JPH07167628A - 隙間と段差の計測方法 - Google Patents

隙間と段差の計測方法

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JPH07167628A
JPH07167628A JP5312960A JP31296093A JPH07167628A JP H07167628 A JPH07167628 A JP H07167628A JP 5312960 A JP5312960 A JP 5312960A JP 31296093 A JP31296093 A JP 31296093A JP H07167628 A JPH07167628 A JP H07167628A
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直次 山岡
Koji Oda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリット光を照射する投光器と、ワークに照
射されたスリット光が描く光切断像を撮像する撮像器と
を備える光学式測定装置を用い、ワークの隣接する2つ
のエッジ部間の隙間と段差とを精度良く計測できるよう
にする。 【構成】 2つのエッジ部間で分断される2つの光切断
画像S1、S2の夫々について各光切断画像の直線状に
延在する部分を表わす第1の直線の方程式L1、L3と
第1の直線に直交し各光切断画像の各エッジ部側の端点
A1、A2を通る第2の直線L2、L4の方程式とを求
める。第1と第2の両直線の交点Q1、Q2の座標を算
定し、一方の光切断画像S1から算定される交点Q1の
座標と他方の光切断画像S2から算定される交点Q2の
座標とからエッジ部間の隙間と段差とを計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体等のワーク
の隣接する2つのエッジ部間の隙間と段差を計測する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体には、図1(a)に示すフロン
トフェンダaとドアbのエッジ部や、図1(b)に示すフ
ロント側とリヤ側の両ドアb,bのエッジ部や、図1
(c)に示すサイドパネルcとルーフdのエッジ部といっ
た2つのエッジ部が隣接する部分があり、車体の組立精
度を確保する上で隣接する2つのエッジ部間の隙間や段
差を管理する必要がある。従来、この隙間と段差はゲー
ジ等を用いて接触方式で計測しているが、これでは車体
に傷が付くおそれがある。
【0003】また、ワークにスリット光を照射する投光
器と、ワークに照射されたスリット光が描く光切断像を
撮像する撮像器とを備える光学式測定装置を用い、撮像
器の画面上の光切断画像からワークの形状や位置を計測
する方法が知られており、これを利用してルーフとスラ
イドルーフとの間の段差を計測する方法が特開昭63−
61107号公報で知られている。このものでは、光切
断画像のルーフ側の線とスライドルーフ側の線とのずれ
量からルーフとスライドルーフとの間の段差を計測して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した光学式測定装
置を用いて隣接する2つのエッジ部間の隙間と段差とを
計測することも考えられる。この場合、2つのエッジ部
に跨がるようにスリット光を照射して光切断像を撮像す
ると、画面上には一方のエッジ部で終端する光切断画像
と他方のエッジ部で終端する光切断画像とが現われ、両
光切断画像の各エッジ部側の端部の位置からエッジ部間
の隙間と段差とを計測することが可能になる。
【0005】然し、光切断画像の端部はエッジ部の折曲
アールに対応するアールの付いた先細の湾曲形状にな
り、画面上で端部の位置を1点に特定して計測すること
ができず、エッジ部間の隙間と段差とを精度良く計測す
ることは困難である。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決し、上記の
如き光学式測定装置を用いてエッジ部間の隙間と段差と
を非接触で精度良く計測し得るようにした方法を提供を
することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、ワークにスリット光を照射する投光器と、ワ
ークに照射されたスリット光が描く光切断像を撮像する
撮像器とを備える光学式測定装置を用い、撮像器の画面
上の光切断画像からワークの隣接する2つのエッジ部間
の隙間と段差とを計測する方法において、2つのエッジ
部間で分断される2つの光切断画像の夫々について各光
切断画像の直線状に延在する部分を表わす第1の直線の
方程式と第1の直線に直交し各光切断画像の各エッジ部
側の端点を通る第2の直線の方程式とを求めて、第1と
第2の両直線の交点の座標を算定し、一方の光切断画像
から算定される交点の座標と他方の光切断画像から算定
される交点の座標とから前記隙間と段差とを計測するこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】第1と第2の両直線の交点はエッジ部を直角に
折り曲げた場合の角部に対応する点になり、この交点の
座標からエッジ部の位置を正確に特定できる。そして、
2つの光切断画像から算定される2つの交点の座標値の
差として2つのエッジ部間の隙間と段差とを精度良く計
測できる。
【0009】
【実施例】図1(a)に示すフロントフェンダaとドアb
とのエッジ部間の隙間と段差とを計測する実施例につい
て説明する。図2を参照して、1はスリット光を照射す
る投光器、2はCCDカメラ等から成る撮像器であり、
投光器1からフロントフェンダaとドアbとに跨がるよ
うにスリット光を照射し、スリット光の光面に対し光軸
が所定角度(例えば45°)で斜交するように配置した
撮像器2でスリット光の照射部分を撮像する。
【0010】上記の如くスリット光を照射すると、フロ
ントフェンダa上とドアb上と両者a,bの間隙に臨む
フロントフェンダaの裏側のフランジ上とに夫々光切断
像s1、s2、s3が描かれ、撮像器2の画面上に図3
に示す如く3つの光切断画像S1、S2、S3が現われ
る。尚、各光切断画像は画面の上下方向の座標軸たるY
軸にほぼ平行になるように撮像されている。撮像器2の
画像信号はコンピュ−タから成る画像処理装置3に送ら
れ、画像処理装置3でフロントフェンダaとドアbのエ
ッジ部間の隙間と段差とが計測される。
【0011】この計測に際しては、先ず処理すべき光切
断画像として画像面積の大きな2つの光切断画像、即
ち、フロントフェンダa上の光切断画像S1とドアb上
の光切断画像S2とを選択し、両画像S1、S2の夫々
のエッジ部側の端点、即ち、光切断画像S1のY軸方向
下方の端点A1と光切断画像S2のY軸方向上方の端点
A2の座標を求める。
【0012】ところで、各光切断画像S1、S2のエッ
ジ部側の端部はエッジ部の折曲アールに対応するアール
の付いた先細の湾曲形状になり、端部外縁にノイズ等に
よる凹凸が現われると、その凸部が端点として検出され
てしまうため、端部の正規形状に合致する正規の端点の
座標を求めるには工夫が必要になる。これを図4を参照
して説明する。先ず、光切断画像S1、S2のY軸方向
最外側の点を仮の端点B1、B2として検出する。光切
断画像S1、S2の端部外縁にノイズによる凹凸が現わ
れると、その凸部が仮の端点B1、B2として検出され
る。次に、仮の端点B1、B2を基準にして光切断画像
S1、S2の端部からY軸方向外方にのびるウインドW
1、W2を設定し、ウインドW1、W2内における光切
断画像S1、S2の外側の余白像の重心G1、G2を検
出する。端部外縁に凹凸が現われても、余白像の面積は
凹凸に比し遥かに大きいためその重心G1、G2の位置
は殆ど変化しない。
【0013】ここで、ウインドW1、W2のy軸方向外
側辺と正規の端点A1、A2との間の距離は外側辺と重
心G1、G2との間の距離の2倍になるはずであり、正
規の端点A1、A2のY軸座標値AYとウインドW1、
W2の外側辺のY軸座標値WYと重心G1、G2のY軸
座標値GYとの間には、 WY−AY=2(WY−GY) の関係が成立し、次式 AY=2GY−WY で正規の端点A1、A2のY軸座標値を求められる。
尚、該端点A1、A2のX軸座標値は重心G1のX軸座
標値とする。
【0014】上記の如くして光切断画像S1、S2の端
点A1、A2の座標を求めた後、光切断画像S1の直線
状に延在する部分に端点A1を基準にして所定の2箇所
のウインドW3、W4を設定し、両ウインドW3、W4
内における光切断画像S1の重心G3、G4を検出し
て、両重心G3、G4を通る直線、即ち、光切断画像S
1の直線状延在部を表わす直線L1の方程式を求め、更
に、直線L1に直交し端点A1を通る直線L2の方程式
を求め、両直線L1、L2の交点Q1の座標を算定す
る。同様に光切断画像S2の直線状に延在する部分に端
点A2を基準にして所定の2箇所のウインドW5、W6
を設定し、両ウインドW5、W6内における光切断画像
S2の重心G5、G6を検出して、両重心G5、G6を
通る直線、即ち、光切断画像S2の直線状延在部を表わ
す直線L3の方程式を求め、更に、直線L3に直交し端
点A2を通る直線L4の方程式を求め、両直線L3、L
4の交点Q2の座標を算定する。
【0015】各交点Q1、Q2はフロントフェンダaと
ドアbとを夫々エッジ部で直角に折曲げた場合の角部に
対応する点となり、各交点Q1、Q2により撮像器2の
画面上での各エッジ部の位置を正確に特定できる。
【0016】そして、各交点Q1、Q2の画面上の座標
値から各交点Q1、Q2に対応するスリット光面上の各
点q1、q2の空間座標値を算定する。この算定原理を
図5を参照して説明する。図2に示す如く、撮像器2の
光軸0のスリット光面に対する交点を原点とする、スリ
ット光面上のx軸とy軸及びスリット光面に直交するz
軸とから成る空間座標系を考える。図5のCPは撮像手
段2の画面の空間座標系への投影面であり、スリット光
面上の各点の画面上における座標は撮像器2から見た該
各点に対する視線の投影面CPに対する交点の座標とな
る。そして、空間座標系の原点に対応する画面上の点、
即ち、画面の中心点を原点として画面(投影面CP)上
にX軸及びY軸を取ると、前記交点Q1の画面上の座標
(Q1X、Q1Y)と交点Q1に対応するスリット光面
上の点q1の空間座標(q1x,q1y)との間には以
下の関係が成立する。
【0017】即ち、撮像器2の光軸Oのスリット光面に
対する傾斜角をα(αはキャリブレーションで所定値に
設定されている)、点q1に対する視線の光軸Oに対す
る傾斜角をβとして、 Q1X=q1x・sinα-q1x・cosα・tanβ…(1) になり、ここで撮像器2とスリット光面との間の距離を
Nとして(Nはキャリブレーションで所定値に設定され
ている) tanβ=Q1X/N…(2) になり、(2)式を(1)に代入してq1xについて整理する
と、 q1x=Q1X/{sinα−cosα・(Q1X/N)} になる。また、q1yとQ1Yとの比は、点q1から光
軸Oに降ろした脚と撮像器2との間の距離N´とNとの
比に等しく、ここで、 N´=N+q1x・cosα であるから、 q1y=Q1Y{1+(q1x・cosα)/N} になり、かくて交点Q1に対応するスリット光面上の点
q1の空間座標を交点Q1の画面上の座標か算定でき
る。
【0018】前記交点Q2に対応するスリット光面上の
点q2の空間座標(q2x・q2y)も交点Q2の画面
上の座標(Q2X,Q2Y)から上記と同様に、次式 q2x=Q2X/{sinα−cosα・(Q2X/N)} q2y=Q2Y{1+(q2x・cosα)/N} で算定できる。
【0019】そして、点q1と点q2のy軸座標値の差
からエッジ部間の隙間、点q1と点q2のx軸座標値の
差からエッジ部間の段差を夫々精度良く計測できる。
【0020】以上、フロントフェンダaとドアbのエッ
ジ部間の隙間と段差の計測について説明したが、図1
(b)に示す両ドアb,bのエッジ部間や、図1(c)に示す
サイドパネルcとルーフdのエッジ部間の隙間と段差も
上記と同様の方法で計測できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、隣接する2つのエッジ部間の隙間と段差とを
光学的に精度良く計測でき、接触式の計測方法と異なり
ワークに傷が付くおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)(c)自動車車体の各部の断面図
【図2】 光学式測定装置の概要を示す斜視図
【図3】 本発明に従った画面上での画像処理を示す図
【図4】 光切断画像の端点を求めるための画像処理を
示す図
【図5】 画面上の点とスリット光面上の対応点との関
係を示す図
【符号の説明】
1 投光器 2 撮像器 S1,S2 光切断画像 A1,A2 端点 L1,L3 第1の直線 L2,L4 第2の直線 Q1,Q2 交点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークにスリット光を照射する投光器
    と、ワークに照射されたスリット光が描く光切断像を撮
    像する撮像器とを備える光学式測定装置を用い、撮像器
    の画面上の光切断画像からワークの隣接する2つのエッ
    ジ部間の隙間と段差とを計測する方法において、2つの
    エッジ部間で分断される2つの光切断画像の夫々につい
    て各光切断画像の直線状に延在する部分を表わす第1の
    直線の方程式と第1の直線に直交し各光切断画像の各エ
    ッジ部側の端点を通る第2の直線の方程式とを求めて、
    第1と第2の両直線の交点の座標を算定し、一方の光切
    断画像から算定される交点の座標と他方の光切断画像か
    ら算定される交点の座標とから前記隙間と段差とを計測
    することを特徴とする隙間と段差の計測方法。
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JPH11183134A (ja) * 1996-12-02 1999-07-09 Espace Ind Controle Sa 対向している部品間の隙間とずれ量を測定する方式
JP2026017496A (ja) * 2024-07-23 2026-02-04 ▲ホア▼友益科技股▲フン▼有限公司 検査装置及び該検査装置を用いる検査方法

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JP5313862B2 (ja) * 2009-12-25 2013-10-09 株式会社日立製作所 2次元光切断法による寸法測定方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484707A (ja) * 1990-07-27 1992-03-18 Toyota Motor Corp 3次元寸法測定装置

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