆しているから、補強芯材
の成形速度を落とすことなく、上記のようにすぐれた性
能を有する雨樋を効率良く生産することができ、ひいて
は雨樋の製造コストが安くつくという効果を奏する。
強芯材の樋耳部を形成すべき補強芯材部分の終縁部に、
酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤を塗布し乾
燥して接着剤層を形成しておき、樋耳部の補強芯材部分
を横断面ループ形に折り曲げ加工して、該補強芯材部分
の終縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤
層が、樋本体部の補強芯材部分の側縁部に当接するよう
に賦形し、賦形後の補強芯材の外表面に、引き続き硬質
塩化ビニル樹脂を押し出し被覆しているから、補強芯材
の成形速度を落とすことなく、上記のようにすぐれた性
能を有する雨樋を効率良く生産することができ、ひいて
は雨樋の製造コストが安くつくという効果を奏する。
【図1】本発明による雨樋の具体例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本発明による雨樋のいま1つの具体例を示す断
面図である。
面図である。
【図3】補強芯材の製造装置の具体例を示す概略図であ
る。
る。
【図4】本発明の方法を実施する装置の具体例を示す概
略図である。
略図である。
1 補強芯材 1a 樋耳部の補強芯材部分 1b 樋本体部の補強芯材部分 1c 補強芯材終縁部 2 硬質塩化ビニル樹脂層 3 樋本体部 4 樋耳部 5 酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤
層 6 強化繊維束 7 樹脂流動槽 8 粉体樹脂 9 補強材 10 加熱ピンチロール 11 塗工機 12 乾燥機 13 巻取り機 14 フォーミング装置 15 予備加熱装置 16 押出機 17 クロスヘッド金型 18 雨樋半製品 19 サイジング装置 20 引取り機 21 切断機 22 雨樋製品
層 6 強化繊維束 7 樹脂流動槽 8 粉体樹脂 9 補強材 10 加熱ピンチロール 11 塗工機 12 乾燥機 13 巻取り機 14 フォーミング装置 15 予備加熱装置 16 押出機 17 クロスヘッド金型 18 雨樋半製品 19 サイジング装置 20 引取り機 21 切断機 22 雨樋製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 309:08 B29L 31:10
Claims (2)
- 【請求項1】 繊維強化塩化ビニル系樹脂シートよりな
る補強芯材に硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆されてなり
かつ中空状の耳部を持つ雨樋において、樋耳部の補強芯
材部分が横断面ループ形に曲げられ、樋耳部の補強芯材
部分の終縁部が、酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂
接着剤層を介して樋本体部の補強芯材部分の側縁部に接
合されていることを特徴とする雨樋。 - 【請求項2】 繊維強化塩化ビニル系樹脂シートよりな
る補強芯材に硬質塩化ビニル樹脂が押出被覆されてなり
かつ中空状の耳部を持つ雨樋の製造方法であって、補強
芯材の樋耳部を形成すべき補強芯材部分の終縁部に、酢
酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤を塗布し乾燥
して接着剤層を形成しておき、樋耳部の補強芯材部分を
横断面ループ形に折り曲げ加工して、該補強芯材部分の
終縁部の酢酸ビニル−エチレン系共重合体樹脂接着剤層
が、樋本体部の補強芯材部分の側縁部に当接するように
賦形し、賦形後の補強芯材の外表面に、引き続き硬質塩
化ビニル樹脂を押し出し被覆することを特徴とする雨樋
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5313424A JPH07166664A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 雨樋及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5313424A JPH07166664A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 雨樋及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07166664A true JPH07166664A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18041135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5313424A Pending JPH07166664A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 雨樋及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07166664A (ja) |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP5313424A patent/JPH07166664A/ja active Pending
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