JPH07167143A - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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JPH07167143A
JPH07167143A JP5342272A JP34227293A JPH07167143A JP H07167143 A JPH07167143 A JP H07167143A JP 5342272 A JP5342272 A JP 5342272A JP 34227293 A JP34227293 A JP 34227293A JP H07167143 A JPH07167143 A JP H07167143A
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fitting hole
linear motion
guide unit
rolling guide
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Kazuhiko Tanaka
一彦 田中
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    • F16C29/084—Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
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    • F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
    • F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
    • F16C29/065—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with rollers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、下面シールの着脱が容易であり、
軌道レールにスライダを跨架した状態でスライダの下面
と軌道レールの下端との高さを十分に確保できる直動転
がり案内ユニットを提供する。 【構成】 エンドキャップ15は、軌道レール側の下面
に先端に係止部24を有する突出部23を形成する。下
面シール11は芯金部材27と弾性部材30とから成
り、弾性部材30に形成した挿入孔33の縁部34は芯
金部材27に形成した嵌合孔28の内側に位置するよう
に構成されている。下面シール11は、縁部34を弾性
変形させながらエンドキャップ15の突出部23に嵌合
させ、係止部24を芯金部材27の嵌合孔28の縁部即
ち係止爪29に係合させる。下面シール11はケーシン
グ8の砥石スペース17に納まるように配置できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーシングを備えた
スライダを軌道レール上で多数の転動体を介在させて摺
動可能に構成した直動転がり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直動転がり案内ユニットは、軌道
レール上を摺動するスライダはケーシングと該ケーシン
グの両端に固定したエンドキャップを有すると共に、該
エンドキャップの両端に取り付けた側面シールとスライ
ダの下面に取り付けた下面シール、及び軌道レールに形
成した軌道溝とケーシングに形成した軌道溝との間に形
成される軌道路を転走する複数個の転動体を有してい
る。
【0003】上記のような直動転がり案内ユニットとし
て、従来、四条列無限直動転がり案内ユニットが知られ
ている。該四条列無限直動転がり案内ユニットを、図5
及び図6を参照して説明する。図5は四条列無限直動転
がり案内ユニットの一例を示す一部破断の斜視図、及び
図6は図5の四条列無限直動転がり案内ユニットにおけ
る軌道レールとスライダ間に転走可能に介在した複数個
の円筒ころの状態の一例を示す断面図である。
【0004】四条列無限直動転がり案内ユニットは、軌
道レール1、該軌道レール1に対して相対運動可能即ち
摺動可能に跨架するスライダ7、軌道レール1とスライ
ダ7と間で転走可能に介在する複数個の転動体6を有し
ている。軌道レール1は、長手方向の両側壁面2に軌道
面3を構成する凹溝5が形成されている。軌道レール1
の凹溝5の両縁部上下面は、傾斜面に上側と下側の軌道
面3が形成されている。スライダ7は、軌道レール1に
跨架するため凹部9を形成した袖部4を有するケーシン
グ8と該ケーシング8の長手方向両端面に取り付けたエ
ンドキャップ22とを有している。軌道レール1上での
スライダ7の摺動時に、軌道レール1とエンドキャップ
22との隙間をシールするため、エンドキャップ22の
端面には側面シール36が取り付けられ、また、軌道レ
ール1とケーシング8及びエンドキャップ22との間の
隙間をシールするため、スライダ7の下面には下面シー
ル26がボルト35によりケーシング8又はエンドキャ
ップ22に取り付けられている。
【0005】ケーシング8の凹部9には、軌道レール1
の上側と下側の軌道面3とに対応する部位に上側と下側
の軌道面10が形成されている。また、ケーシング8の
上側と下側の軌道面10との間には係止溝12が形成さ
れている。ケーシング8の係止溝12には、転動体6を
ケーシング8に保持するために長手方向両側縁に係止縁
19が形成された保持板18が係合している。保持板1
8は、ケーシング8に形成されたボルト挿通孔13に挿
通されたボルト20によってケーシング8に固定され、
保持板18の一部が軌道レール1の凹溝5に遊嵌されて
いる。
【0006】上記の構成によって、四条列無限直動転が
り案内ユニットは、軌道レール1の上側と下側の軌道面
3とケーシング8の上側と下側の軌道面10で軌道レー
ル1の一側面に二条、軌道レール1の両側面で計四条の
転動体6が転走する転動用負荷軌道が形成されている。
ケーシング8には戻り通路14が形成され、エンドキャ
ップ22には転動用負荷軌道と戻り通路14とを連通す
る方向転換路21が形成されている。従って、転動用負
荷軌道路、方向転換路21及び戻り通路14によって二
条の無限循環路が形成されている。これらの無限循環路
は、互いに干渉することなく、たすき掛け状に交差して
形成されている。そして、軌道レール1上をスライダ7
が摺動する時に、多数の転動体3は無限循環路をそれぞ
れ循環して転走する。
【0007】上記直動転がり案内ユニットでは、転動体
が円筒ころの例を図示して説明したが、転動体がボール
から成るものが開発されている。該直動転がり案内ユニ
ットは、軌道レールとケーシング及びエンドキャップと
の間のシールを達成するために、スライダの下面には下
面シールが取り付けられている。このような直動転がり
案内ユニットとして、実願平4−63564号公報に記
載されているものを、図7及び図8を参照して説明す
る。図7は直動転がり案内ユニットにおけるエンドキャ
ップと下面シールとの関係を示す分解斜視図、及び図8
は図7に示した直動転がり案内ユニットの下面シールの
取付構造を示す断面図である。図7及び図8において、
上記従来の直動転がり案内ユニットで示した部品と同一
の構成及び作用を有する部品には同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0008】図7及び図8に示す直動転がり案内ユニッ
トは、エンドキャップ22の下面から長手方向に伸びる
突出部23をエンドキャップ22に設け、突出部23は
その長手方向に伸びる係止部24を備えており、下面シ
ール26の芯金部材27の長手方向に形成した嵌合孔2
8の長手方向縁部で係止爪29を形成し、各突出部23
を弾性変形させて係止爪29に係合させて下面シール2
6をエンドキャップ22に取り付けたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5〜図8
に示すような直動転がり案内ユニットは、下面シール2
6がエンドキャップ22の下面にボルト35又は突出部
23により取り付けられている。そして、下面シール2
6は、取り付け方の違いにかかわらず、下面シール26
の弾性部材30のリップ部31又は当接部32が軌道レ
ール1とエンドキャップ22及びケーシング8と密接す
るように、ケーシング8又はエンドキャップ22の下面
に取り付けられている。そして、下面シール26の全体
又は一部がエンドキャップ22の下面より下方に位置し
ている。
【0010】図9は図6と同様の直動転がり案内ユニッ
トを示す概略説明図であるが、従来の直動転がり案内ユ
ニットは、図9で示すように、スライダ7を軌道レール
1に跨架させた状態において、スライダ7の下面と軌道
レール1の下面との高さH1、言い換えれば、軌道レー
ル1を固定したベース37とスライダ7の下面との間の
距離を、十分に確保することができなかった。そのた
め、スライダ7の構造の設計上の制約が発生し、スライ
ダ7の設計の自由度が制約されるという問題があった。
【0011】図7及び図8で示された直動転がり案内ユ
ニットは、前述したようにエンドキャップ22にその下
面から長手方向に伸びる突出部23を設け、下面シール
26の芯金部材27の長手方向に形成した嵌合孔28の
長手方向縁部に形成した係止爪29を突出部23に設け
た係止部24に係止させたものである。従って、直動転
がり案内ユニットは、突出部23を弾性変形させて嵌合
孔28に嵌合させ、突出部23の係止部24を嵌合孔2
8の係止爪29に係合させることにより下面シール26
をエンドキャップ22に取り付けていた。そのため、突
出部23は、突出部23を嵌合孔28に嵌合させるため
の弾性と係止部24で係止爪29を係止するための剛性
とが要求され、それらの部品の製作が複雑化すると共に
高コストになった。
【0012】また、上記の直動転がり案内ユニットのエ
ンドキャップ22の下面に形成された突出部23は、下
面シール26を取り付け或いは取り外す際に、弾性変形
させるために、破損し易かった。しかも、突出部23は
エンドキャップ22と一体に製作されているため、突出
部23が破損しただけでエンドキャップ22全体を交換
しなければならないという問題があった。
【0013】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、ケーシングの軌道レール側下面に
傾斜状の砥石スペースを形成し、エンドキャップの軌道
レール側下面をアンダカットした部分に突出部を設け、
下面シールを砥石スペースに収容すると共に、下面シー
ルの弾性部材を弾性変形させて下面シールに設けた嵌合
孔に突出部を嵌合させ、嵌合孔の縁部に形成した係止爪
に突出部に設けた係止部を係合させて取り付け、突出部
に過剰な負荷をかけることなく、下面シールのエンドキ
ャップへの取り付けを達成し、エンドキャップに形成し
た突出部の寿命を長くすることができ、且つ、下面シー
ルはスライダの下面から突出しないから軌道レールに跨
架させたスライダの下面と軌道レールの下端との高さを
十分に確保することができる直動転がり案内ユニットを
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、長手方向両側壁面に軌道面を形成した軌道
レール、前記軌道面に対向する軌道面を形成し且つ前記
軌道レールに跨架して相対摺動可能に配置されたケーシ
ング、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエンド
キャップ、対向する前記軌道面間を転走する転動体、並
びに前記軌道レールと前記ケーシング及び前記エンドキ
ャップとの間をシールする弾性部材と該弾性部材に固着
した芯金部材とから成る下面シールを有する直動転がり
案内ユニットにおいて:前記ケーシングには軌道レール
側下面に傾斜状の砥石スペースが形成されていること;
前記エンドキャップの下面に下方に延びる突出部を設
け、該突出部の先端に前記エンドキャップの長手方向に
延びる係止部が設けられていること;前記エンドキャッ
プの前記突出部を嵌合させるため、前記下面シールの前
記芯金部材の両端部に第1嵌合孔と前記弾性部材の両端
部に第2嵌合孔をそれぞれ形成されていること;前記第
1嵌合孔の縁部が前記第2嵌合孔の内側に突出すると共
に、前記第2嵌合孔の縁部が前記第1嵌合孔の内側に突
出するように、前記第1嵌合孔と前記第2嵌合孔との一
部が非整合状態に互いに位置がずれていること;及び前
記エンドキャップの前記突出部が前記下面シールの前記
第1嵌合孔と前記第2嵌合孔とに嵌合すると共に、前記
エンドキャップの前記係止部が前記第1嵌合孔の前記縁
部に係止し、しかも前記下面シールが前記砥石スペース
内に収容されていること;から構成したことを特徴とす
る直動転がり案内ユニットに関する。
【0015】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記エンドキャップの前記突出部は前記エンドキャ
ップの軌道レール側下面をアンダカットされた取付部に
設けられているものである。
【0016】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記エンドキャップの前記突出部に設けた前記係止
部は、前記ケーシングの反対側の方向に延びているもの
である。又は、前記エンドキャップの前記突出部に設け
た前記係止部は、前記ケーシングの方向に延びているも
のである。
【0017】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記下面シールの前記芯金部材は前記エンドキャッ
プに接する側に配置されているものである。
【0018】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記エンドキャップに前記下面シールを装着する場
合に、前記第1嵌合孔の内側に突出する前記弾性部材の
前記第2嵌合孔の前記縁部を弾性変形させて前記突出部
を前記第1嵌合孔と前記第2嵌合孔とに挿入し、前記縁
部の弾性変形を復元させることによって前記係止部を前
記第2嵌合孔から突出した前記芯金部材の前記第1嵌合
孔の前記縁部に係止させたものである。
【0019】
【作用】この発明による直動転がり案内ユニットは、上
記のように構成されており、次のような作用をする。即
ち、この直動転がり案内ユニットでは、エンドキャップ
は、その下面の軌道レール側がアンダカット即ち切り欠
かれ、該下面シールの下面に突出部及び該突出部の先端
に係止部を設けている。前記下面シールは、弾性部材と
芯金部材から構成され、弾性部材の両端部に形成した第
2嵌合孔即ち挿入孔と芯金部材の両端部に形成された第
1嵌合孔即ち嵌合孔とを長手方向に位置をずらし、前記
嵌合孔の内側に前記挿入孔の縁部を突出させて位置させ
る。そのため、前記エンドキャップに下面シールを取り
付けるのに、前記突出部の前記係止部に前記芯金部材に
形成した一方の前記嵌合孔に挿入して押しつけると、該
嵌合孔の内側に位置する前記弾性部材の縁部が弾性変形
し、その状態で他方の前記嵌合孔に前記突出部の前記係
止部を挿入させる。
【0020】この際、前記下面シールの前記弾性部材の
前記縁部が復元することによって、前記挿入孔の前記縁
部が前記突出部の前記係止部の背面に弾性的に押し付け
て当接し、前記下面シールは前記エンドキャップに対し
て長手方向の位置決めが行われ、この状態で前記嵌合孔
の前記係止爪が前記突出部の前記係止部と係合して前記
下面シールは前記エンドキャップに嵌着される。同時
に、前記下面シールは、前記ケーシングの軌道面を研磨
するために形成された砥石スペース内に納まるように前
記エンドキャップに取り付けられ、前記エンドキャップ
の最下面より下方に突出しないように構成されている。
そのため、前記スライダは、その下面と前記軌道レール
の下面即ちベース上面との高さH1 が十分に確保され
る。
【0021】
【実施例】以下、図1及び図2を参照して、この発明に
よる直動転がり案内ユニットの実施例を説明する。図1
はこの発明による直動転がり案内ユニットの一実施例を
示す一部破断の側面図、及び図2は図1の直動転がり案
内ユニットにおけるエンドキャップと下面シールとの取
付構造を示す図1の線A−Aにおける断面図である。こ
の発明による直動転がり案内ユニットは、図5〜図9に
示す直動転がり案内ユニットと基本的には同一の構成を
有するものであり、該構成において下面シールとエンド
キャップとの取付構造に特徴を有するものである。そこ
で、図1及び図2において、図5〜図9で示した部品と
同一の構成及び作用を有する部品には同一の符号を付
し、ここでは重複する説明を省略する。
【0022】この発明による直動転がり案内ユニット
を、説明するために、図5及び図6も参照する。この直
動転がり案内ユニットは、長手方向両側壁面2に上側と
下側の軌道面3を形成する凹溝5を備えた軌道レール
1、及び軌道レール1に跨架して軌道レール1に対して
相対摺動可能なスライダ7から構成されている。スライ
ダ7は、軌道レール1に対して相対摺動可能なケーシン
グ8、ケーシング8の長手方向両端に取り付けたエンド
キャップ15、及び対向する軌道面3と10との間で転
走する多数の転動体6を有している。ケーシング8に
は、軌道レール1の各軌道面3に対向する位置に上側と
下側の軌道面10が形成され、各軌道面10間に係止溝
12が形成されている。ケーシング8の係止溝12に
は、転動体6を保持するために保持板18が係合し、ケ
ーシング8に保持板18がボルト20で固定されてい
る。エンドキャップ15には、転動体用負荷軌道と戻り
通路14とを連通し、多数の転動体が転走する方向を転
換する方向転換路21が形成されている。また、エンド
キャップ22は複数の取付孔に貫通させたねじ等により
ケーシング8の両端面に取り付けられている。
【0023】この直動転がり案内ユニットでは、主とし
て、砥石スペース17に下面シール11を配置して砥石
スペース17内に下面シール11を収容し、下面シール
11をエンドキャップ15に取り付けることを特徴とす
るものである。ケーシング8の凹部9を構成する軌道レ
ール1の側面に位置する袖部4の軌道レール側部分に
は、ケーシング8に形成した軌道面10を砥石で研削す
るため、軌道レール側が傾斜面の切欠部16に凹んだ状
態に形成された砥石スペース17が形成されている。エ
ンドキャップ15の下面に下方に延びる突出部23を設
け、該突出部23の先端にエンドキャップ15の長手方
向に延びる係止部24が設けられている。下面シール1
1の芯金部材27の両端部には、第1嵌合孔即ち嵌合孔
28がそれぞれ形成されている。また、下面シール11
の弾性部材30の両端部には、第2嵌合孔即ち挿入孔3
3がそれぞれ形成されている。エンドキャップ15の突
出部23は、嵌合孔28と挿入孔33に嵌合するように
構成されている。
【0024】エンドキャップ15の軌道レール側下面に
は、ケーシング8の切欠部16に合わせ、図1に示すよ
うに、アンダカット即ち切り欠かれた取付部25が形成
されている。取付部25のケーシング8側の下面には、
後述する下面シール11に形成された嵌合孔28及び挿
入孔33に嵌合する突出部23が形成され、突出部23
の先端には、ケーシング8の反対側へ延びるように屈曲
した係止部24が形成されている。突出部23及び係止
部24の下面角部には、嵌合孔28及び挿入孔33に嵌
合し易くするため、図2に示すように、面取り38が施
されている。
【0025】下面シール11は、スチール等の金属材料
から成る芯金部材27と該芯金部材27に固着したゴ
ム,プラスチック等の弾性材から成る弾性部材30とか
ら構成されている。芯金部材27には、下面シール11
をケーシング8の両側のエンドキャップ15に取り付け
る時に、エンドキャップ15の下面から突出した突出部
23が嵌合できる嵌合孔28が形成されている。弾性部
材30は、軌道レール1の長手方向両側壁面2に沿って
密封状態に当接可能なリップ部31とケーシング8の切
欠部16及びエンドキャップ15の取付部25に密封状
態に当接可能なリップ部即ち当接部32とを備えてい
る。また、弾性部材30にも、エンドキャップ15の下
面から突出した突出部23の係止部24が挿入される挿
入孔33が形成されている。挿入孔33は芯金部材27
に形成された嵌合孔28より長手方向両端部側に変位さ
せ、即ち位置をずらして形成し、挿入孔33の縁部34
は嵌合孔28の内側に位置することとなる。言い換えれ
ば、嵌合孔28の縁部が挿入孔33の内側に突出すると
共に、挿入孔33の縁部34が嵌合孔28の内側に突出
するように、嵌合孔28と挿入孔33との一部が非整合
状態に互いに位置がずれるように位置設定して、芯金部
材27と弾性部材30とが互いに固着されている。
【0026】即ち、芯金部材27に形成された嵌合孔2
8の長手方向両端縁部は、図2に示すように、弾性部材
30が固着されていない部分が形成され、該部分は、エ
ンドキャップ15の下端に突出した突出部23先端の係
止部24が係合する係止爪29となる。従って、エンド
キャップ15の突出部23が下面シール15の嵌合孔2
8と挿入孔33とに嵌合すると共に、エンドキャップ1
5の係止部24が嵌合孔28の縁部即ち係止爪29に係
止し、しかも、下面シール11が砥石スペース17内に
収容される状態にエンドキャップ15に取り付けられて
いる。
【0027】また、芯金部材27に形成された嵌合孔2
8内に位置する弾性部材30で形成された挿入孔33の
縁部34は、その弾性変形が復元されると、エンドキャ
ップ15の下面から突出した突出部23の先端に設けた
係止部24の背面に当接する。挿入孔33の縁部34
は、突出部23及び係止部24を嵌合し易く且つ弾性変
形し易くするため、図2に示されるように、上端部に面
取り39が施され、内側端の肉厚が薄く形成され、弾性
変形の弾性力が低減されている。
【0028】次に、この直動転がり案内ユニットにおい
て、下面シール11をスライダ7に取り付ける方法を説
明する。下面シール11の一方の嵌合孔28をエンドキ
ャップ15の下端に突出した突出部23の係止部24に
対向させ、下面シール11を突出部23側に移動させる
と、係止部24は芯金部材27に形成された嵌合孔28
内に入り、挿入孔33の縁部34に突き当たる。更に、
下面シール26を突出部23側に押すと、弾性材で製作
された縁部34が弾性変形をして、突出部23の係止部
24は挿入孔33内に挿入される。挿入孔33内に挿入
された突出部23の係止部24は、係止部24の背面に
縁部34の弾性力が作用し、図2に示す位置に移動し
て、芯金部材27に形成された嵌合孔28の係止爪29
に係合する。
【0029】次に、下面シール11の反対側の端部をエ
ンドキャップ15に取り付ける。この場合には、上記手
順により、エンドキャップ15の下端に形成された突出
部23及び係止爪29に下面シール11の嵌合孔28及
び挿入孔33が嵌合された突出部23の縁部34の反対
側には、図2に示すように、下面シール11とエンドキ
ャップ15とが相対移動可能なスペースが形成されてい
る。そこで、下面シール11を該スペース分だけエンド
キャップ15の突出部23側に引き寄せると、下面シー
ル11の他方の嵌合孔28は他方の突出部23の係止部
24に対向する位置に移動する。そこで、突出部23に
嵌合孔28と挿入孔33を嵌合し、弾性部材30の縁部
34の弾性変形を復元即ち解除させれば、挿入孔33に
係止部24が係合し、エンドキャップ15に下面シール
11が取り付けられる。
【0030】以上のように、エンドキャップ15に取り
付けられた下面シール11は、下面シール11に形成さ
れた両挿入孔33の縁部34が両エンドキャップ15に
形成された突出部23の係止部24の背面にそれぞれ当
接することにより長手方向の位置決めが達成される。更
に、下面シール11は、スライダ7の長手方向両端に取
り付けられる側面シール36によって確実に固定され
る。また、下面シール11は、図1に示されるように、
ケーシング8の軌道面10を研磨するために切り欠かれ
たケーシング8の切欠部16により形成される砥石スペ
ース17内で且つスライダ7の最下面より上方に納まる
ようにエンドキャップ15に取り付けることができる。
【0031】また、エンドキャップ15から下面シール
11を取り外す場合には、エンドキャップ15に対して
下面シール11を長手方向に相対移動させ、先ず、一方
の下面シール11の嵌合孔28と挿入孔33からエンド
キャップ15の突出部23を外し、次いで他方の下面シ
ール11の嵌合孔28と挿入孔33からエンドキャップ
15の突出部23を外せば、エンドキャップ15から下
面シール11を取り外すことができる。
【0032】図3はこの直動転がり案内ユニットの別の
実施例におけるエンドキャップの下端に下面シールを取
り付けた取付部の断面図である。上記実施例では、エン
ドキャップ15の下端に突出した突出部23の係止部2
4が、ケーシング8の長手方向両端に取り付けられたエ
ンドキャップ15で反対方向、即ち、それぞれ側面シー
ル36の取り付け側に屈曲されている。これに対し、図
3に示された例では、ケーシング8の両端に設けられた
エンドキャップ15の下端に突出した突出部23の係止
部24は、ケーシング8側に向くように屈曲されてい
る。その他は、基本的に同一の構成及び同一の機能を有
している。そこで、図3では、図2で示した部品と同一
の構成及び同一の作用を有する部品には同一の符号を付
し、ここでは重複する説明を省略する。
【0033】また、エンドキャップ15の下面に形成さ
れた突出部23の係止部24の先端面が、エンドキャッ
プ15のケーシング側面と同一面を成すように、突出部
23はエンドキャップ15のケーシング8側端部より中
央寄りに形成されている。この突出部23及び係止部2
4の設計変更に応じて、下面シール11に形成される嵌
合孔28及び挿入孔33の配置が変更すればよい。
【0034】この直動転がり案内ユニットは、前述のよ
うに構成されているが、前述の実施例に限定されるもの
ではない。例えば、突出部23をエンドキャップ15の
ケーシング8側の端部に形成し、係止部24の先端がケ
ーシング8側に突出するように形成しても良い。また、
この直動転がり案内ユニットは、図4に示すように、突
出部23の係止部24が同一方向を向くように屈曲する
こともできる。この構成の場合には、下面シール11の
両端を両エンドキャップ15の突出部23,係止部24
に同時に嵌着することができるため下面シール11の取
付け操作が簡単である。
【0035】
【発明の効果】この発明による直動転がり案内ユニット
は、上記のように構成されており、次のような効果を有
する。即ち、この直動転がり案内ユニットの下面シール
は、ケーシング下端の軌道レール側に形成される砥石ス
ペース内に納まるようにエンドキャップに装着され、下
面シールがエンドキャップの最下端より下方に突出する
ことはない。従って、この直動転がり案内ユニットは、
スライダを軌道レールに跨架させた状態において、スラ
イダの下面と軌道レールの下端即ちベースとの高さH1
を十分に確保することができる。
【0036】この直動転がり案内ユニットにおいて、エ
ンドキャップはその下面の軌道レール側が切り欠かれて
取付部が形成され、該取付部に先端に係止部を有する突
出部が形成されている。下面シールには芯金部材に嵌合
孔は弾性部材に挿入孔が一部重なって非整合状態に形成
されている。前記エンドキャップに前記下面シールを取
り付ける際、前記突出部に前記芯金部材に形成された前
記嵌合孔を整合させて押しつけると、前記嵌合孔の内側
に位置する前記挿入孔の縁部が弾性変形して、前記エン
ドキャップの前記突出部及び前記下面シールの前記係止
部が前記嵌合孔及び前記挿入孔に挿入される。同時に、
前記下面シールは、該挿入孔の縁部が前記突出部の前記
係止部の背面に当接することにより前記エンドキャップ
に対して長手方向の位置決めが達成され、この状態で前
記嵌合孔の係止爪が前記突出部の前記係止部と係合して
前記エンドキャップに嵌着される。
【0037】従って、この直動転がり案内ユニットは、
前記エンドキャップと前記下面シールとの着脱がきわめ
て容易であり、信頼性に富んだ安定した取付構造を提供
でき、また、直動転がり案内ユニットの製造コストが安
価であり、構造が簡単であって製造コストを低減でき
る。また、前記下面シールの前記エンドキャップに対す
る着脱の際に、前記エンドキャップの下面に突出した前
記突出部が弾性変形することがない。従って、前記突出
部を有する前記エンドキャップの製作が容易となり且つ
前記突出部を大きく形成して強度を向上させることがで
き、前記突出部が破損し難くなり、前記エンドキャップ
の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動転がり案内ユニットの一実
施例を示す一部破断の側面図である。
【図2】図1の直動転がり案内ユニットにおけるエンド
キャップと下面シールとの取付構造を示す図1の線A−
Aにおける断面図である。
【図3】この直動転がり案内ユニットの別の実施例の下
面シールの取り付け部を示す図1の線A−Aにおける断
面図である。
【図4】この直動転がり案内ユニットの更に別の実施例
の下面シールの取り付け部を示す図1の線A−Aにおけ
る断面図である。
【図5】従来の四条列無限直動転がり案内ユニットの一
例を示す一部破断の斜視図である。
【図6】図5の四条列無限直動転がり案内ユニットにお
ける軌道レールとスライダ間に転動可能に介在する複数
個の円筒ころの状態の一例を示す断面図である。
【図7】直動転がり案内ユニットにおけるエンドキャッ
プと下面シールとの関係を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示した直動転がり案内ユニットの下面シ
ールの取付構造を示す断面図である。
【図9】図6と同様の直動転がり案内ユニットの概略説
明図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 側壁面 3 軌道レールの軌道面 6 転動体 7 スライダ 8 ケーシング 10 ケーシングの軌道面 11 下面シール 15 エンドキャップ 16 切欠部(傾斜面) 17 砥石スペース 23 突出部 24 係止部 25 取付部 27 芯金部材 28 芯金部材の嵌合孔 29 係止爪 30 弾性部材 33 弾性部材の挿入孔 34 弾性部材の縁部 37 ベース 38,39 面取り

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道面を形成した軌
    道レール、前記軌道面に対向する軌道面を形成し且つ前
    記軌道レールに跨架して相対摺動可能に配置されたケー
    シング、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエン
    ドキャップ、対向する前記軌道面間を転走する転動体、
    並びに前記軌道レールと前記ケーシング及び前記エンド
    キャップとの間をシールする弾性部材と該弾性部材に固
    着した芯金部材とから成る下面シールを有する直動転が
    り案内ユニットにおいて、 前記ケーシングには軌道レール側下面に傾斜状の砥石ス
    ペースが形成されていること、 前記エンドキャップの下面に下方に延びる突出部を設
    け、該突出部の先端に前記エンドキャップの長手方向に
    延びる係止部が設けられていること、 前記エンドキャップの前記突出部を嵌合させるため、前
    記下面シールの前記芯金部材の両端部に第1嵌合孔と前
    記弾性部材の両端部に第2嵌合孔をそれぞれ形成されて
    いること、 前記第1嵌合孔の縁部が前記第2嵌合孔の内側に突出す
    ると共に、前記第2嵌合孔の縁部が前記第1嵌合孔の内
    側に突出するように、前記第1嵌合孔と前記第2嵌合孔
    との一部が非整合状態に互いに位置がずれていること、
    及び前記エンドキャップの前記突出部が前記下面シール
    の前記第1嵌合孔と前記第2嵌合孔とに嵌合すると共
    に、前記エンドキャップの前記係止部が前記第1嵌合孔
    の前記縁部に係止し、しかも前記下面シールが前記砥石
    スペース内に収容されていること、 から構成したことを特徴とする直動転がり案内ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記エンドキャップの前記突出部は、前
    記エンドキャップの軌道レール側下面をアンダカットさ
    れた取付部に設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の直動転がり案内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記エンドキャップの前記突出部に設け
    た前記係止部は、前記ケーシングの反対側の方向に延び
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の直動転
    がり案内ユニット。
  4. 【請求項4】 前記エンドキャップの前記突出部に設け
    た前記係止部は、前記ケーシングの方向に延びているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の直動転がり案内
    ユニット。
  5. 【請求項5】 前記下面シールの前記芯金部材は前記エ
    ンドキャップに接する側に配置されていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の直動転がり案内ユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 前記エンドキャップに前記下面シールを
    装着する場合に、前記第1嵌合孔の内側に突出する前記
    弾性部材の前記第2嵌合孔の前記縁部を弾性変形させて
    前記突出部を前記第1嵌合孔と前記第2嵌合孔とに挿入
    し、前記縁部の弾性変形を復元させることによって前記
    係止部を前記第2嵌合孔から突出した前記芯金部材の前
    記第1嵌合孔の前記縁部に係止させたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の直動転がり案内ユニッ
    ト。
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